JPH10230754A - 乗用型管理作業車 - Google Patents

乗用型管理作業車

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Publication number
JPH10230754A
JPH10230754A JP9038185A JP3818597A JPH10230754A JP H10230754 A JPH10230754 A JP H10230754A JP 9038185 A JP9038185 A JP 9038185A JP 3818597 A JP3818597 A JP 3818597A JP H10230754 A JPH10230754 A JP H10230754A
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JP
Japan
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case
shaft
front wheel
wheel
supported
Prior art date
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Pending
Application number
JP9038185A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Nakada
茂 中田
Hideo Nakajima
英夫 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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  • Agricultural Machines (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後方向に長い機体フレーム前部に一輪の操
向操舵を行う前輪を支持し、後部に二輪の後輪を支持
し、腹部に作業機を吊設した3輪型の乗用型管理作業車
において、前輪を操向回動可能に支持するフロントケー
スの剛性を高める。 【解決手段】 機体フレーム1前部のフロントケース7
下部に、前輪を支持する前輪支持部材100・8を操向
回動可能に挿入し、該前輪支持部材の軸支するキングピ
ン102上端部をフロントケース上部に枢支し、キング
ピン上部より前輪を走行駆動する動力伝達する回動軸1
10をフロントケース左右中央部に枢支し、ステアリン
グハンドルの回動操作を伝達するウオーム軸113をフ
ロントケース左右側方位置に軸支し、これらの軸に回動
を伝達する操向回動軸43と動力伝達軸9aとを機体フ
レーム1内に左右に略平行に配している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後方向に長い機
体フレーム前部に一輪の操向を行う前輪を支持し、後部
に二輪の後輪を支持した3輪型の乗用型管理作業車の前
輪の操向操作と走行駆動とを行う技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術において、前後方向に機体フ
レームを配置し、機体の前部に操向輪として前輪を一輪
配し、後部に後輪を二輪配した三輪駆動式にし、各車輪
の上部に機体フレームを配し、該機体フレームの後部に
動力部を配し、該動力部の前方にステアリングコラムを
立設し、該ステアリングコラムより上方にステアリング
ハンドルを突出し、前輪と後輪の間の腹部に昇降自在に
作業機を配した乗用型の作業機は公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術に
おいて、前輪を操向回動させるために、タイロッドをス
テアリングハンドルに連結した場合には、前輪の操向回
動角度は限られ、操舵角度を左右90°とることができ
ないものとなっていた。また、ステアリングハンドルに
連動した操向軸をウォームホィールと連結した技術も公
知となっているが、縦軸が2本あり、操向軸は片持ち支
持されていたので強度が不足していたのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】そして、本発明はこのよ
うな問題点を解消するために、次のような手段を用い
る。前後方向に長い機体フレームを設け、機体フレーム
の前部に一輪の前輪を支持し、後部に二輪の後輪を支持
し、前後の車輪の間の腹部に作業機を昇降可能に吊設し
た3輪型の乗用型管理作業車において、前記機体フレー
ムの前部にフロントケースを固設し、該フロントケース
下部に、前輪を支持する前輪支持部材を鉛直方向の軸心
に対して回動自在に支持して操向装置によって回動可能
とするとともに、該前輪支持部材の軸心位置に前輪駆動
軸を回転自在に支持したものである。また、前記機体フ
レームの前部に前輪を支持するフロントケースを設け、
該フロントケース内に前輪駆動軸と連動連結したフロン
トPTO軸を設け、該フロントPTO軸をフロントケー
スより前後に突出して前後方向水平に支持したものであ
る。また、前記機体フレームの前部に前輪を支持するフ
ロントケースを固設し、該フロントケース内に前輪駆動
軸と操向軸を支持し、該前輪駆動軸とミッションケース
からの駆動部との間を連結する前輪動力伝達軸と、操向
軸と操向部を連結する操向伝動軸を前後方向に左右略平
行に配して機体フレーム内に収容したものである。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、添付の図
面を基に説明する。図1は腹部に中耕ロータリを装着す
る乗用型管理作業車の全体側面図、図2は同じく乗用型
管理作業車の全体平面図、図3は動力伝達構成を配した
機体フレームを示す部分側面断面図、図4は機体フレー
ム前部内の動力伝達構成を示す側面図、図5は側部にH
ST式変速装置を配したミッションケースの断面図、図
6は機体フレーム前部内の動力伝達構成を示す平面図、
図7はフロントケースから前輪への動力伝達構成を示す
の正面断面図、図8はフロントケースの内部構成を示す
平面断面図、図9はフロントケース下方に配す前輪の操
向角度検知手段を示す平面断面図、図10はフロントケ
ースの別実施例を示す側面断面図、図11はサイドクラ
ッチの操作構成を配すミッションケースの平面図であ
る。
【0006】図1、図2において、乗用型管理作業車A
の全体構成について説明する。乗用型管理作業車Aの運
転部Bが、前後方向に長い機体フレーム1の後部に配さ
れ、該機体フレーム1の後端部にエンジンEが搭載さ
れ、ミッションケースMによって走行変速し、ミッショ
ンケースM下部に配するリアアクスルケース4より、後
輪駆動ケース5を介して後輪3・3が駆動される。一
方、機体フレーム1内を動力伝達軸9が挿通され(図
3)、機体フレーム1前部にフロントケース7を設け、
該フロントケース7下部に鉛直方向を軸心として左右回
動可能に前輪駆動ケース8を装着し、該前輪駆動ケース
8に一輪の前輪2を支持して駆動できるようにし、三輪
駆動車を構成している。また、前記エンジンEはボンネ
ット10によって被装され、ボンネット10前方にはミ
ッションケースM及び後輪3を被装する車体カバー11
が配され、該車体カバー11上に運転席12が載置さ
れ、運転席12の前下方の車体カバー11前部よりサイ
ドクラッチペダル17・17が突出され、運転席12前
方の機体フレーム1上にステアリングコラム13が立設
されている。該ステアリングコラム13上部より上方に
ステアリングハンドル14が突出され、ステアリングコ
ラム13の右側部にアクセルレバー15が突出され、左
側部にキースイッチ16が配置されている。
【0007】また、前記前輪2と後輪3との間位置の乗
用型管理作業車Aの腹部には、作業機Dが昇降機構Cに
よって吊設されている。即ち、前記機体フレーム1の前
下部(フロントケース7の後方位置)に、左右一対のブ
ラケット18・18が下方に突出され、各ブラケット1
8・18の上下位置に上リンク19と下リンク20との
前部が枢支されて平行リンクを構成し、該上リンク19
と下リンク20の他端に作業機Dのヒッチ21が枢支さ
れ、ブラケット18と下リンク20の間に油圧シリンダ
ー22を介装して昇降機構Cを上下に回動できるように
している。更に、前記ヒッチ21下部には、左右方向に
延出する棒状のツールバー23の中央部が固設されてい
る。該ツールバー23の中央部と左右側部に、取付け位
置を変更可能に複数の作業機Dが装着され、複数条の管
理作業を行えるようにしている。尚、図2に示す右側の
作業機Dは、取り付け位置を左右方向中央側に装着した
ものであり、左側の作業機Dは左右方向外側に装着した
ものである。
【0008】また、前記作業機Dとして本実施例のおい
てロータリ耕耘機が装着されている。該ロータリ耕耘機
は、ツールバー23に外嵌する装着部28と、該装着部
28に固定されるチェーンケース25と、該チェーンケ
ース25下部に軸支した耕耘軸に植設した耕耘刃26
と、該耕耘刃26を被装するカバー27等より成り、前
記チェーンケース25の中途部から後方にビームを突設
してゲージ輪30と畝立てを行う培土板31が固設され
ている。尚、作業機Dはロータリ耕耘機に限定するもの
でなく、雑草を取り除く熊手形状のレーキ等を配置する
こともできる。
【0009】また、左右方向に複数個配置した各ロータ
リ耕耘機は前記ミッションケースMよりユニバーサルジ
ョイント37を介して動力が伝達される。即ち、前記ツ
ールバー23の左右方向の略中央部に動力入力ケース3
6が固設され、一方、図3に示すように、前記ミッショ
ンケースM下部より前方にPTO軸35が突出され、該
PTO軸35と動力入力ケース36の入力軸との間にユ
ニバーサルジョイント軸37が介装されて動力が伝達さ
れる。該動力入力ケース36より側方に動力軸38・3
8が突出され、該動力軸38がチェーンケース25上部
内に挿入され、各ロータリ耕耘機に動力が伝達される。
また、前記ユニバーサルジョイント37は、スプライン
軸や、多角形軸によって形成した伝動軸37aと、該伝
動軸を摺動自在に嵌入する嵌合筒37bより成り、昇降
機構Cによって昇降したときに、ミッションケースMと
作業機Dとの間隔が変更しても、ユニバーサルジョイン
ト37が伸縮して作業機Dに動力が伝達されるようにし
ている。
【0010】次に、前記エンジンEからの動力を変速
し、後輪3と前輪2と作業機を駆動する構成について説
明する。図2に示すように、エンジンEの動力がプー
リ、ベルト57を介してミッションケースM内に入力さ
れる。該ミッションケースMの側部には主変速機構とし
てHST式変速装置Hが配されており、ミッションケー
スM内に入力された動力がHST式変速装置Hによって
無段変速され、無段変速した後の動力がふたたびミッシ
ョンケースM内に入力され、ミッションケースM内にお
いて副変速され、各車輪に変速された動力が伝達され
る。
【0011】前記ミッションケースMは、図5に示すよ
うに、HST式変速装置Hを固着したミッションケース
Mの一側側面より他方の側面まで貫通する第一入力軸6
0が軸支され、該第一入力軸60の一側端部よりエンジ
ンEの動力が入力され、第一入力軸60の他端がHST
式変速装置Hの入力軸61に相対回動不能に固設されて
いる。前記第一入力軸60の途中部に後述するPTO軸
に動力を伝達するギア62が固設されている。また、前
記HST式変速装置Hによって主変速された動力がミッ
ションケースM側に突出する出力軸63より出力され、
ミッションケースM内に軸支されている第二入力軸64
と相対回動不能に連結され、主変速された動力がミッシ
ョンケースM内に伝達される。前記第二入力軸64の動
力は、副変速ギアを有する副変速軸65を介して伝達軸
66に固設する係合ギア67に伝達され、走行変速され
た動力が伝達される。
【0012】また、前記ミッションケースMの下部の左
右両側には、リアアクスルケース4・4が固設され、内
部に左右の後輪3・3と連動する駆動軸70・70が軸
支されている。該駆動軸70・70の中央側端部に駆動
ギア71・71が固設され、前記伝動軸66上の係合ギ
ア67の左右側部に配する動力断接ギア68・68と噛
合されている。
【0013】また、前記動力断接ギア68・68は伝動
軸66上で摺動自在に遊嵌され、各々の動力断接ギア6
8・68は図示せぬホークによって摺動され、該ホーク
はサイドクラッチと連結されており、前記動力断接ギア
68を内側に摺動して係合ギア67と噛合されると、リ
アアクスルケース4内の駆動軸70に動力が伝達され、
後輪3が駆動され、外側に摺動して噛合を外すと動力が
伝達されず、他方が駆動されることによって旋回がで
き、サイドクラッチ機構を構成している。尚、前記動力
断接ギア68・68は通常において、係合ギア67と係
合されており、左右の後輪3・3と連動する駆動軸70
・70を駆動しているが、運転者によるサイドクラッチ
ペダル17・17の操作によって、一側の動力断接ギア
68と係合ギア67との係合が外れて、一側の後輪3の
駆動を停止する。
【0014】また、前記伝動軸66の側方(HST式変
速装置Hを配置した方)には、出力ケース72が形成さ
れ、前後方向向きに出力軸73が軸支されている。前記
出力ケース72の後部内には、伝動軸66の端部が挿入
され、その端部上にベベルギア74が固設されている。
該ベベルギア74には、出力軸73後端部に固設したベ
ベルギア75が噛合され、出力軸73に走行変速された
動力が伝達され、出力軸73を車速に比例した回転数で
駆動する。前記出力軸73には、図3に示す、第一動力
伝達軸9aが連結されている。
【0015】次に、前記後輪3・3への動力を断接する
サイドクラッチ機構の作動操作について説明する。前記
サイドクラッチ機構は、運転者によるサイドクラッチペ
ダル17・17の操作によって行われている。ミッショ
ンケースMの上部には、図11に示す、前記動力断接ギ
ア68・68を摺動操作する図示せぬフォークと連動す
る連動軸91・91を上方に突出し、該連動軸91・9
1上部に操作アーム90・90が固設されている。該操
作アーム90は、連動軸91・91より前方と左右方向
の外側に突出する板体より平面視L型に形成され、左右
の操作アーム90・90は一定間隔を開けて設けられて
いる。該操作アーム90の外側端部に、リンク機構92
を介して前述した運転席12下部のサイドクラッチペダ
ル17に連動連結されている。よって、一側のサイドク
ラッチペダル17を踏み込み操作すると、操作アーム9
0が回動し、一側の動力断接ギア68を摺動して、一側
の後輪3の駆動が停止されている。その時、回動した操
作アーム90の前端部が他方の操作アーム90前端部に
当接し、他方の動力断接ギア68の摺動を規制してい
る。
【0016】また、左右の前記操作アーム90・90の
前部には、アウターケース93・93が固設され、内部
にワイヤー94・94が支持され、該ワイヤー94の一
端をこのワイヤー94自身がアウターケース93によっ
て支持されていない側(例えば、右側の操作アーム90
のアウターケース93に支持されているワイヤー94を
左側)の操作アーム90前部に締結している。また、前
記ワイヤー94の他端は前方に延出し、後述する前輪2
の回動方向を検知する手段に接続されている。
【0017】次に、前記動力伝達軸9や油圧ホース等を
配した機体フレーム1について、図1〜図4を用いて説
明する。前記機体フレーム1は、前後方向に長く筒状に
形成され、ステアリングコラム13を立設した前後方向
略中央位置において、段差状に前部フレーム1aと後部
フレーム1bとに形成され、更に後部フレーム1bの後
端部にエンジンフレーム1c・1cが固定されている。
【0018】前記エンジンフレーム1c・1cは、後部
フレーム1bの後端上部左右に二本固設され、該エンジ
ンフレーム1c・1cの後上部にエンジンEが載置さ
れ、エンジンフレーム1c・1cの前部に車体カバー1
1が載置され、ミッションケースM及び後輪3が被装さ
れている。また、図1に示すように、前記車体カバー1
1上に載置する運転席12は、後輪3を支持する車軸6
の上方位置に配されており、作業者が運転席12に搭乗
したときに重量が車軸6上にかかり、機体全体の重量バ
ランスが崩れないようにしている。
【0019】また、前記後部フレーム1bは、正面断面
視で下方が開放された「コ」字状に形成され、後部フレ
ーム1bの後端部をミッションケースMの直前方位置ま
で延出している。前記後部フレーム1b内には、ミッシ
ョンケースMの上部より前方に突出される第一動力伝達
軸9aが後部フレーム1b内の上部に前後方向に配置さ
れ、前記ミッションケースMの下部より突出したPTO
軸35には前記ユニバーサルジョイント37が連結さ
れ、作業機Dを上昇したときには上方へ回動し、「コ」
字状に形成された後部フレーム1bの開放面内まで回動
される。よって、前記作業機Dを高く上昇させても、ユ
ニバーサルジョイント37と後部フレーム1bとが干渉
することはない。
【0020】また、前記後部フレーム1b前上部に連結
フレーム1dが固設され、該連結フレーム1d上部に前
部フレーム1aの後部が固設され、該前部フレーム1a
後部上にステアリングコラム13が立設され、ステアリ
ングコラム13下部より前部フレーム1aが前方に延出
されており、後部フレーム1bより一段高く前部フレー
ム1aが配されている。
【0021】また、前記段差状に形成した前部フレーム
1a後部と後部フレーム1b前部の間に垂直状にチェー
ンケース50が配置され、該チェーンケース50の下部
に第一動力伝達軸9aが連結され、チェーンケース50
の上部を前部フレーム1a内に配し、チェーンケース5
0上部に前輪2に動力を伝達する第二動力伝達軸9bを
接続している。
【0022】また、前記前部フレーム1aは断面形状を
四角形とするパイプ体であり、内部に第二動力伝達軸9
bや操向伝動軸43が軸支されている。該操向伝動軸4
3は、ステアリングコラム13内に配し、ステアリング
ハンドル14に連動する操作軸45の下部にジョイント
軸46を介して連結されており、ステアリングハンドル
14に連動し、操向伝動軸43が回動されている。該操
向伝動軸43と第二動力伝達軸9bとは、図6に示すよ
うに、前後方向に左右略平行に配され機体フレーム1内
に収容されている。
【0023】また、前記前部フレーム1aの前端部に
は、箱型のフロントケース7が固設されている。図4、
図7〜図9に示すように、前記フロントケース7の下面
は、筒状に形成され、内周面にブッシュ99が嵌合さ
れ、前輪2を支持する前輪支持部材が回動自在に挿入さ
れている。前記前輪支持部材は、上下方向に軸心を有す
る筒状のキングピン100と前駆動ケース8より成り、
フロントケース7の下面にキングピン100上部が挿入
され、ブッシュ99によって回動自在に枢支されてい
る。前記キングピン100の下部にフランジ部100a
が形成され、該フランジ部100aに前駆動ケース8上
部が固設され、該前駆動ケース8の下部に前輪2を駆動
する車軸101の一側が軸支され、該車軸101の他側
は前駆動ケース8の上部に固設する支持体97下部に軸
支されている。また、前記キングピン100の軸心位置
に貫通して前輪駆動軸102が配置され、該前輪駆動軸
102の上端部がフロントケース7上部に回動自在に枢
支され、前輪駆動軸102の下端部が前駆動ケース8上
部に固設する軸受け98に回動自在に枢支されている。
従って、前輪駆動軸102はフロントケース7の上部と
キングピン100を介してフロントケース7下部に両側
で支持されるようになる。
【0024】また、前記フロントケース7後面上部に回
動軸110が軸支され、該回動軸110の後端部に前述
した第二動力伝達軸9bが連結され、回動軸110の前
端部が前輪駆動軸102の後方まで延出され、回動軸1
10の前端部にベベルギア109が固設され、前輪駆動
軸102の上部に固設するベベルギア111に噛合さ
れ、前輪駆動軸102を駆動している。更に、前記前輪
駆動軸102の下部は、前駆動ケース8内に挿入され、
前輪駆動軸102の下端部にベベルギア103が固設さ
れている。前記前駆動ケース8上部には車軸101と平
行状に回動軸108が軸支され、該回動軸108の一端
にベベルギア103と噛合するベベルギア104が固設
され、回動軸108の他端にスプロケット105が固設
され、車軸101に固設するスプロケット107との間
にチェーン106が巻回され、車軸101を駆動してい
る。
【0025】また、前記フロントケース7内部の左側
に、前後方向に軸心を有するウオーム軸113がフロン
トケース7の前後面に枢支され、該ウオーム軸113の
後端をフロントケース7より後方に突出し、後端部に前
述した操向伝動軸43が接続され、フロントケース7内
のウオーム軸113上にウオームギア114が固設され
ている。一方、前記キングピン100の上端部にはウオ
ームホイルギア115が固設されており、該ウオームホ
イルギア115にウオームギア114が噛合されてお
り、ステアリングハンドル14の回動操作が、操向伝動
軸43、ウオームホイルギア115を介して伝達され、
フロントケース7に回動自在に枢支されているキングピ
ン100が回動され、前輪2が操向回動される。
【0026】次に、前記前輪2の回動方向を検知する検
知手段について説明する。前記キングピン100下部に
形設したフランジ部100aの外周部には、図9に示す
ような外周半径を大きくする当接部100bが形成され
ている。該当接部100bは、平面視で90°より大き
い範囲で形成されている。一方、前記フランジ部100
aの後部には、フロントケース7下方左右両側に枢支軸
118が配置され、該枢支軸118には、平面視「く」
字状のアーム体119の中央部が枢支され、アーム体1
19の一端が枢支軸118より前外側に突出され、前端
下部に当接部120が固設されている。前記アーム体1
19の他端は、内側側方に突出され、端部に前述したサ
イドクラッチ機構を操作する操作アーム90に締結した
ワイヤー94が締結され、アーム体119の内側端部が
後方に付勢され、当接部120・120が内側に回動さ
れてフランジ部100aの外周部に当接される。
【0027】そして、前輪2の左右に回動することがな
い前進時においては、前記当接部100bを、左右の当
接部120・120間の、図中の二点鎖線100b’に
位置し、前輪2の操向回動によってキングピン100と
一体的に当接部100bが回動し、左右何方かの当接部
120を外側に移動させてアーム体119を回動させて
いる。例えば、図9に示すように機体を左側に旋回させ
るように、前輪2を操向回動させると、右側のアーム体
119を回動し、ワイヤー94を前方に摺動している。
この時、前述したサイドクラッチ機構を操作する操作ア
ーム90・90のうち、右側の操作アーム90に固設し
たアウタケース93に支持されるワイヤー94が前方に
引っ張られて、左側の操作アーム90を回動し、左側の
サイドクラッチ機構の動力伝達を外し、左後輪3を停止
させて、機体を左急旋回させることができる。
【0028】また、フロントケース7の別実施例につい
て図10に示すようにPTO軸を配設することもでき
る。前記フロントケース7’の後面下部に回動軸110
を枢支し、該回動軸110の後部より動力を入力し、該
回動軸110の前部に固設したベベルギア109を介し
て前輪2を駆動する前輪駆動軸102’に動力が伝達さ
れている。前記回動軸110’と平行状に、フロントケ
ース7’上部にフロントPTO軸123が軸支されてい
る。該フロントPTO軸123の前後途中部にはギア1
24が固設され、該ギア125には、回動軸110’上
のベベルギア109の後方位置に固設するギア125が
噛合され、回動軸110’の動力がフロントPTO軸1
23に伝達されている。該フロントPTO軸123の前
部をフロントケース7’前部より前方に突出し、機体前
部に作業機を配置した場合に動力を伝達することができ
る。また、前記フロントPTO軸123の後部がフロン
トケース7’後部より後方に突出され、腹部に配した作
業機に動力を伝達するミッドマウント用のフロントPT
O軸123が構成されている。該ミッドマウント用のフ
ロントPTO軸123に作業機Dに動力を伝達する伝達
軸を接続した場合には、作業機Dを昇降する平行リンク
19・20と伝達軸とを略平行に配することができ、作
業機Dの昇降による伝達軸の姿勢変化と平行リンク19
・20との姿勢変化と適合するので、動力伝達の信頼性
を向上することができる。
【0029】
【発明の効果】このように構成したことによって、次の
ような効果を奏するのである。まず、請求項1記載の如
く構成したことで、前輪と一体的に操向回動する前輪支
持部材をフロントケース下部に枢支する一方、該前輪支
持部材内にキングピン下部を軸支し、キングピン上端部
をフロントケース上部に枢支したことで、前輪支持部材
がフロントケースに確実に支持され、前輪の支持部の剛
性が高くなり、信頼性の高い乗用管理作業機を提供する
ことができる。
【0030】また、請求項2記載の如く、フロントPT
O軸を設けたので、ミッドマウント作業機やフロントマ
ウント作業機を装着して作業ができるようになり、乗用
管理機の汎用性が増し、作業の種類に応じた作業が可能
となったのである。
【0031】また、請求項3記載の如く、ステアリング
ハンドルに連動し、前輪を操向回動させる操向伝動軸
と、前輪を走行駆動する動力伝達軸とを機体フレーム内
部で左右に平行状に配したことで、機体フレーム内で互
いに干渉することがなく、組み立てもし易くなり、機体
フレーム下部に吊設する作業機や昇降機構駆動用の油圧
ホース等と干渉することもなくなり、機体フレームを信
頼性のある動力伝達ケースとして用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】腹部に中耕ロータリを装着する乗用型管理作業
車の全体側面図である。
【図2】同じく乗用型管理作業車の全体平面図である。
【図3】動力伝達構成を配した機体フレームを示す部分
側面断面図である。
【図4】機体フレーム前部内の動力伝達構成を示す側面
図である。
【図5】側部にHST式変速装置を配したミッションケ
ースの断面図である。
【図6】機体フレーム前部内の動力伝達構成を示す平面
図である。
【図7】フロントケースから前輪への動力伝達構成を示
すの正面断面図である。
【図8】フロントケースの内部構成を示す平面断面図で
ある。
【図9】フロントケース下方に配す前輪の回動方向検知
手段を示す平面断面図である。
【図10】フロントケースの別実施例を示す側面断面図
である。
【図11】サイドクラッチの操作構成を配すミッション
ケースの平面図である。
【符号の説明】
E エンジン M ミッションケース D 作業機 1 機体フレーム 2 前輪 3 後輪 7 フロントケース 8 前駆動ケース 9 動力伝達軸 14 ステアリングハンドル 43 操向伝動軸 100 キングピン 102 前輪駆動軸 110 回転軸 113 ウオーム軸 114 ウオームギア 115 ウオームホイルギア 123 フロントPTO軸

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に長い機体フレームを設け、機
    体フレームの前部に一輪の前輪を支持し、後部に二輪の
    後輪を支持し、前後の車輪の間の腹部に作業機を昇降可
    能に吊設した3輪型の乗用型管理作業車において、前記
    機体フレームの前部にフロントケースを固設し、該フロ
    ントケース下部に、前輪を支持する前輪支持部材を鉛直
    方向の軸心に対して回動自在に支持して操向装置によっ
    て回動可能とするとともに、該前輪支持部材の軸心位置
    に前輪駆動軸を回転自在に支持したことを特徴とする乗
    用型管理作業車。
  2. 【請求項2】 前後方向に長い機体フレームを設け、機
    体フレームの前部に一輪の前輪を支持し、後部に二輪の
    後輪を支持し、前後の車輪の間の腹部に作業機を昇降可
    能に吊設した3輪型の乗用型管理作業車において、前記
    機体フレームの前部に前輪を支持するフロントケースを
    設け、該フロントケース内に前輪駆動軸と連動連結した
    フロントPTO軸を設け、該フロントPTO軸をフロン
    トケースより前後に突出して前後方向水平に支持したこ
    とを特徴とする乗用型管理作業車。
  3. 【請求項3】 前後方向に長い機体フレームを設け、機
    体フレームの前部に一輪の前輪を支持し、後部に二輪の
    後輪を支持し、前後の車輪の間の腹部に作業機を昇降可
    能に吊設した3輪型の乗用型管理作業車において、前記
    機体フレームの前部に前輪を支持するフロントケースを
    固設し、該フロントケース内に前輪駆動軸と操向軸を支
    持し、該前輪駆動軸とミッションケースからの駆動部と
    の間を連結する前輪動力伝達軸と、操向軸と操向部を連
    結する操向伝動軸を前後方向に左右略平行に配して機体
    フレーム内に収容したことを特徴とする乗用型管理作業
    車。
JP9038185A 1997-02-21 1997-02-21 乗用型管理作業車 Pending JPH10230754A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009072115A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Orec Co Ltd 乗用型耕耘機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009072115A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Orec Co Ltd 乗用型耕耘機

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