JPH11112045A - 微細パターン形成方法及びそれを利用した電子装置の製造方法 - Google Patents

微細パターン形成方法及びそれを利用した電子装置の製造方法

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JPH11112045A
JPH11112045A JP9266398A JP26639897A JPH11112045A JP H11112045 A JPH11112045 A JP H11112045A JP 9266398 A JP9266398 A JP 9266398A JP 26639897 A JP26639897 A JP 26639897A JP H11112045 A JPH11112045 A JP H11112045A
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resist film
resist
film
forming
pattern
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Inventor
Tsunehiro Namigashira
経裕 波頭
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 幅0.1μm以下の微細パターンの形成に適
した微細パターンの形成方法を提供する。 【解決手段】 主表面を有する基板上に第1のレジスト
膜を形成する。第1のレジスト膜を部分的に露光し、現
像して微細パターンの開口を形成する。開口内を埋め込
み、かつ第1のレジスト膜を覆うように第2のレジスト
膜を形成する。第2のレジスト膜は、この膜に対して第
1のレジスト膜を選択的に除去可能なレジスト材料によ
り形成されている。開口内にのみ第2のレジスト膜の一
部を残し、他の領域の第2のレジスト膜を除去する。開
口内に残った第2のレジスト膜に対して第1のレジスト
膜を選択的に除去し、開口内に残った第2のレジスト膜
からなるレジストパターンを残す。レジストパターンを
エッチングマスクとし、基板の表面層を部分的にエッチ
ングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微細パターン形成
方法及びそれを利用した電子装置の製造方法に関し、特
に0.1μm以下の微細パターンの形成に適した微細パ
ターン形成方法及びそれを利用した電子装置の製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】酸化物超伝導素子を用い、超伝導体/常
電導体/超伝導体が横方向に配列した平面型(横型)S
NS超伝導接合構造を形成するには、常電導材料の幅を
0.05〜0.1μm程度以下にする必要がある。電子
ビーム露光により細線状のレジストパターンを形成する
には、通常ネガ型の電子ビーム用レジスト材料を用い
る。すなわち、レジストパターンを残すべき細線状の領
域に電子ビームを照射する。
【0003】このレジストパターンをエッチングマスク
として下地基板をエッチングすることにより、細線状の
凸部を形成することができる。この凸部の両側に超伝導
材料からなる領域を形成することにより横型SNS超伝
導接合構造を形成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常用いられるネガ型
の電子ビーム用レジスト材料は2次電子の影響を受けや
すいため、シャープネスに劣り、0.1μm以下の微細
パターンを形成することが困難である。
【0005】また、シャープネスに優れたポジ型の電子
ビーム用レジスト材料を用いる場合には、レジストパタ
ーンを残す細線状の領域以外の領域を露光する必要があ
るため、露光面積が大きくなり、露光時間が長くなる。
発明者の試算によると、数カ月〜1年程度の露光時間が
必要となる。
【0006】本発明の目的は、幅0.1μm以下の微細
パターンの形成に適した微細パターンの形成方法を提供
することである。
【0007】本発明の他の目的は、上記の微細パターン
の形成方法を用いた電子装置の製造方法を提供すること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の一観点による
と、主表面を有する基板上に第1のレジスト膜を形成す
る工程と、前記第1のレジスト膜を部分的に露光し、現
像して微細パターンの開口を形成する工程と、前記開口
内を埋め込み、かつ前記第1のレジスト膜を覆うように
第2のレジスト膜を形成する工程であって、該第2のレ
ジスト膜に対して前記第1のレジスト膜を選択的に除去
可能なレジスト材料からなる第2のレジスト膜を形成す
る工程と、前記開口内にのみ前記第2のレジスト膜の一
部を残し、他の領域の前記第2のレジスト膜を除去する
工程と、前記開口内に残った第2のレジスト膜に対して
前記第1のレジスト膜を選択的に除去し、前記開口内に
残った第2のレジスト膜からなるレジストパターンを残
す工程と、前記レジストパターンをエッチングマスクと
し、前記基板の表面層を部分的にエッチングする工程と
を有する微細パターンの形成方法が提供される。
【0009】第1のレジスト膜に微細な開口を形成し、
開口内を第2のレジスト膜で埋め込んでいるため、微細
な領域を覆うパターンを第2のレジスト膜で形成するこ
とができる。第1のレジスト膜として微細加工に適した
材料、例えば電子ビーム露光用レジスト材料を使用し、
第2のレジスト膜としてエッチングマスクに適した材
料、例えばフォトレジスト材料等を使用することができ
る。
【0010】本発明の他の観点によると、非超伝導材料
からなる表面層を有する基板上に第1のレジスト膜を形
成する工程と、前記第1のレジスト膜を部分的に露光
し、現像して細線状の開口を形成する工程と、前記開口
内を埋め込み、かつ前記第1のレジスト膜を覆うように
第2のレジスト膜を形成する工程であって、該第2のレ
ジスト膜に対して前記第1のレジスト膜を選択的に除去
可能なレジスト材料からなる第2のレジスト膜を形成す
る工程と、前記開口内にのみ前記第2のレジスト膜の一
部を残し、他の領域の前記第2のレジスト膜を除去する
工程と、前記開口内に残った第2のレジスト膜に対して
前記第1のレジスト膜を選択的に除去し、前記開口内に
残った第2のレジスト膜からなるレジストパターンを残
す工程と、前記レジストパターンをエッチングマスクと
し、前記基板の表面層を部分的にエッチングし、レジス
トパターンに対応した凸部を形成する工程と、前記レジ
ストパターンを除去する工程と、前記凸部の上面を含む
前記基板の表面上に、超伝導材料からなる超伝導膜を堆
積する工程と、前記凸部の上面上に堆積した前記超伝導
膜を除去する工程とを有する超伝導/非超伝導/超伝導
微細構造の製造方法が提供される。
【0011】第1のレジスト膜に設ける開口の寸法によ
り、凸部の幅を制御することができる。凸部の幅を0.
05μm程度とすると、凸部の両側の超伝導膜同士が、
凸部を介して超伝導結合する。
【0012】本発明の他の観点によると、誘電体材料か
らなる表面層を有する基板上に第1のレジスト膜を形成
する工程と、前記第1のレジスト膜を部分的に露光し、
現像して細線状の開口を形成する工程と、前記開口内を
埋め込み、かつ前記第1のレジスト膜を覆うように第2
のレジスト膜を形成する工程であって、該第2のレジス
ト膜に対して前記第1のレジスト膜を選択的に除去可能
なレジスト材料からなる第2のレジスト膜を形成する工
程と、前記開口内にのみ前記第2のレジスト膜の一部を
残し、他の領域の前記第2のレジスト膜を除去する工程
と、前記開口内に残った第2のレジスト膜に対して前記
第1のレジスト膜を選択的に除去し、前記開口内に残っ
た第2のレジスト膜からなるレジストパターンを残す工
程と、前記レジストパターンをエッチングマスクとし、
前記基板の表面層を部分的にエッチングし、レジストパ
ターンに対応した凸部を形成する工程と、前記レジスト
パターンを除去する工程と、前記凸部の側面上に、前記
基板の表面層よりも小さい誘電率の誘電体膜を形成する
工程と、前記基板の表面のうち前記凸部の両側の領域上
に導電体膜を形成する工程とを有する誘電体ベーストラ
ンジスタの作製方法が提供される。
【0013】導電体膜、低誘電率の誘電体膜、高誘電率
の凸部、低誘電率の誘電体膜、導電体膜が、基板表面に
沿ってこの順番に配列した平面状の構造が得られる。凸
部の両側に高誘電率の誘電体膜が配置されているため、
外部から凸部に電圧を印加することによって凸部の電位
を容易に変化させることができる。すなわち、2つの導
電体膜間の電位障壁の高さを変化させることができる。
これによりトランジスタ動作が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1を参照して、第1の実施例に
よる超伝導体/常電導体(絶縁体を含む)/超伝導体が
基板の面内方向に配列した横型SNS構造の作製方法に
ついて説明する。
【0015】図1(A)に示すように、SrTiO
3 (STO)からなる誘電体基板1の表面上に、ポリメ
チルメタクリレート(PMMA)系のポジ型電子ビーム
露光用レジスト材料を塗布し、厚さ約500nmの第1
のレジスト膜2を形成する。レジスト膜2の材料とし
て、例えば東京応化(株)製のOEBRレジスト材料を
用いることができる。
【0016】図1(B)に示すように、第1のレジスト
膜2を部分的に電子ビーム露光して現像し、幅約0.1
μmの開口2Aを形成する。電子ビーム露光は、例えば
ドーズ量200〜350μC/cm2 、加速電圧50k
Vの条件で行う。開口2A内を埋め込み、かつ第1のレ
ジスト膜2を覆うように、ポジ型のフォトレジスト材料
を塗布し、厚さ約250nmの第2のレジスト膜3を形
成する。第2のレジスト膜3の材料として、例えばシプ
レー社製のAZ−1400−27レジスト材料を用いる
ことができる。
【0017】図1(C)に示すように、酸素プラズマ中
で第2のレジスト膜3をアッシングし、開口2A内にの
み第2のレジスト膜の一部からなるレジストパターン3
aを残す。第2のレジスト膜3のアッシングは、例えば
酸素圧力100mTorr、プラズマ発生用の高周波電
力30Wの条件で行う。この条件でアッシング処理を行
う場合、基板1に約70〜100Vのセルフバイアス電
圧が発生する。
【0018】この条件で約12分間のアッシング処理を
行うことにより、厚さ約250nmの第2のレジスト膜
3を除去することができる。なお、基板1に発生する7
0〜100V程度のセルフバイアス電圧により、基板面
に対して法線方向のアッシング速度が支配的となり、基
板面内に関してほぼ均一の速度でアッシングすることが
できる。
【0019】図1(D)に示すように、第1のレジスト
膜2とレジストパターン3aを深紫外光で露光し、メチ
ルイソブチルケトン(MIBK)とイソプロピルアルコ
ール(IPA)とを重量比で約1:1に混合した現像液
で現像し、第1のレジスト膜2を除去する。レジストパ
ターン3aはこの現像液で現像されない。このため、誘
電体基板1の表面上に、幅約0.1μmのレジストパタ
ーン3aが残る。
【0020】図1(E)に示すように、レジストパター
ン3aの表面部分を酸素プラズマ中でアッシングして横
方向から削り、レジストパターン3aの幅を約0.05
μmまで細くする。このアッシング処理は、例えば酸素
圧力200mTorr、プラズマ発生用の高周波電力3
0Wの条件で行う。この条件でアッシング処理を行う場
合、基板1に約15〜20Vのセルフバイアス電圧が発
生する。
【0021】図1(C)における第2のレジスト膜3の
アッシングの場合に比べてセルフバイアス電圧が小さい
ため、基板面に平行な方向と基板面に対する法線方向と
のアッシング速度がほぼ等しくなる。このため、レジス
トパターン3aの側面から横方向にもアッシングが進
み、レジストパターン3aが細くなる。上記条件で約7
分間のアッシング処理を行うことにより、レジストパタ
ーン3aの幅を約0.05μmまで細くすることができ
る。
【0022】図1(F)に示すように、レジストパター
ン3aをマスクとして、Arイオンを用いたミリングに
より、誘電体基板1の表面層を部分的に除去する。この
ミリング処理は、例えばAr圧力1×10-4Torr、
加速電圧300V、イオン電流20mAの条件で行う。
この条件でSTO基板のミリング速度は約15nm/分
である。レジストパターン3aに対応した領域に凸部1
Aが形成される。凸部1Aの形成後、レジストパターン
3aを除去する。
【0023】図1(G)に示すように、凸部1Aの上面
を含む誘電体基板1の上面上に、YBa2 Cu3 7-x
(YBCO)からなる超伝導膜4を堆積する。超伝導膜
4の堆積は、例えばYBCOのターゲットを、酸素ガス
圧10〜100mTorrの雰囲気中でレーザアブレー
ションすることにより行う。
【0024】図1(H)に示すように、アルミナもしく
はダイヤモンドを含むポリッシュ液で化学機械研磨(C
MP)を行うことにより、凸部1Aの上面上に堆積した
超伝導膜4及び凸部1Aの頂上近傍を除去して基板表面
を平坦化する。誘電体からなる凸部1Aの両側に、超伝
導膜4が配置された横型SNS構造が得られる。超伝導
膜4の2つの領域の間に配置された凸部1Aの幅は約
0.05μmであるため、超伝導膜4が超伝導状態にな
ると、超伝導膜4の2つの領域が凸部1Aを介して超伝
導結合する。
【0025】上記実施例では、第1のレジスト膜2とし
てポジ型の電子ビーム露光用レジスト材料を用いている
ため、0.05〜0.1μm程度の幅の細線状の開口を
再現性良く形成することができる。この開口部にフォト
レジスト材料を埋め込んでレジストパターン3aを形成
するため、線幅0.05〜0.1μm程度の細線状レジ
ストパターン3aを再現性良く形成することができる。
【0026】また、図1(E)に示した工程でレジスト
パターン3aを細線化するため、幅0.03〜0.05
μm程度まで細くすることもできる。なお、細線化を行
わなくても十分な細さのレジストパターンを得られる場
合には、図1(E)に示すアッシングによる細線化処理
を行わなくてもよい。
【0027】フォトレジスト材料は、一般に電子ビーム
露光用レジスト材料よりも固い。図1(F)に示したA
rイオンによるミリング時に、フォトレジスト材料から
なるレジストパターン3aをマスクとして使用するた
め、電子ビーム露光用レジスト材料を使用する場合に比
べて、より安定したミリング処理が可能になる。
【0028】上記実施例では、1回のYBCO膜の堆積
で、SNS超伝導接合構造を形成することができる。こ
れに対し、YBCO膜、常電導膜、YBCO膜を順番に
積層した縦型のSNS構造の場合には、YBCO膜の堆
積を2回行う必要がある。YBCO膜の堆積を1回で行
うことができるため、製造工程数を削減することができ
る。
【0029】また、縦型SNS構造では、基板側の超伝
導膜から電極を取り出すために、構造が複雑になる。横
型SNS構造では、常電導体の両側の超伝導膜が共に同
一層内に配置されるため、電極の取り出しが容易であ
る。このため、SNS構造表面の平坦化が容易であり、
集積化にも有利である。
【0030】上記実施例では、第1のレジスト膜2とし
てポジ型の電子ビーム露光用レジスト材料を用い、第2
のレジスト膜3としてポジ型のフォトレジスト材料を用
いた場合を示したが、その他のレジスト材料を用いても
よい。ただし、図1(D)の工程で、レジストパターン
3aを残し、レジスト膜2のみを除去する必要があるた
め、第1のレジスト膜2及び第2のレジスト膜3とし
て、相互に現像処理耐性の異なるレジスト材料を用いる
必要がある。また、第1のレジスト膜2として、微細加
工に有利な電子ビーム露光用レジスト材料を用いること
が好ましい。例えば第1のレジスト膜2として、日本ゼ
オン(株)製のZCMRレジスト、ZEPレジスト等を
用いることができる。
【0031】また、第2のレジスト膜3に対してはパタ
ーニング処理を行わないため、必ずしも感光性のレジス
ト材料である必要はない。第2のレジスト膜に対して第
1のレジスト膜を選択的に除去できる材料であればよ
い。
【0032】また、上記実施例では、STOからなる誘
電体基板の表面層を微細加工する場合を説明したが、そ
の他の材料からなる基板を用いた場合にも、同様の微細
加工を行うことが可能である。
【0033】上記第1の実施例では、YBCO/STO
/YBCOからなる超伝導結合構造を作製する場合を説
明した。次に、図2を参照して、YBCO/インジウム
錫オキサイド(ITO)/YBCOからなる超伝導結合
構造を作製する場合を例に、第2の実施例について説明
する。
【0034】図2(A)に示すように、STOからなる
誘電体基板1の表面上に、例えば厚さ約10nmのIT
O膜10を堆積する。ITO膜10の堆積は、例えばI
TOのターゲットを酸素雰囲気中でレーザアブレーショ
ンして行う。または、ITOのターゲットをArとO2
が9:1の体積比で混合された雰囲気中でスパッタリン
グすることに行う。
【0035】この積層基板の表面上に、第1の実施例の
図1(A)に示す場合と同様に、PMMA系の第1のレ
ジスト膜2を形成する。第1の実施例の図1(B)から
図1(E)までの工程と同様の工程を経て、レジストパ
ターン3aを形成する。
【0036】図2(B)は、ITO膜10の表面上にレ
ジストパターン3aを形成した状態を示す。
【0037】図2(C)に示すように、レジストパター
ン3aをマスクとして、Arイオンを用いたミリングに
より、ITO膜10を部分的に除去する。このミリング
処理は、例えばAr圧力1×10-4Torr、加速電圧
200V、イオン電流20mAの条件で行う。この条件
でITO膜10のミリング速度は約20nm/分であ
る。レジストパターン3aに対応した領域にITOの微
細パターン10aが形成される。
【0038】図2(D)に示すように、微細パターン1
0aの上面及び誘電体基板1の上面上に、第1の実施例
における図1(G)の工程と同様の方法でYBCOから
なる超伝導膜4を堆積する。
【0039】図2(E)に示すように、化学機械研磨を
行うことにより、微細パターン10aの上面上に堆積し
た超伝導膜4及び微細パターン10aの頂上近傍を除去
して基板表面を平坦化する。ITOからなる微細パター
ン10aの両側に超伝導膜4が配置された横型SNS超
伝導接合構造が得られる。超伝導膜4の2つの領域の間
に配置された微細パターン10aの幅は約0.05μm
であるため、超伝導膜4が超伝導状態になると、超伝導
膜4の2つの領域が微細パターン10aを介して超伝導
結合する。また、ITOのSnの組成比を変化させるこ
とでITO内のキャリア濃度を制御することができる。
このため、異なる特性を有するSNS超伝導接合構造を
容易に作製することができる。
【0040】図3は、上記第2の実施例による横型SN
S構造の形成方法を用いて作製したフラックスフロート
ランジスタの平面図を示す。
【0041】STO基板20の表面上に、横置きT字形
のITOパターン21が形成されている。ITOパター
ン21の横方向に延在する部分(水平部分)21Aの幅
は約0.03μmであり、縦方向に延在する部分(垂直
部分)21Bの幅は約0.07μmである。ITOパタ
ーン21の水平部分21Aの両側に、それぞれYBCO
膜23及び24が配置されている。ITOパターンの水
平部分21Aは、YBCO膜23及び24の上面からS
TO基板20まで達する3つの凹部25により、4つの
部分に分離されている。
【0042】図3の一点鎖線A1−A1における断面図
が図2(E)に相当する。すなわち、各凹部25の両側
にYBCO膜23、ITOパターンの水平部分21A、
及びYBCO膜24からなる横型SNS超伝導接合構造
が形成される。ITOパターンの垂直部分21Bの右側
に隣接してYBCOからなる制御線22が配置されてい
る。
【0043】このような構造は、以下の方法で作製され
る。すなわち、図2(B)に示すレジストパターン3a
の平面形状を、図3のITOパターン21の形状とす
る。図2(C)から図2(E)までの工程を経て、横置
きT字形のITOパターン21とYBCO膜が表出した
基板が得られる。なお、図2(D)の工程において、メ
タルマスクを用いてレーザアブレーションを行うことに
より、図3のYBCO膜を形成することができる。凹部
25の領域のYBCO膜及びITOパターンを、Arイ
オンを用いたミリングにより除去する。このようにし
て、図3に示す構造のフラックスフロートランジスタが
得られる。
【0044】制御線22に、端子T3 とT4 から図の縦
方向の電流が供給される。制御線22に流れる電流を制
御することにより、各SNS超伝導接合構造の位置に発
生する磁場を変化させることができる。この磁場の変化
により、各SNS超伝導接合構造の伝導状態を、超伝導
状態または常電導状態とすることができる。すなわち、
制御線22を流れる電流により、YBCO膜23に接続
された端子T1 とYBCO膜24に接続された端子T2
との間の伝導状態を変化させることができる。
【0045】このフラックスフロートランジスタは、例
えば超伝導回路と半導体回路とのインタフェース等に使
用される。
【0046】図4(A)は、上記第1の実施例による横
型SNS構造の形成方法と類似した微細パターンの形成
方法を用いて作製した誘電体ベーストランジスタの平面
図を示す。STO基板30の表面上に図の縦方向に延在
する細線状のSTOからなる凸部により構成されたチャ
ネル領域30Bが配置されている。チャネル領域30B
の左右に隣接した細長い領域に、In2 3 からなる中
間領域32Aが配置されている。チャネル領域30Bと
その両側の2つの中間領域32Aからなるベース領域の
左右に、それぞれITOからなるコレクタ領域33C及
びエミッタ領域33Eが配置されている。
【0047】チャネル領域30Bを図の縦方向に挟む上
下の一部の領域に、ITOからなるベース電極34が配
置されている。ベース電極34に印加される電圧によ
り、チャネル領域30Bの電位が制御される。
【0048】STOの比誘電率は約300、ITOの比
誘電率は約20である。従って、コレクタ領域33Cと
エミッタ領域33Eとの間に印加された電圧の大部分
は、中間領域32Aに加わり、チャネル領域30Bには
ほとんど加わらない。このため、ベース電極34に印加
する電圧により、コレクタ領域33Cとエミッタ領域3
3Eとの間のチャネル領域30Bによる電位障壁の高さ
を比較的容易に変化させることができる。
【0049】ベース電極34に印加する電圧により、コ
レクタ領域33Cとエミッタ領域33E間を流れる電流
を制御することができる。また、STO、ITO、In
2 3 は可視光に対して透明であるため、透明なトラン
ジスタが実現される。このトランジスタをTFT型液晶
表示パネルのTFTの代わりに使用すると、開口率を向
上させることができる。
【0050】次に、図4(B)〜4(D)を使用して、
図4(A)に示す誘電体ベーストランジスタの製造方法
について説明する。図4(B)〜4(D)は、図4
(A)の一点鎖線B4−B4における断面に相当する。
【0051】図4(B)までの工程は、第1の実施例に
おける図1(A)から図1(F)までの工程と同様であ
る。図4(B)のSTO基板30、凸部30B、及びレ
ジストパターン31が、それぞれ図1(F)の誘電体基
板1、凸部1A、及びレジストパターン3aに相当す
る。
【0052】図4(C)までの工程について説明する。
図4(B)に示すレジストパターン31を除去し、ST
O基板30の全表面上にIn2 3 からなる厚さ5〜1
0nmの中間層32を堆積する。中間層32の堆積は、
例えばInのターゲットをArとO2 が9:1の雰囲気
中で反応性スパッタリングすることにより行う。スパッ
タリングにより堆積した膜は、凸部30Bの側面上に
も、STO基板30の上面上とほぼ同程度の厚さ堆積す
る。
【0053】中間層32の上面上に、ITO膜33を堆
積する。ITO膜33の堆積は、例えば図2(A)のI
TO膜10の堆積と同様の方法で行う。レーザアブレー
ションによる堆積は高い指向性を有するため、中間層3
2の表面のうち基板面に対して垂直な側面上にはほとん
ど堆積しない。
【0054】図4(D)に示すように、CMPにより基
板表面を平坦化する。基板の平坦化は、第1の実施例に
おける図1(H)の工程と同様の方法で行う。基板の表
面層に、図4(D)の左から順番に、ITOからなるコ
レクタ領域33C、In2 3 からなる中間領域32
A、STOの凸部からなるチャネル領域30B、In2
3 からなる中間領域32A、及びITOからなるエミ
ッタ領域33Eが配置された平面構造が得られる。
【0055】図4(A)に示すSTO基板30が表出し
た領域のITO膜33、中間層32を除去することによ
り、図4(A)に示す誘電体ベーストランジスタが得ら
れる。なお、ベース電極34が中間層32の上に配置さ
れるが、中間層32は約10nm程度と非常に薄いた
め、チャネル領域30Bに電界を印加することは可能で
ある。
【0056】図5は誘電体ベーストランジスタの他の構
成例を示す。図5(A)は、図4(A)に示す誘電体ベ
ーストランジスタの製造工程の図4(B)に相当する断
面図である。凸部30Bの上にセリウムオキサイド(C
eO 2 )からなる絶縁領域40が形成されている点が、
図4(B)と異なる。このような構成は、第1の実施例
の図1(A)の工程において、第1のレジスト膜2を形
成する前に、誘電体基板1の表面上にCeO2 膜を堆積
しておくことにより形成される。CeO2 膜の堆積は、
例えばCeのターゲットをArとO2 の混合雰囲気中で
反応性スパッタリングすることにより行う。この場合、
図1(F)の工程において、レジストパターン3aをマ
スクとして、このCeO2 膜を部分的にエッチングす
る。
【0057】図5(B)に示すように、STO基板30
及び絶縁領域40を覆うように、In2 3 からなる中
間層32を堆積する。中間層32の堆積は、図4(C)
の中間層32と同様の方法で行う。
【0058】図5(C)に示すように、Arイオンを用
いた異方性のミリングにより、平坦面上の中間層32を
除去し、凸部30B及び絶縁領域40の側面上に中間層
32の一部からなる中間領域32Aを残す。
【0059】図5(D)に示すように、STO基板30
の上面、絶縁領域40の上面、及び中間領域32Aの上
面上に、ITO膜33を堆積する。ITO膜33の堆積
は、図4(C)のITO膜33の堆積と同様の方法で行
う。
【0060】このようにして、STO基板の表面層に、
図5(D)の左から順番にITOからなるコレクタ領域
33C、In2 3 からなる中間領域32A、STOの
凸部からなるチャネル領域30B、In2 3 からなる
中間領域32A、及びITOからなるエミッタ領域33
Eが配置された誘電体ベーストランジスタが得られる。
【0061】図5(D)に示す構造では、絶縁領域40
と中間領域32Aの上面上に堆積したITO膜33Aに
電圧を印加することにより、チャネル領域30Bの電位
を制御することができる。すなわち、ITO膜33Aが
ベース電極の役割を果たす。このため、図4(A)に示
すベース電極34は不要である。絶縁領域40を配置す
ることにより、ITO膜33Aとコレクタ領域33Cと
を空間的に遠ざけ、両者間のリーク電流を少なくするこ
とができる。同様に、ITO膜33Aとエミッタ領域3
3E間のリーク電流を少なくすることができる。また、
絶縁領域40としてCeO2 を使用すると、In2 3
を用いた場合に比べてポテンシャル障壁を高くすること
ができ、リーク電流の低減に有効である。なお、CeO
2 の外にLaGaO3 やPrGaO3 等を用いてもよ
い。
【0062】図5(D)の誘電体ベーストランジスタに
おいては、図4(A)のものに比べてベース電極33A
とチャネル領域30Bとが接近している。このため、チ
ャネル領域30Bの電位を制御しやすくなる。
【0063】なお、絶縁領域40を、BaTiO3 、P
b(Zr,Ti)O3 、Y1等の強誘電体材料で形成す
ると、強誘電体材料の自発分極の向きにより、しきい値
電圧を変化させることができる。しきい値電圧の変化を
利用して、不揮発性メモリを構成することができる。
【0064】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種
々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
幅0.1μm以下の微細なパターンを再現性良く形成す
ることができる。この形成方法を用いて、横型SNS超
伝導接合構造、誘電体ベーストランジスタ等を作製する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による微細パターンの製
造方法を説明するための基板の断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例による微細パターンの製
造方法を説明するための基板の断面図である。
【図3】フラックスフロートランジスタの平面図であ
る。
【図4】誘電体ベーストランジスタの平面図、及びその
製造方法を説明するための基板の断面図である。
【図5】誘電体ベーストランジスタの他の構成例の製造
方法を説明するための基板の断面図である。
【符号の説明】
1 誘電体基板 2 第1のレジスト膜 3 第2のレジスト膜 3a レジストパターン 4 超伝導膜 10 ITO膜 20 STO基板 21 ITOパターン 22、23、24 YBCO膜 25 凹部 30 STO基板 30B STOチャネル領域 31 レジストパターン 32 In2 3 中間層 32A In2 3 中間領域 33 YBCO超伝導膜 33C コレクタ領域 33E エミッタ領域 34 ベース電極 40 CeO2 絶縁領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する基板上に第1のレジスト
    膜を形成する工程と、 前記第1のレジスト膜を部分的に露光し、現像して微細
    パターンの開口を形成する工程と、 前記開口内を埋め込み、かつ前記第1のレジスト膜を覆
    うように第2のレジスト膜を形成する工程であって、該
    第2のレジスト膜に対して前記第1のレジスト膜を選択
    的に除去可能なレジスト材料からなる第2のレジスト膜
    を形成する工程と、 前記開口内にのみ前記第2のレジスト膜の一部を残し、
    他の領域の前記第2のレジスト膜を除去する工程と、 前記開口内に残った第2のレジスト膜に対して前記第1
    のレジスト膜を選択的に除去し、前記開口内に残った第
    2のレジスト膜からなるレジストパターンを残す工程
    と、 前記レジストパターンをエッチングマスクとし、前記基
    板の表面層を部分的にエッチングする工程とを有する微
    細パターンの形成方法。
  2. 【請求項2】 前記レジストパターンを残す工程の後、
    前記基板の表面層を部分的にエッチングする工程の前
    に、さらに、前記レジストパターンを横方向から削り、
    微細化する工程を含む請求項1に記載の微細パターンの
    形成方法。
  3. 【請求項3】 前記第1のレジスト膜が、ポジ型の電子
    ビーム露光用レジスト材料からなり、 前記微細パターンの開口を形成する工程において、前記
    第1のレジスト膜の前記開口を形成する領域を電子ビー
    ム露光する請求項1または2に記載の微細パターンの形
    成方法。
  4. 【請求項4】 非超伝導材料からなる表面層を有する基
    板上に第1のレジスト膜を形成する工程と、 前記第1のレジスト膜を部分的に露光し、現像して細線
    状の開口を形成する工程と、 前記開口内を埋め込み、かつ前記第1のレジスト膜を覆
    うように第2のレジスト膜を形成する工程であって、該
    第2のレジスト膜に対して前記第1のレジスト膜を選択
    的に除去可能なレジスト材料からなる第2のレジスト膜
    を形成する工程と、 前記開口内にのみ前記第2のレジスト膜の一部を残し、
    他の領域の前記第2のレジスト膜を除去する工程と、 前記開口内に残った第2のレジスト膜に対して前記第1
    のレジスト膜を選択的に除去し、前記開口内に残った第
    2のレジスト膜からなるレジストパターンを残す工程
    と、 前記レジストパターンをエッチングマスクとし、前記基
    板の表面層を部分的にエッチングし、レジストパターン
    に対応した凸部を形成する工程と、 前記レジストパターンを除去する工程と、 前記凸部の上面を含む前記基板の表面上に、超伝導材料
    からなる超伝導膜を堆積する工程と、 前記凸部の上面上に堆積した前記超伝導膜を除去する工
    程とを有する超伝導/非超伝導/超伝導微細構造の製造
    方法。
  5. 【請求項5】 前記レジストパターンを残す工程の後、
    前記凸部を形成する工程の前に、さらに、前記レジスト
    パターンを横方向から削り、微細化する工程を含む請求
    項4に記載の超伝導/非超伝導/超伝導微細構造の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 誘電体材料からなる表面層を有する基板
    上に第1のレジスト膜を形成する工程と、 前記第1のレジスト膜を部分的に露光し、現像して細線
    状の開口を形成する工程と、 前記開口内を埋め込み、かつ前記第1のレジスト膜を覆
    うように第2のレジスト膜を形成する工程であって、該
    第2のレジスト膜に対して前記第1のレジスト膜を選択
    的に除去可能なレジスト材料からなる第2のレジスト膜
    を形成する工程と、 前記開口内にのみ前記第2のレジスト膜の一部を残し、
    他の領域の前記第2のレジスト膜を除去する工程と、 前記開口内に残った第2のレジスト膜に対して前記第1
    のレジスト膜を選択的に除去し、前記開口内に残った第
    2のレジスト膜からなるレジストパターンを残す工程
    と、 前記レジストパターンをエッチングマスクとし、前記基
    板の表面層を部分的にエッチングし、レジストパターン
    に対応した凸部を形成する工程と、 前記レジストパターンを除去する工程と、 前記凸部の側面上に、前記基板の表面層よりも小さい誘
    電率の誘電体膜を形成する工程と、 前記基板の表面のうち前記凸部の両側の領域上に導電体
    膜を形成する工程とを有する誘電体ベーストランジスタ
    の作製方法。
  7. 【請求項7】 前記レジストパターンを残す工程の後、
    前記凸部を形成する工程の前に、さらに、前記レジスト
    パターンを横方向から削り、微細化する工程を含む請求
    項6に記載の誘電体ベーストランジスタの作製方法。
  8. 【請求項8】 前記第1のレジスト膜を形成する工程の
    前に、さらに、前記基板の表面上に、絶縁材料からなる
    絶縁体膜を堆積する工程を含み、 前記凸部を形成する工程が、さらに、前記レジストパタ
    ーンをエッチングマスクとして前記絶縁体膜を部分的に
    エッチングする工程を含み、前記基板の誘電体材料から
    なる表面層と前記絶縁体膜とが積み重なった前記凸部を
    形成し、 前記導電体膜を形成する工程において、前記凸部の上面
    上にも前記導電体膜を形成する請求項6または7に記載
    の誘電体ベーストランジスタの作製方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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