JP3080915B2 - 自転ゴミ避け装置 - Google Patents

自転ゴミ避け装置

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JP3080915B2 JP09332960A JP33296097A JP3080915B2 JP 3080915 B2 JP3080915 B2 JP 3080915B2 JP 09332960 A JP09332960 A JP 09332960A JP 33296097 A JP33296097 A JP 33296097A JP 3080915 B2 JP3080915 B2 JP 3080915B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば用水路等の
水源から給水管を介して水田へ給水する場合に、用水路
等に浮遊する草木等の浮遊物が給水管へ不要に流入する
ことを回避するための自転ゴミ避け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】水田に給水する場合において、給水量や
給水時間の管理等のみを考慮すると、水源と水田との間
を専用の暗渠または管路で接続し、給水量や給水時間を
最適に管理しながら行うことが好ましいが、このような
専用の暗渠や管路を設けるには膨大な経費を必要とす
る。このため、現実的には、通常の場合、末端開水路と
呼ばれる用水路(一般的な川)を水田の水源として利用
している。
【0003】また、このような用水路を水田の水源とし
て利用するために、用水路と水田との間を給水管(所
謂、パイプ水路)で接続して水田への取水口水路を構成
し、これにより用水路の水を給水管(取水口水路)を介
して水田へ案内し給水している。
【0004】ところで、このような用水路と水田との間
に給水管を設けて給水する場合に、給水管の給水口(水
田側の出口)には、給水量の管理調整(例えば、自動給
水・止水)のために、開閉弁(給水弁)が設けられてい
る。したがって、開閉弁(給水弁)の本来の作動性能を
確保するためには、用水路から給水管(取水口水路)へ
異物(すなわち、用水路に浮遊する草木等の浮遊物)が
流入しないように、何らかの対策を講ずる必要がある。
【0005】この場合、給水管の取水口(用水路側の入
口)に一般的なストレーナ等のゴミ除去装置を設けるこ
とによって、給水管への異物の流入を防止する構成とし
たのでは、ゴミ除去装置に滞留するゴミの除去作業を頻
繁に実施しなければならない。このため、給水作業が極
めて煩雑になり、給水が適切に実施されていない実態が
あった。
【0006】また一方、用水路(開水路)において使用
できる水車あるいは太陽電池等を動力源とする比較的簡
易な浮遊物除去装置も提案されているが、水源としての
単一の用水路を利用する水田の数(すなわち換言すれ
ば、用水路と水田とを接続する給水管の取水口の数)は
極めて多数あるため、その全てにおいてこのような装置
を設置することは、経済的に極めて不利である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、用水路(開水路)と水田とを接続し用水路の水を
水田へ案内し給水するための給水管(取水口水路)に、
用水路から異物(用水路に浮遊する草木等の浮遊物)が
流入しないように自動的にこれを回避することができ、
かつこれを簡単な構造で低コストにより実現できる自転
ゴミ避け装置を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る自
転ゴミ避け装置は、上下に沿って設けられた支軸に回転
可能に支持される胴体と、前記胴体の周囲側面に取り付
けられた翼と、を有し、用水路と水田とを接続し前記用
水路の水を水田へ案内し給水するための給水管の取水口
の上流側近傍でかつ前記用水路の路幅中心部分よりも前
記取水口に接近した位置に配置され、前記翼が受ける相
対水流の動圧によって前記支軸周りに回転することを特
徴としている。
【0009】上記構成の自転ゴミ避け装置は、用水路
(開水路)内であってこの用水路を水田に接続し用水路
の水を水田へ案内し給水するための給水管(取水口水
路)の取水口近傍に設置される。設置された自転ゴミ避
け装置は、用水路の一部を閉鎖すると共に、相対水流の
動圧が翼に作用して支軸周りに回転する。これにより、
用水路を流れる水の流心を強制的に蛇行(偏流)させ
て、給水管(取水口水路)の取水口から遠ざける。
【0010】ここで、用水路(開水路)を流れる草木等
の浮遊物は、その大部分が用水路を流れる水の流心の表
層部分に固まって(集まって)集団状態で流下してい
る。したがって、前述の如く自転ゴミ避け装置によって
用水路を流れる水の流心を強制的に蛇行(偏流)させ
て、給水管(取水口水路)の取水口から遠ざけることに
より、用水路に浮遊する草木等の浮遊物は給水管(取水
口水路)の取水口へ流入することなく、そのまま下流へ
流れ去る。
【0011】さらにこの場合、自転ゴミ避け装置では、
翼に作用する相対水流の動圧によって支軸周りに回転す
るため、浮遊物を給水管(取水口水路)の取水口から流
心を越えて反対側へ誘導することができ、流心を強制的
に蛇行(偏流)させることと相まって、一層効果的に浮
遊物の給水管への流入を回避することができる。
【0012】また、自転ゴミ避け装置では、胴体と翼か
ら成る簡単な構造であり、かつ相対水流の動圧を駆動源
として利用する構成であるため、大幅に低コストにな
る。
【0013】このように、請求項1記載の自転ゴミ避け
装置では、用水路(開水路)と水田とを接続し用水路の
水を水田へ案内し給水するための給水管(取水口水路)
に、用水路から異物(草木等の浮遊物)が流入しないよ
うに自動的にこれを回避することができ、かつこれを簡
単な構造で低コストにより実現できる。
【0014】また、この場合、請求項2の発明に係る自
転ゴミ避け装置の如く、前記胴体は、円筒形状に形成す
ることが好ましく、これにより、簡単な構造でかつ効率
的に装置を構成することができる。さらに、請求項3の
発明に係る自転ゴミ避け装置の如く、前記胴体は、逆円
錐台形状に形成することが好ましい。これにより、装置
を用水路の壁面形状に対応させることができ(側壁面に
沿って装置を設けることができ)、簡単な構造でかつ効
率的に装置を構成することができる。
【0015】一方、請求項4の発明に係る自転ゴミ避け
装置は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の自転ゴ
ミ避け装置において、前記翼は、前記胴体の周囲側面に
所定の間隔で取り付けられ前記相対水流の動圧によって
前記胴体の周方向一側に位置するものが開放状態となり
他側に位置するものが閉鎖状態となる複数の可動翼とさ
れる、ことを特徴としている。
【0016】請求項4記載の自転ゴミ避け装置では、胴
体の周囲側面には複数の可動翼が取り付けられており、
これらの可動翼は、相対水流の動圧によって、胴体の周
方向一側に位置するものが開放状態となり他側に位置す
るものが閉鎖状態となる。このため、開放状態の可動翼
と閉鎖状態の可動翼とで流体抵抗に差を生じ、支軸周り
に回転する。したがって、効果的に相対水流の動圧を受
けて回転することができ、流心の蛇行(偏流)作用及び
浮遊物の誘導作用が一層増大し、一層効果的に浮遊物の
給水管への流入を回避することができる。
【0017】また、請求項5の発明に係る自転ゴミ避け
装置は、請求項4記載の自転ゴミ避け装置において、前
記可動翼の前記胴体との連結基端部に設けられ、前記可
動翼に対し直角方向に延出し、前記可動翼が開放状態と
なった際に前記相対水流の下流側において前記胴体と係
合して前記可動翼の開放を所定位置で制限するストッパ
を備えたことを特徴としている。
【0018】請求項5記載の自転ゴミ避け装置では、可
動翼の胴体との連結基端部にストッパが設けられてい
る。このストッパは、可動翼のうち胴体の周方向一側に
位置するものが相対水流の動圧によって開放状態となる
際に、相対水流の下流側において胴体と係合してその可
動翼の開放を所定位置で制限する。このため、可動翼が
最も効果的に相対水流の動圧を受けるように最適な開放
状態(開放角度)で保持することができ、大きな回転力
を得ることができる。
【0019】またさらに、胴体の周方向他側に位置する
可動翼(すなわち、閉鎖状態のもの)に対応したストッ
パは、胴体の回転に伴って、胴体周囲に付着(接触)し
たままの浮遊物(換言すれば、流心の蛇行作用及び浮遊
物の誘導作用にも拘わらず給水管の側へ流れ込んだ浮遊
物)を、強制的に再び流心側へ押し戻す(押し出す)こ
とができる。
【0020】また一方、請求項6の発明に係る自転ゴミ
避け装置は、請求項1乃至請求項3の何れかに記載の自
転ゴミ避け装置において、前記翼は、前記胴体の周囲側
面に所定の間隔で取り付けられる複数の固定翼とされる
ことを特徴としている。
【0021】請求項6記載の自転ゴミ避け装置では、胴
体の周囲側面には複数の固定翼が取り付けられている。
したがって、極めて簡単な構成で装置を成立させること
ができ、さらに回転部分や摺動部分がないため翼の磨耗
が少なく、耐久性も向上する。
【0022】なお、効果的に相対水流の動圧を受けて回
転することができ、流心の蛇行(偏流)作用及び浮遊物
の誘導作用がを発生させるために、固定翼の形状として
は、相対水流の上流側へ向けて所定角度傾斜して固定さ
れたものや、相対水流の上流側へ向けて凹状の断面円弧
形のものが好適である。
【0023】請求項7の発明に係る自転ゴミ避け装置
は、請求項4または請求項5記載の自転ゴミ避け装置に
おいて、前記前記複数の可動翼のそれぞれの間に、請求
項6記載の固定翼を設けたことを特徴としている。
【0024】請求項7記載の自転ゴミ避け装置では、前
述の如き可動翼による作用及び固定翼による作用を併せ
て得ることができ、一層効果的である。
【0025】請求項8の発明に係る自転ゴミ避け装置
は、請求項1乃至請求項7の何れかに記載の自転ゴミ避
け装置において、前記胴体の中心部に設けられ前記支軸
が相対回転可能に貫通する軸受管を備えたことを特徴と
している。
【0026】請求項8記載の自転ゴミ避け装置では、胴
体の中心部に設けられた軸受管に支軸が相対回転可能に
貫通して支持される。ここで、この自転ゴミ避け装置が
設置される給水管(取水口水路)の取水口付近の水深
(水位)は、同一用水路であっても、取水口毎に異なっ
ている。この点、前記構成の自転ゴミ避け装置では、軸
受管を貫通する支軸を単に固定しておくだけで、軸受管
すなわち胴体が水深(水位)に応じて支軸に対し上下に
相対変位し、取水口付近の水深(水位)に拘わらず一定
の喫水状態で装置を運用(稼働)することができる。し
たがって、取水口付近の水深(水位)に拘わらず、ある
いは水深(水位)の異なる取水口毎であっても、設定し
た当初の喫水を維持して装置の性能を確保することがで
きる。
【0027】請求項9の発明に係る自転ゴミ避け装置
は、請求項1乃至請求項8の何れかに記載の自転ゴミ避
け装置において、前記胴体の内部に浮力材及び水を充填
・取出し可能に設け、装置の喫水深さを調節自在とした
ことを特徴としたことを特徴としている。
【0028】請求項9記載の自転ゴミ避け装置では、胴
体の内部に浮力材(例えば、発泡スチロール等)及び水
が充填・取出し可能に設けられる。このため、浮力材の
充填量を変更することにより内部の水量が変更され、装
置の喫水深さを調節自在(所定量に設定可能)とされ
る。
【0029】ここで、この自転ゴミ避け装置が設置され
る給水管(取水口水路)の取水口付近の水深(水位)や
相対水流の流速は、同一用水路の同一取水口であっても
変動する。この場合、仮に装置の喫水深さが調節できず
一定位置であれば、例えば喫水が深いと浮遊物が装置を
避けて流下して本来のゴミ避け機能を発揮できず、一
方、例えば喫水が浅いと装置の回転力が減少して同様に
本来のゴミ避け機能を発揮できない。
【0030】この点、前記構成の自転ゴミ避け装置で
は、胴体の内部に充填する浮力材及び水の量を調節して
所望の喫水深さに設定できるため、取水口付近の流速や
浮遊物の状態等に応じて、最適な喫水状態で装置を運用
(稼働)することができる。したがって、最も効果的な
状態で装置を運用して本来の性能を発揮することができ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】図1には本発明の第1の実施の形
態に係る自転ゴミ避け装置10の平面図が示されてお
り、図2にはこの自転ゴミ避け装置10の断面図が示さ
れている。
【0032】この自転ゴミ避け装置10は、胴体12を
備えている。胴体12は有底の円筒形に形成されてお
り、上部には蓋14が螺子16によって着脱自在に装着
されている。胴体12の内部には、例えば発泡スチロー
ル等の浮力材18及び水が充填・取出し可能に収容され
ており、蓋14を着脱することによってこれらの浮力材
18及び水の充填量を変更することができる。また、胴
体12の中心部分には軸受管20が設けられており、上
下に沿って設けられた後述する支軸22が相対回転可能
に貫通することにより、胴体12(装置)が回転可能に
支持される構成である。
【0033】一方、胴体12の周囲側面には、複数枚
(本実施の形態においては、4枚)の可動翼24が取り
付けられている。可動翼24は、ヒンジ26を介して胴
体12の周囲側面に所定の間隔で取り付けられており、
ヒンジ26周りに開閉可能となっている。これらの可動
翼24の胴体12との連結基端部(すなわち、ヒンジ2
6の近傍部位)には、ストッパ28が可動翼24と一体
に設けられている。ストッパ28は、可動翼24に対し
それぞれ直角に延出しており、可動翼24が開放状態と
なった際に、後述する相対水流の下流側において胴体1
2と係合して可動翼24の開放を所定位置で制限するよ
うに構成されている。
【0034】以上の構成の自転ゴミ避け装置10は、水
田へ給水するための用水路において使用される。ここ
で、図3にはこの自転ゴミ避け装置10の使用状態が平
面図にて示されており、図4には同使用状態が断面図に
て示されている。なお、各図において矢印Aは水の流れ
方向を示している。
【0035】前記両図に示す如く、用水路30(開水
路)と水田32との間の畦34には、給水管36が設け
られて両者を接続しており、用水路30から水田32へ
の取水口水路(所謂、パイプ水路)を構成している。こ
れにより、用水路30の水を給水管36(取水口水路)
を介して水田32へ案内し給水することができる。ま
た、給水管36の給水口38(水田32側の出口)に
は、給水量の管理調整(例えば、自動給水・止水)のた
めに、水管理器40(開閉弁)が設けられている。
【0036】一方、給水管36の取水口42(用水路3
0側の入口)の上流側近傍には、前記自転ゴミ避け装置
10が設置されている。自転ゴミ避け装置10は、杭4
4によって支持された上梁46及び下梁48に、軸止5
0、52を介して支軸22が固定されており、この支軸
22が軸受管20を相対回転可能に貫通することによっ
て、回転可能に支持された構成となっている。
【0037】さらにこの場合、自転ゴミ避け装置10の
設置位置は、給水管36の取水口42の上流側近傍であ
って、用水路30の路幅中心部分よりも取水口42に接
近した位置(用水路30の側壁30Bから離間し側壁3
0Aに接近した位置)に設定されている。
【0038】次に本第1の実施の形態の作用を説明す
る。前述の如く構成されると共に用水路30に設置され
た自転ゴミ避け装置10は、用水路30内においてその
一部を閉鎖することになり、さらに、相対水流の動圧が
可動翼24に作用する。この相対水流の動圧によって、
図3に示す如く、胴体12の周方向一側(用水路30の
側壁30Bの側)に位置する可動翼24が開放状態とな
り、他側(用水路30の側壁30Aの側)に位置する可
動翼24が閉鎖状態となる。このため、開放状態の可動
翼24と閉鎖状態の可動翼24とで流体抵抗に差を生
じ、開放状態の可動翼24が効果的に相対水流の動圧を
受けて装置が支軸22周りに回転される。
【0039】これにより、用水路30を流れる水の流心
CLが、自転ゴミ避け装置10の設置部分において強制
的に蛇行(偏流)されて、給水管36の取水口42から
遠ざけられる。
【0040】ここで、用水路30を流れる草木等の浮遊
物Xは、その大部分が用水路30を流れる水の流心CL
の表層部分に固まって(集まって)集団状態で流下して
いる。したがって、前述の如く自転ゴミ避け装置10に
よって用水路30を流れる水の流心CLを強制的に蛇行
(偏流)させて、給水管36の取水口42から遠ざける
ことにより、用水路30に浮遊する草木等の浮遊物Xは
給水管36の取水口42へ流入することなく、そのまま
下流へ流れ去る。
【0041】この場合、自転ゴミ避け装置10では、可
動翼24に作用する相対水流の動圧によって支軸22周
りに回転するため、浮遊物Xを給水管36の取水口42
から流心CLを越えて反対側へ誘導することができ、流
心CLを強制的に蛇行(偏流)させることと相まって、
一層効果的に浮遊物Xの給水管36への流入を回避する
ことができる。
【0042】また、自転ゴミ避け装置10では、可動翼
24の胴体12との連結基端部(ヒンジ26近傍部位)
にストッパ28が設けられており、可動翼24のうち胴
体12の周方向一側(用水路30の側壁30Bの側)に
位置するものが相対水流の動圧によって開放状態となる
際に、相対水流の下流側において胴体12と係合してそ
の可動翼24の開放を所定位置で制限する。このため、
可動翼24が最も効果的に相対水流の動圧を受けるよう
に最適な開放状態(開放角度)で保持することができ、
大きな回転力を得ることができる。
【0043】またさらに、胴体12の周方向他側(用水
路30の側壁30Aの側)に位置する可動翼24(すな
わち、閉鎖状態のもの)に対応したストッパ28は、胴
体12の回転に伴って、胴体12周囲に付着(接触)し
たままの浮遊物X(換言すれば、流心CLの蛇行作用及
び浮遊物の誘導作用にも拘わらず側壁30Aの側へ流れ
込んだ浮遊物X)を、強制的に再び流心CL側へ押し戻
す(押し出す)ことができる。
【0044】また、この自転ゴミ避け装置10では、胴
体12の中心部に設けられた軸受管20に支軸22が相
対回転可能に貫通して支持された構成である。ここで、
この自転ゴミ避け装置10が設置される給水管36の取
水口42付近の水深(水位)は、同一用水路30であっ
ても、取水口42毎に異なっている。この点、前記構成
の自転ゴミ避け装置10では、軸受管20を貫通する支
軸22を単に固定しておくだけで、軸受管20すなわち
胴体12が水深(水位)に応じて支軸22に対し上下に
相対変位し、取水口42付近の水深(水位)に拘わらず
一定の喫水状態で装置を運用(稼働)することができ
る。したがって、取水口42付近の水深(水位)に拘わ
らず、あるいは水深(水位)の異なる取水口42毎であ
っても、設定した当初の喫水を維持して装置の性能を確
保することができる。
【0045】またさらに、自転ゴミ避け装置10では、
胴体12の内部に浮力材18及び水が充填・取出し可能
に設けられ、これらの浮力材18及び水の充填量を変更
することにより、装置の喫水深さを調節自在(所定量に
設定可能)とされる構成である。
【0046】ここで、この自転ゴミ避け装置10が設置
される給水管36の取水口42付近の水深(水位)や相
対水流の流速は、同一用水路30の同一取水口42であ
っても変動する。この場合、仮に装置の喫水深さが調節
できず一定位置であれば、例えば喫水が深いと浮遊物X
が装置を避けて流下して本来のゴミ避け機能を発揮でき
ず、一方、例えば喫水が浅いと装置の回転力が減少して
同様に本来のゴミ避け機能を発揮できない。
【0047】この点、前記構成の自転ゴミ避け装置10
では、胴体12の内部に充填する浮力材18及び水の量
を調節して所望の喫水深さに設定できるため、取水口4
2付近の流速や浮遊物Xの状態等に応じて、最適な喫水
状態で装置を運用(稼働)することができる。したがっ
て、最も効果的な状態で装置を運用して本来の性能を発
揮することができる。
【0048】なお、胴体12の内部に充填する水は満杯
状態に設定しておくことが好ましい。これにより、外部
から胴体12の内部への浸水(充填水量の変化)が無く
なり、設定した喫水深さを安定して維持することができ
る。
【0049】また、自転ゴミ避け装置10では、円筒形
状に形成された胴体12と可動翼24から成る構造であ
り、さらに相対水流の動圧を駆動源として利用する構成
であるため、簡単な構造でかつ最も効率的に装置を稼働
することができ、大幅に低コストになる。
【0050】このように、本第1の実施の形態に係る自
転ゴミ避け装置10では、用水路30と水田32とを接
続し用水路30の水を水田32へ案内し給水するための
給水管36(取水口水路)に、用水路30から草木等の
浮遊物Xが流入しないように自動的にこれを回避するこ
とができ、かつこれを簡単な構造で低コストにより実現
できる。
【0051】なお、前述した第1の実施の形態に係る自
転ゴミ避け装置10おいては、胴体12の周囲側面に4
枚の可動翼24を設けた構成としたが、これに限らず、
可動翼24を例えば6枚あるいは8枚等設ける構成とし
てもよい。
【0052】また、前述した第1の実施の形態に係る自
転ゴミ避け装置10おいては、胴体12の周囲側面に可
動翼24のみを設けた構成としたが、これに限らず、図
5に示す自転ゴミ避け装置56の如く、各可動翼24の
間に比較的短い固定翼58を設ける構成としてもよい。
この場合には、前述したストッパ28と同様に、固定翼
58が胴体12周囲に付着(接触)したままの浮遊物X
を胴体12の回転に伴って強制的に再び流心CL側へ押
し戻す(押し出す)ように作用するため、一層効果的で
ある。
【0053】次に、本発明の他の実施の形態を説明す
る。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品
には、前記第1の実施の形態と同一の符号を付与しその
説明を省略する。
【0054】図6には本発明の第2の実施の形態に係る
自転ゴミ避け装置60の正面図が示されている。
【0055】この自転ゴミ避け装置60は、胴体62を
備えている。胴体62は有底の逆円錐台形状に形成され
ている。この胴体62の周囲に、前述と同様の可動翼2
4が取り付けられており、他の構成は自転ゴミ避け装置
10と同じである。
【0056】ここで、図7または図8にはこの自転ゴミ
避け装置60の使用状態が断面図にて示されている。
【0057】前記両図に示す如く、自転ゴミ避け装置6
0が適用される用水路64または用水路66は、水面部
分の路幅よりも底部分の路幅が狭い断面形状に構成され
ている。したがって、この用水路64、66の形状に対
応して胴体62の逆円錐台形状を形成すれば、用水路6
4の側壁64A、あるいは用水路66の側壁66Aに沿
って装置を設置することができる。
【0058】なお、図7に示す用水路64は内周部分が
コンクリート製とされた例であり、図8に示す用水路6
6は一般的な土製水路の例である。
【0059】上記構成の自転ゴミ避け装置60において
も、可動翼24が相対水流の動圧を受けて装置が支軸2
2周りに回転され、用水路64または用水路66を流れ
る水の流心CLが、自転ゴミ避け装置60の設置部分に
おいて強制的に蛇行(偏流)されて、給水管36の取水
口42から遠ざけられる。したがって、浮遊物Xは給水
管36の取水口42へ流入することなく、そのまま下流
へ流れ去る。
【0060】またこの場合にも、自転ゴミ避け装置60
では、可動翼24に作用する相対水流の動圧によって支
軸22周りに回転するため、浮遊物Xを給水管36の取
水口42から流心CLを越えて反対側へ誘導することが
でき、流心CLを強制的に蛇行(偏流)させることと相
まって、一層効果的に浮遊物Xの給水管36への流入を
回避することができる。
【0061】このように、第2の実施の形態に係る自転
ゴミ避け装置60では、前記第1の実施の形態に係る自
転ゴミ避け装置10と同様に、用水路30と水田32と
を接続し用水路30の水を水田32へ案内し給水するた
めの給水管36(取水口水路)に、用水路30から草木
等の浮遊物Xが流入しないように自動的にこれを回避す
ることができ、かつこれを簡単な構造で低コストにより
実現できる。
【0062】さらにここで、第2の実施の形態に係る自
転ゴミ避け装置60においては、図9(A)に概略的に
示す如く、その軸心(すなわち、支軸22)が水面に対
し直交するように設置する場合が一般的であるが、これ
に限らず、図9(B)に概略的に示す如く、その軸心
(すなわち、支軸22)が水面に対し傾斜するように設
置してもよい。この場合には、草木等の浮遊物Xが水面
上に上がり易くなり(水中を流下する浮遊物Xが自転ゴ
ミ避け装置60に沿って水面へ向けて案内され)、前述
したゴミ回避効果が一層増大する。
【0063】なお、前記第2の実施の形態に係る自転ゴ
ミ避け装置60においても、胴体62に設けられる可動
翼24は4枚とするに限らず、例えば6枚あるいは8枚
等設ける構成としてもよい。さらに、胴体62の周囲側
面に設けられた可動翼24の間に、図5に示す固定翼5
8を更に設ける構成としてもよい。
【0064】次に、図10には第3の実施の形態に係る
自転ゴミ避け装置70の平面図が示されている。
【0065】この自転ゴミ避け装置70では、前述した
可動翼24に代えて、複数の固定翼72が胴体12に取
り付けられている。固定翼72は、相対水流の上流側へ
向けて所定角度傾斜して固定されている。
【0066】他の構成は、前述した自転ゴミ避け装置1
0と同じである。上記構成の自転ゴミ避け装置70にお
いても、固定翼72が相対水流の動圧を受けて装置が支
軸22周りに回転され、用水路30等を流れる水の流心
CLが、自転ゴミ避け装置70の設置部分において強制
的に蛇行(偏流)されて、給水管36の取水口42から
遠ざけられる。したがって、浮遊物Xは給水管36の取
水口42へ流入することなく、そのまま下流へ流れ去
る。
【0067】またこの場合にも、自転ゴミ避け装置70
では、固定翼72に作用する相対水流の動圧によって支
軸22周りに回転するため、浮遊物Xを給水管36の取
水口42から流心CLを越えて反対側へ誘導することが
でき、流心CLを強制的に蛇行(偏流)させることと相
まって、一層効果的に浮遊物Xの給水管36への流入を
回避することができる。
【0068】このように、第3の実施の形態に係る自転
ゴミ避け装置70においても、前述した各実施の形態と
同様に、用水路30等の水を水田32へ案内し給水する
ための給水管36に、用水路30から浮遊物Xが流入し
ないように自動的にこれを回避することができる。さら
に、可動部分がなくヒンジ26等が表であるため、極め
て簡単な構成で装置を成立させることができ、磨耗や故
障の発生が低減して耐久性が向上し大幅に低コストにな
る。
【0069】次に、図11には第4の実施の形態に係る
自転ゴミ避け装置80の平面図が示されている。
【0070】この自転ゴミ避け装置80は、前記自転ゴ
ミ避け装置70と同様の構成であるが、複数の固定翼8
2が胴体12に取り付けられている。固定翼82は、相
対水流の上流側へ向けて凹状の断面円弧形に形成されて
いる。
【0071】他の構成は、前述した自転ゴミ避け装置7
0と同じである。上記構成の自転ゴミ避け装置80にお
いても、固定翼82が相対水流の動圧を受けて装置が支
軸22周りに回転され、用水路30等を流れる水の流心
CLが、自転ゴミ避け装置70の設置部分において強制
的に蛇行(偏流)されて、給水管36の取水口42から
遠ざけられる。したがって、浮遊物Xは給水管36の取
水口42へ流入することなく、そのまま下流へ流れ去
る。
【0072】またこの場合にも、自転ゴミ避け装置80
では、固定翼82に作用する相対水流の動圧によって支
軸22周りに回転するため、浮遊物Xを給水管36の取
水口42から流心CLを越えて反対側へ誘導することが
でき、流心CLを強制的に蛇行(偏流)させることと相
まって、一層効果的に浮遊物Xの給水管36への流入を
回避することができる。
【0073】このように、第4の実施の形態に係る自転
ゴミ避け装置80においても、前述した各実施の形態と
同様に、用水路30等の水を水田32へ案内し給水する
ための給水管36に、用水路30から浮遊物Xが流入し
ないように自動的にこれを回避することができる。さら
に、可動部分がなくヒンジ26等が表であるため、極め
て簡単な構成で装置を成立させることができ、磨耗や故
障の発生が低減して耐久性が向上し大幅に低コストにな
る。
【0074】なお、前記第3の実施の形態に係る自転ゴ
ミ避け装置70、及び第4の実施の形態に係る自転ゴミ
避け装置80においても、胴体12に設けられる固定翼
72あるいは固定翼82は4枚とするに限らず、例えば
6枚あるいは8枚等設ける構成としてもよい。また、胴
体12の形状は円筒形であってもよく、あるいは逆円錐
台形であってもよい。
【0075】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る自転ゴミ
避け装置は、用水路(開水路)と水田とを接続し用水路
の水を水田へ案内し給水するための給水管(取水口水
路)に、用水路から異物(用水路に浮遊する草木等の浮
遊物)が流入しないように自動的にこれを回避すること
ができ、かつこれを簡単な構造で低コストにより実現で
きるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る自転ゴミ避け
装置の平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る自転ゴミ避け
装置の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る自転ゴミ避け
装置の使用状態を示す平面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る自転ゴミ避け
装置の使用状態を示す断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る自転ゴミ避け
装置の変形例を示す平面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る自転ゴミ避け
装置の正面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る自転ゴミ避け
装置の使用状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る自転ゴミ避け
装置の使用状態を示す断面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る自転ゴミ避け
装置の設置状態の態様を示す概略的な正面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態に係る自転ゴミ避
け装置の平面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態に係る自転ゴミ避
け装置の平面図である。
【符号の説明】
10 自転ゴミ避け装置 12 胴体 18 浮力材 20 軸受管 22 支軸 24 可動翼 26 ヒンジ 28 ストッパ 56 自転ゴミ避け装置 58 固定翼 60 自転ゴミ避け装置 62 胴体 70 自転ゴミ避け装置 72 固定翼 80 自転ゴミ避け装置 82 固定翼
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−89125(JP,U) 実開 昭63−1030(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 5/08 102 A01G 25/00 501 E02B 15/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下に沿って設けられた支軸に回転可能
    に支持される胴体と、前記胴体の周囲側面に取り付けら
    れた翼と、を有し、用水路と水田とを接続し前記用水路の水を水田へ案内し
    給水するための給水管の取水口の上流側近傍でかつ前記
    用水路の路幅中心部分よりも前記取水口に接近した位置
    に配置され、 前記翼が受ける相対水流の動圧によって前記支軸周りに
    回転する自転ゴミ避け装置。
  2. 【請求項2】 前記胴体は、円筒形状に形成されること
    を特徴とする請求項1記載の自転ゴミ避け装置。
  3. 【請求項3】 前記胴体は、逆円錐台形状に形成される
    ことを特徴とする請求項1記載の自転ゴミ避け装置。
  4. 【請求項4】 前記翼は、前記胴体の周囲側面に所定の
    間隔で取り付けられ前記相対水流の動圧によって前記胴
    体の周方向一側に位置するものが開放状態となり他側に
    位置するものが閉鎖状態となる複数の可動翼とされる、 ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載
    の自転ゴミ避け装置。
  5. 【請求項5】 前記可動翼の前記胴体との連結基端部に
    設けられ、前記可動翼に対し直角方向に延出し、前記可
    動翼が開放状態となった際に前記相対水流の下流側にお
    いて前記胴体と係合して前記可動翼の開放を所定位置で
    制限するストッパを備えたことを特徴とする請求項4記
    載の自転ゴミ避け装置。
  6. 【請求項6】 前記翼は、前記胴体の周囲側面に所定の
    間隔で取り付けられる複数の固定翼とされることを特徴
    とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の自転ゴミ
    避け装置。
  7. 【請求項7】 前記前記複数の可動翼のそれぞれの間
    に、請求項6記載の固定翼を設けたことを特徴とする請
    求項4または請求項5記載の自転ゴミ避け装置。
  8. 【請求項8】 前記胴体の中心部に設けられ前記支軸が
    相対回転可能に貫通する軸受管を備えたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項7の何れかに記載の自転ゴミ避け
    装置。
  9. 【請求項9】 前記胴体の内部に浮力材及び水を充填・
    取出し可能に設け、装置の喫水深さを調節自在としたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載の
    自転ゴミ避け装置。
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