JPH11115589A - 跳上げシートのロック解除機構 - Google Patents

跳上げシートのロック解除機構

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JPH11115589A
JPH11115589A JP30800397A JP30800397A JPH11115589A JP H11115589 A JPH11115589 A JP H11115589A JP 30800397 A JP30800397 A JP 30800397A JP 30800397 A JP30800397 A JP 30800397A JP H11115589 A JPH11115589 A JP H11115589A
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JP
Japan
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seat
latch
connecting wire
seat back
seat cushion
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JP30800397A
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Atsushi Kunisawa
厚志 国澤
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】跳上げシートにおいて、シートクッションの跳
上げ操作性を向上させることである。 【構成】操作レバー(1)の回転操作力によって前倒れ
する前倒機構と、跳上げ機構のラッチ(22)とを連結
ワイヤ(4)で連結し、この連結ワイヤ(4)の端部
に、操作レバー(1)による前倒し操作が以上の操作力
を操作レバー(1)に加えた時にラッチ(22)を回動
させる係合部材(40)を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートバックをシー
トクッション上に前倒した後、シートクッションを起立
状に跳上げることができる跳上げシートにおけるロック
解除構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の跳上げシートは、シートバック
を前倒しする前倒し用操作レバーと、シートクッション
を跳上げるために、シートクッションの車床に対するロ
ック状態を解除する跳上げ用操作レバーとを備えてい
る。
【0003】従って、まず、前倒し用操作レバーでシー
トクッション上にシートバックを前倒した後、跳上げ用
操作レバーを操作してシートクッションの車床に対する
ロック状態を解除する。然る後、シートクッションをシ
ートバックと共に、起立状に跳上げて、シートクッショ
ンを設置していた車床を荷台などに有効利用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の跳上げシートは
前述の如く、前倒し用操作レバーと跳上げ用操作レバー
とを別個にシートに装着している。
【0005】そのため、シートに対する取付性が悪い
し、また、前倒し用操作レバーを操作した後に跳上げ用
操作レバーを操作しなければならないので、跳上げまで
の操作性が悪い不具合があった。
【0006】そこで、本発明はシートに対する取付性を
向上させると共にシートの跳上げ操作性を向上させるこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めの本発明は、操作レバーの操作力によってシートバッ
クが前倒れする前倒機構とシートクッションの跳上げ機
構とを連結ワイヤで連結し、該連結ワイヤには前記操作
レバーによるシートバックの前倒操作範囲以上に操作レ
バーを回動した際に、前記ラッチを牽引する係合部材を
設けてなることを特徴とするものである。
【0008】従って、前倒機構の操作レバーを回動操作
すると、まず、シートバックが前倒し、更にその操作レ
バーを回動操作すると、連結ワイヤの係合部材がラッチ
を牽引して跳上げ機構によるロック状態を解除すること
ができる。
【0009】また、連結ワイヤの端部にガイド長孔付の
可動片を設けることにより構造が極めて簡単になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を、
図面に基づいて説明する。図1は跳上げ状態を示し、シ
ートバック(SB)がシートクッション(SC)上に前
倒して重ね合わされ、シートクッション(SC)が車床
(F)に設けたヒンジ(5)(5)を回転中心に起立状
に跳上げられている。
【0011】シートクッション(SC)の底部における
後側にはラッチ(2)が設けてあり、このラッチ(2)
が車床(F)のストライカ(3)に係合することによ
り、図2に示すようにシートクッション(SC)は車床
(F)にロックされる。
【0012】図1、図2において、図中(71)はシー
トクッション(SC)の底部に張設したバックパネル
で、このバックパネル(71)にはストライカ(3)が
係合する通孔(72A)と、弾性部材からなるダンパ
(72)が設けてある。
【0013】以上のシートバック(SB)はリクライニ
ング機構と兼用の前倒機構によってシートクッション
(SC)に連結され、リクライニング機構の前部操作レ
バー(6)を操作することにより、シートバック(S
B)の傾斜角度が調節されると共に、シートバック(S
B)をシートクッション(SC)上に前倒されるように
構成されている。図中(9)はリクライニング機構を被
覆するガーニッシュである。
【0014】また、シートの後方側に配設した操作レバ
ー(1)を操作することにより、後述するようにシート
バック(SB)が前倒れしてシートクッション(SC)
を跳上げることができるようになっている。
【0015】以上のリクライニング機構と兼用の前倒機
構とシートクッション(SC)の跳上げ機構のロック装
置は、図3に示すように構成されている。
【0016】図示するリクライニング機構兼前倒機構
は、シートクッション(SC)に締結されているロアア
ーム(7)に、シートバック(SB)に締結するアッパ
ーアーム(8)を回転軸(8A)によって前後方向に回
転自在に軸着し、リターンスプリング(不図示)によっ
てシートバック(SB)を前倒れ方向に付勢し、アッパ
ーアーム(8)の下端に設けたセクターギャ(81)
が、ロアアーム(7)側のロック片(61)に噛合する
ことにより、シートバック(SB)がロックする構造で
ある。
【0017】操作レバー(1)はピン(1A)を中心に
矢印方向に回動し、この操作レバー(1)には連動リン
ク(10)の一端が枢着され、連動リンク(10)の他
端は枢着部(11A)を中心に回転するカム(11)に
回動自在に連結されている。また、連動リンク(10)
によって回転されるカム(11)は前記前部操作レバー
(6)に当接し、この操作レバー(6)の回動によって
前記ロック(61)がセクターギャ(81)に係脱する
ようになっている。
【0018】図示する跳上げ機構のロック装置は、シー
トクッション(SC)側に設けたフック(21)が車床
(F)に起立状に固設したストライカ(3)に係合する
ことにより、シートクッション(SC)をロックするも
のである。
【0019】フック(21)はラッチ(22)の回転に
よってストライカ(3)に対して係脱し、ラッチ(2
2)の頂部にはピン(22B)が取付けてあり、このピ
ン(22B)を引くことにより、ラッチ(22)が枢着
部(22A)を中心に回転してフック(21)を回動さ
せて、ストライカ(3)から脱出するように構成されて
いる。図中(21A)はフック(21)の回転中心、
(23)はシートクッション(SC)に固定して、フッ
ク(21)、ラッチ(22)を格納する格納部を各々示
す。
【0020】以上のラッチ(22)と前倒機構の連動リ
ンク(10)との間には、連結ワイヤ(4)が連結され
ている。
【0021】連結ワイヤ(4)は前記操作レバー(1)
を所定以上に回動操作した時に、牽引されてラッチ(2
2)を回動させるように係合部材(40)が連動リンク
(10)側又は図示するようにラッチ(22)側に設け
てある。
【0022】図示する係合部材はラッチ(22)と一体
のピン(22B)が係合するガイド長孔(41)付の可
動片(40)からなり、ガイド長孔(41)は連結ワイ
ヤ(4)の牽引方向に長く、操作レバー(1)を操作し
てシートバック(SB)を前倒した時に、図3に示す状
態から図4に示す状態になるように形成されている。
【0023】即ち、操作レバー(1)の回動操作によっ
てシートバック(SB)を前倒しする際に、連結ワイヤ
(4)によってラッチ(22)が回動しないように、ま
た、シートバック(SB)の前倒する範囲以上の操作レ
バー(1)の回動操作力によって連結ワイヤ(4)の可
動片(40)が牽行されてラッチ(22)が回動するよ
うに、係合部材(40)が連結ワイヤ(4)に設けてあ
る。
【0024】まず、シートバック(SB)を前倒させる
には、操作レバー(1)を図3の矢印方向に回動するこ
とにより行う。操作レバー(1)の回動により、連結リ
ンク(10)が引かれ、カム(11)を回転させて前部
操作レバー(6)を矢印方向に回動させる。これによ
り、ロック片(61)がセクタギャ(81)から離脱す
る。そのため、シートバック(SB)はリターンスプリ
ングの弾力によってシートクッション(SC)上に前倒
れする。
【0025】以上の操作レバー(1)の回動操作力によ
って連動リンク(10)が引っ張られるため、連動リン
ク(10)の端部に連結されている連結ワイヤ(4)が
牽引されて図3の状態から図4に示す状態になる。
【0026】従って、更に操作レバー(1)を回動操作
すると、連結ワイヤ(4)に設けた可動片(40)に設
けたガイド長孔(41)の端縁によってラッチ(22)
のピン(22B)が引かれるため、ラッチ(22)は回
動してストライカ(3)に係合するフック(21)を回
動させる。これにより、フック(21)がストライカ
(3)から脱出し、シートクッション(SC)が跳上げ
可能な状態となる。
【0027】然る後、シートクッション(SC)を跳上
げると、図1に示す状態となる。なお、前記フック(2
1)は、ばねの弾力により常にストライカ(3)の係合
方向に付勢されている。また、カム(11)は、ばね
(11B)によって前部操作レバー(6)方向に、ま
た、前部操作レバー(6)も、ばね(62)の弾力でロ
ック片(61)をセクタギャ(81)方向に各々付勢し
ている。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、1ケの操作レバーの操
作によって、シートバックの前倒しとシートクッション
の跳上げを行うことができるため、前記従来品に対して
操作性が向上する。
【0029】加えて、複数の操作レバーをシートに設け
る必要がないため、操作レバーのシートに対する取付性
が良好になる。
【0030】更に、連結ワイヤの端部にガイド長孔付の
可動片を設けるのみでよいため、構造が簡単で故障が発
生し難いものを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるロック解除構造を備えた跳上げシ
ートの跳上げ状態を示す斜視図である。
【図2】本発明によるロック解除構造を備えた跳上げシ
ートの跳上げ状態を示す部分切欠側面図である。
【図3】本発明の要部の説明図である。
【図4】図3の状態より操作レバーを操作した状態を示
す説明図である。
【符号の説明】
SC シートクッション SB シートバック 1 操作レバー 2 跳上げ機構のロック装置 3 ストライカ 4 連結ワイヤ 22 ラッチ 22B 係合部材が係合するピン 40 係合部材たる可動片 41 ガイド長孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作レバーを回動操作することによりシ
    ートバックが前倒れする前倒機構と、ラッチが牽引され
    ることにより回動してシートクッションの車床に対する
    ロック状態が解除される跳上げ機構のロック装置と、 前記前倒機構と跳上げ機構のロック装置におけるラッチ
    とを連結する連結ワイヤとからなり、 該連結ワイヤには前記操作レバーによるシートバックの
    前倒操作範囲以上に操作レバーを回動した際に、前記ラ
    ッチを牽引する係合部材を設けてなることを特徴とする
    跳上げシートのロック解除構造。
  2. 【請求項2】 前記係合部材はロック機構又は前倒機構
    に設けたピンが係合する連結ワイヤの牽引方向に長いガ
    イド長孔付の可動片を連結ワイヤの端部に一体に設けて
    なる跳上げシートのロック解除構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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