JPH11115687A - ブロー成形品の補強構造 - Google Patents
ブロー成形品の補強構造Info
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- JPH11115687A JPH11115687A JP29163497A JP29163497A JPH11115687A JP H11115687 A JPH11115687 A JP H11115687A JP 29163497 A JP29163497 A JP 29163497A JP 29163497 A JP29163497 A JP 29163497A JP H11115687 A JPH11115687 A JP H11115687A
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- steel pipe
- cave
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- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
に挿入固定できて成形品本体を確実に補強する。 【解決手段】 直線状に連続する空洞部4の長手方向で
互いに間隔を隔て底部面より内側に張り出す複数個の剛
性を有する凹陥部5を設けると共に、各凹陥部5を基部
として空洞部4の内部に更に突出する小突起6を設け、
小突起6をパイプ部材Pの底部面に当接させて空洞部4
の内部に挿通するパイプ部材Pを押込み固定する。
Description
ッド等のブロー成形品を製造するのに、直線状に連続す
る空洞部を成形品本体と一体にブロー成形すると共に、
補強用のパイプ部材を空洞部の内部に後工程で挿通固定
させて成形品本体を補強するブロー成形品の補強構造に
関するものである。
そのフロアリッドは図6で示すように成形品本体10を
筒状のパリソンからブロー成形すると共に、底肉側を窪
ませて天肉側と接合することにより複数個の凹部11…
を成形品本体10の裏面側に点在させて設け、この余の
一般面12は底肉部と天肉部との間に空間を保って本体
全体を軽量な中空のボード状に形成することが行われて
いる。
体10をフイルムヒンジ13で二つに折畳自在に形成す
る幅方向には直線状に連続する空洞部14を設け、金属
製のパイプ部材Pを空洞部14の内部に挿通固定するこ
とにより成形品本体10を補強することが行われてい
る。
部14の内部空間よりも相対的に小さい断面形状の挿入
が容易でしかも軽量ながら剛性を有する角鋼パイプが用
いられている。この角鋼パイプPを空洞部14の内部に
挿通固定するには、図7で示す如く成形品本体10の裏
面側より空洞部14の内部に膨出させて半円弧状の突起
15を空洞部14の長手方向定間隔毎に複数個設けるこ
とにより角鋼パイプPを各突起15で押え込むことが行
われている。
状に形成されるため、肉厚がバラ付き易い。この突起1
5の肉厚が厚過ぎると、図8で示すように角鋼パイプP
に対する当りが強くて抵抗が大きいことにより角鋼パイ
プPを挿入することができない。また、逆に、図9で示
すように肉厚が薄いと撓み変形し易いため、角鋼パイプ
Pを強く押えられず、角鋼パイプPのガタ付きが生ず
る。
イプ部材を空洞部の内部に容易に且つ緊密に挿入固定で
きて成形品本体を確実に補強可能なブロー成形品の補強
構造を提供することを目的とする。
品の補強構造においては、空洞部の長手方向で互いに間
隔を隔て底部面より内側に張り出す複数個の剛性を有す
る凹陥部を設けると共に、その各凹陥部を基部として空
洞部の内部に更に突出する小突起を設け、この凹陥部の
小突起をパイプ部材の底部面に当接させて空洞部の内部
に挿通するパイプ部材を押込み固定することにより構成
されている。
ると、図示実施の形態は図1で示すような自動車用のフ
ロアリッドを製造する際に成形品本体1を角鋼パイプP
で補強するものとして適用されている。その成形品本体
1は、合成樹脂のパリソンからブロー成形することによ
り形成されている。
肉側と接合することにより複数個の凹部2…を成形品本
体1の裏面側に点在させて設け、この余の一般面は底肉
部と天肉部との間に空間を保つことにより本体全体が軽
量な中空のボード状に形成されている。また、その成形
品本体1は側辺やフイルムヒンジ3を介して二つに折畳
自在に形成する幅方向には直線状に連続する空洞部4を
設け、角鋼パイプPを補強用のパイプ部材として空洞部
4の内部に挿通固定することにより補強されている。
互いに間隔を隔て底部面より内側に張り出すよう長手方
向に複数個設けられている。また、各凹陥部5には図2
で示すように小突起6が凹陥部5を基部として空洞部4
の内部に更に突出するよう略中央位置に設けられてい
る。この小突起6は、後述する如く空洞部4の内部に挿
通される角鋼パイプPの底部面に当接させて角鋼パイプ
Pを押込み固定するものとして突出し形成されている。
5は小突起6の突出分だけ張出し寸法を相対的に小さく
設定することができる。このため、凹陥部5は角鋼パイ
プPの挿入圧に耐えられる肉厚を有するよう確実に形成
でき、小突起6の基部として撓み変形等の生じない剛性
を持たせることができる。
に物品収納部を覆って着脱自在にフロア面に組付け装備
する掛止め用の突片7a,7b、着脱操作するロック装
置の組付け用凹部8、フイルムヒンジ3を介して折畳み
可能な片側を開放状態に保つ引掛けフックの嵌込み収納
用凹部9が設けられている。
を空胴部4の内部に挿入するには図3a,図3bで示す
ように小突起6が角鋼パイプPの底部面に当接するた
め、凹陥部5が角鋼パイプPの挿入圧に耐えられる剛性
を保っていても角鋼パイプPを空胴部4の内部に容易に
挿入することができる。その角鋼パイプPの挿入状態で
は図4で示すように凹陥部5が小突起6を介して角鋼パ
イプPを押え込むため、角鋼パイプPのガタ付き等が生
じないよう角鋼パイプPを空胴部4の内部に確実に押込
み固定することができる。
示すように角鋼パイプPの角部に当接する楔状の突起5
aや傾斜段部5bを空洞部4の長手方向に位置する凹部
2の底面縁や外郭縁より空胴部4の内部に陥入させて設
けることにより角鋼パイプPを押込み保持することがで
きる。この楔状の突起5aや傾斜段部5bは角鋼パイプ
Pの角部に線接触するもので、角鋼パイプPを空胴部4
の内部に挿入する際の妨げとならない。
ロアリッドに基づいて説明したが、各種のブロアー成形
品において成形品本体を空胴部に挿入するパイプ部材で
補強するものとして広く適用することができる。
の補強構造に依れば、空洞部の長手方向で互いに間隔を
隔て底部面より内側に張り出す複数個の剛性を有する凹
陥部を設けると共に、その各凹陥部を基部として空洞部
の内部に更に突出する小突起を設け、この凹陥部の小突
起をパイプ部材の底部面に当接させて空洞部の内部に挿
通するパイプ部材を押込み固定することにより、パイプ
部材を空洞部の内部に容易に且つ緊密に挿入固定できて
成形品本体を確実に補強することができる。
る具体例として自動車用のフロアリッドを裏面側から示
す斜視図である。
す部分拡大断面図である。
胴部の内部に挿入する状態を示す説明図である。
胴部の内部に挿入する途上を示す説明図である。
プ部材の押込み状態を示す説明図である。
分拡大断面図である。
に示す説明図である。
す部分拡大断面図である。
部の内部に挿入するときの不具合を示す説明図である。
状態の別の不具合を示す説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 直線状に連続する空洞部を成形品本体と
一体にブロー成形すると共に、空洞部の内部空間よりも
相対的に小さい断面形状のパイプ部材を空洞部の内部に
後工程で挿通固定させて成形品本体を補強するブロー成
形品の補強構造において、 上記空洞部の長手方向で互いに間隔を隔て底部面より内
側に張り出す複数個の剛性を有する凹陥部を設けると共
に、その各凹陥部を基部として空洞部の内部に更に突出
する小突起を設け、この凹陥部の小突起をパイプ部材の
底部面に当接させて空洞部の内部に挿通するパイプ部材
を押込み固定したことを特徴とするブロー成形品の補強
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29163497A JP3472460B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | ブロー成形品の補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP29163497A JP3472460B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | ブロー成形品の補強構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11115687A true JPH11115687A (ja) | 1999-04-27 |
JP3472460B2 JP3472460B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=17771499
Family Applications (1)
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JP29163497A Expired - Fee Related JP3472460B2 (ja) | 1997-10-08 | 1997-10-08 | ブロー成形品の補強構造 |
Country Status (1)
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006281874A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Kyoraku Co Ltd | ブロー成形品の補強部材固定構造 |
JP2008213342A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Aitec:Kk | パネル |
JP2010023708A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Hayashi Engineering Inc | 支持構造及びこれを備えた自動車用内装部材 |
JP2010142955A (ja) * | 2008-12-16 | 2010-07-01 | Aitec:Kk | 中空パネルの製造方法 |
JP2020200588A (ja) * | 2019-06-06 | 2020-12-17 | 三甲株式会社 | 表示具 |
JP2021092608A (ja) * | 2019-12-06 | 2021-06-17 | 三甲株式会社 | 表示プレート支持具 |
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---|---|---|---|---|
JP4827075B2 (ja) * | 2004-10-29 | 2011-11-30 | キョーラク株式会社 | プラスチック製中空二重壁構造体 |
-
1997
- 1997-10-08 JP JP29163497A patent/JP3472460B2/ja not_active Expired - Fee Related
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