JPH11104939A - ドリル先端刃付け装置 - Google Patents

ドリル先端刃付け装置

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JPH11104939A
JPH11104939A JP9289131A JP28913197A JPH11104939A JP H11104939 A JPH11104939 A JP H11104939A JP 9289131 A JP9289131 A JP 9289131A JP 28913197 A JP28913197 A JP 28913197A JP H11104939 A JPH11104939 A JP H11104939A
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cutting device
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有一 中島
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    • B24B47/00Drives or gearings; Equipment therefor
    • B24B47/22Equipment for exact control of the position of the grinding tool or work at the start of the grinding operation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24BMACHINES, DEVICES, OR PROCESSES FOR GRINDING OR POLISHING; DRESSING OR CONDITIONING OF ABRADING SURFACES; FEEDING OF GRINDING, POLISHING, OR LAPPING AGENTS
    • B24B3/00Sharpening cutting edges, e.g. of tools; Accessories therefor, e.g. for holding the tools
    • B24B3/24Sharpening cutting edges, e.g. of tools; Accessories therefor, e.g. for holding the tools of drills
    • B24B3/26Sharpening cutting edges, e.g. of tools; Accessories therefor, e.g. for holding the tools of drills of the point of twist drills

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  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドリルの着脱を容易に行なえるようにする。 【解決手段】 アタッチメント12は、メインブロック
50に回転自在に取り付けた一対の位相回転ローラ54
がドリル18のシャンク部を支持し、メインプレート2
0に昇降可能に設けた刃受け56がドリル18の刃部を
支持するようになっている。メインブロック50には、
シャンク押え70が回動可能に設けてあって、シャンク
押えシリンダ48によりシャンク押え70が回動し、位
相回転ローラ54と協働してドリル18を把持し、また
解放する。先端位置決めモータ44は、駆動ギヤ84、
スライドギヤ88を介して位置決めスピンドル86を移
動させ、ドリル18を軸方向に移動させる。位相合せモ
ータ46は、位相回転ローラ54に接触している駆動ロ
ーラを回転し、駆動ローラを回転することにより、位相
回転ローラを介してドリル18を軸回りに回転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドリルの先端を研
削するドリル先端刃付け装置に係り、特にプリント配線
基板(PWB)に穴明け加工するプリント基板用ドリル
(PWBドリル)などの小径ドリルの再研削に好適なド
リル先端刃付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板は、ガラス繊維と導体
となる銅箔とを積層してエポキシ等の樹脂で固めてある
ため、PWBドリルにより穴明け加工を行なうとドリル
が摩耗して3000〜5000ヒットで折損に至る。こ
のため、摩耗したドリルを研削(再研削)してドリルの
寿命を伸ばすことが要請され、工具メーカーである本願
出願人が長年にわたって培ってきた製造技術と経験とに
基づいて、世界に先駆けて小径ドリルの先端刃付け装置
を開発した。これにより、摩耗したドリルの先端部分を
適時に再研削して先端部に刃付けを行なうことができ、
1本のドリルで3000ヒットを2回繰り返すことが可
能となるとともに、明けられた穴の品質も許容範囲内に
することができ、プリント配線基板の穴加工におけるド
リル消費金額が減少して加工コストの低減が図れる。
【0003】上記の刃付け装置は、伸長著しい表面実装
技術(Surface MountTechnolog
ies:SMT)の高密度化に対応しており、PWBド
リルの先端刃付け装置は、各種製造されてPWBの製造
業者などにおいて有効に利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のドリル
先端刃付け装置は、ドリルをチャックに把持させるよう
になっているために自動化が困難であって、砥石に向け
て前進させるドリル支持手段であるアタッチメントに対
するドリルの着脱やドリルの位置合せなどを作業者が手
作業で行なっている。従って、作業者1名が1台の装置
を操作するようになっており、熟練した作業者であって
も研削できる本数量は、大体1000〜1200本/8
h程度である。このため、研削本数が作業者の経験に負
うところが大きく、ドリルの研削作業の効率を向上する
ために、以前から自動化することが強く望まれている。
そして、ドリル先端刃付け装置の自動化は、ドリルの刃
先精度を厳守するためのさまざまな困難を解決しなけれ
ば、望まれても到達することのできない難問題とされて
きた。
【0005】本発明は、前記要請に鑑みてなされたもの
で、ドリルの着脱を容易に行なえるようにすることを目
的としている。また、本発明は、ドリルの位置決めを自
動的に行なえるようにすることを目的としている。そし
て、本発明は、ドリルの先端面を自動的に研削できるよ
うにすることなどを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るドリル先端刃付け装置は、ドリルを
装着するドリル支持手段と、このドリル支持手段が保持
した前記ドリルの先端面を研削する研削手段とを有する
ドリル先端刃付け装置において、前記ドリル支持手段
は、前記ドリルのシャンク部を支持するシャンク受け部
と、前記ドリルの刃部を支持する昇降可能な刃受け部
と、前記シャンク部を前記シャンク受け部に押圧可能な
シャンク押え部とを有するドリル保持機構を備えている
構成にしてある。
【0007】また、本発明は、ドリル保持機構の保持し
たドリルが軸方向に移動可能なようにドリル保持機構を
構成でき、ドリル保持機構に保持させたドリルを軸方向
に移動させる送り手段と、軸方向に移動させたドリルの
先端を検出する先端検出手段と、送り手段を制御して先
端検出手段が作動するまでドリルをドリル保持機構から
突き出させる制御手段とを設けることができる。
【0008】そして、本発明は、ドリル保持機構の保持
したドリルを回転可能なようにドリル保持機構を構成で
き、ドリル保持機構に保持させたドリルを回転させる位
相調整手段と、ドリル保持機構に保持させたドリルの先
端面形状を検出する先端面形状検出手段とを設け、制御
手段を端面形状検出手段の検出信号に基づいて位相調整
手段を作動し、ドリルを回転させてドリルの先端面形状
を予め定めた角度にできるように構成することができ
る。さらに、制御手段は、先端面形状検出手段の出力信
号に基づいてドリルの中心を検出し、刃受け部を介して
ドリルの中心を予め定めた位置に移動させるようにでき
る。
【0009】
【作用】上記のごとく構成した本発明は、ドリル保持機
構のシャンク受け部と刃受け部との上にドリルを配置
し、シャンク押え部によりドリルをシャンク受け部に押
圧して把持することにより、ドリルを容易にドリル支持
手段に保持させることができ、ドリルの着脱が容易に行
なえる。また、ドリル保持機構によりドリルを軸方向移
動可能に保持し、制御手段が送り手段を介して先端検出
手段の作動する位置までドリルを突き出すようにしてい
るため、ドリルの先端位置決め、すなわち研削代の設定
を自動的に行なうことができる。また、刃受け部が昇降
可能となっているため、ドリル径の大きさにより刃受け
部を上下動させてドリルの中心位置の調整を容易に行な
うことができる。
【0010】さらに、制御手段は、先端面形状検出手段
の出力信号に基づいて、ドリル保持機構が回転可能に保
持したドリルを位相調整手段によって回転し、ドリルの
先端面形状を予め定めた角度にするため、研削に最適な
位相にドリルを自動的に調整することが可能となる。そ
して、制御手段は、先端面形状検出手段の出力信号に基
づいて、刃受け部を制御してドリルの中心を予め定めた
位置に移動させるようになっているため、自動的にドリ
ルを研削手段による研削に適した位置にすることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係るドリル先端刃付け装
置の好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳細に説
明する。図2は、本発明の実施の形態に係るドリル先端
刃付け装置の全体の概略を示す側面図である。
【0012】図2において、ドリル先端刃付け装置10
は、ドリル支持手段であるアタッチメント12と研削手
段である研削ユニット14とを備えている。そして、ア
タッチメント12は、起伏シリンダ16によって傾斜し
たドリル18の着脱位置と、水平なドリル18の研削位
置との間を回動するようになっている。すなわち、アタ
ッチメント12は、図3に示したように、メインプレー
ト20が回動軸22を介して支点ハウジング24に枢着
してあって、回動軸22がリンク26を介して起伏シリ
ンダ16のロッドに接続してある。
【0013】さらに、ドリル先端刃付け装置10は、ド
リル18の先端位置と先端面形状を検出するためのセン
サユニット30を有している(図2参照)。このセンサ
ユニット30は、先端面形状を拡大する鏡筒32がセン
サ保持部材36を介してスタンド34に取り付けてあ
る。そして、鏡筒32は、光軸がドリル着脱位置に配置
されたドリル18と同軸となるようにしてある。また、
鏡筒32の上端には、先端面形状検出手段であるCCD
カメラ38が取り付けてあり、ドリル18の先端面形状
を撮像できるようにしてある。CCDカメラ38の出力
信号は、モニタテレビに送られてモニタ画面に表示され
るとともに、図示しない制御装置(制御手段)に入力さ
れ、ドリル18の位相(回転位置)調整や研削の良否の
判定に供される。さらに、センサ保持部材36には、ド
リル18の先端位置を検出する先端検出センサ(先端検
出手段)40が設けてある。
【0014】アタッチメント12は、図(1)1に示し
たように、メインプレート20の上面にモータブラケッ
ト42が固定してあり、このモータブラケット42に、
ドリル18を軸方向に移動させる送り手段を構成してい
る先端位置決めモータ44と、ドリル18を軸回りに回
転させるための位相調整手段を構成している位相合せモ
ータ46と、ドリル18を保持するドリル保持機構を作
動するシャンク押えシリンダ48とが取り付けてある。
また、メインプレート20には、メインブロック50が
搭載してある。このメインブロック50は、内設された
軸受を介して平行な一対の回転軸52を回転自在に支持
している。そして、各回転軸52の先端には、ドリル保
持機構のシャンク受け部を構成するとともに、ドリル1
8を回転するためのゴムなどからなる位相回転ローラ5
4が取り付けられ、ドリル18のシャンク部が各位相回
転ローラ54の相互の近接部(または接触部)上部に配
置される(図7参照)。
【0015】メインプレート20の先端部には、ドリル
18の刃部を支持するドリル支持機構の一部をなす刃受
け56が配置してある。この刃受け56は、図4に示し
たように、メインプレート20に昇降可能に設けた刃受
けブロック58に固定してあって、シリンダやモータな
どのアクチュエータ60によって、刃受けブロック58
を介して矢印62のように昇降するようになっている。
なお、刃受け56は、図5に示したように揺動アーム6
4に取り付け、揺動アーム64をカム66などによって
矢印68のように揺動させることにより昇降させるよう
にしてもよい。
【0016】メインブロック50には、図1(2)に示
したように、ドリル18のシャンク部を位相回転ローラ
54に押圧するシャンク押え70が設けてあ。このシャ
ンク押え70は、メインブロック50の両側に枢着して
あるアーム72に取り付けてあって、シャンク押えシリ
ンダ48によって矢印74のように揺動させられ、位相
回転ローラ54と協働してドリル18を把持し、また解
放するようになっている。また、シャンク押え70は、
やや前方側に傾斜してドリル18と接触するようになっ
ていて、ドリル18が回転したときに、ドリル18の後
端が詳細を後述する位置決めスピンドル86と離間しな
いようにしてある。
【0017】すなわち、シャンク押えシリンダ48は、
ロッド76がリンク機構78を介して作動軸80に接続
してあり、この作動軸80にリンク機構82を介して一
方のアーム72が接続してある。従って、シャンク押え
シリンダ48を作動させると、作動軸80がリンク機構
78を介して回転し、この回転がリンク機構82を介し
てアーム72に伝達され、アーム72が図1(1)の紙
面と交差する方向に回動するようになっている。
【0018】先端位置決めモータ44は、ドリル18を
軸方向に移動させる送り機構を構成していて、図6に示
したように、出力軸に駆動ギヤ84が取り付けてある。
この駆動ギヤ84には、位置決めスピンドル86の後端
に設けたスライドギヤ88が噛み合っている。そして、
位置決めスピンドル86は、メインブロック50を貫通
していて、先端面がドリル18の後端面と接触してい
る。また、位置決めスピンドル86の中間部には、メイ
ンブロック50のねじ部に螺合させたねじ部90が形成
してある。このため、先端位置決めモータ44を駆動さ
れると、位置決めスピンドル86が軸方向に移動し、ド
リル18をドリル保持機構を構成している刃受け56か
ら突き出すようになっている。
【0019】位相合せモータ46の出力軸には、駆動ギ
ヤ92が取り付けてある。この駆動ギヤ92には、メイ
ンブロック50を貫通し、先端に位相回転ローラ54を
取り付けた各回転軸52の後端に設けたギヤ96が噛み
合っている。従って、位相合せモータ46を駆動するこ
とにより、駆動ギヤ92、ギヤ96、回転軸52を介し
て位相回転ローラ54が回転し、ドリル18を回転させ
ることができる。
【0020】なお、ドリル18の位相合せ機構として
は、位相合せモータ46の出力軸がメインブロック50
を貫通するようにし、位相合せモータ46の出力軸に駆
動ローラを設けて位相回転ローラ54を回転させるよう
にしてもよい。すなわち、図7に示したように、位相合
せモータ46の出力軸に取り付けた駆動ローラ98を一
対の位相回転ローラ54の相互近接部下部に配置すると
ともに、各位相回転ローラ54と接触させ、位相合せモ
ータ46の回転力を駆動ローラ98を介して位相回転ロ
ーラ54に伝達し、位相回転ローラ54を介してドリル
18を回転させるようにしてもよい。
【0021】また、ドリル18の位相調整機構として
は、図8または図9に示したような構造であってもよ
い。図8に示した位相調整機構は、シャンク受け部を金
属などの一対のローラ102により構成し、その上方に
矢印104のようにローラ102の軸線と直交する方向
に往復移動可能な位相調整アーム106を配置する。そ
して、位相調整アーム106の下部にゴムなどの比較的
摩擦係数の大きな部材からなる駆動片108を取り付
け、この駆動片108をドリル18に当接させ、位相調
整アーム106を駆動させることによりドリル18を回
転させるようにしてある。
【0022】また、図9に示した位相調整機構は、図8
の変形例であって、シャンク受け部を一対のローラ10
2に代えて、V字状の溝を有するブロック110により
構成したもので、他の構成は図8とほぼ同様である。
【0023】研削ユニット14は、図10に示したよう
に、ドリル18の先端2番面を研削する2番面砥石11
2と、先端3番面を研削する3番面砥石114とを備え
ている。これらの砥石112、114は、回転駆動モー
タ116、118に取り付けてあるとともに、2番面と
3番面とを研削するのに適するようにドリル18に対し
て傾斜させてある。また、砥石112、114は、ドリ
ル18の軸線に対して傾斜させて設けたテーブル120
に配設してあり、テーブル120に設けたトラバース機
構(図示せず)により、矢印122のようにドリル18
と斜交して一体に移動するようになっている。
【0024】図11に示したように、鏡筒32の対物レ
ンズ部124には、光源126が固定してある。この光
源126は、例えばリング状に形成してあって、ドリル
18の先端面を照明できるようにしてある。また、先端
検出センサ40は、光学式の位置決めセンサ128と、
このセンサ128と対向した位置に配置された光源部1
30とから構成してあり、ドリル18の先端が所定位置
まで上昇すると、位置決めセンサ128が検出信号を制
御装置に出力するようになっている。
【0025】上記のごとく構成した実施形態の作用は、
次のとおりである。アタッチメント12をドリル18の
着脱位置に起こしたのち、シャンク押え70をドリル1
8を解放する方向に回動させる。そして、図示しないピ
ッキング装置などにより、ドリル18がアタッチメント
12の位相回転ローラ54と刃受け56との上に配置さ
れると、図示しない制御装置がシャンク押えシリンダ4
8を駆動してシャンク押え70を回動し、一対の位相回
転ローラ54とシャンク押え70とによってドリル18
を把持する。そして、制御装置は、位置決めセンサ12
8とCCDカメラ38との出力信号を取り込み、ドリル
18の先端が予め定めた位置にあるか否かを判断する。
【0026】制御装置は、位置決めセンサ128の出力
信号からドリル18の先端が所定の位置(高さ)にない
場合、先端位置決めモータ44を駆動して位置決めスピ
ンドル86を介してドリル18を前進させる。ドリル1
8の刃受け56からの突き出し量が所定の値になると、
位置決めセンサ128がこれを検出して作動し、制御装
置がその検出信号によって先端位置決めモータ44の駆
動を停止する。また、制御装置は、CCDカメラ38の
出力する端面形状の撮像信号からドリル18の中心位置
を求め、この中心が予め定めた位置にあるか否かを判断
する。
【0027】すなわち、制御装置は、図12に示したド
リル18のチゼルポイント132の位置を演算し、チゼ
ルポイント132がCCDカメラ38の予め定めた位置
にあるか否かを判断する。このCCDカメラ38の予め
定めた位置は、モニタ画像134の予め定めた位置と一
致するように設定してある。そして、制御装置は、ドリ
ル径の相違などによってドリル18の中心がモニタ画像
134の予め定めた位置と一致していない場合、アクチ
ュエータ60を駆動して刃受け56を昇降させてドリル
18の中心をモニタ画像134の予め定めた位置と一致
させる。さらに、制御装置は、ドリル18の基準線13
6に対する回転量(位相)θを求め、位相θが予め定め
た基準値θ0 となるように位相合せモータ46を駆動し
てドリル18を軸回りに回転させる。
【0028】このようにしてドリル18の位置が設定さ
れると、制御装置は起伏シリンダ16を作動してアタッ
チメント12を水平位置に倒し、ドリル18を研削位置
に保持する。その後、制御装置は、研削ユニット14の
トラバース機構を駆動し、3番目砥石114と2番面砥
石112とを一体に移動させ、ドリル18の先端3番面
138と2番面140とを研削して刃付けをする。この
とき、制御装置は、位相合せモータ46を制御して研削
に合わせてドリル18を回転させる。このようにしてド
リル先端面の研削が終了すると、アタッチメント12が
ドリル着脱位置に回動し、CCDカメラ38の撮像した
先端面の形状に基づいて、研削の良否が制御装置により
判断される。また、研削されたドリル18は、ピッキン
グ装置などによってドリルケースなどに搬送される。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、ドリル保持機構のシャンク受け部と刃受け部との上
にドリルを配置し、シャンク押え部によりドリルをシャ
ンク受け部に押圧して把持することにより、ドリルを容
易にドリル支持手段に保持させることができ、ドリルの
着脱が容易に行なえる。また、ドリル保持機構によりド
リルを軸方向移動可能に保持し、制御手段が送り手段を
介して先端検出手段の作動する位置までドリルを突き出
すようにしているため、ドリルの先端位置決め、すなわ
ち研削代の設定を自動的に行なうことができる。また、
刃受け部が昇降可能となっているため、ドリル径の大き
さにより刃受け部を上下動させてドリルの中心位置の調
整を容易に行なうことができる。
【0030】さらに、制御手段は、先端面形状検出手段
の出力信号に基づいて、ドリル保持機構が回転可能に保
持したドリルを位相調整手段によって回転し、ドリルの
先端面形状を予め定めた角度にするようにしてあるた
め、研削に最適な位相にドリルを自動的に調整すること
が可能となる。そして、制御手段は、先端面形状検出手
段の出力信号に基づいて、刃受け部を制御してドリルの
中心を予め定めた位置に移動させるようになっているた
め、自動的にドリルを研削手段による研削に適した位置
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るアタッチメントの説
明図であって、(1)は平面図であり、(2)は側面図
である。
【図2】本発明の実施の形態に係るドリル先端刃付け装
置の全体の概略を示す側面図である。
【図3】実施の形態に係るアタッチメントの作用を説明
する図である。
【図4】実施の形態に係る刃受け部の詳細説明図であ
る。
【図5】刃受け部の他の実施形態の説明図である。
【図6】実施の形態に係るアタッチメントの断面図であ
って、送り機構の詳細を示す図である。
【図7】位相調整機構の他の実施形態の説明図である。
【図8】位相調整機構のさらに他の実施形態の説明図で
ある。
【図9】図8に示した位相調整機構の変形例の説明図で
ある。
【図10】実施の形態に係るアタッチメントと研削ユニ
ットとセンサユニットとの配置関係を示す図である。
【図11】実施の形態に係るセンサユニットの詳細説明
図である。
【図12】モニタ画面に表示されたドリル先端面形状の
一例を示す図である。
【符号の説明】
10 ドリル先端刃付け装置 12 ドリル支持手段(アタッチメント) 14 研削手段(研削ユニット) 18 ドリル 30 センサユニット 32、38 先端面形状検出手段(鏡筒、CCDカ
メラ) 40、128 先端位置検出手段(先端検出センサ、
位置決めセンサ) 44、86 送り手段(先端位置決めモータ、位置
決めスピンドル) 46、94、98 位相調整手段(位相合せモータ、
位相合せ軸、駆動ローラ) 48、54、56、60、70 ドリル保持機構(シ
ャンク押えシリンダ、位相回転ローラ、刃受け、アクチ
ュエータ、シャンク押え) 112 2番面砥石 114 3番面砥石
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年12月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 儀信 新潟県長岡市摂田屋町字外川2706−6 ユ ニオンツール株式会社長岡工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリルを装着するドリル支持手段と、こ
    のドリル支持手段が保持した前記ドリルの先端面を研削
    する研削手段とを有するドリル先端刃付け装置におい
    て、前記ドリル支持手段は、前記ドリルのシャンク部を
    支持するシャンク受け部と、前記ドリルの刃部を支持す
    る昇降可能な刃受け部と、前記シャンク部を前記シャン
    ク受け部に押圧可能なシャンク押え部とを有するドリル
    保持機構を備えていることを特徴とするドリル先端刃付
    け装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のドリル先端刃付け装置
    において、前記ドリル保持機構に軸方向移動可能に保持
    させた前記ドリルを軸方向に移動させる送り手段と、軸
    方向に移動させた前記ドリルの先端を検出する先端検出
    手段と、前記送り手段を制御して前記先端検出手段が作
    動するまで前記ドリルを前記ドリル保持機構から突き出
    させる制御手段とを有することを特徴とするドリル刃付
    け装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のドリル先端刃
    付け装置において、前記ドリル保持機構に回転可能に保
    持させた前記ドリルを回転させる位相調整手段と、前記
    ドリル保持機構に保持させた前記ドリルの先端面形状を
    検出する先端面形状検出手段とを有し、前記制御手段は
    前記端面形状検出手段の検出信号に基づいて前記位相調
    整手段を作動し、前記ドリルを回転させてドリルの先端
    面形状を予め定めた角度にすることを特徴とするドリル
    先端刃付け装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のドリル先端刃付け装置
    において、前記制御手段は、前記先端面形状検出手段の
    出力信号に基づいて前記ドリルの中心を検出し、前記刃
    受け部を介して前記ドリルの中心を予め定めた位置に移
    動させることを特徴とするドリル先端刃付け装置。
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