JP3845552B2 - ドリル研磨システム及び塵埃除去装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドリル研磨システム及び塵埃除去装置に係り、特に研磨工程における複数の処理ユニットを備えたドリル研磨システム、研磨したドリルの付着物の除去などに好適な塵埃除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリント配線基板などに使用する小径のドリルにおいては、摩耗したドリルの寿命を延ばすため、ドリルの刃部を研磨する装置が開発されている。従来においては、ドリルの研磨は以下のように行っていた。まず、ドリル刃部の付着物を、塵埃除去装置により除去する。塵埃除去装置としては、圧縮空気をドリルに吹き付けて付着物を飛ばして除去する方式のものが一般的である。次に、ドリルの芯高や位相を所定位置に位置合わせして、ドリルを位置決め固定する。そして、固定したドリルの先端を研磨装置により研磨を行う。それから、ドリルのシャンク部に設けたカラーリングの位置を調整する。そして、ドリルの良否検査を行い、良品と不良品との選別を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来においては、以下のような問題があった。
すなわち、上記した各工程の装置は、個々独立して設けられており、各工程がそれぞれ独立に行われていた。このため、各々の装置の間でドリルの搬送、受け渡しを行う必要があり、非常に時間がかかるととともに、広い設置スペースを必要とするという問題があった。
【0004】
また、従来のドリルの塵埃除去装置においては、圧縮空気を吹き付けるため、騒音の問題があるうえ、圧縮空気そのものにある程度の清浄度が要求される。加えて、圧縮空気で付着物を吹き飛ばすため、周囲への付着物の飛散を防止する等の処理負担が大きいという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、ドリルの研磨に必要な一連の工程を自動的に連続して行うことができることを一の目的とする。また、本発明は、ドリル研磨処理の効率化を図ることを他の一の目的としている。
また、本発明は、被塵埃除去物の付着物を自動的に効率よく取り除くことができ、自動化の工程に容易に対応することができることを他の一の目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明におけるドリル研磨システムにおいては、それぞれが先端側を斜め上方に向けてドリルを保持するドリル保持機構と、前記ドリルの先端を所定位置に位置決め保持する位置決め機構と、前記ドリルの先端部を支持する刃受けを有し、前記ドリルの芯高位置を調整する芯高調整機構と、前記ドリルの位相を調整する位相調整機構とを備えた複数のホルダユニットと、このホルダユニットに保持させた前記ドリルの先端位置と先端面形状とを検出する検出部と、この検出部の検出信号に基づいて、前記位置決め機構、前記芯高調整機構、前記位相調整機構を作動して前記ドリルの先端位置、ドリルの芯高、ドリルの位相を調整する駆動制御部とを有する先端位置設定処理ユニットと、この先端位置設定処理ユニットにより位置決めされた前記ドリルの軸線と斜交して移動し、前記ドリルの先端面を研磨する研磨処理ユニットと、この研磨処理ユニットにより研磨されたドリルの先端付着物を除去する塵埃除去処理ユニットと、この塵埃除去処理ユニットにより付着物が除去された前記ドリルの研磨の良否を判定する検査処理ユニットと、前記複数のホルダユニットを同期して移動させ、ホルダユニットを前記各処理ユニットと対応した位置に順次停止させる搬送機構と、前記ホルダユニットとの間で前記ドリルの受け渡しを行うローディングユニットと、このローディングユニットが前記ドリルの搬出入部から取り出し、前記ホルダユニットに渡すドリルの先端の付着物を除去する先端塵埃除去ユニットと、前記ローディングユニットが前記ホルダユニットから受け取った研磨後の前記ドリルに装着されたカラーリングの位置を調整するリング調整ユニットとを有し、前記ローディングユニットは、ベースプレートに回転自在に設けた回転台座と、この回転台座を貫通し、回転台座に対して昇降する軸に固定したアーム保持ブロックと、前記回転台座の周方向に複数配置され、基端部が前記アーム保持ブロックに、前記軸のまわりに回転可能に支持された第1アームと、これら第1アームに対応して設けられ、後端側が前記回転台座に固定した架台に前記第1アームの先端部とともに枢着された第2アームと、これら第2アームの先端側に連結されて前記ドリルの周面を保持するチャックと、前記第2アームと前記架台との間に設けた引っ張りばねと、を有したことを特徴とする構成とした。
【0007】
また、本発明における塵埃除去装置においては、所定形状に形成されて被塵埃除去物に接触し、被塵埃除去物の付着物を粘着して除去する塑性物と、この塑性物を前記被塵埃除去物に対して接触、離間させる駆動部と、前記塑性物を回転させる回転駆動部と、変形した前記塑性物を所定の形状に整形する複数の整形ローラと、を有することを特徴とする構成とした。
【0008】
【作用】
上記構成のドリル研磨システムにおいては、ドリルを保持する複数のホルダユニットを有しており、前記ドリルの先端を所定位置に位置決め保持させる。そして、前記搬送機構により、前記複数のホルダユニットを同期して移動させ、前記各処理ユニットと対応した位置にて順次停止させる。
【0009】
前記ドリルの処理は以下のように行われる。まず、ローディングユニットに保持されたドリルは、先端塵埃除去ユニットにおいて、前記ホルダユニットに渡すドリルの先端の付着物を除去する。次に、前記ローディングユニットにより前記ホルダユニットとの間で受け渡し処理を行う。ホルダユニットは、前記搬送機構により各処理ユニットの対応した位置に保持される。そして、各処理ユニットにてドリルの処理が行われる。前記検出部によって前記ホルダユニットに保持させた前記ドリルの先端位置を検出させるとともに、前記アクチュエータにて前記検出部の検出したドリルの先端位置に応じて、前記ドリル先端の位置決めをする。また、ドリルの芯高調整手段とドリル位相調整手段によりドリルの芯高調整、位相調整を行う。そして、前記研磨処理ユニットによって、前記先端位置設定処理ユニットに位置決めされた前記ドリルの先端面を研磨する。それから、塵埃除去処理ユニットにより、前記研磨処理ユニットに研磨されたドリルの先端付着物を除去する。さらに、前記検査処理ユニットにより前記ドリル研磨の良否を判定する。
【0010】
それから、前記ホルダユニットに保持されたドリルは、ローディングユニットに移載され、前記リング調整ユニットにより、前記ドリルに装着されたカラーリングの位置を調整する。
このようにしたため、ドリルの研磨に必要な一連の工程を自動的に連続して行うことができる。また、ドリル研磨処理の効率化を図ることができる。
【0011】
また、上記構成の塵埃除去装置においては、所定形状に形成された塑性物が被塵埃除去物に接触して、塑性物に付着物を粘着させて被塵埃除去物から除去する。そして、前記駆動部により、前記被塵埃除去物に対して接触、離間を行わせる。それから、前記回転駆動部により、前記塑性物を回転させて、複数の整形ローラにより変形した前記塑性物を所定形状に整形する。このようにしたため、塑性物に粘着した付着物は整形時に塑性物の内部に取り込まれ、塑性物の表面は、再び被塵埃除去物の付着物を粘着可能な状態に保持される。従って、被塵埃除去物の付着物を自動的に効率よく取り除くことができる。また、自動化の工程に容易に対応することができる。塑性物としては、ポリイソブチレンなどのプラストマを用いることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態におけるドリル研磨システム及び塵埃除去装置について図面を用いて詳細に説明する。本実施形態においては、塵埃除去装置である塵埃除去ユニットは、ドリル研磨システムを構成するユニットとして用いているが、これに限らず、塵埃除去装置単体で用いてもよい。
【0013】
図1は、本発明の実施形態におけるドリル研磨システム20を示す概略平面図である。
本実施形態におけるドリル研磨システム20は、加工側ユニット21とローディングユニット36とを隣接するように設けている。そして、加工側ユニット21は、図2に示したようにドリル26を保持するホルダユニット28を、実施形態の場合、インデックスプレート22中心に対して72度間隔に5つ設けている。そして、前記インデックスプレート22、前記ローディングユニット36の周囲には、それぞれ複数の処理ユニットが固定配置してある。
【0014】
インデックスプレーと22の周囲には、以下に述べるそれぞれ複数の処理ユニットが固定配置してある。前記加工側ユニット21側の処理ユニットには、先端位置設定処理ユニット38、研磨処理ユニット40、塵埃除去処理ユニット42、検査処理ユニット44、があり、それぞれ、後述するようにホルダユニット28の停止位置に対応した位置に設けてある。また、図1に示したように、ホルダユニット28はインデックスプレート22の半径方向に対して斜交配置している。このため、インデックスプレート22をコンパクト化するとともに、ホルダユニット28に保持させたドリル26の先端の、インデックスプレート22の中心からの距離を小さくし、ドリル26の位置決め精度誤差を一定範囲内に収めることができる。しかも、図2に示したようにホルダユニット28は、ドリル26の先端がインデックスプレート22に対して斜め上方(本実施形態においては45度)に向くようにドリル26を保持するため、極小径ドリルで問題となる自重によるドリル26のたわみを抑制することが可能である。よって、ドリル26加工に必要な精度を保持させることができる。
【0015】
以下、インデックスプレート22について説明する。図2はインデックスプレート22及びホルダユニット28の説明図である。図2に示したように、インデックスプレート22の中心部には、円筒状の回転軸60が設けられている。回転軸60は回転電極62にカップリング63を介して連結してある。前記回転軸60内には、詳細を後述する位相合わせ用モータ84からのリード線(図示せず)が配置され、当該リード線は回転電極62に電気的に接続されている。リード線は、回転軸60とともに回転するため、ねじれ等が防止される。
【0016】
また、前記回転軸60下部の側方には、搬送機構を構成するインデックス用モータ64が支持台61に固定配置されている。前記インデックス用モータ64からは、モータ軸66が突出している。前記モータ軸66には駆動歯車68がはめ込まれ、当該駆動歯車68は、前記インデックスプレート22下面に一体的に設けられた従動歯車70に噛み合って連係している。このため、前記インデックス用モータ64の回転が、前記モータ軸66、駆動歯車68、従動歯車70を介してインデックスプレート22に伝達され、インデックスプレート22が回転されるのである。本実施形態においては、それぞれのホルダユニット28が上記した各処理ユニットと対向する位置で停止できるようにモータ64の制御を行っている。また、前記支持台61の周縁上部には、スラストベアリング65が設けてあり、前記インデックスプレート22を回転可能に支持している。さらに、前記スラストベアリング65は、前記歯車68に対応した位置に切り欠きを有している。
【0017】
図3は、ホルダユニット28の要部説明図である。ホルダユニット28は、ドリル26の先端がインデックスプレート22に対して斜め上方(本実施形態においては45度)に向くようにして、保持させるためのものである。前記ホルダユニット28は、インデックスプレート22の上に設けたベース80を有している。前記ベース80上面の先端側(インデックスプレート22の外周側)には架台82が立設してあり、当該架台82の外側に設けた刃受け部128により前記ドリル26の刃部先端を保持できるようにしている。
【0018】
また、ベース80上面の略中心部には、位相調整機構を構成している位相合わせ用モータ84がベース80の先端側を向くように設けてある。前記位相合わせ用モータ84は、ホルダユニット28にて保持したドリル26の位相を調整するためのものである。前記ドリル26と位相合わせ用モータ84との間にはブロック体86が設けてあり、当該ブロック体86内に設けた押圧部材104の先端がドリル26の後端面に当接している。前記ブロック体86は、架台82にねじ止めしてある。
【0019】
ドリル26の保持機構120について説明する。ドリル26のシャンク部後端は、前記ブロック体86の上面側(先端側)に配置した一対のドリル保持用ゴムローラ122にて保持されている(図4参照)。前記一対のゴムローラ122に保持されるドリル26のシャンク部の上側には、シャンク押さえベアリング124が当接している。このシャンク押さえベアリング124は、略L字状に形成したシャンク押さえ126の先端に回転自在に取り付けてあり、ドリル26のシャンク部をゴムローラ122に押圧する。すなわち、シャンク押さえ126は、図示しないばねによって、シャンク押さえベアリング124をドリル26に接触させる方向に付勢している。これにより、ドリル26のシャンク部は前記一対のゴムローラ122とシャンク押さえベアリング124とで挟み込まれて保持される。前記シャンク押さえ126は、後端側が図3に示したように操作部126aとなっていて、図示しない板カムが操作部126aと係合することにより揺動させられる。そして、シャンク押さえ126は、操作部126aに図示しない板カムが当たると、支点127(図2参照)を回転中心として図3の矢印129のように揺動し、シャンク押さえベアリング124がドリル26を開放することにより、ドリル26をホルダユニット28から取出すことができる。
【0020】
前記ホルダユニット28のドリル位相調整機構130について説明する。図4は、ドリル位相調整機構130の概略平面図である。上記したブロック体86には、前記ドリル26の中心軸の両側に、図示しない一対の貫通軸が回転自在に設けてある。そして、前記一対の貫通軸の後端側には、それぞれ大歯車132が設けられている。それぞれの大歯車132の近接部には、上記した位相合わせ用モータ84の軸に取り付けられた小歯車134が設けてあり、前記大歯車132と噛み合っている。一方、前記貫通軸の先端側には、前記ドリル26をシャンク部後端側にて保持するドリル保持用ゴムローラ122が設けてあり、前記大歯車132と一体に回転できるようになっている。このようにしたため、位相合わせ用モータ84の回転力は、当該モータ84に一体的に取り付けた前記小歯車134を介して前記大歯車132に伝達され、前記大歯車132とともにドリル保持用ゴムローラ122が一体的に回転する。これにより、前記ドリル保持用ゴムローラ122にて保持したドリル26が回転して、ドリル26の位相を調整することができるのである。
【0021】
前記ホルダユニット28は、図3に示したように、保持したドリル26の軸方向先端位置の微調整を行うための水平スライダ機構88と、ドリル26の傾斜角度を調整するための上下スライダ機構90を有している。まず、ドリル26の位置決め機構を構成している水平スライダ機構88について説明する。ベース80内には水平方向に摺動溝92が形成してあり、当該摺動溝92内に水平スライダ部材94が摺動可能にはめ込まれている。
【0022】
前記水平スライダ部材94の摺動溝92から突出した一端(先端)下面には、レバー96が下方に向けて設けてある。そして、前記水平スライダ部材94の後端部に近い上面には傾斜面95が形成してある。一方、前記ベース80表面の上部には、前記傾斜面95に対応した位置に小孔98が設けてあり、係止部材100を挿入できるようにしてある。
【0023】
前記水平スライダ部材94の移動機構について説明する。前記レバー96の下側には、水平スライダ用モータ110が配置してある。この水平スライダ用モータ110は、固定側となる先端位置設定処理ユニット38に設けられている。そして、水平スライダ用モータ110の軸にはラックピニオン機構112を構成しているピニオン112aが設けてあり、当該ピニオン112aにラック112bが噛み合って連係している。前記ラック112bの上面には、ピン114が設けてあり、当該ピン114はラック112bと一体的に水平方向に移動する。このピン114が前記レバー96に当接することによって、水平スライダ部材94を図3の左方向に水平移動させることにより、後述するようにドリル26の軸方向における先端位置を位置決めできるようにしている。なお、ドリル26の位置決めを行った後、ラック112bを図3の右方向に移動させて、前記ピン114と前記レバー96との係合を解除させる。そして、位置決めされた前記レバー96は、後述する研磨工程、塵埃除去工程、検査工程の終了後、ローディングユニット36とのドリル受渡し位置において、図示しないエアシリンダにより原点位置(図3の最右端)に復帰されるようにしてある。
【0024】
また、芯高調整機構を構成している上下スライダ機構90においても、図2または図3に示したように、前記水平スライダ機構88と同様の機構が形成してある。すなわち、上下スライダ部材94bに設けたレバー96bの先端側に、先端位置設定処理ユニット38に設けた上下スライダ用モータ110b(図2参照)が配置してある。前記上下スライダ用モータ110bには、水平スライダ機構88と同様に、ラックピニオン機構113(ピニオン113a、ラック113b)を介してピン115(図2参照)が前記レバー96bに向い合うように設けてある。このため、上下スライダ用モータ110bを駆動すると、ピン115が上下方向に移動して、上下スライダ部材94bのレバー96bに当接して、上下スライダ部材94bを移動させる。これによりドリル26の傾斜角度が調整され、ドリル26の芯高が調整される。
【0025】
すなわち、係止部材100bの先端は、図示しないばねによって上下スライダ部材94bの傾斜面95に当接するように付勢されており、上下スライダ部材94bが下方に移動することにより、傾斜面95bが係止部材100bを押し上げ、係止部材100bの架台82からの突出量を増大させる。このため、係止部材100bにアーム128aを介して固定した刃受け128が図2の時計方向に回動し、ドリル26の傾斜角度を変化させる。そして、前記レバー96bは、レバー96と同様にドリル26の研磨工程、塵埃除去工程、検査工程の終了後に、ローディングユニット36とのドリル受渡し位置において、図示しない板カムにより作動されて、原点位置(最上端)に復帰できるようにしてある。
【0026】
一方、ホルダユニット28のドリル26側は前記水平スライダ機構88と以下のように連係している。すなわち、前記ブロック体86には、ドリル26の軸心方向に略円柱状の貫通孔102が形成してある。貫通孔102の中には、コイル状に形成した圧縮ばね106が挿入してあり、この圧縮ばね106を貫通して押圧部材104が配置してある。圧縮ばねの先端側はブロック体86に一体的に設けたばね受け107aに当接し、後端側が押圧部材104に一体的に設けたばね受け107bに当接して、ばね力で押圧部材104を後端側に付勢している。また、押圧部材104の先端は、ブロック体86に設けたばね受け107aから突出し、ドリル26のシャンク部の後端面に当接している。
【0027】
そして、前記ばね受け107b下側には、図3に示したように略V字状のリンク機構108が設けてある。リンク機構108は、第1リンク108aと第2リンク108bとからなっている。第1リンク108aは、上端側が前記押圧部材104下面に当接し、下端側が第2リンク108bの一端部にピン111を介して連結されている。第1リンク108aは、前記ピン111にてブラケット87に枢着してあり(図2参照)、揺動可能となっている。そして、第2リンク108bは水平方向に延在して、他端部を係止部材100に連結してある。このようにしたため、係止部材100には、ばね受け107b、前記リンク機構108を介して圧縮ばね106からの付勢力が伝達される。そして、水平スライダ部材94は、圧縮ばね106からのばね力と、水平スライダ部材94とベース80との間の摩擦力とにより一定位置に保持させ、ドリル26の先端を一定位置に保持する。また、上下スライダ機構90においても同様にして、係止部材100bを介して図示しないばねのばね力を受けて係止させるのである。
【0028】
図5は本実施形態におけるローディングユニット36の要部断面図である。前記ローディングユニット36は、インデックスプレート22のホルダユニット28との間でドリル26の受け渡しを行うためのものである。前記ローディングユニット36は中心軸140を有しており、当該中心軸140の下端が図示しないシリンダに連結してあって、シリンダにより上下動するようになっている。前記中心軸140は円筒体142を貫通している。前記円筒体142の上部には回転台座148が固定してあって、当該回転台座148には前記中心軸140を中心に対して等間隔に(本実施形態においては72度間隔で)、5つの架台150が立設してある。また、前記円筒体142の側部には、リング144が設けてある。前記リング144には図示しない吸引機構に接続した吸気孔145が形成してあり、前記円筒体142に設けたバキューム通路160に接続している。前記バキューム通路160は、図5に示したように、円筒体142内に略L字状に形成してあり、下部がリング状となっている。そして、前記バキューム通路160の上側は、詳細を後述する放射状に設けた連結孔141に接続している。また、前記バキューム通路160の上端には、栓143がされており、バキューム通路160上部からの空気の流入を防止している。前記リング144は、ブラケット147を介してベースプレート37に固定されている。前記リング144の内周面には、軸受が設けてあり、当該軸受を介して前記円筒体142を回転自在に保持している。
【0029】
前記中心軸140上部には、アーム機構154を保持するためのアーム保持ブロック152が設けてあり、当該アーム保持ブロック152は中心軸140にナット149で固定してある。前記アーム保持ブロック152は、周溝152aを有して断面H状に形成してあり、周溝152aにアーム機構154に接続した球体153が配置してある。すなわち、球体153は、アーム機構154を構成している第1アーム154aの基端部が取り付けてある。この球体153は、第2アーム154bと架台150との間に設けた引っ張りばね157の作用により、常に周溝152aの上側面に当接している。また、第1アーム154aの先端部は、ピン159を介して架台150の上端部に枢着してあるとともに、第2アーム154bの後端側に差し込まれ、図示しない止めねじで相互に固定されている。そして、第2アーム154bは、先端側にドリル26を保持するエアチャック155が連結してある。このため、中心軸140を介してアーム保持ブロック152が昇降することにより、ピン159を介してエアチャック155が矢印161のように上下方向に揺動する。
【0030】
前記エアチャック155には、ドリル26に当接する面にバキューム通路156が形成してあり、当該バキューム通路156はエア吸引管158の一端に接続してある。そして、前記エア吸引管158の他端は、上記した連結孔141に接続してある。このため、ドリル26は、前記バキューム通路156、前記エア吸引管158、前記連結孔141、前記バキューム通路160、前記吸気孔145を介してエアチャック155により吸引、保持させる。
【0031】
また、円筒体142の下端外周面には、伝動歯車146が設けてあり、図示しないモータに設けた歯車と噛み合って回転駆動される。このため、円筒体142の上面に設けた回転台座148が円筒体142とも一体的に回転する。回転台座148が回転することにより、回転台座148の上に設けた架台150に枢着したアーム機構154が回転台座148と一体的に回転するとともに、球体153がアーム保持ブロック152の周溝152aの上側面に当接しながら回転移動する。また、前記中心軸140が前記シリンダ機構により上下動することにより、アーム保持ブロック152を一体的に上下動させることができる。これにより、矢印161のようにエアチャック155を揺動することができる。そして、保持するドリル26の傾斜角度を調整して、例えばドリル26を垂直位置に保持したり、水平位置に保持したりすることができる。本実施形態においては、ドリル26の傾斜角度を45度に保持してホルダユニット28との間でドリル26の受渡しを行なっている。
【0032】
ドリル26の先端位置設定処理ユニット38について説明する。図6は本実施形態における先端位置設定処理ユニット38の断面図である。図7は本実施形態における先端位置設定処理ユニット38の平面図である。前記先端位置設定処理ユニット38は、架台171を有している。架台171は、箱状に形成してあって、図示しないベースに45度傾斜した状態で固定される。そして、架台171には、先端側(図6の左端側)に、対物レンズ186の下方に延在する保持部材171aが設けてある。保持部材171aの先端部には、ドリル26の先端位置を検出するための光源部182が設けてある。この光源部182は、保持部材171aに形成した光通路を介して、架台171の先端側内部に設けたプリズム187に向けて光を照射する。
【0033】
前記架台171は、内部の後端部に位置決めセンサ(受光素子)188がプリズム187と対面するように設けてあり、当該位置決めセンサ188にて前記光源部182からの光を、前記プリズム187を介して検知できるようにしてある。また、保持部材171aは、凹部状が形成してあって、この凹部内にホルダユニット28に保持させたドリル26の先端が進入するようになっている。そして、凹部内に進入した前記ドリル26により光源部182からの光が遮断されると、位置決めセンサ188にてそれを検知することにより、ドリル26の先端の位置決めがなされるのである。
【0034】
一方、架台171上部には、ドリル26の先端面形状を検出する機構の大鏡筒173が固定してある。大鏡筒173の先端側には、鏡筒172がドリル26の軸線と同軸に設けてある。鏡筒172の対物レンズ部186には、ブラケットを介して照明184が固定してあり、ドリル26の先端面を照明できるようにしてある。また、鏡筒172の上側には、大鏡筒173の先端に固定した先端面形状検出手段であるCCDカメラ178が配置してある。前記大鏡筒173内の先端部には、断面台形状のプリズム179が大鏡筒173の軸方向にスライド可能に設けてあり、当該プリズム179を介して照明184からの光をCCDカメラ178に入射させて、ドリル26の先端面形状を撮像できるようにしてある。CCDカメラ178は、図示しないパソコンに接続してあり、当該パソコンのディスプレイ上にドリル26先端の撮像画面が表示されるようにしてある。パソコンは、駆動制御部となっていて、水平スライダ用モータ110、上下スライダ用モータ110bを制御してドリル26の先端位置と芯高とを調整するとともに、前記位相合わせ用モータ84を介してドリル26の位相(回転位置)調整を行うことができるようにしている。また、大鏡筒173の後端部には、前記プリズム179に接続した倍率調整ダイヤル175が設けてあって、当該倍率調整ダイヤル175の操作によりプリズム179を大鏡筒173内でスライドさせることによって、CCDカメラ178に投影される像の拡大、縮小を可能としている。
【0035】
次に研磨処理ユニット40について説明する。図8は本実施形態における研磨処理ユニット40を示す説明図である。前記研磨処理ユニット40は、ドリル26の先端2番面を研磨する2番面砥石190と、先端3番面を研磨する3番面砥石192とを備えている。これらの砥石190、192は、回転駆動モータ194に取り付けてあるとともに、2番面と3番面とを研磨するのに適するようにドリル26に対して傾斜させてある。また、砥石190、192は、ドリル26の軸線に対して傾斜させて設けたテーブル196に配設してあり、テーブル196に設けたトラバース機構により、矢印198のようにドリル26と斜交して一体に移動するようになっている。
【0036】
また、研磨処理ユニット40は、図1に示したように、軸40aを中心として矢印40bのように回動可能となっている。そして、研磨処理ユニット40の近くには、砥石整形装置40cが配設してある。この砥石整形装置40cは、ドリル26を研磨して摩耗した2番面砥石190、3番面砥石192の面を整形するもので、図示しない2番面砥石整形用砥石と3番面砥石整形用砥石とを有している。これらの整形用砥石は、ステッピングモータによって自動切込み可能となっている。そして、2番面砥石190と3番面砥石192の砥石面を整形する場合、ドリル研磨位置にある研磨処理ユニット40を矢印40bのように回転させ、2番面砥石190と3番面砥石192とをそれぞれの整形用砥石に対面させる。
【0037】
以下、塵埃除去処理ユニット42について説明する。図9は本実施形態における塵埃除去処理ユニット42を示す説明図である。図10は図9のAA方向から見た図である。この塵埃除去処理ユニット42は、ドリル26研磨時に生じた切り屑などの付着物をドリル26から除去するために用いている。同図に示したように、塵埃除去処理ユニット42は架台210を有し、当該架台210にシンクロナスモータ212が取り付けてある。前記シンクロナスモータ212の軸には、リング213がはめ込まれており、当該リング213の偏心位置にリンク機構214の下端側が枢着されている。前記リンク機構214の上端には、揺動レバー214aの下端が枢着してある。前記前記揺動レバー214aの上端には、回転軸215の一端側が回動可能に連結してある。そして、前記回転軸215は糸巻き状のホルダ226が固定してあって、当該ホルダ226の周面に、塑性物からなる塵埃除去部材222が保持されている。前記回転軸215の他端側はワンウェイクラッチ216に連結している。また、前記揺動レバー214aは、シャフト217を介して架台210に矢印223のように揺動可能に取り付けてある。本実施形態においては、揺動レバー214aが矢印223に示す上方向に揺動するときに、ワンウェイクラッチ216により回転力が回転軸215に伝達され、塵埃除去部材222が回転軸215と一体的に回転される。
【0038】
図11は、本実施形態における塵埃除去処理ユニット42の上部を示す説明図である。図12は図11のBB方向から見た図である。図13は図12のCC方向から見た図である。各図に示したように、塵埃除去処理ユニット42の上部には、糸巻き状のホルダ226が設けてあり、当該ホルダ226の周面凹部内に前記塵埃除去部材222を保持させている。また、前記ホルダ226の塵埃除去部材222の側面には、図11に示したように略円柱形状の側面整形ローラ224(224a、224b)がそれぞれ一対ずつ設けてある。前記側面整形ローラ224は塵埃除去部材222の側面に当接して、塵埃除去部材222側面を整形している。そして、前記ホルダ226に保持させた塵埃除去部材222の上部には、図13に示したように凹みを有した周面整形ローラ225が設けてあり、この凹みに塵埃除去部材222を当接させて塵埃除去部材222の周面を所定形状に整形できるようにしてある。このようにしたため、塵埃除去部材222にドリル26が接触して穴などの変形が生じても、塵埃除去部材222を回転させて、整形ローラ224、225により所定の形状に整形保持することができる。また、塵埃除去部材222に付着した付着物が、塵埃除去部材222の整形する際に塵埃除去部材222中に取り込まれるため、連続的に塵埃除去作業を行わせることができる。本実施形態の前記側面整形ローラ224、前記周面整形ローラ225は、粘土状の塑性物で形成した塵埃除去部材222が付着しにくいシリコン系部材で形成してある。塵埃除去部材222としては、例えばポリイソブチレンなどのプラストマを好ましく用いることができる。
【0039】
以下、検査処理ユニット44について説明する。前記検査処理ユニット44は、研磨したドリル26の良否を検査するためのものである。検査処理ユニット44は、上記した先端位置設定処理ユニット38に設けた、図6、図7に示したと同様のドリルの先端面を検出する機構を有している。そして、この先端面検出機構によって研磨後のドリルの先端面形状を検出し、パソコン画面に表示できるようになっている。このように検査処理ユニット44を設けたことにより、ドリル26の選別を行うことができ、研磨不良なドリル26に対する無駄な処理を省くことができるため、処理効率を高めることができる。また、上記したようにドリル26は塵埃除去処理されているため、前記付着物によりドリル26の良否を誤認するおそれが低減し、検査処理の精度を高めることができている。
【0040】
次に、ローディングユニット36側の装置構成について説明する。ローディングユニット36側には、先端塵埃除去処理ユニット46、不良品排出部48、リング調整ユニット50、搬入搬出部52がある。ここで、先端塵埃除去処理ユニット46は、前記塵埃除去処理ユニット42と同様の構成であるため説明を省略する。また、不良品排出部48、搬入搬出部52は、同様の構成であり、以下に説明する。不良品排出部48、搬入搬出部52は、図示しないコンベアに配設した搬入搬出口であり、このコンベア上にドリルを保持するトレーを搬送できるようにしてある。本実施形態においては、前記トレー内に複数のドリルが立設した状態で配置してある。
【0041】
以下、リング調整ユニット50について説明する。図14は、本実施形態におけるリング調整ユニット50の説明図である。図15は図14のDD方向から見た図である。図16は図15のEE方向から見た図である。リング調整ユニット50は、ドリル26先端の研磨により基準位置から変化したカラーリング240を、基準位置に位置調整するためのものである。
【0042】
リング調整ユニット50は、図14、図15に示したように、ベース254に取付け部256が設けてあり、当該取付け部256にて図示しない取付け台に設置可能としている。また、ベース254には、モータ242が設けてある。モータ242の軸部とネジ252とはカップリング241を介して連結され、当該ネジ252の先端側には、枠型形状の押圧部材244が螺合されている。前記押圧部材244内には、保持ブロック245が挿入配置してあり、当該保持ブロック245は前記ネジ252の先端側に枢着してある。前記保持ブロック245は、ドリル26のシャンク部を当接させて保持するためのものである。また、押圧部材244内の保持ブロック245先端側には、ドリル26の軸心に沿って窪みを有したドリル受け246が設けてあり、当該窪みにドリル26をはめ込んでドリル26の支持を行っている。そして、ドリル受け246の先端側には、レバー247が設けてある。そして、ドリル26の先端側には、前記押圧部材244と対向するように、センサ248を有した検知部材250が設けてあり、前記レバー247にて、当該検知部材250を移動できるようにしてある。
【0043】
このようにしたため、モータ242を駆動すると、ネジ252を介して押圧部材244が、図14の下方向に移動する。押圧部材244が移動して、カラーリング240の先端面に当接すると、押圧部材244はカラーリング240と一体的に移動して、カラーリング240の位置調整を行う。そして、カラーリング240が移動してレバー247に当接すると、レバー247はカラーリング240とともに移動して、前記検知部材250がレバー247と一体的に移動する。検知部材250に設けたセンサ248が、ドリル26の先端を検知すると、押圧部材244の移動が停止される。本実施形態においては、検知部材250のドリル26先端検知位置と、押圧部材244のカラーリング240当接面との距離は、ドリル26先端からカラーリング240設置基準の距離に設定してある。このため、ドリル26先端検知時には、カラーリング240が所定位置に設置されている。なお、モータ242が逆回転して押圧部材244が初期位置に復帰するに従って、検知部材250も図示しないばね機構によって初期位置に復帰する。
【0044】
以上のように構成したドリル研磨システム20の作用について図17を用いて説明する。図17は、ドリル研磨システム20の作業フローを示す説明図である。まず、ローディングユニット36にドリル26を供給する(S100)。このドリル26の供給は、複数のドリル26を立設して保持したトレイを、外部のエアチャック、エアシリンダにて搬入搬出部52に搬送することで行う。搬送直後のドリル26は鉛直方向に保持されているが、搬入搬出部52が有するエアシリンダの作動により鉛直方向に対して45度に傾斜される。一方、ローディングユニット36は、図示しない制御装置で中心軸140を上昇させる。前記中心軸140の上昇により、第2アーム154bに設けたエアチャック155が矢印161のように下方に旋回し、前記ドリル26に当接させてエア吸引により吸着保持する。そして、前記中心軸140を下降させて第2アーム154bを上方に旋回させて、ドリル26を水平に保持させる。このようにドリル26を保持したまま、伝動歯車146を介して回転台座148を一定角度(本実施形態においては72度)回転させて、エアチャック155を先端塵埃除去処理ユニット46に向ける。本実施形態においては、中心軸140が下降した位置、即ちドリル26が水平保持されているときにのみ、ローディングユニット36を回転させるようにしている。その後、中心軸140を上昇させてエアチャック155を傾斜させて、エア吸引を止めることにより、ドリル26を先端塵埃除去処理ユニット46の図示しないドリル保持部に移載する。そして、中心軸140を下降させてエアチャック155を先端塵埃除去処理ユニット46側から移動させる。
【0045】
そして、先端塵埃除去処理ユニット46で、ドリル26の先端を塵埃除去部材222に接触させて、付着物を塵埃除去部材222に粘着させて除去する(S102)。
塵埃除去処理終了後に、S102の工程で上記したのと同様に、ドリル26をエアチャック155に保持させて、ローディングユニット36は72度回転して、ドリル26を保持したエアチャック155を、加工側ユニット21のホルダユニット28に対向させる。そして、前記ローディングユニット36から加工側インデックスプレート22のホルダユニット28にドリル26を移載する(S104)。ドリル26を保持したエアチャック155がホルダユニット28に向き合うときには、受け渡し位置にあるホルダユニット28は、図示しない板カムによりシャンク押さえ126が解除させてある。そして、エアチャック155に保持したドリル26を、ドリル26の先端部を刃受け128に置くとともに、ドリル26の下端部を押圧部材104の先端に当接させて、ホルダユニット28に移載する。それからインデックス用モータ64を駆動して、インデックスプレート22を回転させる。インデックスプレート22が受渡し位置から先端位置設定処理ユニット38までの72度を回転する間に、図示しない板カムの作用によりシャンク押さえ126が動作し、シャンク押さえベアリング124にてドリル26のシャンク部を押さえつける。そして、以下の処理ユニットにて処理を行わせる。
【0046】
まず、前記先端位置設定処理ユニット38にて、先端検出、芯高調整、位相合わせを行う(S106)。この過程について、図18を用いて説明する。図18は、本実施形態における軸方向位置(先端位置)、芯高及び位相合わせのフローを示す説明図である。まず、本実施形態では、ドリル26の芯高位置の仮設定を行う(S200)。これは、以下に行うドリルの軸方向位置、芯高調整、位置合わせを高い精度で行うことを可能とするために行っている。この芯高位置の仮設定の工程も、上下スライダ機構90を用いて刃受け128の位置を移動させて、ドリル26の仮の芯高位置を決める。刃受け128の移動量は機構上の設計値及びCCDカメラ(図6、図7参照)等による画像処理から予め求めてあり、これをシステムのプログラムに反映させるのである。
【0047】
次に、水平スライダ用モータ110を駆動してドリル26の軸方向先端位置決めを行なう。このドリル26の先端位置決めは、図6に示した先端検出センサ188がドリル26の先端位置を検出するまで移動することにより行なわれる(S202)。ドリル26の移動は、ホルダユニット28に設けた水平スライダ機構88により行う。このとき、水平スライダ機構88のレバー96は図示しないエアシリンダによりスライダ部材94が最右端に位置しており、ドリル26の軸方向位置は最後退点(最下点)にある。なお、先端位置設定処理ユニット38のラック112b(ピン114)は、図3で最右端(原点)に位置している。それから、スライダ用モータ110の駆動によりラック112bが左側(図3)へ移動し、ピン114がレバー96に当接する。スライダ用モータ110の継続駆動によりスライダ部材94が左へ移動、すなわちドリル26が上昇する。このように、水平スライダ部材94を移動させて、係止部材100の高さを上げると、ピン111にて第1リンク108aが揺動可能になっているため、押圧部材104が斜め上方に移動する。従って、押圧部材104に当接したドリル26が斜め上方に移動して、ドリル26の軸方向位置(先端位置)を調整することができるのである。
【0048】
このドリル26の移動は、図6に示した位置決めセンサ188がドリル26の先端を検出するまで行なわれる(S204)。そして、位置決めセンサ188がドリル26の先端を検出した点でモータ110を停止して、軸方向の位置決めを完了する(S206)。それから、インデックスプレート22の回転に備えるために、スライダ用モータ110を駆動してピン114を最右端(原点)に復帰させる。
【0049】
次に、CCDカメラ178で撮像したドリル26の先端面の画像を用いてドリル26の位相合わせを行う(S208)。すなわち、位相合わせ用モータ84を駆動すると、当該モータ84に連結した小歯車134により、大歯車132が回転し、大歯車132に一体的に連結したドリル保持用ゴムローラ122が回転する。これにより、ドリル26の位相合わせを行うことができるのである。それから、CCDカメラ178の撮影した画像に基づいて、ドリル26の芯高位置、位相角度を画像処理により数値化して、認識させる(S210)。そして、その後、研磨加工時の最適位置までの芯高及び位相合わせを行い(S212)、位置調整処理を終了する。
【0050】
それから、前記研磨処理ユニット40にてドリル26の研磨を行う(S108)。すなわち、図8に示したように、砥石190、192をトラバース機構により、ドリル26と斜交させて移動して、ドリル26の研磨を行うのである。また、ドリル26片側の面を研磨したときに、上記した位相合わせ用モータ84により、位相を180度回転させて、反対側の面の研磨を行う。
【0051】
そして、ドリル26の先端を塵埃除去処理ユニット42により塵埃除去処理を行う(S110)。これは、上記した先端塵埃除去処理ユニット46の場合と同様に行う。すなわち、シンクロナスモータ212を駆動させて、リング213を回動させ、当該リング213の偏心位置に取り付けたリンク機構214が揺動する。これにより、リンク機構214に連結した揺動レバー214aが矢印223に示したように起伏して、揺動レバー214a上側に位置する塵埃除去部材222にドリル26の先端が刺し込まれる。従って、ドリル26の付着物を塵埃除去部材222にて除去させることができる。また、上記したように、塵埃除去部材222はワンウェイクラッチを介して取り付けてあるため、揺動レバー214aが矢印223の下方向に移動する場合には、塵埃除去部材222は回転せず固定保持される。そして、上記したように塵埃除去部材222にドリル26を刺し込んだ後に、揺動レバー214aが矢印223の上方向に移動する場合には、塵埃除去部材222は回転し、このとき、前記整形ローラ224、225にて塵埃除去部材222は整形される。このようにしたため、ドリル26の付着物を自動的に効率よく取り除くことができる。
【0052】
その後、検査処理ユニット44にてドリル26研磨の良否を判定して、個々のドリル26の良否を選別可能としておく(S112)。これは、上記した先端検出工程とほぼ同様にして行うが、検査処理ユニット44に搬送されたドリル26は、既に軸方向位置(先端位置)、芯高、位相が揃った状態にあるため、予めピント調整されたCCDカメラにより撮像して、2値化処理を行った後に、検査を行う。
【0053】
そして、ホルダユニット28からローディングユニット36へのドリル26の受け渡し処理を行う(S114)。すなわち、上記したように、シャンク押さえベアリング124を上げてホルダユニット28でのドリル26の保持を解除させて、エアチャック155にてドリル26を吸着保持させる。
【0054】
また、上記したドリル26の良否判定の結果は、図示しないメモリにて記憶されており、前記不良と判定したドリル26は不良品排出部48に排出する(S116)。この排出工程は、上記したS100の動作の手順を逆に行うことで、行われる。
【0055】
さらに、前記リング調整ユニット50において、良品のドリル26のリング位置を調整する(S118)。このカラーリング240の位置調整は、リング調整ユニット50を用いて上記したように行う。このように、本実施形態においては、不良品排出工程を行った後に、リング調整工程を行っているため、不良品に対してリング調整を行わなくてすみ、無駄な処理を省くことができる。なお、上記したように、ドリル26の良否はメモリで記憶してあるため、リング調整工程と不良品排出工程の順番を逆にしてもよい。このときには、不良と判定したドリル26にはリング調整を行わないようにすればよい。
【0056】
それから、搬入搬出部52により、良品のドリル26を排出するのである(S120)。この排出工程は、不良品のドリル26を排出する場合と同様にして行う。
このように、本実施形態のドリル研磨システム20においては、ドリル26の研磨に必要な一連の工程を自動的に連続して行うことができる。また、ドリル研磨処理の効率化を図ることができる。また、検出工程直前に塵埃除去工程を付加する事により、検出の誤認識及び誤判定を回避することができる。なお、ドリル研磨システムの構成としては、実施形態で説明したものに限らず、新たに処理ユニットを追加してもよいし、必要に応じて調整を行うことができる。
【0057】
また、本実施形態における塵埃除去処理ユニット42においては、連続的にドリル26から付着物を自動的に効率よく行うことができる。また、自動化の工程に容易に対応することができる。なお、塵埃除去処理ユニット42は、単体で塵埃除去装置として用いることができ、塵埃除去対象もドリル26に限られないことはもちろんである。
【0058】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のドリル研磨システムにおいては、ドリルの研磨に必要な一連の工程を自動的に連続して行うことができる。また、ドリル研磨処理の効率化を図ることができる。
また、本発明の塵埃除去装置においては、被塵埃除去物の付着物を自動的に効率よく取り除くことができる。また、自動化の工程に容易に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態におけるドリル研磨システムを示す概略平面図である。
【図2】本発明の実施形態における搬送機構及びホルダユニットを示す断面図である。
【図3】本発明の実施形態におけるホルダユニットの要部断面図である。
【図4】本発明の実施形態におけるドリル位相調整機構の概略平面図である。
【図5】本発明の実施形態におけるローディングユニットの要部断面図である。
【図6】本発明の実施形態における先端位置設定処理ユニットの断面図である。
【図7】本発明の実施形態における先端位置設定処理ユニットの平面図である。
【図8】本発明の実施形態における研磨処理ユニットの説明図である。
【図9】本発明の実施形態における塵埃除去処理ユニットの説明図である。
【図10】図9のAA方向から見た図である。
【図11】本発明の実施形態における塵埃除去処理ユニットの上部を示す説明図である。
【図12】図11のBB方向から見た図である。
【図13】図12のCC方向から見た図である。
【図14】本発明の実施形態におけるリング調整ユニットの説明図である。
【図15】図14のDD方向から見た図である。
【図16】図15のEE方向から見た図である。
【図17】ドリル研磨システムの作業フローを示す説明図である。
【図18】本発明の実施形態における軸方向位置(先端位置)、芯高及び位相合わせのフローを示す説明図である。
【符号の説明】
20………ドリル研磨システム、21………加工側ユニット、
22………インデックスプレート、26………ドリル、
28………ホルダユニット、37………ベースプレート、
36………ローディングユニット、38………先端位置設定処理ユニット、
40………研磨処理ユニット、40a………軸、40b………矢印、
40c………砥石整形装置、42………塵埃除去処理ユニット、
44………検査処理ユニット、46………先端塵埃除去処理ユニット、
48………不良品排出部、50………リング調整ユニット、
52………搬入搬出部、60………回転軸、
61………支持台、62………回転電極、
63………カップリング、64………インデックス用モータ、
65………スラストベアリング、66………モータ軸、68………駆動歯車、
70………従動歯車、80………ベース、82………架台、
84………位相合わせ用モータ、86………ブロック体、
87………ブラケット、88………水平スライダ機構、
90………上下スライダ機構、92………摺動溝、
94………水平スライダ部材、94b………上下スライダ部材、
95………傾斜面、96………レバー、96b………レバー、
98………小孔、100………係止部材、
100b………係止部材、102………貫通孔、
104………押圧部材、106………圧縮ばね、
107a………ばね受け、107b………ばね受け、
108………リンク機構、
108a………第1リンク、108b………第2リンク
110………水平スライダ用モータ、110b………上下スライダ用モータ、
111………ピン、112………ラックピニオン機構、
112a………ピニオン、112b………ラック、
113………ラックピニオン機構、
113a………ピニオン、113b………ラック、
114………ピン、115………ピン、
120………ドリル保持機構、122………ドリル保持用ゴムローラ、
124………シャンク押さえベアリング、126………シャンク押さえ、
126a………操作部、127………支点
128………刃受け、128a………アーム、129………矢印、
130………ドリル位相調整機構、132………大歯車、
134……小歯車、140………中心軸、
141………連結孔、142………円筒体、143………栓、
144………リング、145………吸気孔、
146………伝動歯車、147………ブラケット、
148………回転台座、149………ナット、150………架台、
152………アーム保持ブロック、152a………周溝、153………球体、
154………アーム機構、
154a………第1アーム、154b………第2アーム、
155………エアチャック、
156………バキューム通路、157………引っ張りばね、
158………エア吸引管、159………ピン、
160………バキューム通路、161………矢印、
171………架台、171a………保持部材、172………鏡筒、
173………大鏡筒、175………倍率調整ダイヤル、
178………CCDカメラ、179………プリズム、
182………光源部、184………照明、
186………対物レンズ部、187………プリズム、
188………位置決めセンサ、
190………2番面砥石、192………3番面砥石、
194………回転駆動モータ、196………テーブル、198………矢印、
210………架台、212………シンクロナスモータ、213………リング、
214………リンク機構、214a………揺動レバー、215………回転軸、
216………ワンウェイクラッチ、217………シャフト、
222………塵埃除去部材、223………矢印、
224………側面整形ローラ、225………周面整形ローラ、
226………ホルダ、240………カラーリング、
241………カップリング、242………モータ、
244………押圧部材、245………保持ブロック、
246………ドリル受け、247………レバー、248………センサ、
250………検知部材、252………ネジ、
254………ベース、256………取付け部、

Claims (2)

  1. それぞれが先端側を斜め上方に向けてドリルを保持するドリル保持機構と、前記ドリルの先端を所定位置に位置決め保持する位置決め機構と、前記ドリルの先端部を支持する刃受けを有し、前記ドリルの芯高位置を調整する芯高調整機構と、前記ドリルの位相を調整する位相調整機構とを備えた複数のホルダユニットと、
    このホルダユニットに保持させた前記ドリルの先端位置と先端面形状とを検出する検出部と、この検出部の検出信号に基づいて、前記位置決め機構、前記芯高調整機構、前記位相調整機構を作動して前記ドリルの先端位置、ドリルの芯高、ドリルの位相を調整する駆動制御部とを有する先端位置設定処理ユニットと、
    この先端位置設定処理ユニットにより位置決めされた前記ドリルの軸線と斜交して移動し、前記ドリルの先端面を研磨する研磨処理ユニットと、
    この研磨処理ユニットにより研磨されたドリルの先端付着物を除去する塵埃除去処理ユニットと、
    この塵埃除去処理ユニットにより付着物が除去された前記ドリルの研磨の良否を判定する検査処理ユニットと、
    前記複数のホルダユニットを同期して移動させ、ホルダユニットを前記各処理ユニットと対応した位置に順次停止させる搬送機構と、
    前記ホルダユニットとの間で前記ドリルの受け渡しを行うローディングユニットと、
    このローディングユニットが前記ドリルの搬出入部から取り出し、前記ホルダユニットに渡すドリルの先端の付着物を除去する先端塵埃除去ユニットと、
    前記ローディングユニットが前記ホルダユニットから受け取った研磨後の前記ドリルに装着されたカラーリングの位置を調整するリング調整ユニットとを有し、
    前記ローディングユニットは、
    ベースプレートに回転自在に設けた回転台座と、
    この回転台座を貫通し、回転台座に対して昇降する軸に固定したアーム保持ブロックと、
    前記回転台座の周方向に複数配置され、基端部が前記アーム保持ブロックに、前記軸のまわりに回転可能に支持された第1アームと、
    これら第1アームに対応して設けられ、後端側が前記回転台座に固定した架台に前記第1アームの先端部とともに枢着された第2アームと、
    これら第2アームの先端側に連結されて前記ドリルの周面を保持するチャックと、
    前記第2アームと前記架台との間に設けた引っ張りばねと、
    を有したことを特徴とするドリル研磨システム。
  2. 所定形状に形成されて被塵埃除去物に接触し、被塵埃除去物の付着物を粘着して除去する塑性物と、
    この塑性物を前記被塵埃除去物に対して接触、離間させる駆動部と、
    前記塑性物を回転させる回転駆動部と、
    変形した前記塑性物を所定の形状に整形する複数の整形ローラと、を有することを特徴とする塵埃除去装置。
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