JPH11113314A - 乗用管理作業車の操向装置 - Google Patents

乗用管理作業車の操向装置

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Publication number
JPH11113314A
JPH11113314A JP28372597A JP28372597A JPH11113314A JP H11113314 A JPH11113314 A JP H11113314A JP 28372597 A JP28372597 A JP 28372597A JP 28372597 A JP28372597 A JP 28372597A JP H11113314 A JPH11113314 A JP H11113314A
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JP
Japan
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gear
cam
shaft
case
steering
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Pending
Application number
JP28372597A
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English (en)
Inventor
Shigeru Nakada
茂 中田
Hideo Nakajima
英夫 中島
Mitsuhiko Tanji
光彦 丹治
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Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後方向に機体フレームを設け、機体フレー
ムの前部に2輪の前輪を支持し、後部に2輪の後輪を支
持し、前後の車輪の間の腹部に複数個の作業機を配し、
作業機装着装置を用いて吊設した4輪型の乗用管理作業
車において、作業機の昇降範囲が制限されないように構
成する。 【解決手段】 前輪を回動させるドラッグロッド234
を摺動する部材を急旋回用のカム240に設ける。ま
た、操向回動軸の動きを伝達する扇型ギヤ241を前記
カムの斜め上方に段差を設けて固設一体化し、回動自在
に設けた軸に固定し、フロントケース7内に垂直方向に
配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用作業管理機の
操向回動技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乗用管理作業車は、ミッションか
ら出力された駆動力をフロント駆動軸より、直接または
チェーンを介してフロントデフケースに入力されてい
る。また、前輪と後輪の間の腹部に作業機を装着する場
合、作業機の昇降範囲を確保するために作業管理機の前
輪を大きく構成している。また、前輪の駆動には、フロ
ントケース内よりチェーンを介して前輪の駆動が行なわ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】管理作業車の腹部に作
業機を装着する場合、地面から作業車の前部フレームま
での高さは低く、また、フロント駆動軸が前部フレーム
内を通っているため作業機の昇降範囲と重なってしま
い、作業機の昇降範囲が制限されていた。これを回避す
るために前輪を大きく構成して、前部フレームの地面よ
りの高さを上げた場合には、前輪の半径が大きくなるた
め、前輪の後部が作業機の腹部に至り作業機の昇降範囲
が制限されていたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前後方向に機体フレーム
を設け、機体フレームの前部に2輪の前輪を支持し、後
部に2輪の後輪を支持し、前後の車輪の間の腹部に複数
個の作業機を配し、作業機装着装置を用いて吊設した4
輪型の乗用管理作業車において操向回動させるドラッグ
ロッドの一端をナックルアームに、他端を旋回用のカム
に連結し、前記カムを固設したカム軸をフロントケース
内に軸支し、該カム軸に扇型ギヤを一体的に固設し、該
扇型ギヤにステアリングハンドルの操向回動を伝達する
ようにし、前記カムと扇型ギヤをフロントケース内で垂
直方向に配設したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面を基に説明する。図1、図2において、4輪型乗用管
理作業車71の全体構成から説明する。4輪型乗用管理
作業車71は、運転部72が前後方向に長い機体フレー
ム1の後部に配され、該機体フレーム1の後端部にエン
ジン73が搭載され、該エンジン73の出力は、ミッシ
ョンケース74に伝えて後輪駆動ケース5を介して後輪
3・3が駆動される。一方、機体フレーム1内を第一動
力伝達軸9が挿通され(図3、図5)、機体フレーム1
前部にフロントケース7を設け、該フロントケース7側
部に鉛直方向を軸芯として左右回動可能に下部ギヤケー
ス8を装着し、該下部ギヤケース8に前輪2を支持して
駆動できるようにし、四輪駆動車を構成している。ま
た、前記エンジン73はボンネット10によって被装さ
れ、ボンネット10前方にはミッションケース74及び
後輪3を被装する車体カバー11が配され、該車体カバ
ー11上に運転席12が載置され、運転席12側方には
走行変速レバー47及び駐車レバー39が突出されてい
る。又、運転席12前方の機体フレーム1上にステアリ
ングコラム13が立設されている。該ステアリングコラ
ム13上部より上方にステアリングハンドル14が突出
され、ステアリングコラム13の右側部にアクセルレバ
ー15が突出され、左側部に主クラッチ16が配置され
ている。
【0006】また、前記前輪2と後輪3との間位置の乗
用型管理作業車71の腹部には、作業機75が作業機装
着装置79によって吊設されている。該作業機装着装置
79は前部フレーム101に突設されたブラケット18
に連結された上リンク19及び下リンク20、昇降シリ
ンダ22より構成され、該昇降シリンダ22により昇降
自在に構成されている。該作業機装着装置79の他端に
作業機75のヒッチ21が枢着され、該ヒッチ21に左
右方向に棒状のツールバー23を延出して中央部が固設
されている。該ツールバー23の中央部と左右側部に、
取付け位置を変更可能に複数の作業機75が装着され、
複数条の管理作業を行えるようにしている。前記作業機
75としてロータリ耕耘機、雑草を取り除く熊手形状の
レーキ等が配置できる。本実施例においては、ロータリ
ー耕運機が装着されている。
【0007】次に、前記機体フレーム1について、図
1、図2、図3を用いて説明する。前記機体フレーム1
は、前後方向に長く筒状に形成され、ステアリングコラ
ム13を立設した前後方向略中央位置におて、段差状に
前部フレーム101と後部フレーム102とに形成さ
れ、更に後部フレーム102の後端部にエンジンフレー
ム103・103が固定されている。
【0008】前記エンジンフレーム103・103は、
後部フレーム102の後端上部左右に二本固設され、該
エンジンフレーム103・103の後上部にエンジン7
3が載置され、エンジンフレーム103・103の前部
に車体カバー11が載置され、ミッションケース74及
び後輪3が被装されている。また、図1に示すように、
前記車体カバー11上に載置する運転席12が設けられ
ている。
【0009】また、前記後部フレーム102は、正面断
面視で下方が開放された「コ」字状に形成され、後部フ
レーム102の後端部をミッションケース74の直前方
位置まで延出している。前記後部フレーム102内に
は、ミッションケース74の上部より前方に突出される
第一動力伝達軸91が後部フレーム102内の上部に前
後方向に配置され、前記ミッションケース74の下部よ
り突出したPTO軸35にはユニバーサルジョイントが
連結可能に構成されている。該ユニバーサルジョイント
前部を上方に回動させると、「コ」字状に形成された後
部フレーム102の開放面内まで回動され、作業機装着
装置79によって、作業機75を高く上昇させても、ユ
ニバーサルジョイントと後部フレーム102とが干渉す
ることはない。
【0010】更に、前記後部フレーム102には、下部
左右両側にステップ40が形成されて、該ステップ40
の外周部にはパイプ体を屈曲した枠体41が設けられ補
強し、ステップ40の前側より乗降できるようにしてい
る。該ステップ40は下方より枠体41に固設したパイ
プ体によって補強されている。
【0011】また、前記後部フレーム102の前上部に
連結フレーム104が固設され、該連結フレーム104
上部に前部フレーム101の後部が固設され、該前部フ
レーム101後部上にステアリングコラム13が立設さ
れ、ステアリングコラム13下部より前部フレーム10
1が前方に延出されており、後部フレーム102より一
段高く配されている。そして、前述した作業機75を吊
設する作業機装着装置76が、前部フレーム101の前
部に配されているので、作業機装着装置76がステップ
40面より高い位置に配置でき、また、作業機75を上
昇させた位置において、作業機75のヒッチ21もステ
ップ40の配設面より高く保持でき、作業機75を高く
上昇できる。
【0012】また、前記前部フレーム101内部には、
図3、図4に示すように第二動力伝達軸42や操向回動
軸43が支持されている。該操向回動軸43の後部は、
ジョイント軸46を介して操作軸45の下部に連結され
ており、該操作軸45はステアリングコラム13内に上
下方向に支持されてステアリングハンドル14に連動連
結されている。
【0013】前記エンジン73からの動力を後輪3・3
及び前輪2・2、作業機75を駆動するPTO軸に伝達
する構成について説明する。図1に示すように、エンジ
ン73の動力がプリー、ベルトを介してHST式変速装
置76に伝えられて主変速が行われ、該HST式変速装
置76の出力がミッションケース74に入力され、該ミ
ッションケース74内で副変速される。そして、該ミッ
ションケース74の下部の左右両側には、後輪駆動ケー
ス5・5が固設され、内部に左右の後輪3・3と連動す
る前記後輪駆動軸が軸支され、該駆動軸に動力が伝達さ
れることにより後輪3が駆動される。また、出力軸73
から後述するシャフトやチェーン等を介して前輪2・2
に動力が駆動される。また、前記HST式変速装置76
の入力軸よりギヤやシャフト等を介してPTO軸35が
駆動される。
【0014】次に、前記後輪3・3への動力を断接する
サイドクラッチ機構の作動操作について図10を用いて
説明する。前記サイドクラッチ機構は、運転者によるサ
イドクラッチペダル17・17の操作によって行われて
いる。ミッションケース74の上部には、図示せぬ動力
断接ギヤを摺動するフォークと連動する連動軸91・9
1を上方に突出し、該連動軸91・91上部に操作アー
ム90・90が固設されている。該操作アーム90が、
連動軸91・91より前方と左右方向の外側に突出する
板体より平面視L型に形成され、左右の操作アーム90
・90は一定間隔を開けて設けられている。該操作アー
ム90の外側端部に、リンク機構92を介して前述した
運転席12下部のサイドクラッチペダル17に連動連結
されている。よって、一側のサイドクラッチペダル17
を踏み込んみ操作すると、操作アーム90が回動し、一
側の動力断接ギヤを摺動して、一側の後輪3の駆動が停
止される。その時、回動した操作アーム90の前端部が
他方の操作アーム90前端部に当接し、他方のサイドク
ラッチペダル17の回動を規制している。
【0015】また、左右の前記操作アーム90・90の
前部にはアウタケース93・93が固設され、内部にワ
イヤ94・94が支持され、右側のワイヤ94の一端を
左側操作アーム90に締結しており、左側のワイヤ94
の一端を右側操作アーム90に締結している。また、該
ワイヤ94の他端は前方に延出し、後述する前輪2の回
動方向を検出する手段に接続されている。
【0016】図3、図4及び図5に示すように、前記出
力軸73には第一動力伝達軸9が連結されている。第一
動力伝達軸9は後部フレーム102内にて前後方向に配
設され、該第一動力伝達軸9の前端は、チェーンケース
201の下部に回動自在に軸支された伝動軸202に連
結されている。該伝動軸202にはチェーンケース20
1の下部に突出した上部PTO軸203の後端が相対回
動不可能に接続されている。また、該伝動軸202上に
はスプロケット204が固設されており、チェーン20
7が巻回されている。該チェーン207は、チェーンケ
ース201の上部に回動自在に軸支さた伝動軸205に
固設したスプロケット206に巻回されている。このた
め、伝動軸202の動力が伝動軸205に伝達され、該
伝達軸205には第二動力伝達軸91の後端が連結され
動力を前方のフロントケース7に伝達している。
【0017】前部フレーム101内には、操向回動軸4
3及び第二動力伝達軸91が配設されている。該操向回
動軸43は後端においてユニバーサルジョイント46を
介して上端をステアリングハンドル14に固設した操作
軸45の下端に連結されている。このため、該ステアリ
ングハンドル14を回動させることにより、前記操向回
動軸43を回動可能に構成している。
【0018】また、第二動力伝達軸91の前端はユニバ
ーサルジョイントを介してフロントケース7内に配設さ
れた伝動軸210に連結されている。該伝動軸210
は、前記フロントケース7内に上下方向に配設されたチ
ェーンケース211の上部に回動自在に軸支されてい
る。該伝動軸210上にはスプロケット212が固設さ
れており、前記チェーンケース211の下部には伝動軸
213が回動自在に軸支されており、該伝動軸213上
にはスプロケット214が固設されている。該スプロケ
ット207及び前記スプロケット214にはチェーン2
15が巻回されており、前記伝動軸210に前記第二動
力伝達軸91より入力された動力を該チェーン215を
介して前記伝動軸213に伝達するよう構成されてい
る。
【0019】該伝達軸213の後端には前部PTO軸2
16が連結されており、ユニバーサルジョイントを接続
し作業機へ動力を伝達可能に構成されている。また、該
伝動軸213の前端にはギヤ217が固設されている。
該ギヤ217はデフケース220のギヤ221に噛合し
ており、伝動軸213の動力をデフケース220に伝達
する。
【0020】図6に示すように、該デフケース220内
にはピニオンギヤ223・223が回動自在に配設され
ており、該ピニオンギヤ223の両側にはサイドギヤ2
24・224が配設されており、前記ピニオンギヤ22
3に噛合している。該サイドギヤ224は前輪駆動軸2
22の内側先端に嵌装固定されている。該前輪駆動軸2
22は前記デフケース220より左右方向に突出してお
り、該前輪駆動軸222を覆うようにフロントアクスル
ケース225が配設されている。
【0021】図8、図9に示すように、該前輪駆動軸2
22の外側端部にはギヤ226が嵌装固定されている。
該ギヤ226はギヤ229に噛合しており、該ギヤ22
9はキングピン228の上端部に嵌装固定されている。
該キングピン228は上部ギヤケース227及び下部ギ
ヤケース8において回動自在に軸支されている。前記キ
ングピン228は上部ギヤケース227及び下部ギヤケ
ース8の内部において下方に延出されており、下端にギ
ヤ230が固設されている。該ギヤ230は、ナックル
スピンドル231に嵌装固定されたギヤ237に噛合し
ている。前記ナックルスピンドル231は下部ギヤケー
ス8に回動自在に軸支されており、外側に前輪2のホイ
ル233がボルトにより固設されている。また、該ホイ
ル233の取付面を変更することにより前輪2・2間の
幅の微調節が可能である。
【0022】前記上部ギヤケース227の上部にナック
ルアーム232が枢支されており、該ナックルアーム2
32の底部は、前記下部ギヤケース8に固設されてい
る。また、該下部ギヤケース8には前記上部ギヤケース
227が回動自在に挿嵌されており、前記ナックルアー
ム232及び下部ギヤケース8が該上部ギヤケース22
7を回動自在に挟持した構成になっており、該上部ギヤ
ケース227に対して、前記キングピン228を回動中
心として下部ギヤケース8、ナックルアーム232が回
動可能に構成されている。
【0023】図7に示すように、右側ナックルアーム2
32の上部には、該ナックルアーム232に一体化した
上部アーム250が設けられており、該上部アーム25
0には孔が設けられており、該孔にステアリングハンド
ル14に連動したドラッグロッド234が回動自在に嵌
挿され、該ドラッグロッド234に連動し、前記ナック
ルアーム232が回動可能に設けられている。また該ナ
ックルアーム232の下部には該ナックルアーム232
に一体化した孔を設けた下部アーム236が設けられて
おり、下部アーム236の該孔にはタイロッド235が
嵌挿され回動自在に設けられている。該タイロッド23
5は左右のナックルアーム232・232に連結され左
右で連動可能に構成されている。右側のナックルアーム
232の操向回動に伴い左側ナックルアーム232も前
記タイロッド235により左側ナックルアーム232が
操向回動される。
【0024】上述のように構成したため、ステアリング
ハンドル14を回動させることによりドラッグロッド2
34が右側ナクルアーム232を回動させ、該ナックル
アーム232に固設された下部ギヤケース8が回動し、
下部ギヤケース8に嵌挿されたナックルスピンドル23
1に固設された前輪2が操向回動される。また、右側ナ
ックルアーム232に嵌挿されたタイロッド235によ
り左側ナックルアーム232が回動され、左側前輪2も
操向回動される。
【0025】次に、前記前輪2の回動手段について説明
する。図11及び図12に示すように、前記フロントカ
バー7内に支持板246が設けられている。該支持板2
46には操向回動軸43に連結した軸245が回動自在
に挿嵌されており、該軸245にはギヤ242が嵌挿固
定されている。該ギヤ242には正面視扇状の扇型ギヤ
241が噛合している。該扇型ギヤ241は前記ステー
246に回動自在に嵌挿されたカム軸244及び正面視
半円形のカム240及びカム軸244に溶接固定されて
いる。前記扇型ギヤ241は該カム240の前面に位置
し、ステアリングハンドル14を回動させない直進状態
において、扇型ギヤ241の中心部がカム軸244とギ
ヤ242の間に位置するよう構成されている。
【0026】前記ギヤ242の回動により扇型ギヤ24
1が回動されるとともにカム240が回動される。該カ
ム240には当接部247が設けられており、該当接部
247にもうけられた孔に前記ドラッグロッド234が
回動自在に挿嵌されている。前記当接部247は正面視
80〜90°の範囲で形成されている。一方、前記カム
240の下方には枢支軸248が前記ステー246に配
置され、該枢支軸248には、正面視V型のアーム体2
43の中央が枢支され、内側端部にローラー249が枢
支され、他端部には前述したサイドクラッチ機構を操作
する操作アーム90に締結したワイヤ94が締結され、
アーム体243の外側端部が上方に付勢され、ローラー
249・249が内側に回動されカム240の外周部に
当接される。
【0027】そして、前輪2・2の左右回動をすること
がない前進時においては、前記当接部247が左右のロ
ーラー249・249の間に位置し、ステアリングハン
ドル14の回動によって、操向回動軸43が回動され連
結された軸245が回動され、該軸245に嵌挿固定さ
れたギヤ242によって扇型ギヤ241が回動される。
該扇型ギヤ241に固定されたカム240が回動し、急
旋回を行うため該扇型ギヤが30°以上回動された場合
には、当接部247がローラー249を外側に移動さ
せ、アーム体243を回動させる。該アーム体243の
外側端に締結されたワイヤ94が下方に引っ張られる。
【0028】該ワイヤ94が前記フロントケース7内の
アーム体243によって引っ張られることにより、前記
ミッションケース74上の操作アーム90が回動され、
サイドクラッチ機構の動力の伝達を外す。正面視右側の
アーム体243に締結したワイヤ94はミッションケー
ス74上の右側の操作アーム90の前端に締結されてお
り、正面視左のアーム体243に締結したワイヤ94は
ミッションケース74上左側の操作アーム90の前端に
締結されている。即ち、運転部72のステアリングハン
ドル14を右に回動すると、連動した前記カム240が
正面視左に回動され、当接部247が正面視左側のロー
ラー249を外側に移動させてアーム体243を回動さ
せる。そのため、該アーム体243の外側端に締結され
たワイヤ94が下方に引っ張られ、該ワイヤ94の締結
した左側操作アーム90が回動され、サイドクラッチ機
構の動力の伝達を外し、左側後輪3の駆動が停止し、機
体を右急旋回させることができる。
【0029】
【発明の効果】本発明は上記の如く構成したので、次の
ような効果を奏する。前輪を回動させるドラッグロッド
を乗用管理作業車の旋回を行うためのカムに挿嵌したの
で、操向回動及び急旋回を行うための機構の占める空間
が少なくてすむ。また、一体化するため部材を省略可能
であり、材料の節約が可能であり、経済的である。ま
た、操向回動を行う部材が軽量化されるため操向回動時
の労力を減少させる事が可能である。部材が一体化し、
構成部材の数が減少するため噛合部が少なくてすみ、消
耗する部分が少なくて済み、耐久性を高く構成可能であ
る。また、構成が簡単である。
【0030】操向回動のギヤに扇状のギヤを用いている
ため、部材の節約が可能であり、また扇型のギヤの範囲
を調製することにより、前輪を必要以上の操向回動を規
制可能である。また、扇型ギヤとカムを段差を設けて固
設したので急旋回機構のための当接部に接触するローラ
ーが、不用意に操向回動の伝達を行う扇型ギヤに接触
し、破損される恐れがない。乗用管理作業車の急旋回を
行う為のカムに操向回動軸の動きを伝達するギヤを固設
したので、該ギヤより前記カムを回動させる為の機構が
省略可能であり、該機構の占める空間が少なくてすむ。
また、機構が省略されるため、材料の節約が可能であ
り、経済的である。また、噛合部が少なくてすむため、
耐久性を高く構成可能であり、簡便な構成が可能であ
る。また、操向回動に関する部材が一部分に集中してい
る為、修理時及び整備時の効率がよい。
【0031】機体の前後方向に空間を取らない構成のた
め動力伝達機構の構成を制限する可能性が少ない。ギヤ
及びカムを垂直方向に設けているため、上方に設けたフ
レーム内の操向回動軸の動きを容易にドラッグロッドに
伝達する事が可能である。また、扇型ギヤを斜上方に設
けたので前部フレームより後方について操向回動軸がフ
レーム中心より左側に位置する乗用管理作業機の従来の
構成が使用可能である。このため従来の乗用管理作業車
の機体後部が流用可能であり、経済的である。以上の如
く構成されたため、前記4輪乗用管理作業車において、
前部フレームを上方に構成可能であり、小径の前輪を操
向回動可能である。このため、作業機の昇降範囲が制限
される可能性が減少する。
【図面の簡単な説明】
【図1】腹部に中耕ロータリを装着させた状態の乗用型
管理作業車の全体側面図である。
【図2】腹部に中耕ロータリを装着させた状態の乗用型
管理作業車の全体平面図である。
【図3】動力伝達機構を示すフレームの一部部分平面図
である。
【図4】動力伝達機構を示すフレームの一部部分断面側
面図である。
【図5】動力伝達機構を示す動力伝達軸の一部部分断面
側面図である。
【図6】動力伝達機構を示すフロントケース内の一部部
分断面正面図である。
【図7】操向回動機構を示す右側ナックルアームの平面
図である。
【図8】動力伝達機構を示す上部ギヤケース内の一部部
分断面正面図である。
【図9】動力伝達機構を示す下部ギヤケース内の一部部
分断面正面図である。
【図10】サイドクラッチ機構を示すミッションケース
の一部部分平面図である。
【図11】操向回動機構を示す一部部分正面図である。
【図12】操向回動機構を示す一部部分側面断面図であ
る。
【符号の説明】
7 フロントケース 90 操作アーム 93 アウタケース 94 ワイヤ 232 ナックルアーム 234 ドラッグロッド 235 タイロッド 237 ギヤ 240 カム 241 扇型ギヤ 242 ギヤ 243 アーム 244 カム軸 245 軸 246 ステー 247 当接部 248 枢軸 249 ローラー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に機体フレームを設け、機体フ
    レームの前部に2輪の前輪を支持し、後部に2輪の後輪
    を支持し、前後の車輪の間の腹部に複数個の作業機を配
    し、作業機装着装置を用いて吊設した4輪型の乗用管理
    作業車において操向回動させるドラッグロッドの一端を
    ナックルアームに、他端を旋回用のカムに連結したこと
    を特徴とする乗用管理作業車の操向装置。
  2. 【請求項2】 前記カムを固設したカム軸をフロントケ
    ース内に軸支し、該カム軸に扇型ギヤを一体的に固設
    し、該扇型ギヤにステアリングハンドルの操向回動を伝
    達するようにしたことを特徴とする請求項1記載の乗用
    管理作業車の操向装置。
  3. 【請求項3】 前記カムと扇型ギヤをフロントケース内
    で垂直方向に配設したことを特徴とする請求項2記載の
    乗用管理作業車の操向装置。
JP28372597A 1997-10-16 1997-10-16 乗用管理作業車の操向装置 Pending JPH11113314A (ja)

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