JPH11114751A - 多自由度位置決めステージ - Google Patents

多自由度位置決めステージ

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JPH11114751A
JPH11114751A JP27871297A JP27871297A JPH11114751A JP H11114751 A JPH11114751 A JP H11114751A JP 27871297 A JP27871297 A JP 27871297A JP 27871297 A JP27871297 A JP 27871297A JP H11114751 A JPH11114751 A JP H11114751A
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screw shaft
slider
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center
thruster
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Yoshiaki Kurata
芳明 倉田
Koji Oshima
幸司 大島
Shuhei Ono
修平 小野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素化した、新規な位置決め機構により、光
通信における反射鏡の位置決め、追尾用パラボラアンテ
ナの位置合わせ、さらには多面体切削加工に適用可能と
する。 【解決手段】 第1〜第3スライダ機構10a〜10c
によってそれぞれ支持される第1〜第3リンク5〜7
を、テーブル2を水平状態に支える際、取り付けヘッド
23をねじシャフト15の軸方向に直角な軸25を中心
にθ1 、傾斜させると共に、ねじシャフト15に平行な
基軸23aを中心にθ2 、テーブル2中心側にそれぞれ
傾斜させるようにする。かかる状態から、前記第1〜第
3スライダ機構10a〜10cを駆動制御することで、
ねじシャフト15上においてスラスタ部11を、ボール
ねじ19を介して移動させ、第1〜第3リンク5〜7を
支える取り付けヘッド23を、基軸23aおよび軸25
中心に回転調節して、テーブル2中心のボールジョイン
ト4を中心に、テーブル2を旋回調節可能に支持するよ
うにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光通信(レ
ーザ光線等)における反射鏡の位置決め、TV野外中継
の際の追尾用パラボラアンテナの位置合わせ、さらには
ダイヤモンド等の宝石類の多面体切削加工を行うための
精密加工機械に適用可能な多自由度位置決めステージに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、精密測定器具、精密加工機械、精
密組立て装置等に適用可能な位置決めステージであるX
YZまたはXYΘステージを初めとする、多自由度の位
置決めステージは、それぞれのステージを積み重ねて構
成されるのが一般的な構造とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのために、かかる方
式では部品点数が多くなると共に装置に対する機構の占
める容積比率は増大する。また、積み重ねによる高さが
高く不安定になり、上のステージは下のステージの精度
の影響を受ける。さらに、それぞれの位置決め軸方向を
組み合わせるときの組立て精度の確保が困難となる。本
発明は以上のような課題を克服するために提案されたも
のであって、機構を簡素化した、しかも新規な位置決め
機構により、例えば光通信(レーザ光線等)における反
射鏡の位置決め、TV野外中継の際の追尾用パラボラア
ンテナの位置合わせ、さらにはダイヤモンド等の宝石類
の多面体切削加工のための精密加工機械に適用可能とし
た、多自由度位置決めステージを提供することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記した課題を解決する
ために、本発明は、テーブルを所望位置に移動して位置
決め調節する多自由度位置決めステージであって、前記
テーブルを、テーブルの中心点においてテーブルスタン
ドに回動自在に支持する一方、前記テーブルの中心点に
対して、適宜距離、離隔した複数の位置において、リン
クの一端部をそれぞれ回動自在に連結して、これらのリ
ンクの他端部を、それぞれのスライダ機構に回動自在に
連結するようにし、前記スライダ機構は、長尺なスライ
ダベースと、スライダベース両端間に回動自在に支持し
たねじシャフトと、ねじシャフトに回動力を与えるモー
タと、前記ねじシャフトに移動可能に装着したスラスタ
部とを有し、このスラスタ部に、前記リンクの他端部
を、ねじシャフト軸方向、およびねじシャフト軸に対し
て直角方向の軸廻りに回動可能に接続するようにし、前
記それぞれのスライダ機構を適宜駆動制御することで、
ねじシャフト上においてスラスタ部を移動させ、テーブ
ルを、テーブルの中心点を回動中心として、旋回調節可
能に構成した。前述の構成において、テーブルの中心点
に対して、等距離、離隔した第1、第2、第3の位置に
おいて、互いに等長の第1、第2、第3のリンクの一端
部をそれぞれ回動自在に連結して、これらのリンクの他
端部を、それぞれ第1〜第3のスライダ機構に回動自在
に連結するようにし、前記第1〜第3スライダ機構は、
それぞれ長尺なスライダベースと、スライダベース両端
間に回動自在に支持したねじシャフトと、ねじシャフト
に回動力を与えるモータと、前記ねじシャフトに移動可
能に装着したスラスタ部とを有し、このスラスタ部に、
前記第1〜第3リンクの他端部を、ねじシャフト軸方
向、およびねじシャフト軸に対して直角方向の軸廻りに
回動可能に接続するようにし、前記第1〜第3スライダ
機構におけるスライダベースを、テーブルスタンド周囲
を取り囲むように、スライダベースにおけるねじシャフ
トが三角形の各辺を構成するように、且つテーブルの中
心点の位置が、前記ねじシャフトが形成する三角形の重
心と一致するように配設し、前記第1〜第3スライダ機
構を適宜駆動制御することで、ねじシャフト上において
スラスタ部を移動させ、テーブルを、テーブルの中心点
を回動中心として、旋回調節可能に構成した。また、前
記スラスタ部は、ねじシャフトに移動自在に螺入したボ
ールねじと、このボールねじの下面側に設けた、スライ
ダベース上のガイドレールに摺動移動自在に装着したス
ラスタ基部と、ボールねじの上面側に、前記第1〜第3
リンクの他端部を、それぞれねじシャフト軸方向、およ
びねじシャフト軸に対して直角方向の軸廻りに回動可能
とする連結部とを備えた。また、前記テーブルを水平状
態に支える際、スライダ機構によってそれぞれ支持され
るリンクの一端部側を、鉛直状態からねじシャフト軸方
向、およびねじシャフト軸に対して直角方向に、それぞ
れ特定角度、傾斜させるように設定した。さらに、前記
テーブルの支持高さを変えられるようにした、昇降支柱
部を備え、この昇降支柱部は、モータを装着するモータ
マウントと、頂部に回動自在にテーブルを支持したテー
ブルマウントとを昇降調節機構によって昇降可能に連結
した構成とする一方、前記モータマウントとテーブルマ
ウントとを鉛直昇降するように規制するリニアガイド手
段を備え、前記昇降調節機構は、モータマウントに装着
したモータと、モータマウント頂部にベアリングを介し
て鉛直方向に指向させて支持したねじシャフトとを有
し、このねじシャフト上端側を、前記テーブルマウント
の内部空間上方に向かって臨入すると共に、テーブルマ
ウント下面側に装着したボールねじを移動可能に螺入
し、前記リニアガイド手段は、モータマウントの頂部側
側面側方に突設した軸受保持部に装着した直動軸受に、
ガイドポストを装入して、このガイドポストの上端部を
前記テーブルマウント下面側の側方に突設した突設部に
係止し、前記第1〜第3スライダ機構並びに、昇降調節
機構を適宜駆動制御して、テーブルを、テーブルの支持
高さを調節すると共にテーブルの中心点を回動中心とし
て、旋回調節可能に構成した。
【0005】
【発明の実施の態様】次に、本発明にかかる多自由度位
置決めステージの一つの実施の態様を示し、添付の図面
に基づいて説明する。図1、図2に多自由度位置決めス
テージ1を示し、この多自由度位置決めステージ1は、
テーブル2を所望位置に移動して位置決め調節するもの
であって、前記テーブル2を、テーブル2の中心点にお
いてテーブルスタンド3にボールジョイント4を介して
取り付けて支持する構成としている。また、前記テーブ
ル2は、テーブル2中心における支点に対して、互いに
等距離、且つ等角度なす位置において等長の第1、第
2、第3のリンク5,6,7先端をボールジョイント8
を介して接続する一方、これら第1〜第3リンク5,
6,7の基端部を、前記テーブルスタンド3を取り囲む
ように配設した第1〜第3のスライダ機構10a,10
b,10cにおけるスラスタ部11の外側部材(後述)
に回動自在に連結するようにしている。
【0006】前記第1〜第3スライダ機構10a,10
b,10cは、それぞれ長尺なスライダベース12と、
スライダベース12両端側に設けた支持部材13、14
間に回動自在に架け渡し支持したねじシャフト15、前
記支持部材13にモータマウント16を介して装着した
モータ17とを有する。なお前記モータマウント16内
において、ねじシャフト15とモータ17の出力軸17
aがカップリング18を介して連結している。前記ねじ
シャフト15には、図3に示すようにスラスタ部11を
構成するボールねじ19が移動自在に螺入されていると
共に、このボールねじ19の下面側には、スライダベー
ス12上に取り付けたガイドレール20に、摺動移動自
在に装着したスラスタ基部21を設けている。そして、
ボールねじ19の上面側には、前記第1リンク5(また
は第2リンク6、第3リンク7)を、2軸廻りに回動可
能とする連結部22が設けられている。かかる連結部2
2は、第1リンク5の基端部を取り付けた取り付けヘッ
ド23を、取り付けヘッド23と一体的に構成した基軸
23aをねじシャフト15に平行に指向させた状態で、
ベアリング24により、基軸23aを回動軸として回動
自在に支持する一方、前記取り付けヘッド23に、取り
付けヘッド23の基軸23aに対して直角方向に指向す
る軸25を回動中心として、ベアリング26により回動
自在に支持する構成としている。
【0007】以上のような構成の第1〜第3スライダ機
構10a〜10cが、第1〜第3スライダ機構10a〜
10cにおけるスライダベース12を、テーブル2をテ
ーブル2の中心点においてボールジョイント4を介して
支えるテーブルスタンド3周囲を取り囲むように、スラ
イダベース12におけるねじシャフト15がほぼ正三角
形の各辺を構成するように、且つ、テーブル2の中心点
においてボールジョイント4の位置がその正三角形の重
心と一致するように配設されている(図1参照)。そし
て第1〜第3スライダ機構10a〜10cによってそれ
ぞれ支持される第1〜第3リンク5〜7は、テーブル2
を水平状態に支える際、取り付けヘッド23をねじシャ
フト15の軸方向に直角な軸25を中心にθ1 、傾斜さ
せると共に、ねじシャフト15に平行な基軸23aを中
心にθ2 、テーブル2中心側にそれぞれ傾斜させるよう
にしている。かかる状態からテーブル2を、前記第1〜
第3スライダ機構10a〜10cを駆動制御すること
で、ねじシャフト15上においてスラスタ部11を、ボ
ールねじ19を介して移動させ、第1〜第3リンク5〜
7を支える取り付けヘッド23を、基軸23aおよび軸
25中心に回転調節して、テーブル2中心のボールジョ
イント4を中心に、旋回調節可能に構成している。
【0008】以上のような構成の多自由度位置決めステ
ージ1において、テーブル2とテーブルスタンド3、第
1〜第3スライダ機構10a〜10cとの連結構成を図
4のごとく示すことができる。ここで、テーブル2とテ
ーブルスタンド3との連結箇所である、テーブル2中心
のボールジョイント4を支点Aとし、第1スライダ機構
10aにおけるスラスタ部11の連結部22の取り付け
ヘッド23と第1リンク5との連結箇所を支点B1とす
る一方、第1リンク5の上端とテーブル2との連結箇所
であるボールジョイント8を支点C1としている。ま
た、第2スライダ機構10bにおけるスラスタ部11の
連結部22の取り付けヘッド23と第2リンク6との連
結箇所を支点B2とする一方、第2リンク6の上端とテ
ーブル2との連結箇所であるボールジョイント8を支点
C2としている。さらに、第3スライダ機構10cにお
けるスラスタ部11の連結部22の取り付けヘッド23
と第3リンク7との連結箇所を支点B3とする一方、第
3リンク7の上端とテーブル2との連結箇所であるボー
ルジョイント8を支点C3としている。
【0009】本発明にかかる多自由度位置決めステージ
1は、以上のように構成されるものであり、次にその作
用について説明する。先ず、テーブル2を水平状態に維
持したままテーブル2中心のボールジョイント4を回転
中心として移動させるには、図5に示すように第1〜第
3スライダ機構10a〜10cを同時に起動して、スラ
スタ部11を同方向に等距離移動させるようにする。ス
ラスタ部11における連結部22の取り付けヘッド23
によってそれぞれ支持される、第1〜第3リンク5〜7
の傾斜角は変わらず、従って、第1〜第3リンク5〜7
の上端のボールジョイント8の位置である、支点C1、
C2、C3は、等距離、水平方向へ移動するだけであるの
で、テーブル2は、前記移動距離分に対応する角度分、
回転することになる。従って、テーブル2は第1〜第3
スライダ機構10a〜10cのスラスタ部11の移動量
を制御することにより、θz方向の移動調節が可能であ
るので、ソフトウェアにより容易にテーブル2の制御が
可能である。
【0010】また、第1〜第3スライダ機構10a〜1
0cのうち、第1スライダ機構10aのみ起動して、第
2、第3スライダ機構10b,10cを静止状態として
おけば、図6に示すように、2軸θx,θz(θy,θz)方
向への移動が可能となる。すなわち、第1スライダ機構
10aを起動してスラスタ部11を図中、右方へある距
離移動させると、スラスタ部11における連結部22の
取り付けヘッド23に連なる第1リンク5を介して第1
リンク5上端のボールジョイント8を押し込む。これに
よってテーブル2はテーブル2中心のボールジョイント
4を中心とする曲げモーメントを受ける。この際、第
2、第3スライダ機構10b,10cは静止状態にある
ので、テーブル2は前記曲げモーメントにより、テーブ
ル2中心のボールジョイント4を中心として、各支点C
1、C2、C3が2点鎖線で示す位置からそれぞれ実線で
示す位置に移動し、全体として右上がり左下がりの状態
に傾斜変位する。かかるテーブル2の変位後の姿勢位置
は、前記各支点C1、C2、C3の位置によって説明する
ことができ、各支点C1、C2、C3の位置は、第1スラ
イダ機構10aにおけるスラスタ部11の移動量によっ
て決まるので、このスラスタ部11の移動量を制御する
ことにより、2軸θx,θz(θy,θz)方向への移動調節
が可能となることがわかる。
【0011】前記多自由度位置決めステージ1では、さ
らに図7に示すように、テーブル2のθx(θy)方向の
変位調節が可能である。ここでは、第1〜第3スライダ
機構10a〜10cを全て起動して、図示するように矢
印方向へ移動調節することで、テーブル2を移動制御し
ている。すなわち第1〜第3スライダ機構10a〜10
cをそれぞれ起動してスラスタ部11を移動させ、第1
〜第3リンク5〜7を介して、各支点C1、C2、C3を
2点鎖線で示す位置からそれぞれ実線で示す位置に移動
させて、テーブル2中心のボールジョイント4を中心と
して全体として傾斜変位させることができる。いずれに
しても、多自由度位置決めステージ1におけるテーブル
2は、第1〜第3スライダ機構10a〜10cを起動制
御して、スラスタ部11の移動量、移動方向を制御する
ことにより、支点C1、C2、C3の位置を移動位置決め
することができるので、ソフトウェアを組むことによ
り、自在にテーブル2の変位調節することができ、例え
ば光通信(レーザ光線等)における反射鏡の位置決め、
TV野外中継の際の追尾用パラボラアンテナの位置合わ
せ、さらにはダイヤモンド等の宝石類の多面体切削加工
の精密加工機械に適用可能である。
【0012】以上、本発明にかかる多自由度位置決めス
テージについて一つの実施の形態を示し説明したが、本
発明は、以下に示す構成によっても実現することができ
る。すなわち、図8に示す多自由度位置決めステージ3
0では、θx,θy,θz、Z方向のテーブル2の位置決め
を可能としている。なお、この多自由度位置決めステー
ジ30において、前述の多自由度位置決めステージ1を
構成する構成体と実質的に同様なものは、同符号を付し
てその説明は省略するものとする。この多自由度位置決
めステージ30では、テーブル2の支持高さを変えられ
るように構成した昇降支柱部31を備えている。この昇
降支柱部31は、後述するモータを装着するモータマウ
ント32と、頂部にボールジョイント4を介してテーブ
ル2を支持したテーブルマウント33とを昇降調節機構
34によって昇降可能に連結構成している。また、前記
モータマウント32とテーブルマウント33とは、リニ
アガイド手段35によって、鉛直昇降するように規制し
ている。
【0013】前記昇降調節機構34は、モータマウント
32に装着したモータ36と、モータマウント32頂部
にベアリング37を介して鉛直方向に指向させて支持し
たねじシャフト38とを有している。このねじシャフト
38上端側は、前記テーブルマウント33の内部空間上
方に向かって臨入すると共に、テーブルマウント33下
面側に装着したボールねじ39を移動可能に螺入してい
る。また、前記リニアガイド手段35は、モータマウン
ト32の頂部側側面側方に突設した軸受保持部40に装
着した直動軸受41に、ガイドポスト42を装入したも
ので、このガイドポスト42の上端部を前記テーブルマ
ウント33下面側の側方に突設した突設部43に係止し
ている。
【0014】多自由度位置決めステージ30は以上のよ
うに構成されるので、昇降調節機構34を起動すること
により、テーブル2を鉛直方向(Z方向)に昇降調節す
ることができ、第1〜第3スライダ機構10a〜10c
と組み合わせて適宜、駆動制御すれば、一層、自在なテ
ーブル2の位置決め制御が可能となり、汎用性が高いも
のとなる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、機構が簡素で、しかも
新規な位置決め機構により、例えば光通信(レーザ光線
等)における反射鏡の位置決め、TV野外中継の際の追
尾用パラボラアンテナの位置合わせ、さらにはダイヤモ
ンド等の宝石類の多面体切削加工の精密加工機械等、様
々な分野で適用することができる。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる多自由度位置決めステージの一
つの実施の形態を示す、概略平面図である。
【図2】図1に示す多自由度位置決めステージの省略的
な側面説明図である。
【図3】図1に示す多自由度位置決めステージにおける
スライダ機構を示す、一部断面説明図である。
【図4】図1に示す多自由度位置決めステージの、リン
ク構成図である。
【図5】本発明にかかる多自由度位置決めステージにお
いて、テーブルを水平方向に移動調節する際の説明に供
するリンク構成図である。
【図6】テーブルをθx,θz方向に移動調節する際の説
明に供するリンク構成図である。
【図7】テーブルをθx方向に移動調節する際の説明に
供するリンク構成図である。
【図8】本発明にかかる多自由度位置決めステージの別
の実施の形態を示す、省略的な側面説明図である。
【符号の説明】
1、30 多自由度位置決めステージ 2 テーブル 3 テーブルスタンド 4、8 ボールジョイント 5 第1リンク 6 第2リンク 7 第3リンク 10a 第1スライダ機構 10b 第2スライダ機構 10c 第3スライダ機構 11 スライダベース 12、13 支持部材 14 ねじシャフト 15 モータマウント 16 モータ 17 出力軸 18 カップリング 19 ボールねじ 20 ガイドレール 21 ジョイント部 22 取り付けヘッド 22a 基軸 23 ベアリング 24 軸 31 昇降支柱部 32 モータマウント 33 テーブルマウント 34 昇降調節機構 35 リニアガイド手段 36 モータ 37 ベアリング 38 ねじシャフト 39 ボールねじ 40 軸受保持部 41 直動軸受 42 ガイドポスト 43 突設部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テーブルを所望位置に移動して位置決
    め調節する多自由度位置決めステージであって、前記テ
    ーブルを、テーブルの中心点においてテーブルスタンド
    に回動自在に支持する一方、前記テーブルの中心点に対
    して、適宜距離、離隔した複数の位置において、リンク
    の一端部をそれぞれ回動自在に連結して、これらのリン
    クの他端部を、それぞれのスライダ機構に回動自在に連
    結するようにし、前記スライダ機構は、長尺なスライダ
    ベースと、スライダベース両端間に回動自在に支持した
    ねじシャフトと、ねじシャフトに回動力を与えるモータ
    と、前記ねじシャフトに移動可能に装着したスラスタ部
    とを有し、このスラスタ部に、前記リンクの他端部を、
    ねじシャフト軸方向、およびねじシャフト軸に対して直
    角方向の軸廻りに回動可能に接続するようにし、前記そ
    れぞれのスライダ機構を適宜駆動制御することで、ねじ
    シャフト上においてスラスタ部を移動させ、テーブル
    を、テーブルの中心点を回動中心として、旋回調節可能
    に構成したことを特徴とする多自由度位置決めステー
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記テーブルの中心点に対して、等距
    離、離隔した第1、第2、第3の位置において、互いに
    等長の第1、第2、第3のリンクの一端部をそれぞれ回
    動自在に連結して、これらのリンクの他端部を、それぞ
    れ第1〜第3のスライダ機構に回動自在に連結するよう
    にし、前記第1〜第3スライダ機構は、それぞれ長尺な
    スライダベースと、スライダベース両端間に回動自在に
    支持したねじシャフトと、ねじシャフトに回動力を与え
    るモータと、前記ねじシャフトに移動可能に装着したス
    ラスタ部とを有し、このスラスタ部に、前記第1〜第3
    リンクの他端部を、ねじシャフト軸方向、およびねじシ
    ャフト軸に対して直角方向の軸廻りに回動可能に接続す
    るようにし、前記第1〜第3スライダ機構におけるスラ
    イダベースを、テーブルスタンド周囲を取り囲むよう
    に、スライダベースにおけるねじシャフトが三角形の各
    辺を構成するように、且つテーブルの中心点の位置が、
    前記ねじシャフトが形成する三角形の重心と一致するよ
    うに配設し、前記第1〜第3スライダ機構を適宜駆動制
    御することで、ねじシャフト上においてスラスタ部を移
    動させ、テーブルを、テーブルの中心点を回動中心とし
    て、旋回調節可能に構成したことを特徴とする請求項1
    記載の多自由度位置決めステージ。
  3. 【請求項3】 前記スラスタ部は、ねじシャフトに移
    動自在に螺入したボールねじと、このボールねじの下面
    側に設けた、スライダベース上のガイドレールに摺動移
    動自在に装着したスラスタ基部と、ボールねじの上面側
    に、前記第1〜第3リンクの他端部を、それぞれねじシ
    ャフト軸方向、およびねじシャフト軸に対して直角方向
    の軸廻りに回動可能とする連結部とを備えたことを特徴
    とする請求項2記載の多自由度位置決めステージ。
  4. 【請求項4】 前記テーブルを水平状態に支える際、
    スライダ機構によってそれぞれ支持されるリンクの一端
    部側を、鉛直状態からねじシャフト軸方向、およびねじ
    シャフト軸に対して直角方向に、それぞれ特定角度、傾
    斜させるように設定したことを特徴とする請求項1ない
    し3記載の多自由度位置決めステージ。
  5. 【請求項5】 前記テーブルの支持高さを変えられる
    ようにした、昇降支柱部を備え、この昇降支柱部は、モ
    ータを装着するモータマウントと、頂部に回動自在にテ
    ーブルを支持したテーブルマウントとを昇降調節機構に
    よって昇降可能に連結した構成とする一方、前記モータ
    マウントとテーブルマウントとを鉛直昇降するように規
    制するリニアガイド手段を備え、前記昇降調節機構は、
    モータマウントに装着したモータと、モータマウント頂
    部にベアリングを介して鉛直方向に指向させて支持した
    ねじシャフトとを有し、このねじシャフト上端側を、前
    記テーブルマウントの内部空間上方に向かって臨入する
    と共に、テーブルマウント下面側に装着したボールねじ
    を移動可能に螺入し、前記リニアガイド手段は、モータ
    マウントの頂部側側面側方に突設した軸受保持部に装着
    した直動軸受に、ガイドポストを装入して、このガイド
    ポストの上端部を前記テーブルマウント下面側の側方に
    突設した突設部に係止し、前記第1〜第3スライダ機構
    並びに、昇降調節機構を適宜駆動制御して、テーブル
    を、テーブルの支持高さを調節すると共にテーブルの中
    心点を回動中心として、旋回調節可能に構成したことを
    特徴とする請求項1ないし4記載の多自由度位置決めス
    テージ。
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