JPH11114313A - 凝集剤及びこれを用いた凝集方法 - Google Patents

凝集剤及びこれを用いた凝集方法

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JPH11114313A
JPH11114313A JP27769897A JP27769897A JPH11114313A JP H11114313 A JPH11114313 A JP H11114313A JP 27769897 A JP27769897 A JP 27769897A JP 27769897 A JP27769897 A JP 27769897A JP H11114313 A JPH11114313 A JP H11114313A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凝集特性に優れ、人体や環境に安全な凝集剤
及びこれを用いた凝集方法を提供する。 【解決手段】 モロヘイヤ、又はこの乾燥物、又はこの
抽出物の少なくともいずれかを含有することを特徴とす
る凝集剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排水処理分野、上
・下水道分野、発酵工業、製紙工業、土建等の各種分野
に使用される凝集剤、及びこれを用いた凝集方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年の大量生産と大量消費に伴って水中
に排出される工場排水等の懸濁粒子群は、増大の一途に
あるが、これら水中に懸濁分散している微粒子を凝集分
離し、水を清澄化する作用をもつ凝集剤には、これまで
ポリアクリルアミドやその共重合体等の合成高分子凝集
剤が一般に用いられている。しかし、これら合成高分子
凝集剤は、以下のような問題点を有していた。
【0003】・土壌に放出されても分解されず、蓄積さ
れる。
【0004】・単量体(アクリルアミド等)自体が毒性
を有する。
【0005】・石油等の化石資源から合成されたもので
あり、人類によって再生できないものを原料としてい
る。
【0006】このような環境破壊、安全性、化石資源の
枯渇等の点から、生分解を受けやすく、安全な凝集剤の
開発が求められている。
【0007】最近では、これら生分解性が得られる凝集
剤の開発が進んでいるが、人体に対する安全性について
は十分な検討がされておらず、特に食品や人の口に入る
ような製品、例えば、上水処理や処理凝集物の堆肥化や
飼料化等への利用については未だ利用されていないのが
実情である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、天然系高分子
凝集剤として、グアーガム(豆科のグワーの種から抽
出)、アルギン酸ソーダ(こんぶ、かじめ、あらめ等の
褐藻類から抽出)、でんぷん、ゼラチン、キトサン(蟹
の甲羅から抽出)等が検討されているが、これらは飼育
・栽培が困難であったり、用途が限定されたり、凝集効
果が低かったりで、広く実用化されるには至っていな
い。
【0009】本発明は、上述のような実情に鑑みてなさ
れたものであり、環境や人体に対して安全性が高く、か
つ優れた凝集活性を有し広い用途に利用が可能な凝集剤
及び凝集方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る凝集剤は、モロヘイヤ、又はこの乾燥
物、又はこの抽出物の少なくともいずれかを含有するこ
とを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る凝集方法は、モロヘイ
ヤ、又はこの乾燥物、又はこの抽出物の少なくともいず
れかを含有する凝集剤を懸濁液に添加し、微粒子を凝集
分離することを特徴とする。
【0012】モロヘイヤ、又はこの乾燥物、またはこの
抽出物からなる凝集剤は、これまでの凝集剤に比べて、
凝集特性に優れ、処理液の消臭効果に優れている。さら
に、この凝集剤は、天然物であるため人体や環境に対し
ても安全で、従来より埋立処理されていたケーキが、堆
肥や飼料として利用できることになり、省資源、有害物
質の低減、廃棄物の有効利用の点から、地球環境保全に
大きく貢献することができる。
【0013】さらに、この凝集剤は、酸及び/又はアル
カリ処理することにより、さらには、凝集助剤、無機凝
集剤、高分子凝集剤と混合或いは併用することにより、
より高い凝集効果を得ることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。
【0015】本発明に係る凝集剤は、モロヘイヤ、又は
この乾燥物、又はこの抽出物の少なくともいずれかを含
有することを特徴とするものである。
【0016】モロヘイヤは、主にエジプトを中心にシリ
ア、ヨルダン、イラン等のアラブの熱帯地方で栽培され
ているシナノキ科のコルコルス属の1年草であり、緑黄
色野菜として古くから食用に利用されている。本発明
は、このモロヘイヤの主成分である粘性を示す酸性多糖
類を凝集剤として利用するものである。
【0017】具体的には、モロヘイヤの花、茎、葉、根
部、又はこれらの一部をペースト状にしたものを凝集剤
とするとよい。
【0018】または、モロヘイヤの花、茎、葉、根部、
又はこれらの一部を乾燥状態でミキサー等により粉砕し
た粉体を凝集剤とするとよい。凝集剤の乾燥には、天
日、日陰での風乾、真空乾燥、熱風乾燥、凍結乾燥等の
何れの方法を使用してもよい。
【0019】さらには、これらペーストや粉体を、水、
温水、親水性有機溶剤(アルコール類、エーテル類、
N,N−ジメチルフォルムアミド、ジメチルスルフォキ
シド等)、又はこれらの混液により抽出した抽出液を凝
集剤とするとよい。さらに、抽出液を分画したもの、或
いは抽出液を乾燥したものであってもよい。なお、抽出
液としては、水もしくは温水が好ましい。
【0020】また、上記抽出液を貧溶媒となる有機溶剤
で再沈させたものや、これを乾燥させたものを凝集剤と
してもよい。
【0021】これら抽出液は、必要に応じて、液中の固
形物をフィルター等で濾過するとよい。
【0022】また、これら凝集剤は、アルカリ水溶液や
酸水溶液で処理又は抽出して、これを凝集剤としてもよ
い。アルカリとしては、例えば、アンモニア水、各種ア
ミン化合物、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム等が挙げられる。酸としては、乳酸、酪酸、
酢酸、ギ酸等の有機酸や、硫酸、塩酸、硝酸等の無機酸
が挙げられる。なお、モロヘイヤは、酸性基を多く含有
しているため、反応の容易さから、アルカリで処理する
ことがより好ましい。
【0023】本発明においては、モロヘイヤをそのまま
凝集剤として用いることができるが、上述したように、
粉体や抽出液として利用する方が、処理液(懸濁液)中
での拡散をより容易にする上で効果的である。また、モ
ロヘイヤをそのまま乾燥したものよりは、水、温水、水
溶性有機溶剤等で抽出した後に乾燥させたものの方が、
同一固形物重量当たりの凝集活性は有利となる。
【0024】但し、モロヘイヤの粘性の多糖成分は、粉
砕や加熱しすぎると、その主・側鎖の切断による分子量
低下や分子内架橋反応による水不溶化が生じ、凝集活性
が低下してしまう。
【0025】一方、本発明に係る凝集方法は、上述した
モロヘイヤ、又はこの乾燥物、又はこの抽出液の少なく
ともいずれかを含有してなる凝集剤を、上水・下水、各
種工業排水等の懸濁液に添加し、懸濁液中の微粒子を凝
集分離することを特徴とするものである。
【0026】これら凝集剤は、上述したように、モロヘ
イヤをそのまま用いることができるが、乾燥させたり各
種溶液により抽出することで粉体や抽出液として利用す
る方が好ましい。また、これら凝集剤は、アルカリ及び
/又は酸により処理してもよい。
【0027】また、これら凝集剤は、1種単独で用いる
必要はなく、複数種組み合わせて使用するとよい。例え
ば、以下に示す凝集助剤、無機凝集剤、有機凝結剤、ノ
ニオン型高分子凝集剤、アニオン型高分子凝集剤、カチ
オン型高分子凝集剤、両性型高分子凝集剤と混合又は併
用(別々に添加)するとよい。これら他の薬剤と混合又
は併用することにより、各種凝集特性が改善される。
【0028】(1)凝集助剤 消石灰、ケイ酸ソーダ、ベントナイト、フライアッシュ (2)無機凝集剤 硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム、アルミン酸
ナトリウム、硫酸第一鉄、塩化第二鉄、硫酸第二鉄、塩
化コッパラス、変性塩基性硫酸アルミニウム(LAC
S)、活性シリカ (3)有機凝結剤 ジメチルジアリルアンモニウムクロライド、アルキル・
エピクロルヒドリン縮合物、ポリエチレンイミン、アル
キレンジクロライドとポリアルキレンポリアミンの縮合
物、ジシアンジアミド・ホルマリン縮合物、アニリン−
ホルムアルデヒド重複合物塩酸塩、ポリヘキサメチレン
チオ尿素酢酸塩、ポリビニルベンジルトリメチルアンモ
ニウムクロライド (4)ノニオン型高分子凝集剤 ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド、でんぷ
ん、グアーガム、ゼラチン、ポリオキシエチレン、ポリ
オキシプロピレン (5)アニオン型高分子凝集剤 ・(メタ)アクリル酸系ポリマーとして、ポリアクリル
アミドやポリメタクリルアミドの部分加水分解物、アク
リル酸又はメタクリル酸とアクリルアミド又はメタクリ
アミドとの共重合体及びその塩類、アクリル酸又はメタ
クリル酸とアクリルアミド又はメタクリルアミドと2−
アクリルアミド−メチルプロパンスルホン酸、ビニルス
ルホン酸又はビニルメチルスルホン酸との3元共重合体
及びその塩類、ポリアクリルアミドやポリメタクリルア
ミドのスルホメチル化物及びその塩類、アルギン酸ソー
ダ、グアーガムソーダ塩、カルボキシメチルセルロース
ソーダ塩、でんぷんソーダ塩 ・その他のポリマーとして、下記のポリマーのスルホン
化物及びその塩類が挙げられる。ポリスチレン、ポリフ
ェニレンエーテル、ポリカーボネート、ポリフェニレン
スルフィド、ポリエチレンテレフタレート、好ましくは
ポリフェニレンエーテル、ポリカーボネートである。
【0029】(6)カチオン型高分子凝集剤 ・ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレートの四
級化物(四級化剤としては、塩化メチル、塩化ベンジル
等)及びその酸塩(酸塩としては、塩酸塩、硫酸塩等の
無機酸塩及び酢酸塩等の有機酸塩等)、又はこれらと
(メタ)アクリルアミドとの重合体若しくは共重合体;
例えば、ジメチルアミノエチルアクリレートのメチルク
ロライド四級化物又はこれとアクリルアミドとの重合体
若しくは共重合体 ・ジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリルアミドの
四級化物若しくは酸塩、又はこれらと(メタ)アクリル
アミドとの重合体若しくは共重合体;例えば、ジメチル
アミノプロピルアクリルアミドのメチルクロライド四級
化物とアクリルアミドとの共重合体 ・ポリアクリルアミドのカチオン化変性物;例えばポリ
アクリルアミドのマンニッヒ変性物及びホフマン分解物 ・エピハロヒドリン−アミン縮合物;例えばエピハロヒ
ドリンと炭素数2〜8のアルキレンジアミンとの重縮合
物 ・ポリジメチルジアリルアンモニウムクロライド ・ポリビニルイミダゾリン及びその塩類 ・ポリビニルアミジン及びその塩類 ・キトサン及びその塩類 ・ポリビニルピリジン及びその塩類 ・ポリチオ尿素 ・水溶性アニリン樹脂 ・クロロメチル化ポリスチレンアンモニウム塩又はアミ
ン4級塩 ・ポリビニルイミダゾール及びその塩類 (7)両性型高分子凝集剤 ・アクリルアミド−アクリル酸(又はその塩)−ジアル
キルアミノアルキル(メタ)アクリレート(又はその塩
及び四級化物) ・ポリグルタミン酸及びその塩類 また、これ以外に、キレート樹脂、キレート剤、活性
炭、オゾン水、イオン交換樹脂及びイオン交換膜、吸水
性樹脂、過酸化水素水、塩素及び液体塩素、次亜塩素酸
ソーダ、二酸化塩素、さらし粉、塩素化イソシアヌル、
けいそう土、酸化チタン等の光触媒、生物処理剤等の副
処理剤等と混合又は併用してもよい。
【0030】なお、凝集処理液や凝集物をそれぞれ上水
処理や堆肥、飼料として利用する場合には、合成高分子
凝集剤と混合又は併用すると、環境や人体に影響を及ぼ
す可能性があるため、本発明の凝集剤単独、或いは他の
無機系及び天然産生薬剤と併用することが好ましい。
【0031】処理水等の懸濁液に対する凝集剤の添加量
は、対象となる懸濁液の種類や他の薬剤との組み合わせ
によって大きくことなるが、概ね0.01〜2000m
g/リットル、より好ましくは0.1〜500mg/リ
ットルである。凝集剤の添加量が少なすぎると、凝集効
果が得られず、添加量が多すぎるとかえって凝集効果が
低下する虞があるため好ましくない。
【0032】このように、モロヘイヤ、又はこの乾燥
物、又はこの抽出液の少なくともいずれかを含有してな
る凝集剤は、従来の凝集剤に比べて、各凝集特性(例え
ば、沈降速度、濾液濁度、濾布剥離性、ケーキ含水率)
に優れている。さらに、これら凝集剤は、天然物である
ため、人体や環境に対して安全であり、合成高分子凝集
剤のように化石資源を消費することがなく再生可能な資
源より得ることができる。これにより、従来より焼却或
いは埋立処分とされていた脱水後のケーキが、堆肥や飼
料として利用できることになり、省資源、有害物質の低
減、廃棄物の有効利用の点から地球環境保全に貢献する
ことができる。
【0033】さらに、これら凝集剤は、植物中の繊維成
分を多く含んでいるため、ケーキや濾布との剥離性に優
れ、処理水やケーキに対する消臭効果を有している。
【0034】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
する。
【0035】実施例1 葉、茎のついたモロヘイヤを水に添加して、これをミキ
サーにかけ、細断及び抽出を行った。これにより得られ
たモロヘイヤの細断固形物を含む粘性水溶液を、凝集剤
1とする。この粘性水溶液中の水可溶成分(水溶性ポリ
マー分)は、0.1%であった。
【0036】実施例2 モロヘイヤの葉、茎、根の乾燥粉末を、凝集剤2とし
た。この乾燥物中の固形分の純度は、95%であった。
【0037】実施例3 モロヘイヤの葉の乾燥粉末に、50℃の温水を加えて、
攪拌・抽出した。この濾過物を凝集剤3とした。得られ
た粘性水溶液中の水可溶性分(水溶性ポリマー)は、
0.2%であった。
【0038】実施例4 モロヘイヤの葉の乾燥粉末に水を加えて攪拌・抽出し
た。次に、この濾過物にエタノールを加え、生じた沈澱
物を濾別・乾燥した。この乾燥物を凝集剤4とした。こ
の乾燥物中の固形分の純度は97%であった。
【0039】実施例5 葉、茎のついたモロヘイヤに水酸化ナトリウム水溶液を
加えてミキサーにかけて、細断及び抽出を行った。この
濾過物を凝集剤5とした。この粘性水溶液のpHは8.
5であり、水可溶成分(水溶性ポリマー分)は、0.1
3%であった。
【0040】実施例6 凝集剤2と、市販のポリアクリルアミド部分加水分解物
(加水分解率:20モル%)を1:1の重量比で混合し
たものを、凝集剤6とした。
【0041】実施例7 凝集剤4と、市販のコンスターチ系天然凝集剤を2:1
の重量比で混合したものを、凝集剤7とした。
【0042】比較例1 ポリアクリルアミド部分加水分解物(中アニオン型高分
子凝集剤)を凝集剤aとする。
【0043】比較例2 コンスターチ系天然凝集剤を凝集剤bとする。
【0044】比較例3 ジメチルアミノエチルアクリレートのメチルクロライド
四級化物とアクリルアミドとの共重合体(強カチオン型
高分子凝集剤)を凝集剤cとする。
【0045】比較例4 キトサンを凝集剤dとする。
【0046】特性評価1 まず始めに、凝集評価用懸濁液として、1重量%のカオ
リン水溶液を用意した。そして、共栓付きの200ml
メスシリンダーに100mlの懸濁液を入れ、メスピペ
ットにより、実施例及び比較例の凝集剤を懸濁液にポリ
マー分又は固形分として1ppmなる濃度で添加した。
直ちに同メスシリンダーを上下10回転攪拌を行い、そ
の後、静置して懸濁粒子の沈降速度及び濁度(静置1分
後)を測定した。
【0047】この測定結果を表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】表1の結果から、モロヘイヤからの抽出物
を含有する凝集剤1,2,3,5を用いた場合には、従
来より用いられている比較例の凝集剤a,bに比べて、
沈降速度、濁度の面において優れた凝集特性を示すこと
がわかる。また、凝集剤6のように、従来品と混合する
ことにより、さらに優れた凝集特性を得られることがわ
かる。
【0050】特性評価2 まず始めに、凝集評価用懸濁液として、4重量%のカオ
リン水溶液に硫酸アルミニウムを0.2重量%添加した
ものを用意した。そして、共栓付きの200mlメスシ
リンダーに100mlの懸濁液を入れ、メスピペットに
より、実施例及び比較例の凝集剤を懸濁液にポリマー分
又は固形分として5ppmなる濃度で添加した。直ちに
同メスシリンダーを上下10回転攪拌を行い、その後、
静置して懸濁粒子の沈降速度及び濁度(静置3分後)を
測定した。
【0051】この測定結果を表2に示す。
【0052】
【表2】
【0053】表2の結果から、モロヘイヤからの抽出物
を含有する凝集剤1,2,3,5と硫酸アルミニウムと
を併用した場合には、比較例の凝集剤a,bと硫酸アル
ミニウムとを併用した場合に比べて、沈降速度、濁度の
面において優れた凝集特性を示すことがわかる。また、
凝集剤6のように、従来品と混合することにより、さら
に優れた凝集特性を得られることがわかる。
【0054】特性評価3 まず始めに、凝集評価用懸濁液として、電子部品工場の
廃水(原水は酸性を示し、消石灰で中和処理したもの)
(水素イオン濃度指数(pH):5.6,懸濁物質濃度
(SS):1.5重量%)に硫酸アルミニウムを300
ppm添加したものを用意した。そして、共栓付きの2
00mlメスシリンダーに100mlの懸濁液を入れ、
メスピペットにより、実施例及び比較例の凝集剤を懸濁
液にポリマー分又は固形分として4ppmなる濃度で添
加した。直ちに同メスシリンダーを上下10回転攪拌を
行い、その後、静置して懸濁粒子の沈降速度及び濁度
(静置3分後)、脱水後のケーキと濾布との剥離性、ケ
ーキ含水率を測定した。
【0055】この測定結果を表3に示す。なお、表中の
剥離性の評価は、極めて良好な状態を◎とし、良好な状
態を○とし、若干剥離が悪いものを△とする。
【0056】
【表3】
【0057】表3の結果から、モロヘイヤからの抽出物
を含有する凝集剤3,4,5とポリ塩化アルミニウムと
を併用した場合には、比較例の凝集剤a,bとポリ塩化
アルミニウムとを併用した場合に比べて、沈降速度、濁
度、剥離性、ケーキ含水率の面において優れた凝集特性
を示すことがわかる。また、凝集剤7のように、比較例
の凝集剤と混合することにより、さらに優れた凝集特性
を得られることがわかる。
【0058】特性評価4 まず始めに、凝集評価用懸濁液として、下水処理場の混
合汚泥(pH:6.6,SS:2.8重量%)を用意し
た。そして、この混合汚泥をジャーテスターにて攪拌
し、これに凝集剤c又はdを懸濁物質(SS)当たり
0.6重量%添加し、さらに攪拌後、各凝集剤を懸濁物
質(SS)当たり0.15重量%添加し攪拌を行った。
そして、凝集後静置して汚泥の沈降速度、脱水濾液の濁
度、ケーキと濾布との剥離性、ケーキ含水率、濾液の臭
気を測定した。
【0059】この測定結果を表4に示す。なお、表中の
剥離性の評価は、極めて良好な状態を◎とし、良好な状
態を○とし、若干剥離が悪いものを△とする。濾液の臭
気の評価は、全く無臭のものを◎とし、微臭のものを△
とする。
【0060】
【表4】
【0061】表4の結果から、モロヘイヤからの抽出物
を含有する凝集剤5を比較例の凝集剤c又はdと併用し
た場合には、比較例の凝集剤同士の併用に比べて、沈降
速度、濁度、剥離性、ケーキ含水率の面において優れた
凝集特性を示すことがわかる。また、モロヘイヤからの
抽出物を含有する凝集剤を用いることにより、処理液の
臭気を低減させる効果があることも確認された。さらに
凝集剤5と天然産生凝集剤であるキトサン(凝集剤d)
と併用して用いることにより、脱水ケーキは、堆肥や飼
料として用いることが可能となる。
【0062】特性評価1〜特性評価4からわかるよう
に、本発明に係る凝集方法によれば、モロヘイヤの抽出
物からなる凝集剤を用いることにより、従来の凝集剤を
用いる場合に比べ、優れた凝集特性、臭気低減効果を得
ることができ、工業排水処理、上下水道処理等のいずれ
の凝集処理においても利用できることがわかる。また、
このモロヘイヤの抽出物からなる凝集剤は、従来から用
いられている凝集剤と混合或いは併用することにより、
さらに凝集効果を向上させることができる。特に、他の
天然産生凝集剤と混合或いは併用することにより、脱水
後のケーキも堆肥や飼料として利用できることになる。
【0063】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る凝集剤及び凝集方法によれば、優れた凝集特性
及び消臭効果を得ることができる。さらに、天然産生凝
集剤を用いてなることから、人体や環境に対して安全
で、合成高分子凝集剤のように化石資源を消費すること
がなく、再生可能な資源により再生することができる。
これにより、従来では焼却や埋立処分されていた脱水後
のケーキが堆肥や飼料として利用できることになり、省
資源、有害物の低減、廃棄物の有効利用の点から地球環
境保全に大きく貢献することができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モロヘイヤ、又はこの乾燥物、又はこの
    抽出物の少なくともいずれかを含有することを特徴とす
    る凝集剤。
  2. 【請求項2】 モロヘイヤ、又はこの乾燥物、又はこの
    抽出物は、酸及び/又はアルカリ処理されてなることを
    特徴とする請求項1記載の凝集剤。
  3. 【請求項3】 モロヘイヤ、又はこの乾燥物、又はこの
    抽出物の少なくともいずれかを含有する凝集剤を懸濁液
    に添加し、微粒子を凝集分離することを特徴とする凝集
    方法。
  4. 【請求項4】 上記凝集剤を酸及び/又はアルカリ処理
    することを特徴とする請求項3記載の凝集方法。
  5. 【請求項5】 上記凝集剤を、凝集助剤、無機凝集剤、
    高分子凝集剤の少なくとも1種以上と混合或いは併用す
    ることを特徴とする請求項3記載の凝集方法。
  6. 【請求項6】 上記高分子凝集剤が、ノニオン型、アニ
    オン型、カチオン型、両性型高分子凝集剤より選ばれる
    ことを特徴とする請求項5記載の凝集方法。
  7. 【請求項7】 上記凝集剤を、天然産生凝集剤と混合或
    いは併用することを特徴とする請求項3記載の凝集方
    法。
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