JPH11111658A - 基板処理装置および基板処理方法 - Google Patents

基板処理装置および基板処理方法

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Publication number
JPH11111658A
JPH11111658A JP27264897A JP27264897A JPH11111658A JP H11111658 A JPH11111658 A JP H11111658A JP 27264897 A JP27264897 A JP 27264897A JP 27264897 A JP27264897 A JP 27264897A JP H11111658 A JPH11111658 A JP H11111658A
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JP
Japan
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substrate
processing
liquid
freezing
tank
Prior art date
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Application number
JP27264897A
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English (en)
Inventor
Masahiro Motomura
雅洋 基村
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd filed Critical Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Priority to JP27264897A priority Critical patent/JPH11111658A/ja
Publication of JPH11111658A publication Critical patent/JPH11111658A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液処理から水洗処理に移行する際に基板に
パーティクルが付着することを防止し、かつ、水洗処理
での純水の消費量を削減し、さらに短時間で水洗処理を
行うことが可能な基板処理装置を提供する。 【解決手段】 多機能処理槽562中の位置DPにおい
て薬液処理された基板Wは、リフタ563とともに位置
DRへ向けて上昇を開始する。この上昇時に多機能処理
槽562の薬液面上に現れる基板表面部分に対して、凍
結用ガス噴出部565が低温窒素ガスなどの凍結用ガス
を供給する。これにより、基板の当該部分の付着液は液
面直上付近において瞬間的に凍結される。一方、多機能
処理槽562においては、薬液は排出され、冷却純水が
供給される。凍結により外部雰囲気から遮断された基板
Wは、冷却純水を貯留している多機能処理槽562に浸
漬されて水洗処理が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハ、フ
ォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、光デ
ィスク用基板等の基板(以下「基板」という)に対し
て、薬液処理、水洗処理などを行う基板処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】基板に対してエッチングなどを行うため
の薬液処理を施す処理、および基板に対して純水による
洗浄処理を行うための装置において、所定の処理が終了
した後、次の処理に移行する際の状態が問題となること
がある。たとえば、薬液処理が終了した後、薬液に浸漬
されていた基板を薬液中から一旦取り出して、純水処理
のための処理槽に移して純水洗浄を行う場合を考える。
この場合には、基板を薬液中から取り出した際に基板が
外部雰囲気中に露出してしまうため、外部雰囲気中を浮
遊するパーティクルが基板に付着するという問題が生じ
る。したがって、この問題を防ぐためには基板を外部雰
囲気から遮断する必要がある。
【0003】上記の問題を解決するものとしては、1つ
の処理槽において薬液処理および純水洗浄処理の両方を
行う多機能処理槽を備える基板処理装置がある。この多
機能処理槽においては、薬液処理を行った後、順次、薬
液を純水に置換することによって洗浄処理に移行する。
この置換は、薬液、純水、あるいは薬液および純水の混
合液のいずれかに基板を浸漬した状態で行われる。した
がって、基板は外部雰囲気中に露出することが無いた
め、基板へのパーティクル付着が防止できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記置
換においては、徐々に薬液を純水に切り替えていくた
め、その置換作業に長時間を要し、また大量の純水が必
要になるという問題が存在する。そのため、基板処理装
置の処理能力は制限され、大量の純水を生成するための
コストも負担しなければならないことになる。また、こ
のような問題は基板を薬液から純水へと順次に浸漬させ
る場合だけでなく、基板をひとつの処理液に浸漬した状
態から他の状態へ移行させるような場合の一般において
生じる問題であり、そのような状態移行に際して基板へ
のパーティクルの付着を防止することが望まれている。
【0005】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、基板
をひとつの処理液に浸漬した状態から他の状態へ移行さ
せるにあたって、基板へのパーティクルの付着を防止す
ることを第1の目的とする。
【0006】この発明の第2の目的は、特に、ひとつの
処理槽において第1の処理液への基板の浸漬と第2の処
理液への基板の浸漬とを順次に行うような装置におい
て、第2処理液の消費量を抑制しつつ、迅速に一連の処
理を行わせることである。
【0007】この発明の第3の目的は、特に、薬液への
浸漬から純水への浸漬への移行において、水洗処理での
純水の消費量を削減し、さらに短時間で水洗処理を行う
ことが可能な基板処理装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の基板処理装置は、基板を処理する
ための装置であって、a)基板を処理するための第1の処
理液を貯留する処理槽と、b)前記第1の処理液の液面と
前記基板とを相対的に移動させて、前記第1の処理液に
浸漬された前記基板を前記第1の処理液中から取り出す
相対移動手段と、c)前記第1の処理液のうち前記基板の
表面に付着した付着液を凍結させるための凍結手段と、
d)前記第1の処理液中から当該液面の直上部へ出現する
基板表面部分において前記付着液を瞬間的に凍結させな
がら前記基板を引き上げるように、前記相対移動手段と
前記凍結手段とを制御する制御手段と、を備えることを
特徴とする。
【0009】請求項2に記載の基板処理装置は、請求項
1に記載の基板処理装置において、さらに、e)前記基板
が前記第1の処理液から取り出され、かつ前記第1の処
理液が実質的に前記処理槽から排出された後に、冷却さ
れた第2の処理液を前記処理槽に供給する液供給手段を
備え、前記付着液を凍結させた前記基板を前記処理槽中
の前記第2の処理液に浸漬させることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の基板処理装置は、請求項
1に記載の基板処理装置において、前記処理槽は第1の
処理槽であって、前記基板処理装置はさらに、e)冷却さ
れた第2の処理液を貯留する第2の処理槽、を備え、前
記付着液を凍結させた後に前記第1の処理槽の配置位置
から前記第2の処理槽の配置位置へと搬送された前記基
板を、前記第2の処理槽中の前記第2の処理液中に浸漬
させることを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の基板処理装置は、請求項
2ないし請求項3のいずれかに記載の基板処理装置にお
いて、前記第1の処理液が薬液であることを特徴とす
る。
【0012】請求項5に記載の基板処理装置は、請求項
2ないし請求項4のいずれかに記載の基板処理装置にお
いて、前記第2の処理液が純水であることを特徴とす
る。
【0013】請求項6に記載の基板処理装置は、請求項
1ないし請求項5のいずれかに記載の基板処理装置にお
いて、前記凍結手段は、c-1)前記第1の処理液の液面付
近に向けて前記第1の処理液の融点よりも低温のガスを
噴出するガス噴出手段、を有することを特徴とする。
【0014】請求項7に記載の基板処理方法は、基板の
処理を行う方法であって、a)前記基板を第1の処理液に
浸漬させる工程と、b)前記第1の処理液に浸漬した基板
を外部雰囲気中へと露出させるにあたり、前記第1の処
理液の液面の直上部へ出現する基板表面部分に付着した
付着液を瞬間的に凍結させる工程と、を備えることを特
徴とする。
【0015】請求項8に記載の基板処理方法は、請求項
7に記載の基板処理方法において、さらに、c)前記付着
液が凍結されて外部雰囲気中に露出した前記基板を、冷
却された第2の処理液中に浸漬させる工程、を備えるこ
とを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0017】<装置の概要>図1は、実施の形態の基板
処理装置の構成を示す斜視図である。図示のように、こ
の装置は、未処理基板を収納しているカセットCが投入
されるカセット搬入部2と、このカセット搬入部2から
のカセットCが載置され内部から複数の基板が同時に取
り出される基板取出部3と、カセットCから取り出され
た未処理基板が順次洗浄処理される基板処理部5と、洗
浄処理後の複数の処理済み基板が同時にカセット中に収
納される基板収納部7と、処理済み基板を収納している
カセットCが払い出されるカセット搬出部8とを備え
る。さらに、装置の前側には、基板取出部3から基板収
納部7に亙って基板移載搬送機構9が配置されており、
洗浄処理前、洗浄処理中及び洗浄処理後の基板を一箇所
から別の箇所に搬送したり移載したりする。
【0018】カセット搬入部2は、水平移動、昇降移動
及び垂直軸回りの回転が可能なカセット移載ロボットC
R1を備え、カセットステージ2a上の所定位置に載置
された一対のカセットCを基板取出部3に移載する。
【0019】基板取出部3は、昇降移動する一対のホル
ダ3a、3bを備える。そして、各ホルダ3a、3bの
上面にはガイド溝が刻設されており、カセットC中の未
処理基板を垂直かつ互いに平行に支持することを可能に
する。したがって、ホルダ3a、3bが上昇すると、カ
セットC中から基板が取り出される。カセットC中から
取り出された基板は、基板移載搬送機構9に設けた搬送
ロボットTRに受け渡され、水平移動後に基板処理部5
に投入される。
【0020】基板処理部5は、薬液を収容する薬液槽C
Bを備える薬液処理部52と、純水を収容する水洗槽W
Bを備える水洗処理部54と、単一槽内で各種の薬液処
理や水洗処理を行う多機能処理槽562を備える後に詳
述する多機能処理部56とから構成される。
【0021】基板処理部5において、薬液処理部52及
び水洗処理部54の後方側には、第1基板浸漬機構55
が配置されており、これに設けた上下動及び横行可能な
リフタヘッドLH1によって、搬送ロボットTRから受
け取った基板を薬液処理部52の薬液槽CBに浸漬した
り、水洗処理部54の水洗槽WBに浸漬したりする。ま
た、多機能処理部56の後方側には、第2基板浸漬機構
57が配置されており、これに設けた上下動可能なリフ
タヘッド563aによって、搬送ロボットTRから受け
取った基板を多機能処理部56の多機能処理槽562内
に支持する。
【0022】基板収納部7は、基板取出部3と同様の構
造を有し、昇降可能な一対のホルダ7a、7bによっ
て、搬送ロボットTRに把持された処理済み基板を受け
取ってカセットC中に収納する。
【0023】また、カセット搬出部8は、カセット搬入
部2と同様の構造を有し、移動自在のカセット移載ロボ
ットCR2を備え、基板収納部7上に載置された一対の
カセットをカセットステージ8a上の所定位置に移載す
る。
【0024】基板移載搬送機構9は、水平移動及び昇降
移動が可能な搬送ロボットTRを備える。そして、この
搬送ロボットTRに設けた一対の回転可能なハンド9
1、92よって基板を把持することにより、基板取出部
3のホルダ3a、3bに支持された基板を基板処理部5
の第1基板浸漬機構55に設けたリフタヘッドLH1側
に移載したり、このリフタヘッドLH1側から隣りの第
2基板浸漬機構57に設けたリフタヘッド563a側に
移載したり、このリフタヘッド563a側から基板収納
部7のホルダ7a、7bに移載したりする。
【0025】<多機能処理部56の構成>つぎに、多機
能処理部56の縦断面図および横断面図である図2およ
び図3を用いて、その機構的構成を説明していく。
【0026】多機能処理部56は主にケーシング56
0、シャッタ561、多機能処理槽562、リフタ56
3、リフタ駆動部564、凍結用ガス噴出部565を備
えている。
【0027】ケーシング560は上面に基板搬出入口T
Oを備え、その周囲にシール部材560aが固着されて
いる。また、その底面には排気管560bを備えてい
る。
【0028】シャッタ561は遮蔽板561aとそれを
挟むようにしてケーシング561の側面上端に設けられ
たガイド561bを備えており、当該ガイド561bの
ガイドレールに沿って遮蔽板561aが若干上下動する
とともに水平方向にスライドすることによって開閉す
る。なお、ケーシング560上面に設けられたシール部
材560aにより、閉じた状態ではシャッタ561は気
密性が保たれている。
【0029】多機能処理槽562はフッ酸(HF)およ
び純水(DIW)(以下、併せて「処理液」という。)
を所定の割合でおよび順次に満たすことが可能で、それ
らに基板Wが浸漬されて、それぞれエッチング処理や洗
浄処理が行われる。また、多機能処理槽562の底面に
は処理液の帰還用の配管562c、廃液用の配管562
d、処理液供給用の配管562eが連結されている。さ
らに、多機能処理槽562の四方の外側面の上端には処
理液回収溝562aが設けられており、それには処理液
回収用の配管562bが連結されている。
【0030】リフタ563はリフタヘッド563aと保
持板563bとの間に、基板Wを保持する保持溝を多数
備えた基板ガイド563cを3本備えている。
【0031】リフタ駆動部564はサーボモータ564
aに取り付けられたタイミングベルト564bに、その
長手方向が鉛直方向となっているシャフト564cが連
結されるとともに、シャフト564cの上端はリフタ5
63のリフタヘッド563aに連結されており、サーボ
モータ564aの駆動によりリフタ563およびそれに
保持された複数の基板Wを昇降させ、図2および図3に
示した基板Wの搬送ロボットTRとの受け渡し位置T
P、基板Wの乾燥位置DR、基板Wの上記処理液への浸
漬位置DPに位置させることが可能となっている。
【0032】凍結用ガス噴出部565はケーシング56
0の内部側面に一対の凍結用ガス供給管565aがそれ
ぞれブラケット565bにより取り付けられ、凍結用ガ
ス供給管565aには、後述するような基板表面の付着
液を凍結させるための凍結用ガスとして、低温のN2
(窒素)ガスを供給するための複数の噴出口Jが略水平
方向に開口して設けられている。複数の噴出口Jのそれ
ぞれは、リフタ563に支持されている複数の基板の配
列間隔の間隙に対応するように設けられ(図3参照)、
各基板に対して効率的に凍結用ガスの供給を行うことが
できるようになっていることが好ましい。あるいは複数
の噴出口Jを、ノズル形状としても良い。なお、図2お
よび図3には図示しないが凍結用ガス供給管565aに
は配管565c(図4参照)が連結されている。
【0033】図4は多機能処理部56の構造を示す模式
図である。多機能処理部56は制御部567aを備えて
おり、後述の三方弁V1、バルブV2〜V6のそれぞれ
に電気的に接続されており、制御部567aの制御によ
り三方弁V1はその流路を切替えられ、バルブV2〜V
6は開閉される。
【0034】配管562bには三方弁V1、ポンプPお
よびフィルタFが介挿されており、さらにフィルタFに
は配管562cが連結されている。また、三方弁V1の
配管562bに連結されていないポートは配管562b
cを通じて処理槽および施設内の排液ラインを連通する
配管562dに連結されており、さらに配管562dの
その先にバルブV2が介挿されている。そして、制御部
567aは三方弁V1の制御により所定のタイミング
で、多機能処理槽562から処理液回収溝562aに溢
れた処理液のフィルタFによる濾過後の多機能処理槽5
62への帰還と、排液ラインへ排出とを切替える。
【0035】配管562eは二又に分かれ、その一方は
バルブV3を介してHF供給源567bに連結され、他
方はバルブV4およびDIW冷却部567dを介してD
IW供給源567cに連結されている。制御部567a
は、バルブV3、V4を制御することによりHFとDI
Wとを所定の割合および所定のタイミングで多機能処理
槽562に供給する。
【0036】配管560bはバルブV5およびエアポン
プAPを介して施設内の排気ラインに連通されており、
制御部567aはバルブV5の制御によりケーシング5
60内の雰囲気を所定のタイミングで排出する。
【0037】配管565cはバルブV6を介してN2供
給源567fに連結されており、制御部567aはバル
ブV6の制御により凍結用ガス噴出部565を通じて凍
結用ガスである低温窒素ガスをケーシング560内の基
板に対して所定のタイミングで供給する。なお、これら
の凍結用ガスの供給に関連する部材には、低温特性に優
れた材質のものを用いることが好ましく、たとえば、テ
フロンチューブおよびステンレスチューブなどを用いる
ことができる。なお、低温窒素ガスや冷却DIWの供給
は、この基板処理装置が設置される工場の共通設備から
行うことも可能である。
【0038】<多機能処理部56における処理>上記の
ような構造を有する多機能処理部56は、前述したよう
に基板のエッチング処理、洗浄処理を行うことが可能で
ある。たとえば、エッチング処理が終了した後、基板に
残存するエッチング液を除去するため純水による洗浄処
理を行う場合がある。以下ではこのような処理について
説明する。
【0039】図2を再び参照する。多機能処理部56に
おいて、処理対象となる基板Wは、搬送ロボットTR
(図1参照)との受け渡しのための位置TPにおいて搬
送ロボットTRからリフタ563に受け渡された後、リ
フタ駆動部564(図3参照)によってリフタ563と
ともに位置DPへと下降され、多機能処理槽562にお
いて貯留されるフッ酸と水とを所定の割合で混合した薬
液中に浸漬される。この状態において、この薬液はエッ
チング処理液として機能しエッチング処理が行われる。
この処理により基板表面の被エッチング層が所定の膜厚
にまでエッチングされる。
【0040】上記エッチング処理が終了した後、薬液
(エッチング処理液)を除去するため純水による洗浄処
理を行う必要がある。本実施形態は薬液処理から洗浄処
理に移行する際の過程に特徴を有する。その特徴部分に
ついてさらに図5および図6を参照しながら、以下で説
明する。
【0041】図5(a)は、薬液処理終了後、基板Wが
位置DPに存在する状態を示す図である。基板Wはエッ
チング処理液L1に浸漬されている。その後、基板Wは
リフタ駆動部564によってリフタ563が駆動され、
基板Wはリフタ563とともに位置DRへ向けて上昇を
開始する。これに伴い、基板Wはエッチング処理液から
外部雰囲気中に徐々に露出していく。ただし本実施形態
における「外部雰囲気」とは、ケーシング560中の雰
囲気を意味する。図5(b)は位置DPおよび位置DR
との中間位置に基板Wが存在する状態を示す図であり、
図5(c)は、位置DRに基板Wが位置する状態を示す
図である。このように図5は、基板Wが処理槽562中
のエッチング処理液L1の液面TL1に対して上昇して
いく状態を表す。
【0042】図5に示す基板Wとエッチング処理液L1
の液面TL1との相対移動と並行して、凍結用ガス噴出
部565から凍結用ガスCNとして低温(できるだけ低
い温度であることが望ましく、少なくとも凍結対象であ
る処理液の融点より低い温度)の窒素ガスを液面直上付
近の基板表面に対して連続的に噴出して供給することに
よって、基板表面に付着しているエッチング処理液を瞬
間的に凍結させる。図2に示すように凍結用ガス噴出部
565は、液面TL1の側部付近に設けられており、液
面TL1付近の基板表面に向けて凍結用ガスCNを供給
することによって凍結処理を行う。図5(b)の基板表
面の部分FRは上記凍結処理によって凍結している部分
を表す。基板Wの各部分に着目すれば、それらが液面か
ら外部雰囲気中にそれぞれ露出し始める時点でほぼ瞬時
に凍結されることになる。したがって、低温窒素ガスの
噴出は、基板Wの上端が液面から露出し始める時点より
も若干前の時点から開始されることが好ましい。その
後、上記の瞬間凍結処理を行いながら、図5(c)に示
す状態にまで基板Wを液面TL1から引き上げる。
【0043】図5(c)においては、基板Wの表面全体
が凍結したエッチング処理液で覆われている。そして後
述する洗浄処理に至るまでの間、凍結したエッチング処
理液で基板表面を覆った状態で維持する。これにより、
基板表面を外部雰囲気から遮断することが可能である。
したがって、外部雰囲気中を浮遊するパーティクルが、
静電気力などによって基板表面に付着するおそれがなく
なる。また基板表面を覆うエッチング処理液が凍結して
いるため、基板表面のエッチング処理液による化学反応
の進行を抑止でき、所定のエッチング量を超えてエッチ
ングが進行することを防止できる。
【0044】なお基板表面の凍結は液面付近で行われる
が、液面自体は凍結しないようにすることが望ましい。
これは、凍結用ガスの噴出位置および角度を調整するこ
とによって、あるいは、処理液が処理液回収溝562a
に溢れるように処理液を供給することによって液面にお
いて処理液の流れを生じさせることなどによって達成で
きる。
【0045】再び図4を参照する。上記凍結処理の後に
凍結用ガスの噴出は停止され、多機能処理槽562に貯
留されていたエッチング処理液は、廃液用の配管562
dから急速排出される。そして純水が、DIW供給源5
67cからDIW冷却部567d、バルブV4および配
管562eを介して多機能処理槽562に供給される。
多機能処理槽562が所定の程度にまで純水で満たされ
てオーバーフローが生じ始めると、次に説明するよう
に、リフタ駆動部564(図3参照)によってリフタ5
63が駆動され、基板Wはリフタ563とともに位置D
Pへ向けて下降を開始する。これに伴い、基板Wが外部
雰囲気中から純水中へと浸漬されていき、後続の洗浄処
理が行われる。
【0046】図6は、基板Wが純水L2中へと浸漬され
る過程を表す図である。ただし、純水のオーバーフロー
の状態は図示を省略している。図6(a)は、位置DR
に基板Wが存在する状態を示し、この時点では基板Wの
表面全体が凍結したエッチング処理液で覆われている。
次に、リフタ563とともに基板Wは下降して、基板W
が純水L2中に浸漬されていく。純水L2中に浸漬され
た基板表面部分においては、凍結していたエッチング処
理液が徐々に融解していく。そして、図6(c)に示す
ように、基板Wは位置DPに至るまで下降し、凍結して
いた基板表面のエッチング液はすべて融解する。その
後、融解したエッチング処理液は、多機能処理槽562
に貯留されている純水L2により洗浄除去される。
【0047】この洗浄処理においては、制御部567a
の制御下において、純水がDIW冷却部567dおよび
バルブV4を介して供給される。また、多機能処理槽5
62から溢れた処理液には、処理液回収溝562a、配
管562b、三方弁V1、ポンプP、フィルタF、およ
び配管562cを介して多機能処理槽562へと帰還す
るものと、三方弁V1、配管562bc、バルブV2を
介して排出されるものとが存在する。これらの切替は制
御部567aが三方弁V1およびバルブV2を制御する
ことにより所定のタイミングで行われる。このような洗
浄処理工程において、凍結していた基板表面のエッチン
グ処理液は融解し、さらにその融解したエッチング処理
液は純水L2により洗浄除去される。
【0048】前述したように、基板表面が外部雰囲気に
触れることを避ける必要があるため、従来の装置におい
ては薬液を一旦排出することができなかった。そのた
め、処理槽に貯留される薬液に基板Wが浸漬された状態
において、薬液のみを排出することなく純水を供給し
て、薬液と純水との混合液を徐々に純水に置換すること
によって洗浄処理へと移行していた。しかしながら、本
実施形態においては、基板表面に付着した液体を凍結さ
せることにより基板が外部雰囲気に触れるおそれが無い
ため、一旦薬液を排出してから、純水を供給することに
よって洗浄処理を行うことができる。したがって、従来
の装置において処理液から純水へと置換するために必要
とされていた大量の純水が不要となる。本実施形態にお
ける基板処理装置においては、基板表面に凍結付着して
いたエッチング処理液を融解させて洗浄除去するために
必要な量の純水があれば基板の洗浄処理を行うことがで
きる。したがって、基板の洗浄処理に必要な純水の消費
量を従来の場合に比べて格段に削減することができる。
また、洗浄処理に必要な時間も大幅に短縮することもで
きる。
【0049】なお上記処理において、基板表面が外部雰
囲気中に存在する間、凍結した基板表面の薬液が融解し
ないようにすることが望まれる。融解した薬液が基板表
面から離脱して基板表面が外部雰囲気に直接に触れる
と、基板表面にパーティクルが生成したり、付着するお
それがあるからである。よって、薬液の排出および純水
の供給は迅速に行われることが好ましい。これは上記の
薬液の排出および純水の供給という処理自体の時間を短
縮することにもなる。あるいは、外部雰囲気中に存在す
る基板表面に対して凍結用ガスの供給を続行すること、
および凍結用ガスの温度を制御することなどによっても
凍結した基板表面が融解しないようにすることができ
る。
【0050】また、図6に示すような、洗浄処理のため
に基板Wを純水L2中へと浸漬する過程において、洗浄
処理において供給される純水がDIW冷却部567dに
おいて冷却されていることが好ましい。以下に、その理
由を示す。
【0051】外部雰囲気(気体)と純水(液体)との境
界面(以下、「気液界面」と称する。)付近の純水中に
おいては、純水中を浮遊するパーティクルが集中してい
る。したがって、基板Wが外部雰囲気中から純水中へと
下降するにあたって、凍結していた基板表面の薬液が気
液界面付近ですでに融解して基板表面を覆うものが無く
なっている場合には、気液界面において基板表面自体に
パーティクルが付着してしまう可能性がある。これを防
止するためには、基板表面の凍結部分が気液界面付近か
らさらに下方に下降した後に、当該凍結基板表面部分が
融解することが好ましい。たとえば図6(b)において
は、基板表面の凍結部分FRは、液面TL2の直下で溶
解するのではなく、液面TL2からさらに下方の地点L
Lへの到達後に融解することが好ましい。そこで、本実
施形態では洗浄処理で使用する純水をDIW冷却部56
7dにおいて冷却した上で供給している。これにより、
凍結した基板表面との温度差を少なくすることにより基
板表面の融解を遅延することができ、気液界面付近から
さらに下方に下降した後に基板表面の融解を行うことが
できる。純水の冷却温度として好ましい範囲は、室温以
下で純水の融点以上の範囲である。
【0052】洗浄処理が終了すると、処理液の多機能処
理槽562への供給を停止し、配管562dおよびバル
ブV2を介して処理液を排出する。同時に、基板Wは、
シャッタ561の開放後、搬送ロボットTRとの受け渡
し位置TPまで上昇した後、搬送ロボットTRによって
所定の他の位置へと搬送される。
【0053】なお、かかる搬送ロボットTRによって所
定の他の位置へと搬送の際、基板表面を乾燥させる乾燥
工程に至るまでは、前記エッチング処理から洗浄処理へ
の移行過程と同様に、基板を瞬間凍結処理を行うほう
が、移動中のパーティクル生成ないし付着を防止できて
好ましい。
【0054】<その他の変形例>上記実施形態において
は、薬液処理に用いられる薬液としてフッ酸と水との混
合液を例示したが、本発明はこれに限定されることなく
様々な種類の薬液を用いた薬液処理に適用することが可
能である。たとえば、アンモニア・過酸化水素・水の混
合溶液(SC1)、塩酸・過酸化水素・水の混合溶液
(SC2)などの薬液を用いた処理にも本発明を適用す
ることができる。
【0055】また上記実施形態においては、エッチング
処理液による薬液処理後基板Wがリフタ563によって
上昇され、液面の上側に徐々に現れる基板表面の処理液
を凍結用ガスを供給することによって凍結させている。
しかしながら、必ずしも基板Wがリフタ563によって
上昇される必要は無く、処理液と基板との間に相対的な
移動が生じていればよい。この相対的な移動は他の方法
によっても生じさせることができる。
【0056】たとえば、基板Wは所定の位置に停止させ
たまま、処理液を排出することによって処理液の液面を
基板に対して下降させることによっても所望の相対移動
を達成することができる。図7は、上記実施形態の変形
例の処理を表す図である。図7(a)はエッチング処理
が終了した状態を示し、エッチング処理液L1の液面T
L3は位置Laに存在する。図7(a)の状態から、基
板W自体は移動させることなく、多機能処理槽562内
の処理液を排出する。図7(b)においては、液面TL
3は位置Lbにまで下降し、さらに図7(c)において
は位置Lcにまで下降しており、その後さらに処理液が
排出されて多機能処理槽562から処理液が完全に排出
される。したがって、この液面TL3の下降時におい
て、液面TL3よりも上側に出現した基板表面部分FR
に付着している処理液を凍結用ガスCNの供給により凍
結させることによって、上記実施形態と同様の効果を得
ることができる。
【0057】なお上記実施形態においては、基板の凍結
対象位置は、ほぼ一定の位置に固定されていた。しかし
ながら、この変形例の場合には液面自体が下降するため
基板の凍結対象位置も下降する。よってこの凍結対象位
置の変動に応じて、基板表面凍結のために必要な量の凍
結用ガスCNを供給できるようにすることが必要とな
る。これは、凍結用ガス噴出部565の噴出口Jの位置
および角度を適切な位置および適切な角度に設定し、な
らびに凍結用ガスの流量を制御することなどにより実現
することが可能である。
【0058】たとえば、上記実施形態においては、凍結
用ガス噴出部565の噴出口Jは液面Laの側方部分に
位置しており、液面にほぼ水平な方向に向けて凍結用ガ
スを噴出するように配設されている。しかしながら、こ
のような配置位置および配置角度では、液面の下降によ
り凍結対象が基板の下部部分になると、凍結用ガスが効
率的に供給されにくい場合が考えられる。図8はそのよ
うな場合に対応した構成の一例を示す。凍結用ガス噴出
部565の噴出口Jの位置は図2に示す位置よりも上方
に位置しており、凍結用ガス噴出部565の噴出口Jの
角度は図2に示す角度よりも下向き(すなわち斜め下
方)になっている。これにより基板の下部部分にも凍結
用ガスを供給することが可能になる。さらに凍結用ガス
の流量を制御することなどによっても効率的な凍結用ガ
スの供給が可能になる。
【0059】また上記実施形態の水洗処理への移行時に
おいては、貯留された液体L2に対して基板Wをリフタ
563とともに下降させることによって、液面TL2が
基板に対して上昇する相対移動を生じさせている。この
相対移動に関しても上記と同様の変形例が考えられる。
たとえば、図7(c)に示される状態の後、さらに完全
に薬液L1が排出されるが、その後、基板Wを図7
(c)に示す位置に停止させたまま空の処理槽へ冷却純
水を供給すれば、冷却純水の液面の上昇によって所望の
相対移動が達成できる。この場合にも上記実施形態と同
様の効果を得ることが可能である。
【0060】さらに上記実施形態においては、薬液処理
から洗浄処理を単一の処理槽(多機能処理槽562)に
よって行っていたが、これらの処理を別個の処理槽にお
いて行うことも可能である。たとえば、図1に示す薬液
処理部52および水洗処理部54に対して本発明を適用
することもできる。この場合、上記凍結手段を薬液処理
部52に設ける。処理対象である基板に対して、薬液処
理部52で薬液処理を行った後、この凍結手段によって
凍結処理を行う。リフタヘッドLH1は凍結した基板を
保持したまま上昇し、さらに水洗処理部54の位置にま
で横行する。そしてリフタヘッドLH1は下降し、リフ
タヘッドLH1に保持されている基板に対して水洗処理
部54内において純水による洗浄処理が行われる。薬液
処理と水洗処理とが異なる処理槽で行われるため、処理
槽間の移動を伴うこと以外は、上記実施形態における処
理と同様の処理が行われ得る。なお、このような他の処
理槽への移動を伴う場合においては、基板を凍結搬送す
ることによって、搬送時の液だれ等を生じないという効
果も得られる。
【0061】あるいは、上記実施形態においては薬液処
理から水洗処理への移行時に本発明を適用していたが、
他の処理間の移行時にも適用することができる。たとえ
ば、上記実施形態とは逆に、水洗処理から薬液処理への
移行時に適用することができる。この場合には、水洗処
理の後、基板を凍結搬送することによって外部雰囲気に
基板表面を露出させることなく薬液処理へと移行させる
ことができる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、請求項1および請求項7
に記載の基板処理装置および基板処理方法によれば、第
1の液体に浸漬された基板を外部雰囲気中に取り出すに
あたって、第1の液体中から当該液面の直上部へ出現す
る基板表面部分に付着した液体を凍結手段によって瞬間
的に凍結させながら、第1の液体の液面と基板との相対
的移動を生じさせる相対移動手段によって引き上げられ
る。したがって、基板表面が外部雰囲気に直接的に触れ
ることがないため、外部雰囲気中に浮遊するパーティク
ルが基板表面に付着することを抑制または防止すること
ができる。よって、処理基板の歩留まりが向上し、高品
質の基板処理を行うことが可能になる。
【0063】請求項2、請求項3および請求項8に記載
の基板処理装置および基板処理方法によれば、凍結基板
が第2の液体に浸漬される。この第2の液体は冷却され
ているので、凍結した基板表面と第2の液体との温度差
は小さくなる。よって、基板が外部雰囲気中から液体中
へと相対的に下降するにあたって、第2の液体中での基
板表面の融解を遅延することができ、気液界面付近から
さらに下方に下降した後に基板表面の融解を行うことが
できる。したがって、気液界面付近に集中している液体
中のパーティクルが付着することを防止できる。
【0064】特に請求項2に記載の基板処理装置によれ
ば、同一の処理槽において、同一の相対移動手段を用い
て、2つの液体による処理を行うことができる。このよ
うに共通機能部分を共用化することによって、縮小され
たフットプリントを有するコンパクトな基板処理装置を
提供することができる。
【0065】また、請求項3の発明においては、この基
板を搬送する際に、基板表面に付着している処理液が凍
結しているため液だれ等を生じない。
【0066】請求項4に記載の基板処理装置によれば、
エッチング処理液などの薬液が付着した状態で基板が凍
結される。したがって、基板を凍結させない場合に生じ
るような所望の程度を超える薬液処理の進行を防止する
ことができ、所望程度の薬液処理を適切に行うことがで
きる。
【0067】請求項5に記載の基板処理装置によれば、
第2の液体が純水である。したがって、気液界面付近に
おけるパーティクルの付着を防止でき、純水による洗浄
処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のある実施形態の基板処理装置の構成を
示す斜視図である。
【図2】多機能処理部56の縦断面図である。
【図3】多機能処理部56の横断面図である。
【図4】多機能処理部56の構造を示す模式図である。
【図5】基板Wが液面TL1に対して上昇していく過程
を表す図である。
【図6】基板Wが純水L2中へと浸漬される過程を表す
図である。
【図7】本発明における実施形態の変形例の動作を説明
するための図である。
【図8】本発明における実施形態の変形例の構成を説明
するための図である。
【符号の説明】
W 基板 C カセット 2 カセット搬入部 3 基板取出部 5 基板処理部 7 基板収納部 8 カセット搬出部 9 基板移載搬送機構 52 薬液処理部 54 水洗処理部 56 多機能処理部 560 ケーシング 561 シャッタ 562 多機能処理槽 563 リフタ 563a リフタヘッド 563b 保持板 563c 基板ガイド 564 リフタ駆動部 565 凍結用ガス噴出部 565a 凍結用ガス供給管 565b ブラケット 565c 配管 J 噴出口

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を処理するための装置であって、 a) 基板を処理するための第1の処理液を貯留する処理
    槽と、 b) 前記第1の処理液の液面と前記基板とを相対的に移
    動させて、前記第1の処理液に浸漬された前記基板を前
    記第1の処理液中から取り出す相対移動手段と、 c) 前記第1の処理液のうち前記基板の表面に付着した
    付着液を凍結させるための凍結手段と、 d) 前記第1の処理液中から当該液面の直上部へ出現す
    る基板表面部分において前記付着液を瞬間的に凍結させ
    ながら前記基板を引き上げるように、前記相対移動手段
    と前記凍結手段とを制御する制御手段と、を備えること
    を特徴とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、さらに、 e) 前記基板が前記第1の処理液から取り出され、かつ
    前記第1の処理液が実質的に前記処理槽から排出された
    後に、冷却された第2の処理液を前記処理槽に供給する
    液供給手段を備え、 前記付着液を凍結させた前記基板を前記処理槽中の前記
    第2の処理液に浸漬させることを特徴とする基板処理装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の基板処理装置におい
    て、 前記処理槽は第1の処理槽であって、 前記基板処理装置はさらに、 e) 冷却された第2の処理液を貯留する第2の処理槽、
    を備え、 前記付着液を凍結させた後に前記第1の処理槽の配置位
    置から前記第2の処理槽の配置位置へと搬送された前記
    基板を、前記第2の処理槽中の前記第2の処理液中に浸
    漬させることを特徴とする基板処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2ないし請求項3のいずれかに記
    載の基板処理装置において、 前記第1の処理液が薬液であることを特徴とする基板処
    理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2ないし請求項4のいずれかに記
    載の基板処理装置において、 前記第2の処理液が純水であることを特徴とする基板処
    理装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載の基板処理装置において、 前記凍結手段は、 c-1) 前記第1の処理液の液面付近に向けて前記第1の
    処理液の融点よりも低温のガスを噴出するガス噴出手
    段、を有することを特徴とする基板処理装置。
  7. 【請求項7】 基板の処理を行う方法であって、 a) 前記基板を第1の処理液に浸漬させる工程と、 b) 前記第1の処理液に浸漬した基板を外部雰囲気中へ
    と露出させるにあたり、前記第1の処理液の液面の直上
    部へ出現する基板表面部分に付着した付着液を瞬間的に
    凍結させる工程と、を備えることを特徴とする基板処理
    方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の基板処理方法におい
    て、さらに、 c) 前記付着液が凍結されて外部雰囲気中に露出した前
    記基板を、冷却された第2の処理液中に浸漬させる工
    程、を備えることを特徴とする基板処理方法。
JP27264897A 1997-10-06 1997-10-06 基板処理装置および基板処理方法 Pending JPH11111658A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100462319C (zh) * 2001-04-12 2009-02-18 西山不锈化学股份有限公司 化学抛光方法、经该方法抛光的玻璃基板及化学抛光装置
US8029622B2 (en) 2006-09-13 2011-10-04 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Substrate processing apparatus, liquid film freezing method and substrate processing method

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