JP3411188B2 - 照光式押釦スイッチ用押圧部材の製造方法 - Google Patents

照光式押釦スイッチ用押圧部材の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、移動体通信機器
等のデータ入力装置等に部品として用いる照光式押釦ス
イッチ用押圧部材の製造方法、特に、基体の表面に透光
性着色層に重ねて形成された遮光性着色層をレーザーに
より除去して記号等の表示部を形成する押圧部材の製造
方法であって、透光性着色層と遮光性着色層を予め賦形
した後に基体を成形する製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信機器等には、夜間等の使用を
考慮して照光式のデータ入力装置(押釦スイッチ)が用
いられている。一般に、このようなデータ入力装置は、
回路基板に押圧部材を直接に組み付けて構成され、回路
基板には固定接点やLED等の発光体が設けられたもの
が、また、押圧部材にはキートップ部を有する透光性の
基体に透光性着色層と遮光性着色層を積層して設け、キ
ートップ部天面部分の遮光性着色層をレーザー等で除去
して符号を形成したものが用いられる。
【0003】そして、上述した押圧部材の製造方法とし
ては、従来、特開平6−44855号公報等に記載され
たものが知られる。この特開平6−44855号公報に
は、加硫した遮光性シリコーンゴムシートと未加硫の遮
光性シリコーンゴムシートをカレンダ成形等で積層して
形成し、この積層したシリコーンゴムシートを彫り込み
金型上に載置し、遮光部成形金型により加圧、加熱して
遮光性着色層を成形し、次いで、彫り込み金型の彫り込
み部底面の積層シート上に着色液状シリコーンゴムを滴
下し、このシリコーンゴムを加熱して透光性着色層(天
面着色層)を成形し、さらに、予めシート状に成形され
たシリコーンゴム組成物を彫り込み金型上に載置し、基
体成形金型により加圧、加熱して各層と一体の基体を成
形し、次いで、遮光性着色層をレーザーにより除去して
文字等の表示部を形成する製造方法が記載される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平6−44855号公報に記載の製造方法にあっ
ては、加硫した遮光性シリコーンゴムシートと未加硫の
遮光性シリコーンゴムシートを積層して遮光性着色層を
形成するため、遮光性着色層の厚みが大きく、レーザー
による表示部の形成に相当の時間を要し生産効率の低下
を招き、また、完成した押圧部材としても表示部の深さ
が深くなることから視認性、特に、斜め方向からの視認
性が低下し、さらに、指触感も損なわれるという問題が
あった。この発明は、上記問題に鑑みなされたもので、
遮光性着色層を薄く形成でき、表示部の視認性と指触感
に優れ、効率的な生産が可能な製造方法を提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、キートップ部が表面側に膨出成形され
た透光性の基体と、該基体の表面に積層形成された透光
性着色層および遮光性着色層と、該遮光性着色層を文字
・記号状に除去してなる表示部とを有する照光式押釦ス
イッチ用押圧部材の製造方法において、未加硫の遮光性
着色樹脂組成物と未加硫の透光性着色樹脂組成物が積層
されたシート状物を形成し、該シート状物を前記キート
ップ部と対応した彫り込み凹部が形成された彫り込み金
型上に前記遮光性着色樹脂組成物の層が前記彫り込み凹
部開口面と対面する状態で載置し、前記シート状物を着
色層成形金型と前記彫り込み金型により加圧して前記彫
り込み金型に貼合した状態で賦形した後、該賦形された
シート状物が保持された彫り込み金型上にシート状に成
形された未加硫ゴム組成物を載置し、該未加硫ゴム組成
物を基体成形金型により加圧、加熱して前記基体を成形
し、次いで、該基体のキートップ部天面の遮光性着色層
をレーザーにより除去して前記表示部を形成する。
【0006】そして、この発明にかかる照光式押釦スイ
ッチ用押圧部材の製造方法は、前記遮光性着色樹脂組成
物と前記透光性着色樹脂組成物との間に前記キートップ
部と対応した位置で部分的に未加硫の透光性天面着色用
樹脂組成物の層を設け、該層を前記遮光性着色樹脂組成
物の層と前記透光性着色樹脂組成物の層と同時に加硫し
て前記キートップ部天面上に透光性着色層と遮光性着色
層との間で透光性の天面着色層を形成する態様(請求項
2)に構成することができる。
【0007】照光式押釦スイッチ用押圧部材は、回路基
板に組み付けられ、回路基板とともに照光式押釦スイッ
チを構成する。この押圧部材は、一般に、ベース部から
少なくとも1つのキートップ部が薄肉のスカート部を介
して膨出する基体、基体の表面(キートップ部の膨出側
の面)全面に形成された透光性着色層、透光性着色層上
に積層形成された遮光性着色層、キートップ部天面等の
遮光性着色層をレーザーにより文字等の形状に穿設して
なる略溝状の表示部を有するが、照光式押釦スイッチの
種類等に応じてキートップ部天面の透光性着色層上に透
光性の天面着色層が適宜設けられる。
【0008】シート状物は、20〜50μm程度の厚み
の未加硫遮光性着色樹脂組成物の層と20〜50μm程
度の厚みの未加硫透光性着色樹脂組成物の層を積層して
なり、未加硫遮光性着色樹脂組成物と未加硫透光性着色
樹脂組成物とを用いてカレンダ成形等により一体成形、
あるいは、別個に形成したシートを積層して形成され
る。未加硫遮光性着色樹脂組成物は、樹脂バインダに顔
料と架橋剤等を配合した未加硫のもの、具体的には、樹
脂バインダにシリコーンゴム系のもの、顔料にカーボン
ブラック等を用いたものが例示される。また、未加硫透
光性着樹脂組成物は、樹脂バインダに架橋剤や顔料等を
配合した未加硫のもの、具体的には、バインダとしてシ
リコーンゴム系のものを、顔料として光散乱性に富む酸
化チタン等の白色顔料を用いたものが例示される。
【0009】彫り込み金型は彫り込み凹部がキートップ
部と対応し、着色層成形金型は彫り込み凹部内に所定の
隙間をもって遊合可能な凸形状の成形部を有し、これら
彫り込み金型および着色層成形金型には必要に応じて加
熱手段や温度調節手段が組み込まれる。これら彫り込み
金型と着色層成形金型はシート状物を挟圧(圧縮)し、
彫り込み金型がシート状物に表面形状を、着色層成形金
型が裏面形状を賦形し、また、必要に応じてシート状物
を加熱して着色樹脂組成物を加硫、硬化する。なお、シ
ート状物の加熱は基体が成形された後に基体の加硫と同
時に行うことも可能である。
【0010】未加硫ゴム組成物は、架橋剤や顔料が配合
された透明あるいは半透明のゴムやエラストマ等、望ま
しくは、硬化した時の硬さ(IRHD)が80以下で反
撥弾性率が40%以上のものから選択された組成物が用
いられるが、望ましくは、シリコーンゴム系組成物が用
いられる。この未加硫ゴム組成物は、射出成形やカレン
ダ成形等により所定の厚みのシート状(板状)に予め成
形され、シート状物が成形された後に彫り込み金型上に
載置されて基体成形金型により基体として成形される。
基体成形金型は、基体の裏面形状を賦形する成形部を有
し、また、加熱手段や温度調節手段が必要に応じて適宜
設けられる。
【0011】天面着色層は、未加硫遮光性着色樹脂組成
物の層あるいは未加硫透光性着色樹脂組成物の層のいず
れか一方をシート状に形成し、この未加硫樹脂組成物の
シートにキートップ部と対応した位置で未加硫の透光性
天面着色用樹脂組成物をスクリーン印刷やグラビアコー
タ等で形成すること、あるいは、シート状に形成したも
のを積層することで得られる。未加硫の透光性天面着色
用樹脂組成物は、前述した未加硫着色樹脂組成物と同様
に、シリコーンゴム等の樹脂バインダに顔料や架橋剤、
特に、有彩色の顔料等を配合したものが用いられ、未加
硫遮光性着色樹脂組成物と同時に加硫、硬化される。
【0012】
【作用】この発明にかかる照光式押釦スイッチ用押圧部
材の製造方法は、未加硫遮光性着色樹脂組成物と未加硫
透光性着色樹脂組成物とを2層に予め積層するため、取
扱が容易であり、加硫したゴムシート等が不要で各層、
特に、遮光性着色層を薄くできる。したがって、表示部
の形成に際してのレーザーによる遮光性着色層の除去を
短時間で行え、また、形成した表示部も視認性に優れ、
指触感の低下も防止できる。
【0013】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。図1から図3はこの発明の一の実施の
形態にかかる照光式押釦スイッチ用押圧部材の製造方法
を説明し、図1および図2が中間製造工程を示す模式断
面図、図3が完成品である押圧部材の模式断面図であ
る。
【0014】先ず、図3を参照して完成品である押圧部
材を説明すると、押圧部材1は、回路基板への支承部と
してのベース部11、天面に数字キーや機能キー等と対
応した表示部18が形成された操作部としての複数のキ
ートップ部12、キートップ部12の押圧操作に反撥弾
性を付与する薄肉のスカート部13、接点取付部14を
一体に有する。この押圧部材1は、透明あるいは半透明
の基体10の表面全面に透光性着色層15を、キートッ
プ部12天面の透光性着色層15上に透光性の天面着色
層16を、この天面着色層16と透光性着色層15の全
面に遮光性着色層17を有し、表示部18がキートップ
部12天面の遮光性着色層17を穿設した溝(穴)から
なる。
【0015】後に詳述するように、基体10は透明なゴ
ムやエラストマ等から、透光性着色層15は酸化チタン
等の白色系の顔料が配合された透光性樹脂から、天面着
色層16は有彩色の顔料等が配合された透光性樹脂か
ら、遮光性着色層17はカーボンブラック等の黒色顔料
が配合された遮光性樹脂からなり、表示部18は遮光性
着色層17をレーザーにより溝状に除去して形成され、
また、接点取付部14に可動接点が基体10と同時に二
色成形で、あるいは、最終工程において接着等で設けら
れる。
【0016】上述した押圧部材1は、以下に述べるよう
にして製造される。すなわち、先ず、未加硫遮光性着色
樹脂組成物21をカレンダロール等で20μm〜100
μmの厚みのシート状に成形して分出しを行い、また、
未加硫透光性着色樹脂組成物22をカレンダロール等で
20〜50μm程度の厚みのシート状に成形して分出し
を行い、同様に、未加硫透光性天面着色用樹脂組成物2
3をカレンダロール等で20〜50μm程度の厚みにシ
ート状に成形して分出しを行う。そして、未加硫遮光性
着色樹脂組成物のシート21にキートップ部12と対応
した位置で未加硫透光性天面着色用樹脂組成物のシート
23を積層し、さらに、この上に未加硫透光性着色樹脂
組成物のシート22を積層し、図1aに示すシート状物
20を得る。
【0017】次に、図1bに示すように、キートップ部
12と対応した複数の彫り込み凹部30aが形成された
彫り込み金型30と、彫り込み凹部30a内に遮光性着
色層17と対応した所定のクリアランスをもって遊合可
能な成形凸部31aが形成された着色層成形金型31を
用いて遮光性着色層17、天面着色層16および透光性
着色層15を成形する。ここでは、シート状物20を彫
り込み金型30上に遮光性着色樹脂組成物の層21が彫
り込み金型30の彫り込み凹部30a開口面と対面する
状態で載置した後、シート状物20を彫り込み金型30
と着色層成形金型31により加圧、加熱して各層21,
22,23を彫り込み金型30の面に沿わせて彫り込み
金型30に貼合した状態で硬化させる。すなわち、一体
に固着した遮光性着色層17、天面着色層16および透
光性着色層15を彫り込み金型30に付着した状態で成
形する。
【0018】続いて、シリコーンゴム組成物をカレンダ
成形や射出成形等でシート状に成形し、図1cに示すよ
うに、このシリコーンゴム組成物のシート41を各層1
5,16,17が付着した彫り込み金型30上に載置
し、基体成形金型32により加圧、加熱して基体10を
成形する。すなわち、基体10を上記各層15,16,
17と一体化させて成形、加硫し、基体10が硬化した
後に基体10を彫り込み金型30から取り外す。基体成
形金型32は、基体10の裏面形状を成形する凸部32
aを有する。
【0019】そして、彫り込み金型30から取り外した
基体10を次工程に移送して表示部18を形成する。こ
の表示部18の形成は、図2に示すように、基体10を
所定の位置に位置決めし、基体10のキートップ部12
天面にレーザーマーカー70からマスク71を介してレ
ーザーを照射し、キートップ部12天面の遮光性着色層
17を記号や符号形状に除去する。レーザーマーカー7
0は周知のYAGレーザー等が、マスク71はガラスマ
スク等が用いられる。
【0020】上述のように、この実施の形態にあって
は、未加硫遮光性着色樹脂組成物21、未加硫透光性着
色樹脂組成物22および未加硫透光性天面着色用樹脂組
成物23を3層に積層してシート状物20を成形するた
め、シート状物20の取扱が容易であり、各樹脂組成物
の層21,22,23を薄く、すなわち、遮光性着色層
17や透光性着色層15を薄くできる。したがって、レ
ーザーの照射による表示部18の形成を短時間で効率的
に行え、また、視認性に優れた表示部18が得られ、さ
らに、優れた指触感が得られる。
【0021】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。半透明
のシリコーンゴム・DY32−6014u(東レ・ダウ
・コーニング・シリコーン(株)製商品名)100重量
部に加硫剤RC−8(東レ・ダウ・コーニング・シリコ
ーン(株)製商品名)0.5重量部を添加してベースシ
リコーンゴム組成物を作製し、このベースシリコーンゴ
ム組成物に黒顔料KE−カラーCB(信越化学工業
(株)製商品名)10重量部を添加して遮光性黒色組成
物(未加硫遮光性着色樹脂組成物)を作製し、また、ベ
ースシリコーンゴム組成物に意匠目的の色材として赤顔
料KE−カラーS−RN(信越化学工業(株)製商品
名)、緑顔料としてKE−カラーG2(信越化学工業
(株)製商品名)を各5重量部添加して透光性着色組成
物(未加硫透光性天面着色用樹脂組成物)を作製し、さ
らに、ベースシリコーンゴム組成物に白顔料KE−カラ
ーW(信越化学工業(株)製商品名)を5重量部添加し
て透光性白色組成物(未加硫透光性着色樹脂組成物)を
作製した。
【0022】上述の遮光性黒色組成物、透光性着色組成
物および透光性白色組成物をそれぞれカレンダロールで
分出しを行い、厚さ100μm、50μm、50μmの
シートとした後、押釦スイッチ用押圧部材の成形に必要
な大きさ(50mm×70mm)とした遮光性着色組成
物のキートップ部成形位置にキートップ部天面の大きさ
の透光性着色組成物を積層し、さらに、透光性白色組成
物(50mm×70mm)を積層した。
【0023】そして、積層した組成物を押釦スイッチ用
押圧部材成型用の下金型(彫り込み金型)に遮光性着色
組成物が下金型側になるように載置し、上金型(着色層
成形金型)により圧力150kg/cm2、温度180
°Cの条件で圧縮成形し、遮光性着色層、透光性着色
層、天面着色層としてそれぞれを厚さ50μm、20μ
m、20μmに成形した。
【0024】次に、先のベースシリコーンゴム組成物を
厚さ2mm、大きさ50mm×70mmとして下金型上
に載置し、基体成形金型により圧力150kg/cm2
の条件で圧縮成形し、押釦スイッチ用押圧部材の形状に
成形した。そして、この押圧部材のキートップ部天面に
YAGレーザ光を照射して表示部を形成し、図4に示す
ような押圧部材1を得た。この押圧部材1は、表示部1
8の視認性に優れ、また、指触感も良好であり、さら
に、表示部18の形成が低出力のレーザーマーカーによ
り短時間で行えた。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
照光式押釦スイッチ用カバー部材の製造方法によれば、
未加硫遮光性着色組成物と未加硫透光性着色組成物が積
層されたシート状物を成形し、このシート状物を彫り込
み金型上に載置して着色層成形金型により加圧し遮光性
着色層と透光性着色層を成形した後、これら着色層を保
持した彫り込み金型上にシート状に成形された未加硫ゴ
ム組成物を載置して基体成形金型により加圧し、着色層
と固着した基体を成形し、次いで、遮光性着色層をレー
ザーにより除去して表示部を形成するため、遮光性着色
層を薄くでき、レーザーによる表示部の形成が短時間で
効率的に行えるのみならず、視認性に優れた表示部が得
られ、また、優れた指触感も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態にかかる照光式押釦
スイッチ用押圧部材の製造方法における遮光性着色層と
透光性着色層の製造過程および基体の製造過程をアルフ
ァベット順に示す模式断面図である。
【図2】同製造方法における表示部の製造過程を示す模
式図である。
【図3】同製造方法により製造された完成品である押圧
部材の模式断面図である。
【符号の説明】
1 照光式押釦スイッチ用押圧部材 10 基体 11 ベース部 12 キートップ部 13 スカート部 15 透光性着色層 16 天面着色層 17 遮光性着色層 18 表示部 20 シート状物 21 未加硫遮光性着色樹脂組成物(層) 22 未加硫透光性着色樹脂組成物(層) 23 未加硫透光性天面着色用樹脂組成物(層) 30 彫り込み金型 30a 彫り込み凹部 31 着色層成形金型 32 基体成形金型 41 シリコーンゴム組成物のシート 70 レーザーマーカー
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−235233(JP,A) 特開 平7−130246(JP,A) 特開 平6−44855(JP,A) 特開 平10−116533(JP,A) 特開 平8−69726(JP,A) 特開 平10−172379(JP,A) 特開 平10−233137(JP,A) 実開 平6−72129(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 11/00 B29C 69/00 B29D 31/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キートップ部が表面側に膨出成形された
    透光性の基体と、該基体の表面に積層形成された透光性
    着色層および遮光性着色層と、該遮光性着色層を文字・
    記号状に除去してなる表示部とを有する照光式押釦スイ
    ッチ用押圧部材の製造方法において、 未加硫の遮光性着色樹脂組成物と未加硫の透光性着色樹
    脂組成物が積層されたシート状物を形成し、該シート状
    物を前記キートップ部と対応した彫り込み凹部が形成さ
    れた彫り込み金型上に前記遮光性着色樹脂組成物の層が
    前記彫り込み凹部開口面と対面する状態で載置し、前記
    シート状物を着色層成形金型と前記彫り込み金型により
    加圧して前記彫り込み金型に貼合した状態で賦形した
    後、該賦形されたシート状物が保持された彫り込み金型
    上にシート状に成形された未加硫ゴム組成物を載置し、
    該未加硫ゴム組成物を基体成形金型により加圧、加熱し
    て前記基体を成形し、次いで、該基体のキートップ部天
    面の遮光性着色層をレーザーにより除去して前記表示部
    を形成することを特徴とする照光式押釦スイッチ用押圧
    部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記遮光性着色樹脂組成物と前記透光性
    着色樹脂組成物との間に前記キートップ部と対応した位
    置で部分的に未加硫の透光性天面着色用樹脂組成物の層
    を設け、該層を前記遮光性着色樹脂組成物の層と前記透
    光性着色樹脂組成物の層と同時に加硫して前記キートッ
    プ部天面上に透光性着色層と遮光性着色層との間で透光
    性の天面着色層を形成した請求項1に記載の照光式押釦
    スイッチ用押圧部材の製造方法。
JP15308897A 1997-05-28 1997-05-28 照光式押釦スイッチ用押圧部材の製造方法 Expired - Fee Related JP3411188B2 (ja)

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