JP4848610B2 - 商品搬出装置および自動販売機 - Google Patents
商品搬出装置および自動販売機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4848610B2 JP4848610B2 JP2001304625A JP2001304625A JP4848610B2 JP 4848610 B2 JP4848610 B2 JP 4848610B2 JP 2001304625 A JP2001304625 A JP 2001304625A JP 2001304625 A JP2001304625 A JP 2001304625A JP 4848610 B2 JP4848610 B2 JP 4848610B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- product
- bottom plate
- flapper
- vending machine
- rack
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Vending Machines For Individual Products (AREA)
- Attitude Control For Articles On Conveyors (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動販売機の商品搬出装置および自動販売機に関し、特に、商品払出口もしくは商品取出口が従来機より高い位置に配される自動販売機およびその自動販売機に使用する商品搬出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動販売機は、商品の自重落下を利用するものであった。図9は、従来の自動販売機の側面断面図である。図に示したように、自動販売機500は、本体ケース501と、商品ラック502と、シュータ503と、商品取出口504と、を有する。なお、シュータ503と別個に、もしくはシュータ503と共に、適宜商品搬送コンベアが設けられ、商品を商品取出口まで搬送することもある。従来では、このように、商品払出口もしくは商品取出口は、自動販売機本体ケースの下部に設けられていた。
【0003】
図10は、従来の自動販売機の他の構成例を示した側面断面図である。図示したように、自動販売機600は、本体ケース601と、商品ラック602と、シュータ603と、商品取出口604と、リフタ605と、を有する。この自動販売機600では、商品は、一旦本体ケース601下部の前面側に移送され、ここからリフタ605により本体ケース601前面の中央高さに設けられた商品取出口604の位置まで押し上げられる。
【0004】
自動販売機500は、商品選択ボタン(図示せず)の押下から、商品取出口504までの商品の搬送が早いという利点があった。一方、自動販売機600は、商品取出口604の位置が高いため、わざわざしゃがみ込む等の取り出し動作が不要であり、商品取り出しが容易であるという利点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では以下の問題点があった。
すなわち、自動販売機500では、商品自体の取り出しが不便であるという問題点があった。一方、自動販売機600では、商品取出口604までの搬送に時間がかかるという問題点があった。すなわち、商品ラック602からの商品投下の後、シュータ603による移送とリフタ605による商品の押し上げという2つのステップが必要であるので、シュータ603による移送ワンステップで済む自動販売機500に比して、どうしても商品の移送に時間がかかるという問題点があった。
【0006】
一方、人間環境を取り巻く様々な商品サービスに対するユーザビリティの向上は、近年の商品開発の上で重要な位置づけを持つようになってきている。したがって、自動販売機においても、商品を取り出しやすい位置に素早く排出することは益々重要な課題となりつつある。このとき、当然の前提として、商品搬送のトラブルが低減されていなければならない。
【0007】
一方、このユーザビリティは、商品購入者のみならず、自動販売機の管理者たとえば商品の入れ替えをおこなう者にとっても損なわれてはならない。何故なら自動販売機の購入者は、商品の購入者とは異なるのが通常であるので、自動販売機自体のユーザ(管理者)にとっても利便性の高いものである必要があるからである。より具体的には、商品の入れ替え作業を容易かつ高速にできることが望まれている。
【0008】
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、商品搬送トラブルの低減が可能であり、かつ、商品の取り出しが容易な自動販売機を実現することを目的とする。
【0009】
また、商品の入れ替え作業を容易かつ高速にできることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の商品搬出装置は、商品ラックの下部に配される自動販売機の商品搬出装置であって、本体ケース後面から前面方向に対して鉛直上方に傾斜した商品移送用底板と、前記商品移送用底板上の商品を下流側に払い出すように押し上げる1個の商品搬送アームと、前記商品移送用底板上部に、前記商品ラックの前記本体ケースに対する左右方向の仕切に対応して配設され、当該底板に対して平行にかつ本体ケース左右方向にフラッパ支持支柱を設け、前記フラッパ支持支柱は、前記商品ラックから投下される商品の落下衝撃吸収用のフラッパと当該落下された前記商品移送用底板上の商品の姿勢制御用のフラッパとを当該支柱を軸として回転可能に支持し、かつ、前記落下衝撃吸収用のフラッパを鉛直下向きに抗する回転方向に付勢する弾性体と、前記姿勢制御用のフラッパの前記商品移送用底板の上流側への所定角度以上の回転を規制する規制部材と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
すなわち、請求項1にかかる発明は、ケース前面に向かって商品移送用底板がせり上がるように傾斜しているので、商品払出口もしくは商品取出口を従来の自動販売機より高く設けることができる。また、傾斜による商品の底板上の転がりをフラッパにより防止でき、かつ、商品自重とフラッパにより、もしくはこれらと商品搬送アームにより商品姿勢を安定させることができる。また、商品投下からワンステップで商品を商品払出口もしくは取出口に移送可能となる。すなわち、搬送距離を短くすることができる。
【0012】
また、前記商品ラックから投下される商品が衝撃吸収用のフラッパに適切に当たり、商品が踊る可能性が低減される。
【0013】
また、商品ラックから投下される商品が底板に着地する際の落下衝撃を弾性力により適正に吸収する。
【0014】
また、姿勢制御用のフラッパより上流に商品が移動することを禁止する。換言すると、底板上での商品移動距離が短くなる。
【0015】
また、請求項2に記載の商品搬出装置は、請求項1に記載の商品搬出装置において、前記商品移送用底板もしくはフラッパを潤滑鋼板としたことを特徴とする。すなわち、請求項2にかかる発明は、商品移送を円滑におこなうことができる。
【0016】
また、請求項3に記載の商品搬出装置は、請求項1または2に記載の商品搬出装置において、前記商品移送用底板が、装置奥手左右方向に設けられた回転軸を中心として、当該底板手前が水平より下となる位置まで回動可能としたことを特徴とする。すなわち、請求項3にかかる発明は、底板をシュータとして利用することが可能となる。
【0017】
また、請求項4に記載の自動販売機は、商品ラックを本体ケース奥行き方向に複数列下り階段状に設け、当該商品ラックの下部に前記請求項1〜3のいずれか一つに記載の商品搬出装置を配し、前記商品移送用底板下流端に商品払出口もしくは商品取出口を設けたことを特徴とする。すなわち、請求項7にかかる発明は商品の落下距離を短くすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に添付の図を参照して、この発明にかかる自動販売機および商品搬出装置の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本実施の形態の商品搬出装置の一例を示した外観斜視図である。自動販売機100は、その外観において、筐体である本体ケース101と、商品見本を陳列する商品見本部102と、紙幣や硬貨を投入する金銭投入部103と、釣銭の払い戻しをおこなう釣銭払戻部104と、商品取出部105とを有する。商品取出部105は、垂直方向から本体ケース101奥手方向へ開閉する取出口カバー151と、商品が最終的に移送される位置である商品受け152とを有する。
【0019】
図2および図3は、本実施の形態の自動販売機100を側面から見た断面図である。このうち、図2は、商品を購入しようとする場合など通常の自動販売機の稼働時の概略構成を示した図である。一方、図3は、後述するように、商品の入れ替え等、自動販売機を管理する管理者側で高速払出をおこなう際の概略構成を示した図である。以下では、まず、通常の稼働時の動作を説明しつつ自動販売機および商品搬出装置の構成について説明し、次に、高速払出をおこなう場合の態様について説明する。
【0020】
図2に示したように、自動販売機100は、その内部に、商品搬出装置200と、3段の階段状に配置された商品ラック201(商品ケース手前側から201F、201M、201Rと称する)と、を有する、3つの商品ラック201は、それぞれ、前後2列のサーペンタイン方式の商品ラックであり、それぞれ多数個の商品Gを上下に積み重ねて収容する。商品ラック201は、下端が開放されており、利用者による商品選択ボタン(図示せず)の押下に連動して、商品を一つずつ投下する周知のベントメカニズムが設けられている。
【0021】
次に、商品搬出装置200の構成および動作について説明する。図4〜図8は、商品搬出装置200の構成を複数の方向から示した外観図である。このうち、図4は、商品の搬送の様子を示した図である。商品搬出装置200は、フラッパ取付枠202と底板部203とを有し、両者は支持軸204を中心に必要に応じて回動する(図3参照)。なお、図4〜図8においては、適宜、フラッパやフラッパ支持支柱等を省略してある。
【0022】
底板部203は、商品ラック201から投下された商品が載る平板である商品移送用底板231と、商品移送用底板231に投下された商品を商品取出部105側に搬送する商品搬送アーム232と、商品搬送アーム232を駆動するチェーン233と、を有する。なお、図示は省略するが、底板部203には、底板部203をフラッパ取付枠202につり下げる係止爪も備える。
【0023】
一方、フラッパ取付枠202は、図2に示したように、通常の使用時には底板部203を抱え込む形で一体となっており、複数のそれぞれ平行なフラッパ支持支柱221と、商品の落下衝撃を緩和するための落下衝撃吸収用のフラッパ222と、商品の転がりを防止し、かつ商品の搬送姿勢をたもつ姿勢制御用のフラッパ223と、を備える。
【0024】
図2に示したように、商品搬出装置200は、本体ケース101内に斜めに載置され、商品移送用底板231も斜めとなっている。すなわち、商品搬出装置200が、自動販売機100前面(商品取出部105側)から見て手前にせり上がるように傾斜している。したがって、商品Gは、商品ラック201から投下されたのち、取り出しやすい高さにある商品取出部105までワンステップで搬送される。
【0025】
この商品搬送は、商品搬送アーム232がチェーン233の駆動を介して底板231に平行に払い出すように押し上げることにより行われる。この例では、搬送アームとしたが、傾斜による転がり力に抗して商品を下流側(商品取出部105側)に押し上げるものであれば、その態様は問わない。商品搬送アーム232の高さは、商品ラック201に格納される商品Gの高さと重心により適宜決定される。たとえば、缶ジュースのように回転しても高さが変わらなければその重心が安定するような高さとすればよい。また、タバコの箱のように向きによって高さが変わるものであれば、最高高さを考慮した高さとするのが好ましい。これは、搬送中に商品が搬送アーム232から飛び越えてしまい、搬送トラブルとなることを防ぐためである。
【0026】
また、搬送アーム232は、商品移送用底板231から若干浮かせて移動させるようにしてもよい。これにより、アームと底板との擦れが無くなり、商品Gに汚れが付着する、商品Gが傷つく、といった搬送トラブルを防ぐことができる。
【0027】
なお、搬送アーム232に適宜緩衝性能を持たせると、上記した搬送トラブルを更に低減することができる。たとえば、アーム周りをプラスチックで覆ってもよいし、また、アーム自体をプラスチックとしてもよい。また、スポンジ状のもので覆ってもよい。スポンジ状のものとすると、たとえば部位により丸みを帯びているペットボトルがアームが当たった際に踊らず姿勢制御が容易となる。
【0028】
次に、フラッパ支持支柱221と、落下衝撃吸収用フラッパ222と姿勢制御用フラッパ223とを説明する。フラッパ支持支柱221は、商品移送用底板231に平行にかつ、複数本がそれぞれ平行となるようにフラッパ取付枠202に取り付けられる。また、このフラッパ支持支柱221の取付間隔は、商品ラック201の仕切部分Sに対応して配置される。この様な配置とすることで、商品ラック201から投下された商品Gは、フラッパ支持支柱221に当たることなく落下衝撃吸収用のフラッパ222に当たるので、商品がフラッパ支持支柱221間で踊ることなく着地する。したがって、商品塗装の剥げなどが生じず、搬送トラブルを低減させることが可能となる。
【0029】
落下衝撃吸収用のフラッパ222は、フラッパ支持支柱221に取り付けられ、バネ224(図8参照)により、商品Gの落下に抗する方向にバネ力が作用する構造となっている。この様に付勢されていることにより、商品Gが商品移送用底板231に落下する際の衝撃が低減され、商品が傷つく等の搬送トラブルを防ぐことが可能となる。また、図2等に示したように、フラッパ支持支柱221一本につき、前後2つの商品落下衝撃吸収用のフラッパ222を適宜設けてもよい。
【0030】
図2の断面図から明らかなように落下衝撃吸収用の落下衝撃吸収用フラッパ222は、本体ケース101に取り付けられた場合の傾斜を考慮して取付角度が決められている。すなわち、フラッパ支持支柱221の前にある落下衝撃吸収用フラッパ222は後にある落下衝撃吸収用フラッパ222より若干上を向くように取り付けられている。これは、商品の落下距離が相対的に長くなるので、落下速度が速くなる前に商品と当たり、また、より多くのバネ力で衝撃を吸収するための設計を採用した結果である。
【0031】
なお、商品取出部105が商品1個の幅程度しかない様な場合、商品を幅寄せする必要がある。図8に示した例では商品を中央に寄せることが可能となるように、フラッパ取付枠202には切り込み部225が設けられている。落下衝撃吸収用フラッパ222は、板体であることが好ましいが、この切り込み部225に干渉しないように整形されているものとする。
【0032】
姿勢制御用のフラッパ223もフラッパ支持支柱221に取り付けられ、略鉛直方向でストッパー226により規制をうけ、これより前方(下流側)のみの回転を可能としている。姿勢制御用のフラッパ223の動きを規制することで、商品を上流側(本体ケース101奥方向)に転落させずに済み、搬送トラブルを低減することが可能となる。また、商品自重と姿勢制御用のフラッパ223(さらには商品搬送アーム232)により、商品姿勢が制御される。
【0033】
たとえば、缶ジュースのような円筒形の商品では、円筒の軸方向と、フラッパ支持支柱221との軸方向が揃うように商品姿勢が制御される。この姿勢で商品搬送アーム232が商品に接するので、商品が踊ることなく下流側に搬送される。また、商品Gは、商品ラック201から投下された略真下で留まることとなり、商品の移動距離が長くならない。したがって、この様な点からも、搬送トラブルが低減されることとなる。なお、使用の態様によっては、姿勢制御用のフラッパ223についてもバネを設け、上流側への力に抗する向きに弾性力を作用させるようにしてもよい。
【0034】
商品Gが接する商品移送用底板231、落下衝撃吸収用のフラッパ222、姿勢制御用のフラッパ223の素材としては、潤滑鋼板が好ましい。潤滑鋼板は既知のものを用いることができるが、たとえば、鉄板層、亜鉛メッキ層、クロメート層、潤滑被膜層から構成される鋼板を用いることができる。潤滑鋼板を用いることにより、商品の滑りが良くなり、商品の塗料はげや引っかかりを防止し、搬送トラブルを低減することが可能となる。また、使用の態様によっては、落下衝撃吸収用のフラッパ222と姿勢制御用のフラッパ223のを同一の型から起こしてもよい。これにより、コストを低減できる。
【0035】
以上説明したように、商品搬出装置200は、商品を取り出しやすい位置に設けられた商品取出部105までワンステップで搬送し、商品購入者にとっての使い勝手を向上させ、かつ、搬送トラブルを低減させることを可能としている。
【0036】
一方、商品搬出装置200は、商品購入者のみならず、自動販売機100の管理者側にとっても使い勝手を向上させる構造を備えている。一般に、自動販売機で販売する商品は回転率の高いもが選択される。そして、新製品のサイクルに併せて、また、回転率の悪いものを別のものに交換する際に、商品ラックの全部もしくは一部の段の商品を総入れ替えすることがある。
【0037】
このとき、商品搬送アーム232を用いて、交換対象商品を一個一個払い出したのでは、作業効率が極めて悪い。そこで、商品搬出装置200は、図3に示したように、支持軸204を中心として、底板部203が斜め下になるように回転可能としている。これにより、商品移送用底板231が手前(商品取出部105側)に向かって下り斜面となる。
【0038】
この状態で所望の商品ラック201から商品Gを連続投下させることにより、商品の高速払出が可能となる。すなわち、商品搬送アーム232によることなく商品を順次高速に手前側に吐き出させることが可能となる。換言すれば、商品移送用底板231がシュータの役割を果たすこととなる。なお、言うまでもないが、このとき自動販売機100の前面のパネルは開放されており、適宜収容かごが商品受けとして設置されているものとする。
【0039】
以上のように、商品搬出装置200を用いることにより、商品の高速取り出しが可能となり、自動販売機100の管理者側にとっても、商品搬出装置200の利便性は高いものとなる。
【0040】
なお、本実施の形態では、フラッパを用いたが、これに限ることなく、落下衝撃吸収や姿勢制御の機能を果たすのであれば、仕切板やダンパ、もしくは帯状の平板等の板体であってもよい。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の商品搬出装置(請求項1)によれば、商品払出口もしくは商品取出口を従来の自動販売機より高く設けることができ、かつ、商品姿勢を安定させることができ、更に、商品搬送距離も短くすることができ、これにより、商品搬送トラブルの低減が可能となり、かつ、商品の取りだしが容易な自動販売機を提供することが可能となる。
【0042】
また、本発明の商品搬出装置(請求項1)によれば、前記商品ラックから投下される商品が衝撃吸収用のフラッパに適切に当たり、商品が踊る可能性が低減され、これにより、商品搬送トラブルの低減が可能であり、かつ、商品の取りだしが容易な自動販売機を提供することが可能となる。
【0043】
また、本発明の商品搬出装置(請求項1)によれば、商品ラックから投下される商品が底板に着地する際の落下衝撃を弾性力により適正に吸収でき、これにより、商品搬送トラブルの低減が可能であり、かつ、商品の取りだしが容易な自動販売機を提供することが可能となる。
【0044】
また、本発明の商品搬出装置(請求項1)によれば、姿勢制御用のフラッパより上流に商品が移動することを禁止し、底板上での商品移動距離が短くなり、これにより、商品搬送トラブルの低減が可能であり、かつ、商品の取りだしが容易な自動販売機を提供することが可能となる。
【0045】
また、本発明の商品搬出装置(請求項2)によれば、商品移送を円滑におこなうことができ、これにより、商品搬送トラブルの低減が可能であり、かつ、商品の取りだしが容易な自動販売機を提供することが可能となる。
【0046】
また、本発明の商品搬出装置(請求項3)によれば、底板をシュータとして利用でき、これにより、商品の総入れ替えの際など、商品の高速取り出しが可能となり、自動販売機の管理者側にとっても、利便性の高い自動販売機を提供することが可能となる。
【0047】
また、本発明の自動販売機(請求項4)によれば、商品の落下距離を短くすることができ、これにより、商品搬送トラブルの低減が可能であり、かつ、商品の取りだしが容易な自動販売機を提供することが可能となる。また、商品ラックを階段状に設けたことで、商品をより多く収納することができ、自動販売機の管理者側にとっても、利便性の高い自動販売機を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の商品搬出装置の一例を示した外観斜視図である。
【図2】本実施の形態の自動販売機を側面側から見た断面図であり、商品を購入しようとする場合など通常の自動販売機の稼働時の概略構成を示した図である。
【図3】本実施の形態の自動販売機を側面側から見た断面図であり、商品の入れ替え等、自動販売機を管理する管理者側で、高速払出をおこなう際の概略構成を示した図である。
【図4】商品搬出装置の構成を示した図のうち、特に、商品の搬送の様子を示した図である。
【図5】商品搬出装置の構成のうち、特に、フラッパ保持部を表した外観斜視図である。
【図6】商品搬出装置の外観斜視図である。
【図7】商品搬出装置の外観斜視図である。
【図8】 商品搬出装置を前面(下流)側を中心として表した外観図である。
【図9】従来の自動販売機の側面断面図である。
【図10】従来の自動販売機の他の構成例を示した側面断面図である。
【符号の説明】
100 自動販売機
101 本体ケース
102 商品見本部
103 金銭投入部
104 釣銭払戻部
105 商品取出部
151 取出口カバー
152 商品受け
200 商品搬出装置
201 商品ラック
202 フラッパ取付枠
203 底板部
204 支持軸
221 フラッパ支持支柱
222 落下衝撃吸収用のフラッパ
223 姿勢制御用のフラッパ
224 バネ
226 ストッパー
231 商品移送用底板(底板)
232 商品搬送アーム(搬送アーム)
233 チェーン
500,600 自動販売機
503,603 シュータ
504,604 商品取出口
605 リフタ
G 商品
S 仕切部分
Claims (4)
- 商品ラックの下部に配される自動販売機の商品搬出装置であって、
本体ケース後面から前面方向に対して鉛直上方に傾斜した商品移送用底板と、
前記商品移送用底板上の商品を下流側に払い出すように押し上げる1個の商品搬送アームと、
前記商品移送用底板上部に、前記商品ラックの前記本体ケースに対する左右方向の仕切に対応して配設され、当該底板に対して平行にかつ本体ケース左右方向にフラッパ支持支柱を設け、
前記フラッパ支持支柱は、前記商品ラックから投下される商品の落下衝撃吸収用のフラッパと当該落下された前記商品移送用底板上の商品の姿勢制御用のフラッパとを当該支柱を軸として回転可能に支持し、かつ、前記落下衝撃吸収用のフラッパを鉛直下向きに抗する回転方向に付勢する弾性体と、前記姿勢制御用のフラッパの前記商品移送用底板の上流側への所定角度以上の回転を規制する規制部材と、を備えたことを特徴とする商品搬出装置。 - 前記商品移送用底板もしくはフラッパを潤滑鋼板としたことを特徴とする請求項1に記載の商品搬出装置。
- 前記商品移送用底板は、装置奥手左右方向に設けられた回転軸を中心として、当該底板手前が水平より下となる位置まで回動可能としたことを特徴とする請求項1または2に記載の商品搬出装置。
- 商品ラックを本体ケース奥行き方向に複数列下り階段状に設け、当該商品ラックの下部に前記請求項1〜3のいずれか一つに記載の商品搬出装置を配し、前記商品移送用底板下流端に商品払出口もしくは商品取出口を設けたことを特徴とする自動販売機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001304625A JP4848610B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 商品搬出装置および自動販売機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001304625A JP4848610B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 商品搬出装置および自動販売機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003109087A JP2003109087A (ja) | 2003-04-11 |
JP4848610B2 true JP4848610B2 (ja) | 2011-12-28 |
Family
ID=19124519
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001304625A Expired - Fee Related JP4848610B2 (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 商品搬出装置および自動販売機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4848610B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5283304B2 (ja) * | 2005-02-02 | 2013-09-04 | 株式会社クボタ | 自動販売機 |
JP2022163304A (ja) * | 2021-04-14 | 2022-10-26 | 株式会社エクセル | 物品払出装置 |
CN113277271B (zh) * | 2021-05-24 | 2023-04-18 | 江西万达矿山设备有限责任公司 | 一种dts带式输送机 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3777807B2 (ja) * | 1998-07-21 | 2006-05-24 | 富士電機リテイルシステムズ株式会社 | 自動販売機 |
JP3975635B2 (ja) * | 2000-01-25 | 2007-09-12 | 富士電機リテイルシステムズ株式会社 | 自動販売機 |
-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001304625A patent/JP4848610B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003109087A (ja) | 2003-04-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
MXPA06002768A (es) | Maquina vencedora con puerta despejada. | |
US3938700A (en) | Multi-rack article dispensing apparatus | |
CN110419064A (zh) | 增强型自动售货机产品传送系统 | |
JP4848610B2 (ja) | 商品搬出装置および自動販売機 | |
JP2002092725A (ja) | 自動販売機 | |
JP2007257532A (ja) | 商品搬送装置および自動販売機 | |
JP2001283312A (ja) | 自動販売機の商品搬出装置 | |
JP3468083B2 (ja) | 自動販売機 | |
JPH0816886A (ja) | 硬貨送出装置 | |
JP2774699B2 (ja) | 販売機 | |
US20030089728A1 (en) | Delivery chute system for gravity game | |
JP2001283313A (ja) | 自動販売機の商品搬出装置 | |
JP4301698B2 (ja) | 自動販売機の商品払出装置 | |
KR20180000303U (ko) | 게임용 자동판매기 | |
JPH08315242A (ja) | 物品払出装置 | |
JPH09305852A (ja) | 自動販売機の商品搬送装置 | |
JP2594283B2 (ja) | 自動販売機の商品搬出装置 | |
JP3771612B2 (ja) | 商品収納投出装置 | |
JP7100230B2 (ja) | 遊技機 | |
JPH0810832Y2 (ja) | 自動販売機における商品搬出装置 | |
JP2556632B2 (ja) | パチンコ玉計数機における余り玉返却装置 | |
JPH05174241A (ja) | 自動販売機 | |
JP2023039677A (ja) | 商品収納装置 | |
AU754137B2 (en) | Dispensing unit | |
JPH03189899A (ja) | 自動販売機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080812 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110628 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110824 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110920 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111003 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |