JP2000028538A - ウェーハ検査装置 - Google Patents

ウェーハ検査装置

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JP2000028538A
JP2000028538A JP10195850A JP19585098A JP2000028538A JP 2000028538 A JP2000028538 A JP 2000028538A JP 10195850 A JP10195850 A JP 10195850A JP 19585098 A JP19585098 A JP 19585098A JP 2000028538 A JP2000028538 A JP 2000028538A
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    • G01N21/84Systems specially adapted for particular applications
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    • G01N21/9501Semiconductor wafers

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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 検査試料の裏面へのダスト付着を抑え、表面
及び裏面の検査を同条件で安定して行う 【解決手段】 検査試料に照明光を投光し、その反射光
により検査試料の外観検査を行う試料検査装置におい
て、検査試料の外周部を保持する試料保持手段を備え、
検査試料の略中心を横切るように設けられた第1軸線を
持ち第1軸線の軸回りに試料保持手段を回転し、検査試
料の略中心を横切るように設けられた第2軸線を持ち第
2軸線の軸回りに試料保持手段を回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェハに代
表される試料の外観を検査する試料検査装置に係り、殊
に試料の表面及び裏面の外観検査に好適なマクロ検査機
構に関する。
【0002】
【従来技術】表面に所定のパターンが形成された半導体
ウェハは、傷や埃の有無を検査者の目視によって検査す
るマクロ検査と、表面パターンの形成状態を顕微鏡によ
って検査するミクロ検査とに大別されて検査される。
【0003】半導体ウェハのマクロ検査では、一般にウ
エハに照明光を当て、その反射光の状態で色むら、傷、
ダスト等を目視により検査する。この検査に際しては、
従来、マクロステージにより半導体ウェハを吸着保持
し、このマクロステージを回転や傾斜をさせることによ
り、目視する検査状態を変えていた。なお、近年ではウ
ェハの大口径化とパターンの微細化が進み、従来では問
題とならなかった細かいダスト等が不良原因となるた
め、ダストの問題はより厳しくなっている。
【0004】また、ウェハ裏面の平坦度はパターン形成
状態に大きく影響してくるため、近年ではウェハ表面の
検査だけでなく、ウェハの裏面検査の必要性が重要視さ
れてきている。この検査のための装置としては、表面検
査とは別に構成されたウエハ保持部でウェハ外縁部を吸
着あるいは狭持し、ウェハ裏面が検査者に観察できる位
置までウェハを持ち上げるように構成したものが提案さ
れている(図6参照)。この検査装置ではマクロステー
ジに一旦ウエハを載置して表面の検査を行なった後、マ
クロステージの吸着を解除してからウェハ保持部により
ウェハを持ち上げる機構になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マクロ検査装置には次のような問題があった。
【0006】(イ)マクロステージでウェハ裏面を吸着
保持する機構は、ウェハ裏面と吸着面が接触するため、
ダストが付着する可能性がある。
【0007】(ロ)裏面検査の際にウェハ保持部でウェ
ハを吸着保持して持ち上げる機構も、同様にウェハ裏面
にダストが付着する可能性があるとともに、ウェハ保持
部による吸着部分が観察できないため、未観察部分が存
在し、その部分の検査が行えないという問題がある。
【0008】(ハ)ウエハ保持部でウェハを持ち上げる
機構により裏面検査を行う装置は、表面検査と裏面検査
の場合において、検査者の観察視線位置が異なるため、
安定した正確な検査が行えない。
【0009】(ニ)表面検査ではマクロステージでウェ
ハを回転、傾斜させることにより、様々な角度からの検
査が可能であるが、裏面検査ではウェハ保持部で保持さ
れ停止したウェハを検査するため、特定の角度でしか検
査することができず、検査として不十分である。
【0010】(ホ)マクロ検査ではウェハを照明するこ
とによって反射光を基に検査を行なっているが、表面検
査と裏面検査でのウェハの位置が異なるため、各々の検
査位置に対応して照明ユニットを設ける必要がある。
【0011】本発明は上記問題点に鑑み、検査試料の裏
面へのダスト付着を抑え、表面及び裏面の検査を同条件
で安定して行うことのできる試料検査装置を提供するこ
とを技術課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
【0013】(1) 検査試料に照明光を投光し、そ
の反射光により検査試料の外観検査を行う試料検査装置
において、前記検査試料の外周部を保持する試料保持手
段と、該試料保持手段に保持される検査試料の略中心を
横切るように設けられた第1軸線を持ち該第1軸線の軸
回りに試料保持手段を回転する第1回転手段と、検査試
料の略中心を横切るように設けられた第2軸線を持ち該
第2軸線の軸回りに前記試料保持手段を回転する第2回
転手段と、を備えることを特徴とする。
【0014】(2) (1)の試料検査装置において、
前記第1回転手段または第2回転手段の少なくとも一方
は前記試料保持手段を180度以上回転可能なことを特
徴とする。
【0015】(3) (1)の試料検査装置において、
前記第1軸線または第2軸線は前記試料保持手段に保持
される検査試料の平面と平行に設けられていることを特
徴とする。
【0016】(4) (1)の試料検査装置において、
前記第1軸線と第2軸線は直交するように設けられてい
ることを特徴とする。
【0017】(5) (1)の試料検査装置において、
さらに前記試料保持手段により保持される検査試料の略
中心を回転中心としてその平面内で試料保持手段を回転
する第3回転手段を備えることを特徴とする。
【0018】(6) (1)の試料検査装置において、
前記試料保持手段は前記検査試料の周端部を少なくとも
3点で挟持する手段であることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は半導体ウエハの外観を検査
する試料検査装置の外観略図である。
【0020】装置本体1は、ウェハWを挟持してその平
面内で回転させる自転ユニット5と、自転ユニット5を
その回転中心Oを通るθ1軸を中心にして左右方向(後
述するジョイスティック7が配置される側から見たとき
を基準にしている)に傾斜(回転)する左右傾斜ユニッ
ト4と、左右傾斜ユニット4を回転中心Oを通るθ2軸
を中心にして前後方向に傾斜(回転)させる前後傾斜ユ
ニット3と、前後傾斜ユニット3を上下動するための上
下動ユニット2とを備え、装置本体1の筐体上面には、
自転ユニット5へのウエハの挟持及びその解除を行うた
めのリング12、及びウェハを自転ユニット5へ載置す
るためのウェハ載置用ステージ13が、装置本体1に上
下動可能に設けられている。
【0021】6はマクロ検査時にウェハWを照明するた
めの照明ユニットであり、検査工程に応じて種々のフィ
ルタ(グリーン、イエロー、偏光板等)を選択的に付加
して使用することができる。
【0022】7は自転ユニット5に挟持されたウェハW
を自在に傾斜させるためのジョイスティックであり、ジ
ョイスティック7による傾倒情報がボックス9内部に配
置されたエンコーダで検出され、その検出情報に基づい
て前後傾斜ユニット3、左右傾斜ユニット4が駆動され
る。
【0023】8は操作パネルであり、検査を開始するた
めのスタートスイッチ81、ウェハ検査の合否判定を行
なうための合格スイッチ82及び不合格スイッチ83、
ウェハの表裏面反転を行なうための反転スイッチ84、
ウェハ検査面が表裏面のどちらかを表示するための表裏
面表示LED85が配置されている。
【0024】次に、ウェハの回転等を行う各ユニットの
構成を図1〜図4により説明する。図2は上下動ユニッ
ト2及び前後傾斜ユニット3の機構を説明する図であ
り、図3は前後傾斜ユニット3の傾斜の初期位置を検出
する機構を説明する図、図4は自転ユニット5のウエハ
保持機構を説明する図である。
【0025】<上下動ユニット>図2において、装置本
体が持つ基台11上にはベース20が垂直に固設されて
おり、このベース20に対して上下動ベース30が上下
方向にスライド可能に保持されている。23は上下動ベ
ース30を上下に移動させるための上下動カムであり、
上下動カム23はブロック23dによりガイド25に沿
って前後方向に移動可能となっている。上下動カム23
の下端にはラック24が設けられており、ベース20に
固設された上下動用DCモータ21の回転軸に取り付け
られたギア22がラック24に噛合し、モータ21の回
転により上下動カム23は前後方向に移動する。上下動
カム23の上端部には高さの異なる水平端面23a,2
3bとこれらを滑らかに繋ぐ傾斜端面23cが形成され
ており、上下動ベース30に取り付けられたローラ31
がこの端面23a,23b,23cに当接するように配
置されている。この構成により、モータ21を回転させ
て上下動カム23が前後移動すると、上下動ベース30
がローラ31を介して上下に移動する。
【0026】<前後傾斜ユニット>前後傾斜ユニット3
は、揺動アーム32、歯付プーリ33、歯付ベルト3
4、前後傾斜用パルスモータ35、及び初期位置検出用
のセンサ部36を主要素として構成されている。
【0027】上下動ベース30の下部にはパルスモータ
35が固設され、上部には2つの腕を持つ揺動アーム3
2が軸32aを介して回転可能に設けられている。軸3
2aの軸線(θ2軸)は、ウェハWを回転させる自転ユ
ニット5の回転中心Oを通過するように設定されてい
る。軸32aには歯付プーリ33が取り付けられ、パル
スモータ35の回転軸に設けられた歯付プーリ35aと
の間にはベルト34が掛け渡されている。これにより、
パルスモータ35の回転駆動力が歯付ベルト34を介し
て歯付プーリ33に伝達され、揺動アーム32が軸32
aの軸中心に回転(傾斜)する。
【0028】上下動ベース30を挟んで歯付プーリ33
の反対側には、図3に示すように、揺動アーム32と一
緒に回動する遮蔽板36aと、上下動ベース30に固定
されたセンサ36bとからなる初期位置検出用のセンサ
部36が設けられている。遮蔽板36aには切欠部36
cが形成されており、この位置をセンサ36bにより検
出することにより、回転の初期位置が分かるようになっ
ている。
【0029】<左右傾斜ユニット>左右傾斜ユニット4
は、自転リング保持部40、歯付プーリ41、歯付ベル
ト42、左右傾斜用パルスモータ43、及び初期位置検
出用センサ部44を主要素として構成されている。
【0030】図1に示すように、揺動アーム32の両腕
の先端側には、自転リング50を回転可能に保持する自
転リング保持部40が、両側の軸40a、40bを軸中
心にして回転可能に取り付けられている。軸40a、4
0bの軸線は一致しており、その軸線(θ1軸)は自転
リング50の回転中心Oを通るように設定されている。
すなわち、θ1軸は自転リング50により保持されるウ
ェハWの平面と平行で、その略中心を通るようになって
いる。軸40bには歯付プーリ41が取り付けられてお
り、この歯付プーリ41はベルト42を介して、揺動ア
ーム32のベース30に近い部分に固設されたパルスモ
ータ43の歯付プーリ43aと連結している。これによ
り、パルスモータ43の回転駆動力が歯付ベルト42を
介して歯付プーリ41に伝達され、自転リング保持部4
0がθ1軸を中心に回転する。
【0031】軸40a側には左右回転の初期位置検出用
センサ部44が設けられている。前述のセンサ部36と
同様に、自転リング保持部40と一緒に回動する遮蔽板
44aと、揺動アーム32に固定されたセンサ44bと
により構成されており、遮蔽板44aに形成された切欠
部をセンサ44bにより検出することにより、初期位置
を検知している。
【0032】<自転ユニット>自転ユニット5は、自転
リング50、自転リング保持ローラ51、自転用パルス
モータ52、及びウェハ保持用のチャック部53を主要
素として構成されている。
【0033】自転リング保持部40には3つの自転リン
グ保持用ローラ51が120度間隔で取り付けられてお
り、これを介して円形の自転リング50が回転可能に保
持されている。ローラ51の内の1つは、自転リング保
持部40に固定されたパルスモータ52の回転軸に取り
付けられており、パルスモータ52を回転することによ
り、自転リング保持部40に保持された自転リング50
が回転中心Oを中心にして回転(自転)する。
【0034】自転リング50には、ウェハWを保持する
ためのチャック部53が120度間隔で3つ設けられて
おり、これによりウェハWの外周を3点で狭持するよう
になっている。図4(a)に示すように、チャック部5
3は、L字状のウエハ受けを持つチャック54、このチ
ャック54に設けられたガイドピン55、略L字状のガ
イド溝が設けられたガイド板56、バネ57,58から
構成されている。
【0035】チャック54は回転中心Oに対して遠心方
向にバネ57により付勢されている。また、チャック5
4にガイドピン55が固定されており、このガイドピン
55がガイド板56に設けられたガイド溝56aと係合
している。ガイド板56はバネ58により、下方へ引っ
張られている。ガイド板56の下端には2つのピン59
が取り付けられており、装置本体1の筐体上面に設けら
れたウエハ保持解除用のリング12を上昇させると、こ
れにピン59が当接した後、バネ58のバネ力に抗して
ガイド板56が上方に押し上げられる形になる。ガイド
板56の押し上げにより、ガイドピン55がガイド溝5
6aに沿って移動可能になるので、バネ57により引っ
張られるチャック54が遠心方向に移動して、ウェハW
の狭持が解除される。チャック54の遠心方向への移動
は、狭持が解除されてもウェハWが落下しない程度の移
動である。
【0036】逆にリング12を下降させると、バネ58
のバネ力によりガイド板56が自転リング50に対して
下がり、ガイド溝56aに沿ってガイドピン55ととも
にチャック54が中心O方向へ移動し、ウェハWを狭持
する。
【0037】なお、3つあるチャック部53の1つには
図4(b)に示すように、他の2つのガイド溝とは異な
るガイド溝56a′が設けられたガイド板56′、及び
中心O方向へ常時付勢するバネ57′が設けられてい
る。ガイド板56′がリング12により押し上げられる
と、このチャック部53′はガイド溝56a′によりバ
ネ57′のバネ力に抗して遠心方向に移動する。リング
12の下降時(ウエハ保持)には、バネ57′により中
心O方向へ常時付勢されているため、自転ユニット5を
回転してウェハWの裏面が上を向くようにしたときも、
ウェハWが落下しないようになっている。
【0038】次に、以上のような構成を備える装置につ
いて、その動作を図5に示す制御系の要部構成図に基づ
いて以下に説明する。
【0039】キャリア等に収納された検査用ウェハWを
図示なきウェハ搬送装置によって搬送し、ウェハ載置用
ステージ13を介して自転リング50が持つ3つのチャ
ック54上に載置する。ウェハWを載置するときは、揺
動アーム32及び自転リング50はそれぞれ初期位置で
ある水平状態に置かれるとともに下降した状態で、チャ
ック54上に載置できるようになっている。
【0040】ウェハ載置時には、ウェハ載置用ステージ
13は自転リング50よりも高い位置まで上昇してお
り、ウェハ搬送装置により狭持搬送されてきたウェハ
は、一時的にステージ13に載置される。ステージ13
にはウェハとの接触面をなるべく避けるために3点支持
するための突起部が設けられており、ウェハは突起部の
上に一時的に載置される。ステージ13にウェハが載置
されると、制御部10はステージ13を下降させる。ス
テージ13が自転リング50よりも低い位置まで下降す
ると、高さが等しくなる位置でウェハの受け渡しが行な
われ、自動的にウェハがチャック53上に載置される。
【0041】ウェハWが保持チャック54上に載置され
ると、制御部10が狭持解除リング12を下降させるこ
とにより、ガイド板56に沿ってチャック54がウエハ
中心方向へ移動し、ウェハWを狭持、保持する。
【0042】検査者がスタートスイッチ81を押すと、
制御部10は上下動用DCモータ21を駆動させ、前後
傾斜ユニット3を上昇させることによりウェハWを検査
位置まで上昇させる。ウェハWが検査位置まで上昇する
と、制御部10は自転用パルスモータ52を駆動させ、
自転リング50及びウェハWをその平面内で回転(自
転)させる。
【0043】検査者がジョイスティック7を操作する
と、制御部10はその操作信号に基づいてパルスモータ
35を駆動制御して揺動アーム32を前後方向に傾斜さ
せ、また、パルスモータ43を駆動制御して自転リング
50を左右方向に傾斜させる。これにより、ウェハWは
回転中心Oを中心にして傾斜角度が変えられる。検査者
はジョイスティック7を操作することにより、ウェハW
の傾斜角度を自在に変化させ、照明ユニット6による照
明の反射光を観察しながら、まずウェハWの表面側の検
査を行う。このとき、表裏面表示LED85は表面を示
すLEDが点灯している。
【0044】検査者はウェハの表面側の検査を行い、合
否を判定する。合格ならば合格スイッチ82を押して次
に裏面の検査に移る(不合格スイッチ83を押すと、図
示なき搬送装置がウェハ保持チャック53から載置用ス
テージ13を介してウェハWを受け取った後、不合格ウ
ェハ用のキャリアまで搬送する)。制御部10は合格ス
イッチ82の信号が入力されると、パルスモータ43を
駆動して自転リング保持部40を180度回転させ、ウ
ェハWの裏面が上を向くようにする。ウェハWはその略
平面内を通るθ1軸を中心にして回転するので、検査者
はウェハの裏面も表面側とほぼ同じ状態で検査ができる
ようになる。制御部10はウェハWの反転とともに表裏
面表示LED85の裏面を示すLEDを点灯させ、裏面
検査であることを検査者に報知する。
【0045】検査者は、裏面側の検査も表面検査と同様
にジョイスティック7を操作してウェハWの傾斜角度を
自在に変化させ、照明ユニット6による照明の反射光を
観察しながら行い、合格スイッチ82または不合格スイ
ッチ83を押す。
【0046】制御部10は合格スイッチ82の信号が入
力されると、ウェハ表面が上面になるようにパルスモー
タ43を再び180度回転させる。さらに、初期位置セ
ンサ36、44、54からの信号に基づいて、各ユニッ
トが初期状態になるように各モータを駆動制御し、ウェ
ハWを水平に保持した状態で停止する。その後、上下動
用DCモータ21を駆動させ、ウェハWを下降させる。
搬送装置とのウェハ受渡し位置である初期位置までウェ
ハWを下降させると、ウェハ保持解除リング12が上昇
し、ウェハ保持チャック53による狭持が解除される。
狭持が解除されると載置用ステージ13が上昇し、ウェ
ハWを自転リング50より高い位置まで上昇させる。一
時的に載置ステージ13に載置されたウェハWは搬送装
置によりウェハ用キャリア、あるいはミクロ検査の検査
位置まで搬送される。制御部10が不合格スイッチ83
からの信号を受信した場合は、同様の動作の後、不合格
用キャリアまで搬送される。
【0047】上述の説明では、表面検査と裏面検査の流
れの中で判定スイッチ82、83を押すことによりウェ
ハの反転を行なったが、反転スイッチ84を押すことに
より、任意に表面と裏面を反転させることも可能であ
る。
【0048】また、裏面検査のためのウェハの反転は、
揺動アーム32を180度以上回転できるようにして行
なってもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ウェハ等の検査試料の裏面側も表面側の観察位置と同じ
状態に置くことができ、検査者の視線位置を変えること
なく表面側と同条件で行うことができるので、安定した
十分な検査が行える。また、照明ユニットを裏面用と表
面用とで、別々に設けたり移動したりする必要がないの
で、検査を効率良く行うことができる。さらに、検査試
料の表面と裏面の検査に際して試料を持ち換える必要が
無いので、スムーズな検査が行える。またさらに、検査
試料を吸着する機構を採用することなく両面の検査を行
えるようにしたので、裏面検査時においても未観察部分
を存在させることなく検査でき、ダストによる汚染も低
減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】試料検査装置の外観略図である。
【図2】上下動ユニット及び前後傾斜ユニットの概略図
である。
【図3】初期位置センサの概略図である。
【図4】ウェハ保持チャックの概略図である。
【図5】試料検査装置の制御系要部図である。
【図6】従来の裏面検査装置の概略図である。
【符号の説明】
6 照明ユニット 32 揺動アーム 32a 回転軸 35 前後傾斜用パルスモータ 40自転リング保持部 40a,40b 回転軸 43 左右傾斜用パルスモータ 50 自転リング 52 自転用パルスモータ 53 保持用チャック部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月27日(1999.7.2
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ウェーハ検査装置
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】(1) 半導体ウェーハに照明光を投光
し、その反射光により半導体ウェーハの外観検査を行う
ウェーハ検査装置において、半導体ウェーハの外周部を
挟持する複数個のチャック部が配置されたリングを持つ
ウェーハ保持手段と、前記リングを同一平面上で回転可
能に保持するリング保持部と、該リング保持部を支持す
る2個の支持軸を持つアームを有し該2個の支持軸を軸
として該リング保持部を回転可能に支持するアーム部
と、前記アームを回転可能に支持するアーム支持部と、
を備えることを特徴とする。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】(2) 請求項1のウェーハ検査装置にお
いて、前記ウェーハ保持手段のチャック部は、該複数個
のチャック部は略L字状のウェーハ受けと、該ウェーハ
受けに取り付けられたガイドピンと、該ガイドピンに係
合するガイド溝が設けられたガイド板とを備え、該複数
個のチャック部にはウェーハ受けを中心方向に付勢する
バネかウェーハ受けを遠心方向に付勢するバネが設けら
れ、ウェーハ挟持時にはウェーハ受けを中心方向への付
勢するバネが作用し、ウェーハ挟持解除時にはウェーハ
受けを遠心方向に付勢するバネが作用することを特徴と
する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】削除
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】削除

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査試料に照明光を投光し、その反射光
    により検査試料の外観検査を行う試料検査装置におい
    て、前記検査試料の外周部を保持する試料保持手段と、
    該試料保持手段に保持される検査試料の略中心を横切る
    ように設けられた第1軸線を持ち該第1軸線の軸回りに
    試料保持手段を回転する第1回転手段と、検査試料の略
    中心を横切るように設けられた第2軸線を持ち該第2軸
    線の軸回りに前記試料保持手段を回転する第2回転手段
    と、を備えることを特徴とする試料検査装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の試料検査装置において、前記
    第1回転手段または第2回転手段の少なくとも一方は前
    記試料保持手段を180度以上回転可能なことを特徴と
    する試料検査装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の試料検査装置において、前記
    第1軸線または第2軸線は前記試料保持手段に保持され
    る検査試料の平面と平行に設けられていることを特徴と
    する試料検査装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の試料検査装置において、前記
    第1軸線と第2軸線は直交するように設けられているこ
    とを特徴とする試料検査装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の試料検査装置において、さら
    に前記試料保持手段により保持される検査試料の略中心
    を回転中心としてその平面内で試料保持手段を回転する
    第3回転手段を備えることを特徴とする試料検査装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の試料検査装置において、前記
    試料保持手段は前記検査試料の周端部を少なくとも3点
    で挟持する手段であることを特徴とする試料検査装置。
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