JPH11109469A - カメラのダブルダイヤル機構 - Google Patents

カメラのダブルダイヤル機構

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JPH11109469A
JPH11109469A JP9270881A JP27088197A JPH11109469A JP H11109469 A JPH11109469 A JP H11109469A JP 9270881 A JP9270881 A JP 9270881A JP 27088197 A JP27088197 A JP 27088197A JP H11109469 A JPH11109469 A JP H11109469A
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JP
Japan
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dial
photometric
camera
shutter
plate
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JP9270881A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Shono
鉄司 庄野
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つのダイヤルを同軸配置したダブルダイヤ
ル機構では、外側のダイヤルに付設する回転位置検出機
構が原因とされる小型化の障害、及びカメラの機械的強
度の低下、防水性の低下が生じる。 【解決手段】 カメラボディの飾り板5に設けた開口窓
51を塞ぐ支持基板7にシャッターダイヤル3及び測光
ダイヤル4を同軸支持し、かつ測光ダイヤルの回転位置
検出機構(測光コード板43,測光ブラシ46)を支持
基板7との間に配設する。また、これと異なる軸位置に
は、シャッターダイヤルの回転位置検出機構(シャッタ
ーコード板33,シャッターブラシ36)を配置する。
両ダイヤルが同軸配置されたことによる配置スペースの
低減が可能とされるとともに、各回転位置検出機構にお
ける配置スペースの低減も可能となり、ダブルダイヤル
機構の小型化が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はカメラに装備される
ダイヤル機構に関し、特にそれぞれ独立に回転操作され
る2つのダイヤルを同軸配置したダブルダイヤル機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカメラには、撮影条件やその他の
条件を設定するために各種の設定ボタンや設定ダイヤル
が備えられる。近年の電子化されたカメラでは、設定ボ
タンによる設定方式が採用されることが多いが、この方
式では設定操作時に、表示部に表示される記号や数値等
を見ながらの設定であるため、設定操作が複雑なものに
なり易い。この点、設定ダイヤルの方式では、設定ダイ
ヤルの回転位置を所定の位置に設定するだけで設定が可
能であるため、設定を容易に行うことができる。しかし
ながら、その一方で、設定ダイヤルは人間工学上での操
作性の面からダイヤル径の小型化には制限を受けるた
め、複数個の設定ダイヤルをカメラのボディに配置する
ためのスペースを確保することが困難になり、カメラの
小型化を進める上での障害となる。そこで、従来では、
2つの設定ダイヤルを同軸に配置したダイヤル機構が提
案されている。
【0003】図5(a)及び(b)はその一例の断面図
とその主要部の配置を示す模式的な平面図である。カメ
ラボディの一部、ここではいわゆる軍艦部の飾り板10
1に円筒ボス111が一体に突設されており、この円筒
ボス111内に短円筒状をしたダイヤル摘み132を有
するシャッターダイヤル103の軸部131が挿通され
ている。また、この軸部131の内端部にはシャッター
コード板133が一体的に取着されている。このシャッ
ターコード板133は、その表面に所要のパターンの導
電膜からなるシャッター用導体パターン134が形成さ
れており、これには前記飾り板101内に固定支持され
ている回路基板102に取着されている導電性のシャッ
ターブラシ136が摺接可能とされ、シャッター回転位
置検出機構として構成されている。このため、前記シャ
ッターダイヤル103が回転操作されると、これと一体
的に回転されるシャッターコード板133のシャッタ用
導体パターン134に対するシャッターブラシ136の
接触位置が変化され、シャッターダイヤル103の回転
位置がコード値として検出され、その回転位置に対応し
たシャッタ速度の設定が行われる。
【0004】また、前記円筒ボス111の外周には円盤
状をした測光ダイヤル104が回転可能に嵌合されてお
り、その裏面の円周一部に設けられた突起141は前記
飾り板101に設けられた円弧状の開口溝112を貫通
して前記飾り板101の内部に突出されている。この突
起141の先端には測光ブラシ146が一体的に取着さ
れており、前記回路基板102の一部に形成されている
測光用コード板143の測光用導体パターン144に摺
接可能とされ、測光回転位置検出機構として構成されて
いる。この測光ダイヤル104においては、回転操作さ
れると、これと一体的に回転される測光ブラシ146が
測光用導体パターン144上を摺動して接触位置が変化
され、測光ダイヤルの回転位置がコード値として検出さ
れ、その回転位置に対応した測光条件の設定が行われ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のダブ
ルダイヤル機構では、シャッターダイヤル103と測光
ダイヤル104とを同軸に配置しているため、カメラボ
ディにおける配設スペースを増大することなく2つのダ
イヤルが配設でき、これによりダイヤルの操作性を損な
うことなくカメラの小型化を実現することが可能とな
る。しかしながら、シャッター用と測光用の各回転位置
検出機構を構成するコード板133,143とブラシ1
36,146がほぼ同じ平面上に配置されるため、両者
の干渉を防ぐためには図5(b)のように、それぞれを
異なる径位置に配置する必要があり、その結果として回
転位置検出機構が占める面積が大きくなり、前記したダ
ブルダイヤル機構による配設スペースの低減及びカメラ
の小型化の効果が薄れてしまうことになる。
【0006】また、前記した従来のダブルダイヤル機構
では、飾り板101内に配置されている測光ブラシ14
6を測光用コード板143に対して摺動させるために、
測光ダイヤル104の一部に設けた突起141を挿通さ
せるための円弧状の開口溝112を飾り板101に開設
する必要がある。このため、この開口溝112を通して
カメラボディ内に水分が侵入され、測光ブラシ146の
部分のみならず、カメラ全体の防水性が低下されるおそ
れがあり、また、開口溝112を形成することによって
この領域でのカメラボディの機械的な強度が低下され易
いものとなる。このような防水上及び強度上の問題のた
め、必然的に開口溝112の円弧長には制限を受けるこ
とになり、結果として測光ダイヤル104の回転角度に
も制限を受け、測光条件の切り替えに要求される回転角
度を確保することが困難になる。
【0007】本発明の目的は、カメラ全体における防水
性の低下を防止するとともに、カメラの機械的な強度を
低下することなく必要とされる回転操作角を確保するこ
とが可能で、しかもカメラの小型化の実現が可能なダブ
ルダイヤル機構を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、2つのダイヤ
ルを同軸配置し、かつ各ダイヤルにそれぞれ回転位置検
出機構を備えるカメラのダブルダイヤル機構において、
前記各回転位置検出機構を前記各ダイヤルの軸方向の異
なる位置で、かつ径方向に重なる位置に配置したことを
特徴とする。すなわち、本発明の好ましい形態として
は、カメラボディに設けられた開口窓と、この開口窓を
塞ぐように前記カメラボディの内面側に一体支持され、
かつ前記開口窓を通して円筒ボスが突出形成されている
支持基板と、前記支持基板の円筒ボスに軸部が挿通支持
された第1のダイヤルと、前記円筒ボスの外周に嵌合さ
れた第2のダイヤルと、前記第1のダイヤルの軸部の内
端部位置に設けられる第1の回転位置検出機構と、前記
第2のダイヤルと前記支持基板との間に設けられる第2
の回転位置検出機構と、前記第2のダイヤルと前記カメ
ラボディとの間に配設されて前記開口窓の周囲を封止す
るシール手段とを備える構成とされる。
【0009】2つのダイヤルの各回転位置検出機構が異
なる軸位置で径方向に重なる位置に配置されることで、
ダブルダイヤル機構をカメラに設置するための占有スペ
ースを低減でき、カメラの小型化が可能となる。また、
カメラボディに設けた開口窓を塞ぐ支持基板に2つのダ
イヤルを支持し、かつ各ダイヤルの回転位置検出機構を
付設することで、回転位置検出機構を駆動するための開
口をカメラボディに開設する必要がなくなり、カメラの
機械的な強度が高められ、かつカメラの防水性が向上さ
れる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1は本発明のダブルダイヤル機構
が適用される一眼レフカメラの外観斜視図であり、カメ
ラボディ1の軍艦部2にシャッターダイヤル3と測光ダ
イヤル4が同軸に配置されている。シャッターダイヤル
3はその回転操作によってシャッタ速度を手動で切り替
えるために用いられ、測光ダイヤル4は評価、中央重
点、スポット等の測光モードを切り替えるために用いら
れる。図2はこのダブルダイヤル機構の主要な部品を分
解した斜視図であり、図3はその組立状態の縦断面図、
図4はその主要部の配置を示す模式的な平面図である。
前記カメラボディ1の軍艦部2を構成する飾り板5の、
前記ダブルダイヤル機構が配設される箇所には、カメラ
ボディ内外を連通させる開口窓51が開設されており、
この開口窓51を内側から覆うように前記飾り板5の内
面に支持基板7がネジ81により固定されている。この
支持基板7には円筒ボス71が一体に形成されており、
この円筒ボス71は前記開口窓51を通して前記飾り板
5の外側に突出位置されている。
【0011】前記円筒ボス内71には前記シャッターダ
イヤル3の軸部31が挿通されている。このシャッター
ダイヤルの軸部31はその外端部に回転操作するための
短円筒状をしたダイヤル摘み32が一体に形成され、ま
た前記飾り板5の内部に位置されている内端部にはシャ
ッターコード板33がネジ82により一体的に取着され
ている。このシャッターコード板33は、従来と同様に
その表面(図示の下面)に所要のパターンの導体膜から
なるシャッタ用導体パターン34が形成されており、こ
れには前記飾り板5内に固定支持されているシャッター
ブラシ板35に取着されている導電性のシャッターブラ
シ36が摺接可能とされ、これらシャッターコード板3
3やシャッターブラシ板35によりシャッターダイヤル
回転位置検出機構として構成されている。このため、前
記シャッターダイヤル3が回転操作されると、これと一
体的に回転されるシャッターコード板33のシャッター
用導体パターン34がシャッターブラシ36に対して摺
動され、両者の接触状態が変化されてそのコード値が変
化され、これによりシャッターダイヤル3の回転位置が
電気的に検出され、かつその回転位置に対応したシャッ
タ速度の設定が行われる。
【0012】また、前記シャッターコード板33の裏面
の周辺部には、複数のクリック溝37が円周方向に等配
されており、前記飾り板5の内面に支持されているクリ
ックボール58が前記支持基板7の一部に設けられた穴
72を通して嵌合される。このクリックボール58は前
記飾り板5の内面に設けられた筒状の盲穴52内にスプ
リング59と共に内装されており、このスプリング59
の弾性力によって前記クリックボール58が前記クリッ
ク溝37に弾接され、シャッターコード板33の回転に
伴ってクリックボール58が順次隣接するクリック溝3
7に嵌合されることで、間接的にシャッターダイヤル3
の回転操作にクリック感を与え、かつシャッターダイヤ
ル3のそれぞれの回転位置での位置決めを行うものであ
る。
【0013】また、前記シャッターダイヤル3の軸部3
1が挿通されている前記円筒ボス71の外周には円盤状
をした前記測光ダイヤル4が回転可能に嵌合されてい
る。この測光ダイヤル4は中心部に厚肉のボス部41が
設けられており、このボス部41に開設された軸穴42
が前記円筒ボス71の外側に嵌合され、かつ前記円筒ボ
ス71の軸方向一部の外周部に嵌着された環状のストッ
パ71aによりその軸位置が規制されている。また、前
記測光ダイヤル4の前記ボス部41に対向する位置の前
記支持基板7の上面には、前記飾り板5の内面との間に
その円弧中心を前記測光ダイヤル4の軸芯と一致させた
円弧状をした測光コード板43が固定されている。この
測光コード板43の図示上面には、前記シャッターコー
ド板33と同様に所要のパターンの導体膜からなる測光
用導体パターン44が形成されている。そして、前記測
光ダイヤル4の前記ボス部の円周一部の図示下面には、
前記測光コード板43に対向するように測光ブラシ板4
5が固定されており、この測光ブラシ板45に取着され
ている導電性の測光ブラシ46が摺接可能とされ、これ
ら測光コード板43と測光ブラシ板45とで測光ダイヤ
ル回転位置検出機構として構成されている。したがっ
て、この測光ダイヤル回転位置検出機構は、前記シャッ
ターダイヤル回転位置検出機構とは径方向に重なる位置
に配設されることになる。そして、前記測光ダイヤル4
が回転操作されると、これと一体的に回転される測光ブ
ラシ44が測光コード板43の測光用導体パターン44
上を摺動してその接触状態が変化され、測光ダイヤル4
の回転位置がコード値の変化として電気的に検出され、
その回転位置に対応した測光補正値の設定が行われる。
【0014】また、前記測光ダイヤル4は、そのボス部
41の他の円周一部には、前記支持基板7に対向する側
に盲穴47が設けられ、スプリング49及びクリックボ
ール48が支持されている。このクリックボール48に
対向する前記支持基板7の図示上面には円周方向に沿っ
て円弧状の厚板部73が一体に形成されており、この厚
板部73には複数のクリック溝74が円周方向に等配さ
れている。これらのクリック溝74は前記クリックボー
ル48と協動してクリック機構を構成し、前記測光ダイ
ヤル4の回転操作位置を決めるものであることは言うま
でもない。また、前記測光ダイヤル4のボス部41に
は、測光ダイヤル4の所要の回転操作に伴って前記厚板
部の両端の各端面に当接可能な一対の突起41aが突出
形成されており、これらの突起41aが前記厚板部73
の各端面に当接されることで、測光ダイヤル4の最大回
転量を規制する構成とされている。さらに、前記測光ダ
イヤル4の下面の前記飾り板5に対向する面には、前記
開口窓51よりも大径の円環状をしたシール材6が貼り
付けられており、このシール材6が前記開口窓51の周
囲の飾り板5の上面に密接されていることで、前記測光
ダイヤル4と飾り板5との間の防水を行っている。
【0015】この構成のダブルダイヤル機構では、シャ
ッターダイヤル3のダイヤル摘み32を手操作により回
転すると、シャッターダイヤル3は軸部31が円筒ボス
71内で軸回転されるため、軸部31に一体化されてい
るシャッターコード板33が回転される。これにより、
シャッターコード板33のシャッター用導体パターン3
4が、カメラボディ内に固定されているシャッターブラ
シ36に対して摺動状態で回転されるため、シャッター
ブラシ36には、その回転位置に対応したシャッター用
導体パターン34のコード値が出力されることになり、
このコード値を図外の制御回路にシャッター速度信号と
して出力することで、シャッターダイヤル3の回転位置
に対応したシャッタ速度の設定が行われる。このとき、
クリック溝37とクリックボール58からなるクリック
機構により、シャッターダイヤル3の回転位置に節度が
与えられるため、シャッター用導体パターン34の各コ
ードに対応した回転位置にシャッターダイヤル3を位置
決めし、かつその回転位置を安定に保持することが可能
となる。
【0016】また、測光ダイヤル4を手操作により回転
すると、ボス部41に一体化されている測光ブラシ46
が測光コード板43の測光用導体パターン44上で摺動
してその接触状態が変化され、測光ブラシ46にはその
回転位置に対応した測光用導体パターン44のコード値
が発生されることになり、このコード値を図外の制御回
路に測光補正値信号として出力することで、測光ダイヤ
ル4の回転位置に対応した測光補正値の設定が行われ
る。このとき、クリック溝74とクリックボール48か
らなるクリック機構により、測光ダイヤル4の回転位置
に節度が与えられるため、測光用導体パターン44の各
コードに対応した回転位置に測光ダイヤル4を位置決め
し、かつその回転位置を安定に保持することが可能とな
る。また、測光ダイヤル4の最大回転量は突起41aと
厚板部73の端面との当接によって所要の角度に規制さ
れる。
【0017】このように、このダブルダイヤル機構で
は、シャッターダイヤル3と測光ダイヤル4とを同軸に
配置しているため、カメラボディにおける配設スペース
を増大することなく2つのダイヤルが配設でき、これに
よりダイヤルの操作性を損なうことなくカメラの小型化
を実現することが可能となる。また、このダブルダイヤ
ル機構では、シャッター用と測光用の各ブラシ板36,
46とコード板33,43からなるそれぞれの回転位置
検出機構が異なる軸方向位置、すなわち異なる平面上に
配置されるため、それぞれにおける干渉が生じることが
なく、しかも図4に示すように、各回転位置検出機構を
重なる径位置に配置することが可能とされるため、各回
転位置検出機構がカメラボディ内で占めるスペースを低
減することが可能となり、カメラの小型化をより進める
ことが可能となる。
【0018】また、本実施形態の機構では、測光ダイヤ
ル4の回転位置を検出するための測光コード板43を飾
り板5に固定した支持基板7に搭載し、かつ飾り板5に
設けた開口窓51を通して測光ダイヤル4に設けた測光
ブラシ46を摺接させる構成としているため、従来のよ
うな円弧状の開口溝を飾り板5に開設する必要がない。
その一方で、本実施形態の機構では、飾り板5に開設し
た開口窓51を支持基板7によって内側から覆った状態
で飾り板5に一体化させているため、開口窓51を開設
したことによる機械的な強度が低下することはなく、従
来の開口溝を開設した構造に比較して機械的な強度を高
めることが可能となる。また、これと共に、測光ダイヤ
ル4と飾り板5との間には、開口窓51を封止するため
のシール材6が貼り付けられているため、開口窓51で
の防水性が高められ、測光ブラシ46の部分のみなら
ず、カメラ全体の防水性が高められる。さらに、測光ダ
イヤル4の回転角度を規制するための構造は、支持基板
7に設けた厚板部73と測光ダイヤル側の突起41aと
で構成されるため、カメラボディの機械的な強度にかか
わらずその回転角度を自由に設定することが可能とな
り、測光条件の切り替えに要求される回転角度を確保す
ることが可能となる。
【0019】ここで、本発明のダブルダイヤル機構は、
前記実施形態のようなシャッターダイヤルと測光ダイヤ
ルとの組み合わせに限定されるものではなく、任意の機
能の設定ダイヤルとして構成することが可能である。ま
た、前記実施形態では、シャッターブラシ板をカメラボ
ディの内部に独立して支持した構成としているが、この
シャッターブラシ板を支持基板に固定し、シャッターコ
ード板を支持基板に対向する面(図示上面)に配設する
ことも可能であり、部品点数を削減する上で有効とな
る。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、カメラボ
ディに2つのダイヤルを同軸配置し、かつ各ダイヤルに
それぞれ設けた各回転位置検出機構を各ダイヤルの軸方
向の異なる位置で、かつ径方向に重なる位置に配置した
ことにより、両ダイヤルが同軸配置されたことによる配
置スペースの低減が可能とされるとともに、回転位置検
出機構における配置スペースの低減も可能となり、結果
としてダブルダイヤル機構をカメラに設置するための占
有スペースが大幅に低減でき、カメラの小型化が可能と
なる。また、カメラボディに設けた開口窓を塞ぐ支持基
板に第1及び第2のダイヤルを同軸支持し、かつ外側に
配置した第2のダイヤルの回転位置検出機構を支持基板
との間に配設することにより、各回転位置検出機構を異
なる軸位置でかつ径方向に重なる位置に配置する構成が
実現可能とされるとともに、第2のダイヤルの回転位置
検出機構を駆動するための開口をカメラボディに開設す
る必要がなくなり、カメラの機械的な強度が高められ、
かつカメラの防水性が向上されるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダブルダイヤル機構を適用したカメラ
の外観斜視図である。
【図2】本発明のダブルダイヤル機構の主要部の部分分
解斜視図である。
【図3】本発明のダブルダイヤル機構の組立状態の縦断
面図である。
【図4】図3の構造の主要部の配置を示す模式的な平面
図である。
【図5】従来のダブルダイヤル機構の一例の縦断面図と
その主要部の配置を示す模式的な平面図である。
【符号の説明】
1 カメラボディ 3 シャッターダイヤル 4 測光ダイヤル 5 飾り板 6 シール材 7 支持基板 33 シャッターコード板 36 シャッターブラシ 43 測光コード板 46 測光ブラシ 73 厚板部 74 クリック溝

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転操作される2つのダイヤルを同軸配
    置し、かつ各ダイヤルの回転位置を検出するためのそれ
    ぞれの回転位置検出機構を備えるカメラのダブルダイヤ
    ル機構において、前記各回転位置検出機構を前記各ダイ
    ヤルの軸方向の異なる位置で、かつ径方向に重なる位置
    に配置したことを特徴とするカメラのダブルダイヤル機
    構。
  2. 【請求項2】 カメラボディに設けられる開口窓と、こ
    の開口窓を塞ぐように前記カメラボディの内面側に一体
    支持され、かつ前記開口窓を通して円筒ボスが突出形成
    されている支持基板と、前記支持基板の円筒ボスに軸部
    が挿通支持された第1のダイヤルと、前記円筒ボスの外
    周に嵌合された第2のダイヤルと、前記第1のダイヤル
    の軸部の内端部位置に設けられる第1の回転位置検出機
    構と、前記第2のダイヤルと前記支持基板との間に設け
    られる第2の回転位置検出機構と、前記第2のダイヤル
    と前記カメラボディとの間に配設されて前記開口窓の周
    囲を封止するシール手段とを備える請求項1に記載のカ
    メラのダブルダイヤル機構。
  3. 【請求項3】 前記第1の回転位置検出機構は前記軸部
    とカメラ固定側部材の一方に設けられて円周方向にパタ
    ーン形状が変化される導体パターンを有するコード板
    と、他方に設けられて前記コード板の導体パターンに摺
    接されるブラシを有するブラシ板とで構成され、前記第
    2の回転位置検出機構は前記第2のダイヤルと前記支持
    基板の一方に設けられて円周方向にパターン形状が変化
    される導体パターンを有するコード板と、他方に設けら
    れて前記コード板の導体パターンに摺接されるブラシを
    有するブラシ板とで構成される請求項2に記載のカメラ
    のダブルダイヤル機構。
  4. 【請求項4】 前記第1のダイヤルと前記支持基板との
    間、及び前記第2のダイヤルと前記支持基板との間には
    それぞれ各ダイヤルの回転方向位置に節度を与えるクリ
    ック機構が設けられる請求項2または3に記載のカメラ
    のダブルダイヤル機構。
JP9270881A 1997-10-03 1997-10-03 カメラのダブルダイヤル機構 Pending JPH11109469A (ja)

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US09/165,188 US6067424A (en) 1997-10-03 1998-10-02 Double dial mechanism for a camera

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9270881A Pending JPH11109469A (ja) 1997-10-03 1997-10-03 カメラのダブルダイヤル機構

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JP (1) JPH11109469A (ja)

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