JP3132322B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3132322B2
JP3132322B2 JP07010855A JP1085595A JP3132322B2 JP 3132322 B2 JP3132322 B2 JP 3132322B2 JP 07010855 A JP07010855 A JP 07010855A JP 1085595 A JP1085595 A JP 1085595A JP 3132322 B2 JP3132322 B2 JP 3132322B2
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紀弘 川崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、乾式のインキ
シートとマスクとしてのポジフィルムとを重ねて露光処
理によりインキ層を紫外線硬化し、この後にインキシー
トのインキ層を印刷用紙に転写して校正用の印刷物を作
成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷機を動作して大量の印刷物、例えば
本、広告、写真を印刷する場合には、その実際の印刷動
作に先だって印刷物の校正刷りを行い、色等のチェック
が行われる。
【0003】この印刷物の校正刷りは、次のような行程
で手操作により行われる。この校正刷りには、図11に
示すようにブランケットの取り付けてあるインキシート
用シリンダ(以下、Bシリンダと称する)1及び用紙シ
リンダ(以下、Pシリンダと称する)2を備えた校正用
印刷機(インキプルーフ)を用いる。 (a) 先ず、Pシリンダ2に対して必要な印刷用紙が巻き
付けられる。 (b) 次に、プリンターを用いて図12に示すように例え
ばブラック(BL)版のポジフィルム3とインキシート
4とを重ね合わせて露光処理を行う。なお、ポジフィル
ム3において3aは網点を示している。
【0004】又、インキシート4は、支持シート4aに
インキ層4bを設け、これを保護シート4cにより覆っ
たものである。しかるに、ポジフィルム3をマスクとし
てインキシート4に対して露光が行われ、このとき紫外
線の照射されたインキ層4bの部分が硬化し、照射され
なかったインキ層4bの部分が半液状の状態となる。 (c) 次に、この露光処理されたインキシート4をBシリ
ンダ1に巻き付ける。この場合、インキシート4は、保
護シート4cをBシリンダ1の外周面に接し、支持シー
ト4aを外周側に向けて巻き付ける。
【0005】そして、実際には、Bシリンダ1に両面粘
着テープを貼り付けてインキシート4を巻き付けるが、
両面粘着テープの粘着力が弱くなれば、見当精度も低下
する状態となっている。 (d) 次に、Bシリンダ1に巻き付けられたインキシート
4から支持シート4aを剥離する。この支持シート4a
の剥離は、この支持シート4aの端をシートはぎ取り用
の粘着テープを粘着し、指により剥がしている。 (e) 次に、Bシリンダ1とPシリンダ2とを圧接し互い
に回転することにより、インキシート4における半液状
のインキ層4bが印刷用紙に転写される。 (f) 次に、インキシート4がBシリンダ1から取り外さ
れる。
【0006】これ以降、シアン(C)版、マゼンタ
(M)版、イエロ(Y)版の各ポジフィルム3に対して
各インキシート4が露光処理され、その各インキシート
4のインキ層4bがそれぞれ印刷用紙5に転写される。
この結果、図13に示すように印刷用紙5に対してイエ
ロ、マゼンタ、シアン、ブラックの各インキが重ねら
れ、1枚の校正用の印刷物が排出される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1枚の
校正用印刷物ではなく、複数台の校正用印刷機、複数枚
の校正用印刷物を必要な場合には、上記(a) 〜(f) の手
作業を連続して行うことになり、繁雑な作業となり、か
つ多くの時間が必要となる。
【0008】一方、校正用印刷機において、B及びPシ
リンダ1、2は同一の駆動軸によって駆動するため、こ
れらB及びPシリンダ1、2が同時に各作業を行うこと
は困難となっている。
【0009】例えば、Pシリンダ2に印刷用紙5を巻き
付けているときに、Bシリンダ1にインキシート4を巻
き付けるといった同時処理は困難であり、構造的にみて
も多くの時間が必要となる。
【0010】又、校正刷りを完全自動化した装置がある
が、これは湿式で、現像工程を必要とするものである。
そのうえ、上記乾式の校正用印刷機と比較して、メンテ
ナンスや必要な消耗品の品目等が多く、大変面倒であ
る。
【0011】さらに、印刷用紙5として専門紙を用いた
校正であり、上記乾式の校正用印刷機による印刷物と比
較して色合いが違う。又、完全自動化した装置では、現
像部(室)がその本体内に必要となり、装置本体が大型
となる。
【0012】そこで本発明は、各シリンダに対するイン
キシートや印刷用紙の巻き付けを自動化して校正用の印
刷物を短時間で出力できる画像形成装置を提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、支持
シート上にインキ層を形成しこれを保護シートにより覆
ったインキシートをマスクに重ね合わせて露光処理し、
この後にインキシートから支持シートを剥がし、インキ
層を印刷用紙に転写する画像形成装置において、露光処
理後のインキシートを吸着してマスク上から取り外す吸
着機構と、この吸着機構により取り外されたインキシー
トを受け取り、このインキシートを吸着により外周に装
着するインキシート用シリンダと、このインキシート用
シリンダに装着されたインキシートから支持シートを剥
がすシート剥離機構と、印刷用紙を外周に装着する用紙
シリンダと、インキシート用シリンダと用紙シリンダと
を圧接してインキシートのインキ層を印刷用紙に転写す
る印刷機構とを備えて上記目的を達成しようとする画像
形成装置である。
【0014】請求項2によれば、支持シート上にインキ
層を形成しこれを保護シートにより覆った各色別のイン
キシートを収納する複数のインキシートカセットと、マ
スクを収納するマスクカセットと、このマスクカセット
からマスクを取り出して露光用テーブル上に載置し、こ
の後に各インキシートカセットのうち1つのインキシー
トカセットから所定色のインキシートを取り出して露光
用テーブル上のマスク上に重ねて載置するシート搬送機
構と、これら重ねられたインキシート及びマスクに対し
て露光処理を行う露光手段と、露光処理後のインキシー
トを吸着してマスク上から取り外す取外用吸着機構と、
この取外用吸着機構により取り外されたインキシートを
受け取り、このインキシートを吸着により外周に装着す
るインキシート用シリンダと、このインキシート用シリ
ンダに装着されたインキシートから支持シートを剥がす
シート剥離機構と、印刷用紙を収納する用紙カセット
と、この用紙カセットに収納されている印刷用紙を外周
に装着する用紙シリンダと、インキシート用シリンダと
用紙シリンダとを圧接してインキシートのインキ層を印
刷用紙に転写する印刷機構と、この印刷機構により印刷
された印刷用紙に対して露光処理を行って転送されたイ
ンキ層を固着する後露光手段とを備えて上記目的を達成
しようとする画像形成装置である。
【0015】請求項3によれば、インキシート用シリン
ダは、外周面に複数の吸着孔を形成し、これら吸着孔を
通して真空吸引してインキシートを外周面に装着する画
像形成装置である。
【0016】請求項4によれば、シート剥離機構は、イ
ンキシートから支持シートを吸引して剥がす剥離用吸着
機構と、この剥離用吸着機構により剥がれた支持シート
を把持し、かつインキシート用シリンダの外周面に沿っ
て回転しながら支持シートを巻き取る巻取機構と備えた
画像形成装置である。
【0017】請求項5によれば、印刷機構を動作制御し
てインキシート用シリンダと用紙シリンダとを圧接して
インキシートのインキ層を印刷用紙に転写し、これと同
時に、シート搬送機構及び露光手段を動作制御してマス
クカセットからマスクを取り出して露光用テーブル上に
載置し、次に各インキシートカセットのうちマスクに対
応する1つのインキシートカセットから1のインキシ
ートを取り出して露光用テーブル上のマスク上に重ね、
これらインキシート及びマスクに対して露光処理を行う
制御手段を備えた画像形成装置である。
【0018】
【作用】請求項1によれば、インキシートをマスクに重
ね合わせて露光処理し、この後のインキシートを吸着機
構によりマスク上から取り外し、この取り外されたイン
キシートを吸着によりインキシート用シリンダの外周に
装着する。そして、この装着されたインキシートから支
持シートをシート剥離機構により剥がす。この後、イン
キシートの装着されたインキシート用シリンダと印刷用
紙の装着された用紙シリンダとを圧接してインキシート
のインキ層を印刷用紙に転写する。これにより、各シリ
ンダに対するインキシートや印刷用紙の巻き付けが自動
化され校正用の印刷物が短時間で出力される。
【0019】請求項2によれば、シート搬送機構によっ
て、マスクカセットからマスクを取り出して露光用テー
ブル上に載置し、次にインキシートカセットから所定色
のインキシートを取り出してマスク上に重ねて載置し、
これらインキシート及びマスクに対して露光処理を行
う。この後、インキシートを吸着機構によりマスク上か
ら取り外し、この取り外されたインキシートを吸着によ
りインキシート用シリンダの外周に装着する。そして、
この装着されたインキシートから支持シートをシート剥
離機構により剥がす。この後、インキシートの装着され
たインキシート用シリンダと印刷用紙の装着された用紙
シリンダとを圧接してインキシートのインキ層を印刷用
紙に転写する。そして、この印刷された印刷用紙に対し
て後露光処理を行って転送されたインキ層を固着する。
【0020】請求項3によれば、インキシート用シリン
ダは、吸着孔から真空吸引を行ってインキシートを装着
することにより、インキシートはシリンダに確実に装着
された状態となる。
【0021】請求項4によれば、インキシートから支持
シートを剥がす場合、剥離用吸着機構により支持シート
を吸引して剥がし、この剥がれた支持シートを巻取機構
により把持し、かつこの巻取機構がインキシート用シリ
ンダの外周面に沿って回転しながら支持シートを巻き取
ることにより行われる。
【0022】請求項5によれば、制御手段により印刷機
構を動作制御してインキシート用シリンダと用紙シリン
ダとを圧接してインキシートのインキ層を印刷用紙に転
写し、これと同時に、シート搬送機構及び露光手段を動
作制御してマスクカセットからマスクを取り出して露光
用テーブル上に載置し、次に各インキシートカセットの
うちマスクに対応する1つのインキシートカセットから
1枚のインキシートを取り出して露光用テーブル上のマ
スク上に重ね、これらインキシート及びマスクに対して
露光処理を行う。
【0023】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は画像形成装置の構成図である。装
置本体10には、4色つまりY、M、C、BK用の各イ
ンキシートカセット11〜14が上下方向に収納されて
いる。これらインキシートカセット11〜14は、それ
ぞれ矢印(イ)方向に示す如く装置本体1の内部に向か
って挿入し、かつ矢印(ロ)方向に示す如く装置本体1
の外部に取り出し自在に収納されている。
【0024】これらインキシートカセット11〜14に
は、それぞれ各カセット11〜14別にY、M、C、B
Kの各インキ層のインキシート4が収納されている。こ
れらインキシートカセット11〜14の下方には、ポジ
カセット15が収納されている。このポジカセット15
は、各インキシートカセット11〜14と同様に、矢印
(イ)方向に示す如く装置本体1の内部に向かって挿入
し、かつ矢印(ロ)方向に示す如く装置本体1の外部に
取り出し自在に収納されている。
【0025】このポジカセット15には、マスクとして
のポジフィルムが収納されている。なお、ポジフィルム
は、Y、M、C、BKの各版が校正刷りの順序に従って
重ねて収納されており、例えば下方から上方に向かって
BK、C、M、Yの版の順に重ねられている。
【0026】これらインキシートカセット11〜14及
びポジカセット15が装置本体1の内部に挿入され位置
決めされたところの上方には、シート搬送機構としての
ロボットハンド16が待機状態にある。
【0027】このロボットハンド16は、下面に複数の
吸着孔が形成されるとともに、両端側にそれぞれ排出用
吸着機構17、取外用吸着機構18を備え、かつ矢印
(ハ)方向に昇降自在に設けられている。
【0028】又、排出用吸着機構17及び取外用吸着機
構18は、それぞれ図示矢印方向に回動自在に設けられ
ている。このロボットハンド16は、位置決めされたイ
ンキシートカセット11〜14又はポジカセット15か
らインキシート4又はポジフィルムを吸着して取り出
し、これらインキシート4又はポジフィルムを露光手段
を形成するガラス板19上に載置する機能を有してい
る。
【0029】このガラス板19の下方には露光部20が
設けられており、この露光部20には紫外光(UV光)
を放射する光源やその電源等が設けられている。なお、
ガラス板19の一端側には、ポジ一時保存トレイ21及
びポジ排出トレイ22が設けられている。
【0030】一方、露光手段に近接してBシリンダ30
が設けられ、その斜め下方にはPシリンダ31が設けら
れている。これらBシリンダ30及びPシリンダ31に
は、複数の吸着孔が形成され、これら吸着孔を通して真
空吸引する構造となっている。このうちBシリンダ30
は、図2(b) に示すようにシリンダの長手方向に沿って
2列で複数の吸着孔32が形成されている。
【0031】又、このBシリンダ30には、シート剥離
機構40が設けられている。このシート剥離機構40
は、Bシリンダ30に装着されたインキシート4から支
持シート4aを剥がす機能を有するもので、剥離用吸着
機構41及び巻取機構42から構成されている。
【0032】このうち剥離用吸着機構41は、Bシリン
ダ30の長手方向の長さとほぼ等しい長さの板状に形成
され、その先端41に吸着口が形成されている。そし
て、この剥離用吸着機構41は、xy軸方向に移動自在
でかつ軸41bを中心に回動自在(矢印ヘ方向)に設け
られている。
【0033】巻取機構42は、剥離用吸着機構41によ
り剥がれた支持シート4aを把持し、かつBシリンダ3
0の外周面に沿って回転(矢印ホ方向)しながら支持シ
ート4aを巻き取る機能を有している。
【0034】すなわち、図3は巻取機構42の構成図で
ある。回転アーム42aは、Bシリンダ30の回転軸と
同軸上に回転するもので、Bシリンダ30の両端側にそ
れぞれ設けられている。
【0035】これら回転アーム42aの先端部には、回
転把持機構42bが設けられている。この回転把持機構
42bは、各回転アーム42a間を連結しかつ各回転ア
ーム42aの先端部を軸として回転自在(矢印ホ方向)
に設けられた回転板42cと、各回転アーム42aの先
端部においてそれぞれ回転板42cに対して把持動作自
在に設けられた各把持板42d、42eとから構成され
ている。
【0036】これら回転アーム42aの回転(矢印ニ方
向)と回転把持機構42bの回転(矢印ホ方向)とは、
連動するようにベルト等により連結されている。一方、
剥離判定部50は、剥離用吸着機構41による支持シー
ト4aの剥離を判定する機能を有している。
【0037】具体的に剥離判定部50は、剥離用吸着機
構41及びBシリンダ30の各真空圧を測定し、これら
真空圧が一定であれば支持シート4aの剥離と判定し、
かつBシリンダ30の真空圧が低下すれば支持シート4
aが剥離せずにBシリンダから離れたことを認識し、逆
に剥離用吸着機構41の真空圧が低下すれば支持シート
4aが剥離しなかったことを認識する機能を有してい
る。
【0038】なお、Bシリンダ30の下方には、インキ
シート排出トレイ51が設けられている。印刷機構52
は、Bシリンダ30とPシリンダ31とを所定の圧力で
圧接し、この状態でこれらBシリンダ30及びPシリン
ダ31をそれぞれ回転駆動し、インキシート4のインキ
層4aを印刷用紙5に転写する機能を有している。
【0039】用紙カセット53a〜53gは、それぞれ
校正刷りを行うための印刷用紙5をそれぞれ収納してい
る。この印刷用紙5は、校正刷りに必要な各種用紙、例
えば専用紙、本紙、上質紙、アート紙、再生紙、コート
紙、ミラーコート紙、マット紙、再生コート紙がそれぞ
れカセット別に収納されている。
【0040】これら用紙カセット53a〜53gの用紙
送出口側には、用紙取出し爪54が昇降自在に設けられ
ている。この用紙取出し爪54は、各用紙カセット53
a〜53gの用紙送出口に位置決めして停止し、カセッ
トから印刷用紙5を1枚づつ取り出すものとなってい
る。この用紙取出し爪54には、印刷用紙5をPシリン
ダ31に導く当板55が設けられている。
【0041】Pシリンダ31の下方には用紙排出トレイ
56が設けられ、その上方に後露光部57が配置されて
いる。この後露光部57は、紫外光(UV光)を放射す
る光源やその電源等を備えている。
【0042】一方、吸引機構58は、排出用吸着機構1
7や取外用吸着機構18、Bシリンダ30、Pシリンダ
31、剥離用吸着機構41に連通し、それぞれに対して
真空引きする機能を有している。
【0043】制御部59は、図4及び図5に示す校正刷
りプログラムのフローチャートに従って各カセット11
〜15、ロボットハンド16、露光部20及び印刷機構
52などに指令を発して校正刷りの一連の動作を制御す
る機能を有している。
【0044】特にこの制御部59は、印刷機構52を動
作制御してBシリンダ30とPシリンダ31とを圧接し
てインキシート4のインキ層4bを印刷用紙5に転写
し、これと同時にロボットハンド16及び露光部20を
動作制御してマスクカセット15からポジフィルムを取
り出してガラス板19上に載置し、各インキシートカセ
ット11〜14から所定色のインキシート4を取り出し
てガラス板19上のポジフィルム上に重ね、これらイン
キシート4及びポジフィルムに対して露光処理を行う機
能を有している。
【0045】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。各インキシートカセット11〜14は、
装置本体10の外部の矢印(ロ)方向に引き出され、そ
れぞれのカセット11〜14別にY、M、C、BKの各
インキシート4が収納される。
【0046】又、ポジカセット15は、同様に装置本体
10の外部に引き出され、下方からBK版、C版、M
版、Y版の順に各ポジフィルムが重ねられてい収納され
る。一方、各用紙カセット53a〜53gには、それぞ
れ校正刷りを行うための印刷用紙5、例えば専用紙、本
紙、上質紙、アート紙、再生紙、コート紙、ミラーコー
ト紙、マット紙、再生コート紙がそれぞれカセット別に
収納される。
【0047】これらインキシート4、ポジフィルム及び
印刷用紙5の収納準備が終了し、校正刷りの指令が制御
部59に入力すると、制御部59は図4及び図5に示す
フローチャートに従って各指令を発して校正すりの制御
を実行する。
【0048】制御部59は、ステップ#1においてポジ
フィルム3をガラス板19上に載置動作制御する。すな
わち、ポジカセット15は、矢印(イ)方向に移動し、
ロボットハンド16の下方の所定位置に位置決めされ
る。
【0049】次にロボットハンド16は、下面の複数の
吸引孔から真空引きを行いながら矢印(ハ)方向の下降
し、ポジカセット15の収納されている最も上に重ねら
れたY版のポジフィルム3を吸着し、上昇する。このと
き、ポジカセット15は、元の位置に戻る。
【0050】次にロボットハンド16は、再び下降し、
ガラス板19の位置に達したところで停止し、ポジフィ
ルムの吸着を停止する。これにより、ポジフィルム3
は、図6に示すようにガラス板19上に載置される。こ
の後、ロボットハンド16は、上昇して待機状態とな
る。
【0051】次に制御部59は、ステップ#2に移りY
色のインキシート4をポジフィルム上に載置動作制御す
る。すなわち、インキシートカセット11は、矢印
(イ)方向に移動し、ロボットハンド16の下方の所定
位置に位置決め、続いてロボットハンド16は、複数の
吸引孔から真空引きを行いながら下降し、インキシート
カセット11の収納されているY色のインキシート4を
吸着し、上昇する。このとき、インキシートカセット1
1は、元の位置に戻る。
【0052】次にロボットハンド16は、再び下降し、
ガラス板19の位置に達したところで停止し、Y色のイ
ンキシート4の吸着を停止する。これにより、Y色のイ
ンキシート4は、図6に示すように先に載置されたポジ
フィルム3上に重ねて載置される。この後、ロボットハ
ンド16は、上昇して待機状態となる。
【0053】これらポジフィルム3及びインキシート4
の重ねられた状態は、ポジフィルム3の形状よりもイン
キシート4の形状の方が大きいことから図7に示すよう
にポジフィルム3上にインキシート4が覆い被さるよう
に重ねられ、かつインキシート4はガラス板19上に設
けられた各ピン19aに嵌められて固定される。
【0054】次に制御部59は、ステップ#3において
ポジフィルム3及びインキシート4の載置が終了したか
を判断して次のステップ#4の露光処理に移る。露光部
20からUV光が放射されると、このUV光は、ガラス
板19を透過してポジフィルム3及びインキシート4に
照射される。このとき、インキシート4は、ポジフィル
ム3をマスクとして露光される。
【0055】すなわち、インキシート4のインキ層4b
は、ポジフィルム3を通過したUV光の照射により硬化
し、網点3a部分でUV光の影となった部分が半液状と
なる。
【0056】次に制御部59は、ステップ#5に移りイ
ンキシート4の取り出しが行われる。すなわち、ロボッ
トハンド16は、取外用吸着機構18の吸着孔を下方に
向けた状態で下降し、この取外用吸着機構18が図8に
示すようにインキシート4に接触するところで下降停止
する。
【0057】この取外用吸着機構18は、その真空引き
によりインキシート4の端部を吸着し、この吸着を保っ
た状態で矢印(ヘ)方向、つまりBシリンダ30の方向
に回動する。なお、排出用吸着機構17は、真空引きに
よりポジフィルム3の端部を吸着し、この吸着を保った
状態で回動し、ポジフィルム3をポジ排出トレイ22か
ら排出する。
【0058】次に制御部59は、ステップ#6に移って
Bシリンダ30にインキシート4を装着する。すなわ
ち、Pシリンダ30は、図9に示すように複数の吸着孔
32を通して真空引き状態にあり、これら吸着孔32が
取外用吸着機構18の回動軌道上に位置決めされてい
る。
【0059】上記取外用吸着機構18の回動によりイン
キシート4がPシリンダ30の吸着孔32に達すると、
インキシート4は、Bシリンダ30の各吸着口30に吸
着され、Bシリンダ30に渡される。
【0060】この後、Bシリンダ30は、印刷機構52
の駆動により回転するので、この回転に伴ってBシリン
ダ30の外周面にインキシート4が装着される。このと
き、Bシリンダ30に対するインキシート4の装着は、
図10に示すようにBシリンダ30の外周面に保護シー
ト4cが接触し、支持シート4aが外側となる。
【0061】一方、このインキシート4の装着と同時
に、ステップ#7において印刷用紙5がPシリンダ31
に装着される。すなわち、用紙取出し爪54は、校正刷
りに必要とする印刷用紙5、例えば専用紙の収納されて
いる用紙カセット53aの用紙送出口に移動し、このカ
セット53aから専用紙を1枚取り出す。
【0062】この専用紙の印刷用紙5は、導く当板55
を通ってPシリンダ31に送られる。このときPシリン
ダ31は、複数の吸着孔を通して真空引き状態にあり、
印刷用紙5を受けてこれを吸着する。そして、Pシリン
ダ31は、印刷機構52の駆動により回転し、印刷用紙
5をその外周面に装着する。
【0063】次に制御部59は、ステップ#8に移って
インキシート4の支持シート4aを剥離する。すなわ
ち、図5に示すステップ#81において剥離吸着機構4
1は、図2(a)に示すようにxy軸方向に移動するとと
もに軸41bを中心として回動し、Bシリンダ30に装
着されたインキシート4の端部に位置決めされる。
【0064】この剥離吸着機構41は、ステップ#82
に移って真空引き状態となり、インキシート4の端部に
接触して支持シート4aを吸着し、続いてy軸方向に下
降して支持シート4aを剥離する。なお、図2(a) は支
持シート4aを剥離した状態を示す。
【0065】次に剥離判定部50は、ステップ#83に
おいて、剥離用吸着機構41及びBシリンダ30の各真
空圧を測定し、次のステップ#84に移ってこれら真空
圧が一定であれば支持シート4aの剥離と判定する。
【0066】又、剥離判定部50は、Bシリンダ30の
真空圧が低下すれば支持シート4aが剥離せずにBシリ
ンダから離れたことを認識し、逆に剥離用吸着機構41
の真空圧が低下すれば支持シート4aが剥離しなかった
ことを認識する。
【0067】なお、支持シート4aが剥離しなければ、
再びステップ#81に戻って剥離吸着機構41が位置決
めされ、支持シート4aの剥離動作が行われる。次に回
転把持機構42bは、次のステップ#85において支持
シート4aを把持し、次のステップ#86において支持
シート4aを巻き取る。
【0068】すなわち、回転把持機構42bの各回転ア
ーム42aは、回転し、図2(a) に示すように支持シー
ト4aとインキ層4bとの剥離部分の近傍に配置され
る。このとき、図3に示すように回転板42cと各把持
板42d、42eと間に支持シート4aが配置されるの
で、これら把持板42d、42eが回転板42cに向か
って回動することにより、支持シート4aは回転板42
cと各把持板42d、42eとの間に把持される。
【0069】続いて、回転アーム42aは矢印(ニ)方
向に回転するとともに、この回転アーム42aの回転に
応動して回転把持機構42bは矢印(ホ)方向に回転す
る。すなわち、回転把持機構42bの回転により支持シ
ート4bは、剥離されながら巻き取られ、これがBシリ
ンダ30の外周を1周することによりインキシート4か
ら支持シート4bが完全に剥離される。
【0070】これにより、Bシリンダ30には、支持シ
ート4bが剥離され、インキ層4bが現れたインキシー
ト4が装着された状態となる。次に制御部59は、図4
に示すステップ#9に移り印刷動作を行い、これと同時
にステップ#10において次の色版、例えばM版のポジ
フィルム3を用いた露光処理を行う。
【0071】すなわち、ステップ#9において、印刷機
構52は、Bシリンダ30とPシリンダ31とを所定の
圧力で圧接し、この状態でBシリンダ30及びPシリン
ダ31をそれぞれ回転駆動し、インキシート4における
半液状のY色の半液状のインキ層4aを印刷用紙5に転
写する。
【0072】このY色のインキ層4aの転写が終了する
と、Bシリンダ30とPシリンダ31とは離れる。次に
制御部59は、ステップ#11に移り各色の印刷、つま
りY、M、C、BKの全ての版の印刷が終了したかを判
断し、この場合Y版の印刷が終了しただけなので再びス
テップ#1に戻る。
【0073】一方、この印刷動作と同時に、制御部59
は、ステップ#10において各色の版のポジフィルム3
を用いた露光処理が終了したかを判断し、この時点では
Y版のポジフィルム3のみが終了しただけなので、再び
ステップ#1に戻る。
【0074】すなわち、印刷動作と同時に、ポジカセッ
ト15は、ロボットハンド16の下方の所定位置に位置
決めさ、続いてロボットハンド16は、複数の吸引孔か
ら真空引きを行いながら下降し、ポジカセット15の収
納されている最も上に重ねられたM版のポジフィルム3
を吸着し、上昇する。
【0075】次にロボットハンド16は、再び下降し、
ガラス板19の位置に達したところで停止し、M版のポ
ジフィルムの吸着を停止し、M版のポジフィルム3をガ
ラス板19上に載置する。
【0076】次に、インキシートカセット11は、ロボ
ットハンド16の下方の所定位置に位置決めされ、続い
てロボットハンド16は、複数の吸引孔から真空引きを
行いながら下降し、インキシートカセット11の収納さ
れているM色のインキシート4を吸着し、上昇する。こ
のとき、インキシートカセット11は、元の位置に戻
る。
【0077】次にロボットハンド16は、再び下降し、
ガラス板19の位置に達したところで停止し、M色のイ
ンキシート4の吸着を停止する。これにより、Y色のイ
ンキシート4は、先に載置されたM版のポジフィルム3
上に重ねて載置される。
【0078】次に、露光部20からUV光が放射され、
これにより、インキシート4のインキ層4bは、M版の
ポジフィルム3を通過したUV光の照射により硬化し、
網点3a部分でUV光の影となった部分が半液状とな
る。
【0079】この後、制御部59は、M色のインキシー
ト4を取り出してBシリンダ30に渡し、このM色のイ
ンキシート4をBシリンダ30に装着する。なお、この
ときPシリンダ31には、校正刷りの終了してない印刷
用紙5、つまりY色のインキ層4bしか転写していない
印刷用紙5が既に装着されているので、Pシリンダ31
に対する印刷用紙5の装着は行わない。
【0080】そうして、Bシリンダ31に対するM色の
インキシート4の装着が終了すると、上記同様に支持シ
ート4aの剥離が行われ、この後に、Bシリンダ30と
Pシリンダ31とが所定の圧力で圧接され、この状態で
Bシリンダ30及びPシリンダ31がそれぞれ回転駆動
されて、半液状のM色のインキ層4aが印刷用紙5に転
写される。
【0081】これ以降、C版、BK版の各ポジフィルム
3及びC色、BK色の各インキシート4が順次各カセッ
ト13、14及びカセット15から取り出されてガラス
板19上に重ねられ、それぞれに対して露光処理が行わ
れる。
【0082】そして、C色、BK色の各インキシート4
が順次Bシリンダ30に装着され、その支持シート4a
が剥離され、印刷用紙5に対するインキ層4bの転写が
行われる。
【0083】なお、C色のインキ層4bの印刷用紙5に
対する転写と同時に、BK版のポジフィルムのインキシ
ート4に対する露光処理が行われるのは上記の通りであ
る。このようにして全ての色の印刷、つまりY、M、
C、BKの全ての版の印刷が終了すると制御部59は、
ステップ#12に移りPシリンダ31の真空引きを停止
する。
【0084】この状態に、Pシリンダ31が回転する
と、印刷用紙5はPシリンダ31から離れ、用紙排出ト
レイ56により装置本体1の外部に排出される。このと
き、制御部59は、ステップ#13において後露光部5
7からUV光を放射させる。
【0085】すなわち、印刷用紙5が、用紙排出トレイ
56上に流れるとき、UV光の照射を受けるので、印刷
用紙5に転写されたY、M、C、BKのインキは硬化す
る。この結果、1枚の校正刷りが得られる。
【0086】このように上記一実施例においては、露光
処理後、インキシート4を取外用吸着機構18により取
り外し、このインキシート4を吸着によりBシリンダ3
0の外周に装着し、このインキシート4から支持シート
4aをシート剥離機構40により剥がし、この後、Bシ
リンダ30とPシリンダ31とを圧接してインキシート
4のインキ層4bを印刷用紙5に転写するので、B及び
Pシリンダ30、31に対するインキシート4や印刷用
紙5の巻き付けを自動化できて校正刷り短時間で出力で
きる。
【0087】この場合、B及びPシリンダ30、31
は、複数の吸着孔からの真空吸引によりインキシート4
や印刷用紙5を装着するので、インキシート4や印刷用
紙5はB及びPシリンダ30、31に確実に装着された
状態を維持でき、高い見当精度を保って校正刷りができ
る。
【0088】又、インキシート4の支持シート4aは、
シート剥離機構40によりインキシート4から支持シー
ト4aを吸引して剥がし、この剥がれた支持シート4a
を巻取機構42bにより把持し、かつこの巻取機構42
bによりBシリンダ30の外周面に沿って回転しながら
支持シート4aを巻き取ることにより剥離するので、支
持シート4aの端から指により剥がすことなく自動的に
剥離できる。
【0089】又、Bシリンダ30とPシリンダ31とを
圧接してインキシート4のインキ層4bを印刷用紙5に
転写し、これと同時に、他の色のインキシート4をポジ
フィルム3上に重ねて露光処理を行うという同時処理す
ることにより、校正刷りを得る時間を大幅に短縮でき
る。
【0090】そのうえ、ロボットハンド16によって、
ポジカセット15からポジフィルム3を取り出してガラ
ス板19上に載置し、次にインキシートカセット11〜
14から所定色のインキシート4を取り出してポジフィ
ルム3上に重ねて載置し、この後にインキシート4及び
ポジフィルム3に対して露光処理を行うようにしたの
で、露光処理前の各色のインキシート4及びポジフィル
ム3の重ね合わせを自動化できる。
【0091】又、印刷用紙5は、校正刷りに必要な各種
用紙、例えば専用紙、本紙、上質紙、アート紙、再生
紙、コート紙、ミラーコート紙、マット紙、再生コート
紙をぞれ収納しているので、所望の印刷用紙5を選択す
ることにより直ぐに校正刷りができる。
【0092】従って、インキシート4、ポジフィルム3
及び印刷用紙5をそれぞれのカセットに収納準備するだ
けで、校正刷りを全て自動化できる。なお、本発明は、
上記一実施例に限定されるものでなく次の通り変形して
もよい。
【0093】例えば、Pシリンダ31に対する印刷用紙
5に装着は、Bシリンダ30に対するインキシート4の
装着と同時に行う必要はなく、印刷動作の前であれば、
いかなるタイミングでPシリンダ31に印刷用紙5を装
着してもよい。
【0094】又、インキシート4及びポジフィルム3を
取り出して重ね合わせ、これらに対して露光処理を行う
タイミングは、印刷動作時に限らず、支持シート4aの
剥離動作時から開始してもよい。
【0095】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、各
シリンダに対するインキシートや印刷用紙の巻き付けを
自動化して校正用の印刷物を短時間で出力できる画像形
成装置を提供できる。
【0096】又、本発明によれば、各シリンダに対する
インキシートや印刷用紙の各シリンダに対する装着、イ
ンキシートからの支持シートの剥離を自動化して容易に
印刷物を出力できる画像形成装置を提供できる。
【0097】又、本発明によれば、各シリンダに対する
インキシートや印刷用紙の各シリンダに対する装着、イ
ンキシートからの支持シートの剥離を自動化し、かつ印
刷動作と同時に露光処理を行って短時間に印刷物を出力
できる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる画像形成装置の一実施例を示す
構成図。
【図2】Bシリンダの構成図。
【図3】シート剥離機構の構成図。
【図4】校正刷りのフローチャート。
【図5】支持シート剥離のフローチャート。
【図6】ポジフィルムに対するインキシートの重ね合わ
せを示す図。
【図7】ポジフィルムに対するインキシートの重ね合わ
せを上方から見た示す図。
【図8】インキシートの取出し作用を示す図。
【図9】Bシリンダへのインキシートの受け渡しを示す
図。
【図10】Bシリンダに装着されたインキシートを示す
図。
【図11】従来の校正用印刷機により校正刷り作用を示
す図。
【図12】ポジフィルムに対するインキシートの重ね合
わせを示す図。
【図13】インキ層の重ね刷りを示す図。
【符号の説明】
3…ポジフィルム、4…インキシート、4a…支持シー
ト、4b…インキ層、4c…保護シート、5…印刷用
紙、10…装置本体、11〜14…インキシートカセッ
ト、15…ポジカセット、16…ロボットハンド、17
…排出用吸着機構、18…取外用吸着機構、19…ガラ
ス板、20…露光部、30…Bシリンダ、31…Pシリ
ンダ、32…吸着孔、40…シート剥離機構、41…剥
離用吸着機構、42…巻取機構、42a…回転アーム、
42b…回転把持機構、42c…回転板、50…剥離判
定部、52…印刷機構、53a〜53g…用紙カセッ
ト、54…用紙取出し爪、57…後露光部、58…吸引
機構、59…制御部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−270382(JP,A) 特開 平6−255081(JP,A) 特開 平5−24356(JP,A) 特開 平3−33750(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 3/10 B41F 13/00 - 13/70

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持シート上にインキ層を形成しこれを
    保護シートにより覆ったインキシートをマスクに重ね合
    わせて露光処理し、この後に前記インキシートから前記
    支持シートを剥がし、前記インキ層を印刷用紙に転写す
    る画像形成装置において、 前記露光処理後の前記インキシートを吸着して前記マス
    ク上から取り外す吸着機構と、 この吸着機構により取り外された前記インキシートを受
    け取り、このインキシートを吸着により外周に装着する
    インキシート用シリンダと、 このインキシート用シリンダに装着された前記インキシ
    ートから前記支持シートを剥がすシート剥離機構と、 前記印刷用紙を外周に装着する用紙シリンダと、 前記インキシート用シリンダと前記用紙シリンダとを圧
    接して前記インキシートのインキ層を前記印刷用紙に転
    写する印刷機構と、を具備したことを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 支持シート上にインキ層を形成しこれを
    保護シートにより覆った各色別のインキシートを収納す
    る複数のインキシートカセットと、 マスクを収納するマスクカセットと、 このマスクカセットから前記マスクを取り出して露光用
    テーブル上に載置し、この後に前記各インキシートカセ
    ットのうち1つのインキシートカセットから所定色の前
    記インキシートを取り出して前記露光用テーブル上の前
    記マスク上に重ねて載置するシート搬送機構と、 これら重ねられた前記インキシート及び前記マスクに対
    して露光処理を行う露光手段と、 前記露光処理後の前記インキシートを吸着して前記マス
    ク上から取り外す取外用吸着機構と、 この取外用吸着機構により取り外された前記インキシー
    トを受け取り、このインキシートを吸着により外周に装
    着するインキシート用シリンダと、 このインキシート用シリンダに装着された前記インキシ
    ートから前記支持シートを剥がすシート剥離機構と、 印刷用紙を収納する用紙カセットと、 この用紙カセットに収納されている前記印刷用紙を外周
    に装着する用紙シリンダと、 前記インキシート用シリンダと前記用紙シリンダとを圧
    接して前記インキシートのインキ層を前記印刷用紙に転
    写する印刷機構と、 この印刷機構により印刷された前記印刷用紙に対して露
    光処理を行って転送された前記インキ層を固着する後露
    光手段と、を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 インキシート用シリンダは、外周面に複
    数の吸着孔を形成し、これら吸着孔を通して真空吸引し
    てインキシートを前記外周面に装着することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 シート剥離機構は、インキシートから支
    持シートを吸引して剥がす剥離用吸着機構と、 この剥離用吸着機構により剥がれた前記支持シートを把
    持し、かつインキシート用シリンダの外周面に沿って回
    転しながら前記支持シートを巻き取る巻取機構と、を備
    えたことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 印刷機構を動作制御してインキシート用
    シリンダと用紙シリンダとを圧接してインキシートのイ
    ンキ層を前記印刷用紙に転写し、これと同時に、シート
    搬送機構及び露光手段を動作制御してマスクカセットか
    らマスクを取り出して露光用テーブル上に載置し、次に
    各インキシートカセットのうちマスクに対応する1つの
    インキシートカセットから1のインキシートを取り出
    して前記露光用テーブル上の前記マスク上に重ね、これ
    らインキシート及びマスクに対して露光処理を行う制御
    手段を備えたことを特徴とする請求項2記載の画像形成
    装置。
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