JPH0767006A

JPH0767006A - カメラ一体型ｖｔｒにおける操作機構

Info

Publication number: JPH0767006A
Application number: JP5211844A
Authority: JP
Inventors: Hiromasu Tsutsumi; 裕加堤
Original assignee: Sony Corp
Current assignee: Sony Corp
Priority date: 1993-08-26
Filing date: 1993-08-26
Publication date: 1995-03-10

Abstract

(57)【要約】【目的】スイッチ類の操作性を向上することのできる
カメラ一体型ＶＴＲにおける操作機構を得る。【構成】カメラ一体型ＶＴＲの本体部にカメラ側のマ
ニュアル操作を行うためのフォーカスボタン７、フォー
カスダイヤル８、明るさボタン９、明るさ調節ダイヤル
１０を備えた回動部材６を支承軸１２によって出し入れ
可能に回動動作できるようにし、回動部材６が本体部内
への収容状態ではカメラのオートモードとし、回動部材
６の回動状態ではカメラのマニュアルモード状態とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、撮影機能と録画機能と
を備えたいわゆるカメラ一体型ＶＴＲに使用して好適な
スイッチ機構に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種、カメラ一体型ＶＴＲはカ
メラとしての撮影機能と、ＶＴＲとしての録画機能を備
えているために多くのスイッチ類が存在する。また、こ
れらスイッチ類は、撮影機能を操作するスイッチ類と、
録画機能を操作するスイッチ類とに区別されている。そ
して、上述したこれらの各スイッチ類は筐体としてのキ
ャビネット表面に露出した状態で設けられている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、撮影機能ある
いは録画機能を充実させるためのスイッチ類もその数が
さらに増えると使用上の混乱を招き、逆に操作が難しい
という印象を与える結果になる。例えば、カメラとして
使用しているときオートモードの状態ではマニュアルモ
ードのための操作機構は全く不必要となるため、従来の
一部のカメラにおいてはマニュアルモードのための操作
機構は使用しない状態ではスライド可能のカバーにより
閉止されている。しかし、このような操作機構はその操
作がしずらいといった問題があった。

【０００４】本発明は、上述したような問題点を解消す
るためになされたもので、スイッチ類の操作性を向上す
ることのできるカメラ一体型ＶＴＲにおける操作機構を
得ることを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるカメラ一体型ＶＴＲにおける操作機構
は、撮影機能と録画機能とを有するカメラ一体型ＶＴＲ
において、カメラ一体型ＶＴＲの筐体にカメラ側のマニ
ュアル操作を行うための操作部を備えた回動部材を出し
入れ可能に回動動作できるようにしたものである。

【０００６】また、本発明の好ましい実施例によるカメ
ラ一体型ＶＴＲにおける操作機構は、回動部材が筐体内
への収容状態ではカメラのオートモード状態とし、筐体
外へ回動状態ではカメラのマニュアルモード状態とした
ものである。

【０００７】また、本発明の好ましい実施例によるカメ
ラ一体型ＶＴＲにおける操作機構は、回動部材には筐体
内への収容状態と、筐体外への回動状態にロックされる
位置決め機構を備えたものである。

【０００８】また、本発明によるカメラ一体型ＶＴＲに
おける操作機構は、撮影機能と録画機能とを有するカメ
ラ一体型ＶＴＲにおいて、カメラ一体型ＶＴＲの筐体に
弾性変形可能の肉薄状の弾性片と、この弾性片を介して
設けられた押しボタン部とが一体成形されたものであ
る。

【０００９】

【作用】上述したように構成した本発明のカメラ一体型
ＶＴＲにおける操作機構は、カメラ一体型ＶＴＲの筐体
にカメラ側のマニュアル操作を行うための操作部を備え
た回動部材を出し入れ可能に回動動作できるようにした
ので、回動部材を筐体内に収容した状態ではカメラはオ
ートモードとして機能し、回動部材を筐体内から外方へ
回動することで操作部を手動で操作してカメラをマニュ
アルモードとして機能させることができる。

【００１０】また、本発明のカメラ一体型ＶＴＲにおけ
る操作機構は、カメラ一体型ＶＴＲの筐体に弾性変形可
能の肉薄状の弾性片と、この弾性片を介して設けられた
押しボタン部とを一体成形したので、押しボタン部を押
圧操作することで、弾性片が弾性変形して撓み、押しボ
タン部に対応して配置したスイッチ部材をスイッチング
動作させることができる。

【００１１】

【実施例】以下、本発明によるカメラ一体型ＶＴＲにお
ける操作機構の実施例を図面を参照して説明する。図１
はカメラ一体型ＶＴＲの斜視図、図２は本例の操作機構
の使用状態を示したカメラ一体型ＶＴＲの斜視図、図３
は操作機構とこれを支持する支持部材の分解斜視図、図
４は操作機構の動作を説明するための平面図である。

【００１２】図１及び図２において、符号１はカメラ一
体型ＶＴＲの本体部であり、２は撮影レンズ部、３はカ
メラモードとビデオモードとに切換える電源スイッチ、
４はカラービューファインダ、５はビデオモード状態に
おいて録画，再生動作及びテープ走行動作を行う各種の
ボタンを有するファンクッションキーである。

【００１３】そして、６が本発明によるカメラモード状
態においてマニュアル操作により動作される操作機構を
備えた回動部材である。この回動部材６にはマニュアル
操作によりフォーカス操作される押しボタンからなるフ
ォーカスボタン７と、被写体にピントを合わせるための
回動操作部材からなるフォーカスダイヤル８と、被写体
画像の明るさを表示する押しボタンからなる明るさボタ
ン９と、被写体画像の明るさを調整するための回動操作
部材からなる明るさ調節ダイヤル１０と、被写体像の自
動露出を行う押しボタンからなるプログラムＡＥボタン
１１が設けられている。

【００１４】上述した回動部材６は、図３及び図４にお
いてその端部の孔６ｂ，６ｂに貫通した支承軸１２の上
下部が本体部１内に支持した支持部材１３の軸孔１３
ａ，１３ａに回動可能に支承され、回動部材６を本体部
１内に収容される状態と、本体部１から外方に回動され
る状態とに回動可能となる。また、回動部材６はその支
承軸１２に支持したコイルばね１４により回動方向にば
ね付勢されている。また、回動部材６は本体部１内に収
容した状態において、回動部材６の外装面６ａが本体部
１と同一面になるようにされる。

【００１５】回動部材６の内面側には図示しないスイッ
チが設けられ、このため、回動部材６が本体部１内へ収
容されたときスイッチが支承軸１２に設けた接片１５に
電気的に当接してカメラをオートモードに設定する。そ
して、回動部材６が外方へ回動されたときスイッチが支
持部材１３の接片１５から離れカメラをマニュアルモー
ドに設定することができる。

【００１６】また、回動部材６にはオートモードとマニ
ュアルモードとの２つの回動位置においてロックされる
位置決め機構が設けられている。位置決め機構は回動部
材６の上面に板ばね１６が支持され、この板ばね１６の
先端部に凸部１６ａが設けられている。この凸部１６ａ
は回動部材６の収容状態において、支持部材１３に形成
したロック孔１３ｂに係合して収容位置にロックされ
る。また、凸部１６ａは回動部材６の回動状態において
支持部材１３に形成した別のロック孔１３ｃに係合して
回動位置にロックされる。

【００１７】さらに、回動部材６はその底面に形成した
ガイドピン１７が支持部材１３に形成したガイド孔１８
に係合され、回動部材６の出し入れの回動動作を補助し
ている。

【００１８】このように構成した本発明による操作機構
は、回動部材６が本体部１内に収容された状態では、こ
の回動部材６に設けられた図示しないスイッチが支持部
材１３の接片１５に電気的に接触し、これによりカメラ
はオートモード状態として使用される。従って、オート
モード状態では回動部材６に設けられたマニュアル操作
用の上述したボタン７，９やダイヤル８，１０は本体部
１内に隠蔽された状態となり、このため、カメラのオー
トモード状態において誤ってマニュアル用のボタン７，
９やダイヤル８，１０を回動してしまうといったことが
未然に回避でき、カメラの操作性が向上できる。また、
回動部材６の収容状態ではその外装面６ａが本体部１の
外装面と同一平面上になるため、外観が極めてシンプル
となる。

【００１９】さらに、回動部材６は収容状態において上
述したような位置決め機構によりロックされるため、カ
メラの使用中にみだりに回動することもない。

【００２０】一方、回動部材６を回動させることでスイ
ッチが支持部材１３の接片１５から離れマニュアルモー
ド状態に切換わる。従って、ユーザーはフォーカスボタ
ン７、フォーカスダイヤル８、明るさボタン９、明るさ
調節ダイヤル１０及びプログラムＡＥボタン１１等を撮
影状態に応じてマニュアル操作することができる。

【００２１】図５及び図６に本発明による操作機構の別
の実施例を示す。カメラ一体型ＶＴＲの本体部１には操
作機構としてのカウンタリセットボタン１９、日付ボタ
ン２０及び時刻ボタン２１が設けられている。これら各
ボタン１９，２０，２１はいずれも同一機構であるた
め、カウンタリセットボタン１９を例にとって説明す
る。

【００２２】カウンタリセットボタン１９は本体部１の
キャビネットに対して肉薄幅狭状の弾性変形可能の２本
の弾性片２２，２２と、この弾性片２２，２２を介して
設け押しボタン部２３とがキャビネットの成形時に一体
成形されたものである。２４はこの押しボタン部２３の
背面側に配置したスイッチである。

【００２３】上述した操作機構は、押しボタン部２３を
押圧操作すると、弾性片２２，２２が弾性変形し押しボ
タン部２３の裏面に設けた凸部２３ａがスイッチ２４を
スイッチング操作することができる。

【００２４】このように構成したことで、操作機構がキ
ャビネットの成形時に該キャビネットと同一素材により
一体成形されることで、操作機構の構成が極めて単純化
されるにもかかわらず正確に動作できるスイッチ操作部
材となり、また、部品点数が不要となるという利点があ
る。

【００２５】尚、本発明は、上述しかつ図面に示した実
施例に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範
囲内で種々の変形実施が可能である。

【００２６】本発明の操作機構は、可動部材６にカメラ
のマニュアル操作のためのフォーカスボタン７、フォー
カスダイヤル８、明るさボタン９、明るさ調節ダイヤル
１０及びプログラムＡＥボタン１１を設けた場合につい
て説明したが、これらのものに限定するものでなく、マ
ニュアル操作に必要なその他の操作部材を設けるもので
あってもよい。

【００２７】また、本発明の操作機構は、カメラ一体型
ＶＴＲの操作機構に利用した例について説明したが、そ
の他のカメラ等の機器の操作機構に広く利用可能であ
る。

【００２８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によるカメ
ラ一体型ＶＴＲにおける操作機構は、カメラ一体型ＶＴ
Ｒの筐体にカメラ側のマニュアル操作を行うための操作
部を備えた回動部材を出し入れ可能に回動動作できるよ
うにしたので、カメラの操作性が向上できると共に、外
観が極めてシンプルとなるという効果がある。

【００２９】また、カメラ一体型ＶＴＲの筐体に弾性変
形可能の肉薄状の弾性片と、この弾性片を介して設けら
れた押しボタン部とを一体成形したことで、操作機構の
構成が極めて単純化される上、正確に動作できるスイッ
チ操作部材となり、また、部品点数が不要となるという
利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本例のカメラ一体型ＶＴＲの斜視図で、カメラ
のオートモード状態の図である。

【図２】本例のカメラ一体型ＶＴＲの斜視図で、カメラ
のマニュアルモード状態の図である。

【図３】操作機構の分解斜視図である。

【図４】操作機構の平面図である。

【図５】別の発明の操作機構の斜視図である。

【図６】図５の操作機構の側面図である。

【符号の説明】

１カメラ一体型ＶＴＲの本体部６回動部材７フォーカスボタン８フヒカスダイヤル９明るさボタン１０明るさ調節ダイヤル１１フログラムＡＥボタン１２支承軸１３支持部材１３ｂ，１３ｃロック孔１４コイルばね１５接片１６板ばね１６ａ凸部１７ガイドピン１９カウンタリセットボタン２２弾性片２３押しボタン部２４スイッチ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】撮影機能と録画機能とを有するカメラ一
体型ＶＴＲにおいて、上記カメラ一体型ＶＴＲの筐体にカメラ側のマニュアル
操作を行うための操作部を備えた回動部材を出し入れ可
能に回動動作できるようにしたことを特徴とするカメラ
一体型ＶＴＲにおける操作機構。
【請求項２】上記回動部材は、上記筐体内への収容状
態ではカメラのオートモード状態とし、上記筐体外へ回
動状態ではカメラのマニュアルモード状態としたことを
特徴とする請求項１記載のカメラ一体型ＶＴＲにおける
操作機構。
【請求項３】上記回動部材には、上記筐体内への収容
状態と、上記筐体外への回動状態にロックされる位置決
め機構を備えたことを特徴とする請求項１又は２記載の
カメラ一体型ＶＴＲにおける操作機構。
【請求項４】撮影機能と録画機能とを有するカメラ一
体型ＶＴＲにおいて、上記カメラ一体型ＶＴＲの筐体に弾性変形可能の肉薄状
の弾性片と、この弾性片を介して設けられた押しボタン
部とが一体成形されたことを特徴とするカメラ一体型Ｖ
ＴＲにおける操作機構。