JPH1111073A - パッチ貼着器 - Google Patents

パッチ貼着器

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JPH1111073A
JPH1111073A JP16238697A JP16238697A JPH1111073A JP H1111073 A JPH1111073 A JP H1111073A JP 16238697 A JP16238697 A JP 16238697A JP 16238697 A JP16238697 A JP 16238697A JP H1111073 A JPH1111073 A JP H1111073A
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patches
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Akinori Okitsu
彰規 興津
Hideo Osato
秀郎 大里
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステイプラーを用いるのと同じような要領で
パッチをパンチング穴の回りに貼り付けることができる
ようにすること。 【解決手段】 書類Pに形成されたパンチング穴85の
回りにパッチ64を貼着するためのパッチ貼着器であっ
て、当該貼着器10は、台座14を回転可能に支持する
下部本体11と、この下部本体11の一端側にヒンジ連
結された上部本体12とを備える。上部本体12の自由
端側には、パッチ保持体13を介して積層状態となった
パッチ64が、その接着層を前記台座14側に向けて保
持されている。台座14の所定位置に書類Pを位置させ
てパッチ押し付け力が付与されると、台座14は、パッ
チ64の面と略平行に姿勢変位して書類Pにパッチ64
を面接着させる一方、押し付け力が解除されたときに傾
斜姿勢に復帰して貼着されたパッチ64を次なるパッチ
64から剥離させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパッチ貼着器に係
り、更に詳しくは、書類等の被着体に形成されたパンチ
ング穴を補強するにあたり、ステイプラーと同じような
要領でパッチを貼り付けることのできるパッチ貼着器に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、多数枚の書類を綴じ込む場合に
は、所定のパンチを用いて書類の端縁に沿う二箇所にパ
ンチング穴が形成され、これらのパンチング穴に綴じ具
を挿通させる方法が採用されている。このパンチング穴
は、頻繁なる書類の捲り操作等によって破断する場合が
多々生ずるため、これを防止すべく補強として、パンチ
ング穴を囲むように貼り付けることのできるパッチが市
販されている。
【0003】市販のパッチは、剥離シートに多数枚のパ
ッチが貼り付けられており、これを一枚ずつ剥離シート
より引き剥がしてパンチング穴の回りに貼着されるが、
このような貼着は非効率的である他、パッチの接着面に
必然的に指が触れるため、これがパッチの接着力を弱め
てしまうという不都合を招来する。
【0004】そこで、例えば、実公昭61−34251
号公報に示されるように、積層状態に設けられたパッチ
を所定位置にセットして、当該パッチを一枚ずつパンチ
ング穴の回りに貼着できるようにしたパッチ貼着器が知
られている。このパッチ貼着器は、底板の上面側に立設
されて外周側に積層状のパッチが装填されるピンと、前
記底板の一端側に回転可能に支持されるとともに、最上
位のパッチと次なるパッチとを分離する剥離枠と、前記
底板の他端側に回転可能に支持されたハンドルレバー
と、このハンドルレバーの回転操作に追従して書類等の
被着体を押え込む押圧板とを備えて構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
公昭61−34251号公報に開示されたパッチ貼着器
にあっては、前記剥離枠及び押圧板等を必須の構成要素
とするものであり、部品点数が増大するのみならず、貼
着作業を行うときに、書類のパンチング穴をピン位置に
セットするだけでパッチの貼着を可能としたものではな
い。特に、このパッチ貼着器は、積層されたパッチを消
費するにつれて、貼着位置が次第に降下するため、積層
量が少なくなったときに貼着しずらくなるという不都合
がある。しかも、常に一定の平面高さでパッチ貼着が行
われるものでないため、パッチ貼着精度を一定に維持す
ることもできず、また、積層量を増やすこともできな
い。
【0006】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、書類等の被着体に
形成されたパンチング穴が所定位置となるようにセット
した状態で、ステイプラーと同様に、いわゆるワンタッ
チ操作でパッチ貼り付けることができるとともに、常に
一定の精度でパッチを貼着することができるパッチ貼着
器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、被着体のパンチング穴に対応する穴を備
えたパッチを積層状態で保持するとともに、前記パッチ
を一枚ずつパンチング穴の周囲に貼り付け可能に設けた
パッチ貼着器において、長手方向に延びる下部本体と、
この下部本体の一端側にヒンジ連結された上部本体と、
当該上部本体の自由端側に着脱自在に設けられるととも
に、前記積層状のパッチを、その接着層が前記下部本体
向きとなる状態で保持するパッチ保持体と、このパッチ
保持体の下方位置における下部本体上に配置された台座
とを備え、前記台座は、パッチ押し付け力が付与された
ときに、パッチと略平行姿勢に変位可能に設けられる一
方、パッチ押し付け力が解除されたときに傾斜姿勢とな
るように軸支される、という構成を採っている。このよ
うな構成によれば、上部本体の自由端側を下方に押圧移
動させることで、パッチが台座側に下降し、当該台座に
セットされている書類のパンチング穴を囲むようにパッ
チを貼り付けることができる。この際、押圧力を受けて
台座がパッチと略平行となるように姿勢変位するため、
面接着が可能となり、接着不良を生ずることなく貼着可
能となる。押圧力を解除したときには、台座が傾斜姿勢
に変位可能となるため、書類側に貼着されたパッチは、
次なるパッチの接着層面に対してパッチの端から次第に
剥がれるようになり、次なるパッチを引出すことなく確
実に分離可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に係るパッチ貼着器におい
て、前記台座の下面側における下部本体部分には、当該
下部本体に片持ち姿勢で連設された板ばね片が設けら
れ、この板ばね片は前記台座の下面に連設された下向き
突起による押圧力で傾斜して前記平行姿勢への変位を許
容する一方、前記押圧力を解除したときに弾性復帰して
前記台座を傾斜姿勢に復帰させる、という構成を採るこ
とが好ましい。これによれば、特別なばねを用いる必要
性がなく、下部本体の形状を僅かに変更するのみで足
り、部品点数の削減を通じた構成の簡易化を達成するこ
とができる。
【0009】また、前記パッチ保持体は、前記積層状に
設けられたパッチの穴内に延びる支持軸と、この支持軸
回りに装着されるとともに最上位のパッチより上部位置
に配置される円盤部材とを含んで構成され、当該円盤部
材は、ねじ構造を介して前記支持軸の軸方向に沿って移
動可能に設けられる、という構成を併せて採用するとよ
い。ここで、前記支持軸の下端は反転きのこ状の膨出部
を含み、この膨出部は、最下位のパッチを貼着するとき
に、当該最下位のパッチと次なるパッチとを分離させる
抵抗を付与するように構成されている。このような構成
とした場合には、パッチ消費量に追従して円盤部材の位
置を下降させることができ、パッチ貼着時に生ずる反力
でパッチが支持軸の上方に逃げる虞がなくなり、常に一
定の貼着力をパッチに付与することができる。また、前
記膨出部がパッチの穴に対して若干の引っ掛かりを付与
するように作用するため、複数枚のパッチがまとまって
貼着されることが防止できる。
【0010】更に、前記台座には、前記被着体のパンチ
ング穴のセンター位置を目視するための目印を設けると
よい。これにより、特別な位置決め部材を必要とするこ
となく、パンチング穴を囲む最適位置を目視決定でき、
この点からも構成を簡易化することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係るパッチ貼着器の実施例を
図面を参照しながら説明する。
【0012】図1には、本実施例に係るパッチ貼着器の
概略斜視図が示されている。この図において、パッチ貼
着器10は、長手方向に延びる下部本体11と、この下
部本体11の一端側、すなわち、図1中右側にヒンジ連
結された上部本体12と、この上部本体12に着脱自在
に設けられたパッチ保持体13と、当該パッチ保持体1
3の下方位置となる下部本体11上に配置された台座1
4とを備えて構成されている。
【0013】前記下部本体11は、図2ないし図4に示
されるように、略水平方向に延びる平面部20と、この
平面部20の一端側に連設された半円弧状のフック係合
部21と、前記平面部20の他端側に形成された台座受
け穴22と、この台座受け穴22内で前記平面部20と
略平行に延びる板ばね片24とを備えて構成されてい
る。板ばね片24は、平面部20に連設された垂下壁2
5に連設されており、これにより、当該板ばね片24が
片持ち構造となって所定のばね性を付与可能となってい
る。ここで、前記平面部20の領域内にはコ字状スリッ
ト27が形成され、このコ字状スリット27の内側部分
は突起28を備えた板ばね部29として形成されてい
る。コ字状スリット27と前記フック係合部21との間
には、テーパ穴30とテーパ突起31がそれぞれ形成さ
れている。また、前記平面部20の短寸幅方向両側に
は、当該平面部20よりも長手方向に長く設けられて前
記台座受け穴22を形成する周壁33が設けられてお
り、この周壁33には、図1及び図2に示されるよう
に、面高さが僅かに落ち込むガイド溝35がそれぞれ対
称位置に形成されている。
【0014】前記台座受け穴22を形成する周壁33の
内側相対面には、図3に拡大して示されるように、曲率
が緩やかに設けられた円弧面37が相対的に形成され、
これらの各円弧面37内には、前記台座14を回転可能
に軸支するためのピン38がそれぞれ突設されている。
【0015】前記上部本体12は、図5及び図6に示さ
れるように、前記下部本体11に連結された状態で、そ
の自由端側が下部本体11に対して次第に離れる方向に
延出する傾斜部40と、この傾斜部40の図6中右端側
に設けられたコ字状の切欠部42と、この切欠部42内
に設けられて前記下部本体11のフック係合部21に回
転可能に係合する回転軸43と、前記傾斜部40の短寸
幅方向両側部分に配置された一対の円板部45と、前記
傾斜部40の領域内に形成された打抜き部40Aを横方
向に延び、先端がやや下向きとなるように形成された湾
曲板ばね46と、前記傾斜部40の先端側、すなわち上
部本体12の自由端側に設けられた保持体装着部48と
を備えて構成されている。
【0016】前記上部本体12において、前記切欠部4
2のやや左側の下面には、テーパ突起50及びテーパ穴
51が形成されており、これらのテーパ突起50及びテ
ーパ穴51は、前記下部本体11に形成されたテーパ穴
30及びテーパ突起31と相互に嵌合可能に設けられ、
前記回転軸43がフック係合部21に係合して連結され
ることと相俟って、上部本体12が下部本体11に対し
て位置ずれすることなく連結可能となっている。なお、
テーパ穴30,51の深さは、テーパ突起31,50の
突出高さよりも若干深く設定されており、これにより、
上部本体12の自由端側を押圧操作したときの基部側の
撓み若しくは回転が許容される。
【0017】また、前記傾斜部40の両側に相対配置さ
れた円板部45の下部相対面には突起45A,45A
(図5参照)がそれぞれ設けられ、これらの突起45A
は、下部本体11のガイド溝35内に位置して上下方向
に変位可能となっている。
【0018】前記保持体装着部48は、上方に開放する
有底円形の凹部53と、この凹部53の略中心に形成さ
れた穴54と、この穴54の内径と略同一内径に設けら
れるとともに、周方向180度位置に割溝56が形成さ
れて二つに分岐した保持筒部57とを備えて構成されて
いる。ここで、保持筒部57は、上方に向かって先細と
なるテーパ状に設けられている。また、凹部53の内周
面には、雌ねじ59が形成されている。
【0019】前記パッチ保持体13は、図7ないし図1
0に示されるように、前記保持体装着部48の凹部53
内に受容される締付キャップ60と、前記保持筒部57
内に挿入されてこれに保持される支持軸62と、この支
持軸62に支持された最上位のパッチ64の上部位置に
装着される円盤部材63とを備えて構成されている。こ
こで、締付キャップ60は、図1及び図7に示されるよ
うに、外周面にローレットが形成された摘み部65と、
この摘み部65の外形よりも小径に形成されたねじ筒部
66とを備え、このねじ筒部66の外周面には、前記凹
部53の雌ねじ59に螺合する雄ねじ67が形成されて
いる。また、ねじ筒部66の内径は、下部直径が上部直
径よりも大径となるテーパ面となっており、ねじ筒部6
6を凹部53内にねじ込んだときに、前記保持筒部57
を縮径方向に締め付けることができるようになってい
る。
【0020】前記支持軸62は、図7及び図10に示さ
れるように、前記保持筒部57内に支持される基部軸6
2Aと、この基部軸62Aと同軸上に連設されたねじ軸
62Bとからなり、このねじ軸62Bの外周に前記円盤
部材63が螺合して当該円盤部材63がねじ軸62Bに
沿って移動可能に設けられている。ここで、基部軸62
Aの周方向180度位置には突条62Cが形成され、こ
れらの突条62Cは、前記保持筒部57の割溝56内に
位置して支持軸62の不用意なる回転を防止するように
なっている。また、ねじ軸62Bの下部は、先端が先細
となる反転きのこ状の膨出部70を備えた形状に設けら
れている。この膨出部70の直径は、パッチ64の図示
しない中心穴の直径と略同程度に設けられており、最下
位のパッチ64が書類のパンチング穴の回りに貼着され
て支持軸62から抜け出るときに、次なるパッチ64に
一定の抵抗を付与して当該次なるパッチ64の引き出し
を阻止するようになっている。なお、ねじ軸62Bの外
周側に位置するパッチ64は、それらの接着層が下向き
となるように装填される。
【0021】前記下部本体11に保持される台座14
は、図7及び図11ないし図13に示されるように、前
記積層されたパッチ64の下部領域を受容する受け穴7
1を備えた舌片状の上片部72と、この上片部72の下
面との間に被着体としての書類P(図7参照)を差込む
ための隙間Cが形成されるように設けられた紙受け面7
5と、この紙受け面75の図13中左右両側に垂下され
た一対の軸受面76と、前記紙受け面75の先端すなわ
ち図12中左端に連設された垂下面78と、前記紙受け
面75の略中間部下面から下向きに連設された突起80
とを備えて構成されている。前記上片部72の先端略中
央位置には、前記受け穴71の略中心を通る線上に沿っ
て直線上の目印72Aが刻設、印刷若しくは適宜な隆起
線によって形成されている。
【0022】前記紙受け面75には穴82が形成されて
いる。ここで、穴82は図11中左右方向の径が上下方
向の径よりも幾分大きな内径寸法に設定された楕円状を
なし、これにより、前記支持軸62の上下方向への移動
に伴う緩やかな円弧運動が穴82内で許容されることと
なる。また、前記一対の軸受面76には軸受穴84がそ
れぞれ形成されており、これらの軸受穴84には、前記
下部本体11に形成された一対のピン38が嵌入可能と
なっている。
【0023】次に、本実施例に係るパッチ貼着器10の
組み立て方法と、その使用方法について説明する。
【0024】パッチ貼着器10の組み立てに際しては、
先ず、下部本体11に台座14を装着する。この装着
は、前記軸受面76に形成された軸受穴84に、下部本
体11のピン38が位置するように強制的に嵌め込んで
行われる。この嵌め込みが完了した状態では、台座14
は、ピン38の軸線を中心として回転可能になるととも
に、図7に示されるように、上片部72の左側が右側よ
りも若干低位置となる初期傾斜状態にセットされる。
【0025】次いで、前記下部本体11のフック係合部
21内に上部本体12の回転軸43を受容させる。そし
て、上部本体12の自由端側を押し下げると同時に、対
称配置された円板部45を若干開く方向に力を付与して
突起45Aが下部本体11のガイド溝35内に位置する
ように組み付ける。このとき、下部本体11のフック係
合部21側に形成されたテーパ穴30とテーパ突起31
は、上部本体12の対応位置に形成されたテーパ突起5
0及びテーパ穴51と相互に嵌合することとなり、組み
立て位置が安定して保持される。
【0026】このような組み立てを終了した後に、上部
本体12の自由端側に設けられた保持体装着部48にパ
ッチ保持体13がセットされる。この際、パッチ保持体
13の支持軸62を形成するねじ軸62B回りに積層状
態となった多数枚のパッチ64を差込んでおき、これを
一体として基部軸62Cを保持筒部57内に挿入して締
付キャップ60の雄ねじ67を凹部53の雌ねじ59に
螺合させて締め付ける。すると、この締付力により、保
持筒部57は縮径して基部軸62Aを強く締め付けると
ともに、当該基部軸62Aに形成された突条62Cが割
溝56に係合するため、支持軸62は全体として回転不
能に保たれる。なお、支持軸62を装着するに先立っ
て、最上位のパッチ64の上方位置に円盤部材63が位
置するように予め装着される。
【0027】以上のようにして組み立てられたパッチ貼
着器10は、必要に応じて、図示しない有底円筒状の保
護キャップを用いてパッチ64をカバーすることができ
る。
【0028】前記パッチ貼着器10を使用してパッチ6
4の貼着を行う場合には、図14に示されるように、書
類Pに形成されたパンチング穴85の略中心を目視しな
がら台座14の上片部72に形成された目印72Aを参
照した仮想中心線Cに合せ、同図中矢印で示される方向
に書類Pを移動して上片部72と紙受け面75との隙間
Cに差し込む。この差し込みが行われた位置、すなわち
図14中実線で示される書類Pの位置でもパンチング穴
85の中心を目視にて前記仮想中心線中心線Cに合せれ
ばよい。
【0029】以上のような書類Pのセットが完了した状
態で、上部本体12の自由端側が上方より押圧される。
すると、パッチ保持体13が全体として台座14側に下
降することとなり、支持軸62の下部先端すなわち膨出
部70領域が紙受け面75の穴82内に入り込み、同時
に最下位のパッチ64が書類Pのパンチング穴85回り
に貼着される。このとき押圧力により、台座14は、図
7に示される位置から、前記ピン38の軸線を中心とし
て右側が下方に回転することとなり、これに伴って、紙
受け面75の下面側突起80が板ばね片24を押圧して
同板ばね片24が下方に若干湾曲し、台座14が略水平
姿勢に変位してパッチ64に面接触させ、当該パッチ6
4の接着層をパンチング穴85回りに完全に接着させ
る。
【0030】この後、前述の押圧力を解除すると、上部
本体12に設けられた湾曲板ばね46の弾性復元力で上
部本体12の自由端側が上昇する。また、同時に、台座
14は、板ばね片24の弾性復元力によって図7に示さ
れる傾斜位置に戻される。このとき、書類Pに貼着され
たパッチ64は次なるパッチ64の面に対して角度変位
を生ずるとともに、貼付済みのパッチ64は次なるパッ
チ64の端から次第に剥がれるようになる。このパッチ
64間の剥離は、支持軸62の前記膨出部70によって
も支援され、複数枚のパッチ64がまとまって貼着され
る虞はない。
【0031】パッチ64の消費が進んで当該パッチ64
の積層量が少なくなった場合には、前記円盤部材63を
回転させてこれを下降位置に設定すればよく、また、パ
ッチ64を全て消費した場合には、前記支持軸62及び
円盤部材63を外し、別途の支持軸及び円盤部材と一体
とされた新たなパッチを付け替えれば足りる。勿論、支
持軸62及び円盤部材63を外すことなく新たなパッチ
のみを装填することも可能である。
【0032】従って、このような実施例によれば、ステ
イプラーを用いて書類を綴じるのと同じような要領にて
パッチを貼着でき、使い勝手が良好に改善されたパッチ
貼着器とすることができる。
【0033】なお、本発明に係るパッチ貼着器は前記実
施例に限定されるものでなく、下部本体11及び上部本
体12の外観形状等は、同一の作用を奏する限りにおい
て適宜変更することができる。また、前記円盤部材63
はねじ構造を介して支持62の軸線方向に移動可能とし
たが、支持軸62に対して軸方向移動可能且つ任意の位
置で固定可能とする適宜なストッパ構造を用いること等
によっても前述と同様の作用、効果を奏することができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パッチ押し付け力によって台座がパッチと略平行となる
ように姿勢変位するため、パッチと被着体との面接着が
可能となり、接着不良を生ずることなくパッチ貼着が可
能となる。また、パッチの押圧力を解除したときには、
台座が傾斜姿勢に変位可能となるため、書類等の被着体
に貼着されたパッチと次なるパッチとの剥離を安定して
行うことができ、一枚ずつのパッチ貼着を簡易且つ迅速
に行うことができる。
【0035】また、前記台座の姿勢変位は、下部本体側
に設けられた板ばね片と、前記台座の下面に連設された
下向き突起とによって行えるようにしたから、特別に設
けられた別部品からなるばねを用いる必要性がなく、下
部本体の形状を僅かに変更するだけで足り、部品点数の
削減を図って構成を簡易なものとすることができ、且
つ、ばね等の複雑な組み立て作業も一掃することができ
る。
【0036】更に、前記パッチ保持体は、円盤部材が支
持軸に沿って移動可能に設けられているため、パッチ消
費量に対応して円盤部材の位置を下降させることがで
き、パッチ貼着時に生ずる反力でパッチが支持軸の上方
に逃げる虞がなくなり、常に一定の貼着力をパッチに付
与することができる。また、前記支持軸の下端に形成さ
れた膨出部によって、最下位のパッチと次なるパッチと
を分離させる抵抗も程良く付与することができ、台座1
4が傾斜する構成と相俟って、一枚ずつのパッチ貼着を
確実に達成することができる。
【0037】また、台座には、パッチ貼着時のセンター
合せに用いる目印が設けられているため、特別な位置決
め部材を必要とすることなく、パンチング穴を囲む最適
位置を目視決定しながらパッチを貼着することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るパッチ貼着器の概略斜視図。
【図2】下部本体の一部を断面した側面図。
【図3】前記下部本体の平面図。
【図4】前記下部本体の台座受け側を示す拡大斜視図。
【図5】上部本体の断面図。
【図6】上部本体の平面図。
【図7】前記パッチ貼着器の要部拡大断面図。
【図8】パッチ保持体の支持軸を固定するための締付キ
ャップの断面図。
【図9】前記支持軸回りに装着された円盤状部材の断面
図。
【図10】前記支持軸の正面図。
【図11】台座の平面図。
【図12】図11のA−A線矢視断面図。
【図13】図11のB−B線矢視断面図。
【図14】パッチ貼着時の位置決め要領を示す平面図。
【符号の説明】
10 パッチ貼着器 11 下部本体 12 上部本体 14 台座 24 板ばね片 62 支持軸 63 円盤部材 64 パッチ 70 膨出部 72A 目印 80 突起 85 パンチング穴 P 被着体としての書類

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被着体のパンチング穴に対応する穴を備
    えたパッチを積層状態で保持するとともに、前記パッチ
    を一枚ずつパンチング穴の周囲に貼り付け可能に設けた
    パッチ貼着器において、長手方向に延びる下部本体と、
    この下部本体の一端側にヒンジ連結されて他端側が自由
    端として回転可能に設けられた上部本体と、当該自由端
    側に着脱自在に設けられるとともに、前記積層状のパッ
    チを、その接着層が前記下部本体向きとなる状態で保持
    するパッチ保持体と、このパッチ保持体の下方位置にお
    ける下部本体上に配置された台座とを備え、 前記台座は、パッチ押し付け力が付与されたときに、パ
    ッチと略平行姿勢に変位可能に設けられる一方、パッチ
    押し付け力が解除されたときに傾斜姿勢となるように軸
    支されていることを特徴とするパッチ貼着器。
  2. 【請求項2】 前記台座の下面側における下部本体部分
    には、当該下部本体に片持ち姿勢で連設された板ばね片
    が設けられ、この板ばね片は前記台座の下面に連設され
    た下向き突起による押圧力で傾斜して前記平行姿勢への
    変位を許容する一方、前記押圧力を解除したときに弾性
    復帰して前記台座を傾斜姿勢に復帰させることを特徴と
    する請求項1記載のパッチ貼着器。
  3. 【請求項3】 被着体のパンチング穴に対応する穴を備
    えたパッチを積層状態で保持するとともに、前記パッチ
    を一枚ずつパンチング穴の周囲に貼り付け可能に設けた
    パッチ貼着器において、長手方向に延びる下部本体と、
    この下部本体の一端側にヒンジ連結されて他端側が自由
    端として回転可能に設けられた上部本体と、当該自由端
    側に着脱自在に設けられるとともに、前記積層状のパッ
    チを、その接着層が前記下部本体向きとなる状態で保持
    するパッチ保持体と、このパッチ保持体の下方位置にお
    ける下部本体上に配置された台座とを備え、 前記パッチ保持体は、前記積層状に設けられたパッチの
    穴内に延びる支持軸と、この支持軸回りに装着されると
    ともに最上位のパッチより上部位置に配置される円盤部
    材とを含んで構成され、当該円盤部材は前記支持軸の軸
    方向に沿って移動可能に設けられていることを特徴とす
    るパッチ貼着器。
  4. 【請求項4】 前記支持軸の下端は反転きのこ状の膨出
    部を含み、この膨出部は、最下位のパッチを貼着すると
    きに、当該最下位のパッチと次なるパッチとを分離させ
    る抵抗を付与することを特徴とする請求項3記載のパッ
    チ貼着器。
  5. 【請求項5】 前記台座には、前記被着体のパンチング
    穴のセンター位置を目視するための目印が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1ないし4の何れかに記載の
    パッチ貼着器。
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