JPH11110535A - 画像処理ネットワークシステムおよびその作業履歴管理方法、並びに、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

画像処理ネットワークシステムおよびその作業履歴管理方法、並びに、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体

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JPH11110535A
JPH11110535A JP28602697A JP28602697A JPH11110535A JP H11110535 A JPH11110535 A JP H11110535A JP 28602697 A JP28602697 A JP 28602697A JP 28602697 A JP28602697 A JP 28602697A JP H11110535 A JPH11110535 A JP H11110535A
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JP
Japan
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job
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image
data
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JP28602697A
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Kazuhiko Ito
和彦 伊藤
Kiyotaka Kasubuchi
清孝 粕渕
Akira Nishimura
晃 西村
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
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    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画像処理装置を含む画像処理ネットワ
ークにおいて、各ジョブの画像材料に関する作業履歴を
管理することのできる技術を提供する。 【解決手段】 画像材料データの作成または修正が可能
な任意の画像処理装置からデータを書き込み可能な共有
記憶手段と、予め指定された特定の画像処理装置のみが
データを書き込み可能な専用記憶手段と、を準備する。
また、ジョブに関する作業履歴が登録された作業履歴デ
ータベースを準備する。共有記憶手段には各ジョブに用
いられる画像材料データと各画像材料データに関する材
料作業履歴とが格納される。画像材料データと材料作業
履歴とは、対応する各ジョブに関係付けられている。材
料作業履歴を共有記憶手段から読み出すときに、その材
料作業履歴とジョブとの関係付けに基づいて、材料作業
履歴がジョブの作業履歴に反映される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の画像処理
装置を含む画像処理ネットワークシステムの技術に関
し、特に、画像処理を含む作業の作業履歴の管理に関す
る。
【0002】
【従来の技術】製版印刷のように多数の画像処理工程を
含む作業は、複数の画像処理装置を含む画像処理ネット
ワークシステム上で実行されることが多い。特に近年で
は、パーソナルコンピュータの進歩に伴って、製版印刷
専用の画像処理装置のみでなく、汎用のパーソナルコン
ピュータが画像処理装置として用いられる。
【0003】画像処理ネットワーク上では、通常、複数
のジョブに関する処理が同時に行われている。ここで、
「ジョブ」とは1まとまりの作業を表す単位である。例
えば印刷製版の分野では、1冊の雑誌や1枚のパンフレ
ットなどを作成する作業が、それぞれ1つの「ジョブ」
に相当する。各ジョブを完成させるためには、絵柄(自
然画像)や線画(イラストや文字)を含む多数の画像材
料が用いられる。同じ画像処理ネットワークにおいて複
数のジョブに関する処理が同時に実行されている場合に
は、各ジョブ毎にその作業履歴を管理することが好まし
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年の画像処
理ネットワークにおいては、種々の画像処理装置がそれ
ぞれ独自のアプリケーションプログラムを用いて画像材
料を処理することがあるので、画像処理ネットワーク全
体として、各ジョブの画像材料に関する作業履歴を管理
するのはかなり困難であるという問題があった。
【0005】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、複数の画像処理
装置を含む画像処理ネットワークにおいて、各ジョブの
画像材料に関する作業履歴を管理することのできる技術
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の画
像処理ネットワークは、前記画像処理ネットワークに接
続された装置のうちで、画像材料データの作成または修
正が可能な任意の画像処理装置からデータを書き込み可
能な共有記憶手段と、前記画像処理ネットワークに接続
された装置のうちで、予め指定された特定の画像処理装
置のみがデータを書き込み可能な専用記憶手段と、画像
処理を含む1まとまりの作業単位であるジョブに関する
作業履歴が登録された作業履歴データベースを有する管
理手段と、を備え、前記共有記憶手段には各ジョブに用
いられる画像材料データと各画像材料データに関する作
業履歴である材料作業履歴とが格納されるとともに、前
記画像材料データと前記材料作業履歴とが、対応する各
ジョブに関係付けられており、前記管理手段は、前記共
有記憶手段から前記材料作業履歴を読み出し、前記材料
作業履歴とジョブとの前記関係付けに基づいて、前記材
料作業履歴をジョブの作業履歴に反映する手段を備える
ことを特徴とする。
【0007】上記システムでは、各画像処理装置は、共
有記憶領域に画像材料データとその材料作業履歴とを任
意に格納していくことができる。材料作業履歴はジョブ
に予め関係付けられているので、管理手段は、この関係
付けに基づいて、材料作業履歴を各ジョブの作業履歴に
反映することができる。従って、ネットワーク上の各画
像処理装置が画像材料に関して様々な画像処理を行うよ
うな場合にも、各ジョブの画像材料に関する作業履歴を
管理することが可能である。
【0008】上記画像処理ネットワークシステムにおい
て、前記管理手段は、前記共有記憶領域に格納されてい
る画像材料データが修正された時に、前記修正に関する
材料作業履歴をジョブの作業履歴に反映する手段を有す
ることが好ましい。
【0009】こうすれば、画像材料データが初めて共有
記憶領域に格納された時のみでなく、共有記憶領域に格
納されていた画像材料データに何らかの修正がされた時
にも、その材料作業履歴をジョブの作業履歴に反映する
ことができる。
【0010】また、上記画像処理ネットワークシステム
において、前記共有記憶手段は、各ジョブの画像材料デ
ータと材料作業履歴とを格納するためにジョブ毎に区分
されたディレクトリを有しており、前記専用記憶手段に
は、各ジョブの内容をそれぞれ示すジョブデータが格納
されているとともに、各ジョブの前記ジョブデータと前
記ディレクトリとが相互に対応付けられており、前記共
有記憶領域に格納されている前記画像材料データおよび
材料作業履歴と各ジョブとの関連付けは、前記画像材料
データおよび材料作業履歴を含むディレクトリと、各ジ
ョブデータとの前記対応付けに基づいて判断されるよう
にすることができる。
【0011】こうすれば、画像材料データやその材料作
業履歴とジョブとを容易に関係付けることができる。
【0012】本発明の方法は、複数の画像処理装置を含
む画像処理ネットワークにおける作業履歴管理方法であ
って、(a)前記画像処理ネットワークに接続された装
置のうちで、画像材料データの作成または修正が可能な
任意の画像処理装置からデータを書き込み可能な共有記
憶手段を準備する工程と、(b)前記画像処理ネットワ
ークに接続された装置のうちで、予め指定された特定の
画像処理装置のみがデータを書き込み可能な専用記憶手
段を準備する工程と、(c)画像処理を含む1まとまり
の作業単位であるジョブに関する作業履歴が登録された
作業履歴データベースを準備する工程と、(d)各ジョ
ブに用いられる画像材料データと各画像材料データに関
する作業履歴である材料作業履歴とを前記共有記憶手段
に格納するとともに、前記画像材料データと前記材料作
業履歴とを対応する各ジョブに関係付ける工程と、
(e)前記共有記憶手段から前記材料作業履歴を読み出
し、前記材料作業履歴とジョブとの前記関係付けに基づ
いて、前記材料作業履歴をジョブの作業履歴に反映する
工程と、を備えることを特徴とする。
【0013】この方法によっても、上記ネットワークシ
ステムと同様に、ネットワーク上の各画像処理装置が画
像材料に関して様々な画像処理を行うような場合にも、
各ジョブの画像材料に関する作業履歴を管理することが
可能である。
【0014】また、本発明による記録媒体は、複数の画
像処理装置と、画像材料データの作成または修正が可能
な任意の画像処理装置からデータを書き込み可能な共有
記憶手段と、予め指定された特定の画像処理装置のみが
データを書き込み可能な専用記憶手段とを備える画像処
理ネットワークにおける作業履歴管理のためのコンピュ
ータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体であって、画像処理を含む1まとまりの作業単
位であるジョブに関する作業履歴が登録された作業履歴
データベースを有する管理機能と、各ジョブに用いられ
る画像材料データと各画像材料データに関する作業履歴
である材料作業履歴とが前記共有記憶領域に格納されて
いるとき、前記画像材料データと前記材料作業履歴とを
対応する各ジョブに関係付ける機能と、前記共有記憶手
段から前記材料作業履歴を読み出し、前記材料作業履歴
とジョブとの前記関係付けに基づいて、前記材料作業履
歴をジョブの作業履歴に反映する機能と、をコンピュー
タに実現させるためのコンピュータプログラムを記録し
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
【0015】このような記録媒体に記録されたコンピュ
ータプログラムがコンピュータによって実行されると、
ネットワーク上の各画像処理装置が画像材料に関して様
々な画像処理を行うような場合にも、各ジョブの画像材
料に関する作業履歴を管理することが可能である。
【0016】
【発明の他の態様】この発明は、以下のような他の態様
も含んでいる。第1の態様は、コンピュータに上記の発
明の各工程または各手段の機能を実現させるコンピュー
タプログラムを通信経路を介して供給するプログラム供
給装置としての態様である。こうした態様では、プログ
ラムをネットワーク上のサーバなどに置き、通信経路を
介して、必要なプログラムをコンピュータにダウンロー
ドし、これを実行することで、上記の各工程や各手段の
機能を実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
A.装置の構成:以下、本発明の実施の形態を実施例に
基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例としての
画像処理ネットワークシステムの構成を示すブロック図
である。この画像処理ネットワークは、編集作業ステー
ション100と、ジョブ監視サーバ200と、2台のパ
ーソナルコンピュータ10,12と、読取スキャナ14
と、画像出力装置16と、を備えている。第1のパーソ
ナルコンピュータ10は例えばMacintosh (アップル社
の商標)であり、第2のパーソナルコンピュータ12は
例えばWindows 95(マイクロソフト社の商標)の下で動
作するコンピュータである。読取スキャナ14は、画像
材料データを読取る装置である。画像出力装置16は、
編集された画像を、画像記録媒体上に記憶する装置であ
る。画像出力装置16としては、感光フィルム上に網点
画像を記録することによって網フィルムを作成する記録
スキャナや、版材料の上に網点画像を直接記録すること
によって印刷版を作成する装置などを使用することがで
きる。これらの各装置10,12,14,16,10
0,200は、互いに接続されて画像処理ネットワーク
を構成している。
【0018】なお、この明細書において「画像処理装
置」とは、特に、画像材料データの作成または修正(加
工)を行うことのできる装置を言う。画像出力装置16
は、与えられた画像データに従って画像を媒体上に記録
するだけであり、また、ジョブ監視サーバ200は、各
ジョブに関する管理情報や作業情報を管理しているだけ
なので、いずれもこの明細書における「画像処理装置」
には相当しない。従って、図1に示されている各種の装
置の中で、「画像処理装置」と呼べるものは、2台のパ
ーソナルコンピュータ10,12と、読取スキャナ14
と、編集作業ステーション100の4つである。
【0019】この画像処理ネットワークでは、印刷物を
作成するための種々の作業を行っており、1つのジョブ
は、種々の画像材料を準備する工程から、1つの印刷物
を完成させる工程までの作業を含んでいる。ここで、
「画像材料」とは、ジョブに用いられる画像を意味して
いる。例えば、1枚の自然画像や、1個のロゴ、1まと
まりの文章等が、それぞれ1つの画像材料として取り扱
われる。なお、ジョブの単位としては、例えば、印刷工
程を含まず、コンピュータを用いた画像処理工程のみを
含むように定義することも可能である。
【0020】編集作業ステーション100は、印刷製版
用の編集作業を行うための専用の画像処理装置である。
この編集作業ステーション100も図示しないCPUや
メインメモリを備えたコンピュータであり、メインメモ
リに格納されたコンピュータプログラムを実行すること
によって、編集処理部110と作業履歴管理部120と
の機能を実現する。これらの各部の機能については後述
する。
【0021】編集作業ステーション100は、さらに、
作業領域130と専用記憶領域140とを含む大容量記
憶装置を備えている。作業領域130は、この画像処理
ネットワーク上のすべての画像処理装置10,12,1
4,100からアクセス可能な共有記憶手段として機能
している。作業領域130には、編集作業ステーション
100以外の他の画像処理装置10,12,14で作成
または修正された画像材料データが格納され、また、各
画像材料データに関する作業履歴を示す材料作業履歴も
格納される。材料作業履歴の内容については後述する。
専用記憶領域140は、編集作業ステーション100の
みがアクセス可能であり、他の画像処理装置10,1
2,14はアクセス不可能な専用記憶手段として機能し
ている。専用記憶領域140には、作業が進行している
各ジョブの内容を表すジョブデータが格納されている。
【0022】編集処理部110は、ジョブデータ作成・
管理部111と、PDL変換部112と、ページ編集部
113と、出力演算部114と、材料編集部115との
機能を有している。ジョブデータ作成・管理部111
は、各ジョブが最初に登録される時に、各ジョブの内容
を示すジョブデータを作成して専用記憶領域140に格
納するとともに、各ジョブの作業の進行とともに、ジョ
ブデータを更新する機能を有する。ジョブデータの内容
については、後述する。PDL変換部112は、ジョブ
データに含まれるページ記述言語データを解釈して、編
集作業ステーション100の内部データの形式に変換す
る機能を有する。なお、ページ記述言語としては、Post
script(アドビ・システムズ社の商標)等を使用するこ
とができる。ページ編集部113は、種々の画像材料を
印刷物の各ページ上にレイアウトすることによって、ジ
ョブの各ページの画像(「1ページ画像」と呼ぶ)を作
成する機能を有する。出力演算部114は、ジョブデー
タで表されている画像をラスタデータに展開して画像出
力装置16に出力するラスタイメージプロセッサ(RI
P)としての機能を有する。材料編集部115は、作業
領域130に格納されている画像材料データを読み出し
て、種々の画像処理(例えば切り抜きや色修正など)を
行う機能を有する。
【0023】作業履歴管理部120は、作業履歴ポーリ
ング部121と、作業履歴抽出部122と、時刻同期部
123との機能を有している。作業履歴ポーリング部1
21は、作業領域130に格納されている材料作業履歴
をポーリングして、作業領域130内に追加されている
新たな材料作業履歴を見いだす機能を有する。作業履歴
抽出部122は、作業履歴ポーリング部121によって
発見された新たな材料作業履歴を作業領域130から抽
出して、ジョブ監視サーバ200に供給する機能を有す
る。時刻同期部123は、編集作業ステーション100
とジョブ監視サーバ200とにおける時刻を一致させ
る。
【0024】ジョブ監視サーバ200は、各ジョブに関
する管理情報や、作業履歴情報を管理するための管理装
置である。ジョブ監視サーバ200も図示しないCPU
やメインメモリを備えたコンピュータであり、メインメ
モリに格納されたコンピュータプログラムを実行するこ
とによって、時刻同期部202と、作業履歴収集部20
4と、管理情報データベース206と、作業履歴データ
ベース208と、データベースアクセス管理部210
と、クライアント管理部212との機能を実現する。時
刻同期部202は、編集作業ステーション100の時刻
同期部123との間で時刻情報を交換することによっ
て、編集作業ステーション100とジョブ監視サーバ2
00とにおける時刻を一致させる。作業履歴収集部20
4は、編集作業ステーション100の作業履歴抽出部1
22から供給された作業履歴を作業履歴データベース2
08に登録する機能を有する。実際には、編集作業ステ
ーション100の作業履歴管理部120は、ジョブ監視
サーバ200のエージェントとして機能している。な
お、ジョブ監視サーバ200と作業履歴管理部120
は、本発明における管理手段に相当する。
【0025】管理情報データベース206は、各ジョブ
毎に、作業担当者(以下では単に「ユーザ」と呼ぶ)を
示すユーザ情報や、作業進行順序(初校、再校、三校と
称される)を示す情報、各ユーザがアクセス可能なデー
タベースの内容を規定するアクセス権情報等の各種の管
理情報を格納している。ユーザとしては、営業、工務
(工程管理者)、デザイナ、製版オペレータ(製版用画
像処理作業者)、刷版オペレータ(印刷版を作成する作
業者)、印刷オペレータ(印刷機を用いて印刷を行う作
業者)等の各種の作業者の名前を登録可能である。
【0026】作業履歴データベース208には、各ジョ
ブの作業履歴(後述する)が登録されている。画像処理
ネットワーク上の各画像処理装置10,12,14,1
00は、クライアントプログラムを実行することによっ
てジョブ監視サーバ200のクライアントとしても機能
し、これらのデータベース206,208の内容にアク
セス可能である。データベースアクセス管理部210
と、クライアント管理部212は、各ユーザがデータベ
ース206,208の内容にアクセスしようとした時
に、そのユーザにアクセスを許容するか否かを決定する
機能を有する。アクセスを許容するか否かは、管理情報
データベース206に登録されているアクセス権情報に
基づいて判断される。
【0027】図1の下部には、第1のパーソナルコンピ
ュータ10がクライアントとして機能している場合の状
態が示されている。このパーソナルコンピュータは、セ
ッション・画面管理部20と、液晶ディスプレイなどの
表示装置22と、キーボードやマウスなどの入力装置2
4とを備えている。セッション・画面管理部20は、管
理情報データベース206や作業履歴データベース20
8の内容にアクセスして各種の情報を表示装置22に表
示したり、入力装置24から入力された情報をクライア
ント管理部212に転送したりする機能を有する。
【0028】なお、図1に示す各部の機能を実現するコ
ンピュータプログラムは、フレキシブルディスクやCD
−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に
記録された形態で提供される。各コンピュータは、その
記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内部
記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、通
信経路を介してコンピュータにコンピュータプログラム
を供給するようにしてもよい。コンピュータプログラム
の各機能を実現する時には、内部記憶装置に格納された
コンピュータプログラムがコンピュータのマイクロプロ
セッサによって実行される。また、記録媒体に記録され
たコンピュータプログラムをコンピュータが読み取って
直接実行するようにしてもよい。
【0029】この明細書において、コンピュータとは、
ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概
念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作す
るハードウェア装置を意味している。また、オペレーシ
ョンシステムが不要でアプリケーションプログラム単独
でハードウェア装置を動作させるような場合には、その
ハードウェア装置自体がコンピュータに相当する。ハー
ドウェア装置は、CPU等のマイクロプロセッサと、記
録媒体に記録されたコンピュータプログラムを読み取る
ための手段とを少なくとも備えている。コンピュータプ
ログラムは、このようなコンピュータに、上述の各手段
の機能を実現させるプログラムコードを含んでいる。な
お、上述の機能の一部は、アプリケーションプログラム
でなく、オペレーションシステムによって実現されてい
ても良い。
【0030】なお、この発明における「記録媒体」とし
ては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気デ
ィスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカー
ド、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピ
ュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)
および外部記憶装置等の、コンピュータが読取り可能な
種々の媒体を利用できる。
【0031】B.実施例における処理内容:図2は、1
つのジョブに関連する画像処理の内容を示す説明図であ
る。このジョブJAでは、まず、図2(a−1),(a
−2)に示す2つの自然画像の画像材料データIM1,
IM2を準備し、次に、図2(b−1),(b−2)に
示すように各画像材料の中の一部を切り抜き、最後に、
切り抜かれた画像材料データIM1’,IM2’を印刷
物の1ページ目と2ページ目にそれぞれ配置することに
よって2ページ分のページデータJA.datを作成する。図
2(a−1),(a−2)における画像材料データIM
1,IM2の読取りは読取スキャナ14によって行わ
れ、図2(b−1),(b−2)における切り抜き処理
はコンピュータ10(または12、または、編集作業ス
テーション100)の切り抜き処理用アプリケーション
プログラムによって行われる。また、図2(c)におけ
る画像編集処理は、編集作業ステーション100によっ
て行われる。
【0032】図3は、実施例における処理の全体手順を
示すフローチャートである。ステップS1では、ジョブ
JAの作業を開始するために、ユーザが編集作業ステー
ション100のジョブデータ作成・管理部111の機能
を用いてジョブデータを作成する。この時、ジョブデー
タ作成・管理部111は、専用記憶領域140内にジョ
ブJAのジョブデータJA.datを作成し、また、作業領域
130内にはジョブJAのディレクトリJAを作成する。
なお、ジョブデータやディレクトリの名称としては、ジ
ョブ名とは無関係な任意の名称を使用することも可能で
ある。また、この明細書において、「ディレクトリ」は
「フォルダ」の同義語として使用されている。
【0033】図4は、作業領域130と専用記憶領域1
40の特徴を示す説明図である。作業領域130には、
複数のジョブJA,JBにそれぞれ対応する複数のディ
レクトリJA,JBが形成される。作業領域130内の各デ
ィレクトリJA,JBには、各画像装置10,12,14,
100(実際にはその編集処理部110)とが、データ
の書き込みを行うことができる。読取スキャナ14以外
の画像処理装置10,12,110は、各ディレクトリ
JA,JBからデータを読み出すことも可能である。一方、
専用記憶領域140は、複数のジョブJA,JBにそれ
ぞれ対応する複数のジョブデータJA.dat,JB.datを格納
している。専用記憶領域140は、パーソナルコンピュ
ータ10,12と読取スキャナ14からはアクセスする
ことはできず、編集処理部110のみがデータを書き込
めるように保護されている。ジョブデータ作成・管理部
111は、図3のステップS1において作業領域130
内のディレクトリJAと専用記憶領域140内のジョブデ
ータJA.datを作成する際に、両者の間にリンクを張る。
このリンクは、一種の双方向ポインタである。この結
果、ディレクトリJAとジョブデータJA.datが互いに関係
付けられる。
【0034】図4に示すように、編集作業ステーション
100の大規模記憶装置を作業領域130と専用記憶領
域140とに分割したのは、主としてジョブデータの保
護のためである。すなわち、専用記憶領域140は、編
集作業ステーション100以外の画像処理装置10,1
2,14からはアクセスできないので、専用記憶領域1
40内のジョブデータが、他の画像処理装置によって勝
手に修正されてしまうのを防止することができる。一
方、作業領域130は、画像処理ネットワーク上の任意
の画像処理装置(画像材料データを作成または修正でき
るもの)からアクセスできるので、各画像処理装置で作
成または修正した画像材料データを、各画像処理装置が
作業領域130内に任意に書き込むことができる。後述
するように、画像材料データが作成または修正された時
には、同じディレクトリ内にその材料作業履歴が格納さ
れる。作業領域130内のディレクトリはジョブデータ
に関係付けられているので、編集作業ステーション10
0以外の画像処理装置で行われた材料作業履歴を、各ジ
ョブに関係付けることが可能である。
【0035】図5は、ジョブデータの作成時に編集作業
ステーション100に表示される画面を示す説明図であ
る。この画面には、以下に説明するような多数のフィー
ルドとボタンとが設けられている。
【0036】(1)ジョブ名フィールド302:ジョブ
名JAが入力されるフィールド。
【0037】(2)ホスト名フィールド304:ジョブ
JAのホストステーションとなる編集作業ステーション
100を選択するためにフィールド。なお、ホストステ
ーションとは、ジョブの編集作業を行う編集作業ステー
ションのことを意味する。図5の画面では、画像処理ネ
ットワーク上に複数の編集作業ステーションが接続され
ている場合を考慮しており、複数の編集作業ステーショ
ンの中からホストステーションを選択できる。ジョブデ
ータJA.datは、ホストステーション内の専用記憶領域1
40内に作成され、また、ディレクトリJAもホストステ
ーション内の作業領域130内に作成される。
【0038】(3)入稿日フィールド306および責了
日フィールド308:ジョブの作業開始日と作業終了予
定日をそれぞれ入力するフィールド。
【0039】(4)受注番号フィールド310:受注番
号を入力するフィールド。
【0040】(5)ユーザ設定フィールド312:デザ
イン、製版オペレータ、刷版オペレータ、印刷オペレー
タ等の作業担当者をそれぞれ選択するためのフィール
ド。
【0041】(6)ジョブ情報フィールド314:顧客
名や、印刷物の名称、校正刷りの発行日(ジョブ情報
5,6)等を入力するためのフィールド。
【0042】(7)進行情報フィールド316:初校、
再校等の工程毎の情報(進行情報1,2)や、進行をチ
ェックすべき日付(進行情報5,6)を入力するための
フィールド。
【0043】(8)ジョブ作成ボタン318:各フィー
ルドに情報を入力した後に、これらの情報を含むジョブ
データJA.datを作成することを指示するためのボタン。
【0044】(9)詳細設定ボタン320:ジョブ情報
や進行情報等についての詳細な情報を表示させるための
ボタン。
【0045】(10)リセットボタン322:フィール
ドに入力したすべての情報をリセットするボタン。
【0046】ジョブデータJA.datは、図5に示す各種の
情報を含むデータとして作成される。また、図2に示す
画像処理がすべて終了した時点では、ジョブデータJA.d
atは、図5に示す情報と、図2(c)に示す画像内容を
示す情報(すなわち画像材料データとそれらのレイアウ
ト等を示すデータ)とを含んでいる。
【0047】図3のステップS2では、読取スキャナ1
4によって図2(a−1),(a−2)に示す2つの画
像材料データIM1,IM2が読取られて、作業領域1
30のディレクトリJA内に書き込まれる。同時に、ステ
ップS3において、画像材料データIM1,IM2の作
業履歴(材料作業履歴)も読取スキャナ14から作業領
域130内のディレクトリJAに転送されて格納される。
【0048】図6は、材料作業履歴の内容を示す説明図
である。図6には、4つの材料作業履歴が示されてい
る。各材料作業履歴は、画像材料データのファイル名
と、作業に用いられたアプリケーション名と、作業の開
始日時および終了時刻と、作業項目とを含んでいる。例
えば、上から1段目と2段目の材料作業履歴は、図2
(a−1),(a−2)に示した2つの画像材料データ
IM1,IM2の読取り作業(スキャニング)に関する
ものである。なお、図6ではファイル名として拡張子を
含む正式な名称が記載されている。画像材料データIM
1,IM2の読取りには、読取り専用の画像処理装置
(図1の読取スキャナ14)が使用されているので、ア
プリケーション名としては、この読取スキャナ14の装
置名「GSCAN」が使用されている。
【0049】図3のステップS4では、画像処理装置1
0が画像材料データIM1,IM2を用いて処理を行
う。例えば、図2(b−1),(b−2)に示したよう
に、画像材料の一部をそれぞれ切り抜く処理が行われ
る。処理済みの画像材料データIM1’,IM2’は、
ディレクトリJAに保存される。切り抜き処理が終了する
と、ステップS5において、各画像材料に関する材料作
業履歴が画像処理装置10から作業領域130内のディ
レクトリJAに転送されて格納される。図6の上から3段
目と4段目の材料作業履歴は、2つの画像材料データI
M1,IM2の切り抜き処理に関するものである。但
し、処理済みの画像材料データのファイル名としては、
処理前のファイル名と同じ名称が使用されている。前述
した図2において処理前後の画像材料に異なる名称(例
えばIM1とIM1’)を用いたのは、単なる便宜のた
めであり、実際には図6に示すように処理前後で同じフ
ァイル名が使用されることが多い。なお、画像材料デー
タIM1,IM2の切り抜き処理のアプリケーション名
としては、画像処理装置10で使用されたアプリケーシ
ョンプログラムの名称「GMASK」が使用されてい
る。
【0050】図6に示すような各材料作業履歴は、画像
材料データの作成や修正(加工)を行った画像処理装置
における通信プログラムによって作業領域130に供給
される。従って、各画像処理装置において新しいアプリ
ケーションプログラムを用いた場合にも、そのアプリケ
ーション名を材料作業履歴に含めて転送することができ
る。このため、編集作業ステーション100は、他の画
像処理装置において、どのようなアプリケーションプロ
グラムが使用されているのかを認識する必要がないとい
う利点がある。なお、編集作業ステーション100に他
の画像処理装置で使用されるアプリケーションプログラ
ムの名称をすべて予め登録しておき、画像材料データに
含まれる何らかの識別情報(例えば拡張子)とアプリケ
ーションプログラムの名称との関係も予め登録しておく
ようにすれば、アプリケーションの名称自体を他の画像
処理装置から作業領域130に転送する必要はない。
【0051】編集作業に用いる画像材料データが揃う
と、図3のステップS6において、編集作業ステーショ
ン100が編集作業を開始する。すなわち、ページ編集
部113(図1)は、切り抜き済みの画像材料データI
M1’,IM2’を作業領域130から専用記憶領域1
40に転送してジョブデータJA.dat内に組み込み、これ
らの画像材料を図2(c)のように印刷物の各ページに
配置する。このような編集作業が終了すると、図3のス
テップS7において、その作業履歴がジョブ作業履歴と
して編集処理部110から作業履歴抽出部122に供給
される。このジョブ作業履歴は、作業履歴抽出部122
(図1)を介してジョブ監視サーバ200に転送され、
作業履歴データベース208に登録される。
【0052】なお、ユーザが編集処理部110の材料編
集部115の機能を用いて、作業領域130内の画像材
料データに関する修正処理を行う場合がある。この場合
には、その材料作業履歴が材料編集部115から作業履
歴抽出部122を介してジョブ監視サーバ200に供給
され、作業履歴データベース208に登録される。
【0053】図7は、画像処理装置がジョブ監視サーバ
200のクライアントとして機能している時に、ジョブ
監視サーバ200から供給されるジョブ作業履歴の表示
画面の一例を示す説明図である。図7には、4つのジョ
ブJA,JB,JC,JDに関するジョブ作業履歴が示
されている。各ジョブ作業履歴は、入稿日と、責了日
と、ジョブ名と、現在進行中の工程(初校、再校等)
と、作業項目毎の進行状況とを含んでいる。また、図7
の画面では、各ジョブの詳細な履歴の表示を指示するた
めの詳細表示ボタン330も配置されている。ジョブ名
の欄には、ホストステーション名(例えば「sel」)
とジョブの名称(例えば「JA」)とがピリオドを挟ん
で並べられている。作業項目毎の進行状況の欄におい
て、斜線が付されている部分は既に終了した作業を示
し、白い部分は未終了の作業を示している。また、編集
の欄には、編集作業の進行度が分数で示されている。例
えば、1番目のジョブJAは、初校のための作業が進行
中であり、その編集作業の2/8が終了している。ま
た、3番目のジョブJCは、初校の作業は終了して再校
の作業に入っているが、再校はスキャンが終了した段階
である。ユーザは、各画像処理装置10,12,14,
100をジョブ監視サーバ200のクライアントとして
用いて、このようなジョブ作業履歴の表示画面の供給を
受けることができる。この結果、各ジョブの作業がどの
程度進行しているかを、容易にチェックすることができ
る。
【0054】なお、図7の「詳細」ボタンを押すと、前
述した図6に示すように、各ジョブに用いられる画像材
料に関する材料作業履歴が表示される。従って、ユーザ
は、各画像材料に関する各作業がどの程度進行している
かを容易にチェックすることが可能である。
【0055】図3のステップS3,S5で作成された材
料作業履歴は、以下の手順に従って作業履歴データベー
ス208に反映される。図8は、作業領域130に格納
されている材料作業履歴を作業履歴データベース208
に登録する処理の手順を示すフローチャートである。ス
テップS11では、作業履歴ポーリング部121(図
1)が、作業領域130内に格納されている材料作業履
歴をポーリングし、前回のポーリング時には無かった新
たな材料作業履歴が存在するか否かを調べる。作業履歴
ポーリング部121が新たな材料作業履歴を見いだす
と、作業履歴抽出部122を介してジョブ監視サーバ2
00にその材料作業履歴が転送される。ところで、前述
した図4に示したように、各ジョブの材料作業履歴は各
ジョブ用のディレクトリに格納されており、各ディレク
トリは各ジョブデータにリンクで関係付けられている。
従って、作業履歴抽出部122は、ディレクトリとジョ
ブデータとの間のリンクを利用して、材料作業履歴に関
係付けられているジョブデータを検出し、材料作業履歴
をジョブに関係付ける。このようしてジョブに関係付け
られた材料作業履歴は、作業履歴抽出部122からジョ
ブ監視サーバ200に供給される。
【0056】図8のステップS12では、作業履歴収集
部204が、転送された材料作業履歴とジョブとの関係
付けに従って、その材料作業履歴を作業履歴データベー
ス208内に登録する。この結果、前述した図6や図7
に示したように、ジョブ毎に分類された作業履歴が作業
履歴データベース208に登録される。従って、各ユー
ザは、作業履歴データベース208から各ジョブの作業
履歴を呼び出して確認することができる。
【0057】以上説明したように、上記実施例では、作
業領域130のディレクトリ内に格納される各材料作業
履歴は、そのディレクトリとジョブデータとのリンクに
応じてジョブに関係付けられている。従って、各材料作
業履歴を、対応するジョブに関する作業履歴として作業
履歴データベース208内に登録することができる。こ
の結果、任意の画像処理装置によって行われた様々な材
料作業履歴を、そのジョブの作業履歴に反映することが
可能である。
【0058】なお、この発明は上記の実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能であり、
例えば次のような変形も可能である。
【0059】(1)作業領域130内のディレクトリ
と、専用記憶領域140内のジョブデータとの間の関係
付けは、リンク(ポインタ)以外の種々の手段を利用し
て実現することができる。例えば、上記実施例のよう
に、ディレクトリ名とジョブデータファイル名とに、共
通する文字列(例えばジョブ名と同じ文字列)を使用す
るようにしてもよい。こうしておけば、作業領域130
内のディレクトリの名称を見るだけで、対応するジョブ
データのファイル名を知ることができるので、両者を関
係付けることができる。あるいは、ディレクトリ名やジ
ョブデータファイル名には任意の名称を付しておき、こ
れらのディレクトリやジョブデータが同じジョブに関す
るものであることを示す情報を、編集処理部110(特
にジョブデータ作成・管理部111)がメモリ(例えば
専用記憶領域140)に登録するようにしておいてもよ
い。
【0060】(2)上記実施例では、作業領域130と
専用記憶領域140とが編集作業ステーション100に
備えられた大規模記憶装置内に設けられているものとし
ていたが、これらの記憶領域130,140は、編集作
業ステーション100とは別個の記憶装置として設置さ
れていてもよい。また、作業領域130と専用記憶領域
140とを、それぞれ独立した記憶装置で実現すること
も可能である。
【0061】(3)上記実施例では、専用記憶領域14
0は1台の編集作業ステーション100からのみアクセ
ス可能であるとしていたが、ネットワーク上の複数台の
特定の画像処理装置(例えば複数の編集作業ステーショ
ン)が、同じ専用記憶領域140にアクセスできるよう
な構成をとることも可能である。この場合にも、特定の
画像処理装置以外の他の画像処理装置は、専用記憶領域
140にアクセスすることができず、特定の画像処理装
置のみがアクセスできるので、上述した実施例と同じよ
うな効果がある。
【0062】(4)上記実施例では、材料作業履歴を作
業履歴データベース208に登録するものとしていた
が、このような登録を行わずに、ジョブ監視サーバ20
0のクライアントからの要求に応じて材料作業履歴を含
むジョブの作業履歴を一時的に生成し、クライアントの
画面上に表示することも可能である。すなわち、材料作
業履歴は、何らかの形でジョブの作業履歴に反映すれば
よく、必ずしも作業履歴データベース208に登録する
必要はない。但し、上記実施例のように、作業履歴デー
タベース208に材料作業履歴を登録するようにすれ
ば、このデータベース208を参照するだけで、各ジョ
ブの作業履歴を直ちに知ることができるという利点があ
る。
【0063】(5)上記実施例において、ハードウェア
によって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置
き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによっ
て実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換え
るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としての画像処理ネットワー
クシステムの構成を示すブロック図。
【図2】1つのジョブに関連する画像処理の内容を示す
説明図。
【図3】実施例における処理の全体手順を示すフローチ
ャート。
【図4】作業領域130と専用記憶領域140の特徴を
示す説明図。
【図5】ジョブデータの作成時に編集作業ステーション
100に表示される画面を示す説明図。
【図6】材料作業履歴の内容を示す説明図。
【図7】画像処理装置がクライアントとしてジョブ監視
サーバ200から供給されるジョブ作業履歴の表示画面
の一例を示す説明図。
【図8】作業領域130に格納されている材料作業履歴
を作業履歴データベース208に登録する処理の手順を
示すフローチャート。
【符号の説明】
10,12…パーソナルコンピュータ(画像処理装置) 14…読取スキャナ(画像処理装置) 16…画像出力装置 20…画面管理部 22…表示装置 24…入力装置 100…編集作業ステーション 110…編集処理部 111…ジョブデータ作成・管理部 112…PDL変換部 113…ページ編集部 114…出力演算部 115…材料編集部 120…作業履歴管理部(管理手段) 121…作業履歴ポーリング部 122…作業履歴抽出部 123…時刻同期部 130…作業領域(共有記憶手段) 140…専用記憶領域(専用記憶手段) 200…ジョブ監視サーバ(管理手段) 202…時刻同期部 204…作業履歴収集部 206…管理情報データベース 208…作業履歴データベース 210…データベースアクセス管理部 212…クライアント管理部 302…ジョブ名フィールド 304…ホスト名フィールド 306…入稿日フィールド 308…責了日フィールド 310…受注番号フィールド 312…ユーザ設定フィールド 314…ジョブ情報フィールド 316…進行情報フィールド 318…ジョブ作成ボタン 320…詳細設定ボタン 322…リセットボタン 330…詳細表示ボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 17/60 G06F 15/21 R (72)発明者 西村 晃 京都府久世郡久御山町佐山新開地304番地 1 大日本スクリーン製造株式会社久御山 事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の画像処理装置を含む画像処理ネッ
    トワークシステムであって、 前記画像処理ネットワークに接続された装置のうちで、
    画像材料データの作成または修正が可能な任意の画像処
    理装置からデータを書き込み可能な共有記憶手段と、 前記画像処理ネットワークに接続された装置のうちで、
    予め指定された特定の画像処理装置のみがデータを書き
    込み可能な専用記憶手段と、 画像処理を含む1まとまりの作業単位であるジョブに関
    する作業履歴が登録された作業履歴データベースを有す
    る管理手段と、を備え、 前記共有記憶手段には各ジョブに用いられる画像材料デ
    ータと各画像材料データに関する作業履歴である材料作
    業履歴とが格納されるとともに、前記画像材料データと
    前記材料作業履歴とが、対応する各ジョブに関係付けら
    れており、 前記管理手段は、前記共有記憶手段から前記材料作業履
    歴を読み出し、前記材料作業履歴とジョブとの前記関係
    付けに基づいて、前記材料作業履歴をジョブの作業履歴
    に反映する手段を備えることを特徴とする画像処理ネッ
    トワークシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理ネットワークシ
    ステムであって、 前記管理手段は、前記共有記憶領域に格納されている画
    像材料データが修正された時に、前記修正に関する材料
    作業履歴をジョブの作業履歴に反映する手段を有する画
    像処理ネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の画像処理ネット
    ワークシステムであって、 前記共有記憶手段は、各ジョブの画像材料データと材料
    作業履歴とを格納するためにジョブ毎に区分されたディ
    レクトリを有しており、 前記専用記憶手段には、各ジョブの内容をそれぞれ示す
    ジョブデータが格納されているとともに、各ジョブの前
    記ジョブデータと前記ディレクトリとが相互に対応付け
    られており、 前記共有記憶領域に格納されている前記画像材料データ
    および材料作業履歴と各ジョブとの関連付けは、前記画
    像材料データおよび材料作業履歴を含むディレクトリ
    と、各ジョブデータとの前記対応付けに基づいて判断さ
    れる、画像処理ネットワークシステム。
  4. 【請求項4】 複数の画像処理装置を含む画像処理ネッ
    トワークにおける作業履歴管理方法であって、 (a)前記画像処理ネットワークに接続された装置のう
    ちで、画像材料データの作成または修正が可能な任意の
    画像処理装置からデータを書き込み可能な共有記憶手段
    を準備する工程と、 (b)前記画像処理ネットワークに接続された装置のう
    ちで、予め指定された特定の画像処理装置のみがデータ
    を書き込み可能な専用記憶手段を準備する工程と、 (c)画像処理を含む1まとまりの作業単位であるジョ
    ブに関する作業履歴が登録された作業履歴データベース
    を準備する工程と、 (d)各ジョブに用いられる画像材料データと各画像材
    料データに関する作業履歴である材料作業履歴とを前記
    共有記憶手段に格納するとともに、前記画像材料データ
    と前記材料作業履歴とを対応する各ジョブに関係付ける
    工程と、 (e)前記共有記憶手段から前記材料作業履歴を読み出
    し、前記材料作業履歴とジョブとの前記関係付けに基づ
    いて、前記材料作業履歴をジョブの作業履歴に反映する
    工程と、を備えることを特徴とする作業履歴管理方法。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の作業履歴管理方法であっ
    て、 前記工程(e)は、前記共有記憶領域に格納されている
    画像材料データが修正された時に、前記修正に関する材
    料作業履歴をジョブの作業履歴に反映する工程を含む、
    作業履歴管理方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の作業履歴管理方
    法であって、 前記共有記憶手段は、各ジョブの画像材料データと材料
    作業履歴とを格納するためにジョブ毎に区分されたディ
    レクトリを有しており、 前記専用記憶手段には、各ジョブの内容をそれぞれ示す
    ジョブデータが格納されているとともに、各ジョブの前
    記ジョブデータと前記ディレクトリとが相互に対応付け
    られており、 前記共有記憶領域に格納されている前記画像材料データ
    および材料作業履歴と各ジョブとの関連付けは、前記画
    像材料データおよび材料作業履歴を含むディレクトリ
    と、各ジョブデータとの前記対応付けに基づいて判断さ
    れる、作業履歴管理方法。
  7. 【請求項7】 複数の画像処理装置と、画像材料データ
    の作成または修正が可能な任意の画像処理装置からデー
    タを書き込み可能な共有記憶手段と、予め指定された特
    定の画像処理装置のみがデータを書き込み可能な専用記
    憶手段とを備える画像処理ネットワークにおける作業履
    歴管理のためのコンピュータプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体であって、 画像処理を含む1まとまりの作業単位であるジョブに関
    する作業履歴が登録された作業履歴データベースを有す
    る管理機能と、 各ジョブに用いられる画像材料データと各画像材料デー
    タに関する作業履歴である材料作業履歴とが前記共有記
    憶領域に格納されているとき、前記画像材料データと前
    記材料作業履歴とを対応する各ジョブに関係付ける機能
    と、 前記共有記憶手段から前記材料作業履歴を読み出し、前
    記材料作業履歴とジョブとの前記関係付けに基づいて、
    前記材料作業履歴をジョブの作業履歴に反映する機能
    と、をコンピュータに実現させるためのコンピュータプ
    ログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
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