JPH11108335A - ごみ焼却炉の排煙浄化装置 - Google Patents
ごみ焼却炉の排煙浄化装置Info
- Publication number
- JPH11108335A JPH11108335A JP9289067A JP28906797A JPH11108335A JP H11108335 A JPH11108335 A JP H11108335A JP 9289067 A JP9289067 A JP 9289067A JP 28906797 A JP28906797 A JP 28906797A JP H11108335 A JPH11108335 A JP H11108335A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ごみ焼却炉の排煙中の塵埃・煤等の固形物を
確実に分離除去すると共に、排煙中のガスや異臭を吸着
除去する。 【解決手段】 縦形の焼却筒１の上部の一部を開口して
蓋付のごみ投入口２を形成し、上部の残余の部分を天板
４で覆って、これに煙突取付け基部５と煙緩衝筒６を介
して煙突７を取り付け、天板４の上面には煙突取付け基
部５を囲んで水容器８を一体的に設置し、この水容器８
に給水管９を接続すると共に、水容器８上部から煙緩衝
筒６内に蒸気吹出し管１１を突出する。また、縦形の焼
却筒１に並立してサイクロン１６を設け、焼却筒１の排
煙を煙管１５を通してサイクロン１６に導き、焼却筒１
の天板４に、煙突取付け基部５を囲んで水容器８を一体
的に設置し、水容器８に給水管９を接続すると共に、水
容器８上部から煙管１５内に蒸気吹出し管１１を突出す
る。
確実に分離除去すると共に、排煙中のガスや異臭を吸着
除去する。 【解決手段】 縦形の焼却筒１の上部の一部を開口して
蓋付のごみ投入口２を形成し、上部の残余の部分を天板
４で覆って、これに煙突取付け基部５と煙緩衝筒６を介
して煙突７を取り付け、天板４の上面には煙突取付け基
部５を囲んで水容器８を一体的に設置し、この水容器８
に給水管９を接続すると共に、水容器８上部から煙緩衝
筒６内に蒸気吹出し管１１を突出する。また、縦形の焼
却筒１に並立してサイクロン１６を設け、焼却筒１の排
煙を煙管１５を通してサイクロン１６に導き、焼却筒１
の天板４に、煙突取付け基部５を囲んで水容器８を一体
的に設置し、水容器８に給水管９を接続すると共に、水
容器８上部から煙管１５内に蒸気吹出し管１１を突出す
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ焼却炉の排煙
浄化装置に関する。
浄化装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ごみ焼却炉の排煙にはごみの種類によっ
て煤や黒煙が多く含まれ、またその温度も高く、そのま
ま放出すると環境を損なうことが多い。この対策として
本出願人は、排煙中に不完全燃焼のまま煤や固形物が排
出されないように、煙突の下部に排煙浄化筒を設けて、
煤や固形物を回収する給気装置を開発し出願した（実願
平９−５５４２）。また、サイクロンを利用した排煙浄
化装置を開発し出願した（特願平８−３２２２５８
号）。ところがこれらの装置は、排煙中の固形分例えば
煤・塵埃等を分離除去するが、排煙中に含まれるガスや
微細な粉塵は分離されることなくそのまま大気中に排出
されてしまうことが分かった。
て煤や黒煙が多く含まれ、またその温度も高く、そのま
ま放出すると環境を損なうことが多い。この対策として
本出願人は、排煙中に不完全燃焼のまま煤や固形物が排
出されないように、煙突の下部に排煙浄化筒を設けて、
煤や固形物を回収する給気装置を開発し出願した（実願
平９−５５４２）。また、サイクロンを利用した排煙浄
化装置を開発し出願した（特願平８−３２２２５８
号）。ところがこれらの装置は、排煙中の固形分例えば
煤・塵埃等を分離除去するが、排煙中に含まれるガスや
微細な粉塵は分離されることなくそのまま大気中に排出
されてしまうことが分かった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、ごみ焼却
炉の排煙中の塵埃・煤等の固形物を確実に分離除去する
と共に、排煙中のガスや異臭を吸着除去することを目的
とする。
炉の排煙中の塵埃・煤等の固形物を確実に分離除去する
と共に、排煙中のガスや異臭を吸着除去することを目的
とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明では、縦形の焼却
筒の上部の一部を開口して蓋付のごみ投入口を形成し、
上部の残余の部分を天板で覆って、これに煙突取付け基
部と煙緩衝筒を介して煙突を取り付け、天板の上面には
煙突取付け基部を囲んで水容器を一体的に設置し、この
水容器に給水管を接続すると共に、水容器上部から煙緩
衝筒内に蒸気吹出し管を突出した。また、縦形の焼却筒
に並立してサイクロンを設け、焼却筒の排煙を煙管を通
してサイクロンに導き、焼却筒の天板に、煙突取付け基
部を囲んで水容器を一体的に設置し、水容器に給水管を
接続すると共に、水容器上部から煙管内に蒸気吹出し管
を突出した。
筒の上部の一部を開口して蓋付のごみ投入口を形成し、
上部の残余の部分を天板で覆って、これに煙突取付け基
部と煙緩衝筒を介して煙突を取り付け、天板の上面には
煙突取付け基部を囲んで水容器を一体的に設置し、この
水容器に給水管を接続すると共に、水容器上部から煙緩
衝筒内に蒸気吹出し管を突出した。また、縦形の焼却筒
に並立してサイクロンを設け、焼却筒の排煙を煙管を通
してサイクロンに導き、焼却筒の天板に、煙突取付け基
部を囲んで水容器を一体的に設置し、水容器に給水管を
接続すると共に、水容器上部から煙管内に蒸気吹出し管
を突出した。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
示して説明する。図１は、本発明の排煙浄化装置を備え
たごみ焼却炉の全体図である。ごみ焼却炉は縦形の焼却
筒１の天面に、焼却筒１の炉壁を正面に向けて斜めに切
取ってごみ投入口２を形成し、ごみ投入口２にはごみ投
入蓋３を設ける。ごみ投入口２以外の天面を天板４で覆
い、ごみ投入蓋３はその一辺で天板４に着脱自在に連結
し、その連結部を軸として開閉する。天板４のほぼ中央
を貫通して煙突取付け基部５を設け、この取付け基部５
の上端に煙緩衝筒６を介して煙突７を連結する。煙緩衝
筒６は、煙突７より大きい径の筒体で、その中央に金網
製の濾過筒６ａを設け、濾過筒６ａの上部には下方に向
けて円錐状の覆い板６ｂを設け、排煙の排出を迂回させ
て排煙中の煤や塵埃を捕捉収集する。天板４の上面に煙
突取付け基部５を囲んで、水容器８を一体に形成する。
水容器８は水密に形成し、その内部にはアルマ加工等に
より耐熱性被膜を生成する。水容器８の天面には、一側
に給水管９と中和薬液を投入する薬液投入口１０を設
け、他側には蒸気吹出し管１１を上方に突出して設け、
その先端を煙突７の煙緩衝筒６内に突出する。焼却筒１
の内側に内筒１２を焼却筒１から均一な隙間をあけて取
付け、その中央に空気供給筒１３を底面から垂直に立設
し、その下端を底面に沿って焼却筒１の外に引出し、そ
の端部に焼却筒送風機１４を接続する。空気供給筒１３
には、その下端から一定間隔をあけて多数段階に、複数
の噴気口１３ａを放射状に設ける。空気供給筒１３の上
端は閉鎖する。
示して説明する。図１は、本発明の排煙浄化装置を備え
たごみ焼却炉の全体図である。ごみ焼却炉は縦形の焼却
筒１の天面に、焼却筒１の炉壁を正面に向けて斜めに切
取ってごみ投入口２を形成し、ごみ投入口２にはごみ投
入蓋３を設ける。ごみ投入口２以外の天面を天板４で覆
い、ごみ投入蓋３はその一辺で天板４に着脱自在に連結
し、その連結部を軸として開閉する。天板４のほぼ中央
を貫通して煙突取付け基部５を設け、この取付け基部５
の上端に煙緩衝筒６を介して煙突７を連結する。煙緩衝
筒６は、煙突７より大きい径の筒体で、その中央に金網
製の濾過筒６ａを設け、濾過筒６ａの上部には下方に向
けて円錐状の覆い板６ｂを設け、排煙の排出を迂回させ
て排煙中の煤や塵埃を捕捉収集する。天板４の上面に煙
突取付け基部５を囲んで、水容器８を一体に形成する。
水容器８は水密に形成し、その内部にはアルマ加工等に
より耐熱性被膜を生成する。水容器８の天面には、一側
に給水管９と中和薬液を投入する薬液投入口１０を設
け、他側には蒸気吹出し管１１を上方に突出して設け、
その先端を煙突７の煙緩衝筒６内に突出する。焼却筒１
の内側に内筒１２を焼却筒１から均一な隙間をあけて取
付け、その中央に空気供給筒１３を底面から垂直に立設
し、その下端を底面に沿って焼却筒１の外に引出し、そ
の端部に焼却筒送風機１４を接続する。空気供給筒１３
には、その下端から一定間隔をあけて多数段階に、複数
の噴気口１３ａを放射状に設ける。空気供給筒１３の上
端は閉鎖する。
【０００６】図２は、サイクロンを備えたごみ焼却炉
に、本発明の排煙浄化装置を設けた実施例の全体図であ
る。ごみ焼却炉は、図１と同様に、縦形の焼却筒１の天
面に斜めに傾斜してごみ投入口２を設け、ごみ投入口２
にはごみ投入蓋３を設ける。ごみ投入口２以外の天面を
天板４で覆い、ごみ投入蓋３はその一辺で天板４に着脱
自在に連結し、その連結部を軸として開閉する。天板４
のほぼ中央を貫通して煙突取付け基部５を設け、この取
付け基部５の上端から煙管１５を介してサイクロン１６
の上部に連結する。天板４の上面に煙突取付け基部５を
囲んで、水容器８を一体に形成する。水容器８にはその
天面に給水管９、薬液投入口１０と蒸気吹出し管１１を
上方に突出して設ける。水容器８の蒸気吹出し管１１の
先端を煙管１２内に突出する。
に、本発明の排煙浄化装置を設けた実施例の全体図であ
る。ごみ焼却炉は、図１と同様に、縦形の焼却筒１の天
面に斜めに傾斜してごみ投入口２を設け、ごみ投入口２
にはごみ投入蓋３を設ける。ごみ投入口２以外の天面を
天板４で覆い、ごみ投入蓋３はその一辺で天板４に着脱
自在に連結し、その連結部を軸として開閉する。天板４
のほぼ中央を貫通して煙突取付け基部５を設け、この取
付け基部５の上端から煙管１５を介してサイクロン１６
の上部に連結する。天板４の上面に煙突取付け基部５を
囲んで、水容器８を一体に形成する。水容器８にはその
天面に給水管９、薬液投入口１０と蒸気吹出し管１１を
上方に突出して設ける。水容器８の蒸気吹出し管１１の
先端を煙管１２内に突出する。
【０００７】サイクロン１６は、その筐体１７の上部を
縦型円筒形に、下部を漏斗状に狭めて形成し、底部には
集塵室１８を設ける。サイクロン１６には、筐体１７の
上面中央を貫通して、排煙筒１９を所定の位置まで引込
み、排煙筒１９の上端には煙突７を連結する。筐体１７
の上部に煙管１５を側壁に沿って接線方向に挿入する。
集塵室１８の側面に灰取出し口２０を開口し、灰取出し
口２０には灰取出し口シャッタ２１を設ける。灰取出し
口シャッタ２１は、その両側を集塵室１８の側壁に沿っ
て湾曲し、その両側をガイドレール（図示せず）により
保持し、ハンドル２２により上下方向に摺動自在とし、
灰取出し口２０を開閉する。灰取出し口２０と灰取出し
口シャッタ２１を囲んでその外側に、薬液注入ガイド２
３を設ける。薬液注入ガイド２３はその底部先端を集塵
室１８の底面に、その両側を集塵室１８の側壁に溶接等
により密着して取付け、上面を開放した形状とする。集
塵室１８の灰取出し口２０と対向する側壁に、側壁を貫
通して外気吹込み管２４を設け、外気吹込み管２４を上
面中央の開口を通して、サイクロン１６内に挿入し、そ
の先端を排煙筒１９の下端にのぞませる。外気吹込み管
２４の他端にはサイクロン送風機２５を連結する。
縦型円筒形に、下部を漏斗状に狭めて形成し、底部には
集塵室１８を設ける。サイクロン１６には、筐体１７の
上面中央を貫通して、排煙筒１９を所定の位置まで引込
み、排煙筒１９の上端には煙突７を連結する。筐体１７
の上部に煙管１５を側壁に沿って接線方向に挿入する。
集塵室１８の側面に灰取出し口２０を開口し、灰取出し
口２０には灰取出し口シャッタ２１を設ける。灰取出し
口シャッタ２１は、その両側を集塵室１８の側壁に沿っ
て湾曲し、その両側をガイドレール（図示せず）により
保持し、ハンドル２２により上下方向に摺動自在とし、
灰取出し口２０を開閉する。灰取出し口２０と灰取出し
口シャッタ２１を囲んでその外側に、薬液注入ガイド２
３を設ける。薬液注入ガイド２３はその底部先端を集塵
室１８の底面に、その両側を集塵室１８の側壁に溶接等
により密着して取付け、上面を開放した形状とする。集
塵室１８の灰取出し口２０と対向する側壁に、側壁を貫
通して外気吹込み管２４を設け、外気吹込み管２４を上
面中央の開口を通して、サイクロン１６内に挿入し、そ
の先端を排煙筒１９の下端にのぞませる。外気吹込み管
２４の他端にはサイクロン送風機２５を連結する。
【０００８】以上のように構成し、焼却筒１の投入口蓋
３を開き、ごみ投入口２からごみＤを投入し、ごみＤに
着火して投入口蓋３を閉じる。焼却筒１内の火勢が強く
なってから焼却筒送風機１４を稼働して焼却筒１内に外
気を取り込み、ごみＤの焼却を開始する。このとき、焼
却筒１の上部にバーナ（図示せず）を設け、バーナに点
火して焼却筒１内に熱風を送り、炉内温度の上昇を早め
ると共に、焼却筒１上部の不完全燃焼のガスや塵埃を焼
却するとよい。燃焼により発生した排煙は、却筒送風機
１４により煙突取付け基部５に送り出され、天板４と煙
突取付け基部５を加熱し、その機壁を通して水容器８を
加熱する。図１においては、煙突取付け基部５に送り出
された排煙は煙緩衝筒６に入り、金網製の濾過筒６ａに
より塵埃や固形物を排除して煙突７から排出する。水容
器８が加熱され、水容器８内の水が蒸発して水蒸気とな
り、蒸気吹出し管１１により煙緩衝筒６内に噴出し、排
気と混合して排気中の塵埃や固形物を吸着して煙緩衝筒
６内に回収する。同時に排気中に含まれるガスや臭気も
水蒸気に吸着して、煙突７から排出する排気を浄化す
る。水容器８に薬液注入口１０から木酢（例えばホート
ク物産株式会社の商品名ハイモクサン）などの中和薬液
を滴下することにより、排気中のガスや臭気を消臭して
排気を一層清浄化することができる。
３を開き、ごみ投入口２からごみＤを投入し、ごみＤに
着火して投入口蓋３を閉じる。焼却筒１内の火勢が強く
なってから焼却筒送風機１４を稼働して焼却筒１内に外
気を取り込み、ごみＤの焼却を開始する。このとき、焼
却筒１の上部にバーナ（図示せず）を設け、バーナに点
火して焼却筒１内に熱風を送り、炉内温度の上昇を早め
ると共に、焼却筒１上部の不完全燃焼のガスや塵埃を焼
却するとよい。燃焼により発生した排煙は、却筒送風機
１４により煙突取付け基部５に送り出され、天板４と煙
突取付け基部５を加熱し、その機壁を通して水容器８を
加熱する。図１においては、煙突取付け基部５に送り出
された排煙は煙緩衝筒６に入り、金網製の濾過筒６ａに
より塵埃や固形物を排除して煙突７から排出する。水容
器８が加熱され、水容器８内の水が蒸発して水蒸気とな
り、蒸気吹出し管１１により煙緩衝筒６内に噴出し、排
気と混合して排気中の塵埃や固形物を吸着して煙緩衝筒
６内に回収する。同時に排気中に含まれるガスや臭気も
水蒸気に吸着して、煙突７から排出する排気を浄化す
る。水容器８に薬液注入口１０から木酢（例えばホート
ク物産株式会社の商品名ハイモクサン）などの中和薬液
を滴下することにより、排気中のガスや臭気を消臭して
排気を一層清浄化することができる。
【０００９】図２においては、煙突取付け基部５に送り
出された排煙は、煙管１５を通って筐体１７の内周に接
線方向に沿ってサイクロン１６内に送り出される。図１
と同様に、水容器８から蒸気吹出し管１１を通して煙管
１５内に水蒸気を噴出し、通過する排煙と混合してサイ
クロン１６内に送り出される。排煙は筐体１７の内壁に
沿って旋回しながら下降し、この間に排煙中に浮遊する
煤や塵埃等の固形物は内壁に当たって落下すると共に、
水蒸気により排気中に含まれるガスや臭気を吸着して、
漏斗状の下部を伝わって集塵室１８内に落下し堆積す
る。集塵室１８には、あらかじめ木酢などの中和薬液を
張り込んで、有毒物質を中和して無害化するとともに、
煤や塵埃等を吸着し沈殿して泥液状にする。集塵室１８
に堆積した煤や塵埃等は灰取出し口２０から掻き出して
除去する。煤や塵埃等の固形物を除去した排煙は、排煙
筒１９の下端から煙突７を通して外気中に放出する。こ
の時、排煙筒１９には外気吹込み管２４を通して、サイ
クロン送風機２５から外気を吹込み、筐体１７内の排煙
を巻き込んで、排煙筒１９から煙突７へと排出する。水
容器８に薬液注入口１０から木酢などの中和薬液を滴下
することにより、排気中のガスや臭気を消臭して排気を
一層清浄化できる。
出された排煙は、煙管１５を通って筐体１７の内周に接
線方向に沿ってサイクロン１６内に送り出される。図１
と同様に、水容器８から蒸気吹出し管１１を通して煙管
１５内に水蒸気を噴出し、通過する排煙と混合してサイ
クロン１６内に送り出される。排煙は筐体１７の内壁に
沿って旋回しながら下降し、この間に排煙中に浮遊する
煤や塵埃等の固形物は内壁に当たって落下すると共に、
水蒸気により排気中に含まれるガスや臭気を吸着して、
漏斗状の下部を伝わって集塵室１８内に落下し堆積す
る。集塵室１８には、あらかじめ木酢などの中和薬液を
張り込んで、有毒物質を中和して無害化するとともに、
煤や塵埃等を吸着し沈殿して泥液状にする。集塵室１８
に堆積した煤や塵埃等は灰取出し口２０から掻き出して
除去する。煤や塵埃等の固形物を除去した排煙は、排煙
筒１９の下端から煙突７を通して外気中に放出する。こ
の時、排煙筒１９には外気吹込み管２４を通して、サイ
クロン送風機２５から外気を吹込み、筐体１７内の排煙
を巻き込んで、排煙筒１９から煙突７へと排出する。水
容器８に薬液注入口１０から木酢などの中和薬液を滴下
することにより、排気中のガスや臭気を消臭して排気を
一層清浄化できる。
【００１０】
【発明の効果】本発明では、焼却筒１の天板４と煙突取
付け基部５を囲んで、水容器８を一体に形成し、水容器
８の蒸気吹出し管１１を通して、その水蒸気を請求項１
では煙緩衝筒６に、請求項２ではサイクロン１６に通じ
る煙管１５に噴出することにより、排気中に含まれる塵
埃やガス、臭気を吸着して除去し、煙突から排出する排
気を浄化できる。また、水容器８に中和薬液を滴下し、
排気中の有毒ガスや臭気を中和することにより、さらに
排気を浄化できる。
付け基部５を囲んで、水容器８を一体に形成し、水容器
８の蒸気吹出し管１１を通して、その水蒸気を請求項１
では煙緩衝筒６に、請求項２ではサイクロン１６に通じ
る煙管１５に噴出することにより、排気中に含まれる塵
埃やガス、臭気を吸着して除去し、煙突から排出する排
気を浄化できる。また、水容器８に中和薬液を滴下し、
排気中の有毒ガスや臭気を中和することにより、さらに
排気を浄化できる。
【図１】本発明の排煙浄化装置を備えたごみ焼却炉の全
体図である。
体図である。
【図２】サイクロンを備えたごみ焼却炉に、本発明の排
煙浄化装置を設けた実施例の全体図である。
煙浄化装置を設けた実施例の全体図である。
Ｄ ごみ １ 焼却筒 ２ ごみ投入口 ３ ごみ投入蓋 ４ 天板 ５ 煙突取付け基部 ６ 煙緩衝筒 ６ａ 濾過筒 ６ｂ 覆い板 ７ 煙突 ８ 水容器 ９ 給水管 １０ 薬液投入口 １１ 蒸気吹出し管 １２ 内筒 １３ 空気供給筒 １３ａ 噴気口 １４ 焼却筒送風機 １５ 煙管 １６ サイクロン １７ 筐体 １８ 集塵室 １９ 排煙筒 ２０ 灰取出し口 ２１ 灰取出し口シャッタ ２２ ハンドル ２３ 薬液注入ガイド ２４ 外気吹込み管 ２５ サイクロン送風機
Claims (2)
- 【請求項１】 縦形の焼却筒の上部の一部を開口して蓋
付のごみ投入口を形成し、上部の残余の部分を天板で覆
って、これに煙突取付け基部と煙緩衝筒を介して煙突を
取り付け、 天板の上面には前記煙突取付け基部を囲んで水容器を一
体的に設置し、この水容器に給水管を接続すると共に、
水容器上部から煙緩衝筒内に蒸気吹出し管を突出してな
るごみ焼却炉の排煙浄化装置。 - 【請求項２】 縦形の焼却筒に並立してサイクロンを設
け、焼却筒の排煙を煙管を通してサイクロンに導き、 前記焼却筒の天板に、煙突取付け基部を囲んで水容器を
一体的に設置し、 前記水容器に給水管を接続すると共に、水容器上部から
前記煙管内に蒸気吹出し管を突出してなるごみ焼却炉の
排煙浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9289067A JPH11108335A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | ごみ焼却炉の排煙浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9289067A JPH11108335A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | ごみ焼却炉の排煙浄化装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11108335A true JPH11108335A (ja) | 1999-04-23 |
Family
ID=17738404
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9289067A Pending JPH11108335A (ja) | 1997-10-06 | 1997-10-06 | ごみ焼却炉の排煙浄化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11108335A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1308620C (zh) * | 2001-12-05 | 2007-04-04 | 宋权圭 | 强旋转高温改质焚烧炉 |
| CN104197726A (zh) * | 2014-08-11 | 2014-12-10 | 湖北大别山窑炉产业研究设计院有限公司 | 用于板式scr脱硝催化剂煅烧炉排废区在线清污系统 |
| CN106016286A (zh) * | 2016-06-06 | 2016-10-12 | 百色瑞成科技有限责任公司 | 一种垃圾焚烧炉 |
| KR102216465B1 (ko) * | 2020-03-18 | 2021-02-18 | 배경아 | 차량용 소각장치 |
| CN114985430A (zh) * | 2022-05-31 | 2022-09-02 | 湖北孝环环境技术有限公司 | 一种环境工程固体废物回收处理装置及其处理方法 |
-
1997
- 1997-10-06 JP JP9289067A patent/JPH11108335A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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