JPH10146540A - ごみ焼却炉の排煙浄化装置 - Google Patents

ごみ焼却炉の排煙浄化装置

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Publication number
JPH10146540A
JPH10146540A JP8322258A JP32225896A JPH10146540A JP H10146540 A JPH10146540 A JP H10146540A JP 8322258 A JP8322258 A JP 8322258A JP 32225896 A JP32225896 A JP 32225896A JP H10146540 A JPH10146540 A JP H10146540A
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JP
Japan
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flue gas
cyclone
incinerator
pipe
blower
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8322258A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Hosoda
昇 細田
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Mametora Agric Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mametora Agric Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mametora Agric Machinery Co Ltd filed Critical Mametora Agric Machinery Co Ltd
Priority to JP8322258A priority Critical patent/JPH10146540A/ja
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  • Incineration Of Waste (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排煙中の塵埃・煤等を除去すること。 【解決手段】 縦型円筒形のサイクロン16の底部に漏
斗状の集塵部19を設け、上部中央に排煙筒21を設立
し、その下端をサイクロン16内部に挿通し、外気吹込
み管22を集塵部19に挿通し、その先端の吹込み口2
6を上向きにして排煙筒21の下端の排煙入口25の中
心にのぞませ、他端には送風機23を接続する。そして
ごみ焼却炉1の煙突8に連なる煙管17をサイクロン1
6の側壁に接線方向に連結する。ごみ焼却炉1には焼却
筒2の内部中央に空気供給筒13を起立し、空気供給筒
13の周壁には多数の噴気口15を放射状に形成し、空
気供給筒13基端に焼却炉送風機14を接続する。そし
てごみ焼却炉1の排煙を煙管17を通して焼却炉送風機
14によりサイクロン16に送り出し、サイクロン16
内でラセン状に回転しながら下降し、この間に排煙中の
塵埃・煤等を集塵部19に落下し、排煙筒21の排煙入
口25で外気吹込み管22の噴気により、排煙入口25
内に吸込まれて排煙筒21から迅速に排煙する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ごみ焼却炉の排煙
より煤などを除いて浄化する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ごみ焼却炉の排煙には、煤等が多
く含まれるうえ温度が高く、環境を損なうことが多かっ
た。この対策として、煙突から出た排気ガスを集塵装置
(サイクロン)に導き、その中で排気ガスの温度を下げ
るとともに、排気ガス中の固形分例えば煤等を除去し
て、排出する排気ガスを出来るだけ清浄にする方法が取
られている。この場合、煙突から排出する排煙は特に加
速されることなく排出されるため、その排煙をサイクロ
ンの中で旋回しても側壁に当たる風速が弱く、排気ガス
中の固形分が浮遊状態で残り、完全に除去されないでい
た。排煙中の固形分や有害ガスを除去するには、乾式ま
たは溶剤を浸した湿式フィルタを使用する方法もある
が、フィルタの目詰まりによる損耗や、定期的な洗浄作
業が必要となり、費用が高いという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明では、ごみ焼却
炉の排気をサイクロンに導き、サイクロンで排気中の塵
埃・煤等を確実に除去することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明では、縦型円筒形のサイクロンの底部に漏斗状の
集塵部を連設すると共に、サイクロンの上部中央に設立
する排煙筒の下端をサイクロン内部に挿通し、前記集塵
部内に挿通する外気吹込み管の上向きの吹込み口を前記
排煙筒の下端の排煙入口の中心に対向してのぞませ、外
気吹込み管の他端には送風機を接続し、サイクロンの側
面にはごみ焼却炉の煙突に連なる煙管をサイクロンの接
線方向に接続する。ここで、ごみ焼却炉は、縦型の焼却
筒の内部に空気供給筒を起立して空気供給筒の周壁には
多数の噴気口を放射状に形成すると共に、空気供給筒の
基端に焼却炉送風機を接続して構成するするとよい。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
示して説明する。図1は本発明のサイクロンを装着した
ごみ焼却炉の縦断面図、図2は同サイクロンの水平断面
図である。図1において、1はごみ焼却炉で、その焼却
筒2を耐熱性の鉄板により有底筒形に形成し、その上面
開口の一部を斜め下方に切下げてごみ投入口3を形成
し、ごみ投入口3には蝶番4を介してごみ投入口蓋7を
取り付ける。5は天板である。 天板5の固定部6の中
央に煙突8を立設する。焼却筒2の下部には前方に突出
して灰取出し口9を設け、灰取出し口9には灰取出し扉
10を設ける。焼却筒2の内側下部に底面から一定の高
さにロストル11を設置する。ロストル11の位置は、
灰取出し口9からロストル11上に残る灰を取出せる高
さとする。ロストル11には焼却筒2との間に均一に隙
間をあけて内筒12を載せる。内筒12の内部中央に
は、ロストル11の中央を貫通して底面から垂直に空気
供給筒13を立設し、その下端を底面に沿って焼却筒2
の外に引出し、端部に焼却炉送風機14を接続する。空
気供給筒13にはその下端から一定間隔をあけて多数段
階に、複数の噴気口15を放射状に設け、空気供給筒1
3の上端は閉鎖する。噴気口15は空気供給筒13の軸
心から斜め下方10〜15度傾けて穿孔する。空気供給
筒13の最下段の噴気口15は、ロストル11の下方に
配置する。煙突8の上端にフランジを形成し、フランジ
を介してごみ焼却炉1専用の煙突(図示せず)またはサ
イクロン16の煙管17と連結する。
【0006】16はサイクロンで、その筐体18を耐熱
性の鉄板により縦型円筒形に形成し、筐体18の下部を
漏斗状にしてその下端に集塵部19を設け、集塵部19
には集積した塵埃を取出す塵埃排出扉20を設ける。筐
体18の中央に筐体18の上面を貫通して所定の位置ま
で排煙筒21を引込み、排煙筒21の下端の排煙入口2
5に集塵部19から垂直に立設した外気吹込み管22の
先端の吹込み口26を所定位置まで挿し込み、外気吹込
み管22の他端を集塵部19の側壁を貫通して引出し、
送風機23に連結する。ごみ焼却炉1の煙突8に連なる
煙管17は、図2に示すように、筐体18に側壁に沿っ
て接線方向に接続する。
【0007】以上のように構成し、ごみ焼却炉1の投入
口蓋7を開き、ごみ投入口3から内筒12内にごみを投
入し、燃えやすい新聞紙等に着火して投入口蓋7を閉
じ、火勢が強くなってから焼却炉送風機14を駆動して
空気供給筒13から噴気口15を通して内筒12内に外
気を送り込み、ごみの焼却を開始する。ロストル11の
下方に空間を設けることにより、ごみの燃えかす等が底
部に溜まり、空気供給筒13の噴気口15が塞ぐのを防
止する。さらに、空気供給筒13の最下段の噴気口15
をロストル11の下方に開口することにより、空気がロ
ストル11を通過してごみの間を通り、上方に向って流
れる。空気供給筒13の上部の噴気口15から噴出する
空気は、燃焼するごみの間を通って、ロストル11から
上昇する空気と一緒になって、火勢を強めてごみを燃焼
する。焼却筒2と内筒12の間の空気は、焼却筒2に触
れて冷却されるため下降し、ロストル11の下方で空気
供給筒13の空気と合流して、内筒12のごみの間を通
って上昇してごみの焼却を促進する。内筒12で発生し
た煙は、煙突8から煙管17を通ってサイクロン6に排
出される。この時、煙突8の排煙は、焼却炉送風機14
により加速されて送り出される。
【0008】煙突8から排出する高温の排煙は、サイク
ロン16内に煙管17を通して筐体18の接線方向に送
込まれ、サイクロン16内を図2に矢印で示すように旋
回しながら下降し、この間に排煙中に浮遊する煤や塵埃
等の固形物は筐体18の内壁に当たって落下し集塵部1
9に堆積する。固形物を除いて浄化された排煙は、排煙
筒21の排煙入口25から排煙筒21を通り外気中に放
出する。この時、外気吹込み管22には、送風機23に
より外気が急速に送り込まれ、外気吹込み管22の吹込
み口26から排煙筒21内に噴出する。この噴出により
サイクロン16の筐体18内の排煙を巻き込んで、排煙
筒21内の排煙の流れを促進し排出する。ごみ焼却炉1
と排煙浄化装置を着脱自在に連結することにより、これ
らを移動する際には、それぞれ別々にして移動でき、移
動の手間や費用を軽減できる。また、ごみ焼却炉1の煙
突8に専用の煙突を連結し、単独でも使用できる。
【0009】図3は本発明の他の実施態様を示すごみ焼
却炉の排煙浄化装置の縦断面図、図4はそのサイクロン
の横断面図である。サイクロン16内に、排煙筒21を
囲んでリング状に噴水管24を設け、噴水管24に外部
から水を加圧して供給し、噴水管24のノズルを通して
筐体18内に噴霧する。この時、筐体18内を旋回しな
がら下降する排煙中の煤や塵埃は、この噴霧により吸水
して落下し、容易に集塵部19に収集できる。排煙を噴
霧にさらすことにより、排煙中の微細な煤や塵埃まで集
塵部19に収集し、排煙をいっそう良く浄化できる。ま
た、排煙中に含まれる有害ガスも、排煙を噴霧にさらす
ことにより、水に溶けて水溶液として回収され、ごみ焼
却による大気汚染を未然に防止できる。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明では、サイクロン
の上部中央に排煙筒を設け、排煙筒の下端をサイクロン
内に挿入し、外気吹込み管をサイクロン底部の集塵部を
挿通して、排煙筒の下端の排煙入口の中心に対向しての
ぞませるので、送風機により外気吹込み管を通して排煙
入口に外気を吹込むことにより、サイクロン内の排煙を
排煙筒から速やかに排出できる。従って本発明によれ
ば、サイクロン内の排煙の流れが活発で停滞しないか
ら、排煙中の塵埃を効率良く除去できるという効果を奏
する。また、ごみ焼却炉の煙突にサイクロンの煙管を連
結し、ごみ焼却炉の空気供給筒によりごみ焼却炉内の排
煙をサイクロンに供給することにより、サイクロン内に
強い排煙の流れができ、排煙中の煤や塵埃を簡単に排除
して清浄な排煙とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の排煙浄化装置の縦断面図である。
【図2】図1のサイクロンの水平断面図である。
【図3】本発明の排煙浄化装置の他の例の縦断面図であ
る。
【図4】図3のサイクロンの水平断面図である。
【符号の説明】
1 ごみ焼却炉 2 焼却筒 3 ごみ投入口 4 蝶番 5 天板 6 固定部 7 投入口蓋 8 煙突 9 灰取出し口 10 灰取出し扉 11 ロストル 12 内筒 13 空気供給筒 14 焼却炉送風機 15 噴気口 16 サイクロン 17 煙管 18 筐体 19 集塵部 20 塵埃排出扉 21 排煙筒 22 外気吹込み管 23 第2の送風機 24 噴水管 25 排煙入口 26 吹込み口
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F23J 3/04 F23J 3/04 15/04 15/00 D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦型円筒形のサイクロンの底部に漏斗状
    の集塵部を連設すると共に、サイクロンの上部中央に設
    立する排煙筒の下端をサイクロン内部に挿通し、前記集
    塵部内に挿通する外気吹込み管の上向きの吹込み口を前
    記排煙筒の下端の排煙入口の中心に対向してのぞませ、
    外気吹込み管の他端には送風機を接続し、サイクロンの
    側面にはごみ焼却炉の煙突に連なる煙管をサイクロンの
    接線方向に接続してなるごみ焼却炉の排煙浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記ごみ焼却炉が、縦型の焼却筒の内部
    に空気供給筒を起立して空気供給筒の周壁には多数の噴
    気口を放射状に形成すると共に、空気供給筒の基端に焼
    却炉送風機を接続して成る請求項1記載のごみ焼却炉の
    排煙浄化装置。
JP8322258A 1996-11-18 1996-11-18 ごみ焼却炉の排煙浄化装置 Withdrawn JPH10146540A (ja)

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JP8322258A JPH10146540A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 ごみ焼却炉の排煙浄化装置

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JP8322258A JPH10146540A (ja) 1996-11-18 1996-11-18 ごみ焼却炉の排煙浄化装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102009004A (zh) * 2010-10-22 2011-04-13 常熟市华能环保工程有限公司 立卧组合式旋流除尘器
JP2017227388A (ja) * 2016-06-23 2017-12-28 合同会社信越バイオエナジー サイクロン燃焼装置
CN107726335A (zh) * 2017-11-13 2018-02-23 江西致远环保技术有限公司 一种防污染的垃圾焚烧炉

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040203