JPH11107380A - ユニット建物とその施工方法 - Google Patents
ユニット建物とその施工方法Info
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- JPH11107380A JPH11107380A JP27460497A JP27460497A JPH11107380A JP H11107380 A JPH11107380 A JP H11107380A JP 27460497 A JP27460497 A JP 27460497A JP 27460497 A JP27460497 A JP 27460497A JP H11107380 A JPH11107380 A JP H11107380A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ユニット建物に屋根勾配のある外観を付与す
るとともに、敷地に対する建物の有効な配置、敷地空間
の有効な利用を図ること。 【解決手段】 ユニット建物1において、傾斜屋根付建
物ユニット20の短柱22Bの側の前面に、該傾斜屋根
付建物ユニット20の傾斜屋根面24Aに連続する傾斜
屋根面36を少なくとも一部に備えてなる下屋建物ユニ
ット30を据付けてなるもの。
るとともに、敷地に対する建物の有効な配置、敷地空間
の有効な利用を図ること。 【解決手段】 ユニット建物1において、傾斜屋根付建
物ユニット20の短柱22Bの側の前面に、該傾斜屋根
付建物ユニット20の傾斜屋根面24Aに連続する傾斜
屋根面36を少なくとも一部に備えてなる下屋建物ユニ
ット30を据付けてなるもの。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユニット建物とそ
の施工方法に関する。
の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物ユニットとして、特開平5-86
650 号公報に記載の如く、相対する柱の一方を他方の柱
より柱長さの短い短柱とし、屋根面のうちの少なくとも
短柱側の屋根面を短柱側に向けて下り勾配をなす傾斜屋
根面としてなる傾斜屋根付建物ユニットがある。この傾
斜屋根付建物ユニットは、下階構造体の上に据付けられ
てユニット建物を構成するとき、その傾斜屋根面によっ
て北側斜線、道路斜線等の斜線制限に対応できる。
650 号公報に記載の如く、相対する柱の一方を他方の柱
より柱長さの短い短柱とし、屋根面のうちの少なくとも
短柱側の屋根面を短柱側に向けて下り勾配をなす傾斜屋
根面としてなる傾斜屋根付建物ユニットがある。この傾
斜屋根付建物ユニットは、下階構造体の上に据付けられ
てユニット建物を構成するとき、その傾斜屋根面によっ
て北側斜線、道路斜線等の斜線制限に対応できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ユニット建物では以下の問題点がある。 下階構造体の上に、屋根傾斜方向に沿う方向では唯 1
個の傾斜屋根付建物ユニットを具備するものであるに過
ぎず、建物に十分な屋根勾配のある外観を付与すること
ができず、外観性の向上に困難がある。また、隣地に対
して十分に屋根勾配のある外観を提供できないから、隣
地に対する圧迫感の解消にも困難がある。
ユニット建物では以下の問題点がある。 下階構造体の上に、屋根傾斜方向に沿う方向では唯 1
個の傾斜屋根付建物ユニットを具備するものであるに過
ぎず、建物に十分な屋根勾配のある外観を付与すること
ができず、外観性の向上に困難がある。また、隣地に対
して十分に屋根勾配のある外観を提供できないから、隣
地に対する圧迫感の解消にも困難がある。
【0004】北側斜線、道路斜線等の斜線に沿う方向
に唯 1個の傾斜屋根付建物ユニットを配置するものであ
るに過ぎない。このため、敷地に対する斜線の位置によ
っては、建物の位置が制限され、建物を敷地境界から敷
地内に大きく引き込み配置せざるを得ず、敷地に対する
建物の有効な配置、敷地空間の有効な利用を図ることが
できないことがある。
に唯 1個の傾斜屋根付建物ユニットを配置するものであ
るに過ぎない。このため、敷地に対する斜線の位置によ
っては、建物の位置が制限され、建物を敷地境界から敷
地内に大きく引き込み配置せざるを得ず、敷地に対する
建物の有効な配置、敷地空間の有効な利用を図ることが
できないことがある。
【0005】本発明の課題は、ユニット建物に屋根勾配
のある外観を付与するとともに、敷地に対する建物の有
効な配置、敷地空間の有効な利用を図ることにある。
のある外観を付与するとともに、敷地に対する建物の有
効な配置、敷地空間の有効な利用を図ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、複数の建物ユニットを接合してなるユニット建物に
おいて、相対する柱の一方を他方より柱長さの短い短柱
とし、屋根面のうちの少なくとも短柱側の屋根面を短柱
側に向けて下り勾配をなす傾斜屋根面としてなる傾斜屋
根付建物ユニットを有するとともに、傾斜屋根付建物ユ
ニットがセットバックして下階構造体の上に配置され、
該傾斜屋根付建物ユニットの傾斜屋根面から下階構造体
の上外端面に渡って傾斜屋根面が連続しているものであ
る。
は、複数の建物ユニットを接合してなるユニット建物に
おいて、相対する柱の一方を他方より柱長さの短い短柱
とし、屋根面のうちの少なくとも短柱側の屋根面を短柱
側に向けて下り勾配をなす傾斜屋根面としてなる傾斜屋
根付建物ユニットを有するとともに、傾斜屋根付建物ユ
ニットがセットバックして下階構造体の上に配置され、
該傾斜屋根付建物ユニットの傾斜屋根面から下階構造体
の上外端面に渡って傾斜屋根面が連続しているものであ
る。
【0007】請求項2に記載の本発明は、複数の建物ユ
ニットを接合してなるユニット建物において、相対する
柱の一方を他方より柱長さの短い短柱とし、屋根面のう
ちの少なくとも短柱側の屋根面を短柱側に向けて下り勾
配をなす傾斜屋根面としてなる傾斜屋根付建物ユニット
を有するとともに、傾斜屋根付建物ユニットの短柱側の
前面に据付けられ、該傾斜屋根付建物ユニットの傾斜屋
根面に連続する傾斜屋根面を少なくとも一部に備えてな
る下屋建物ユニットを有してなるようにしたものであ
る。
ニットを接合してなるユニット建物において、相対する
柱の一方を他方より柱長さの短い短柱とし、屋根面のう
ちの少なくとも短柱側の屋根面を短柱側に向けて下り勾
配をなす傾斜屋根面としてなる傾斜屋根付建物ユニット
を有するとともに、傾斜屋根付建物ユニットの短柱側の
前面に据付けられ、該傾斜屋根付建物ユニットの傾斜屋
根面に連続する傾斜屋根面を少なくとも一部に備えてな
る下屋建物ユニットを有してなるようにしたものであ
る。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項2に記
載の本発明において更に、前記下屋建物ユニットが、床
枠組と、床枠組の一辺の両端部に立設される柱と、両柱
間に掛け渡される屋根梁と、床枠組の他辺と上記柱との
間に掛け渡される斜め梁と、斜め梁に支持される屋根材
とからなり、屋根面の全部を傾斜屋根面としてなるよう
にしたものである。
載の本発明において更に、前記下屋建物ユニットが、床
枠組と、床枠組の一辺の両端部に立設される柱と、両柱
間に掛け渡される屋根梁と、床枠組の他辺と上記柱との
間に掛け渡される斜め梁と、斜め梁に支持される屋根材
とからなり、屋根面の全部を傾斜屋根面としてなるよう
にしたものである。
【0009】請求項4に記載の本発明は、請求項2又は
3に記載のユニット建物の施工方法であって、前記傾斜
屋根付建物ユニットを下階構造体の上に据付け、下階構
造体の上で、上記傾斜屋根付建物ユニットの短柱側の前
面に前記下屋建物ユニットを据付け、上記両建物ユニッ
トの屋根面同士を継ぎ施工するとともに、両建物ユニッ
トの外壁面同士を継ぎ施工するようにしたものである。
3に記載のユニット建物の施工方法であって、前記傾斜
屋根付建物ユニットを下階構造体の上に据付け、下階構
造体の上で、上記傾斜屋根付建物ユニットの短柱側の前
面に前記下屋建物ユニットを据付け、上記両建物ユニッ
トの屋根面同士を継ぎ施工するとともに、両建物ユニッ
トの外壁面同士を継ぎ施工するようにしたものである。
【0010】請求項5に記載の本発明は、請求項4に記
載の本発明において更に、前記下屋建物ユニットの床枠
組を前記下階構造体に接合するとともに、該下屋建物ユ
ニットの屋根梁を前記傾斜屋根付建物ユニットに接合す
るようにしたものである。
載の本発明において更に、前記下屋建物ユニットの床枠
組を前記下階構造体に接合するとともに、該下屋建物ユ
ニットの屋根梁を前記傾斜屋根付建物ユニットに接合す
るようにしたものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の本発明によれば下記の作用
がある。 下階構造体の上で、セットバックしてある傾斜屋根付
建物ユニットの傾斜屋根面から下階構造体の上外端面に
渡って連続する傾斜屋根面を設けた。従って、建物に十
分な屋根勾配のある外観を付与でき、外観性を向上でき
る。また、隣地に対して十分に屋根勾配のある外観を提
供でき、隣地に対する圧迫感を解消できる。また、敷地
に対する斜線の位置がいかなる場合にも、傾斜屋根付建
物ユニットの傾斜屋根面の勾配を斜線の勾配に適合させ
ることにより、建物を敷地境界に近付けて配置でき、敷
地に対する建物の有効な配置、敷地空間の有効利用を図
ることができる。
がある。 下階構造体の上で、セットバックしてある傾斜屋根付
建物ユニットの傾斜屋根面から下階構造体の上外端面に
渡って連続する傾斜屋根面を設けた。従って、建物に十
分な屋根勾配のある外観を付与でき、外観性を向上でき
る。また、隣地に対して十分に屋根勾配のある外観を提
供でき、隣地に対する圧迫感を解消できる。また、敷地
に対する斜線の位置がいかなる場合にも、傾斜屋根付建
物ユニットの傾斜屋根面の勾配を斜線の勾配に適合させ
ることにより、建物を敷地境界に近付けて配置でき、敷
地に対する建物の有効な配置、敷地空間の有効利用を図
ることができる。
【0012】請求項2に記載の本発明によれば下記、
の作用がある。 下階構造体の上に傾斜屋根付建物ユニットと下屋建物
ユニットを並べて設け、それらの屋根面を連続する傾斜
屋根面とした。従って、建物に十分な屋根勾配のある外
観を付与でき、外観性を向上できる(図12)。また、
隣地に対して十分に屋根勾配のある外観を提供でき、隣
地に対する圧迫感を解消できる(図13)。
の作用がある。 下階構造体の上に傾斜屋根付建物ユニットと下屋建物
ユニットを並べて設け、それらの屋根面を連続する傾斜
屋根面とした。従って、建物に十分な屋根勾配のある外
観を付与でき、外観性を向上できる(図12)。また、
隣地に対して十分に屋根勾配のある外観を提供でき、隣
地に対する圧迫感を解消できる(図13)。
【0013】北側斜線、道路斜線等の斜線に沿う方向
に傾斜屋根付建物ユニットと下屋建物ユニットを並べて
配置した。従って、敷地に対する斜線の位置がいかなる
場合にも、傾斜屋根付建物ユニットと下屋建物ユニット
の傾斜屋根面の勾配を斜線の勾配に適合させることによ
り、建物を敷地境界に近付けて配置でき、敷地に対する
建物の有効な配置、敷地空間の有効利用を図ることがで
きる。
に傾斜屋根付建物ユニットと下屋建物ユニットを並べて
配置した。従って、敷地に対する斜線の位置がいかなる
場合にも、傾斜屋根付建物ユニットと下屋建物ユニット
の傾斜屋根面の勾配を斜線の勾配に適合させることによ
り、建物を敷地境界に近付けて配置でき、敷地に対する
建物の有効な配置、敷地空間の有効利用を図ることがで
きる。
【0014】請求項3に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 下屋建物ユニットが屋根面の全部を傾斜屋根面とする
ものであるから、下階構造体の上端にまで延びる十分な
屋根勾配のある外観を建物に付与できる。
作用がある。 下屋建物ユニットが屋根面の全部を傾斜屋根面とする
ものであるから、下階構造体の上端にまで延びる十分な
屋根勾配のある外観を建物に付与できる。
【0015】請求項4に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 傾斜屋根付建物ユニットと下屋建物ユニットは工場生
産し、両建物ユニットの屋根面同士の継ぎ部、外壁面同
士の継ぎ部だけを現場施工することにより、建物の工場
生産化率を高め、生産性を向上できる。
作用がある。 傾斜屋根付建物ユニットと下屋建物ユニットは工場生
産し、両建物ユニットの屋根面同士の継ぎ部、外壁面同
士の継ぎ部だけを現場施工することにより、建物の工場
生産化率を高め、生産性を向上できる。
【0016】請求項5に記載の本発明によれば下記の
作用がある。 下屋建物ユニットの床枠組を下階構造体に接合すると
ともに、下屋建物ユニットの屋根梁を傾斜屋根付建物ユ
ニットに接合することにより、下屋建物ユニットを強固
に据付けできる。
作用がある。 下屋建物ユニットの床枠組を下階構造体に接合すると
ともに、下屋建物ユニットの屋根梁を傾斜屋根付建物ユ
ニットに接合することにより、下屋建物ユニットを強固
に据付けできる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は第1実施形態を示す模式
図、図2は図1の要部を示す断面図、図3は下屋建物ユ
ニットの骨組を示す斜視図、図4は図3のIV-IV 線に沿
う矢視図、図5は床枠組を示す模式図、図6は床枠組の
要部を示す模式図、図7は床枠組と斜め梁との接合構造
を示す模式図、図8は柱と斜め梁との接合構造を示す模
式図、図9は軒先部を示す模式図、図10は屋根パネル
を示す模式図、図11は屋根パネルの取付構造を示す模
式図、図12は敷地と斜線と建物の配置の関係を示す模
式図、図13は建物と隣地との関係を示す模式図、図1
4は第2実施形態を示す模式図、図15は第3実施形態
を示す模式図、図16は第4実施形態を示す模式図、図
17は第5実施形態を示す模式図、図18は第6実施形
態を示す模式図である。
図、図2は図1の要部を示す断面図、図3は下屋建物ユ
ニットの骨組を示す斜視図、図4は図3のIV-IV 線に沿
う矢視図、図5は床枠組を示す模式図、図6は床枠組の
要部を示す模式図、図7は床枠組と斜め梁との接合構造
を示す模式図、図8は柱と斜め梁との接合構造を示す模
式図、図9は軒先部を示す模式図、図10は屋根パネル
を示す模式図、図11は屋根パネルの取付構造を示す模
式図、図12は敷地と斜線と建物の配置の関係を示す模
式図、図13は建物と隣地との関係を示す模式図、図1
4は第2実施形態を示す模式図、図15は第3実施形態
を示す模式図、図16は第4実施形態を示す模式図、図
17は第5実施形態を示す模式図、図18は第6実施形
態を示す模式図である。
【0018】(第1実施形態)(図1〜図13) ユニット建物1は、図1に示す如く、複数の標準建物ユ
ニット10と、各 1個の傾斜屋根付建物ユニット20と
下屋建物ユニット30を接合したものである。標準建物
ユニット10は、1階部分と2階部分の全部と、3階部
分の一部を構成している。傾斜屋根付建物ユニット20
と下屋建物ユニット30は、北側斜線、道路斜線等の斜
線Lに沿う3階部分を構成している(図1(A)、
(B))。
ニット10と、各 1個の傾斜屋根付建物ユニット20と
下屋建物ユニット30を接合したものである。標準建物
ユニット10は、1階部分と2階部分の全部と、3階部
分の一部を構成している。傾斜屋根付建物ユニット20
と下屋建物ユニット30は、北側斜線、道路斜線等の斜
線Lに沿う3階部分を構成している(図1(A)、
(B))。
【0019】標準建物ユニット10は、図1(C)に示
す如く、各 4本の床梁11、柱12、天井梁13を接合
した直方体状箱形骨組構造体である。
す如く、各 4本の床梁11、柱12、天井梁13を接合
した直方体状箱形骨組構造体である。
【0020】傾斜屋根付建物ユニット20は、図1
(D)に示す如く、 4本の床梁21、 2本の長柱22
A、 2本の短柱22B、 2本の曲げ梁23A、 3本の天
井梁23Bを接合した五角側面状箱形骨組構造体であ
る。即ち、傾斜屋根付建物ユニット20は、相対する長
柱22A、短柱22Bの一方を他方より柱長さの短い短
柱22Bとし、屋根面24のうち短柱22Bの側の屋根
面24Aを短柱22Bの側に向って下り勾配をなす傾斜
屋根面24Aとしている。
(D)に示す如く、 4本の床梁21、 2本の長柱22
A、 2本の短柱22B、 2本の曲げ梁23A、 3本の天
井梁23Bを接合した五角側面状箱形骨組構造体であ
る。即ち、傾斜屋根付建物ユニット20は、相対する長
柱22A、短柱22Bの一方を他方より柱長さの短い短
柱22Bとし、屋根面24のうち短柱22Bの側の屋根
面24Aを短柱22Bの側に向って下り勾配をなす傾斜
屋根面24Aとしている。
【0021】下屋建物ユニット30は、図2〜図4に示
す如く、床枠組31と、床枠組31の一辺の両端部のそ
れぞれに立設される柱32と、両柱32、32の間に掛
け渡される屋根梁33と、床枠組31の他辺の両端部の
それぞれと柱32の上端部との間に掛け渡される斜め梁
34を接合した三角側面状箱形骨組構造体である。下屋
建物ユニット30は、斜め梁34に支持される屋根パネ
ル35を備え、屋根面36の全部を傾斜屋根面36とし
ている。
す如く、床枠組31と、床枠組31の一辺の両端部のそ
れぞれに立設される柱32と、両柱32、32の間に掛
け渡される屋根梁33と、床枠組31の他辺の両端部の
それぞれと柱32の上端部との間に掛け渡される斜め梁
34を接合した三角側面状箱形骨組構造体である。下屋
建物ユニット30は、斜め梁34に支持される屋根パネ
ル35を備え、屋根面36の全部を傾斜屋根面36とし
ている。
【0022】下屋建物ユニット30の各部構成について
詳細に説明する。下屋建物ユニット30の床枠組31
は、図5に示す如く、 4本の形鋼製床梁31Aを矩形状
に接合して構成される。また、下屋建物ユニット30が
3階床部を構成するとき、床枠組31は、図6に示す如
く、相対する床梁31A、31Aの間に床支持梁31B
を掛け渡し、床支持梁31Bとこれに相対する床梁31
Aとの間に複数本の床小梁31Cを掛け渡し、床小梁3
1Cの上に3階床板31Dを支持可能としている。尚、
下屋建物ユニット30は2階部分に対する吹き抜け空間
として用いることもできる。
詳細に説明する。下屋建物ユニット30の床枠組31
は、図5に示す如く、 4本の形鋼製床梁31Aを矩形状
に接合して構成される。また、下屋建物ユニット30が
3階床部を構成するとき、床枠組31は、図6に示す如
く、相対する床梁31A、31Aの間に床支持梁31B
を掛け渡し、床支持梁31Bとこれに相対する床梁31
Aとの間に複数本の床小梁31Cを掛け渡し、床小梁3
1Cの上に3階床板31Dを支持可能としている。尚、
下屋建物ユニット30は2階部分に対する吹き抜け空間
として用いることもできる。
【0023】下屋建物ユニット30の柱32は、角鋼管
からなり、床枠組31の一辺の両端部のそれぞれに立設
される。屋根梁33は、形鋼からなり、相対する柱3
2、32の上端部のそれぞれにその両端部を接合され
る。
からなり、床枠組31の一辺の両端部のそれぞれに立設
される。屋根梁33は、形鋼からなり、相対する柱3
2、32の上端部のそれぞれにその両端部を接合され
る。
【0024】下屋建物ユニット30の斜め梁34は形鋼
からなり、斜め梁34の下端部は床梁31Aに接合して
あるへの字状ジョイントピース34Aに接合され(図
7)、斜め梁34の上端部は柱32に接合してあるへの
字状ジョイントピース34Bに接合される(図8)。
からなり、斜め梁34の下端部は床梁31Aに接合して
あるへの字状ジョイントピース34Aに接合され(図
7)、斜め梁34の上端部は柱32に接合してあるへの
字状ジョイントピース34Bに接合される(図8)。
【0025】下屋建物ユニット30において、床枠組3
1の相対する床梁31A、31Aで、斜め梁34が接合
される床梁31A、31Aの間には天井根太取付金具3
7Aが掛け渡され、相対する柱32、32の間には天井
根太取付金具37Bが掛け渡され、天井根太取付金具3
7Aと天井根太取付金具37Bには天井根太38がねじ
固定される。
1の相対する床梁31A、31Aで、斜め梁34が接合
される床梁31A、31Aの間には天井根太取付金具3
7Aが掛け渡され、相対する柱32、32の間には天井
根太取付金具37Bが掛け渡され、天井根太取付金具3
7Aと天井根太取付金具37Bには天井根太38がねじ
固定される。
【0026】下屋建物ユニット30において、床枠組3
1の相対する床梁31A、31Aで、上述の天井根太取
付金具37Aが掛け渡された床梁31A、31Aの間に
は、天井根太取付金具37Aの軒先側に軒支持梁39が
掛け渡され、この軒支持梁39とこれに相対する軒先側
の床梁31Aには野地板軒先受け材41がねじ固定され
る。そして、この野地板軒先受け材41の上に野地板4
2がねじ固定され、この野地板42の上に軒先見切り材
43がねじ固定される(図9)。
1の相対する床梁31A、31Aで、上述の天井根太取
付金具37Aが掛け渡された床梁31A、31Aの間に
は、天井根太取付金具37Aの軒先側に軒支持梁39が
掛け渡され、この軒支持梁39とこれに相対する軒先側
の床梁31Aには野地板軒先受け材41がねじ固定され
る。そして、この野地板軒先受け材41の上に野地板4
2がねじ固定され、この野地板42の上に軒先見切り材
43がねじ固定される(図9)。
【0027】下屋建物ユニット30の屋根パネル35
は、図10に示す如く、形鋼製の上梁35A、下梁35
Bの間にたる木35Cを掛け渡して構成された屋根枠組
の上に、野地板35Dを釘打ち固定される。そして、こ
の屋根パネル35は、図11に示す如く、上梁35Aに
ボルト接合された取付具44Aを斜め梁34の上端部に
ボルト接合され、下梁35Bにボルト接合された取付具
44Bを斜め梁34の下端部にボルト接合される。
は、図10に示す如く、形鋼製の上梁35A、下梁35
Bの間にたる木35Cを掛け渡して構成された屋根枠組
の上に、野地板35Dを釘打ち固定される。そして、こ
の屋根パネル35は、図11に示す如く、上梁35Aに
ボルト接合された取付具44Aを斜め梁34の上端部に
ボルト接合され、下梁35Bにボルト接合された取付具
44Bを斜め梁34の下端部にボルト接合される。
【0028】そして、下屋建物ユニット30は、屋根パ
ネル35の上述の野地板35Dの上に屋根面材35E
を、前述の野地板42の上に軒先見切り材43を被着さ
れて工場生産される。
ネル35の上述の野地板35Dの上に屋根面材35E
を、前述の野地板42の上に軒先見切り材43を被着さ
れて工場生産される。
【0029】しかるに、ユニット建物1は、建築現場で
以下の如くに構築される。図12において、Lは北側斜
線、道路斜線等の斜線、Bは敷地境界を示す。 (1) 1階部分と2階部分の全部と、3階部分の一部を標
準建物ユニット10により構成する。
以下の如くに構築される。図12において、Lは北側斜
線、道路斜線等の斜線、Bは敷地境界を示す。 (1) 1階部分と2階部分の全部と、3階部分の一部を標
準建物ユニット10により構成する。
【0030】(2) 2階部分を構成する標準建物ユニット
10の上で、斜線Lに沿う3階部分を傾斜屋根付建物ユ
ニット20と下屋建物ユニット30により構成する。こ
のとき、傾斜屋根付建物ユニット20を2階部分の標準
建物ユニット10の上に据付け、下屋建物ユニット30
を2階部分の標準建物ユニット10の上で傾斜屋根付建
物ユニット20の短柱22Bの側の前面に据付け、下屋
建物ユニット30の傾斜屋根面36を傾斜屋根付建物ユ
ニット20の傾斜屋根面24Aに連続せしめる。
10の上で、斜線Lに沿う3階部分を傾斜屋根付建物ユ
ニット20と下屋建物ユニット30により構成する。こ
のとき、傾斜屋根付建物ユニット20を2階部分の標準
建物ユニット10の上に据付け、下屋建物ユニット30
を2階部分の標準建物ユニット10の上で傾斜屋根付建
物ユニット20の短柱22Bの側の前面に据付け、下屋
建物ユニット30の傾斜屋根面36を傾斜屋根付建物ユ
ニット20の傾斜屋根面24Aに連続せしめる。
【0031】(3) 下屋建物ユニット30の床枠組31の
床梁31Aを2階の標準建物ユニット10の天井梁13
にボルト接合し、下屋建物ユニット30の屋根梁33を
傾斜屋根付建物ユニット20の天井梁23Bに接続板5
0を介してボルト接合する(図2)。
床梁31Aを2階の標準建物ユニット10の天井梁13
にボルト接合し、下屋建物ユニット30の屋根梁33を
傾斜屋根付建物ユニット20の天井梁23Bに接続板5
0を介してボルト接合する(図2)。
【0032】(4) 両建物ユニット20、30の傾斜屋根
面24A、36同士を継ぎ屋根面材により継ぎ施工する
とともに、両建物ユニット20、30の外壁面同士をガ
スケットにより継ぎ施工する。
面24A、36同士を継ぎ屋根面材により継ぎ施工する
とともに、両建物ユニット20、30の外壁面同士をガ
スケットにより継ぎ施工する。
【0033】尚、ユニット建物1にあっては、下屋建物
ユニット30の部分を下記(a) 〜(d) の如くに利用でき
る。 (a) 3階部分の下屋建物ユニット30と傾斜屋根付建物
ユニット20の床部分を互いに連続させた居室部の床と
して用いる。
ユニット30の部分を下記(a) 〜(d) の如くに利用でき
る。 (a) 3階部分の下屋建物ユニット30と傾斜屋根付建物
ユニット20の床部分を互いに連続させた居室部の床と
して用いる。
【0034】(b) 下屋建物ユニット30を3階部分の収
納スペースとして用いる。
納スペースとして用いる。
【0035】(c) 下屋建物ユニット30を2階部分の標
準建物ユニット10のための吹き抜け部として用いる。
準建物ユニット10のための吹き抜け部として用いる。
【0036】(d) 下屋建物ユニット30の屋根パネル3
5に天窓35Fを設けることもできる(図11)。
5に天窓35Fを設けることもできる(図11)。
【0037】従って、本実施形態によれば、以下の作用
がある。 下階構造体の上に傾斜屋根付建物ユニット20と下屋
建物ユニット30を並べて設け、それらの屋根面24
A、36を連続する傾斜屋根面24A、36とした。従
って、建物1に十分な屋根勾配のある外観を付与でき、
外観性を向上できる(図12)。また、隣地に対して十
分に屋根勾配のある外観を提供でき、隣地に対する圧迫
感を解消できる(図13)。
がある。 下階構造体の上に傾斜屋根付建物ユニット20と下屋
建物ユニット30を並べて設け、それらの屋根面24
A、36を連続する傾斜屋根面24A、36とした。従
って、建物1に十分な屋根勾配のある外観を付与でき、
外観性を向上できる(図12)。また、隣地に対して十
分に屋根勾配のある外観を提供でき、隣地に対する圧迫
感を解消できる(図13)。
【0038】北側斜線、道路斜線等の斜線Lに沿う方
向に傾斜屋根付建物ユニット20と下屋建物ユニット3
0を並べて配置した。従って、敷地に対する斜線Lの位
置がいかなる場合にも、傾斜屋根付建物ユニット20と
下屋建物ユニット30の傾斜屋根面24A、36の勾配
を斜線Lの勾配に適合させることにより、建物1を敷地
境界に近付けて配置でき、敷地に対する建物1の有効な
配置、敷地空間の有効利用を図ることができる。
向に傾斜屋根付建物ユニット20と下屋建物ユニット3
0を並べて配置した。従って、敷地に対する斜線Lの位
置がいかなる場合にも、傾斜屋根付建物ユニット20と
下屋建物ユニット30の傾斜屋根面24A、36の勾配
を斜線Lの勾配に適合させることにより、建物1を敷地
境界に近付けて配置でき、敷地に対する建物1の有効な
配置、敷地空間の有効利用を図ることができる。
【0039】下屋建物ユニット30が屋根面36の全
部を傾斜屋根面36とするものであるから、下階構造体
の上端にまで延びる十分な屋根勾配のある外観を建物1
に付与できる。
部を傾斜屋根面36とするものであるから、下階構造体
の上端にまで延びる十分な屋根勾配のある外観を建物1
に付与できる。
【0040】傾斜屋根付建物ユニット20と下屋建物
ユニット30は工場生産し、両建物ユニット20、30
の屋根面24A、36同士の継ぎ部、外壁面同士の継ぎ
部だけを現場施工することにより、建物1の工場生産化
率を高め、生産性を向上できる。
ユニット30は工場生産し、両建物ユニット20、30
の屋根面24A、36同士の継ぎ部、外壁面同士の継ぎ
部だけを現場施工することにより、建物1の工場生産化
率を高め、生産性を向上できる。
【0041】下屋建物ユニット30の床枠組31を下
階構造体に接合するとともに、下屋建物ユニット30の
屋根梁33を傾斜屋根付建物ユニット20に接合するこ
とにより、下屋建物ユニット30を強固に据付けでき
る。
階構造体に接合するとともに、下屋建物ユニット30の
屋根梁33を傾斜屋根付建物ユニット20に接合するこ
とにより、下屋建物ユニット30を強固に据付けでき
る。
【0042】(第2実施形態)(図14) 図14の第2実施形態が図1の第1実施形態と異なる点
は、下屋建物ユニット30が隣接する傾斜屋根付建物ユ
ニット20として、四角側面状箱形骨組構造体の傾斜屋
根付建物ユニット20Aを用いたことにある。傾斜屋根
付建物ユニット20Aは、屋根面24の全部を傾斜屋根
面24Aとするものである。これにより、傾斜屋根付建
物ユニット20Aの傾斜屋根面24Aと下屋建物ユニッ
ト30の傾斜屋根面36とが広く連続した傾斜屋根面を
形成する。
は、下屋建物ユニット30が隣接する傾斜屋根付建物ユ
ニット20として、四角側面状箱形骨組構造体の傾斜屋
根付建物ユニット20Aを用いたことにある。傾斜屋根
付建物ユニット20Aは、屋根面24の全部を傾斜屋根
面24Aとするものである。これにより、傾斜屋根付建
物ユニット20Aの傾斜屋根面24Aと下屋建物ユニッ
ト30の傾斜屋根面36とが広く連続した傾斜屋根面を
形成する。
【0043】(第3実施形態)(図15) 図15の第3実施形態が図1の第1実施形態と異なる点
は、下屋建物ユニット30として四角側面状箱形骨組構
造体の下屋建物ユニット30Aを用いたことにある。こ
の場合にも、傾斜屋根付建物ユニット20の傾斜屋根面
24Aと下屋建物ユニット30Aの傾斜屋根面36とが
広く連続した傾斜屋根面を形成する。
は、下屋建物ユニット30として四角側面状箱形骨組構
造体の下屋建物ユニット30Aを用いたことにある。こ
の場合にも、傾斜屋根付建物ユニット20の傾斜屋根面
24Aと下屋建物ユニット30Aの傾斜屋根面36とが
広く連続した傾斜屋根面を形成する。
【0044】(第4実施形態)(図16) 図16の第4実施形態が図1の第1実施形態と異なる点
は、傾斜屋根付建物ユニット20として、傾斜屋根付建
物ユニット20Bを用いたことにある。傾斜屋根付建物
ユニット20Bは、箱形骨組構造体において、互いに隣
接する 2つの傾斜屋根面24A、24Aを具備するもの
であり、両傾斜屋根面24A、24Aの交差コーナー部
を下側に向けて配置するとき、各傾斜屋根面24Aのそ
れぞれの前面に下屋建物ユニット30の傾斜屋根面36
を連続配置せしめるものである。
は、傾斜屋根付建物ユニット20として、傾斜屋根付建
物ユニット20Bを用いたことにある。傾斜屋根付建物
ユニット20Bは、箱形骨組構造体において、互いに隣
接する 2つの傾斜屋根面24A、24Aを具備するもの
であり、両傾斜屋根面24A、24Aの交差コーナー部
を下側に向けて配置するとき、各傾斜屋根面24Aのそ
れぞれの前面に下屋建物ユニット30の傾斜屋根面36
を連続配置せしめるものである。
【0045】(第5実施形態)(図17) 図17の第5実施形態は、五角側面状箱形骨組構造体の
傾斜屋根付建物ユニット20を1階部分に対してセット
バックして配置し、この傾斜屋根付建物ユニット20の
傾斜屋根面24Aから下階構造体の上外端面に渡って屋
根パネル101を掛け渡し、傾斜屋根付建物ユニット2
0の傾斜屋根面24Aと屋根パネル101の屋根面10
1Aとで広く連続した傾斜屋根面を形成したものであ
る。
傾斜屋根付建物ユニット20を1階部分に対してセット
バックして配置し、この傾斜屋根付建物ユニット20の
傾斜屋根面24Aから下階構造体の上外端面に渡って屋
根パネル101を掛け渡し、傾斜屋根付建物ユニット2
0の傾斜屋根面24Aと屋根パネル101の屋根面10
1Aとで広く連続した傾斜屋根面を形成したものであ
る。
【0046】(第6実施形態)(図18) 図18の第6実施形態は、四角側面状箱形骨組構造体の
傾斜屋根付建物ユニット20Aを1階部分に対してセッ
トバックして配置し、この傾斜屋根付建物ユニット20
Aの傾斜屋根面24Aから下階構造体の上外端面に渡っ
て屋根パネル102を掛け渡し、傾斜屋根付建物ユニッ
ト20Aの傾斜屋根面24Aと屋根パネル102の屋根
面102Aとで広く連続した傾斜屋根面を形成したもの
である。
傾斜屋根付建物ユニット20Aを1階部分に対してセッ
トバックして配置し、この傾斜屋根付建物ユニット20
Aの傾斜屋根面24Aから下階構造体の上外端面に渡っ
て屋根パネル102を掛け渡し、傾斜屋根付建物ユニッ
ト20Aの傾斜屋根面24Aと屋根パネル102の屋根
面102Aとで広く連続した傾斜屋根面を形成したもの
である。
【0047】本発明の実施にあっては、傾斜屋根付建物
ユニットと下屋建物ユニットの組み合わせを例えば上述
した第1実施形態〜第3実施形態の如くに変更し、敷地
と斜線との関係の上で、所望する外観の建物を構築でき
る。
ユニットと下屋建物ユニットの組み合わせを例えば上述
した第1実施形態〜第3実施形態の如くに変更し、敷地
と斜線との関係の上で、所望する外観の建物を構築でき
る。
【0048】以上、本発明の実施の形態を図面により詳
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
述したが、本発明の具体的な構成はこの実施の形態に限
られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計の変更等があっても本発明に含まれる。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ユニット
建物に屋根勾配のある外観を付与するとともに、敷地に
対する建物の有効な配置、敷地空間の有効な利用を図る
ことができる。
建物に屋根勾配のある外観を付与するとともに、敷地に
対する建物の有効な配置、敷地空間の有効な利用を図る
ことができる。
【図1】図1は第1実施形態を示す模式図である。
【図2】図2は図1の要部を示す断面図である。
【図3】図3は下屋建物ユニットの骨組を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】図4は図3のIV-IV 線に沿う矢視図である。
【図5】図5は床枠組を示す模式図である。
【図6】図6は床枠組の要部を示す模式図である。
【図7】図7は床枠組と斜め梁との接合構造を示す模式
図である。
図である。
【図8】図8は柱と斜め梁との接合構造を示す模式図で
ある。
ある。
【図9】図9は軒先部を示す模式図である。
【図10】図10は屋根パネルを示す模式図である。
【図11】図11は屋根パネルの取付構造を示す模式図
である。
である。
【図12】図12は敷地と斜線と建物の配置の関係を示
す模式図である。
す模式図である。
【図13】図13は建物と隣地との関係を示す模式図で
ある。
ある。
【図14】図14は第2実施形態を示す模式図である。
【図15】図15は第3実施形態を示す模式図である。
【図16】図16は第4実施形態を示す模式図である。
【図17】図17は第5実施形態を示す模式図である。
【図18】図18は第6実施形態を示す模式図である。
1 ユニット建物 10 標準建物ユニット 20、20A、20B 傾斜屋根付建物ユニット 30、30A 下屋建物ユニット 22A 長柱 22B 短柱 24A 傾斜屋根面 31 床枠組 32 柱 33 屋根梁 34 斜め梁 35 屋根パネル(屋根材) 36 傾斜屋根面 101、102 屋根パネル 101A、102A 傾斜屋根面
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の建物ユニットを接合してなるユニ
ット建物において、 相対する柱の一方を他方より柱長さの短い短柱とし、屋
根面のうちの少なくとも短柱側の屋根面を短柱側に向け
て下り勾配をなす傾斜屋根面としてなる傾斜屋根付建物
ユニットを有するとともに、 傾斜屋根付建物ユニットがセットバックして下階構造体
の上に配置され、該傾斜屋根付建物ユニットの傾斜屋根
面から下階構造体の上外端面に渡って傾斜屋根面が連続
していることを特徴とするユニット建物。 - 【請求項2】 複数の建物ユニットを接合してなるユニ
ット建物において、 相対する柱の一方を他方より柱長さの短い短柱とし、屋
根面のうちの少なくとも短柱側の屋根面を短柱側に向け
て下り勾配をなす傾斜屋根面としてなる傾斜屋根付建物
ユニットを有するとともに、 傾斜屋根付建物ユニットの短柱側の前面に据付けられ、
該傾斜屋根付建物ユニットの傾斜屋根面に連続する傾斜
屋根面を少なくとも一部に備えてなる下屋建物ユニット
を有してなることを特徴とするユニット建物。 - 【請求項3】 前記下屋建物ユニットが、床枠組と、床
枠組の一辺の両端部に立設される柱と、両柱間に掛け渡
される屋根梁と、床枠組の他辺と上記柱との間に掛け渡
される斜め梁と、斜め梁に支持される屋根材とからな
り、屋根面の全部を傾斜屋根面としてなる請求項2記載
のユニット建物。 - 【請求項4】 請求項2又は3に記載のユニット建物の
施工方法であって、 前記傾斜屋根付建物ユニットを下階構造体の上に据付
け、 下階構造体の上で、上記傾斜屋根付建物ユニットの短柱
側の前面に前記下屋建物ユニットを据付け、 上記両建物ユニットの屋根面同士を継ぎ施工するととも
に、両建物ユニットの外壁面同士を継ぎ施工するユニッ
ト建物の施工方法。 - 【請求項5】 前記下屋建物ユニットの床枠組を前記下
階構造体に接合するとともに、該下屋建物ユニットの屋
根梁を前記傾斜屋根付建物ユニットに接合する請求項4
記載のユニット建物の施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27460497A JPH11107380A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | ユニット建物とその施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27460497A JPH11107380A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | ユニット建物とその施工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11107380A true JPH11107380A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17544055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27460497A Pending JPH11107380A (ja) | 1997-10-07 | 1997-10-07 | ユニット建物とその施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11107380A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014141787A (ja) * | 2013-01-22 | 2014-08-07 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット連結体及びユニット建物 |
-
1997
- 1997-10-07 JP JP27460497A patent/JPH11107380A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014141787A (ja) * | 2013-01-22 | 2014-08-07 | Sekisui Chem Co Ltd | ユニット連結体及びユニット建物 |
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