JPH11111874A - 半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びその製造方法

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JPH11111874A
JPH11111874A JP26544497A JP26544497A JPH11111874A JP H11111874 A JPH11111874 A JP H11111874A JP 26544497 A JP26544497 A JP 26544497A JP 26544497 A JP26544497 A JP 26544497A JP H11111874 A JPH11111874 A JP H11111874A
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electrode
collector
region
integrated circuit
circuit device
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JP26544497A
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Akira Fukami
彰 深見
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 バイポーラトランジスタとMOSトランジス
タを複合した集積回路装置に関し、埋込層やエピタキシ
ャル層を使用せずにバイポーラトランジスタのコレクタ
抵抗の増加を抑制し、さらに、SOI基板にも適用可能
な構成を提供することである。 【解決手段】 pベース13とコレクタに電極を取りつ
けるためのn+領域25の間は、従来は酸化膜によって
分離されていたが、これを廃止し、ゲート電極11及び
12と同じ材料の分離電極10を設ける。その両側には
絶縁物の側壁18及び23bが形成されている。まず分
離電極10と絶縁物の側壁23bとがpベース13とコ
レクタに電極を取りつけるためのn+領域25を隔てる
役割を果たし、次に絶縁物の側壁18はn+エミッタ2
8とpベース13とを分離して形成する役割を果たして
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体集積回路装置
に係り、特に、バイポーラトランジスタ(又はそれに準
ずる構造)を含む半導体集積回路装置、さらに詳細には
バイポーラトランジスタとCMOS(Complementaly Me
tal Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)
トランジスタを複合した集積回路装置に好適な上記バイ
ポーラトランジスタのコレクタと電極との電気的な接続
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】バイポーラトランジスタを含む半導体集
積回路装置、特に、バイポーラトランジスタとMOSト
ランジスタを複合した集積回路装置では、製造工程を複
雑にすることなくバイポーラ及びMOSトランジスタを
同一チップ上に形成することが求められている。
【0003】図14はバイポーラトランジスタとCMO
Sトランジスタを複合した集積回路装置の従来例の断面
図である。nチャネルMOSトランジスタ56とpチャ
ネルMOSトランジスタ57及びnpnバイポーラトラ
ンジスタ55から成っている。
【0004】nチャネルMOSトランジスタ56は、p
型シリコンより成るp型ウエル4、ゲート電極50、ソ
ース・ドレインのn+型拡散層26a及び26bを具備
している。同様に、pチャネルMOSトランジスタ57
は、n型ウエル5、ゲート電極51、ソース・ドレイン
のp+型拡散層27a及び27bを具備している。
【0005】npnバイポーラトランジスタ55は、n
型コレクタ3、p型ベース13、n+型エミッタ28、
コレクタの低抵抗化のためのn+型埋込層52とコレク
タに電極を取りつけるためのn+領域53(コレクタ引
出領域とも呼ばれる)、p+外部ベース(ベース引出領
域とも呼ばれる)24及びエミッタ電極49を具備して
いる。エミッタ電極49として多結晶シリコンを図示す
るが、これに代えて多結晶シリコンと金属の珪化物(以
下、シリサイドと呼ぶ)とを積層した構造(以下、ポリ
サイドと呼ぶ)なども使われる。 n+型エミッタ28は
エミッタ電極49からの不純物As(砒素)の拡散で形
成される。p+型外部ベース24はpチャネルMOSト
ランジスタ57のp+型拡散層27a及び27bと同時
に形成される。コレクタに電極を取りつけるためのn+
型領域53と、 n型コレクタ3、p型ベース13並び
にn+型エミッタ28をnpnの縦型構造に配した部分
とは、酸化膜からなる分離領域2eによって隔てられて
いる。この種の構造は、例えば特開平3−48459号
公報に示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上に述べた従来の構造
では、n+型埋込層52を形成するには、p型基板1の表
面の所定の位置にSb(アンチモン)等のSi(シリコ
ン)をn型化する不純物を高濃度に拡散し、さらにSi
をn型化する不純物を拡散していない領域にはn+型埋
込層間の電気的分離を保つためにB(ボロン)のような
Siをp型化する不純物を拡散してp型埋込層54を形
成する必要がある。その後、Siのエピタキシャル層を
成長させる。このような埋込層やエピタキシャル成長層
の形成は、バイポーラトランジスタ固有のものでバイポ
ーラトランジスタを形成しない通常のCMOSに比較し
て製造工程が増加しコストが高くなる。
【0007】この問題に対する一つの回答は、埋込層の
形成を省略することである。埋込層の省略により、上記
埋込層上へのSi層のエピタキシャル成長も必要なくな
る。しかしながら、コレクタの低抵抗化のための埋込層
52を省略するため、コレクタ抵抗(n型コレクタ領域
と電極30cとの間の電気抵抗)が高くなりトランジス
タの性能が低下する。
【0008】一方、上記プロセスの簡略化に伴う素子の
スペック・ダウンとは別に、第2の問題として次の点が
挙げられる。近年CMOS集積回路装置は微細化が進
み、CMOSのゲート長が0.1〜0.2μmの世代ではMO
Sの性能の向上のために、従来のバルクSiからSOI
(Silicon On Insulator:絶縁基板又は絶縁層の上に薄
いSi膜を形成したもの)基板を採用する可能性が高
い。ところが、薄いSiの膜の中には埋込層を作り込む
ことは不可能である。また仮に当該埋込層53,54の
形成を省き、SOI基板に図14のような従来の構造を
形成すれば(即ち、n型コレクタ領域3とn+型領域5
3を絶縁基板又は絶縁層上に直接形成すれば)、酸化膜
の分離領域2eの下部はSOI基板の絶縁層に接してし
まい、n型コレクタ領域3に電極30cを取りつけるこ
とができなくなる。
【0009】本発明が解決しようとする課題は、埋込層
やエピタキシャル層を使用しないでコレクタ抵抗の増加
を比較的抑制でき、しかもSOI基板にも形成可能なバ
イポーラトランジスタを含む集積回路装置の構造及びそ
の製造方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明では次の手段を採る。
【0011】(1)埋込層の形成を省略してもコレクタ
抵抗の上昇をできる限り抑えるために、p型ベース領域
とコレクタ領域との接合位置を当該コレクタ領域と電極
とを接続するためのn+型領域に近づける。
【0012】従来の縦型バイポーラトランジスタでは、
図14のようにpベース13のコレクタ3との接合位置
はn+エミッタ28の下方にある。従ってコレクタに電
極を取りつけるためのn+領域53とは、酸化膜からな
る分離領域2eの長さ58にn+エミッタ28と酸化膜
分離領域2eとの接触を回避するための余裕(マージ
ン)59が加算された分だけ離れている。上記手段は、
この余裕59を縮めることで上記接合位置と上記n+
領域との距離の縮小を図る。
【0013】(2)SOI基板にも形成可能とするため
には、酸化膜の分離領域2eに代わる分離領域を用いる
方法、つまりSOI基板を構成する絶縁領域に接せず且
つ当該絶縁領域分離との間に導電性を有するSi層が残
るような分離領域を形成する分離方法を採用する。仮に
分離幅が0であれば、p型ベース13はコレクタに電極
を接続するn+型領域53に直接接し、所望のバイポー
ラトランジスタ特性を損ねてしまうので、双方の間に上
記n+型領域53より低濃度のn型コレクタ層が残るよ
うな分離方法を採る。
【0014】上記(1)(2)に示した手段をより具体
的に説明すると、酸化膜の分離領域2eの変わりにゲー
ト電極50及び51と同様の構造物(以下、分離電極と
呼ぶ)を形成し、この分離電極の両側に自己整合的にp
型ベースとコレクタに電極を取りつけるためのn+領域
を形成する。上記ゲート電極と同じ構造物の特徴を纏め
ると以下のとおりである。
【0015】形成位置:縦型バイポーラ・トランジスタ
を構成する積層構造の側方に、当該積層構造とそのコレ
クタ領域に電気的に接続されるコレクタ電極とを離間す
るように形成される。換言すれば、コレクタ領域を構成
する半導体層主面上の真性ベース領域(上記p型ベー
ス)形成部(コレクタ−ベース接合形成部とも呼ぶ)と
コレクタ電極形成部の間に形成される。
【0016】要請される構成:上記半導体層主面の少な
くとも上記真性ベース領域形成部に沿った部分におい
て、半導体主面と構造物の間に絶縁膜を設けることが必
要である。当該構造物を上記ゲート電極と同じプロセス
で作製する場合、この絶縁膜は当該ゲート電極のゲート
絶縁膜とともに形成するとよい。また、当該構造物の上
記真性ベース領域形成部に面した側面には絶縁膜が形成
される。これは、真性ベース領域を当該構造物をマスク
にセルフ・アラインで(自己整合的に)形成する上で必
然となる。以上の条件を満たせば、上記構造物の形状は
特に限定されるものではないが、上記ゲート電極のプロ
セスに合わせ、上記構造物と上記ゲート電極を同じよう
な形状に作製するとプロセス場の煩雑さもなくなり、且
つ上記真性ベース領域形成部とコレクタ電極形成部とを
分離する本発明の目的も十分達成できる。なお、コレク
タ電極形成部となる上記半導体層主面には電極層とのオ
ーミック・コンタクトをとるために不純物を更に導入し
た領域が形成されるが、この領域を当該構造物の側方に
形成する場合、この不純物導入領域に面した構造物側面
に絶縁膜を設けることが必要である。また、当該構造物
を形成する段階で、上記半導体層主面に形成された絶縁
膜の真性ベース領域形成部から離間された部分を除去
し、ここでゲート電極と同じ導電層を当該半導体層主面
に直接形成する、換言すれば当該構造物そのものでコレ
クタ電極を形成してもよい。
【0017】以上、本発明を構成する要件の構造並びに
レイアウトの特徴から導き出される本発明の半導体集積
回路装置は、次の特徴を有する。即ち、バイポーラトラ
ンジスタとMOS型電界効果トランジスタを含む半導体
集積回路装置において、上記バイポーラトランジスタは
コレクタ領域内に形成されたベース領域と、当該ベース
領域内に形成されたエミッタ領域を有し、このコレクタ
領域の少なくとも一端とベース領域の少なくとも一端と
は、上記MOSトランジスタのゲート電極と同じ構成物
によって分離されており、前記ベース領域の少なくとも
一端とコレクタに電極を取りつけるためのコレクタと同
一導電型の高濃度領域とは、 前記構成物の側面に形成
された絶縁膜によって隔てられている。ベース領域とコ
レクタ電極とを隔てる上記ゲート電極と同じ材料の構成
物には、所定の電位を付与するように構成し、これ自体
をコレクタ電極として用いてもよい。即ち、本発明によ
るベース領域とコレクタ電極形成部との分離は、ベース
領域側方に形成される上記構造物そのものというより、
その下部に存在する絶縁膜で本質的に達成されるもので
ある。以上の半導体集積回路装置は、半導体メモリ、マ
イクロプロセッサ等に利用できる。
【0018】また、上述の半導体集積回路装置の構成を
実現するに適したプロセスとして、本発明は次の製造方
法を提供する。その1は、バイポーラトランジスタ及び
MOS型電界効果トランジスタの形成に供せられる半導
体層の主面に第1の絶縁膜を形成し、第1の絶縁膜のバ
イポーラトランジスタを形成する予定領域にMOSトラ
ンジスタのゲート電極と同じ材料からなる(望ましく
は、同じ積層構造を有する)構成物を設ける工程と、当
該構成物を覆うように第2の絶縁膜を堆積する工程と、
当該構成物の一端に第2の絶縁物からなる側壁を設ける
(前記絶縁膜を成形する)と同時に前記第2の絶縁膜中
に開孔部を設ける工程と、この開孔部を被うようにして
エミッタ電極を設ける工程を含むことを特徴とする半導
体集積回路装置の製造方法である。その2は、バイポー
ラトランジスタ及びMOS型電界効果トランジスタの形
成に供せられる半導体層の主面に第1の絶縁膜を形成
し、上記第1の絶縁膜のバイポーラトランジスタを形成
する予定領域に第1の開孔部を設ける工程と、 第1の
開孔部を覆うようにMOSトランジスタのゲート電極と
略同じ材料(望ましくは略同じ積層構造)の構成物を設
ける工程と、第2の絶縁膜を堆積する工程と、前記構成
物の一端に第2の絶縁物の側壁を設けると同時に前記第
1及び第2の絶縁膜中に第2の開孔部を設ける工程と、
第2の開孔部を覆うようにエミッタ電極を設ける工程を
含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法で
ある。
【0019】以上の本発明による半導体集積回路装置及
びその製造方法の具体的な概要は、その望ましき実施形
態を以って後述する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明による半導体集積回
路装置の望ましき実施形態を示す実施例並びに関連図面
を参照して、より詳細に説明する。
【0021】図1は本発明の第1の実施例を説明する図
であり、本発明を適用したnpnバイポーラトランジス
タとCMOSトランジスタを複合した集積回路装置の断
面図である。
【0022】図1(a)において、本集積回路装置はp
型Si基板1上に形成されたnチャネルMOSトランジ
スタ32とpチャネルMOSトランジスタ33及びnp
nバイポーラトランジスタ31から成っている。
【0023】nチャネルMOSトランジスタ32は、p
ウエル4、ゲート電極11及びn+型のソース・ドレイ
ン拡散層26a及び26bを具備している。同様に、p
チャネルMOSトランジスタ33は、nウエル5、ゲー
ト電極12及びp+型のソース・ドレイン拡散層27a
及び27bを具備している。
【0024】npnバイポーラトランジスタ31は、n
コレクタ3、pベース13、n+エミッタ28とエミッ
タ電極21、コレクタに電極を取りつけるためのn+
域25、及びp+外部ベース24を具備している。エミ
ッタ電極21は多結晶Siやポリサイドなどが使われ
(図では多結晶Si)、n+エミッタ28はエミッタ電
極21からの不純物Asの拡散で形成されている。10
が分離電極であり、その材料構成は ゲート電極11及
び12と同じである。図1(b)はnpnバイポーラト
ランジスタ31の主要部分を取り出した図である。分離
電極10の両側には絶縁物の側壁18及び23bが形成
されている。分離電極10と絶縁物の側壁23bとがp
ベース13とコレクタに電極を取りつけるためのn+
域25を隔てる役割を果たしている。また絶縁物の側壁
18はn+エミッタ28とpベース13とを分離して形
成する役割を果たしている。
【0025】ここで本実施例では従来例よりも、pベー
スのコレクタとの接合位置とコレクタに電極を取りつけ
るためのn+領域との間の距離が短くなることを検証す
る。
【0026】本実施例では上に述べたように、分離電極
10と絶縁物の側壁23bとを合わせたもの(この長さ
を60とする)がpベース13とコレクタに電極を取り
つけるためのn+領域25を分離し、絶縁物の側壁18
(この長さを61とする)がn+エミッタ28とpベー
ス13とを分離している。n+エミッタ28の直下がp
ベース13のコレクタ3との接合位置に当たるので、
pベースのコレクタとの接合位置とコレクタに電極を取
りつけるためのn+領域との間の距離は長さ60と61
の和になる。この分離距離を定量化してみる。今、ゲー
ト電極11及び12の加工レベルが0.25μmであるとす
ると、分離電極10も0.25μmに加工することができる
が、ここでは少し余裕をもたせて0.30μmとする。絶縁
物の側壁23bは別途説明するが0.10μm程度である。
つまり長さ60は0.40μmになる。また絶縁物の側壁1
8はこれも後で説明する製造プロセスに従うと、23b
よりも短いので0.05μm程度にすることが可能であり、
長さ61は0.05μmになる。従って長さ60と61の和
は0.45μmとなる。
【0027】一方、従来例(図14参照)では、pベー
ス13のコレクタ3との接合位置とコレクタに電極を取
りつけるためのn+領域53とは、酸化膜の分離領域2
eの長さ58に加えてn+エミッタ28と酸化膜の分離
領域2eとが接触しないための余裕59が加算された距
離分だけ離れている。一般に、ある加工技術でMOSト
ランジスタを形成するとき、ゲート電極が最も微細に加
工され、他の寸法はそれ以上であることが多い。酸化膜
の分離領域2eは通常LOCOS(Local Oxidation of
Silicon)によって形成されるため、そのプロセスによ
る制約から、ゲート電極が0.25μmの加工長であるなら
酸化膜の分離領域2eの長さ58はせいぜい0.40μmで
ある。一方、余裕59はホトリソグラフィの合わせ精度
や加工精度を考慮しなければならないので製造装置に依
存してしまうが、仮に合わせ精度と加工精度が±0.10μ
mと少なく見積もっても余裕59の長さは0.30μm程度
になる。従って、長さ58と59の和で0.70μmとな
る。
【0028】結局、本実施例では従来例に比較し、pベ
ースのコレクタとの接合位置とコレクタに電極を取りつ
けるためのn+領域との間の距離が少なめに見積もって
も35%縮小できた。この効果は後に説明するように、
pベース13に対するn+エミッタ28の形成が、ホト
リソグラフィの合わせ精度に依存しない自己整合的な形
成であることに依っている。距離を35%縮小できるこ
とから、この距離に依存する分の抵抗も35%低減する
ことができる。
【0029】なお分離電極10を設けたことによって副
次的な効果が発生する。通常分離電極10の電位は0V
に固定して使用するが、分離電極10に電圧を印加し、
コレクタ3の分離電極10の直下に電子または正孔を集
荷することができる。これによりコレクタ3の分離電極
10の直下のキャリア濃度を制御することができる。
【0030】図2は図1(a)の断面図中のnpnバイ
ポーラトランジスタ31の平面レイアウト図である。図
1におけるエミッタ電極21は平面パターンにおいても
21で示され、他の同じ番号も同様であるとする。17
はエミッタ孔で、エミッタ電極21の不純物Asはここ
を通して拡散して n+エミッタ28を形成する。34a
及び34cは金属電極30a及び30cを接続するため
のコンタクト孔である。エミッタ電極21上にも同様の
コンタクト孔があるが、図では省略した。
【0031】図3及び図4は、図1の半導体集積回路装
置を作製するための製造工程を説明する一連の断面図で
ある。以下、図に従い説明する。
【0032】(1)出発材料としてp型Si基板1を用
意する。次に、素子分離絶縁層2a、2b、2c及び2
dを通常のLOCOSアイソレーション法などにより形
成する<図3(a)参照>。
【0033】(2)MOSトランジスタのpウエル4と
nウエル5を形成する。これは、不純物のイオン打ち込
みによるが、pウエルの場合にはBを、nウエルの場合
にはP(リン)を用いる。ウエルの不純物濃度は1016
〜1017cm-3の桁である。さらに、 nコレクタ3も
同様に形成する。その後MOSトランジスタ用にゲート
酸化膜6a、6b及び6cを例えば7nm形成する<図
3(b)参照>。
【0034】(3)ゲート電極用にCVD(Chemical V
apor Deposition)によって多結晶Siを膜付けする。
この多結晶Siは高濃度にドーピングされている必要が
あるが、本実施例ではP(リン)をドーピングした。な
お膜厚は100nmとした。次いでゲート電極の低抵抗化
のためタングステンシリサイドを100nm、スパッタリ
ングで堆積する。次に、絶縁物ここではCVDによるシ
リコン酸化膜(以下、SiO2膜と記す)を堆積する。
その後、ホトリソグラフィを用いて分離電極10とゲー
ト電極11及び12を同時に加工する。ここで、7a、
7b及び7cが多結晶Si、8a、8b及び8cがタン
グステンシリサイド、そして9a、9b及び9cがSi
2膜である。またタングステンシリサイドの代わりに
チタンシリサイド等を用いてもよい<図3(c)参照
>。
【0035】(4)pベース13を形成するために分離
電極10の片側の領域にBをイオン打ち込みする。この
ときpベース13の一端(断面図では一端だが、図2の
平面図を見ると3方であることがわかる)は素子分離絶
縁層2aにより、他端は分離電極10によって規定され
る。また、MOSトランジスタのLDD(Lightly Dope
d Drain)を形成するため、 nチャネルMOSトランジ
スタ32側にはn-層14a及び14bを、 pチャネル
MOSトランジスタ33側にはp-層15a及び15b
をそれぞれP(またはAs)とBをイオン打ち込みす
る。次いで、不純物の活性化のためにアニールを施す。
なお、pベース11のB濃度はSi表面で1019cm
-3程度であり、イオン打ち込みをp−層15a及び15
b の形成のためのイオン打ち込みと兼用してもよい<
図3(d)参照>。
【0036】(5)絶縁膜を堆積する。ここではSiO
2膜16である。膜厚は50nmとした。その後、ホト
リソグラフィによりエミッタ孔17を窓開けする。この
ときSiO2膜16の加工に異方性のプラズマエッチン
グを用いることにより分離電極10のエミッタ孔17側
には絶縁物(SiO2)の側壁18が形成される。 Si
2膜16の当初の膜厚が50nmであるので、 SiO2
の側壁18の水平方向の長さは最大0.05μmである<図
3(e)参照>。
【0037】(6) CVDによって多結晶Si19を1
00nm膜付けする。多結晶Si19は堆積時にはドーピ
ングされていないが、後に多結晶Si19からAsを拡
散してn+エミッタを形成するので、膜付け後Asのイ
オン打ち込みを行う<図4(a)参照>。
【0038】(7)多結晶Si19の上にSiO2膜2
0を100nm形成した後ホトリソグラフィによりエミッ
タ電極21を加工する。なお、先のSiO2膜9aとS
iO2の側壁18によりエミッタ電極21は分離電極1
0から電気的に絶縁されている<図4(b)参照>。
【0039】(8)絶縁膜を50nm堆積する。ここでは
SiO2膜22である<図4(c)参照>。
【0040】(9)全面を異方性のプラズマエッチング
によりSiO2膜16とSiO2膜20の重ね膜の厚さ分
だけエッチングする。このとき分離電極10の周囲とゲ
ート電極11及び12の周囲にはSiO2の側壁23
b、23c及び23dが形成される。エミッタ電極21
の周囲にはSiO2の側壁23aができる。 重ね膜の膜
厚は100nmであるからSiO2の側壁23b、23c及
び23dの水平方向の長さは最大0.1μmである。次
に、コレクタに電極を取りつけるためのn+領域25と
nチャネルMOSトランジスタ32のn+型のソース・
ドレイン拡散層26a及び26bを形成するため、As
をイオン打ち込みする。次いで、p+外部ベース24と
pチャネルMOSトランジスタ33のp+型のソース・
ドレイン拡散層27a及び27bを形成するため、 B
をイオン打ち込みする。これらのイオン打ち込みは後で
熱処理が掛かったときにピークの不純物濃度が1020
-3を越える条件で行う。イオン打ち込み後、導入した
不純物の活性化のためアニールを施す。イオン打ち込み
した不純物が活性化されると同時に、多結晶Si19中
のAsがエミッタ孔17を通してSi中に拡散し、n+
エミッタ28が形成される。Asの拡散はSiO2の側
壁18の端部から横方向にわずかに入るものの、このS
iO2の側壁18によって規定されている。従って、 n
+エミッタ28はpベース13に対してはホトリソグラ
フィの合わせ精度に依存せず自己整合的に形成されてい
る<図4(d)参照>。
【0041】(10)最後に層間絶縁膜29を堆積し、
コンタクト孔を開孔し、金属電極30a〜30gを形成
する<図4(e)参照>。
【0042】以上の製造工程により、図1(a)で示し
た構造の半導体集積回路装置が完成する。
【0043】図5は本発明の第2の実施例を説明する図
であり、本発明を適用したnpnバイポーラトランジス
タとCMOSトランジスタを複合した集積回路装置の断
面図である。
【0044】図5において、本集積回路装置はSOI基
板上に形成されており、絶縁層35上のSi中のnチャ
ネルMOSトランジスタ37とpチャネルMOSトラン
ジスタ38及びnpnバイポーラトランジスタ36から
構成されている。Siの表面から上は図1(a)とまっ
たく同じである。分離電極10を利用してpベース13
とコレクタに電極を取りつけるためのn+領域25を分
離する方法であるため、分離電極10の下側にはSi層
がありコレクタ3が存在している。仮に分離電極を使用
しないで通常のLOCOS酸化による分離を採用すれば
素子分離絶縁層2a、2b、2c及び2dのように下層
の絶縁層35につながってコレクタ3がなくなってしま
うことになる。
【0045】従って、分離電極10を用いることによ
り、 SOI基板上にnpnバイポーラトランジスタと
CMOSトランジスタを複合した集積回路装置を形成す
ることができる。なお、分離電極10に所定の電圧を印
加できるという副次的効果は第1の実施例と同じであ
る。
【0046】図6は本発明の第3の実施例を説明する図
であり、本発明を適用したnpnバイポーラトランジス
タとCMOSトランジスタを複合した集積回路装置の断
面図である。
【0047】図6(a)において、本集積回路装置はp
型Si基板1上に形成されたnチャネルMOSトランジ
スタ32とpチャネルMOSトランジスタ33及びnp
nバイポーラトランジスタ44から成っている。第1の
実施例(図1(a))との違いはnpnバイポーラトラ
ンジスタ44のみである。 npnバイポーラトランジ
スタ44ではコレクタに電極を取りつけるための方法
が、図1(a)のようにn+領域25に直接金属電極3
0cを取り付けるのでなく、 MOSトランジスタのゲ
ート電極11及び12とほぼ同じ材料構成を持つコレク
タ電極42を間に置く方式になっている。
【0048】この方式の利点は次の通りである。pベー
ス13とコレクタに電極を取りつけるためのn+領域4
3との間の距離は、コレクタ電極の中のゲート酸化膜の
水平方向の長さ62(図6(b)参照)より決定される
が、この寸法は微細加工の最小加工寸法ではなく、ホト
リソグラフィの合わせ精度によって決まるものである。
従って、微細加工の限界が0.25μmであっても、合わせ
精度が0.1μmならば、 pベース13とコレクタに電極
を取りつけるためのn+領域43との間の距離は、図1
の場合よりも短くできる。
【0049】図7は図6(a)の断面図中のnpnバイ
ポーラトランジスタ44の平面レイアウト図である。図
6におけるコレクタ電極42は平面パターンにおいても
42で示され、他の同じ番号も同様である。
【0050】図8は、図6の半導体集積回路装置を作製
するための製造工程を説明する一連の断面図である。以
下、図に従い説明する。
【0051】(1)図8(a)及び図8(b)は第1の
実施例の図3(a)及び図3(b)と同一であるので、
説明は省略する。
【0052】(2)ゲート酸化膜6a、6b及び6c上
にCVDによる多結晶Si39を膜付けする。膜厚は薄
い方がよく、ここでは20nmとした。この多結晶Siは
ドーピングの有無は問わないが、本実施例ではP(リ
ン)をドーピングした。次いで、後に形成するコレクタ
電極42とコレクタ3を接続するための開孔部40を開
ける<図8(c)参照>。
【0053】(3) CVDによる多結晶Siを膜付け
する。膜厚は先の多結晶Si39と合わせて100nmと
なるようにした。この多結晶SiはP(リン)をドーピ
ングした。次いでゲート電極の低抵抗化のためタングス
テンシリサイドを100nm、スパッタリングで堆積し、
SiO2膜をCVDで堆積する。その後、ホトリソグラ
フィを用いてコレクタ電極42とゲート電極11及び1
2を同時に加工する。なお、41a、41b及び41c
が多結晶Siで2回のCVDによる重ね膜(コレクタ電
極42の開孔部40上の部分は2回目の多結晶Siの
み)で、8a、8b及び8cがタングステンシリサイ
ド、そして9a、9b及び9cがSiO2膜である。な
おタングステンシリサイドの代わりにチタンシリサイド
等を用いてもよい<図8(d)参照>。
【0054】(5)第1の実施例の図3(e)と同様に
してエミッタ電極21を形成する<図8(e)参照>。
【0055】(6)以下は第1の実施例と同じプロセス
である。
【0056】以上の製造工程により、図6(a)で示し
た構造の半導体集積回路装置が完成する。
【0057】図9は本発明の第4の実施例を説明する図
であり、本発明を適用したnpnバイポーラトランジス
タとCMOSトランジスタを複合した集積回路装置の断
面図である。
【0058】図9において、本集積回路装置はSOI基
板上に形成されており、絶縁層35上のSi中のnチャ
ネルMOSトランジスタ37とpチャネルMOSトラン
ジスタ38及びnpnバイポーラトランジスタ45から
構成されている。Siの表面から上は図6とまったく同
じである。すなわちコレクタ電極下部のゲート酸化膜に
よってpベース13とコレクタに電極を取りつけるため
のn+領域43を分離する方法であるため、コレクタ電
極下部のゲート酸化膜下側にはSi層がありコレクタ3
が存在している。
【0059】従って、コレクタ電極42とその下部のゲ
ート酸化膜の存在により、 SOI基板上にnpnバイ
ポーラトランジスタとCMOSトランジスタを複合した
集積回路装置を形成することができる。
【0060】図10は本発明の第5の実施例を説明する
図であり、本発明を適用したnpnバイポーラトランジ
スタとCMOSトランジスタを複合した集積回路装置の
断面図である。
【0061】図10において、本集積回路装置はp型S
i基板1上に形成されたnチャネルMOSトランジスタ
32とpチャネルMOSトランジスタ33及びnpnバ
イポーラトランジスタ47から成っている。第1の実施
例(図1(a)参照)と類似しているが、違いはnpn
バイポーラトランジスタ47である。 npnバイポー
ラトランジスタ47ではエミッタ電極を廃止し、Si上
に直接イオン打ち込みでn+エミッタ46を形成した。
他は図1(a)と同じである。従って、 pベースのコ
レクタとの接合位置とコレクタに電極を取りつけるため
のn+領域との間の距離が短くなる効果も同じである。
【0062】図11は図10の断面図中のnpnバイポ
ーラトランジスタ47の平面レイアウト図である。この
方式の欠点はn+エミッタが素子分離絶縁層(断面図で
は2a及び2b相当)に接触しないように余裕をとる必
要があるのでその分だけ素子面積が大きくなること、
Si上に直接イオン打ち込みしてn+エミッタ46を形
成するので多結晶SiからのAsを拡散する方式よりも
+エミッタ46が深くなることである。一方、利点は
プロセスが簡単になることである。
【0063】図12は本発明の第6の実施例を説明する
図であり、本発明を適用したnpnバイポーラトランジ
スタとCMOSトランジスタを複合した集積回路装置の
断面図である。
【0064】図12において、本集積回路装置はp型S
i基板1上に形成されたnチャネルMOSトランジスタ
32とpチャネルMOSトランジスタ33及びnpnバ
イポーラトランジスタ48から成っている。第3の実施
例(図6(a))と類似しており、違いはnpnバイポ
ーラトランジスタ48である。 npnバイポーラトラ
ンジスタ48ではエミッタ電極を廃止し、Si上に直接
イオン打ち込みでn+エミッタ46を形成した。他は図
6(a)と同じである。従って、 pベースのコレクタ
との接合位置とコレクタに電極を取りつけるためのn+
領域との間の距離が短くなる効果も同じである。
【0065】図13は図11の断面図中のnpnバイポ
ーラトランジスタ48の平面レイアウト図である。この
方式の長所及び短所は図11で説明したことと同じであ
る。
【0066】なお当然のことながら、図10及び図12
の構造はSOI基板に対しても適用することができる。
【0067】また以上の実施例では、npnバイポーラ
トランジスタにおいてその構造とそれに伴う効果につい
て述べてきたが、 pnpバイポーラトランジスタに同
様な構造を適用しても同じ効果が得られる。
【0068】以上述べた半導体集積回路は、マイクロプ
ロセッサに応用することができる。マイクロプロセッサ
を構成するユニット(演算器やキャッシュメモリなど)
は、それぞれ特有の回路構成を持つが、バイポーラトラ
ンジスタやバイポーラトランジスタとMOSトランジス
タを複合化して構成することができ、本発明の実施例で
示した構造を使用することができる。また、これらの実
施例は、半導体メモリに対しても使用することができ
る。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果を得ることができる。
【0070】バイポーラトランジスタとCMOSトラン
ジスタを複合した集積回路装置を構成するとき、バイポ
ーラトランジスタには従来、埋込層やエピタキシャル成
長層が必要であり、このことが製造工程を複雑にしてい
たが、埋込層の形成を省略すると、コレクタ抵抗が高く
なりトランジスタの性能が低下するという問題があっ
た。
【0071】そこで埋込層を省略しても、コレクタ抵抗
の増加を比較的抑制できる方法として、 LOCOSに
よる酸化膜の分離を用いる代わりにMOSトランジスタ
のゲート電極と同一材料で同一製造工程で形成される分
離電極を用いる。これにより第1の効果として、pベー
スのコレクタとの接合位置とコレクタに電極を取りつけ
るためのn+領域との間の距離が短縮でき、その分だけ
コレクタ抵抗の増加を抑制できる。なお、副次的な効果
として分離電極下部のコレクタのキャリア濃度を電気的
に制御することができる。また、分離電極をコレクタ取
り出しのコレクタ電極と兼用させることも可能である。
【0072】また第2の効果として次の点が挙げられ
る。将来のCMOS集積回路装置ではSOI基板を採用
する可能性が高が、バイポーラトランジスタとCMOS
トランジスタを複合した集積回路装置において、従来の
バルクSi基板を前提にした構造をそのまま採用すれ
ば、バイポーラトランジスタのコレクタに電極を取りつ
けることができなくなる。しかし、本発明のように分離
電極またはコレクタ電極を使用することによって、 S
OI基板への適用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明する図である。
(a)はその断面図、(b)は(a)中の一部の詳細断
面図である。
【図2】図1(a)中の一部(バイポーラトランジスタ
部)の平面図である。
【図3】(a)〜(e)は、第1の実施例の製造方法の
流れを説明する断面図である。
【図4】(a)〜(e)は、図3に続く第1の実施例の
製造方法の流れを説明する断面図である。
【図5】本発明の第2の実施例を説明する断面図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例を説明する断面図であ
る。(a)はその断面図、(b)は(a)中の一部の詳
細断面図である。
【図7】図6(a)中の一部の平面図である。
【図8】(a)〜(e)第3の実施例の製造方法の流れ
を説明する断面図である。
【図9】本発明の第4の実施例を説明する断面図であ
る。
【図10】本発明の第5の実施例を説明する断面図であ
る。
【図11】図10中の一部の平面図である。
【図12】本発明の第6の実施例を説明する断面図であ
る。
【図13】図12中の一部の平面図である。
【図14】従来例を説明する断面図である。
【符号の説明】
3…nコレクタ、11…分離電極、13…pベース、1
8,23a,23b,23c…絶縁縁の側壁、21,49…
エミッタ電極、25,43…n+領域、28,46…n+
ミッタ、31,36,44,45,47,48,54…npn
バイポーラトランジスタ、32,37,55…nチャネル
MOSトランジスタ、33,38,56…pチャネルMO
Sトランジスタ、42…コレクタ電極。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バイポーラトランジスタを含む半導体集積
    回路装置において、該バイポーラトランジスタのエミッ
    タ領域の外側にベース領域があり、該エミッタ領域の少
    なくとも一端と該ベース領域の少なくとも一端とは、M
    OSトランジスタのゲート電極と同じ材料の構成物の側
    面に形成された絶縁物の側壁によって分離されており、
    前記ベース領域の少なくとも一端とコレクタに電極を取
    りつけるためのコレクタと同一導電型の高濃度領域と
    は、 少なくとも前記ゲート電極と同じ材料の構成物に
    よって隔てられていることを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  2. 【請求項2】前記ゲート電極と同じ材料の構成物に所定
    の電位を付与することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】バイポーラトランジスタを含む半導体集積
    回路装置において、該バイポーラトランジスタのエミッ
    タ領域の外側にベース領域があり、該エミッタ領域の少
    なくとも一端と該ベース領域の少なくとも一端とは、M
    OSトランジスタのゲート電極と略同じ材料の構成物の
    側面に形成された絶縁物の側壁によって分離されてお
    り、前記ベース領域の少なくとも一端とコレクタに電極
    を取りつけるためのコレクタと同一導電型の高濃度領域
    とは、前記ゲート電極と略同じ材料の構成物の下部に存
    在する絶縁膜によって隔てられていることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】請求項1ないし2のうち1記載の半導体集
    積回路装置を使用して構成したことを特徴とする半導体
    メモリ。
  5. 【請求項5】請求項1ないし2のうち1記載の半導体集
    積回路装置を使用して構成したことを特徴とするマイク
    ロプロセッサ。
  6. 【請求項6】バイポーラトランジスタを形成する予定領
    域上に、MOSトランジスタのゲート電極と同じ材料の
    構成物を設ける工程と、絶縁膜を堆積する工程と、該ゲ
    ート電極と同じ材料の構成物の一端に絶縁物の側壁を設
    けると同時に前記絶縁膜中に開孔部を設ける工程と、該
    開孔部を被うエミッタ電極を設ける工程を含むことを特
    徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】バイポーラトランジスタを形成する予定領
    域上の絶縁膜に開孔部を設ける工程と、 該開孔部を被
    ってMOSトランジスタのゲート電極と略同じ材料の構
    成物を設ける工程と、絶縁膜を堆積する工程と、前記ゲ
    ート電極と略同じ材料の構成物の一端に絶縁物の側壁を
    設けると同時に前記絶縁膜中に開孔部を設ける工程と、
    該開孔部を被うエミッタ電極を設ける工程を含むことを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008156810A (ja) * 1999-09-17 2008-07-10 Kb Seiren Ltd 芯鞘複合型導電性繊維

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