JPH0310025Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0310025Y2 JPH0310025Y2 JP5965385U JP5965385U JPH0310025Y2 JP H0310025 Y2 JPH0310025 Y2 JP H0310025Y2 JP 5965385 U JP5965385 U JP 5965385U JP 5965385 U JP5965385 U JP 5965385U JP H0310025 Y2 JPH0310025 Y2 JP H0310025Y2
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- JP
- Japan
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- reinforcing core
- hollow interior
- blow
- hole
- luggage
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 10
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 10
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 8
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- 238000000071 blow moulding Methods 0.000 description 4
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 3
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 3
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- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
この考案は、たとえばブロー成形によるラゲー
ジフロアパネルの補強用パイプをラゲージフロア
パネル内に確実に固定する構造に関する。
ジフロアパネルの補強用パイプをラゲージフロア
パネル内に確実に固定する構造に関する。
《考案の概要》
パイプ状の補強芯の外周に透孔を開口形成し、
補強芯の一端開口より発泡性樹脂液を注入するこ
とで、発泡樹脂液が発泡し、透孔を通じてパイプ
外周と中空内部との隙間を充填固化した。
補強芯の一端開口より発泡性樹脂液を注入するこ
とで、発泡樹脂液が発泡し、透孔を通じてパイプ
外周と中空内部との隙間を充填固化した。
《従来の技術》
車両用ラゲージフロアボードをブロー成形によ
り成形した場合には、ボード自体の厚みを大きく
とれる割には軽量となる。また、成形性が良いこ
とから、フロア面形状に応じた設計の自由度が高
く、また補強構造にすることも自由に行える。
り成形した場合には、ボード自体の厚みを大きく
とれる割には軽量となる。また、成形性が良いこ
とから、フロア面形状に応じた設計の自由度が高
く、また補強構造にすることも自由に行える。
《考案が解決しようとする問題点》
この種のブロー成形製のボードであつても、貨
物の荷重を支えるためには、補強芯をインサート
し、剛性を高める必要がある。
物の荷重を支えるためには、補強芯をインサート
し、剛性を高める必要がある。
この場合には、一体的にインサート成形する
と、インサート材と樹脂の収縮率の差により製品
にソリなどが発生するために、ブロー成形により
予め補強芯が入る空間を作つておき、その空間の
径に合つたパイプ状の補強芯を後で挿入するよう
にしている。しかしながら、ブロー成形体では、
その成形性から各部の肉厚をすべて均一にするこ
とは難しいため、外観上は精度良く成形できて
も、中空内部の寸法公差は比較的大きい。
と、インサート材と樹脂の収縮率の差により製品
にソリなどが発生するために、ブロー成形により
予め補強芯が入る空間を作つておき、その空間の
径に合つたパイプ状の補強芯を後で挿入するよう
にしている。しかしながら、ブロー成形体では、
その成形性から各部の肉厚をすべて均一にするこ
とは難しいため、外観上は精度良く成形できて
も、中空内部の寸法公差は比較的大きい。
したがつて、この内部に補強芯を挿入する場合
には、必ずしも径が一致するわけでなく、嵌合が
緩くてガタが生じたり、逆に中空内部の径を小さ
めに設定した場合には、補強芯を挿入することが
不可能であつたり、無理やり挿入しようとすると
挿入部分の樹脂が割れたり膨らんでしまい製品歩
留まりが低下するおそれがあつた。
には、必ずしも径が一致するわけでなく、嵌合が
緩くてガタが生じたり、逆に中空内部の径を小さ
めに設定した場合には、補強芯を挿入することが
不可能であつたり、無理やり挿入しようとすると
挿入部分の樹脂が割れたり膨らんでしまい製品歩
留まりが低下するおそれがあつた。
《問題点を解決するための手段》
前記問題点を解決するために、この考案は、ブ
ロー成形体の中空内部にパイプ状補強芯を挿通し
たブロー成形体において、前記補強芯の外周に複
数の透孔を開口形成するとともに、補強芯の一端
開口より発泡性樹脂液を注入し、該樹脂液の発泡
により前記透孔を通じて中空内部と補強芯外周間
に形成された隙間を充填固化したことを特徴とす
る。
ロー成形体の中空内部にパイプ状補強芯を挿通し
たブロー成形体において、前記補強芯の外周に複
数の透孔を開口形成するとともに、補強芯の一端
開口より発泡性樹脂液を注入し、該樹脂液の発泡
により前記透孔を通じて中空内部と補強芯外周間
に形成された隙間を充填固化したことを特徴とす
る。
《作用》
発泡性樹脂が発泡し、透孔を通じて中空内部と
補強芯外周との間に形成された隙間を完全に充填
固化するため、中空内部を補強芯の径よりやや大
きく設定したとしても、補強芯が中空内部にガタ
なく固定されることになる。
補強芯外周との間に形成された隙間を完全に充填
固化するため、中空内部を補強芯の径よりやや大
きく設定したとしても、補強芯が中空内部にガタ
なく固定されることになる。
《実施例》
以下、この考案の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
に説明する。
第1図はこの考案を適用したラゲージフロアボ
ードおよびラゲージフロアボードに挿入されるパ
イプ状補強芯との接合関係を示す分解斜視図、第
2図a,bは補強芯装着状態を示す断面図であ
る。
ードおよびラゲージフロアボードに挿入されるパ
イプ状補強芯との接合関係を示す分解斜視図、第
2図a,bは補強芯装着状態を示す断面図であ
る。
図において、ラゲージフロアボード1は、合成
樹脂材をブロー成形して、中空内部1bを有する
板状に形成したものである。このラゲージフロア
ボード1の裏面には、内側に屈曲形成され、平坦
状の表面側と密着した凹部1dが間欠的に設けら
れている。この凹部1dは、第1図の点線で示す
ように、略方形状に形成されており、この凹部1
dの間に前記中空内部1bが形成されている。換
言すると、この実施例では、ラゲージフロアボー
ド1の裏面側の凹部1d間に形成される突出部1
aに中空内部1bを連続して成形している。
樹脂材をブロー成形して、中空内部1bを有する
板状に形成したものである。このラゲージフロア
ボード1の裏面には、内側に屈曲形成され、平坦
状の表面側と密着した凹部1dが間欠的に設けら
れている。この凹部1dは、第1図の点線で示す
ように、略方形状に形成されており、この凹部1
dの間に前記中空内部1bが形成されている。換
言すると、この実施例では、ラゲージフロアボー
ド1の裏面側の凹部1d間に形成される突出部1
aに中空内部1bを連続して成形している。
そして、フロアボード1の加工により形成し、
この孔1cからパイプ状補強芯2を挿通する。補
強芯2の外径は、中空内部1bの肉厚変化による
寸法公差より十分に小さく設定されており、補強
芯2は孔1cより抵抗なく中空内部1bに挿通で
きる。そして、補強芯2の外周部には複数の透孔
2aが形成されている。この透孔2aは補強芯2
の挿通位置で突出部1aに隣接して形成された凹
部1dに対向する位置に設けられる。
この孔1cからパイプ状補強芯2を挿通する。補
強芯2の外径は、中空内部1bの肉厚変化による
寸法公差より十分に小さく設定されており、補強
芯2は孔1cより抵抗なく中空内部1bに挿通で
きる。そして、補強芯2の外周部には複数の透孔
2aが形成されている。この透孔2aは補強芯2
の挿通位置で突出部1aに隣接して形成された凹
部1dに対向する位置に設けられる。
そして、補強芯2の一端開口より発泡性ウレタ
ン樹脂液を注入し、補強芯2の内部で発泡させる
ことにより、発泡体Aは体積を増し、透孔2aを
通じて補強芯2と中空内部1b間に形成された隙
間に充填し、中空内部1bと補強芯2の外周を一
体に接合した状態で固化する(第2図b参照)。
ン樹脂液を注入し、補強芯2の内部で発泡させる
ことにより、発泡体Aは体積を増し、透孔2aを
通じて補強芯2と中空内部1b間に形成された隙
間に充填し、中空内部1bと補強芯2の外周を一
体に接合した状態で固化する(第2図b参照)。
したがつて、発泡後は補強芯2はラゲージフロ
アボード1の内部に完全に固定されることにな
る。
アボード1の内部に完全に固定されることにな
る。
固定後、孔1cの開口をキヤツプ3で塞ぐこと
により製品とすることができる。
により製品とすることができる。
なお、余剰の発泡体は中空内部1bが各部に通
じていることにより、その空隙内に流れ込むの
で、発泡性樹脂液の注入量過多による障害はな
い。
じていることにより、その空隙内に流れ込むの
で、発泡性樹脂液の注入量過多による障害はな
い。
なお、実施例ではこの考案をラゲージフロアボ
ードに適用したが、他のブロー成形体であつて、
補強を必要とするもの一般に適用できる。
ードに適用したが、他のブロー成形体であつて、
補強を必要とするもの一般に適用できる。
《効果》
以上実施例で説明したように、この考案では、
中空内部の寸法より十分小さな径の補強芯を用い
ることができるので、補強芯の挿通作業が簡単で
あり、また挿通後は発泡体により補強芯が中空内
部で固定されるので、ガタつきも生ずることがな
い。
中空内部の寸法より十分小さな径の補強芯を用い
ることができるので、補強芯の挿通作業が簡単で
あり、また挿通後は発泡体により補強芯が中空内
部で固定されるので、ガタつきも生ずることがな
い。
第1図はこの考案をラゲージフロアパネルの補
強に適用した場合を示す分解斜視図、第2図はパ
イプの装着状態を示すもので、aは発泡体充填前
の断面図、bは発泡体充填後の断面図である。 1……ラゲージフロアボード(ブロー成形体)、
1b……中空内部、1c……挿入孔、2……パイ
プ状補強芯、2a……透孔、A……発泡体。
強に適用した場合を示す分解斜視図、第2図はパ
イプの装着状態を示すもので、aは発泡体充填前
の断面図、bは発泡体充填後の断面図である。 1……ラゲージフロアボード(ブロー成形体)、
1b……中空内部、1c……挿入孔、2……パイ
プ状補強芯、2a……透孔、A……発泡体。
Claims (1)
- ブロー成形体の中空内部にパイプ状補強芯を挿
通したブロー成形体であつて、前記補強芯の外周
に複数の透孔を開口形成するとともに、補強芯の
一端開口より発泡性樹脂液を注入し、該樹脂液の
発泡により前記透孔を通じて中空内部と補強芯外
周間に形成された隙間を充填固化したことを特徴
とするブロー成形体における補強芯の固定構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5965385U JPH0310025Y2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5965385U JPH0310025Y2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61175433U JPS61175433U (ja) | 1986-11-01 |
JPH0310025Y2 true JPH0310025Y2 (ja) | 1991-03-13 |
Family
ID=30586278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5965385U Expired JPH0310025Y2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0310025Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-04-23 JP JP5965385U patent/JPH0310025Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61175433U (ja) | 1986-11-01 |
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