JPH11107258A - 分水調整装置 - Google Patents

分水調整装置

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JPH11107258A
JPH11107258A JP27294397A JP27294397A JPH11107258A JP H11107258 A JPH11107258 A JP H11107258A JP 27294397 A JP27294397 A JP 27294397A JP 27294397 A JP27294397 A JP 27294397A JP H11107258 A JPH11107258 A JP H11107258A
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JP
Japan
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water
pipe
channel
lid
water flowing
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JP27294397A
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English (en)
Inventor
Zenji Kawase
善司 川瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水路を流れる水量に応じて分水路に適切に水
を分流させることができ、しかも水路の下流に流す水量
と分水路に流す水量とを非常に簡易に調整することがで
きる実用性に秀れた分水調整装置を提供すること。 【解決手段】 水路1を流れる水を分水路2に分流させ
るために、この水路1の分水路2の分岐部より下流側に
設ける分水調整装置であって、設置本体7に前記水路1
を形成している管体4の前記分岐部2の分岐部より下流
側の管口部3を開閉自在に開閉できる蓋体8を付設した
分水調整装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、分水調整装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
農業用などの水路において、水路の水を分水路に分流さ
せるためには、通常分水路を設けた水路の下流側に適宜
板部材を設置して水路の水を分水路に分流させるように
している。
【0003】しかしながら、水路に板部材を設置して水
路の水が分水路に流れるようにする場合、水路を流れる
水量が少ない場合には、分水路に水を流すために水路の
水を板部材で完全に塞き止めてしまい、水路の下流側に
は水が全く流れない状況になる。
【0004】また、水路を流れる水量が多い場合、この
水量に応じて分水路に多量の水を流したい時には、板部
材を複数枚適宜積み重ねて対応しており、この状態で水
路を流れる水量が少なくなると、水路を流れる水は全て
板部材で完全に塞き止められて分水路に流れて、水路の
下流側に全く水が流れない状況となる。このため、水路
の水量を常に監視しながら、水路の水量に応じて板部材
をその都度適切に設置する必要があり、水路の水量管理
と分水路の水量管理を適切に行うためには、多くの労力
を要していた。
【0005】本発明は、前記従来の課題を解消するため
になされたものであり、水路を流れる水量に応じて分水
路に適切に水を分流させることができ、しかも水路の下
流に流す水量と分水路に流す水量とを非常に簡易に調整
することができ、製造コストが安く実用性に秀れた分水
調整装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0007】水路1を流れる水を分水路2に分流させる
ために、この水路1の分水路2の分岐部より下流側に設
ける分水調整装置であって、設置本体7に前記水路1を
形成している管体4の前記分岐部2の分岐部より下流側
の管口部3を開閉自在に開閉できる蓋体8を付設したこ
とを特徴とする分水調整装置に係るものである。
【0008】また、前記管体4の内周面に嵌合状態で嵌
入できる内設管体5を付設した板体7を管体4の管口部
3の外周部に適宜設置できるように前記設置本体7を構
成し、この設置本体7の上方部で前記蓋体8を回動自在
に連結したことを特徴とする請求項1記載の分水調整装
置に係るものである。
【0009】また、前記蓋体8の下方部に操作杆12の一
端部を止着し、この操作杆12の他端部を係止できるよう
に、前記板体7の側方部に上下に複数の係止部13を適宜
設けたことを特徴とする請求項2記載の分水調整装置に
係るものである。
【0010】
【発明の実施の形態】好適と考える本発明の実施の形態
(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいてそ
の作用効果を示して簡単に説明する。
【0011】水路1を形成している管体4の管口部3を
開閉自在に開閉できる蓋体8を設置本体7に付設したか
ら、管体4の管口部3に対して蓋体8を適宜開口させる
ことで、水路1を流れる水を適宜水路1の下流側に流す
と共に、分水路2に適切に水を分流させることができ
る。従って、水路1を流れる水量に応じて分水路2に適
切に水を分流させることができ、しかも水路1の下流に
流す水量と分水路2に流す水量とを非常に簡易に調整す
ることができる。
【0012】また、管体4の内周面に嵌合状態で嵌入で
きる内設管体5を付設した板体7を管体4の管口部3の
外周部に適宜設置できるように設置本体7を構成したか
ら、内設管体5を付設した板体7を管体4の管口部3か
ら容易に嵌入し、管体4の管口部3に板体7を当接させ
て内設管体5を付設した板体7を管体4の管口部3に確
実に設置することができ、設置本体7の上方部に蓋体8
を回動自在に設けたから、蓋体8を管体4の管口部3に
対して容易に開閉することができ、しかも、設置本体7
の上方部で蓋体8を回動自在に連結したから、管体4の
管口部3に対して閉塞状態の蓋体8を片側から上下に徐
々に開口部分を増加させるように回動させることがで
き、水路1を流れる水量に応じて所望の水量を分水路2
に分流させるように、管体4の管口部3に対して蓋体8
を適宜回動させることができる。
【0013】従って、水路1を流れる水量に応じて分水
路2に適切に水を分流させることができ、しかも水路1
の下流に流す水量と分水路2に流す水量とを非常に簡易
に調整することができる。
【0014】更に、従来は水路1の水量が少ない場合に
は、水路1の水を分水路2に流す場合、水路1の水を板
部材などで完全に塞き止めてしまう必要があるから、水
路1の下流側には水が全く流れない状況となるが、本発
明では、管体4の管口部3に対して蓋体8を管口部3の
片側から上下に開口部分が形成できるように設けること
ができるから、水路1の水量が少ない場合でも、水路1
の水を下流側に流すことができると共に、水路1の上流
側の水位を適宜上昇させることができ水路1を流れる少
ない水量の一部を分水路2にも流すことができる。
【0015】また、蓋体8の下方部に操作杆12の一端部
を止着し、この操作杆12の他端部を係止できるように、
板体7の側方部に上下に複数の係止部13を適宜設けたか
ら、水路1の水量に応じて水路1の下流側に流す水量と
分水路2に流す水量とを所望の水量となるように、蓋体
8の下方部に止着した操作杆12の他端部を上方に移動し
て蓋体8を回動させ管体4の管口部3に所望の開口部分
を形成する状態で操作杆12の他端部を係止部13にて係止
させることができる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例に係る分水調整装置に関し
て以下図面に基づき説明する。
【0017】本実施例は、図1〜図5に図示したよう
に、水路1を流れる水を分水路2に分流させるために、
水路1の分水路2の分岐部より下流側に設ける分水調整
装置であって、設置本体7に水路1を形成している管体
4(例えば、内径200mm〜1500mm程度)の内周面
に嵌合状態で嵌入できる内設管体5を付設した板体7を
管体4の管口部3の外周部に適宜設置できるように設置
本体7を構成し、この設置本体7の上方部に管体4の分
水路2の分岐部より下流側の管口部3を開閉自在に開閉
できる蓋体8を回動自在に連結するように連結部9を設
け、この連結部9を回動支点として蓋体8を回動させる
ことで、蓋体8を管体4の管口部3に対して開閉できる
ように構成している。
【0018】管体4の内周面に嵌合状態で嵌入する内設
管体5を付設した板体7を管体4に設置する場合、単
に、管体4の内周面に内設管体5を嵌入するだけで、水
路1の上流から流れてくる水の水圧により蓋体8及び板
体7が押圧されるから、管体4に内設管体5を付設した
板体7を確実に保持することができるが、必要に応じて
内設管体5の内周面から螺着部材などの取付部材6によ
り適宜内設管体5を管体4に取り付け固定しても良い。
【0019】蓋体8の下方部には、操作杆12の一端部を
適宜止着固定し、この操作杆12の一端部を適宜係止でき
るように、板体7の側方部に上下に複数のストッパー孔
などの係止部13を適宜設けた支柱10を設け、この支柱10
に対して移動部材15を上下に移動できるように、移動部
材15を支柱10に形成したレール部11に組み合わせ状態で
設け、移動部材15の表面側には操作杆12を挿通状態で保
持できる環状の操作杆支持部16を設けている。
【0020】蓋体8の下方部に一端部を止着した操作杆
12の他端部は、移動部材15に設けた操作杆支持部16に挿
通状態で保持され、操作杆12の操作杆支持部16から突出
している端部を上方に持ち上げると、移動部材15が支柱
10のレール部11を上方に移動し、管体4の管口部3を閉
塞している蓋体8が連結部9を回動支点として回動し、
管体4の管口部3に対して閉塞状態の蓋体8を片側から
上下に徐々に開口部分を増加させるようにできる。
【0021】蓋体8を回動させ、所望の開口部分を形成
させた後、移動部材15の下端部に設けてある係止部13
(ストッパー孔)にストッパー体14を挿入して移動部材
15を係止する。符号17はストッパー体14の紛失を防止す
るために、ストッパー体14を操作杆12に連結するチェー
ンである。
【0022】板体7と蓋体8とを連結する連結部9の設
定位置は適宜設定することができ、蓋体8に止着する操
作杆12の止着位置も適宜することができ、蓋体8、板体
7、支柱10、操作杆12などの形状や構造なども適宜設定
することができ、水路1の大小(管体4の大小)に適宜
対応できる非常に実用性に秀れた分水調整装置とするこ
とができる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上のように、水路を形成し
ている管体の管口部を開閉自在に開閉できる蓋体を設置
本体に付設したから、管体の管口部に対して蓋体を適宜
開口させることで、水路を流れる水を適宜水路の下流側
に流すと共に、分水路に適切に水を分流させることがで
きる。従って、水路を流れる水量に応じて分水路に適切
に水を分流させることができ、しかも水路の下流に流す
水量と分水路に流す水量とを非常に簡易に調整すること
ができる。
【0024】また、管体の内周面に嵌合状態で嵌入でき
る内設管体を付設した板体を管体の管口部の外周部に適
宜設置できるように設置本体を構成したから、内設管体
を付設した板体を管体の管口部から容易に嵌入し、管体
の管口部に板体を当接させて内設管体を付設した板体を
管体の管口部に確実に設置することができ、設置本体の
上方部に蓋体を回動自在に設けたから、蓋体を管体の管
口部に対して容易に開閉することができ、しかも、設置
本体の上方部で蓋体を回動自在に連結したから、管体の
管口部に対して閉塞状態の蓋体を片側から上下に徐々に
開口部分を増加させるように回動させることができ、水
路を流れる水量に応じて所望の水量を分水路に分流させ
るように、管体の管口部に対して蓋体を適宜回動させる
ことができる。
【0025】従って、水路を流れる水量に応じて分水路
に適切に水を分流させることができ、しかも水路の下流
に流す水量と分水路に流す水量とを非常に簡易に調整す
ることができ、分水調整装置の製造コストを非常に安価
にできると共に、分水調整装置の水路への設置も非常に
簡易に行うことができる。
【0026】更に、従来は水路の水量が少ない場合に
は、水路の水を分水路に流す場合、水路の水を板部材な
どで完全に塞き止めてしまう必要があるから、水路の下
流側には水が全く流れない状況となるが、本発明では、
管体の管口部に対して蓋体を管口部の片側から上下に開
口部分が形成できるように設けることができるから、水
路の水量が少ない場合でも、水路の水を下流側に流すこ
とができると共に、水路の上流側の水位を適宜上昇させ
ることができ水路を流れる少ない水量の一部を分水路に
も流すことができる。
【0027】また、蓋体の下方部に操作杆の一端部を止
着し、この操作杆の他端部を係止できるように、板体の
側方部に上下に複数の係止部を適宜設けたから、水路の
水量に応じて水路の下流側に流す水量と分水路に流す水
量とを所望の水量となるように、蓋体の下方部に止着し
た操作杆の他端部を上方に移動して蓋体を回動させ管体
の管口部に所望の開口部分を形成する状態で操作杆の他
端部を係止部にて係止させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る分水調整装置を示す正
面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の一実施例に係る分水調整装置の使用状
態を示す正面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る分水調整装置の要部を
示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施例に係る分水調整装置の使用状
態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 水路 2 分水路 3 管口部 4 管体 5 内設管体 7 設置本体,板体 8 蓋体 12 操作杆 13 係止部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水路を流れる水を分水路に分流させるた
    めに、この水路の分水路の分岐部より下流側に設ける分
    水調整装置であって、設置本体に前記水路を形成してい
    る管体の前記分岐部の分岐部より下流側の管口部を開閉
    自在に開閉できる蓋体を付設したことを特徴とする分水
    調整装置。
  2. 【請求項2】 前記管体の内周面に嵌合状態で嵌入でき
    る内設管体を付設した板体を管体の管口部の外周部に適
    宜設置できるように前記設置本体を構成し、この設置本
    体の上方部で前記蓋体を回動自在に連結したことを特徴
    とする請求項1記載の分水調整装置。
  3. 【請求項3】 前記蓋体の下方部に操作杆の一端部を止
    着し、この操作杆の他端部を係止できるように、前記板
    体の側方部に上下に複数の係止部を適宜設けたことを特
    徴とする請求項2記載の分水調整装置。
JP27294397A 1997-10-06 1997-10-06 分水調整装置 Pending JPH11107258A (ja)

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JP27294397A JPH11107258A (ja) 1997-10-06 1997-10-06 分水調整装置

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JPH11107258A true JPH11107258A (ja) 1999-04-20

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ID=17520940

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JP27294397A Pending JPH11107258A (ja) 1997-10-06 1997-10-06 分水調整装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102283653B1 (ko) * 2020-12-01 2021-07-29 김용주 농수로용 급수 조절장치

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