JPH11118809A - 分注装置 - Google Patents
分注装置Info
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- JPH11118809A JPH11118809A JP28678197A JP28678197A JPH11118809A JP H11118809 A JPH11118809 A JP H11118809A JP 28678197 A JP28678197 A JP 28678197A JP 28678197 A JP28678197 A JP 28678197A JP H11118809 A JPH11118809 A JP H11118809A
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Abstract
て保存検体としておく場合に、その保存検体の量が把握
されていなかった。 【解決手段】 制御部26は残量演算部28を有する。
この残量演算部28は親検体容器10内に残存する親検
体14の量を把握する。その際、検体の吐き戻し及び吐
出量不足の分注があった場合でも親検体の正しい残量を
管理する。残量記憶テーブル32内には各保存検体ごと
に保存量が対応付けられて格納されている。保存検体を
再利用する場合、残量データが参照される。
Description
を分注する分注装置に関する。
られた血液試料などの検体が複数の容器に小分け分注さ
れる。一般に、容器内に収容された分注対象としての検
体は親検体と呼ばれ、分注後に容器に小分けされた検体
は子検体と呼ばれる。従来の分注装置では、試薬検査を
精度良く行うために各子検体の量は厳密に管理されてい
る。しかしながら、親検体の量は管理されていない現状
にある。通常、親検体はトータルの分注量以上あればよ
く、厳密に管理する必要性が乏しい。
が完了した後に一定期間(例えば1週間)親検体を冷蔵
庫等に保存しておく措置が取られる場合が多い。これは
検体検査に失敗したり、あるいは更に他の検査が必要に
なったりした場合に、再度採血等を行わなくてもよいよ
うにするためである。そして、もし再度検体が必要にな
った場合には保存されている検体が利用されることにな
る。
に親検体の残量は管理されていなかったため、保存検体
からどれだけの子検体を生成できるか把握できないとい
う問題があった。それゆえ、保存検体について再分注を
行おうとした時点で、吐出量が不足したり、また分注配
分の算出等を行えなかった。
ものであり、その目的は、分注装置において親検体の残
量を把握できるようにすることにある。
に、本発明は、分注ノズルによって親検体容器に入れら
れた親検体を1又は複数の子検体容器に子検体として分
注する分注装置において、前記親検体の初期量を測定す
る初期量測定手段と、前記初期量から子検体として実際
に吐出した吐出量を減算することによって前記親検体の
残量を演算する残量演算手段と、を含み、前記親検体の
残量を管理することを特徴とする。
量が把握されるため、例えば親検体の保存量を容易に特
定できる。また、親検体の量を分注管理に利用すること
もできる。望ましくは、前記残量演算手段は、検体の吐
き戻し及び吐出量不足の分注があった場合でも親検体の
正しい残量を管理する。すなわち、残量演算手段は、検
体の吐き戻しがあれば、その吐き戻された量を含む親検
体の量を管理し、吐出量不足の分注があればその実際の
吐出量分だけ残量を減算する。
検体の保存に際し各親検体の残量をデータとして出力す
る残量データ出力手段を含むことを特徴とする。例えば
他のシステムにデータを出力してもよく、またデータの
表示やデータのプリントアウトを行わせてもよい。
ータを親検体の保存期間にわたって格納する記憶手段を
含むことを特徴とする。
た親検体が再利用される場合に前記記憶手段に記憶され
た残量のデータを参照する残量参照手段を含むことを特
徴とする。すなわち、保存検体を分注する際に、その保
存量を基準として速やかに分注管理を行うことができ
る。
図面に基づいて説明する。
実施形態が示されており、図1は分注装置の全体構成を
示すブロック図である。
取された親検体14が収容される。ここで、親検体14
は例えば血清である。採血管からの親検体の採取に当た
ってはその採取量を把握しておくのが望ましい。そのよ
うにすれば親検体14の初期量を認識することができ
る。もちろん、親検体容器10の近傍に例えば液面セン
サあるいは液量センサを設け、それらの出力に基づいて
親検体14の初期量を把握してもよい。
6として、子検体容器12に所定量ずつ分注される。そ
の分注は、具体的にはノズル20によって行われる。ノ
ズル20は、駆動部22によって三次元的に移動自在に
構成されており、また、そのノズル20には分注ポンプ
24がエアホース25を介して接続されている。制御部
26は、分注ポンプ24及び駆動部22を制御してい
る。また、制御部26は後述する残量演算部28を有す
る。
の制御によって駆動部22及び分注ポンプ24が制御さ
れ、これによってノズル20内に所定量の親検体が吸引
される。そして、そのノズル20から1又は複数個の子
検体容器12へ検体を吐出することにより子検体16が
生成される。
制御部26に対してデータとして与えられている。な
お、その指定される分注量には、ノズル内壁に残存する
液量を考慮したエクセスサンプル量が含まれる。
16に小分けする場合、途中で吐出量が不足して吸引エ
ラーが発生した場合には、ユーザ設定に従って、そのエ
ラーが発生した段階で吐出を停止させてノズル20内の
検体を親検体容器10へ吐き戻すことが行われ、あるい
は、その不足量のまま検体を吐出させることが行われ
る。
する機能を有するものである。親検体14を保存庫に保
存する場合に、その保存検体量を把握するために、その
残量演算部28が設けられている。ちなみに、保存され
た保存検体は例えば他の検査が必要になった場合、ある
いは再検査が必要になった場合、保存庫から取り出され
再度分注対象とされるものである。
憶テーブル32が接続されている。印刷装置30は必要
に応じて各親検体の残量をプリントアウトするための手
段である。残量記憶テーブル32は図2に示すような構
成を有し、各保存検体ごとにその保存量を対応づけて記
憶したものである。また、制御部26はホストマシンに
対して必要に応じて親検体ごとに残量を表す残量データ
を報告する機能を有している。
の動作について説明する。
収容された親検体の量(初期量)が認識される。例えば
遠心分離後の採血管から血清が採取されて親検体として
利用される場合、その採取量が親検体の初期量として認
識される。あるいは、親検体容器の近傍に設けられた光
学的なセンサによって親検体の初期量を直接的に検出し
てもよい。
る。例えば1つの親検体から1つの子検体を生成する場
合、S103以降の各工程が実行される。一方、1つの
親検体からN個の子検体を生成する場合、S110以降
の各工程が実行される。
を生成する場合について説明すると、S103では所定
量の親検体がノズル20によって吸引される。S104
では、その際に吸引量不足が生じたか否かが判定され、
正常であれば、S105が実行される。S105では、
所定の子検体容器へ吸引された検体が吐出される。そし
て、S106では、初期量からS105における吐出量
を減算することによって残量が演算される。
された場合、S107ではノズル内に収容された試料を
再び親検体容器内に吐き戻すか否かが判断される。吐き
戻す場合にはS108においてその吐き戻しが実行さ
れ、それと共に残量として初期量がそのまま代入され
る。一方、S107において吐き戻しを行わないと判定
された場合には、S109においてノズル内に吸引され
た試料が子検体容器内に吐出される。これと共に初期量
からその際に吐出された実吐出量を減算することによっ
て残量が演算される。ちなみに、吸引エラー時の対処方
法はユーザーによって選択可能である。
成する場合について説明すると、S110では、所定量
の親検体がノズル内に吸引される。S111では、その
吸引時において吸引量不足があったか否かが判断され
る。吸引量不足がなく正常であればS112においてノ
ズル内に吸引された検体が各子検体容器へ所定量ずつ吐
出される。S113では再度吸引を繰り返して行うか否
かが判断され、再吸引を行う場合、S110からの各工
程が繰り返し実行される。そして、S114では、初期
量から複数の子検体容器に吐出された総吐出量が減算さ
れ、これによって残量が演算される。
された場合、S115では初期量からエラー発生前の総
吐出量を減算することによって仮残量が演算される。そ
して、S116ではノズル内に吸引された検体を親検体
容器内に吐き戻すか否かが判断される。吐き戻しを行う
場合、S117ではそれが実行されると共に、残量とし
て仮残量が代入される。一方、S116において吐き戻
しを行わないと判断された場合、S118ではノズル内
の検体が子検体容器に吐出され、それと共に、仮残量か
らエラー発生後の実吐出量を減算することによって残量
が演算される。
残量は、残量データとして残量記憶テーブル32内に格
納される。あるいは残量データとして図示されていない
ホストコンピュータに伝送される。したがって、このよ
うに残量データを記憶しておくことにより、保存庫から
親検体を取り出して再利用する場合に直ちにその保存量
を把握することができるので、これから行おうとする検
査に必要な全ての子検体を生成できるか否かあるいはど
の検査を優先させるかといった判断を速やかに行うこと
ができる。
おき、保存検体の量が不足するような場合、その優先度
順で高いものから子検体を生成するようにしてもよい。
注装置において親検体の残量を把握することが可能とな
る。
すブロック図である。
である。
る。
16 子検体、20ノズル、22 駆動部、24 分注
ポンプ、26 制御部、28 残量演算部、30 印刷
装置、32 残量記憶テーブル。
Claims (4)
- 【請求項1】 分注ノズルによって親検体容器に入れら
れた親検体を1又は複数の子検体容器に子検体として分
注する分注装置において、 前記親検体の初期量を測定する初期量測定手段と、 前記初期量から子検体として実際に吐出した吐出量を減
算することによって前記親検体の残量を演算する残量演
算手段と、 を含み、前記親検体の残量を管理することを特徴とする
分注装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 分注後の各親検体の保存に際し各親検体の残量をデータ
として出力する残量データ出力手段を含むことを特徴と
する分注装置。 - 【請求項3】 請求項2記載の装置において、 前記残量のデータを親検体の保存期間にわたって格納す
る記憶手段を含むことを特徴とする分注装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の装置において、 前記保存された親検体が再利用される場合に前記記憶手
段に記憶された残量のデータを参照する残量参照手段を
含むことを特徴とする分注装置。
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- 1997-10-20 JP JP28678197A patent/JP3242870B2/ja not_active Expired - Fee Related
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