JPH11120856A - 押釦スイッチの彫り込み文字形成方法および押釦スイッチ用カバー部材の製造方法 - Google Patents

押釦スイッチの彫り込み文字形成方法および押釦スイッチ用カバー部材の製造方法

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JPH11120856A
JPH11120856A JP9293215A JP29321597A JPH11120856A JP H11120856 A JPH11120856 A JP H11120856A JP 9293215 A JP9293215 A JP 9293215A JP 29321597 A JP29321597 A JP 29321597A JP H11120856 A JPH11120856 A JP H11120856A
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幹男 清澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キートップに輪郭が明瞭で視認性に優れ、か
つ、耐磨耗性にも彫り込み文字を形成できる押釦スイッ
チの彫り込み形成方法、押釦スイッチ用カバー部材の製
造方法を提供する。 【解決手段】 熱硬化性樹脂に平均粒径がレーザー光の
波長より小さいカーボンブラック等のレーザー光吸収粉
体を配合した熱硬化性樹脂組成物を用いて射出成形等で
キートップ50を形成し、このキートップ50の天面に
レーザー光を照射して彫り込み部52を形成し、この彫
り込み部52にスクリーン印刷機79によりインキを充
填して着色表示部53を構成する。また、シリコーンゴ
ム組成物を用いてベース部41と該ベース部41に対し
て変位自在な複数の薄肉部42とを一体に有する基体4
0を射出成形等で成形し、この基体40の薄肉部42の
表面にキートップ50を接着剤49により接着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動体通信機器
等のデータ入力装置やスイッチ装置等に部品として用い
る押釦スイッチ用のキートップの彫り込み文字形成方法
およびカバー部材の製造方法に係り、詳しくは、キート
ップにレーザー光を照射して彫り込み部を形成し、この
彫り込み部に着色組成物を充填して図形や文字等を形成
する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機等の移動体通信機器のデータ
入力装置やパーソナルコンピュータのキーボード等(押
釦スイッチ)は、通常、回路基板にカバー部材を直接に
組み付けて構成される。このような押釦スイッチにおい
ては、ゴム弾性体から複数の可動部を有する基体を成形
し、この基体の可動部の表面にキートップを、可動部の
裏面に可動接点を設け、また、キートップの天面に図形
や文字等を印刷してカバー部材が構成される。
【0003】ところで、上述したカバー部材は、回路基
板と組み付けられて押釦スイッチを構成した状態で、キ
ートップの天面がオペレータの指と接触する操作部(押
圧面)として機能する。このため、押釦スイッチを長期
間にわたって使用した場合等には、キートップの天面の
図形や文字等がオペレータの指との接触で摩損し、図形
等の視認性が損なわれることがあった。
【0004】そこで、文字や図形等の耐磨耗性の改善を
図ったカバー部材が、特開平7−169360号公報で
提案されている。この特開平7−169360号公報に
は、キートップ部の天面に任意のデザインで5μm〜5
0μmの凹みをキートップ部の成形と同時に成形金型に
より形成し、この凹みの中にプラズマ処理を施したメッ
シュ密度が300本/インチ〜500本/インチのポリ
エステル製版を用いてスクリーン印刷で150ポイズ〜
400ポイズのインキによる着色部を設けるカバー部材
の製造方法が記載される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平7−169360号公報に記載のカバー部材の
製造方法にあっては、キートップ部の成形金型に凹み形
成用の微少突起を形成しなければならず、成形金型の加
工が困難であるという問題、また、成形金型に微少突起
を形成することで成形金型の耐久性が悪影響を受けると
いう問題があった。特に、前者の問題は、文字等の輪郭
の明瞭性が微少突起の加工精度に大きく依存するため、
小さな文字等を形成する場合に顕著であり、その解決が
強く要望されていた。この発明は、上記問題に鑑みてな
されたもので、キートップの成形金型の加工が容易に行
え、また、成形金型の耐久性に悪影響を及ぼすことがな
い押釦スイッチの彫り込み文字形成方法と、押釦スイッ
チ用カバー部材の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明かかる押釦スイッチの彫り込
み文字形成方法は、押釦スイッチのキートップを熱硬化
性樹脂から成形し、該キートップにレーザー光を照射し
て記号・図形等の彫り込み部を形成し、該彫り込み部に
着色組成物を充填、硬化させて着色表示部を形成する。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、ゴム組成
物でベース部および該ベース部に対して変位可能な可動
部を有する基体を一体成形し、該基体の可動部に硬質樹
脂のキートップを固着した押釦スイッチ用カバー部材の
製造方法において、前記キートップを熱硬化性樹脂組成
物から成形するとともに、該キートップにレーザー光を
照射して記号・図形状の彫り込み部を形成し、該彫り込
み部に着色組成物を充填、硬化して着色表示部を形成し
た後、キートップを前記基体の可動部に固着する。
【0008】さらに、請求項3に記載の発明は、ゴム組
成物でベース部および該ベース部に対して変位可能な可
動部を有する基体を一体成形し、該基体の可動部に硬質
樹脂のキートップを固着した押釦スイッチ用カバー部材
の製造方法において、前記キートップを熱硬化性樹脂組
成物から成形し、該キートップを前記基体の可動部に固
着し、該基体に固着されたキートップにレーザー光を照
射して記号・図形状の彫り込み部を形成し、該彫り込み
部に着色組成物を充填、硬化させて着色表示部を形成す
る。
【0009】そして、請求項2および請求項3に記載の
発明にかかるカバー部材の製造方法は、前記基体を透光
性のゴム組成物から、前記キートップを透光性の熱硬化
性樹脂組成物から成形するとともに、前記基体の一面に
可動部の少なくとも前記彫り込み部と対面する部分を除
いて光遮蔽層を形成し、該光遮蔽層を形成した後に前記
キートップを前記基体の可動部に固着する態様(請求項
4)に構成することができ、また、上記各請求項に記載
の発明は、前記キートップをレーザー光吸収粉体が配合
された熱硬化性樹脂組成物で成形する態様(請求項5)
に構成することができる。
【0010】この発明は、携帯電話機のデータ入力装置
やパーソナルコンピュータのキーボード等に代表される
押釦スイッチに適用され、押釦スイッチが照光式である
と非照光式であるとを問わず適用できる。この押釦スイ
ッチは、キートップをコイルスプリングや板ばね等の機
械的な弾性部材で付勢するものとして、また、ゴム弾性
体からなる基体と組み付けてカバー部材として構成する
もの(請求項2,3)を含む。
【0011】基体は、可動部に硬質の熱可塑性樹脂から
なるキートップが固着され、固定接点が設けられた回路
基板と直接あるいはクリック板等を介して組み付けられ
て押釦スイッチを構成する。この基体には可動部の裏面
(キートップ部の固着側と逆側)に固定接点あるいは押
圧子が一体成形や接着等により設けられ、また、回路基
板は固定接点やLED等の発光体を有するもの、クリッ
ク板は皿バネ的な弾性変形特性を有するドーム部等が可
動部に対応して形成されたものが用いられる。押釦スイ
ッチは、基体の可動部の変位で、固定接点が回路基板の
固定接点と直接に接触、あるいは、押圧子がクリック板
のドーム部を押圧してドーム部の裏面に設けられた接点
を回路基板の固定接点と接触させ、回路を開閉する。
【0012】また、基体は、ウレタンゴム、アクリルゴ
ム、ブチルゴム、シリコーンゴム、イソプレンゴム、エ
チレン−プロピレン−ジエン三元共重合(EPDM)等
の合成ゴムや天然ゴム、熱硬化性エラストマ、ポリエス
テル系若しくはウレタン系の熱可塑性エラストマ等のゴ
ム組成物、特に、照光式の押釦スイッチを構成する場合
は透光性のゴム組成物を用いて、圧縮成形や射出成形等
で単独に、あるいは、キートップをインサートとするイ
ンサート成形等により成形される。特に、照光式の押釦
スイッチを構成する場合は、基体には表面に可動部の少
なくとも一部を除いて光遮蔽層を形成する。この光遮蔽
層は、マスキングテープ等で可動部表面を被覆した後に
スプレー塗装等を行うことで、あるいは、基体表面全面
に光遮蔽層をスプレー等で形成した後に可動部上の光遮
蔽層をレーザー光等で除去することにより形成する。
【0013】キートップは、基体の可動部に対応した形
状、例えば、円柱等のブロック状、シート状あるいは一
端が閉止したキャップ状(筒状)等であり、ブロック状
やシート状であれば可動部表面に固着、また、キャップ
状であれば可動部に嵌合固着される。このキートップ
は、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ユリア樹脂あるいは
ポリウレタン樹脂等の熱硬化性樹脂(組成物)、望まし
くは、レーザー光吸収粉体を配合した熱硬化性樹脂、ま
た、レーザー光感応発色性着色剤が配合された熱硬化性
樹脂、あるいは、レーザー光吸収粉体とレーザー光感応
発色性着色剤の双方が配合された熱硬化性樹脂を用い
て、射出成形等により単独で成形されて接着剤等により
可動部に接着、あるいは、インサート成形により基体の
可動部と一体に固着成形される。
【0014】レーザー光吸収粉体は、アセチレンブラッ
クやケチェンブラック等のカーボン粒子、Mn−Znフ
ェライトや酸化鉄フェライト等(特に、黒色や暗褐色等
のもの)の金属酸化物、あるいは、チタン酸バリウム等
の双極子能の大きな高誘電体材料粉末等の電磁波を吸収
する粉体であり、平均粒径がレーザー光の波長の3倍以
下(より好ましくは、平均粒径がレーザー光波長の1/
3より1/2)のものが用いられる。このレーザー光吸
収粉体は、上記粉体を単独(1種)あるいは混合して用
いられ、樹脂バインダ100重量部に対して0.005
重量部〜5.00重量部程度、望ましくは、0.01重
量部〜1.00重量部の割合で配合される。このレーザ
ー光吸収粉体は、キートップを構成する熱可塑性樹脂の
組織、分子構造の破壊、切断、消失あるいは蒸散を促進
し、彫り込み部の効率的な形成を可能とする。
【0015】レーザー光感応発色性着色剤は、着色顔料
粒子を破砕層で被覆してなり、樹脂バインダ100重量
部に対して0.005重量部〜5.0重量部程度、望ま
しくは、0.01重量部〜1.00重量部の割合で配合
される。着色顔料粒子は、平均粒径が可視光線(発色さ
せようとする色の光)の波長以上、好ましくは、50μ
m以上であって、二酸化チタン等の種々の顔料の凝集粒
子、望ましくは、光隠蔽性に優れた顔料の凝集粒子が用
いられる。破砕層は、樹脂バインダにレーザー光吸収粉
体等を配合した組成物からなり、0.5μm〜1.5μ
m程度のコーティング厚を有する。この破砕層は、樹脂
バインダがポリビニルアルコール等から、レーザー光吸
収粉体が上述のレーザー光吸収粉体と同様の粒径がレー
ザー光の波長の3倍以下(好ましくは、平均粒径がレー
ザー光波長の1/3より1/2)のものが用いられる。
このレーザー光感応発色性着色剤は、レーザー光の照射
により彫り込み部の内壁面に光隠蔽層を形成し、キート
ップの地肌色が着色表示部の色彩に影響を及ぼすことを
防止する。
【0016】彫り込み部は、キートップの表面(天面)
あるいは裏面に文字や図形の平面形状で所定の深さ、例
えば、前述した特開平7−169360号公報に記載さ
れる5μm〜50μmの深さに形成される。この彫り込
み部は、キートップが基体の可動部に接着される前のキ
ートップに、あるいは接着後の基体と接着された状態の
キートップにレーザー光を照射して形成される。レーザ
ーは、ルビー、YAG、アルゴン若しくはエキシマレー
ザー等が用いられ、2〜20W程度のエネルギでマスク
を介して、あるいは、走査しつつキートップに照射され
る。
【0017】着色組成物は、前述した公報に記載される
スクリーン印刷、タンポ印刷、転写あるいはディッピン
グ等により彫り込み部に充填され、乾燥炉等で乾燥、硬
化されて着色表示部を構成する。この着色組成物は、樹
脂バインダに顔料、また、必要に応じて硬化剤等を配合
したものが用いられ、上述したスクリーン印刷等で充填
される場合はインキが用いられる。樹脂バインダは、キ
ートップの熱硬化性樹脂との固着性に優れた樹脂、例え
ば、同一の樹脂が用いられ、また、顔料は周知の顔料が
用いられる。着色表示部は、記号や図形等の平面視形状
であり、文字等として視認される。
【0018】
【作用】この発明は、キートップを熱硬化性樹脂から成
形し、この熱硬化性樹脂からなるキートップにレーザー
光を照射して平面視形状が文字や図形状の彫り込み部を
形成し、この彫り込み部に着色組成物を充填硬化させて
着色表示部を形成、換言すれば、視認可能な文字等を形
成する。このため、明瞭に視認でき、かつ、耐磨耗性に
優れた表示部が、キートップの成形金型に微細な突起等
を形成することなく、また、成形金型の耐久性を損なう
ことなく形成できる。すなわち、この発明は、キートッ
プへの彫り込み部の形成に際して、キートップ成形用の
成形金型に彫り込み部を形成するための微細な突起等を
形成する必要が無く、また、レーザー光照射によりキー
トップの樹脂が発泡等を生じて輪郭が不鮮明になること
が無いため、キートップの成形金型の加工が容易で、か
つ、成形金型に優れた耐久性が得られ、また、明瞭に視
認できる文字等が得られる。
【0019】特に、請求項5に記載の発明は、キートッ
プを構成する熱硬化性樹脂にレーザー光吸収粉体を配合
するため、レーザー光照射による彫り込み部の形成を効
率的に行える。すなわち、キートップの樹脂中に配合さ
れたレーザー光吸収粉体がレーザー光を吸収して樹脂の
組織、分子構造の破壊、切断、消失あるいは蒸散を促進
するため、彫り込み部を短時間で、かつ、高い精度で形
成でき、キートップを安価に製作でき、また、彫り込み
部をより明瞭な輪郭で形成できる。
【0020】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。図1から図3はこの発明の一の実施の
形態にかかる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法を説
明する図であり、図1が製造された押釦スイッチ用カバ
ー部材の部分模式断面図、図2がキートップの成形に用
いる熱硬化性樹脂組成物に配合されたレーザー光感応発
色性着色剤の模式断面図、図3が同製造工程をアルファ
ベット順に示す模式図である。
【0021】先ず、図1を参照して製造されたカバー部
材を説明する。図1は押釦スイッチとして組み付けた状
態を示し、図中、10は回路基板、20はクリック板、
30はカバー部材である。周知のように、回路基板10
は、エポキシ樹脂等からなり、表面に固定接点11とL
ED等の発光体(図示せず)を有する。クリック板20
は、皿バネ的な弾性変形特性を有する複数のドーム部2
1がカバー部材30の後述する可動部に対応して表面側
に膨出形成され、ドーム部21の裏面に可動接点22が
設けられる。このクリック板20は、ドーム部21の表
面頂部にカバー部材30の押圧部が当接し、ドーム部2
1が押圧部による押圧でドーム部21が変形して可動接
点22が固定接点11と接触する。
【0022】カバー部材30は、透光性のシリコーンゴ
ムからなる基体40と透光性硬質の熱硬化性樹脂からな
る複数のキートップ50を有する。基体40は、回路基
板10への支承部としてのベース部41に複数の薄肉部
(可動部)42が所定の配列で連続して一体形成され、
表面に遮光性着色層43が薄肉部42の中央部分(キー
トップ50の貼合部分)を除いて形成される。薄肉部4
2は、平面投影面積がキートップ50の平面投影面積と
相似でキートップ50の投影面積より大きく、表面がベ
ース部41と連続する平坦面をなす。この薄肉部42に
はそれぞれ、裏面中央に押圧部42aがドーム部21を
押圧可能に突出形成され、表面にキートップ50が固着
される。遮光性着色層43は、バインダ樹脂にカーボン
ブラック等の遮光性顔料を配合した塗料やインク等を用
いて、スプレーや印刷等により50μm程度の膜厚に形
成される。
【0023】キートップ50は、熱硬化性樹脂にレーザ
ー光吸収粉体とレーザー光感応発色性顔料を配合した透
光性の熱硬化性樹脂組成物を用いて射出成形等で成形さ
れ、略円柱状を有する。熱硬化性樹脂組成物は、例え
ば、熱可塑性樹脂100重量部にレーザー光吸収粉体
0.1重量部とレーザー光感応発色性着色剤0.2重量
部を配合したもの等が用いられ、熱硬化性樹脂はポリカ
ーボネート樹脂等が、レーザー光吸収粉体としては平均
粒径がレーザー光の波長以下のアセチレンブラック等が
用いられる。また、レーザー光感応発色性着色剤90
は、図2に示すように、二酸化チタン等の光隠蔽性に富
み平均粒径が50μm程度の顔料の凝集粒子91を、平
均粒径がレーザー光波長以下のケチェンブラック(レー
ザー光吸収粉体)93含有のポリビニルアルコールの破
砕層92で被覆したものを用いる。
【0024】キートップ50は、裏面が接着剤49によ
り基体40の薄肉部42上面に接着され、表面(天面)
に記号や図形等の平面視形状の彫り込み部52が30μ
m程度の深さに形成される。彫り込み部52は、内壁面
に光隠蔽層(図示せず)が形成され、内部にスクリーン
印刷で着色組成物(インク)が充填されて着色表示部5
3を形成する。インクは粘度が150〜400ポイズ程
度の周知のスクリーン印刷用インクが、また、スクリー
ン印刷機は前述した公報に記載されるようにプラズマ処
理等が施された所定のメッシュ密度のスクリーンを有す
るものが用いられる。
【0025】次に、図3を参照してカバー部材30の製
造方法を説明する。先ず、熱硬化性樹脂組成物を作製
し、この熱硬化性樹脂組成物を用いて射出成形により複
数のキートップ50をランナ部硬化樹脂で連続した状態
で成形する(図3a,b参照)。ここで、前述したよう
に、熱硬化性樹脂組成物は、熱硬化性樹脂にレーザー光
吸収粉体とレーザー光感応発色性着色剤等を配合、例え
ば、熱可塑性樹脂100重量部にレーザー光吸収粉体
0.1重量部とレーザー光感応発色性着色剤0.2重量
部を配合して作製する。
【0026】次いで、図3aに示すように、ランナ部硬
化樹脂で連続した複数のキートップ50を位置決め治具
等で定位置に固定し、キートップ50の天面にレーザー
光照射器61からマスク62を介してレーザー光を照射
し、キートップ50の天面に平面視形状が記号(文字)
や図形の彫り込み部52を形成する。ここで、キートッ
プ50はレーザー光吸収粉体とレーザー光感応発色性着
色剤を含む熱硬化性樹脂からなるため、レーザー光照射
により樹脂が発泡することが無く、文字等を明瞭な輪郭
で表す彫り込み部52が形成でき、また、レーザー光吸
収粉体の作用により短時間で効率的に彫り込み部52を
形成でき、さらに、彫り込み部52の壁面に光隠蔽層が
形成される。
【0027】すなわち、熱可塑性樹脂であれば発泡が避
けられず、彫り込み部52に明瞭な縁を得ることができ
ないが、キートップ50は熱硬化性樹脂であるため縁が
明瞭な彫り込み部52を得ることができる。また、キー
トップ50は平均粒径がレーザー光の波長以下のアセチ
レンブラック等を含有するため、レーザー光を効率的に
吸収でき、彫り込み部52を短時間で、かつ低エネルギ
で形成できる。さらに、キートップ50はレーザー光感
応発色性着色剤90を含有し、レーザー光感応発色性着
色剤90はレーザー光の照射で破砕層92が破滅して顔
料の凝集粒子91が露呈し、彫り込み部52の壁面に光
隠蔽層(図示せず)を形成する。
【0028】この後、図3bに示すように、複数のキー
トップ50を位置決め治具により所定の位置に固定し、
キートップ50の彫り込み部52にスクリーン印刷機7
9によりインクを充填する。スクリーン印刷機79は、
枠79aに張設されたスクリーン79b上にスキージ7
9cを設けてなる周知のもので、スクリーン79bが3
00〜500本/インチ程度のメッシュ密度のポリエス
テル製版等からなるものを用いる。そして、乾燥炉等に
キートップ50を収容し、彫り込み部52内のインクを
乾燥、硬化させて着色表示部53を構成する。上述した
レーザー光の照射時に用いる位置決め治具と印刷時に用
いる位置決め治具は共用することが好ましい。
【0029】また、周知のシリコーンゴム組成物を用い
て射出成形等で基体40を成形する。そして、図3cに
示すように、硬化後に基体40を治具78dにより固定
し、基体40の表面に薄肉部42の中央部分を除いた領
域に遮光性着色層43をスクリーン印刷機78により印
刷形成する。シリコーンゴム組成物は透光性を有する周
知のものを用い、また、遮光性着色層43の形成にはカ
ーボンブラック等が配合されたインキを用いる。なお、
スクリーン印刷機78は、上述したスクリーン印刷機7
9と基本的構成が同一であり、対応する部分に同一の添
え字を付して説明を省略する。
【0030】次に、図3dに示すように、基体40を接
着治具45により固定し、基体40の薄肉部42の中央
部分、すなわち、遮光性着色層43が形成されなかった
部分に必要に応じてプライマ処理等を施した後、当該部
分に透光性の接着剤49をスクリーン印刷機や刷毛等で
塗布し、キートップ50を接着する。そして、このキー
トップ50が接着された基体40を乾燥炉等に投入し、
接着剤49を硬化させてカバー部材30が完成する。な
お、治具78dと治具45は共用することが好ましい。
【0031】上述したように、カバー部材30は、彫り
込み部52にインクを充填して文字等が形成されたキー
トップ50を基体40の薄肉部42に接着して製造され
る。そして、キートップ50は、レーザー光吸収粉体が
添加された熱硬化性樹脂組成物を用いて成形した後、レ
ーザー光を照射して彫り込み部52を形成するため、発
泡することなく彫り込み部52を効率的に短時間で形成
でき、明瞭に視認でき、かつ、美観にも優れた文字等が
得られる。
【0032】また、製造(完成)したカバー部材30
は、キートップ50の彫り込み部52壁面に光隠蔽層が
形成され、着色表示部53の色彩がキートップ50の地
肌色の影響を受けることが無く、着色表示部53の色彩
に優れたキートップ50が得られた。すなわち、キート
ップ50は、レーザー光感応発色性着色剤が配合された
熱硬化性樹脂組成物を用いて成形した後にレーザー光を
照射して彫り込み部52を形成し、彫り込み部52の壁
面にはレーザー光照射により光隠蔽層が形成されるた
め、彫り込み部52に地肌色が現れることが無く、鮮明
な色彩の着色表示部53が得られる。
【0033】図4はこの発明の他の実施の形態にかかる
カバー部材の製造方法にかかる製造工程をアルファベッ
ト順に示す模式図である。なお、この実施の形態におい
ては、上述した実施の形態と同一の部分には同一の番号
を付して説明と図示を省略する。
【0034】この実施の形態は、前述した実施の形態と
同様に、基体40を透光性のシリコーンゴム組成物で、
キートップ50をレーザー光吸収粉体とレーザー光感応
発色性着色剤が配合された熱硬化性樹脂組成物で成形し
て接着剤49で接着、あるいは、キートップ50をイン
サートとするインサート成形で基体40を成形する。そ
して、図4aに示すように、キートップ50が固着され
た基体40に対して、キートップ50をマスキングキャ
ップやマスキングテープを用いマスキングし、基体40
の表面にスプレー塗装等で遮光性着色層43を形成す
る。
【0035】次いで、図4bに示すように、基体40を
レーザー加工用の位置決め治具48等で所定位置に固定
し、キートップ50の天面にレーザー光を照射してキー
トップ50の天面に彫り込み部52を形成する。そし
て、この後に、図4cに示すように、基体40を位置決
め治具79dに固定し、スクリーン印刷機79により彫
り込み部52内にインクを充填して着色表示部53を形
成し、カバー部材30が完成する。
【0036】この実施の形態にあっても、キートップ5
0へのレーザーによる彫り込み部52の形成が効率的
に、かつ、明瞭な輪郭で行え、また、レーザー光の照射
により彫り込み部52の壁面に光隠蔽層が形成されるた
め着色表示部53の色彩がキートップ50の地肌色によ
り影響を受けず、優れた美観が得られる。
【0037】なお、この発明の対象は上述した実施例の
カバー部材30に限定されるものではなく、図5a,
b,cに示すようなカバー部材、また、キートップが機
械的なスプリングにより付勢される押釦スイッチにも適
用することができる。すなわち、図5aに示すカバー部
材30は、レーザー光吸収粉体とレーザー光感応発色性
着色剤が配合された熱硬化性樹脂組成物でキートップ5
0を成形し、この成形されたキートップ50の裏面にレ
ーザー光を照射して彫り込み部52を形成してスクリー
ン印刷等でインキを充填し、この後に、キートップ50
を基体40の薄肉部42に接着剤等で接着する。
【0038】また、図5bに示すカバー部材30は、基
体40がベース部41に薄肉のスカート部47を介して
連続する柱状の可動凸部(薄肉部)51を一体に備え、
この柱状の可動凸部51の天面にシート(板)状のキー
トップ50を固着する。このキートップ50も、レーザ
ー光吸収粉体とレーザー光感応発色性着色剤が配合され
た熱硬化性樹脂組成物で成形され、接着剤やインサート
成形等で基体40の可動凸部51天面に固着された後、
あるいは、基体40に固着される前に、レーザー光照射
により彫り込み部52が形成され、この彫り込み部52
に着色剤を充填、硬化させて着色表示部53が形成され
る。
【0039】さらに、図5cに示すカバー部材30は、
キートップ50を一端閉止の有底筒状に形成し、基体4
0の可動凸部51に嵌着させる。この態様はその他が図
5bに示すカバー部材30と同様である。なお、図5
b,cに示す態様においては、可動凸部51の天面を除
く基体40の表面全面に遮光性着色層43を形成するこ
とも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、キートップを熱硬化性樹脂組成物から圧縮成形や射
出成形等で成形し、このキートップにレーザー光を照射
して文字や図形状の彫り込み部を形成し、この彫り込み
部に着色剤を充填して着色表示部を構成するため、着色
表示部が耐磨耗性に優れ、また、彫り込み部を明瞭な
縁、すなわち、輪郭で形成でき、文字等の視認が容易で
美観に優れたキートップが達成され、さらに、キートッ
プの成形金型に微細な加工が不要であり、成形金型の製
作コストを低減でき、また、成形金型の耐久性も改善で
きる。
【0041】特に、請求項5に記載の発明は、レーザー
光吸収粉体が配合された熱硬化性樹脂組成物からキート
ップを成形するため、レーザーによる彫り込み部の成形
を効率的、かつ、短時間で行え、また、彫り込み部の縁
をより明瞭に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態にかかる製造方法に
より製造された押釦スイッチ用カバー部材の模式断面図
である。
【図2】同製造方法に用いる熱硬化性樹脂組成物に用い
るレーザー光感応発色性着色剤の模式断面図である。
【図3】同製造方法の製造工程をアルファベット順に示
す模式図である。
【図4】この発明の他の実施の形態にかかる製造方法の
製造工程をアルファベット順に示す模式断面図である。
【図5】(a)、(b)、(c)は、この発明にかかる
製造方法により製造される押釦スイッチ用カバー部材の
各別の態様を示す模式断面図である。
【符号の説明】 10 回路基板 20 クリック板 30 カバー部材 40 基体 41 ベース部 42 薄肉部(可動部) 43 遮光性着色層 47 スカート部 49 接着剤 50 キートップ 51 可動凸部(可動部) 52 彫り込み部 53 着色表示部 61 レーザー光照射器 62 マスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01H 13/70 B41M 5/26 S

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押釦スイッチのキートップを熱硬化性樹
    脂から成形し、該キートップにレーザー光を照射して記
    号・図形等の彫り込み部を形成し、該彫り込み部に着色
    組成物を充填、硬化させて着色表示部を形成することを
    特徴とする押釦スイッチの彫り込み文字形成方法。
  2. 【請求項2】 ゴム組成物でベース部および該ベース部
    に対して変位可能な可動部を有する基体を一体成形し、
    該基体の可動部に硬質樹脂のキートップを固着した押釦
    スイッチ用カバー部材の製造方法において、 前記キートップを熱硬化性樹脂組成物から成形するとと
    もに、該キートップにレーザー光を照射して記号・図形
    状の彫り込み部を形成し、該彫り込み部に着色組成物を
    充填、硬化させて着色表示部を形成した後、キートップ
    を前記基体の可動部に固着することを特徴とする押釦ス
    イッチ用カバー部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 ゴム組成物でベース部および該ベース部
    に対して変位可能な可動部を有する基体を一体成形し、
    該基体の可動部に硬質樹脂のキートップを固着した押釦
    スイッチ用カバー部材の製造方法において、 前記キートップを熱硬化性樹脂組成物から成形し、該キ
    ートップを前記基体の可動部に固着し、該基体に固着さ
    れたキートップにレーザー光を照射して記号・図形状の
    彫り込み部を形成し、該彫り込み部に着色組成物を充
    填、硬化させて着色表示部を形成することを特徴とする
    押釦スイッチ用カバー部材の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記基体を透光性のゴム組成物から、前
    記キートップを透光性の熱硬化性樹脂組成物から成形す
    るとともに、前記基体の一面に可動部の少なくとも前記
    彫り込み部と対面する部分を除いて光遮蔽層を形成し、
    該光遮蔽層を形成した後に前記キートップを前記基体の
    可動部に固着する請求項2または請求項3に記載の押釦
    スイッチ用カバー部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記キートップをレーザー光吸収粉体が
    配合された熱硬化性樹脂組成物で成形した請求項1に記
    載の押釦スイッチの彫り込み文字形成方法、または、請
    求項2、請求項3若しくは請求項4に記載の押釦スイッ
    チ用カバー部材の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009081030A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Shin Etsu Polymer Co Ltd 押釦スイッチ用部材およびその製造方法
CN102594952A (zh) * 2012-02-14 2012-07-18 广东步步高电子工业有限公司 一种手机按键上字符的制作方法
JP2012142237A (ja) * 2011-01-06 2012-07-26 Nec Infrontia Corp スイッチボタン、スイッチ装置、および電子機器
CN110027335A (zh) * 2019-05-15 2019-07-19 昆山冠鑫塑胶电子有限公司 一种塑胶纹理网版印刷工艺

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