JPH11110626A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents
自動販売機の商品搬出装置Info
- Publication number
- JPH11110626A JPH11110626A JP26666697A JP26666697A JPH11110626A JP H11110626 A JPH11110626 A JP H11110626A JP 26666697 A JP26666697 A JP 26666697A JP 26666697 A JP26666697 A JP 26666697A JP H11110626 A JPH11110626 A JP H11110626A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- commodity
- chute
- flapper
- vending machine
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- Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
- Vending Machines For Individual Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 商品搬出時におけるフォーミングの発生を防
止し、商品の落下姿勢を安定させて詰まりを防止でき、
かつ製造コストを削減することができる自動販売機の商
品搬出装置を提供する。 【解決手段】 自動販売機の商品搬出装置1は、販売時
に商品Sを下方に払い出す商品払出機構7と、この商品
払出機構7の下方に位置し、商品販売部に連なるように
前下がりに傾斜したシュート3と、商品払出機構7の下
方に設けられ、商品払出機構7から払い出された商品S
の落下衝撃を緩衝すると共に、商品Sをシュートに向か
って斜め下側後方に送り出すダンパ機構10と、を備え
る。
止し、商品の落下姿勢を安定させて詰まりを防止でき、
かつ製造コストを削減することができる自動販売機の商
品搬出装置を提供する。 【解決手段】 自動販売機の商品搬出装置1は、販売時
に商品Sを下方に払い出す商品払出機構7と、この商品
払出機構7の下方に位置し、商品販売部に連なるように
前下がりに傾斜したシュート3と、商品払出機構7の下
方に設けられ、商品払出機構7から払い出された商品S
の落下衝撃を緩衝すると共に、商品Sをシュートに向か
って斜め下側後方に送り出すダンパ機構10と、を備え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に、ジュースや
ビール等の缶商品や瓶商品を販売する自動販売機に関
し、特に、販売商品を搬出する自動販売機の商品搬出装
置に関するものである。
ビール等の缶商品や瓶商品を販売する自動販売機に関
し、特に、販売商品を搬出する自動販売機の商品搬出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動販売機の商品搬出装
置として、図3に示すものが知られている。この商品搬
出装置50では、販売機本体51内に商品ラック52が
左右方向(図面の奥行方向)に複数、並んで配置されて
おり、これらの商品ラック52の下方には、シュート5
3が配置されている。各商品ラック52は、前後方向
(図の左右方向)に配列された4列の商品通路54を備
えており、これらの商品通路54内には、商品Sが上下
方向に多数、収納されている。商品ラック52の下端部
には、商品通路54毎に商品払出機構55が取り付けら
れており、各商品払出機構55は、商品販売時に、該当
する商品通路54内の商品Sをシュート53側に払い出
す。また、シュート53は、その後端部が販売機本体5
1に係止され、前端部が販売機本体51にネジ止めされ
ることにより、前下がりに傾斜した状態で固定されてい
る。このシュート53は、自動販売機の図示しない商品
販売部の販売口ボックスに連なるようになっている。
置として、図3に示すものが知られている。この商品搬
出装置50では、販売機本体51内に商品ラック52が
左右方向(図面の奥行方向)に複数、並んで配置されて
おり、これらの商品ラック52の下方には、シュート5
3が配置されている。各商品ラック52は、前後方向
(図の左右方向)に配列された4列の商品通路54を備
えており、これらの商品通路54内には、商品Sが上下
方向に多数、収納されている。商品ラック52の下端部
には、商品通路54毎に商品払出機構55が取り付けら
れており、各商品払出機構55は、商品販売時に、該当
する商品通路54内の商品Sをシュート53側に払い出
す。また、シュート53は、その後端部が販売機本体5
1に係止され、前端部が販売機本体51にネジ止めされ
ることにより、前下がりに傾斜した状態で固定されてい
る。このシュート53は、自動販売機の図示しない商品
販売部の販売口ボックスに連なるようになっている。
【0003】以上のように構成された商品搬出装置50
では、商品Sの販売時、商品払出機構55から払い出さ
れた商品Sは、シュート53上に落下し、シュート53
上を滑落した後、搬出口扉56を開いて販売口ボックス
内に落下する。この後、商品購入者は、販売口ボックス
内の商品Sを取り出す。
では、商品Sの販売時、商品払出機構55から払い出さ
れた商品Sは、シュート53上に落下し、シュート53
上を滑落した後、搬出口扉56を開いて販売口ボックス
内に落下する。この後、商品購入者は、販売口ボックス
内の商品Sを取り出す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の商品搬出装
置50では、例えば、缶入りの炭酸飲料の場合には、落
下時の衝撃により、フォーミングと呼ばれる、その内部
に多数の泡が発生する現象を生じ、これにより、商品購
入者が缶を開けた際に、内容物が噴き出してしまうこと
がある。特に、商品搬出装置50では、最前列の商品通
路54から商品Sが払い出された場合に、以下の理由に
より、フォーミングが発生しやすい。すなわち、図3に
示すように、シュート53が前下がりに傾斜しているこ
とにより、最前列の商品通路54においては、商品払出
機構55とシュート53の間の間隔が最も広くなってい
る。このため、前後4列の商品通路54からそれぞれ払
い出される商品Sの中で、この最前列の商品通路54か
ら払い出される商品S1が、最長距離を落下し、落下速
度が最大になる。また、この商品S1が落下するシュー
ト53の前端部は、販売機本体51にネジ止めにより固
定されているので、剛性が最も高く、変形しにくくなっ
ている。このように、商品S1は、落下速度が最大で、
かつシュート53が最も変形しにくい位置に落下するこ
とにより、フォーミングが特に発生しやすい。
置50では、例えば、缶入りの炭酸飲料の場合には、落
下時の衝撃により、フォーミングと呼ばれる、その内部
に多数の泡が発生する現象を生じ、これにより、商品購
入者が缶を開けた際に、内容物が噴き出してしまうこと
がある。特に、商品搬出装置50では、最前列の商品通
路54から商品Sが払い出された場合に、以下の理由に
より、フォーミングが発生しやすい。すなわち、図3に
示すように、シュート53が前下がりに傾斜しているこ
とにより、最前列の商品通路54においては、商品払出
機構55とシュート53の間の間隔が最も広くなってい
る。このため、前後4列の商品通路54からそれぞれ払
い出される商品Sの中で、この最前列の商品通路54か
ら払い出される商品S1が、最長距離を落下し、落下速
度が最大になる。また、この商品S1が落下するシュー
ト53の前端部は、販売機本体51にネジ止めにより固
定されているので、剛性が最も高く、変形しにくくなっ
ている。このように、商品S1は、落下速度が最大で、
かつシュート53が最も変形しにくい位置に落下するこ
とにより、フォーミングが特に発生しやすい。
【0005】このフォーミングの発生を防止するものと
して、シュート53を2枚の金属板を重ねた2重構造と
し、2枚の金属板の間にバネを設けることにより、商品
の落下衝撃をバネの弾性により吸収するようにしたもの
がある。しかし、この構成では、上記のように最前列の
商品通路54から商品S1を払い出す場合には、シュー
ト53までの落下距離が長いので、商品S1の落下姿勢
が安定せず、斜めに傾いた姿勢で落下しやすい。さら
に、商品S1が、シュート53上に落下した際に、落下
速度が大きいこととバネの反発力とにより、シュート5
3上で跳ねたり、立ち上がったりしやすい。このため、
商品S1が販売口ボックスへ送られる途中で、詰まって
しまうことがある。また、シュート53の構成が複雑に
なり、製造コストの上昇を招くという問題もある。
して、シュート53を2枚の金属板を重ねた2重構造と
し、2枚の金属板の間にバネを設けることにより、商品
の落下衝撃をバネの弾性により吸収するようにしたもの
がある。しかし、この構成では、上記のように最前列の
商品通路54から商品S1を払い出す場合には、シュー
ト53までの落下距離が長いので、商品S1の落下姿勢
が安定せず、斜めに傾いた姿勢で落下しやすい。さら
に、商品S1が、シュート53上に落下した際に、落下
速度が大きいこととバネの反発力とにより、シュート5
3上で跳ねたり、立ち上がったりしやすい。このため、
商品S1が販売口ボックスへ送られる途中で、詰まって
しまうことがある。また、シュート53の構成が複雑に
なり、製造コストの上昇を招くという問題もある。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、商品搬出時におけるフォーミング
の発生を防止し、商品の落下姿勢を安定させて詰まりを
防止でき、かつ製造コストを削減することができる自動
販売機の商品搬出装置を提供することを目的とする。
めになされたもので、商品搬出時におけるフォーミング
の発生を防止し、商品の落下姿勢を安定させて詰まりを
防止でき、かつ製造コストを削減することができる自動
販売機の商品搬出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の自動販売機の
商品搬出装置は、販売時に商品を下方に払い出す商品払
出機構と、この商品払出機構の下方に位置し、商品販売
部に連なるように前下がりに傾斜したシュートと、商品
払出機構の下方に設けられ、商品払出機構から払い出さ
れた商品の落下衝撃を緩衝すると共に、商品をシュート
に向かって斜め下側後方に送り出すダンパ機構と、を備
えることを特徴とする。
商品搬出装置は、販売時に商品を下方に払い出す商品払
出機構と、この商品払出機構の下方に位置し、商品販売
部に連なるように前下がりに傾斜したシュートと、商品
払出機構の下方に設けられ、商品払出機構から払い出さ
れた商品の落下衝撃を緩衝すると共に、商品をシュート
に向かって斜め下側後方に送り出すダンパ機構と、を備
えることを特徴とする。
【0008】この自動販売機の商品搬出装置によれば、
販売時に商品払出機構から下方に払い出された商品は、
ダンパ機構によって落下衝撃を緩衝され、減速された
後、斜め下側後方に送り出され、シュート上に落下す
る。このとき、シュートが前下がりに傾斜しているの
で、商品が斜め下側後方に送り出されることにより、商
品のダンパ機構からシュート上までの落下距離を短縮で
き、落下衝撃をより小さくできる。この後、商品は、シ
ュートにより商品販売部側へ搬出される。このように、
本発明の自動販売機の商品搬出装置では、商品搬出時
に、ダンパ機構による緩衝機能と、商品の落下距離を短
縮できることとにより、商品がシュートに落下する際の
落下衝撃をより効果的に緩衝し、小さくすることができ
る。したがって、例えば、従来の前後方向に複数列の商
品通路を有し、シュートの前端部が剛性の高い自動販売
機においても、最前列側の商品通路から払い出される商
品の落下衝撃を効果的に緩衝し、小さくすることができ
る。その結果、販売商品が炭酸飲料の場合のフォーミン
グの発生を防止することができる。
販売時に商品払出機構から下方に払い出された商品は、
ダンパ機構によって落下衝撃を緩衝され、減速された
後、斜め下側後方に送り出され、シュート上に落下す
る。このとき、シュートが前下がりに傾斜しているの
で、商品が斜め下側後方に送り出されることにより、商
品のダンパ機構からシュート上までの落下距離を短縮で
き、落下衝撃をより小さくできる。この後、商品は、シ
ュートにより商品販売部側へ搬出される。このように、
本発明の自動販売機の商品搬出装置では、商品搬出時
に、ダンパ機構による緩衝機能と、商品の落下距離を短
縮できることとにより、商品がシュートに落下する際の
落下衝撃をより効果的に緩衝し、小さくすることができ
る。したがって、例えば、従来の前後方向に複数列の商
品通路を有し、シュートの前端部が剛性の高い自動販売
機においても、最前列側の商品通路から払い出される商
品の落下衝撃を効果的に緩衝し、小さくすることができ
る。その結果、販売商品が炭酸飲料の場合のフォーミン
グの発生を防止することができる。
【0009】上記において、ダンパ機構は、下方に凸に
湾曲した曲面形状を有し、前端部を回動自在に支持さ
れ、商品払出機構から払い出された商品を受け止め可能
な受け止め位置と商品をシュートに向かって送り出す送
出位置との間で回動可能なフラッパと、このフラッパを
受け止め位置側に付勢する付勢手段とを備えることが好
ましい。
湾曲した曲面形状を有し、前端部を回動自在に支持さ
れ、商品払出機構から払い出された商品を受け止め可能
な受け止め位置と商品をシュートに向かって送り出す送
出位置との間で回動可能なフラッパと、このフラッパを
受け止め位置側に付勢する付勢手段とを備えることが好
ましい。
【0010】この自動販売機の商品搬出装置によれば、
上記のように商品払出機構から払い出された商品は、受
け止め位置にあるフラッパに受け止められ、フラッパを
その前端部を中心として送出位置側に回動させる。この
とき、フラッパは、付勢手段により減速され緩やかに回
動し、下方に凸に湾曲したフラッパの曲面で、商品を転
がすようにして、シュート上にゆっくりと送り出す。こ
のように、フラッパと付勢手段という比較的、単純な構
成により、商品払出機構から払い出された商品を確実に
減速し、落下衝撃を確実に小さくできることによって、
フォーミングを防止するためのダンパ機構の製造コスト
を削減できる。また、商品払出機構から払い出された商
品が斜めに傾いた姿勢で落ちてきた場合でも、ダンパの
緩やかな回動と上記曲面とによって、水平すなわち横倒
し姿勢に修正・保持された後、シュート上にゆっくりと
送り出される。このように、商品が横倒しの安定した姿
勢でシュート上にゆっくりと送り出されることにより、
商品販売部側まで搬出される間に、詰まりを生じること
がない。
上記のように商品払出機構から払い出された商品は、受
け止め位置にあるフラッパに受け止められ、フラッパを
その前端部を中心として送出位置側に回動させる。この
とき、フラッパは、付勢手段により減速され緩やかに回
動し、下方に凸に湾曲したフラッパの曲面で、商品を転
がすようにして、シュート上にゆっくりと送り出す。こ
のように、フラッパと付勢手段という比較的、単純な構
成により、商品払出機構から払い出された商品を確実に
減速し、落下衝撃を確実に小さくできることによって、
フォーミングを防止するためのダンパ機構の製造コスト
を削減できる。また、商品払出機構から払い出された商
品が斜めに傾いた姿勢で落ちてきた場合でも、ダンパの
緩やかな回動と上記曲面とによって、水平すなわち横倒
し姿勢に修正・保持された後、シュート上にゆっくりと
送り出される。このように、商品が横倒しの安定した姿
勢でシュート上にゆっくりと送り出されることにより、
商品販売部側まで搬出される間に、詰まりを生じること
がない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の一実施形態に係る自動販売機の商品搬出装置に
ついて説明する。図1は、本発明の商品搬出装置1の側
面図を示しており、図2は、その要部拡大図を示してい
る。両図に示すように、この商品搬出装置1は、缶飲料
やびん飲料などの、断面がほぼ円形の商品Sを横倒し状
態で収納し、販売する図示しない自動販売機に用いられ
るものである。商品搬出装置1は、自動販売機の販売機
本体9内に配置された商品ラック2と、商品ラック2の
下方に配置されたシュート3と、を備えている。商品ラ
ック2は、金属製(例えば鋼製)で、左右方向(図の奥
行方向)に複数列(例えば4列)、並んで販売機本体9
内に配置されており(図には1列のみ示す)、各商品ラ
ック2は、前後方向(図の左右方向)に配列された4列
の商品通路4を備えている。
本発明の一実施形態に係る自動販売機の商品搬出装置に
ついて説明する。図1は、本発明の商品搬出装置1の側
面図を示しており、図2は、その要部拡大図を示してい
る。両図に示すように、この商品搬出装置1は、缶飲料
やびん飲料などの、断面がほぼ円形の商品Sを横倒し状
態で収納し、販売する図示しない自動販売機に用いられ
るものである。商品搬出装置1は、自動販売機の販売機
本体9内に配置された商品ラック2と、商品ラック2の
下方に配置されたシュート3と、を備えている。商品ラ
ック2は、金属製(例えば鋼製)で、左右方向(図の奥
行方向)に複数列(例えば4列)、並んで販売機本体9
内に配置されており(図には1列のみ示す)、各商品ラ
ック2は、前後方向(図の左右方向)に配列された4列
の商品通路4を備えている。
【0012】前2列の商品通路4,4の間および後ろ2
列の商品通路4,4の間には、上下方向にストレートに
延びる仕切壁5,5がそれぞれ配置されており、各仕切
壁5と向かい合う位置には、上下方向に延びる通路幅規
制プレート6,6がそれぞれ配置されている。各通路幅
規制プレート6は、商品通路4の幅を、太缶用の設定と
細缶用の設定とに2段階に切替可能になっている。各商
品通路4は、仕切壁5および通路幅規制プレート6から
上方向に延びる(図示せず)と共に、その上端部に図示
しない投入口を有しており、商品Sは、ローディング時
に投入口から投入され、横倒し状態で各商品通路4内に
落下し、収納される。
列の商品通路4,4の間には、上下方向にストレートに
延びる仕切壁5,5がそれぞれ配置されており、各仕切
壁5と向かい合う位置には、上下方向に延びる通路幅規
制プレート6,6がそれぞれ配置されている。各通路幅
規制プレート6は、商品通路4の幅を、太缶用の設定と
細缶用の設定とに2段階に切替可能になっている。各商
品通路4は、仕切壁5および通路幅規制プレート6から
上方向に延びる(図示せず)と共に、その上端部に図示
しない投入口を有しており、商品Sは、ローディング時
に投入口から投入され、横倒し状態で各商品通路4内に
落下し、収納される。
【0013】商品ラック2の下端部には、商品通路4毎
に商品払出機構7が配置されている。商品払出機構7
は、仕切壁5に取り付けられた堰板7aを有しており、
この堰板7aは、商品Sを商品通路4内に保持・収納す
る保持位置(図中に示す位置)と、商品通路4から払い
出す払出位置(図示せず)との間で、水平軸線回りに回
動自在に取り付けられている。商品払出機構7は、この
堰板7aを保持位置と払出位置とに駆動する図示しない
駆動機構を備えており、商品販売時には、商品通路4に
収納された商品Sのうち、最下位の商品Sを下方に払い
出すように動作する。
に商品払出機構7が配置されている。商品払出機構7
は、仕切壁5に取り付けられた堰板7aを有しており、
この堰板7aは、商品Sを商品通路4内に保持・収納す
る保持位置(図中に示す位置)と、商品通路4から払い
出す払出位置(図示せず)との間で、水平軸線回りに回
動自在に取り付けられている。商品払出機構7は、この
堰板7aを保持位置と払出位置とに駆動する図示しない
駆動機構を備えており、商品販売時には、商品通路4に
収納された商品Sのうち、最下位の商品Sを下方に払い
出すように動作する。
【0014】商品ラック2の下方には、上記シュート3
が前下がりに傾斜した状態(例えば傾斜角が約30度)
で配置されている。シュート3は、例えば、金属板で製
作されており、その後端部3aが、販売機本体9に形成
された図示しない開口に引っかけられ、前端部3bが、
販売機本体9の一部に2つのネジ3c(1つのみ図示)
により固定されている。シュート3の前方には、断熱ド
ア8が配置されており、この断熱ドア8には、シュート
3の前端に臨んで自動販売機の商品販売部に連なる搬出
口(ともに図示せず)が形成されている。また、断熱ド
ア8には、搬出口を開閉する搬出口扉8aが回動自在に
取り付けられており、この搬出口扉8aは、常時、その
自重により、搬出口を閉じている。
が前下がりに傾斜した状態(例えば傾斜角が約30度)
で配置されている。シュート3は、例えば、金属板で製
作されており、その後端部3aが、販売機本体9に形成
された図示しない開口に引っかけられ、前端部3bが、
販売機本体9の一部に2つのネジ3c(1つのみ図示)
により固定されている。シュート3の前方には、断熱ド
ア8が配置されており、この断熱ドア8には、シュート
3の前端に臨んで自動販売機の商品販売部に連なる搬出
口(ともに図示せず)が形成されている。また、断熱ド
ア8には、搬出口を開閉する搬出口扉8aが回動自在に
取り付けられており、この搬出口扉8aは、常時、その
自重により、搬出口を閉じている。
【0015】また、最前列の商品通路4の下方には、ダ
ンパ機構10が商品払出機構7に近接して配置されてい
る。このダンパ機構10は、図2に示すように、取付部
11と、この取付部11に商品通路4毎に取り付けられ
たフラッパ12と、を備えている。取付部11は、金属
製(例えば鋼製)であり、フラッパ12を取り付ける部
位11aが、左右方向に延びている。また、取付部11
は、2つのネジ11b、11bを介して、販売機本体9
に固定されている。各フラッパ12は、上方に凸に湾曲
した曲面形状を有する金属板(例えば鋼板)であり、そ
の前端部が、取付部11に左右方向に渡されたフラッパ
軸13により、受け止め位置(図中に実線で示す位置)
と、送出位置(図中に2点鎖線で示す位置)との間で、
回動可能に支持されている。
ンパ機構10が商品払出機構7に近接して配置されてい
る。このダンパ機構10は、図2に示すように、取付部
11と、この取付部11に商品通路4毎に取り付けられ
たフラッパ12と、を備えている。取付部11は、金属
製(例えば鋼製)であり、フラッパ12を取り付ける部
位11aが、左右方向に延びている。また、取付部11
は、2つのネジ11b、11bを介して、販売機本体9
に固定されている。各フラッパ12は、上方に凸に湾曲
した曲面形状を有する金属板(例えば鋼板)であり、そ
の前端部が、取付部11に左右方向に渡されたフラッパ
軸13により、受け止め位置(図中に実線で示す位置)
と、送出位置(図中に2点鎖線で示す位置)との間で、
回動可能に支持されている。
【0016】フラッパ軸13には、付勢手段としてのね
じりコイルバネ14が組み込まれており、ねじりコイル
バネ14は、フラッパ12を常時、図の反時計回りに付
勢している。このねじりコイルバネ14の付勢力によっ
て、フラッパ12は、受け止め位置に常時、保持され、
商品払出機構7から払い出された商品Sを、受け止めら
れるようになっている。また、受け止め位置にあるフラ
ッパ12は、後ろ側の商品通路4から払い出された商品
Sが、シュート3上を商品販売部側に滑落してゆく際
に、商品Sの移動に全く影響を与えない高さに配置され
ている。
じりコイルバネ14が組み込まれており、ねじりコイル
バネ14は、フラッパ12を常時、図の反時計回りに付
勢している。このねじりコイルバネ14の付勢力によっ
て、フラッパ12は、受け止め位置に常時、保持され、
商品払出機構7から払い出された商品Sを、受け止めら
れるようになっている。また、受け止め位置にあるフラ
ッパ12は、後ろ側の商品通路4から払い出された商品
Sが、シュート3上を商品販売部側に滑落してゆく際
に、商品Sの移動に全く影響を与えない高さに配置され
ている。
【0017】以上のように構成された商品搬出装置1の
商品販売時の動作について説明すると、商品購入者が、
商品Sの購入動作を行った場合、まず、商品払出機構7
が、堰板7aを払出位置に回動させ、最下位の商品Sを
下方に払い出す。払い出された商品Sは、受け止め位置
にあるフラッパ12に受け止められる。ダンパ機構10
が商品払出機構7の近くに配置されていることにより、
商品Sの落下距離が短く、したがって落下速度が小さい
ことによって、商品Sがフラッパ12に受け止められる
際の落下衝撃は、小さくなる。
商品販売時の動作について説明すると、商品購入者が、
商品Sの購入動作を行った場合、まず、商品払出機構7
が、堰板7aを払出位置に回動させ、最下位の商品Sを
下方に払い出す。払い出された商品Sは、受け止め位置
にあるフラッパ12に受け止められる。ダンパ機構10
が商品払出機構7の近くに配置されていることにより、
商品Sの落下距離が短く、したがって落下速度が小さい
ことによって、商品Sがフラッパ12に受け止められる
際の落下衝撃は、小さくなる。
【0018】フラッパ12は、商品Sを受け止めた後、
ねじりコイルバネ14の付勢力に抗しながら、送出位置
まで緩やかに回動する。このとき、商品Sは、ねじりコ
イルバネ14の付勢力により減速されると共に、フラッ
パ12の下方に凸に湾曲した曲面の上を転がることによ
り、傾いた姿勢で落下したときでも、横倒し姿勢に修正
され、保持される。フラッパ12が送出位置まで回動し
たとき、商品Sは、横倒し姿勢のままで、斜め下側後方
に送り出され、シュート3上にゆっくりと落下する。こ
の後、商品Sは、シュート3上を横倒しの姿勢で滑落
(転動)し、搬出口扉8aを前方に開け、搬出口から商
品販売部内に搬出される。
ねじりコイルバネ14の付勢力に抗しながら、送出位置
まで緩やかに回動する。このとき、商品Sは、ねじりコ
イルバネ14の付勢力により減速されると共に、フラッ
パ12の下方に凸に湾曲した曲面の上を転がることによ
り、傾いた姿勢で落下したときでも、横倒し姿勢に修正
され、保持される。フラッパ12が送出位置まで回動し
たとき、商品Sは、横倒し姿勢のままで、斜め下側後方
に送り出され、シュート3上にゆっくりと落下する。こ
の後、商品Sは、シュート3上を横倒しの姿勢で滑落
(転動)し、搬出口扉8aを前方に開け、搬出口から商
品販売部内に搬出される。
【0019】このように、商品搬出装置1では、ダンパ
機構10により、商品Sをシュート3上にゆっくりと落
下させることができる。この場合、シュート3が前下が
りに配置されており、商品Sが、斜め下側後方に送り出
され、その落下距離が短くなることによって、落下衝撃
がきわめて小さくなる。これにより、商品Sが炭酸飲料
の場合には、フォーミングの発生を防止することができ
る。また、商品Sが、フラッパ12の曲面形状により、
横倒しの姿勢に保持された状態でシュート3上にゆっく
りと落下するので、シュート3上で跳ねたり、立ち上が
ったりすることなく、滑落してゆくことにより、商品販
売部に達するまでの間に、商品Sの詰まりを生じること
がない。
機構10により、商品Sをシュート3上にゆっくりと落
下させることができる。この場合、シュート3が前下が
りに配置されており、商品Sが、斜め下側後方に送り出
され、その落下距離が短くなることによって、落下衝撃
がきわめて小さくなる。これにより、商品Sが炭酸飲料
の場合には、フォーミングの発生を防止することができ
る。また、商品Sが、フラッパ12の曲面形状により、
横倒しの姿勢に保持された状態でシュート3上にゆっく
りと落下するので、シュート3上で跳ねたり、立ち上が
ったりすることなく、滑落してゆくことにより、商品販
売部に達するまでの間に、商品Sの詰まりを生じること
がない。
【0020】また、本発明の商品搬出装置1では、ダン
パ機構10が、フラッパ12とねじりコイルバネ14と
いう比較的、単純な部品により構成されているので、従
来のシュートを2枚の金属板をバネを介して重ねた構造
と比べて、製造コストを削減することができる。
パ機構10が、フラッパ12とねじりコイルバネ14と
いう比較的、単純な部品により構成されているので、従
来のシュートを2枚の金属板をバネを介して重ねた構造
と比べて、製造コストを削減することができる。
【0021】なお、上記実施形態では、ダンパ機構10
を最前列の商品払出機構7だけを対称として配置した
が、これに限らず、4列全ての商品払出機構7に対して
配置してもよい。また、ダンパ機構10を販売機本体9
に取り付けたが、商品ラック2に取り付けてもよく、商
品払出機構7から払い出された商品Sを受け止め可能な
位置に配置できれば、どこに取り付けてもよい。さら
に、ダンパ機構10のフラッパ12を受け止め位置側に
付勢する付勢手段としてねじりコイルバネ14を用いた
が、これに限らず、オイルダンパーや、エアシリンダ式
またはエアダイヤフラム式の空気式バネなどでもよく、
フラッパ12の送出位置側への回動速度を減速させ、商
品Sをシュート3側へ送り出した後でフラッパ12を受
け止め位置側に復帰させるものであればよい。
を最前列の商品払出機構7だけを対称として配置した
が、これに限らず、4列全ての商品払出機構7に対して
配置してもよい。また、ダンパ機構10を販売機本体9
に取り付けたが、商品ラック2に取り付けてもよく、商
品払出機構7から払い出された商品Sを受け止め可能な
位置に配置できれば、どこに取り付けてもよい。さら
に、ダンパ機構10のフラッパ12を受け止め位置側に
付勢する付勢手段としてねじりコイルバネ14を用いた
が、これに限らず、オイルダンパーや、エアシリンダ式
またはエアダイヤフラム式の空気式バネなどでもよく、
フラッパ12の送出位置側への回動速度を減速させ、商
品Sをシュート3側へ送り出した後でフラッパ12を受
け止め位置側に復帰させるものであればよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の自動販売機の商品
搬出装置によれば、商品搬出時におけるフォーミングの
発生を防止でき、商品の落下姿勢を安定させることがで
きる。また、製造コストを削減することができる。
搬出装置によれば、商品搬出時におけるフォーミングの
発生を防止でき、商品の落下姿勢を安定させることがで
きる。また、製造コストを削減することができる。
【図1】本発明の一実施形態に係る自動販売機の商品搬
出装置の側面図である。
出装置の側面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】従来の商品搬出装置の側面図である。
1 商品搬出装置 3 シュート 7 商品払出機構 10 ダンパ機構 12 フラッパ 14 ねじりコイルバネ(付勢手段) S 商品 S1 商品
Claims (2)
- 【請求項1】 販売時に商品を下方に払い出す商品払出
機構と、 この商品払出機構の下方に位置し、商品販売部に連なる
ように前下がりに傾斜したシュートと、 前記商品払出機構の下方に設けられ、当該商品払出機構
から払い出された前記商品の落下衝撃を緩衝すると共
に、当該商品を前記シュートに向かって斜め下側後方に
送り出すダンパ機構と、を備えることを特徴とする自動
販売機の商品搬出装置。 - 【請求項2】 前記ダンパ機構は、下方に凸に湾曲した
曲面形状を有し、前端部を回動自在に支持され、前記商
品払出機構から払い出された前記商品を受け止め可能な
受け止め位置と当該商品を前記シュートに向かって送り
出す送出位置との間で回動可能なフラッパと、このフラ
ッパを前記受け止め位置側に付勢する付勢手段とを備え
ることを特徴とする請求項1に記載の自動販売機の商品
搬出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26666697A JPH11110626A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 自動販売機の商品搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26666697A JPH11110626A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 自動販売機の商品搬出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11110626A true JPH11110626A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17434011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26666697A Pending JPH11110626A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 自動販売機の商品搬出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11110626A (ja) |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP26666697A patent/JPH11110626A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040209 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040506 |