JP3954175B2 - 押釦スイッチ用カバー部材の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、移動体通信機器等のデータ入力装置やスイッチ装置等に部品として用いる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法に係り、特に、カバー部材をゴム弾性体の基体の表面側に硬質樹脂のトップシートを設けて構成されるカバー部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機等の移動体通信機器のデータ入力装置やパーソナルコンピュータのキーボード等(押釦スイッチ)は、通常、シリコーンゴム等のゴム弾性体からなるカバー部材を回路基板に直接に組み付けて構成される。このようなカバー部材は、通常、キーボード等のキー配列と同一の複数(規定数)のキートップを有し、これらキートップの裏面に可動接点が、また、キートップの天面に図形や文字等が印刷される。
【0003】
ところで、上述したカバー部材は、キートップが軟質のゴムであることから良好な指触感が得られず、操作感に劣るという欠点があった。すなわち、カバー部材は回路基板と組み付けられて押釦スイッチを構成した状態でキートップの天面がオペレータの指と接触する操作部(押圧面)として機能するため、このキートップが軟質のゴムであると硬質の指触感が得られず、クリック感等に影響を及ぼし、良好な操作感が得られない。
【0004】
そこで、指触感の改善を図った押釦スイッチ用カバー部材が種々開発され、この種のカバー部材を製造する製造方法が特開平5−347112号公報等で提案されている。この特開平5−347112号公報には、予め成形したプラストマキーをエラストマ金型のキャビティ内に装着した後、エラストマシートを圧縮成形にて一体成形し、その後、キーの表面に印刷等で表示部を形成する製造方法が記載される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特開平5−347112号公報に記載の押釦スイッチ用カバー部材の製造方法にあっては、エラストマシートと一体化したプラストマキーの表面に表示部を形成するため、このカバー部材を組み付けた押釦スイッチを長期間にわたって使用すると、オペレータの指との接触でキー表面の表示部が摩損し、表示部の視認性が損なわれるという問題があった。
この発明は、上記問題に鑑みなされたもので、表示部の摩損を防止でき、表示部の耐久性に優れるカバー部材の製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、複数の可動凸部を一体に有するゴム弾性体のカバー基体と、該カバー基体の複数の可動凸部に対応した複数のキートップが膨出成形され、該キートップをそれぞれ前記可動凸部と嵌合させて前記カバー基体と組み付けられる透光性熱可塑性樹脂のトップシートと、を備える押釦スイッチ用カバー部材の製造方法であって、
熱可塑性樹脂シートに遮光性着色層を形成し、該遮光性着色層の少なくとも1の部分を記号・図形状に除去して抜き部を形成し、該抜き部上に透光性着色層を重ねて設けて表示部を形成し、前記透光性着色層および前記遮光性着色層が形成された前記熱可塑性樹脂シートに前記表示部が内底面に位置する凹状のキートップを成形した後該キートップの周りに切り込みをして該キートップのヒンジ部を設けた前記トップシートを構成し、該トップシートの前記凹状部分に前記カバー基体の前記可動凸部を組み付けて接着固定することを特徴とする押釦スイッチ用カバー部材の製造方法である。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、複数の可動凸部を一体に有するゴム弾性体のカバー基体と、該カバー基体の複数の可動凸部に対応した複数のキートップが膨出成形され、該キートップをそれぞれ前記可動凸部と嵌合させて前記カバー基体と組み付けられる透光性熱可塑性樹脂のトップシートと、を備える押釦スイッチ用カバー部材の製造方法であって、
熱可塑性樹脂シートに少なくとも1の部分で記号・図形状の抜き部を有する遮光性着色層を形成し、該抜き部上に透光性着色層を重ねて設けて表示部を形成し、前記透光性着色層および前記遮光性着色層が形成された熱可塑性樹脂シートに前記表示部が内底面に位置する凹状のキートップを成形した後該キートップの周りに切り込みをして該キートップのヒンジ部を設けた前記トップシートを構成し、該トップシートの前記凹状部分に前記カバー基体の前記可動凸部を組み付けて接着固定することを特徴とする押釦スイッチ用カバー部材の製造方法である。
【0008】
さらに、請求項3に記載の発明は、複数の可動凸部を一体に有するゴム弾性体のカバー基体と、該カバー基体の複数の可動凸部に対応した複数のキートップが膨出成形され、該キートップをそれぞれ前記可動凸部と嵌合させて前記カバー基体と組み付けられる透光性熱可塑性樹脂のトップシートと、を備える押釦スイッチ用カバー部材の製造方法であって、
熱可塑性樹脂シートに遮光性着色層を形成するとともに、該遮光性着色層上の少なくとも1の部分に透光性着色層を積層形成し、前記熱可塑性樹脂シートにレーザーを照射して前記透光性着色層が積層された部分の遮光性着色層を記号・文字形状に除去して表示部を形成し、次いで、該表示部が形成された熱可塑性樹脂シートに前記表示部が内底面に位置する凹状のキートップを成形した後該キートップの周りに切り込みをして該キートップのヒンジ部を設けた前記トップシートを構成し、該トップシートの前記凹状部分に前記カバー基体の前記可動凸部を組み付けて接着固定することを特徴とする押釦スイッチ用カバー部材の製造方法である。
【0009】
またさらに、請求項4に記載の発明は、複数の可動凸部を一体に有するゴム弾性体のカバー基体と、該カバー基体の複数の可動凸部に対応した複数のキートップが膨出成形され、該キートップをそれぞれ前記可動凸部と嵌合させて前記カバー基体と組み付けられる透光性熱可塑性樹脂のトップシートと、を備える押釦スイッチ用カバー部材の製造方法であって、
透光性の熱可塑性樹脂シートに遮光性着色層を形成するとともに、該遮光性着色層上の少なくとも1の部分に透光性着色層を積層形成し、該透光性着色層が内底面に位置する凹状のキートップを形成した後該キートップの周りに切り込みをして該キートップのヒンジ部を設けた前記トップシートを構成し、次いで、該キートップが形成された熱可塑性樹脂シートの前記凹状部分に前記カバー基体の前記可動凸部を組み付け、該カバー基体と組み付けられた前記キートップの天面にレーザーを照射して前記遮光性着色層が記号・文字形状に除去された表示部を形成することを特徴とする押釦スイッチ用カバー部材の製造方法である
【0010】
そして、請求項5に記載の発明は、前記キートップの成形は、前記キートップの内底面となる部分の昇温を防止し、すなわち、冷却し、該部分の周囲を加温して行う請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の押釦スイッチ用カバー部材の製造方法である。
【0011】
押釦スイッチは、回路基板、カバー基体およびトップシートを主要な要素として構成され、携帯電話機やパソコンのキーボード等の機器のケーシング内に収容される。回路基板は、固定接点や周知の回路素子等が、また、照光式押釦スイッチを構成する場合はLED等の発光体が設けられる。ケーシングは、データ入力用のキー数と同数(前述した規定数)の穴を有し、これらの穴に硬質樹脂シートの凸部が突出する。望ましい態様としては、カバー基体とケーシングとの間にトップシートのキートップの周辺を挟持、例えば、キートップにフランジ部を設けて該フランジ部をカバー基体とケーシングとの間で挟持する。
【0012】
カバー基体は、回路基板への支承部として機能するベース部、ベース部から突出する規定数の可動凸部、これら可動凸部とベース部を連続する薄肉部等を有し、直接、あるいは、皿バネ的な弾性変形特性を有するドーム部が形成されたクリック板を介して回路基板に組み付けられる。このカバー基体は、クリック板を介して回路基板に組み付けられる場合は可動凸部の裏面にドーム部を押圧する押圧部が一体に、また、回路基板に直接に組み付けられる場合は回路基板の固定接点と接触可能な可動接点が可動凸部の裏面に導電性ゴム等で形成される。
【0013】
また、カバー基体は、ウレタンゴム、アクリルゴム、ブチルゴム、シリコーンゴム、イソプレンゴム、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合(EPDM)等の合成ゴムや天然ゴム、熱硬化性エラストマ、ポリエステル系若しくはウレタン系の熱可塑性エラストマ等のゴム弾性体(組成物)、特に、照光式の押釦スイッチを構成する場合は透光性のゴム組成物を用いて、圧縮成形や射出成形等で単独に、あるいは、キートップをインサートとするインサート成形等により成形される。
【0014】
トップシートは、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)、ポリエチレン、塩化ビニル、スチロール、アクリル、ポリプロピレン、ポリカーボネート等の熱可塑性樹脂シート(フィルム)で、透光性を有するものが用いられる。請求項1,2,3,4に記載されるように、このトップシートは、キートップの形成前において長尺のシート状態で加工が、すなわち、リール等から引き出されて裏面に遮光性着色層と透光性着色層が形成され、また、キートップの形成前あるいは形成後において遮光性着色層に記号や図形等の形状の抜き部が形成され、この抜き部と透光性着色層の組合せにより表示部が構成され、キートップの成形後に枚葉状に裁断される。
【0015】
遮光性着色層は、請求項1,3,4の発明ではバーコータ等のコータ、スプレー塗装等の塗装あるいはスクリーン印刷やオフセット印刷等の印刷により、請求項2の発明ではスクリーン印刷やグラビア印刷等の印刷、抜き部を形成するマスキングテープ等を用いた塗装等により形成される。透光性着色層は、スクリーン印刷等の印刷、また、マスキングテープ等を用いた塗装等により形成される。
【0016】
抜き部は、キートップの種類等を示す文字、記号や図形等を視覚的に表すものであって、請求項1,3,4の発明ではレーザーの照射やエッチング等により形成される。レーザーは、YAGやエキシマ等の周知のものが用いられ、走査機構あるいはマスク等を有するものが用いられる。
【0017】
トップシートは、表示部の形成後(請求項1,2,3)において、あるいは、遮光性着色層と透光性着色層が形成された後(請求項4)において、圧空成形、真空成形、圧空真空成形あるいはプレス成形等で熱可塑性樹脂シートにキートップを成形する。キートップは、表面側に膨出して先端が閉止された有底筒状であって、先端内面(内底面)に表示部が位置する。そして、トップシートは、キートップの成形後において、枚葉状に裁断されて完成する。
【0018】
望ましい態様としては、キートップの成形に際しては、キートップ内底面の着色層の膜厚の均一性を維持するため、すなわち、表示部の歪み等を防止するため、内底面となる部分を除いて選択的に加温される。また望ましい態様としては、トップシートには、キートップの成形後において、キートップの周囲に全周にわたって、あるいは、部分的に(より望ましくは、周囲320°以上の角度範囲にわたって)切り込みがパンチ型等を用いた打抜により形成され、また、切り込みの形成に際してフランジ部が必要に応じて形成される。
【0019】
そして、トップシート(切り込みにより分離されたキートップ)は、キートップをカバー基体の可動凸部に嵌合させて接着剤によりカバー基体に固着、あるいは、キートップ(トップシート)をインサートとするインサート成形等でカバー基体に一体に固着、例えば、カバー基体の成形に際して成形金型にキートップを装着した後に樹脂を充填(注入)してカバー基体を成形する。特に、キートップを接着剤によりカバー基体に固着する場合は、望ましくは、キートップの内周面と可動凸部の側面を接着せず、キートップの側部の膨出変形を許容する。
【0020】
【作用】
請求項1,2,3,4に記載の発明にかかる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法は、熱可塑性樹脂シートの一面(裏面となる面)に表示部を構成する遮光性着色層と透光性着色層を形成した後、熱可塑性樹脂シートにキートップを膨出成形してトップシートを構成し、このトップシートを基体と組み付けて押釦スイッチ用カバー部材が完成し、キートップが硬質の熱可塑性樹脂からなり、表示部がキートップの裏面に形成される。このため、硬質の指触感が得られ、良好な操作感を得られ、また、表示部の摩損も防止できる。
【0021】
特に、発明は、トップシートにキートップの周り全周あるいは一部に切り込みを形成するため、キートップの押圧操作に際しての反撥弾性特性等にキートップの変形が及ぼす影響を小さくでき、反撥弾性特性等をゴム弾性体のカバー基体により決定することができ、反撥弾性特性の設定に大きな自由度が得られる。また、請求項5に記載の発明は、熱可塑性樹脂シートにキートップを成形するに際して、表示部となる部分の温度上昇が抑制されるため、当該部分の伸びが防止でき、表示部の文字等に歪みが生じることを防止できる。
【0022】
【実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1から図6はこの発明の一の実施の形態にかかる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法を説明する図であり、図1が製造されたカバー部材を用いた押釦スイッチの模式断面図、図2aが同カバー部材の模式平面図、図2bが図2aの一部拡大図、図3が製造工程の概要をアルファベット順に示す模式図、図4が同カバー部材の製造工程を示すブロック図、図5が同製造工程中の加温部の模式断面図、図6aが同製造方法により製造される他の態様のカバー部材を用いた押釦スイッチの一部拡大模式断面図、図6bが同カバー部材の模式平面図である。
【0023】
先ず、図1,2を参照して製造されるカバー部材を説明する。図1は押釦スイッチとして組み付けた状態を示し、図中、5は機器のケーシング、10は回路基板、20はクリック板、30はカバー部材である。周知のように、ケーシング5は後述するキートップが貫通する複数の穴5aを有し、回路基板10はエポキシ樹脂等からなり、表面に固定接点11とLED等の発光体12を有する。クリック板20は、皿バネ的な弾性変形特性を有する複数のドーム部21がカバー部材30の後述する可動凸部に対応して表面側に膨出形成され、ドーム部21の裏面に可動接点22が設けられる。このクリック板20は、ドーム部21の表面頂部にカバー部材30の押圧部が当接し、押圧部による押圧でドーム部21が変形して可動接点22が固定接点11と接触する。
【0024】
カバー部材30は、透光性のカバー基体40の表面に透光性硬質樹脂のトップシート50を組み付けて平面視矩形状に構成され、数字、機能およびスクロール等の規定数のキーを有する。カバー基体40は、回路基板10への支承部としてのベース部41と、ベース部41に薄肉部43を介して連続する規定数の可動凸部42とを一体に備える。このカバー基体40は、可動凸部42が略柱状をなして後述するキートップに嵌合し、また、各可動凸部42の裏面にドーム部21を押圧可能に押圧部44が一体に突設される。このカバー基体40は、シリコーンゴム組成物を用いて圧縮成形や射出成形等で成形される。
【0025】
トップシート50は、PET、ポリエチレンあるいはポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂シートからなり、平面視形状がカバー基体40と略同一の矩形状を有する。図2a,bに示すように、このトップシート50には、規定数のキートップ52がシート部51(キートップを除いた部分)に成形され、これらキートップ52の周りに20°以下の角度θを除く範囲で切り込み53が打抜等により形成される(角度θの範囲の連続する部分をヒンジ部54と称する)。キートップ52は、可動凸部42が嵌合する表面側に凸のキャップ状であって、切り込み53によりフランジ部52aが形成される。
【0026】
また、トップシート50には、裏面全面に遮光性着色層56が形成され、キートップ51内底面の遮光性着色層56を記号や図形状に除去して表示部57が形成され、また、この表示部57に重ねて透光性着色層58が形成される。後述するように、遮光性着色層56はカーボンブラック等の顔料が配合された遮光性のインクや塗料(樹脂組成物)を用いて印刷やスプレー塗装等で形成され、以下同様に、表示部57は遮光性着色層56をレーザーにより文字等の形状に除去して形成され、透光性着色層58は透光性のインク等を用いてスクリーン印刷等で形成される。このトップシート50は、キートップ52にそれぞれカバー基体40の可動凸部42が嵌合し、キートップ52の内底面と可動凸部42の天面が接着剤55により接着固定される。
【0027】
次に、製造方法を説明する。先ず、カバー基体40のトップシート50に付いて説明すると、トップシート50は、塗装工程、レーザー照射工程、印刷工程および成形工程を経て製造される。印刷工程においては、巻取リール等に巻回保持された長尺の熱可塑性樹脂シート50Aを引き出し、熱可塑性樹脂シート50Aの全面にスプレー塗装機等でカーボンブラック等含有の遮光性塗料等を塗装して遮光性着色層56を形成する(図3a参照)。
【0028】
次に、レーザー照射工程において、熱可塑性樹脂シート50Aの遮光性着色層56にレーザーRを照射して平面視形状が記号や図形等の抜き部57aを形成する(図3b)。図示および詳細な説明は割愛するが、レーザーRの照射には、レーザー発光体とマスク等を用い、あるいは、レーザー発光体を走査する。続いて、印刷工程において熱可塑性樹脂シート50Aの抜き部57a上に顔料含有の透光性インクをスクリーン印刷機等で印刷して透光性着色層58を形成、すなわち、表示部57を形成する(図3c参照)。そして、この表示部57が形成された熱可塑性樹脂シート50Aを巻取リール等に再度巻回保持して成形工程に移送する。
【0029】
成形工程は、電子部品の搬送等に用いるキャリアテープの製造工程に類似するもので、図4に示すように、印刷シートA、加温部B、圧空成形部Cおよび打抜部Dを有する。この成形工程においては、巻取リールに保持された印刷シートAを引き出し、すなわち、巻取リールから熱可塑性樹脂シート50Aを引き出して加温部B、圧空成形部Cおよび打抜部Dを所定長さずつ間欠的に走行させる。
【0030】
そして、加温部Bにおいては、図5に示すように、冷却凸部61が形成された冷却型60を用い、熱可塑性樹脂シート50Aに表示部57を冷却型60の冷却凸部61と接触させた状態で赤外線や温風(図中矢印)を衝当させて加温する。すなわち、加温部Bにおいては、表示部57の温度上昇を抑制しつつ他の部分を選択的に加温する。したがって、表示部57の変形等を生じることが無く、変形等に起因した表示部57の文字等の歪みが防止される。なお、図5中では、表示部57等の図示を省略している。
【0031】
圧空成形部Cにおいては、周知の圧空成形型を用いて熱可塑性樹脂シート50Aにキートップ52を成形する。すなわち、熱可塑性樹脂シート50Aには、図3dに示すように、複数のキートップ52が表示部57を内底面に位置させて形成される。続いて、打抜部Dにおいて、キートップ52の周りに切り込み53を形成し(図3e参照)、また、1つの押釦スイッチに対応した大きさ、すなわち、枚葉状に裁断し(図2a参照)、トップシート50が完成する。
【0032】
また、シリコーンゴム組成物等のゴム弾性体組成物を用いて圧縮成形や射出成形等によりカバー基体40を成形する。そして、カバー基体40の可動凸部42天面にスクリーン印刷機等を用いて接着剤55を塗布し、可動凸部42をトップシート50のキートップ52に嵌合させてカバー基体40とトップシート50を組み付ける。すなわち、カバー基体40とトップシート50は可動凸部42の天面とキートップ52の内底面のみが接着剤55により接着された状態で組み付けられ、カバー部材30が完成する。
【0033】
上述のようにして製造されたカバー部材30は、図1に示すようにクリック板20を介して回路基板10に組み付けられ、押釦スイッチを構成する。この押釦スイッチは、熱可塑性樹脂のキートップ52天面が操作面となるため硬質の指触感が得られ、また、表示部57がキートップ52の裏面(内底面)に形成されるため表示部57の摩損等も防止できる。特に、このカバー部材30は、キートップ52が内底面のみでカバー基体40と接着し、キートップ52の側部の変形が許容されるため、キートップ52(トップシート50)の変形が反撥弾性特性等に及ぼす影響も少なく、反撥弾性特性等を主としてカバー基体40の弾性特性により決定でき、反撥弾性特性等の設定が容易であり、また、その設定に大きな自由度が得られる。
【0034】
なお、上述した切り込み53は、その形成範囲が340°以上の角度に限定されるものでなく、340°以上の範囲とすること、逆に、図6a,bに示すように切り込み53をキートップ52の全周にわたって形成して独立したキートップ52とすることも可能であり、また、切り込み53を複数箇所に形成することも可能である。
さらに、トップシート50とカバー基体40の接着部分も、キートップ52の内底面と可動凸部42の天面に限定されるものでなく、これらの部分に加えてシート部51とベース41を接着することも可能であり、またさらに、接触する面の全面を接着することも可能である。
【0035】
図7はこの発明の他の実施の形態にかかる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法を説明し、その製造工程をアルファベット順に示す模式図である。
なお、この実施の形態および後述する実施の形態においては、前述した実施の形態と同一の部分には同一の番号を付して説明と図示を省略する。
【0036】
この実施の形態は、巻取リール等から引き出した熱可塑性樹脂シート50Aにスクリーン印刷機等で抜き部57aを有する遮光性着色層56を形成する(図7a参照)。そして、この熱可塑性樹脂シート50Aの抜き部57a上にスクリーン印刷機等で透光性着色層58を形成し、以下、前述した実施の形態と同様にしてトップシート50を作製し、このトップシート50をカバー基体40と組み付けてカバー部材30を構成する。
【0037】
図8はこの発明のまた他の実施の形態にかかる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法を説明し、その製造工程をアルファベット順に示す模式図である。
この実施の形態は、巻取リールから引き出した熱可塑性樹脂シート50Aの全面に遮光性着色層56を形成し(図8a)、続いて、熱可塑性樹脂シート50Aの全面に遮光性着色層56上に重ねて透光性着色層58を形成する(図8b)。そして、この熱可塑性樹脂シート50Aの層56,58形成面と逆の面側からレーザーRを照射し、遮光性着色層56を文字等の形状に除去して表示部57を形成し(図8c)、以下、上述した各実施の形態と同様にしてトップシート50を構成し、また、このトップシート50をカバー基体40と組み付けてカバー部材30を構成する。
【0038】
図9はこの発明のさらに他の実施の形態にかかる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法を説明し、各製造工程の概要をアルファベット順に示す模式図である。
この実施の形態は、上述の実施の形態と同様にして熱可塑性樹脂シート50Aに遮光性着色層56と透光性着色層58を形成する(図8b参照)。この後、前述した各実施の形態と同様に、この熱可塑性樹脂シート50Aにキートップ52を成形し、さらに、キートップ52の周りに切り込み53を形成し、また、枚葉状に裁断し(図9a)、成形されたトップシート50をカバー基体40と組み付ける(図9b)。
【0039】
次に、図9c示すように、カバー基体40と組み付けられたトップシート50にレーザーRを照射し、キートップ52の内底面の遮光性着色層56を文字等の形状に除去して表示部57を形成し、カバー部材30が完成する。そして、この後は、前述した実施の形態と同様に、カバー部材30を回路基板10等と組み付けて押釦スイッチが完成する。
【0040】
図10はこの発明のまたさらに他の実施の形態にかかる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法を示し、各工程の概要をアルファベット順に示す模式図である。
この実施の形態は、透光性の熱可塑性樹脂シート50Aにキートップ内底面となる部分で文字等をグラビア印刷やオフセット印刷等で印刷して表示部57を形成し(図10a)、次いで、熱可塑性樹脂シート50Aの全面に表示部57に重ねて遮光性あるいは透光性の地肌色層89を印刷や塗装により形成する(図10b)。
【0041】
次いで、熱可塑性樹脂シート50Aを加温部Bにおいて表示部57の温度上昇を防止しつつ加温した後、図10cに示すように、圧空成形部Cにおいて表示部57が内底面に位置するキートップ52を成形する。そして、このキートップ52をカバー基体40の稼動凸部42に接着剤等を用いて嵌合接着し、カバー部材30が完成する。
【0042】
図11はこの発明のまた他の実施の形態にかかる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法を示し、各工程の概要を示す模式図である。
この実施の形態は、熱可塑性樹脂シート50Aのキートップ内底面となる部分に文字等の表示部57を透光性のインクを用い、他の部分全面に遮光性着色層56を遮光性のインクを用いグラビア印刷等で同時に形成する(図11a)。次いで、前述した実施の形態と同様に、表示部57の温度上昇を防止しつつ他の部分を加温し、圧空成形等によりキートップ52を成形し(図11b)、このキートップ52をカバー基体40に組み付けてカバー部材30が完成する。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1,2,3,4に記載の発明は、熱可塑性樹脂シートに表示部を形成した後、熱可塑性樹脂シートに表示部が内底面に位置するキートップを形成し、このキートップが形成されたトップシートをカバー基体と表示形成面がカバー基体側に位置するように組み付けてカバー部材を製造するため、硬質の指触感を有し、また、表示部の摩損の恐れのない押釦スイッチが達成できる。
【0044】
特に、発明は、トップシートにキートップの周り全周あるいは一部に切り込みを形成するため、キートップの押圧操作に際しての反撥弾性特性等にキートップの変形が及ぼす影響を小さくでき、反撥弾性特性等をゴム弾性体のカバー基体により決定することができ、反撥弾性特性の設定に大きな自由度が得られる。
【0045】
また、請求項に記載の発明は、熱可塑性樹脂シートにキートップを成形するに際して、表示部となる部分の温度上昇が抑制されるため、当該部分の伸びが防止でき、表示部の文字等に歪みが生じることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態にかかる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法により製造されたカバー部材を用いて構成される押釦スイッチの一部の模式断面図である。
【図2】同押釦スイッチ用カバー部材を示し、aが模式平面図、bがaの一部拡大図である。
【図3】同押釦スイッチ用カバー部材の製造方法の製造工程の概要をアルファベット順に示す模式断面図である。
【図4】同押釦スイッチ用カバー部材に用いる熱可塑性樹脂シートの製造工程を示すブロック図である。
【図5】同熱可塑性樹脂シートの製造工程における加温部の処理の概要を示す模式断面図である。
【図6】同製造方法により製造される他の態様のカバー部材を用いた押釦スイッチを示し、aが模式断面図、bが平面図である。
【図7】この発明の他の実施の形態にかかる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法における製造工程の概要をアルファベット順に示す模式断面図である。
【図8】この発明のまた他の実施の形態にかかる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法における製造工程の概要をアルファベット順に示す模式断面図である。
【図9】この発明のさらに他の実施の形態にかかる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法における製造工程の概要をアルファベット順に示す模式断面図である。
【図10】この発明のまたさらに他の実施の形態にかかる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法における製造工程の概要をアルファベット順に示す模式図である。
【図11】この発明のまた他の実施の形態にかかる押釦スイッチ用カバー部材の製造方法における製造工程の概要をアルファベット順に示す模式図である。
【符号の説明】
5 ケーシング
10 回路基板
12 LED(発光体)
20 クリック板
21 ドーム部
30 カバー部材
40 基体
41 ベース部
42 可動凸部
43 薄肉部
50 トップシート
50A 熱可塑性樹脂シート
51 シート部
52 キートップ
52a フランジ部
53 切り込み
54 ヒンジ部(連続部)
55 接着剤
56 遮光性着色層
57 表示部
57a 抜き部
58 透光性着色層
θ 切り込みの形成範囲の角度

Claims (5)

  1. 複数の可動凸部を一体に有するゴム弾性体のカバー基体と、該カバー基体の複数の可動凸部に対応した複数のキートップが膨出成形され、該キートップをそれぞれ前記可動凸部と嵌合させて前記カバー基体と組み付けられる透光性熱可塑性樹脂のトップシートと、を備える押釦スイッチ用カバー部材の製造方法であって、
    熱可塑性樹脂シートに遮光性着色層を形成し、該遮光性着色層の少なくとも1の部分を記号・図形状に除去して抜き部を形成し、該抜き部上に透光性着色層を重ねて設けて表示部を形成し、前記透光性着色層および前記遮光性着色層が形成された前記熱可塑性樹脂シートに前記表示部が内底面に位置する凹状のキートップを成形した後該キートップの周りに切り込みをして該キートップのヒンジ部を設けた前記トップシートを構成し、該トップシートの前記凹状部分に前記カバー基体の前記可動凸部を組み付けて接着固定することを特徴とする押釦スイッチ用カバー部材の製造方法。
  2. 複数の可動凸部を一体に有するゴム弾性体のカバー基体と、該カバー基体の複数の可動凸部に対応した複数のキートップが膨出成形され、該キートップをそれぞれ前記可動凸部と嵌合させて前記カバー基体と組み付けられる透光性熱可塑性樹脂のトップシートと、を備える押釦スイッチ用カバー部材の製造方法であって、
    熱可塑性樹脂シートに少なくとも1の部分で記号・図形状の抜き部を有する遮光性着色層を形成し、該抜き部上に透光性着色層を重ねて設けて表示部を形成し、前記透光性着色層および前記遮光性着色層が形成された熱可塑性樹脂シートに前記表示部が内底面に位置する凹状のキートップを成形した後該キートップの周りに切り込みをして該キートップのヒンジ部を設けた前記トップシートを構成し、該トップシートの前記凹状部分に前記カバー基体の前記可動凸部を組み付けて接着固定することを特徴とする押釦スイッチ用カバー部材の製造方法。
  3. 複数の可動凸部を一体に有するゴム弾性体のカバー基体と、該カバー基体の複数の可動凸部に対応した複数のキートップが膨出成形され、該キートップをそれぞれ前記可動凸部と嵌合させて前記カバー基体と組み付けられる透光性熱可塑性樹脂のトップシートと、を備える押釦スイッチ用カバー部材の製造方法であって、
    熱可塑性樹脂シートに遮光性着色層を形成するとともに、該遮光性着色層上の少なくとも1の部分に透光性着色層を積層形成し、前記熱可塑性樹脂シートにレーザーを照射して前記透光性着色層が積層された部分の遮光性着色層を記号・文字形状に除去して表示部を形成し、次いで、該表示部が形成された熱可塑性樹脂シートに前記表示部が内底面に位置する凹状のキートップを成形した後該キートップの周りに切り込みをして該キートップのヒンジ部を設けた前記トップシートを構成し、該トップシートの前記凹状部分に前記カバー基体の前記可動凸部を組み付けて接着固定することを特徴とする押釦スイッチ用カバー部材の製造方法。
  4. 複数の可動凸部を一体に有するゴム弾性体のカバー基体と、該カバー基体の複数の可動凸部に対応した複数のキートップが膨出成形され、該キートップをそれぞれ前記可動凸部と嵌合させて前記カバー基体と組み付けられる透光性熱可塑性樹脂のトップシートと、を備える押釦スイッチ用カバー部材の製造方法であって、
    透光性の熱可塑性樹脂シートに遮光性着色層を形成するとともに、該遮光性着色層上の少なくとも1の部分に透光性着色層を積層形成し、該透光性着色層が内底面に位置する凹状のキートップを形成した後該キートップの周りに切り込みをして該キートップのヒンジ部を設けた前記トップシートを構成し、次いで、該キートップが形成された熱可塑性樹脂シートの前記凹状部分に前記カバー基体の前記可動凸部を組み付け、該カバー基体と組み付けられた前記キートップの天面にレーザーを照射して前記遮光性着色層が記号・文字形状に除去された表示部を形成することを特徴とする押釦スイッチ用カバー部材の製造方法。
  5. 前記キートップの成形は、前記キートップの内底面となる部分の昇温を防止しつつ該部分の周囲を加温して行う請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の押釦スイッチ用カバー部材の製造方法。
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