JPH11105466A - 開封して立体化できる封書 - Google Patents
開封して立体化できる封書Info
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- JPH11105466A JPH11105466A JP28432997A JP28432997A JPH11105466A JP H11105466 A JPH11105466 A JP H11105466A JP 28432997 A JP28432997 A JP 28432997A JP 28432997 A JP28432997 A JP 28432997A JP H11105466 A JPH11105466 A JP H11105466A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 一般的に使用されている3つ折り封書の作製
装置を使用して簡単に作製できる開封して立体化できる
封書を提供することである。 【解決手段】 封筒表紙片と封筒表紙片より狭巾の2枚
の中紙片と封筒表紙片と同巾の封筒裏紙片とが折目を介
して順次連接された帳票をW字状に折り畳んだ状態で、
それぞれ対向密着する各紙片間の辺のうち、隣り合う紙
片間の折目近傍の辺を除いて対向辺同士間封筒接着部に
て接着すると共に、それぞれ対向する封筒表紙片と中紙
片間及び封筒裏紙片と中紙片間を中紙片の巾方向略中央
にて折目に平行な立体化接着部により接着し、封筒表紙
片ないしは封筒裏紙片と中紙片間の折目が位置する辺以
外の3辺における封筒接着部の内側に開封用ミシン目を
設けた構成の開封して立体化できる封書である。
装置を使用して簡単に作製できる開封して立体化できる
封書を提供することである。 【解決手段】 封筒表紙片と封筒表紙片より狭巾の2枚
の中紙片と封筒表紙片と同巾の封筒裏紙片とが折目を介
して順次連接された帳票をW字状に折り畳んだ状態で、
それぞれ対向密着する各紙片間の辺のうち、隣り合う紙
片間の折目近傍の辺を除いて対向辺同士間封筒接着部に
て接着すると共に、それぞれ対向する封筒表紙片と中紙
片間及び封筒裏紙片と中紙片間を中紙片の巾方向略中央
にて折目に平行な立体化接着部により接着し、封筒表紙
片ないしは封筒裏紙片と中紙片間の折目が位置する辺以
外の3辺における封筒接着部の内側に開封用ミシン目を
設けた構成の開封して立体化できる封書である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は開封して見開くこと
により立体化できる封書に関する。
により立体化できる封書に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、開封して立体化できる封書として
は、例えば、図5に断面構成が示されているような、4
枚の紙片11,12,13,14 がそれぞれ折目にて連接された帳
票を巻き折りして、周縁部を封筒接着部18により接着
し、封筒接着部18と反対側の側端及び各紙片の上下端縁
に沿って開封用ミシン目15を設け、紙片12,13 の中央部
に縦方向に立体化ミシン目16を設け、立体化ミシン目16
に沿った封筒接着部18側の位置に設けられた立体化接着
部17により、紙片11と紙片12間及び紙片13と紙片14間を
接着した構成のものが知られている。上記構成の封書
は、開封用ミシン目15にて開封して、紙片11と紙片14間
で開くことにより、紙片12と紙片13が中央部にて折れ曲
って段部を形成して立体化する構成のものであるが、上
記構成の封書を作製するには、折目にて連接された4枚
の紙片からなる帳票を巻き折りして所定領域に接着剤を
塗布し接着して封書とするものであるため、特殊な製造
装置が必要であり大量生産が難しく且つ高価になるとい
う欠点があった。
は、例えば、図5に断面構成が示されているような、4
枚の紙片11,12,13,14 がそれぞれ折目にて連接された帳
票を巻き折りして、周縁部を封筒接着部18により接着
し、封筒接着部18と反対側の側端及び各紙片の上下端縁
に沿って開封用ミシン目15を設け、紙片12,13 の中央部
に縦方向に立体化ミシン目16を設け、立体化ミシン目16
に沿った封筒接着部18側の位置に設けられた立体化接着
部17により、紙片11と紙片12間及び紙片13と紙片14間を
接着した構成のものが知られている。上記構成の封書
は、開封用ミシン目15にて開封して、紙片11と紙片14間
で開くことにより、紙片12と紙片13が中央部にて折れ曲
って段部を形成して立体化する構成のものであるが、上
記構成の封書を作製するには、折目にて連接された4枚
の紙片からなる帳票を巻き折りして所定領域に接着剤を
塗布し接着して封書とするものであるため、特殊な製造
装置が必要であり大量生産が難しく且つ高価になるとい
う欠点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一般的に使
用されている3つ折り封書の作製装置を使用して簡単に
作製できる開封して立体化できる封書を提供することで
ある。
用されている3つ折り封書の作製装置を使用して簡単に
作製できる開封して立体化できる封書を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】封筒表紙片と前記封筒表
紙片より狭巾の2枚の中紙片と前記封筒表紙片と同巾の
封筒裏紙片とが折目を介して順次連接された帳票をW字
状に折り畳んだ状態で、それぞれ対向密着する各紙片間
の辺のうち、隣り合う紙片間の折目近傍の辺を除いた対
向辺同士を封筒接着部にて接着すると共に、それぞれ対
向する前記封筒表紙片と前記中紙片間及び前記封筒裏紙
片と前記中紙片間を前記中紙片の巾方向略中央にて前記
折目に平行な立体化接着部により接着し、前記封筒表紙
片ないしは前記封筒裏紙片と前記中紙片間の折目が位置
する辺以外の3辺における前記封筒接着部の内側に開封
用ミシン目を設けた構成からなる開封して立体化できる
封書であるので、封書の3辺を開封用ミシン目にて切り
取り開封して、封筒表紙片と封筒裏紙片とを両側に直角
に開くことにより、2枚の中紙片にて段部を形成して立
体化することができるので、立体的な情報の提供が可能
となり顧客に対する訴求効果が大きくなる。
紙片より狭巾の2枚の中紙片と前記封筒表紙片と同巾の
封筒裏紙片とが折目を介して順次連接された帳票をW字
状に折り畳んだ状態で、それぞれ対向密着する各紙片間
の辺のうち、隣り合う紙片間の折目近傍の辺を除いた対
向辺同士を封筒接着部にて接着すると共に、それぞれ対
向する前記封筒表紙片と前記中紙片間及び前記封筒裏紙
片と前記中紙片間を前記中紙片の巾方向略中央にて前記
折目に平行な立体化接着部により接着し、前記封筒表紙
片ないしは前記封筒裏紙片と前記中紙片間の折目が位置
する辺以外の3辺における前記封筒接着部の内側に開封
用ミシン目を設けた構成からなる開封して立体化できる
封書であるので、封書の3辺を開封用ミシン目にて切り
取り開封して、封筒表紙片と封筒裏紙片とを両側に直角
に開くことにより、2枚の中紙片にて段部を形成して立
体化することができるので、立体的な情報の提供が可能
となり顧客に対する訴求効果が大きくなる。
【0005】上記の開封して立体化できる封書におい
て、前記2枚の中紙片のそれぞれの巾方向略中央部に位
置する前記立体化接着部に沿った近傍で前記2枚の中紙
片間を介する折目側の位置、及び前記封筒裏紙片と前記
中紙片における前記封筒裏紙片と前記中紙片間の折目に
沿って該折目から所定寸法離れた位置に、それぞれ立体
化折目を形成することにより、封筒表紙片と封筒裏紙片
とを両側に直角に開くと、中紙片及び封筒裏紙片が立体
化折目にて簡単に折れ曲がるので、容易に立体化できる
と共に立体化した状態での保形効果をよくすることがで
きる。
て、前記2枚の中紙片のそれぞれの巾方向略中央部に位
置する前記立体化接着部に沿った近傍で前記2枚の中紙
片間を介する折目側の位置、及び前記封筒裏紙片と前記
中紙片における前記封筒裏紙片と前記中紙片間の折目に
沿って該折目から所定寸法離れた位置に、それぞれ立体
化折目を形成することにより、封筒表紙片と封筒裏紙片
とを両側に直角に開くと、中紙片及び封筒裏紙片が立体
化折目にて簡単に折れ曲がるので、容易に立体化できる
と共に立体化した状態での保形効果をよくすることがで
きる。
【0006】上記の開封して立体化できる封書におい
て、前記封筒接着部及び前記立体化接着部を、感圧接着
剤にて塗布形成しておくことにより、帳票を折り畳んで
封筒を作製する際に接着剤を塗布する必要がなくなり、
加圧するのみで封書を作製することができるので、一般
的に使用されている3つ折り封書の作製装置を使用し
て、効率よく簡単に開封して立体化できる封書を作製す
ることができる。
て、前記封筒接着部及び前記立体化接着部を、感圧接着
剤にて塗布形成しておくことにより、帳票を折り畳んで
封筒を作製する際に接着剤を塗布する必要がなくなり、
加圧するのみで封書を作製することができるので、一般
的に使用されている3つ折り封書の作製装置を使用し
て、効率よく簡単に開封して立体化できる封書を作製す
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の実施形態を示す
(イ)は平面図で(ロ)はI−I断面図、図2は実施形
態の展開した状態の表面を示す平面図、図3は実施形態
の展開した状態の裏面を示す平面図、図4は実施形態の
開封して立体化した状態を示す斜視図であって、1は封
筒表紙片、2, 3は中紙片、4は封筒裏紙片、5a, 5b, 5c
は折目、6a, 6b, 6c, 6dは立体化折目、7は開封用ミシ
ン目、8は立体化接着部、9は封筒接着部、10a, 10b,
10c, 10dは立体表示部をそれぞれ表す。
施の形態を説明する。図1は本発明の実施形態を示す
(イ)は平面図で(ロ)はI−I断面図、図2は実施形
態の展開した状態の表面を示す平面図、図3は実施形態
の展開した状態の裏面を示す平面図、図4は実施形態の
開封して立体化した状態を示す斜視図であって、1は封
筒表紙片、2, 3は中紙片、4は封筒裏紙片、5a, 5b, 5c
は折目、6a, 6b, 6c, 6dは立体化折目、7は開封用ミシ
ン目、8は立体化接着部、9は封筒接着部、10a, 10b,
10c, 10dは立体表示部をそれぞれ表す。
【0008】本発明の開封して立体化できる封書の実施
形態は、図1(イ)、(ロ)に示すとおりであって、図
2、図3に示す展開した状態の帳票をW字状に折り畳ん
で所定領域を封筒接着部及び立体化接着部にて接着する
ことにより作製されるものである。外形は3辺を切り取
り開封する封書と同じであるが、開封して封筒表紙片と
封筒裏紙片を両側に開くことにより2枚の中紙片にて段
部が形成されて立体化できる構成のものである。
形態は、図1(イ)、(ロ)に示すとおりであって、図
2、図3に示す展開した状態の帳票をW字状に折り畳ん
で所定領域を封筒接着部及び立体化接着部にて接着する
ことにより作製されるものである。外形は3辺を切り取
り開封する封書と同じであるが、開封して封筒表紙片と
封筒裏紙片を両側に開くことにより2枚の中紙片にて段
部が形成されて立体化できる構成のものである。
【0009】実施形態の展開した状態の表面は、図2に
示すとおり、封筒表紙片1と封筒表紙片1より狭巾の中
紙片2及び中紙片3と封筒表紙片1と同巾の封筒裏紙片
4とが折目5aと折目5bと折目5cにてそれぞれ連接されて
なり、封筒表紙片1と中紙片2と中紙片3と封筒裏紙片
4の上下端縁より所定寸法内側の位置、及び封筒表紙片
1と封筒裏紙片4の側端より所定寸法内側の位置に開封
用ミシン目7が設けられており、中紙片2及び中紙片3
の巾方向略中央部に折目5bに平行に立体化折目6a及び立
体化折目6bが、中紙片3及び封筒裏紙片4の折目5cから
所定寸法離れた位置に折目5cに平行に立体化折目6c及び
立体化折目6dがそれぞれ設けられており、中紙片2及び
中紙片3の上下端部における開封用ミシン目7より外側
の領域、中紙片2の折目5a側の側端領域及び中紙片3の
折目5c側の側端領域にそれぞれ封筒接着部9が設けられ
ている。封筒表紙片1の面には送付先の住所、氏名がプ
リントされて封書表紙とされ、封書の裏面となる封筒裏
紙片4の面には宣伝用の情報等がプリントされている。
示すとおり、封筒表紙片1と封筒表紙片1より狭巾の中
紙片2及び中紙片3と封筒表紙片1と同巾の封筒裏紙片
4とが折目5aと折目5bと折目5cにてそれぞれ連接されて
なり、封筒表紙片1と中紙片2と中紙片3と封筒裏紙片
4の上下端縁より所定寸法内側の位置、及び封筒表紙片
1と封筒裏紙片4の側端より所定寸法内側の位置に開封
用ミシン目7が設けられており、中紙片2及び中紙片3
の巾方向略中央部に折目5bに平行に立体化折目6a及び立
体化折目6bが、中紙片3及び封筒裏紙片4の折目5cから
所定寸法離れた位置に折目5cに平行に立体化折目6c及び
立体化折目6dがそれぞれ設けられており、中紙片2及び
中紙片3の上下端部における開封用ミシン目7より外側
の領域、中紙片2の折目5a側の側端領域及び中紙片3の
折目5c側の側端領域にそれぞれ封筒接着部9が設けられ
ている。封筒表紙片1の面には送付先の住所、氏名がプ
リントされて封書表紙とされ、封書の裏面となる封筒裏
紙片4の面には宣伝用の情報等がプリントされている。
【0010】実施形態の展開した状態の裏面は、図3に
示すとおりであり、開封用ミシン目7及び立体化折目6
a,6b 等は図2を裏返した関係となっているだけである
ので詳しい説明は省略する。封筒表紙片1と中紙片2と
中紙片3と封筒裏紙片4の上下端部における開封用ミシ
ン目7の外側の領域、及び封筒表紙片1と封筒裏紙片4
の側端部における開封用ミシン目7の外側の領域にそれ
ぞれ封筒接着部9が設けられ、中紙片2における立体化
折目6aの折目5a側に沿った領域と中紙片3における立体
化折目6bの折目5c側に沿った領域、及び封筒表紙片1と
封筒裏紙片4における折り畳んだ状態で上記中紙片2と
中紙片3の領域に対向する領域にそれぞれ立体化接着部
8が設けられている。封筒表紙片1と封筒裏紙片4の側
端側の領域にはそれぞれ立体表示部10a と立体表示部10
d が、中紙片2と中紙片3の折目5b側の領域にはそれぞ
れ立体表示部10b と立体表示部10c が設けられており、
立体表示部10a,10b,10c,10d にプリントされた情報によ
り立体表示が施されるものである。
示すとおりであり、開封用ミシン目7及び立体化折目6
a,6b 等は図2を裏返した関係となっているだけである
ので詳しい説明は省略する。封筒表紙片1と中紙片2と
中紙片3と封筒裏紙片4の上下端部における開封用ミシ
ン目7の外側の領域、及び封筒表紙片1と封筒裏紙片4
の側端部における開封用ミシン目7の外側の領域にそれ
ぞれ封筒接着部9が設けられ、中紙片2における立体化
折目6aの折目5a側に沿った領域と中紙片3における立体
化折目6bの折目5c側に沿った領域、及び封筒表紙片1と
封筒裏紙片4における折り畳んだ状態で上記中紙片2と
中紙片3の領域に対向する領域にそれぞれ立体化接着部
8が設けられている。封筒表紙片1と封筒裏紙片4の側
端側の領域にはそれぞれ立体表示部10a と立体表示部10
d が、中紙片2と中紙片3の折目5b側の領域にはそれぞ
れ立体表示部10b と立体表示部10c が設けられており、
立体表示部10a,10b,10c,10d にプリントされた情報によ
り立体表示が施されるものである。
【0011】本実施形態における立体化接着部8と封筒
接着部9は、図2ないしは図3に示す封筒表紙片1と封
筒表紙片1より狭巾の中紙片2及び中紙片3と封筒表紙
片1と同巾の封筒裏紙片4とが折目5aと折目5bと折目5c
にてそれぞれ連接された帳票が、連続した状態で上下の
端縁にてZ状に折り重ねられた際に立体化接着部8と封
筒接着部9が重ならないように、縦方向は上下の中央部
にて左右にずらした状態で、また、横方向は上下にずら
した状態で形成されており、且つ封筒表紙片1と中紙片
2と中紙片3と封筒裏紙片4とが折目5aと折目5bと折目
5cにてW字状に折り畳まれて封書とされる際に、立体化
接着部8と封筒接着部9が完全に重なるように、対向す
る紙片の両面に同一形状で感圧接着剤が塗布されて形成
されているものである。したがって、帳票の製造時には
Z状に折り畳んでもブロッキングを起こすことなく、且
つ、封書を作製する際に帳票を折り畳んで加圧するだけ
で所定領域を接着して封書とすることが可能であり、き
わめて簡単に封書を作製することができるものである。
また、上下左右にずらすだけではなく、千鳥状としてブ
ロッキングを防止してもよいものである。
接着部9は、図2ないしは図3に示す封筒表紙片1と封
筒表紙片1より狭巾の中紙片2及び中紙片3と封筒表紙
片1と同巾の封筒裏紙片4とが折目5aと折目5bと折目5c
にてそれぞれ連接された帳票が、連続した状態で上下の
端縁にてZ状に折り重ねられた際に立体化接着部8と封
筒接着部9が重ならないように、縦方向は上下の中央部
にて左右にずらした状態で、また、横方向は上下にずら
した状態で形成されており、且つ封筒表紙片1と中紙片
2と中紙片3と封筒裏紙片4とが折目5aと折目5bと折目
5cにてW字状に折り畳まれて封書とされる際に、立体化
接着部8と封筒接着部9が完全に重なるように、対向す
る紙片の両面に同一形状で感圧接着剤が塗布されて形成
されているものである。したがって、帳票の製造時には
Z状に折り畳んでもブロッキングを起こすことなく、且
つ、封書を作製する際に帳票を折り畳んで加圧するだけ
で所定領域を接着して封書とすることが可能であり、き
わめて簡単に封書を作製することができるものである。
また、上下左右にずらすだけではなく、千鳥状としてブ
ロッキングを防止してもよいものである。
【0012】本実施形態においては、立体化折目6a,6b,
6c,6d を設けることにより、封筒を開封して封筒表紙片
1と封筒裏紙片4を両側に開いた際に、立体化折目6a,6
b,6c,6d にて紙片が簡単に折れ曲がるので容易に立体化
できるものであるが、立体化折目6a,6b,6c,6d は必ずし
も必要ではなく、封筒表紙片1と封筒裏紙片4を両側に
開いて、各紙片に折りくせを付けることにより立体化す
ることもできる。また、本実施形態においては、立体化
折目6c,6d を中紙片3と封筒裏紙片4に設けており、封
筒を開封して封筒裏紙片4を開いて封筒表紙片1に対し
て直角に折り曲げることにより立体化するものである
が、立体化折目6c,6d を封筒表紙片1と中紙片2に設け
ておき、封筒を開封して封筒表紙片1を開いて封筒裏紙
片4に対して直角に折り曲げることにより立体化しても
同様の効果が得られるものである。但し、前者の場合に
は、立体化折目6dが封筒裏紙片4に設けられるので、封
書とした際に表面に現れないので外観において優れたも
のとなるが、後者の場合には、立体化折目が封筒表紙片
1に設けられることになるので立体化折目が表面に出る
ために封書の外観が損なわれるおそれがある。
6c,6d を設けることにより、封筒を開封して封筒表紙片
1と封筒裏紙片4を両側に開いた際に、立体化折目6a,6
b,6c,6d にて紙片が簡単に折れ曲がるので容易に立体化
できるものであるが、立体化折目6a,6b,6c,6d は必ずし
も必要ではなく、封筒表紙片1と封筒裏紙片4を両側に
開いて、各紙片に折りくせを付けることにより立体化す
ることもできる。また、本実施形態においては、立体化
折目6c,6d を中紙片3と封筒裏紙片4に設けており、封
筒を開封して封筒裏紙片4を開いて封筒表紙片1に対し
て直角に折り曲げることにより立体化するものである
が、立体化折目6c,6d を封筒表紙片1と中紙片2に設け
ておき、封筒を開封して封筒表紙片1を開いて封筒裏紙
片4に対して直角に折り曲げることにより立体化しても
同様の効果が得られるものである。但し、前者の場合に
は、立体化折目6dが封筒裏紙片4に設けられるので、封
書とした際に表面に現れないので外観において優れたも
のとなるが、後者の場合には、立体化折目が封筒表紙片
1に設けられることになるので立体化折目が表面に出る
ために封書の外観が損なわれるおそれがある。
【0013】図2、図3に示す実施形態の展開した状態
の帳票を、図2に示す封筒表紙片1と封筒裏紙片4の面
が外面となるように、封筒表紙片1と中紙片2と中紙片
3と封筒裏紙片4をW字状に折り曲げて加圧することに
より、封筒接着部9及び立体化接着部8にて接着され
て、図1(イ)に示す外観を有する実施形態の封書がで
きあがる。断面形状は、図1(ロ)に示すように、封筒
表紙片1と封筒表紙片1より狭巾の中紙片2及び中紙片
3と封筒表紙片1と同巾の封筒裏紙片4とが折目5aと折
目5bと折目5cにてW字状に折り重ねられて、封筒表紙片
1と封筒裏紙片4の側端部間、及び中紙片2と中紙片3
の側端部間がそれぞれ封筒接着部9により接着されると
共に、封筒表紙片1と中紙片2間及び封筒裏紙片4と中
紙片3間が中紙片2と中紙片3の略中央部の立体化接着
部8にて接着された構成である。
の帳票を、図2に示す封筒表紙片1と封筒裏紙片4の面
が外面となるように、封筒表紙片1と中紙片2と中紙片
3と封筒裏紙片4をW字状に折り曲げて加圧することに
より、封筒接着部9及び立体化接着部8にて接着され
て、図1(イ)に示す外観を有する実施形態の封書がで
きあがる。断面形状は、図1(ロ)に示すように、封筒
表紙片1と封筒表紙片1より狭巾の中紙片2及び中紙片
3と封筒表紙片1と同巾の封筒裏紙片4とが折目5aと折
目5bと折目5cにてW字状に折り重ねられて、封筒表紙片
1と封筒裏紙片4の側端部間、及び中紙片2と中紙片3
の側端部間がそれぞれ封筒接着部9により接着されると
共に、封筒表紙片1と中紙片2間及び封筒裏紙片4と中
紙片3間が中紙片2と中紙片3の略中央部の立体化接着
部8にて接着された構成である。
【0014】実施形態の封書を開封して、封筒表紙片1
を水平にした状態で封筒裏紙片4を開いて封筒表紙片1
に対して垂直にして立体化した状態は、図4に示すよう
に、中紙片2と中紙片3は立体化折目6aと立体化折目6b
にて折れ曲がり段部を形成すると共に、中紙片3と封筒
裏紙片4が立体化折目6cと立体化折目6dにて折れ曲がる
ので、封筒表紙片1に対して封筒裏紙片4を容易に直立
させることができると共に、立体化した際に立体化折目
6a,6b と立体化折目6c,6d により、立体化した状態で形
状を保持できる。立体化した際には、封筒表紙片1の立
体表示部10a と中紙片2の立体表示部10b と中紙片3の
立体表示部10c と封筒裏紙片4の立体表示部10d に表示
された情報により立体表示が形成される。
を水平にした状態で封筒裏紙片4を開いて封筒表紙片1
に対して垂直にして立体化した状態は、図4に示すよう
に、中紙片2と中紙片3は立体化折目6aと立体化折目6b
にて折れ曲がり段部を形成すると共に、中紙片3と封筒
裏紙片4が立体化折目6cと立体化折目6dにて折れ曲がる
ので、封筒表紙片1に対して封筒裏紙片4を容易に直立
させることができると共に、立体化した際に立体化折目
6a,6b と立体化折目6c,6d により、立体化した状態で形
状を保持できる。立体化した際には、封筒表紙片1の立
体表示部10a と中紙片2の立体表示部10b と中紙片3の
立体表示部10c と封筒裏紙片4の立体表示部10d に表示
された情報により立体表示が形成される。
【0015】立体化した段部に表示する内容としては、
例えば、建物の図面を表示する場合には、立体化した状
態で、垂直面となる中紙片2の立体表示部10b には建物
の側面図を、また水平面となる中紙片3の立体表示部10
c には建物の内部の構造を示すインテリア図を、垂直面
となる封筒裏紙片4の立体表示部10d には屋根部の側面
図をそれぞれ表示することにより、建物の形状、構成を
より一層訴求力のある効果的な図面とすることができ
る。また、立体化した状態で垂直に立てて使用するよう
にして、立体表示部10a,10b,10c,10d の全面にカレンダ
ー等を表示すると共に、中紙片2と中紙片3とにより段
状に形成された中空部を筆立て等に使用することができ
る。
例えば、建物の図面を表示する場合には、立体化した状
態で、垂直面となる中紙片2の立体表示部10b には建物
の側面図を、また水平面となる中紙片3の立体表示部10
c には建物の内部の構造を示すインテリア図を、垂直面
となる封筒裏紙片4の立体表示部10d には屋根部の側面
図をそれぞれ表示することにより、建物の形状、構成を
より一層訴求力のある効果的な図面とすることができ
る。また、立体化した状態で垂直に立てて使用するよう
にして、立体表示部10a,10b,10c,10d の全面にカレンダ
ー等を表示すると共に、中紙片2と中紙片3とにより段
状に形成された中空部を筆立て等に使用することができ
る。
【0016】
【発明の効果】封筒表紙片と封筒表紙片より狭巾の2枚
の中紙片と封筒表紙片と同巾の封筒裏紙片とが折目を介
して順次連接された帳票をW字状に折り畳んだ状態で、
それぞれ対向密着する各紙片間の辺のうち、隣り合う紙
片間の折目近傍の辺を除いた対向辺同士を封筒接着部に
て接着すると共に、それぞれ対向する封筒表紙片と中紙
片間及び封筒裏紙片と中紙片間を中紙片の巾方向略中央
にて折目に平行な立体化接着部により接着し、封筒表紙
片ないしは封筒裏紙片と中紙片間の折目が位置する辺以
外の3辺における封筒接着部の内側に開封用ミシン目を
設けた構成からなる開封して立体化できる封書であるの
で、封書の3辺を開封用ミシン目にて切り取り開封し
て、封筒表紙片と封筒裏紙片とを両側に直角に開くこと
により、2枚の中紙片にて段部を形成して立体化するこ
とができるので、立体的な情報の提供が可能となり顧客
に対する訴求効果が大きくなる。上記の開封して立体化
できる封書において、2枚の中紙片のそれぞれの巾方向
略中央部に位置する立体化接着部に沿った近傍で2枚の
中紙片間を介する折目側の位置、及び封筒裏紙片と中紙
片における封筒裏紙片と中紙片間の折目に沿って該折目
から所定寸法離れた位置に、それぞれ立体化折目を形成
した構成とすることにより、封筒表紙片と封筒裏紙片と
を両側に直角に開くと、中紙片及び封筒裏紙片が立体化
折目にて簡単に折れ曲がるので、容易に立体化できると
共に立体化した状態での保形効果をよくすることができ
る。上記の開封して立体化できる封書において、封筒接
着部及び立体化接着部を、感圧接着剤にて形成しておく
ことにより、帳票を折り畳んで封筒を作製する際に接着
剤を塗布する必要がなくなり、加圧するのみで封書を作
製することができるので、一般的に使用されている3つ
折り封書の作製装置を使用して、効率よく簡単に開封し
て立体化できる封書を作製することができる。
の中紙片と封筒表紙片と同巾の封筒裏紙片とが折目を介
して順次連接された帳票をW字状に折り畳んだ状態で、
それぞれ対向密着する各紙片間の辺のうち、隣り合う紙
片間の折目近傍の辺を除いた対向辺同士を封筒接着部に
て接着すると共に、それぞれ対向する封筒表紙片と中紙
片間及び封筒裏紙片と中紙片間を中紙片の巾方向略中央
にて折目に平行な立体化接着部により接着し、封筒表紙
片ないしは封筒裏紙片と中紙片間の折目が位置する辺以
外の3辺における封筒接着部の内側に開封用ミシン目を
設けた構成からなる開封して立体化できる封書であるの
で、封書の3辺を開封用ミシン目にて切り取り開封し
て、封筒表紙片と封筒裏紙片とを両側に直角に開くこと
により、2枚の中紙片にて段部を形成して立体化するこ
とができるので、立体的な情報の提供が可能となり顧客
に対する訴求効果が大きくなる。上記の開封して立体化
できる封書において、2枚の中紙片のそれぞれの巾方向
略中央部に位置する立体化接着部に沿った近傍で2枚の
中紙片間を介する折目側の位置、及び封筒裏紙片と中紙
片における封筒裏紙片と中紙片間の折目に沿って該折目
から所定寸法離れた位置に、それぞれ立体化折目を形成
した構成とすることにより、封筒表紙片と封筒裏紙片と
を両側に直角に開くと、中紙片及び封筒裏紙片が立体化
折目にて簡単に折れ曲がるので、容易に立体化できると
共に立体化した状態での保形効果をよくすることができ
る。上記の開封して立体化できる封書において、封筒接
着部及び立体化接着部を、感圧接着剤にて形成しておく
ことにより、帳票を折り畳んで封筒を作製する際に接着
剤を塗布する必要がなくなり、加圧するのみで封書を作
製することができるので、一般的に使用されている3つ
折り封書の作製装置を使用して、効率よく簡単に開封し
て立体化できる封書を作製することができる。
【図1】本発明の実施形態を示す(イ)は平面図で
(ロ)はI−I断面図。
(ロ)はI−I断面図。
【図2】実施形態の展開した状態の表面を示す平面図。
【図3】実施形態の展開した状態の裏面を示す平面図。
【図4】実施形態の開封して立体化した状態を示す斜視
図。
図。
【図5】従来の開封して立体化できる封書の断面構成を
示す図。
示す図。
1 封筒表紙片 2,3 中紙片 4 封筒裏紙片 5a, 5b, 5c 折目 6a, 6b, 6c, 6d 立体化折目 7 開封用ミシン目 8 立体化接着部 9 封筒接着部 10a, 10b, 10c, 10d 立体表示部
Claims (3)
- 【請求項1】 封筒表紙片と前記封筒表紙片より狭巾の
2枚の中紙片と前記封筒表紙片と同巾の封筒裏紙片とが
折目を介して順次連接された帳票をW字状に折り畳んだ
状態で、それぞれ対向密着する各紙片間の辺のうち、隣
り合う紙片間の折目近傍の辺を除いた対向辺同士を封筒
接着部にて接着すると共に、それぞれ対向する前記封筒
表紙片と前記中紙片間及び前記封筒裏紙片と前記中紙片
間を前記中紙片の巾方向略中央にて前記折目に平行な立
体化接着部により接着し、前記封筒表紙片ないしは前記
封筒裏紙片と前記中紙片間の折目が位置する辺以外の3
辺における前記封筒接着部の内側に開封用ミシン目を設
けた構成からなることを特徴とする開封して立体化でき
る封書。 - 【請求項2】 前記2枚の中紙片のそれぞれの巾方向略
中央部に位置する前記立体化接着部に沿った近傍で前記
2枚の中紙片間を介する折目側の位置、及び前記封筒裏
紙片と前記中紙片における前記封筒裏紙片と前記中紙片
間の折目に沿って該折目から所定寸法離れた位置に、そ
れぞれ立体化折目が形成された構成からなることを特徴
とする請求項1記載の開封して立体化できる封書。 - 【請求項3】 前記封筒接着部及び前記立体化接着部
が、感圧接着剤により形成されたものであることを特徴
とする請求項1、2記載の開封して立体化できる封書。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28432997A JPH11105466A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 開封して立体化できる封書 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28432997A JPH11105466A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 開封して立体化できる封書 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11105466A true JPH11105466A (ja) | 1999-04-20 |
Family
ID=17677161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28432997A Withdrawn JPH11105466A (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 開封して立体化できる封書 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11105466A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005145060A (ja) * | 2003-10-22 | 2005-06-09 | Ashiya Insatsu Kk | カード構造 |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP28432997A patent/JPH11105466A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005145060A (ja) * | 2003-10-22 | 2005-06-09 | Ashiya Insatsu Kk | カード構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |