JPH11109595A - 画像転写装置のカセットストック装置 - Google Patents
画像転写装置のカセットストック装置Info
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- JPH11109595A JPH11109595A JP28781897A JP28781897A JPH11109595A JP H11109595 A JPH11109595 A JP H11109595A JP 28781897 A JP28781897 A JP 28781897A JP 28781897 A JP28781897 A JP 28781897A JP H11109595 A JPH11109595 A JP H11109595A
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- JP
- Japan
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- image forming
- cassette
- image
- forming body
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像形成体の供給を手作業を介入させること
なく実施できる画像転写装置に好適なカセットストック
装置を提供する。 【解決手段】 カセットストック装置11は、積層部1
1aに、画像形成体を格納したカセット10を積層す
る。この積層部11aにストックされている画像形成体
は、その最下段のものが押出具11cにより押し出さ
れ、画像形成体が抜き取られる。そして、カセット10
が空になる度に積層部11aがカセット一段分づつ下降
され、積層部11aの下部に設けられた空カセット収容
部11dに移動させられる。このように、カセット10
が空になる度に積層部11aを昇降操作してカセット一
段分下降させ、空のカセットを空カセット収容部11d
に移動させると共に、画像形成体を格納しているカセッ
ト10を押出具11cの押出し位置に移動させることに
より、画像形成体を安定的に供給する。
なく実施できる画像転写装置に好適なカセットストック
装置を提供する。 【解決手段】 カセットストック装置11は、積層部1
1aに、画像形成体を格納したカセット10を積層す
る。この積層部11aにストックされている画像形成体
は、その最下段のものが押出具11cにより押し出さ
れ、画像形成体が抜き取られる。そして、カセット10
が空になる度に積層部11aがカセット一段分づつ下降
され、積層部11aの下部に設けられた空カセット収容
部11dに移動させられる。このように、カセット10
が空になる度に積層部11aを昇降操作してカセット一
段分下降させ、空のカセットを空カセット収容部11d
に移動させると共に、画像形成体を格納しているカセッ
ト10を押出具11cの押出し位置に移動させることに
より、画像形成体を安定的に供給する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成体の感光
性層に形成されている画像を画像受容体に転写する画像
転写装置に使用され、画像形成体を連続的に供給するカ
セットストック装置に関する。
性層に形成されている画像を画像受容体に転写する画像
転写装置に使用され、画像形成体を連続的に供給するカ
セットストック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、支持体の一方の面に感光性層を塗
布した画像形成体を画像露光し、ついで感光性層に形成
された画像を、加温下、一般には100℃前後で、紙等
の画像受容体に転写する校正印刷等に適した単色または
多色のプリプレスプルーフが作成されるようになってき
た。画像形成体としては、支持体と、該支持体の一方の
面に形成された感光性層、および保護膜とからなるもの
が使用される。支持体および保護膜はセルロースアセテ
ート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテ
レフタレート等の材料からなる薄いフィルムまたはシー
トが使用される。画像受容体としては、紙、フィルム等
適宜選択された被印刷物が採用される。
布した画像形成体を画像露光し、ついで感光性層に形成
された画像を、加温下、一般には100℃前後で、紙等
の画像受容体に転写する校正印刷等に適した単色または
多色のプリプレスプルーフが作成されるようになってき
た。画像形成体としては、支持体と、該支持体の一方の
面に形成された感光性層、および保護膜とからなるもの
が使用される。支持体および保護膜はセルロースアセテ
ート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテ
レフタレート等の材料からなる薄いフィルムまたはシー
トが使用される。画像受容体としては、紙、フィルム等
適宜選択された被印刷物が採用される。
【0003】上記プリプレスプルーフ等の作成用装置と
して、画像形成体を添着した圧胴と画像受容体を添着し
た転写胴とを、画像形成体の感光性層と画像受容体とを
相対するようにして両胴を接触加圧させ、両胴間のニッ
プにおいて感光性層に形成された画像を画像受容体に転
写する装置が一般に提案されている。多色の印刷物ある
いはプリプレスプルーフを製造するためには、カラー原
稿を色分解し、それぞれの色例えばイエロー、マゼン
タ、シアンおよびブラックの画像露光された画像形成体
を作成し、ついで順次これらの画像形成体の感光性層に
形成された画像を画像受容体に転写することとなる。
して、画像形成体を添着した圧胴と画像受容体を添着し
た転写胴とを、画像形成体の感光性層と画像受容体とを
相対するようにして両胴を接触加圧させ、両胴間のニッ
プにおいて感光性層に形成された画像を画像受容体に転
写する装置が一般に提案されている。多色の印刷物ある
いはプリプレスプルーフを製造するためには、カラー原
稿を色分解し、それぞれの色例えばイエロー、マゼン
タ、シアンおよびブラックの画像露光された画像形成体
を作成し、ついで順次これらの画像形成体の感光性層に
形成された画像を画像受容体に転写することとなる。
【0004】転写胴は、画像形成体から画像受容体への
転写を美麗なものとするために、100℃前後に加温さ
れている。そして、熱伝導あるいは熱放射により、圧胴
あるいは圧胴近辺も加温されているため、画像形成体の
供給を始めとする一連の作業を手作業で行うのは容易で
はなく、可能な限り手作業の介入を最小とすることが望
まれる。
転写を美麗なものとするために、100℃前後に加温さ
れている。そして、熱伝導あるいは熱放射により、圧胴
あるいは圧胴近辺も加温されているため、画像形成体の
供給を始めとする一連の作業を手作業で行うのは容易で
はなく、可能な限り手作業の介入を最小とすることが望
まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の画像
形成体の供給に伴う困難性を解消し、画像形成体の供給
に手作業を介入させることなく、画像形成体を連続的に
供給し、画像形成の工程の自動化に資するカセットスト
ック装置を提供する。
形成体の供給に伴う困難性を解消し、画像形成体の供給
に手作業を介入させることなく、画像形成体を連続的に
供給し、画像形成の工程の自動化に資するカセットスト
ック装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、画像形成体を
添着する圧胴と画像受容体を添着する転写胴とを具備
し、圧胴および転写胴の回転により画像形成体および画
像受容体を圧胴と転写胴との間のニップに導入して該画
像形成体の感光性層に形成されている画像を画像受容体
に転写する画像転写装置に使用され、前記圧胴に送られ
る画像形成体を安定的に供給するための装置であって、
添着する圧胴と画像受容体を添着する転写胴とを具備
し、圧胴および転写胴の回転により画像形成体および画
像受容体を圧胴と転写胴との間のニップに導入して該画
像形成体の感光性層に形成されている画像を画像受容体
に転写する画像転写装置に使用され、前記圧胴に送られ
る画像形成体を安定的に供給するための装置であって、
【0007】画像形成のための着色材を担持する画像形
成体を格納しているカセットを積層する積層部と、この
積層部を昇降させる昇降機と、前記積層部の最下段のカ
セットを押し出す押出具と、画像形成体が取り除かれた
空のカセットを収容する空カセット収容部と、前記押出
具及び前記昇降機の動作をコントロールするコントロー
ラと、を備え、
成体を格納しているカセットを積層する積層部と、この
積層部を昇降させる昇降機と、前記積層部の最下段のカ
セットを押し出す押出具と、画像形成体が取り除かれた
空のカセットを収容する空カセット収容部と、前記押出
具及び前記昇降機の動作をコントロールするコントロー
ラと、を備え、
【0008】前記カセットが空になる度に前記積層部を
昇降操作し、空のカセットを前記空カセット収容部に移
動させると共に、画像形成体を格納しているカセットを
前記押出具の押出し位置に移動させることにより、画像
形成体を安定的に供給することを特徴とするカセットス
トック装置を提供する。
昇降操作し、空のカセットを前記空カセット収容部に移
動させると共に、画像形成体を格納しているカセットを
前記押出具の押出し位置に移動させることにより、画像
形成体を安定的に供給することを特徴とするカセットス
トック装置を提供する。
【0009】本発明は更に、前記昇降操作は、前記カセ
ットが空になる度に前記積層部をカセット一段分下降さ
せるものであることを特徴とする上記記載のカセットス
トック装置を提供する。
ットが空になる度に前記積層部をカセット一段分下降さ
せるものであることを特徴とする上記記載のカセットス
トック装置を提供する。
【0010】更に本発明は、前記カセットは、複数種類
の画像形成体を格納していることを特徴とする上記記載
のカセットストック装置を提供する。
の画像形成体を格納していることを特徴とする上記記載
のカセットストック装置を提供する。
【0011】更に本発明は、上記いずれか記載のカセッ
トストック装置を備える画像転写装置を提供する。
トストック装置を備える画像転写装置を提供する。
【0012】
【発明を実施するための形態】以下、図面を参照しなが
ら、本発明に係る画像転写装置、カセットストック装置
の実施の形態について説明する。
ら、本発明に係る画像転写装置、カセットストック装置
の実施の形態について説明する。
【0013】図1は、本発明に係る画像転写装置の機能
構成を説明するための概略ブロック図である。本発明に
係る画像転写装置は、図1に示されるように、画像形成
体ストック部Aと、受容体ストック部Bと、画像形成部
Cと、保護シート収容部Dと、転写体収容部Eと、搬送
ヘッドF(F1 ,F2 )とを、その要部として備えてい
る。
構成を説明するための概略ブロック図である。本発明に
係る画像転写装置は、図1に示されるように、画像形成
体ストック部Aと、受容体ストック部Bと、画像形成部
Cと、保護シート収容部Dと、転写体収容部Eと、搬送
ヘッドF(F1 ,F2 )とを、その要部として備えてい
る。
【0014】[画像形成体の供給]画像形成体ストック
部Aは、画像形成部Cに搬送される画像形成体を安定的
に供給するカセットストック装置11で構成されている
(図9)。画像形成のための感光性の着色材を担持した
画像形成体(図示せず)は、イエロー、マゼンタ、シア
ンおよびブラックの画像露光された4種類が一組とし
て、カセット10に格納されている。そして、この画像
形成体上のそれぞれの色について形成された画像パター
ンが画像受容体に転写され、一組の画像形成体の転写が
終了した後には、カラー原稿と同一の画像が画像受容体
上に現れることになる。
部Aは、画像形成部Cに搬送される画像形成体を安定的
に供給するカセットストック装置11で構成されている
(図9)。画像形成のための感光性の着色材を担持した
画像形成体(図示せず)は、イエロー、マゼンタ、シア
ンおよびブラックの画像露光された4種類が一組とし
て、カセット10に格納されている。そして、この画像
形成体上のそれぞれの色について形成された画像パター
ンが画像受容体に転写され、一組の画像形成体の転写が
終了した後には、カラー原稿と同一の画像が画像受容体
上に現れることになる。
【0015】カセットストック装置11は、積層部11
aに、画像形成体を格納したカセット10を積層する。
この積層部11aにストックされている画像形成体は、
その最下段のものが押出具11cにより押し出され、押
し出されたカセット10から画像形成体が搬送ヘッドF
(F1 ,F2 )によって一枚づつ抜き取られ、画像形成
部Cに搬送されることとなる。押し出されたカセット1
0の戻しは、押出具11cの押出し方向と逆方向に付勢
する付勢手段を積層部11a内に設けることにより行っ
てもよく、押出具11c自体に戻し手段を設けることに
よって行ってもよい。
aに、画像形成体を格納したカセット10を積層する。
この積層部11aにストックされている画像形成体は、
その最下段のものが押出具11cにより押し出され、押
し出されたカセット10から画像形成体が搬送ヘッドF
(F1 ,F2 )によって一枚づつ抜き取られ、画像形成
部Cに搬送されることとなる。押し出されたカセット1
0の戻しは、押出具11cの押出し方向と逆方向に付勢
する付勢手段を積層部11a内に設けることにより行っ
てもよく、押出具11c自体に戻し手段を設けることに
よって行ってもよい。
【0016】4枚1組の画像形成体が抜き取られると、
カセット10は空になるが、このカセットストック装置
11によれば、カセット10が空になる度に積層部11
aがカセット一段分づつ下降され、積層部11aの下部
に設けられた空カセット収容部11dに移動させられ
る。この装置において、下降動作は昇降機11bによっ
て行われるが、この昇降機11bの動作と押出具11c
の動作が連携するように、コントローラ11eによって
操作制御されている。
カセット10は空になるが、このカセットストック装置
11によれば、カセット10が空になる度に積層部11
aがカセット一段分づつ下降され、積層部11aの下部
に設けられた空カセット収容部11dに移動させられ
る。この装置において、下降動作は昇降機11bによっ
て行われるが、この昇降機11bの動作と押出具11c
の動作が連携するように、コントローラ11eによって
操作制御されている。
【0017】このようにカセットストック装置11は、
カセット10が空になる度に積層部11aを昇降操作し
てカセット一段分下降させ、空のカセットを空カセット
収容部11dに移動させると共に、画像形成体を格納し
ているカセット10を押出具11cの押出し位置に移動
させることにより、画像形成体を安定的に供給する。そ
して、カセットストック装置11から供給された画像形
成体は、図1中に(b)で表す一点鎖線の流れで示され
るように、搬送ヘッドF(F1 ,F2 )により搬送され
て、圧胴21の表面に添着されることとなる。
カセット10が空になる度に積層部11aを昇降操作し
てカセット一段分下降させ、空のカセットを空カセット
収容部11dに移動させると共に、画像形成体を格納し
ているカセット10を押出具11cの押出し位置に移動
させることにより、画像形成体を安定的に供給する。そ
して、カセットストック装置11から供給された画像形
成体は、図1中に(b)で表す一点鎖線の流れで示され
るように、搬送ヘッドF(F1 ,F2 )により搬送され
て、圧胴21の表面に添着されることとなる。
【0018】[画像受容体の供給]転写前の画像受容体
は、受容体ストック部Bにストックされており、図1中
に(a)で表す破線の流れで示されるように、搬送ヘッ
ドF(F1 ,F2 )により受容体ストック部Bから抜き
取られ、搬送されて、転写胴22の表面に添着されるこ
ととなる。
は、受容体ストック部Bにストックされており、図1中
に(a)で表す破線の流れで示されるように、搬送ヘッ
ドF(F1 ,F2 )により受容体ストック部Bから抜き
取られ、搬送されて、転写胴22の表面に添着されるこ
ととなる。
【0019】[転写動作]本装置は、画像形成部Cの圧
胴21および転写胴22の回転により画像形成体および
画像受容体を圧胴21と転写胴22との間のニップに導
入して該画像形成体の感光性層に形成されている画像を
画像受容体に転写する。
胴21および転写胴22の回転により画像形成体および
画像受容体を圧胴21と転写胴22との間のニップに導
入して該画像形成体の感光性層に形成されている画像を
画像受容体に転写する。
【0020】画像形成部Cにおいては、転写胴22の表
面にクランプ26で添着された画像受容体(図示せず)
と圧胴21の表面に添着された画像露光された画像形成
材料(図示せず)を、転写胴および圧胴を矢印方向に回
転して、感光性層に形成されている画像を画像受容体に
圧着して、画像を画像受容体に転写する。転写胴22お
よび圧胴21の中間部の上方には好ましくはトレイ23
が設置される。トレイ23は支点24を中心として転写
胴22側および圧胴21側に傾斜する。トレイ23は、
画像受容体および画像形成材料の載置台として機能し、
画像受容体および画像形成材料の転写胴および圧胴への
添着時に、補助器具として作業の簡便性、容易性を向上
せしめる点で有用である。
面にクランプ26で添着された画像受容体(図示せず)
と圧胴21の表面に添着された画像露光された画像形成
材料(図示せず)を、転写胴および圧胴を矢印方向に回
転して、感光性層に形成されている画像を画像受容体に
圧着して、画像を画像受容体に転写する。転写胴22お
よび圧胴21の中間部の上方には好ましくはトレイ23
が設置される。トレイ23は支点24を中心として転写
胴22側および圧胴21側に傾斜する。トレイ23は、
画像受容体および画像形成材料の載置台として機能し、
画像受容体および画像形成材料の転写胴および圧胴への
添着時に、補助器具として作業の簡便性、容易性を向上
せしめる点で有用である。
【0021】転写胴22は、画像受容体への画像転写を
円滑ならしめるために、転写胴表面がほぼ100℃前後
となるように加温される。転写胴からの熱伝導により、
圧胴とその近辺およびトレイ23も加温される。従っ
て、画像形成材料の手作業による取付は困難であり、こ
れを避けるべく、画像形成材料の取付作業は次のように
自動化されている。画像形成材料をピンバ−28により
位置合わせし、ついで圧胴21を図1に示す矢印方向に
回転して粘着テープにより画像形成材料を固定した後、
しごきローラ−25を圧胴表面側に移行して画像形成材
料を圧胴表面に密接させながら圧胴21をさらに矢印方
法に回転する。これにより画像形成材料のくわえ尻側を
粘着テープにより圧胴表面に固定する。
円滑ならしめるために、転写胴表面がほぼ100℃前後
となるように加温される。転写胴からの熱伝導により、
圧胴とその近辺およびトレイ23も加温される。従っ
て、画像形成材料の手作業による取付は困難であり、こ
れを避けるべく、画像形成材料の取付作業は次のように
自動化されている。画像形成材料をピンバ−28により
位置合わせし、ついで圧胴21を図1に示す矢印方向に
回転して粘着テープにより画像形成材料を固定した後、
しごきローラ−25を圧胴表面側に移行して画像形成材
料を圧胴表面に密接させながら圧胴21をさらに矢印方
法に回転する。これにより画像形成材料のくわえ尻側を
粘着テープにより圧胴表面に固定する。
【0022】なお、画像形成部Cは更に、エアー管29
を備えることが好ましい(図5)。このエアー管29
は、トレイ23上の画像受容体が転写胴22からの熱で
波打ってしまい、クランプ26に挿入しにくくなってい
るものを冷却し、挿入しやすくするためのものであり、
画像受容体を転写胴22の表面にスムーズに添着させる
ために必要となる。
を備えることが好ましい(図5)。このエアー管29
は、トレイ23上の画像受容体が転写胴22からの熱で
波打ってしまい、クランプ26に挿入しにくくなってい
るものを冷却し、挿入しやすくするためのものであり、
画像受容体を転写胴22の表面にスムーズに添着させる
ために必要となる。
【0023】[保護シートの収容]画像形成部Cにおい
て、画像形成体から画像受容体に転写を行うためには、
画像形成体に張り付けられている保護シート(図示せ
ず)を、転写前に予め引き剥がしておく必要がある。こ
の装置において、保護シートの引き剥がしと搬送は、搬
送ヘッドF(F1 ,F2 )が行う。
て、画像形成体から画像受容体に転写を行うためには、
画像形成体に張り付けられている保護シート(図示せ
ず)を、転写前に予め引き剥がしておく必要がある。こ
の装置において、保護シートの引き剥がしと搬送は、搬
送ヘッドF(F1 ,F2 )が行う。
【0024】即ち、画像形成部Cにて転写前に引き剥が
された保護シートは、図1中に(b)からの分岐として
(b1)で表す一点鎖線の流れで示されるように、搬送
ヘッドF(F1 ,F2 )により保護シート収容部Dに搬
送される。
された保護シートは、図1中に(b)からの分岐として
(b1)で表す一点鎖線の流れで示されるように、搬送
ヘッドF(F1 ,F2 )により保護シート収容部Dに搬
送される。
【0025】[転写後の画像形成体及び画像受容体の収
容]転写後の画像形成体は、図1中に(b)からの分岐
として(b2)で表す一点鎖線の流れで示されるよう
に、搬送ヘッドF(F1 ,F2 )により画像形成部Cの
圧胴21から引き剥がされ、搬送されて、転写体収容部
Eの着色シート収容体に収容されることとなる。
容]転写後の画像形成体は、図1中に(b)からの分岐
として(b2)で表す一点鎖線の流れで示されるよう
に、搬送ヘッドF(F1 ,F2 )により画像形成部Cの
圧胴21から引き剥がされ、搬送されて、転写体収容部
Eの着色シート収容体に収容されることとなる。
【0026】一方、転写後の画像受容体は、図1中に
(a)で表す破線の流れで示されるように、搬送ヘッド
F(F1 ,F2 )により画像形成部Cの転写胴22から
引き剥がされ、搬送されて、転写体収容部Eの画像受容
体収容体に収容されることとなる。
(a)で表す破線の流れで示されるように、搬送ヘッド
F(F1 ,F2 )により画像形成部Cの転写胴22から
引き剥がされ、搬送されて、転写体収容部Eの画像受容
体収容体に収容されることとなる。
【0027】[搬送ヘッド]本装置に備えられている搬
送ヘッドF(F1 ,F2 )は、(1)画像受容体ストッ
ク部Bから画像形成部Cへの画像受容体の搬送、(2)
画像形成体ストック部Aから画像形成部Cへの画像形成
体の搬送、(3)画像形成部Cにおける着色シートから
の保護シートの剥離と共に該剥離された保護シートの保
護シート収容部Dへの搬送、(4)転写後の着色シート
及び転写後の画像受容体の転写体収容部Eへの搬送、並
びに、(5)転写後の着色シートの前記転写体収容部E
への搬送、を行う。
送ヘッドF(F1 ,F2 )は、(1)画像受容体ストッ
ク部Bから画像形成部Cへの画像受容体の搬送、(2)
画像形成体ストック部Aから画像形成部Cへの画像形成
体の搬送、(3)画像形成部Cにおける着色シートから
の保護シートの剥離と共に該剥離された保護シートの保
護シート収容部Dへの搬送、(4)転写後の着色シート
及び転写後の画像受容体の転写体収容部Eへの搬送、並
びに、(5)転写後の着色シートの前記転写体収容部E
への搬送、を行う。
【0028】本発明に係る画像形成装置では、搬送ヘッ
ドF(F1 ,F2 )がこれらの動作を円滑に行うことに
より、保護シートの引き剥がし、着色シートから画像受
容体への着色材の転写、転写後の着色シート及び画像受
容体の排出の連続動作の自動化が実現される。
ドF(F1 ,F2 )がこれらの動作を円滑に行うことに
より、保護シートの引き剥がし、着色シートから画像受
容体への着色材の転写、転写後の着色シート及び画像受
容体の排出の連続動作の自動化が実現される。
【0029】図2及び図3は、本発明に係る画像転写装
置に使用するのに好適な搬送ヘッドを示す図である。図
2及び図3に示される搬送ヘッドによれば、上記(1)
から(5)の動作を円滑に行うことができる。
置に使用するのに好適な搬送ヘッドを示す図である。図
2及び図3に示される搬送ヘッドによれば、上記(1)
から(5)の動作を円滑に行うことができる。
【0030】図2及び図3に示されるように、本発明に
係る搬送ヘッドは、画像転写装置に使用される画像形成
体、画像受容体、保護シート及び着色シートを挟み込む
チャック31と、画像形成体、画像受容体、保護シート
及び着色シートを吸着する吸着パット32と、を備え
る。また、図2に示されるように、本発明に係る搬送ヘ
ッドは、画像形成体の縁部分の保護シートの剥離を行う
ために圧胴に設けられた凹部に嵌合する嵌合具34(特
願平7−350465号)を備えている。
係る搬送ヘッドは、画像転写装置に使用される画像形成
体、画像受容体、保護シート及び着色シートを挟み込む
チャック31と、画像形成体、画像受容体、保護シート
及び着色シートを吸着する吸着パット32と、を備え
る。また、図2に示されるように、本発明に係る搬送ヘ
ッドは、画像形成体の縁部分の保護シートの剥離を行う
ために圧胴に設けられた凹部に嵌合する嵌合具34(特
願平7−350465号)を備えている。
【0031】[チャック]本発明に係る搬送ヘッドにお
いて、チャック31は、腕部31aと、この腕部31a
の先端部に設けられ、画像形成体、画像受容体、保護シ
ートもしくは着色シートの端部を挟み込む把持部31b
と、からなる。このようなチャック31は、図2及び図
3に矢印で示されるように、回動軸35を中心に把持部
31bが弧を描くように回動し、吸着パット32に吸着
された画像形成体、画像受容体、保護シートもしくは着
色シートの端部を挟み込む。
いて、チャック31は、腕部31aと、この腕部31a
の先端部に設けられ、画像形成体、画像受容体、保護シ
ートもしくは着色シートの端部を挟み込む把持部31b
と、からなる。このようなチャック31は、図2及び図
3に矢印で示されるように、回動軸35を中心に把持部
31bが弧を描くように回動し、吸着パット32に吸着
された画像形成体、画像受容体、保護シートもしくは着
色シートの端部を挟み込む。
【0032】ここで、吸着パット32は、筒体32aの
部分がその長さ方向に伸縮することができるため、チャ
ック31が挟み込みやすいように吸着パット32の長さ
が調整される。そして、吸着パット32の吸着により適
切な位置にまで持ち上げられた画像形成体、画像受容
体、保護シートもしくは着色シートの端部をチャック3
1が挟み込み、その状態で搬送や引き剥がし動作を行う
ことになる。なお、この実施の形態において、チャック
31の回動軸35は、吸着パット32の支持部材32d
に設けられている。
部分がその長さ方向に伸縮することができるため、チャ
ック31が挟み込みやすいように吸着パット32の長さ
が調整される。そして、吸着パット32の吸着により適
切な位置にまで持ち上げられた画像形成体、画像受容
体、保護シートもしくは着色シートの端部をチャック3
1が挟み込み、その状態で搬送や引き剥がし動作を行う
ことになる。なお、この実施の形態において、チャック
31の回動軸35は、吸着パット32の支持部材32d
に設けられている。
【0033】[吸着パット]吸着パット32は、空気吸
引を行う筒体32aと、この筒体32aの先端部に位置
し、空気の吸引により画像形成体、画像受容体、保護シ
ートもしくは着色シートの吸着を行う吸引口32bと、
を備える。
引を行う筒体32aと、この筒体32aの先端部に位置
し、空気の吸引により画像形成体、画像受容体、保護シ
ートもしくは着色シートの吸着を行う吸引口32bと、
を備える。
【0034】本発明に係る搬送ヘッドにおいては、吸着
パット32の吸引口32bの構造は、次のようなもので
あることが好ましい。即ち、吸着パット32の吸引口3
2bは、図4(A)に示されるように、略球状から空気
吸引口32cの部分が切り欠かれた切り欠き球状であ
り、かつ、この吸引口32cは、吸引口32cの外側の
球状面に対していずれの方向にも摺動可能(図4(B)
及び図4(C)参照)なカバー体32eで覆われてお
り、このカバー体32eは、吸着対象Qの吸着面に当接
する当接部材32gと空気吸引口につながる穴32fと
を具備している。
パット32の吸引口32bの構造は、次のようなもので
あることが好ましい。即ち、吸着パット32の吸引口3
2bは、図4(A)に示されるように、略球状から空気
吸引口32cの部分が切り欠かれた切り欠き球状であ
り、かつ、この吸引口32cは、吸引口32cの外側の
球状面に対していずれの方向にも摺動可能(図4(B)
及び図4(C)参照)なカバー体32eで覆われてお
り、このカバー体32eは、吸着対象Qの吸着面に当接
する当接部材32gと空気吸引口につながる穴32fと
を具備している。
【0035】このような構造を備える吸着パット32に
よれば、図4(B)及び図4(C)に示されるように、
吸着の際には、吸着対象Qの吸着面に当接するようにカ
バー体32eが吸引口32cの上を摺動する。このた
め、かかる構造を備える吸着パット32によれば、方向
自在に、吸着対象Qの吸着面に当接させて空気吸引を行
うことができ、あらゆる方向に対して確実な吸着を行う
ことができる。なお、この吸着パット32の穴32f
は、図4(D)に示されるように、多穴32hであって
もよい。
よれば、図4(B)及び図4(C)に示されるように、
吸着の際には、吸着対象Qの吸着面に当接するようにカ
バー体32eが吸引口32cの上を摺動する。このた
め、かかる構造を備える吸着パット32によれば、方向
自在に、吸着対象Qの吸着面に当接させて空気吸引を行
うことができ、あらゆる方向に対して確実な吸着を行う
ことができる。なお、この吸着パット32の穴32f
は、図4(D)に示されるように、多穴32hであって
もよい。
【0036】[押圧部材]本発明に係る搬送ヘッドは、
トレイ23上に載せられた画像受容体を押圧し、その摩
擦力により当該画像受容体を転写胴22に向かって移動
させる押圧部材36を備えていると好適である。
トレイ23上に載せられた画像受容体を押圧し、その摩
擦力により当該画像受容体を転写胴22に向かって移動
させる押圧部材36を備えていると好適である。
【0037】この実施の形態において、押圧部材36
は、棒体36aと、この棒体36aの先端部に設けられ
る摩擦部材36bと、からなる。摩擦部材36bとは、
例えばゴムのようなものであり、トレイ23上に載せら
れた画像受容体は、図5に示されるように、この摩擦部
材36bとの摩擦によって移動させられる。
は、棒体36aと、この棒体36aの先端部に設けられ
る摩擦部材36bと、からなる。摩擦部材36bとは、
例えばゴムのようなものであり、トレイ23上に載せら
れた画像受容体は、図5に示されるように、この摩擦部
材36bとの摩擦によって移動させられる。
【0038】押圧部材36は、棒体36aがその長さ方
向に伸縮するようにされており、これによって画像受容
体との間の摩擦力が調節される。
向に伸縮するようにされており、これによって画像受容
体との間の摩擦力が調節される。
【0039】[嵌合具]記述したように、本発明が適用
される画像転写装置では、転写の前に画像形成体から保
護シートを引き剥がす必要がある。この保護シートの引
き剥がしにあたっては、それを自動化するためには、最
初にいわゆる「縁切り」という動作を行い、画像形成体
の端部において保護シートと着色シートとを分離させ、
保護シートの端部を機械の手でも容易に把持できるよう
にしておく必要がある。
される画像転写装置では、転写の前に画像形成体から保
護シートを引き剥がす必要がある。この保護シートの引
き剥がしにあたっては、それを自動化するためには、最
初にいわゆる「縁切り」という動作を行い、画像形成体
の端部において保護シートと着色シートとを分離させ、
保護シートの端部を機械の手でも容易に把持できるよう
にしておく必要がある。
【0040】このような動作を行うために、通常は、特
願平7−350465号に記載されているように、圧胴
21は、少なくとも底面に貼着した粘着テープを備えた
凹部が設けられる。そして、この凹部に嵌合する嵌合部
材により画像形成体の端部を当該凹部に嵌入させ、その
後嵌合部材を外すと、着色シートは粘着テープに貼着さ
れる一方で、保護シートは粘着テープに貼着されず、そ
の剛性により凹部内より跳ね上がるので、この部分を摘
み上げるようにすれば、容易に保護シートの引き剥がし
が行えるのである(特願平7−350465号)。
願平7−350465号に記載されているように、圧胴
21は、少なくとも底面に貼着した粘着テープを備えた
凹部が設けられる。そして、この凹部に嵌合する嵌合部
材により画像形成体の端部を当該凹部に嵌入させ、その
後嵌合部材を外すと、着色シートは粘着テープに貼着さ
れる一方で、保護シートは粘着テープに貼着されず、そ
の剛性により凹部内より跳ね上がるので、この部分を摘
み上げるようにすれば、容易に保護シートの引き剥がし
が行えるのである(特願平7−350465号)。
【0041】本発明に係る搬送ヘッドも、縁切り操作の
ための嵌合部材として嵌合具34を備えているが、この
嵌合具34は、特願平7−350465号に記載されて
いるように、圧胴21の半径方向に移動する剥離用ロー
ラー34aを備えるのが好ましい。
ための嵌合部材として嵌合具34を備えているが、この
嵌合具34は、特願平7−350465号に記載されて
いるように、圧胴21の半径方向に移動する剥離用ロー
ラー34aを備えるのが好ましい。
【0042】[搬送ヘッドのその他の構成要素]本発明
に係る搬送ヘッドは、圧胴21に添着される画像形成体
を位置決めするための位置決めピン41を備えると好適
であり、位置決めが正確に行われることにより転写ズレ
が回避される。
に係る搬送ヘッドは、圧胴21に添着される画像形成体
を位置決めするための位置決めピン41を備えると好適
であり、位置決めが正確に行われることにより転写ズレ
が回避される。
【0043】図6に示されるように、本発明に係る搬送
ヘッドは、吸着パット32を複数個備え、これによって
確実に画像形成体等の吸着を行う。複数個の吸着パット
32に対応してチャック31も複数個設けられており、
図7に示されるように、複数個の吸着パット32と複数
個のチャック31は支持部材32dに互い違いに取り付
けられている。
ヘッドは、吸着パット32を複数個備え、これによって
確実に画像形成体等の吸着を行う。複数個の吸着パット
32に対応してチャック31も複数個設けられており、
図7に示されるように、複数個の吸着パット32と複数
個のチャック31は支持部材32dに互い違いに取り付
けられている。
【0044】図3(図6)に示される搬送ヘッドF1 に
は、画像形成体の端部に設けられた孔を、圧胴21に設
けられたピンバー28にはめ込むための固定部材42が
備えられている。一方、図2に示される搬送ヘッドF2
には、縁切り操作をする際に、ピンバー28に固定され
た画像形成体がずれないように押さえ込む押さえ部材4
3が備えられている。
は、画像形成体の端部に設けられた孔を、圧胴21に設
けられたピンバー28にはめ込むための固定部材42が
備えられている。一方、図2に示される搬送ヘッドF2
には、縁切り操作をする際に、ピンバー28に固定され
た画像形成体がずれないように押さえ込む押さえ部材4
3が備えられている。
【0045】なお、ここまでは異なる部材を備える二種
類の搬送ヘッドF1 ,F2 について説明をしてきたが、
本発明に係る搬送ヘッドは、チャック31や吸着パット
32、嵌合具34などの緒部材を適当に組み合わせるこ
とにより、あらゆるバリエーションを構築することがで
きる。例えば、図8に示されるように、ひとつの搬送ヘ
ッドでチャック31、吸着パット32、嵌合具34及び
押圧部材36の全てを備えるようにしてもよい。特に、
図8に示されるチャック31では、把持部31bに方向
特異性がなく、右側からでも左側からでも画像形成体等
の端部を挟み込み、引き剥がしや搬送の操作を行うこと
ができる。
類の搬送ヘッドF1 ,F2 について説明をしてきたが、
本発明に係る搬送ヘッドは、チャック31や吸着パット
32、嵌合具34などの緒部材を適当に組み合わせるこ
とにより、あらゆるバリエーションを構築することがで
きる。例えば、図8に示されるように、ひとつの搬送ヘ
ッドでチャック31、吸着パット32、嵌合具34及び
押圧部材36の全てを備えるようにしてもよい。特に、
図8に示されるチャック31では、把持部31bに方向
特異性がなく、右側からでも左側からでも画像形成体等
の端部を挟み込み、引き剥がしや搬送の操作を行うこと
ができる。
【0046】[搬送ヘッドの動作]本発明に係る搬送ヘ
ッドは、画像転写装置内において、設置後の装置の上下
方向に移動自在である。
ッドは、画像転写装置内において、設置後の装置の上下
方向に移動自在である。
【0047】本実施の形態に係る搬送ヘッドF1 は、嵌
合具34と押さえ部材43とが連携して縁切りを行う。
また、吸着パット32とチャック31の連携により転写
後の着色シートを圧胴21から引き剥がし、収容部Eに
まで搬送する(図1中、一点鎖線(b2)で表す流
れ)。
合具34と押さえ部材43とが連携して縁切りを行う。
また、吸着パット32とチャック31の連携により転写
後の着色シートを圧胴21から引き剥がし、収容部Eに
まで搬送する(図1中、一点鎖線(b2)で表す流
れ)。
【0048】搬送ヘッドF2 は、吸着パット32(32
−2)で画像受容体を吸着し、トレイ23に搬送する。
そして、押圧部材36により画像受容体を、トレイ23
上から転写胴22にまで移動させる(図1中、破線
(a)で表す、受容体ストック部Bから画像形成部Cへ
の流れ)。また、搬送ヘッドF2 は、位置決めピン41
で画像形成体の位置決めをした後、吸着パット32(3
2−1)で画像形成体を吸着し、チャック31で画像形
成体の端部を把持し、圧胴21にまで搬送する(図1
中、一点鎖線(b)で表す流れ)。圧胴21にまで画像
形成体を搬送した後は、固定部材42によって画像形成
体の端部の孔をピンバー28に固定し、画像形成部Cか
ら離れ、代わりに搬送ヘッドF1 が画像形成部Cに移動
してくる。
−2)で画像受容体を吸着し、トレイ23に搬送する。
そして、押圧部材36により画像受容体を、トレイ23
上から転写胴22にまで移動させる(図1中、破線
(a)で表す、受容体ストック部Bから画像形成部Cへ
の流れ)。また、搬送ヘッドF2 は、位置決めピン41
で画像形成体の位置決めをした後、吸着パット32(3
2−1)で画像形成体を吸着し、チャック31で画像形
成体の端部を把持し、圧胴21にまで搬送する(図1
中、一点鎖線(b)で表す流れ)。圧胴21にまで画像
形成体を搬送した後は、固定部材42によって画像形成
体の端部の孔をピンバー28に固定し、画像形成部Cか
ら離れ、代わりに搬送ヘッドF1 が画像形成部Cに移動
してくる。
【0049】搬送ヘッドF2 に代わって画像形成部Cに
移動してきた搬送ヘッドF1 は、上述したようなプロセ
スに従って画像形成体の縁切りを行うが、縁切りを行っ
た後は画像形成部Cを離れる。そして、この搬送ヘッド
F1 に代わって搬送ヘッドF2 が画像形成部Cに移動し
てきて、縁切り操作によって跳ね上がった保護シートの
端部を当該搬送ヘッドF2 のチャック31が把持する。
この状態で圧胴21が回転し、その回転に伴って保護シ
ートが画像形成体から剥離されていくこととなる。
移動してきた搬送ヘッドF1 は、上述したようなプロセ
スに従って画像形成体の縁切りを行うが、縁切りを行っ
た後は画像形成部Cを離れる。そして、この搬送ヘッド
F1 に代わって搬送ヘッドF2 が画像形成部Cに移動し
てきて、縁切り操作によって跳ね上がった保護シートの
端部を当該搬送ヘッドF2 のチャック31が把持する。
この状態で圧胴21が回転し、その回転に伴って保護シ
ートが画像形成体から剥離されていくこととなる。
【0050】保護シートが完全に剥離された後は、搬送
ヘッドF2 によりそのまま保護シート収容部Dに搬送さ
れ、収容される(図1中、一点鎖線(b1)で表す流
れ)。一方、転写後の画像受容体も、搬送ヘッドF2 の
吸着パット32(32−2)が持ち上げた後、チャック
31がその端部を把持し、転写体収容部Eにまで搬送す
る(図1中、一点鎖線(b2)で表す流れ)。
ヘッドF2 によりそのまま保護シート収容部Dに搬送さ
れ、収容される(図1中、一点鎖線(b1)で表す流
れ)。一方、転写後の画像受容体も、搬送ヘッドF2 の
吸着パット32(32−2)が持ち上げた後、チャック
31がその端部を把持し、転写体収容部Eにまで搬送す
る(図1中、一点鎖線(b2)で表す流れ)。
【0051】以上、本実施の形態に係る搬送ヘッドF
1 ,F2 の動作について説明してきたが、この動作はこ
れに限られるものではなく、搬送ヘッドに備えられる吸
着パット等の緒部材を適当に組み合わせて構築されるバ
リエーションに応じて、あらゆる動作を振り分けること
が可能である。
1 ,F2 の動作について説明してきたが、この動作はこ
れに限られるものではなく、搬送ヘッドに備えられる吸
着パット等の緒部材を適当に組み合わせて構築されるバ
リエーションに応じて、あらゆる動作を振り分けること
が可能である。
【図1】 本発明に係る画像転写装置の機能構成を説明
するための概略ブロック図である。
するための概略ブロック図である。
【図2】 本発明に係る搬送ヘッドF1 を示すブロック
図である。
図である。
【図3】 本発明に係る搬送ヘッドF2 を示すブロック
図である。
図である。
【図4】 本発明に係る搬送ヘッドに使用される吸着パ
ットの機能構成を説明するための概略ブロック図であ
る。
ットの機能構成を説明するための概略ブロック図であ
る。
【図5】 本発明に係る画像転写装置に使用されるトレ
イ及びエアー管の動作を説明するための概略ブロック図
である。
イ及びエアー管の動作を説明するための概略ブロック図
である。
【図6】 本発明に係る搬送ヘッドF2 を示す図であ
る。
る。
【図7】 本発明に係る搬送ヘッドのチャックと吸着パ
ットの配列を説明するための概略ブロック図である。
ットの配列を説明するための概略ブロック図である。
【図8】 本発明に係る他の搬送ヘッドの例を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図9】 本発明に係るカセットストック装置を示す図
である。
である。
A 画像形成体ストック部、 B 受容体ストック部、 C 画像形成部、 D 保護シート収容部、 E 転写体収容部、 F(F1 ,F2 ) 搬送ヘッド、 Q 吸着対象、 10 カセット、 11 カセットストック装置、 11a 積層部、 11b 昇降機、 11c 押出具、 11e コントローラ、 11d 空カセット収容部、 21 圧胴、 22 転写胴、 23 トレイ、 24 支点、 26 クランプ、 25 しごきローラ−、 28 ピンバ−、 29 エアー管、 31 チャック、 31a 腕部、 31b 把持部、 32 吸着パット、 32a 筒体、 32b 吸引口、 32c 空気吸引口、 32d 支持部材、 32e カバー体、 32f 穴、 32g 当接部材、 32h 多穴、 34 嵌合具、 34a 剥離用ローラー、 35 回動軸、 36 押圧部材、 36a 棒体、 36b 摩擦部材、 41 位置決めピン、 42 固定部材、 43 押さえ部材
Claims (4)
- 【請求項1】 画像形成体を添着する圧胴と画像受容体
を添着する転写胴とを具備し、圧胴および転写胴の回転
により画像形成体および画像受容体を圧胴と転写胴との
間のニップに導入して該画像形成体の感光性層に形成さ
れている画像を画像受容体に転写する画像転写装置に使
用され、前記圧胴に送られる画像形成体を安定的に供給
するための装置であって、 画像形成のための着色材を担持する画像形成体を格納し
ているカセットを積層する積層部と、この積層部を昇降
させる昇降機と、前記積層部の最下段のカセットを押し
出す押出具と、画像形成体が取り除かれた空のカセット
を収容する空カセット収容部と、前記押出具及び前記昇
降機の動作をコントロールするコントローラと、を備
え、 前記カセットが空になる度に前記積層部を昇降操作し、
空のカセットを前記空カセット収容部に移動させると共
に、画像形成体を格納しているカセットを前記押出具の
押出し位置に移動させることにより、画像形成体を安定
的に供給することを特徴とするカセットストック装置。 - 【請求項2】 前記昇降操作は、前記カセットが空にな
る度に前記積層部をカセット一段分下降させるものであ
ることを特徴とする請求項1記載のカセットストック装
置。 - 【請求項3】 前記カセットは、複数種類の画像形成体
を格納していることを特徴とする請求項1又は2記載の
カセットストック装置。 - 【請求項4】 請求項1から4いずれか記載のカセット
ストック装置を備える画像転写装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28781897A JPH11109595A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 画像転写装置のカセットストック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28781897A JPH11109595A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 画像転写装置のカセットストック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11109595A true JPH11109595A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17722168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28781897A Pending JPH11109595A (ja) | 1997-10-03 | 1997-10-03 | 画像転写装置のカセットストック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11109595A (ja) |
-
1997
- 1997-10-03 JP JP28781897A patent/JPH11109595A/ja active Pending
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