JPH10197931A - カメラのスイッチ構造 - Google Patents

カメラのスイッチ構造

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JPH10197931A
JPH10197931A JP9002936A JP293697A JPH10197931A JP H10197931 A JPH10197931 A JP H10197931A JP 9002936 A JP9002936 A JP 9002936A JP 293697 A JP293697 A JP 293697A JP H10197931 A JPH10197931 A JP H10197931A
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switch
camera
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movable member
knob
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JP9002936A
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Shinichi Suzuki
伸一 鈴木
Yoshiki Ichikawa
芳樹 市川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カメラの主電源スイッチと二種類の撮影モー
ド切替え用スイッチとを、簡単な構造によるスイッチに
よって構成し、操作性の向上や低コスト化を図り、カメ
ラの小型化や低価格化を満足する。 【解決手段】 電源オフの状態と第1または第2の撮影
モードの状態を選択可能なカメラ本体1の一部にスライ
ド移動可能に設けたスイッチノブ11を設ける。電源オ
フの状態と第1または第2の撮影モードの状態のうちで
ノブのスライド移動により選択された位置を検出する検
出手段を、ブラシ接片付きの導電板部材16とプリント
基板17で構成する。電源オフの状態となる位置をノブ
の移動範囲の中央に位置させる。この電源オフの状態と
なる位置でノブの移動を制限するためのロック釦12を
設ける。これを移動制限方向に付勢する付勢部材を、ブ
ラシ接片付きの導電板部材に設けた弾性片16gで兼用
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスチルカメラにおい
て主電源スイッチとして用いるカメラのスイッチ構造に
関し、特にこのスイッチに複数のモード機能の切替え機
能をもたせたカメラのスイッチ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カメラには主電源をオン・オフ
する電源スイッチが設けられている。また、この種のカ
メラには、種々の撮影モードの切替えを行う操作スイッ
チが設けられている。たとえばこのような撮影モードの
切替えを行うスイッチとしては、撮影モードをシンプル
モードとするかアドバンスモードとするかという二つの
切替えスイッチがある。
【0003】ここで、シンプルモードとは、初心者にと
ってわかりやすさを重視してカメラの搭載機能の一部を
使用できないようにした撮影モードである。また、アド
バンスモードとは、カメラに装備した全ての機能(フル
機能)が使用可能な撮影モードである。特に、最近のカ
メラは撮影時における設定操作の多機能化が進んでお
り、使い易い反面、初心者などでは設定操作できない機
能もあることから、このようなシンプルモードとアドバ
ンスモードという二つの撮影モードを設定可能にするこ
とが望まれる。
【0004】一方、最近のカメラは小型化と低価格化と
いう要請が大きく、このためカメラ本体の上部カバーの
面積は小さくなる傾向にあり、このような部分に種々の
操作部材を配置するためのスペース上での制約が大きく
なりつつある。
【0005】そして、従来一般には、上述した主電源ス
イッチや二つの撮影モード切替えスイッチを個々に設け
ているから、上述したカメラの小型化や低価格化という
要請に相反することになる。
【0006】上述した主電源スイッチや二種類の切替え
スイッチを、3ポジションスライド式の切替えスイッチ
によって共通化しようとしたものが、たとえばビデオカ
メラなどに採用されている。これを図7および図8を用
いて説明すると、図中90で示すスライドスイッチは、
カメラ本体91の一部に穿設した長溝91aに沿ってス
ライド移動可能に設けたスイッチノブ92を備えてい
る。このスイッチノブ92の下側には、カメラ本体91
に設けたクリック溝(図示せず)との間でクリック感を
得るクリック突起93bを有するばね片93aを設けて
いるクリック板ばね93が設けられている。
【0007】94はこのクリック板ばね93の下面に積
層してビス止めにより設けている裏打ち板で、ばね片9
3a部分のばね力を確保した状態でそれ以外の部分を補
強するように設けている。この裏打ち板94の一部に
は、コ字状部94aを設けている。そして、このコ字状
部94aによって、一般に市販されているスライドスイ
ッチ95をカメラ本体91内に設け、そのスイッチ摘み
95aをスイッチノブ92の動きに応じて切替えるよう
に構成されている。なお、95bはスイッチ接点で、ス
ライドスイッチ95内で検知されるスライド位置を外部
に伝達するように構成されている。
【0008】96はスイッチノブ92の動きを所定位置
(電源オフの位置)で係止するためのロック釦で、この
ロック釦96には係止突起96aが設けられている。そ
して、この係止突起96aをカメラ本体91側に設けた
係止溝97に選択的に係入させるための圧縮コイルばね
98を介在させている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したビデ
オカメラ等で用いている3ポジション式のスライドスイ
ッチ95を利用した切替えスイッチ90では、市販のス
ライドスイッチ95を使用していることにより、構成部
品点数が多くなり、コスト高となるという問題があっ
た。さらに、このような従来の切替えスイッチ90を、
小型化が要求されているスチルカメラに単純に組込む際
には、スライドスイッチ95の大きさからスペース面で
問題となる。
【0010】すなわち、スチルカメラでは、カメラ本体
内のスペースが限られ、上述したスライドスイッチ95
を付設できる個所が少なく、無理に組込むとスイッチノ
ブ92の位置が限定されることからスイッチの操作性を
損なうおそれがある。このような問題は、ロック釦96
を付設することによっても同様であり、何らかの対策を
講じる必要がある。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、複数の機能の切替えスイッチを限られたス
ペース内に簡単に組込むとともに、コストアップを抑え
つつ操作性を向上させることができるようにしたカメラ
のスイッチ構造を得ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的に応える
ために本発明に係るカメラのスイッチ構造は、電源オフ
の状態と第1または第2の撮影モードの状態という3ポ
ジションを選択するためにカメラ本体の一部にスライド
移動可能に設けた可動部材と、電源オフの状態と第1ま
たは第2の撮影モードの状態のうちで前記可動部材のス
ライド移動により選択された位置を検出する検出部材と
を備え、電源オフの状態となる位置を前記可動部材の移
動範囲の中央に位置させたものである。
【0013】また、本発明に係るカメラのスイッチ構造
は、上述した電源オフの状態となる位置で可動部材の移
動を制限するための制限部材と、この制限部材を常に前
記可動部材の移動を制限する方向に付勢する付勢部材と
を設け、前記可動部材の一部に前記制限部材を付設した
ものである。さらに、本発明によれば、付勢部材を、検
出手段を構成するブラシ接片付きの導電板部材で兼用さ
せたものである。
【0014】また、本発明に係るカメラのスイッチ構造
は、第1の機能と第2の機能とを選択可能なカメラ本体
に対しスライド移動可能に設けた可動部材と、この可動
部材のスライド移動を制限するための制限部材と、第1
の機能および第2の機能のうちで前記可動部材のスライ
ド移動により選択された位置を検出する検出手段と、前
記制限部材を常に前記可動部材の移動を制限する方向に
付勢する付勢部材とを備え、可動部材の一部に制限部材
を付設するとともに、付勢部材を前記検出手段を構成す
るブラシ接片付きの導電板部材で兼用させたものであ
る。
【0015】本発明によれば、電源のオン・オフ(O
N、OFF)と複数の撮影モードの切替えを兼用して行
うために、電源スイッチを3ポジション式とし、可動部
材であるスイッチノブを中央に位置させたときに電源0
FFの状態になり、両端側にスイッチノブを移動させた
ときにそれぞれ異なるモードを選択できるとともに電源
ONの状態になるように構成している。
【0016】また、本発明によれば、スイッチノブを電
源OFFの位置に戻し易くし、しかも不用意に電源がO
Nしないようにロック釦を設け、これをスイッチノブの
位置を検出するためのブラシ接片付きの導電板に設けた
弾性片のような付勢手段を利用して付勢し、構造を簡素
化できるように構成している。
【0017】可動部材とは、たとえばスライド移動可能
なスイッチノブである。検出手段とは、たとえばブラシ
接片付きの導電板とこれに対向して設けたプリント基板
からなる。付勢部材とは、たとえば上述した検出手段で
あるブラシ接片付きの導電板に設けた弾性片である。第
1、第2の撮影モードとは、たとえばシンプルモード、
アドバンスモードである。制限部材とは、たとえば可動
部材に可動方向と直交する方向に押圧可能に設けたロッ
ク釦である。
【0018】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は本発明に係るカ
メラのスイッチ構造の一つの実施の形態を示し、図1は
本発明の要部とするスイッチ構造部分を拡大した断面
図、図2(a),(b)はロック釦とクリック板ばねと
の関係を示す分解斜視図およびクリック板ばねの上カバ
ーとの関係を示す断面図、図3は導電板とプリント基板
との関係を示す分解斜視図、図4は本発明のスイッチ構
造を採用したカメラの上面図である。
【0019】これらの図において、本発明を適用するカ
メラ本体1の上端部は、図4に示すように、上カバー2
で覆われている。この上カバー2において、図示しない
ペンタプリズムを内設した軍艦部2aを挟んでグリップ
部3と同じ図中右側には液晶表示部材4やレリーズ釦5
が配置されている。また、これとは反対の図中左側に
は、後述する主電源スイッチとモード切替えスイッチと
を兼ねるスライド切替えスイッチ10のスイッチノブ1
1が配置されている。
【0020】このスイッチノブ11はノブを図中上下方
向に直線移動させることにより中央とカメラの前端、後
端という三つの位置にスライド移動可能になっており、
いわゆる3ポジション式のスイッチにより構成されてい
る。このスイッチノブ11は、下端部が上カバー2に形
成した長溝10a内でスライド自在に保持されている。
そして、このスイッチノブ11を長溝10aによる移動
範囲の中央に位置させることで、カメラの主電源がオフ
(OFF)の状態になる。
【0021】また、このスイッチノブ11は、主電源が
オフとなる中央位置を挟んでカメラの前方または後方に
移動させることにより、電源がオン(ON)の状態にな
るとともに、シンプル(SIMPLE)またはアドバン
ス(ADVANCE)の位置になり、撮影モードとして
のいわゆるシンプルモードとアドバンスモードとの何れ
かのモードが選択された状態となる。図4ではノブ11
を前端側に移動させたときにシンプルモードとなり、後
端に移動させるとアドバンスモードとなる。
【0022】これらのシンプルモードとアドバンスモー
ドでは撮影に関する制御モードの設定できる範囲が違っ
てくる。たとえばシンプルモードでは上カバー2に設け
ている操作釦6、操作釦7、操作釦8で設定する三種類
の設定を行う。操作釦6では露出制御モード、操作釦7
ではストロボ撮影の制御モード、操作釦8では画面サイ
ズの切替えを行う。
【0023】また、アドバンスモードでは上述した機能
に加え、図示しない操作釦により露出補正や測光モード
の切替え等の設定を行えるようにする。したがって、前
述したシンプルモードの方がカメラ任せで自動化される
機能部分が多く、アドバンスモードでは撮影者が自分で
全ての機能を設定できるので撮影者が自分の意志を反映
させ易いことになる。
【0024】前記スイッチノブ11の中央部分には、図
1および図2(a)から明らかなように、長円形の穴1
1aが開けられ、この穴11a内にロック釦12が、上
端部を外部に露呈させるように配置されている。このロ
ック釦12の下端側側部に係止突起12aを設け、また
この係止突起12aを係止させる係止溝13aを、図1
に示すように、上カバー2の裏面側の凹部13の中央位
置に形成している。この位置が前記スイッチノブ11の
電源OFFの位置に相当する。
【0025】前記スイッチノブ11の下端部には、図
1、図2(a),(b)に示すように、スイッチノブ1
1の操作時にクリック感をもたせるためのクリック板ば
ね14が設けられている。このクリック板ばね14の
左、右両側には、図2(a),(b)に示すように、上
カバー2の裏面に略三角形状で凹設された三個のクリッ
ク溝2bに係入することによりクリック感を得るための
約90°で形成された斜面によるクリック突起14bを
有するばね片14aが設けられている。
【0026】図2(b)はクリック板ばね14のクリッ
ク突起14bが電源OFFの中央位置に相当するクリッ
ク溝2bに係合している状態を示し、他の位置(シンプ
ルモード、アドバンスモードの位置)に移動する時に
は、溝2b,2b間の平面部2cを乗り越えることで次
のクリック溝2bに係入することになる。そして、この
ときの動きに伴うばね片14aの力量(弾性変形するば
ね力)によってクリック感が得られる。
【0027】前記クリック板ばね14の下側には裏打ち
板15が積層して設けられ、前記ばね片14a以外の部
分の変形を防ぎ、ばね片14aの力量が得られるように
構成されている。
【0028】この裏打ち板15の下側には、図1および
図3に示すように、二本一組となる三対(合計六本)の
ブラシ接片16a〜16fを有する導電板16が設けら
れている。これらのブラシ接片16a〜16fは、前記
上カバー2の内側に沿って設けたプリント基板17の導
電パターン17a〜17dに対応している。すなわち、
プリント基板17のパターン17aには二本一組となる
ブラシ接片16a,16b、パターン17b,17cに
はブラシ接片16c,16d、パターン17dにはブラ
シ接片16e,16fが、ノブ11の動きに応じて接触
し、電気的に接続するようになっている。
【0029】たとえばパターン17aはGNDであり、
またパターン17bは電源の起動とアドバンスモードの
位置であることを、パターン17c,17dは電源起動
とシンプルモードの位置であることを識別して検出する
ようになっている。なお、上述したプリント基板17は
フレキシブルプリント基板あるいは硬質プリント基板に
よって構成され、その基板面の一部に導電パターン17
a〜17cを有するものであればよい。
【0030】上述したクリック板ばね14、裏打ち板1
5、導電板16は、図1に示すように、ビス18で前記
スイッチノブ11に固定されている。ここで、前記ロッ
ク釦12の下端部12bは、クリック板ばね14、裏打
ち板15の孔部を貫通し、導電板16の一部に弾性変形
可能に設けた弾性片16gに当接し、常時上方への付勢
力を得られるように構成されている。
【0031】このようなブラシ接片16a〜16fを有
する導電板16に設けた弾性片16gのばね力で上方へ
の付勢力を与えると、前記ロック釦12は係止突起12
aを前記上カバー2の凹部13における係止溝13a内
に中央の電源OFFの位置で係入させることができる。
したがって、ロック釦12を押圧操作しないで、スイッ
チノブ11をシンプルモードまたはアドバンスモードの
位置に動かそうとしても、ロック状態を維持することが
できる。
【0032】また、このロック釦12を押圧操作し、ノ
ブ11を動かすと、係止突起12aが弾性片16gの付
勢力に抗して係止溝13aから外れ、シンプルモードま
たはアドバンスモードの位置へスライド移動させること
が可能である。ここで、シンプルモードまたはアドバン
スモードの位置ではロック釦12は、係止突起12aが
凹部13内にあることで押圧操作された状態を維持す
る。また、これとは逆に、シンプルモードまたはアドバ
ンスモードの位置から中央の電源OFFの位置に戻す時
には、前記弾性片16gにより常にロック釦12は上方
に付勢されているから、中央の電源OFFの位置に戻る
と、係止突起13aが係止溝13a内に係入させてロッ
ク状態となる。
【0033】なお、上述した実施の形態では、図1およ
び図3に示すように、スイッチノブ11に設けたロック
釦12を常時上方に付勢するために、ノブ11に一体に
組み付けている導電板16の弾性片16gを利用してい
るが、本発明はこれに限らない。たとえば図5に示すよ
うに、ロック釦12をスイッチノブ11とクリック板ば
ね14の間で挟み込み、その間に付勢手段として圧縮コ
イルばね21を介在させてもよい。
【0034】図1のように導電板16に一体に設けた弾
性片16gを利用すれば、圧縮コイルばね21を用いる
よりはコスト面で有利である。なお、図6(a),
(b)はロック釦12を押圧操作したときの図1に対応
する断面図と断面位置を係止突起12aの部分とした断
面図である。
【0035】上述した構成において、スイッチノブ11
をスライド移動範囲の中央である電源OFFの位置から
前端側に移動させたシンプルモードまたは後端側に移動
させたアドバンスモードの位置に移動させる時には、ロ
ック釦12を押しながら移動させるとよい。これとは逆
に、シンプルモードまたはアドバンスモードの位置から
電源OFFの中央位置に移動させる時には、ロック釦1
2は押さずに単にスイッチノブ11を移動させるとよ
い。すなわち、このようにすると、スイッチノブ11は
電源0FFの位置で弾性片16g(または圧縮コイルば
ね21)の付勢力で係止突起12aが係止溝13aに係
入してロックがかかり、スイッチノブ11を停止させる
ことができる。
【0036】そして、このような構成では、不用意に電
源がON状態にはならず、また電源をOFFする時はス
ライド移動範囲の中央で止めようと意識しなくても、ス
イッチノブ11を単純に中央方向へ移動させるだけで電
源OFFの位置で必ず停止させることができるから、操
作性に優れている。また、このようなロック釦12の色
をスイッチノブ11と違う色にすることにより、このロ
ック釦12の突出または押圧操作されている状態を把握
でき、指標の役割をすることにもなる。
【0037】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、スイッチ構造を構成する各部
の形状、構造等を適宜変形、変更し得ることはいうまで
もない。また、本発明を適用するカメラの形状や構造、
スイッチの組込み位置等も適宜変更することは自由であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るカメラ
のスイッチ構造によれば、電源オフの状態と第1または
第2の撮影モードの状態という3ポジションを選択する
ためにカメラ本体の一部にスライド移動可能に設けた可
動部材と、電源オフの状態と第1または第2の撮影モー
ドの状態のうちで前記可動部材のスライド移動により選
択された位置を検出する検出部材とを備え、電源オフの
状態となる位置を前記可動部材の移動範囲の中央に位置
させるようにしたので、電源スイッチを3ポジション式
にし、電源スイッチと撮影モードの切替えスイッチを兼
用させることにより、カメラの小型化およびコストダウ
ンを図ることができる。
【0039】また、本発明によれば、電源オフの状態と
なる位置で可動部材の移動を制限するための制限部材
と、この制限部材を常に前記可動部材の移動を制限する
方向に付勢する付勢部材とを設け、可動部材の一部に制
限部材を付設するしことにより、操作性を向上させ、し
かもスイッチの位置を確実に保持できるから、上述した
電源スイッチを兼ねる切替えスイッチとして好ましいス
イッチ構造を得ることができる。
【0040】さらに、本発明によれば、付勢部材を、検
出手段を構成するブラシ接片付きの導電板部材で兼用さ
せることにより、構造を簡素化し、より一層のコストダ
ウンを図ることができる。特に、本発明によれば、複数
の機能の切替えスイッチを限られたスペース内に簡単に
組込むとともに、コストアップを抑えつつ操作性を向上
させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るカメラのスイッチ構造の一つの
実施の形態を示し、要部とするスイッチ構造部分を拡大
した断面図である。
【図2】 (a)はスイッチ構造を構成するロック釦と
クリック板ばねとの関係を示す分解斜視図、(b)はス
イッチ構造を構成するクリック板ばねの上カバーとの関
係を示す断面図である。
【図3】 本発明に係るスイッチ構造を構成する導電板
とプリント基板との関係を示す分解斜視図である。
【図4】 本発明に係るスイッチ構造を採用したカメラ
の上面図である。
【図5】 図1の変形例を示す断面図である。
【図6】 (a),(b)は図1のスイッチ構造におい
て、ロック釦を押圧操作したときの状態を示す断面位置
の異なる断面図である。
【図7】 従来のスイッチ構造を例示する分解斜視図で
ある。
【図8】 図7の組立て状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1…カメラ本体、2…上カバー、2b…クリック溝、3
…グリップ部、10…スライド切替えスイッチ、10a
…長溝、11…スイッチノブ、11a…穴、12…ロッ
ク釦(制限部材)、12a…係止突起、13…凹部、1
3a…係止溝、14…クリック板ばね、14a…クリッ
ク突起、14b…ばね片、15…裏打ち板、16…導電
板、16a〜16f…ブラシ接片、16g…弾性片(付
勢部材)、17…プリント基板、17a〜17d…導電
パターン、18…ビス、21…圧縮コイルばね(付勢部
材)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源オフの状態と第1または第2の撮影
    モードの状態を選択可能なカメラにおいて、 カメラ本体の一部にスライド移動可能に設けた可動部材
    と、 前記電源オフの状態と第1または第2の撮影モードの状
    態のうちで前記可動部材のスライド移動により選択され
    た位置を検出する検出手段とを備え、 前記電源オフの状態となる位置を可動部材の移動範囲の
    中央に位置させたことを特徴とするカメラのスイッチ構
    造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカメラのスイッチ構造に
    おいて、 電源オフの状態となる位置で可動部材の移動を制限する
    ための制限部材と、 この制限部材を常に前記可動部材の移動を制限する方向
    に付勢する付勢部材とを備え、 前記可動部材の一部に前記制限部材を付設したことを特
    徴とするカメラのスイッチ構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のカメラのスイッチ構造に
    おいて、 付勢部材を、検出手段を構成するブラシ接片付きの導電
    板部材で兼用させたことを特徴とするカメラのスイッチ
    構造。
  4. 【請求項4】 第1の機能と第2の機能とを選択可能な
    カメラにおいて、 前記カメラに対しスライド移動可能に設けた可動部材
    と、 この可動部材のスライド移動を制限するための制限部材
    と、 前記第1の機能および第2の機能のうちで前記可動部材
    のスライド移動により選択された位置を検出する検出手
    段と、 前記制限部材を常に前記可動部材の移動を制限する方向
    に付勢する付勢部材とを備え、 前記可動部材の一部に前記制限部材を付設するととも
    に、 前記付勢部材を前記検出手段を構成するブラシ接片付き
    の導電板部材で兼用させたことを特徴とするカメラのス
    イッチ構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10271470A (ja) * 1997-03-24 1998-10-09 Olympus Optical Co Ltd 画像音声通信システムおよびテレビ電話送受信方法
JP2006129089A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Nec Corp 電子機器の操作部材取付構造、該構造を備えた電子機器及び該電子機器の組立方法
WO2017017895A1 (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 電子機器

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