JPH11114817A - 研削加工方法及び研削盤及び研削システム - Google Patents

研削加工方法及び研削盤及び研削システム

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JPH11114817A
JPH11114817A JP29353797A JP29353797A JPH11114817A JP H11114817 A JPH11114817 A JP H11114817A JP 29353797 A JP29353797 A JP 29353797A JP 29353797 A JP29353797 A JP 29353797A JP H11114817 A JPH11114817 A JP H11114817A
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史朗 村井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの実際の最大厚さ又は最大高さに対応
させて砥石を早送りから加工送りに切り替える切替位置
を決定し、砥石のエアーカット量を小さくし、研削時間
を短縮できる研削加工方法、研削盤を提供する 【解決手段】 砥石を回転させながらワークに向かって
送り移動させて、そのワークの表面を研削するにあた
り、研削加工前にワークの最大厚さ又は最大高さを計測
し、計測された最大厚さ又は最大高さに基づいて加工時
間が最小となるよう砥石の早送り及び加工送りに対応す
るそれぞれの送り量の決定を行い、早送りから加工送り
への切り替えを砥石がワークに接触する前に行う。ま
た、研削加工前にワークの最大厚さ又は最大高さを計測
する計測器と制御装置を備えた研削盤とし、ワークの計
測された最大厚さ又は最大高さに基づき、制御装置によ
り前述のように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワーク、特に半導
体で使用される硬質な薄板状のウエハの表面を超精密に
研削する場合に使用される研削加工方法及び研削盤及び
研削システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に研削盤においては、主軸ヘッドに
スピンドルが回転可能に支持され、そのスピンドルの先
端に砥石が取り付けられている。また、主軸ヘッドには
モータ及びボールねじ等よりなる送り装置が作動連結さ
れている。そして砥石が回転用モータより回転されなが
ら、主軸ヘッドが送り装置によって砥石の回転軸方向に
送り移動されて、ワークの表面が研削される。
【0003】例えば、ワークが半導体で使用される薄板
状のウエハの場合は、研削加工前のウエハは格納装置の
カセットに格納されている。そこから搬入出機構によっ
て、カセットからウエハを取り出し、研削盤上のウエハ
の受け渡し位置に搬入し、この位置に載置する。さら
に、ウエハを水平方向に移動させ、加工位置に設置す
る。そして、ウエハを研削加工した後に、加工位置から
前記の受け渡し位置に戻す。そして、受け渡し位置から
は搬入出機構によって格納装置まで搬出され、ここに格
納される。ワークの搬入出機構を有する半導体ウエハの
研摩装置の例が、特開平6−124930号の公報に、
ワークの搬入出ロボットを有するウエハのラッピング装
置の例が特開平6−15565号の公報に、ポリッシャ
ーのワーク搬入出装置が特公平7−75830号の公報
に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】搬入出機構の採用によ
るワークの搬入出の自動化等により研削加工の作業時間
が大幅に短縮された。しかし、研削加工を自動化するに
際しては、図12に示す様に一般的に加工されたウエハ
にはそりや変形が残っており加工機にセットした場合
は、砥石が下降時早送りでウエハに接触するのを防止す
る為図12(b)に示すウエハの最大厚さBよりも図12
(a)に示す最大高さAを知る必要がある。又、ワークの
厚さにばらつきがあり加工される実際の厚さが分からな
い場合には、ワークの想定される最大厚さ又は最大高さ
を前提にして砥石の送りを早送りから加工送りに切り替
える切替位置を決定せざるを得ず、加工されるまでの送
りによるエアーカット量が大きくならざるを得ないた
め、研削時間が長くかかっていた。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、ワークの実際の最大厚さ又は最大高さに
対応させて早送りから加工送りに切り替える切替位置を
決定し、エアーカット量を小さくし、研削時間を短縮す
ることのできる研削加工方法、研削盤及び研削システム
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために次の手段を採るものである。すなわち、本出
願にかかる第1の発明の研削加工方法は、砥石を回転さ
せながらワークに向かって送り移動させて、そのワーク
の表面を研削するにあたり、研削加工前にワークの厚さ
又は高さを計測し、計測された前記厚さ又は高さに基づ
いて加工時間が最小となるよう砥石の早送り及び加工送
りの送り切替位置の決定を行い、早送りから加工送りへ
の切り替えを砥石がワークに接触する前に行う。
【0007】計測されたワークの厚さ又は高さに所定の
数値を加えた値に対応する位置が早送りから加工送りに
切り替わる切替位置である。前記所定の数値は、送りの
切り替えの時間遅れなどを考慮して余裕を含んで設定さ
れる。砥石の開始位置から前記切替位置までの値が早送
り量である。前記切替位置からワークの仕上げ終了まで
の値が加工送り量である。
【0008】本出願にかかる第2の発明の研削加工方法
は、第1の発明において、砥石の加工送りが、送り量ま
たは/及び送り速度を変えて少なくとも二段階に分けて
行われる。例えば、二段階に分けて行われる場合は、加
工送りは荒研削送りと仕上げ送りからなる。
【0009】本出願にかかる第3の発明の研削加工方法
は、格納されたワークを搬出する搬出工程と、搬出され
たワークの厚さ又は高さを測定する測定工程と、計測さ
れた前記厚さ又は高さに基づいて加工時間が最小となる
よう砥石の早送り及び加工送りの送り切替位置の決定を
行い、早送りから加工送りへの切り替えを砥石がワーク
に接触する前に行ってワークを研削する研削工程と、研
削されたワークを洗浄するする洗浄工程と、洗浄された
ワークを格納する格納工程と、からなる。
【0010】本出願にかかる第4の発明の研削加工方法
は、第3の発明において、少なくともワークにノッチ又
はオリエンテーションフラット(通称オリフラと呼ぶ)
を有する薄板状のワークを加工の対象とし、前記測定工
程が、格納装置より搬出された前記ワークのノッチまた
はオリフラの角度位置を検出し、前記角度位置を所定の
位置に合わせる角度位置合わせ工程を伴う。厚さ又は高
さの測定と、ワークのノッチまたはオリフラの角度位置
の検出を同時に行うので作業時間を短縮することができ
る。
【0011】本出願にかかる第5の発明の研削盤は、ワ
ークの表面を研削する砥石を回転させながらワークに向
かって送り移動させる送り装置と、加工前のワークの厚
さ又は高さを計測する計測器と、計測された前記厚さ又
は高さに基づいて加工時間が最小となるよう砥石の早送
り及び加工送りの送り切替位置を決定し、早送りから加
工送りへの切り替えを砥石がワークに接触する前に行っ
て前記送り装置を制御する制御装置とを備えたことを特
徴とする。研削盤は砥石によってワークの一平面のみを
研削する単頭研削盤の場合と、ワークの表裏両面を同時
に研削する両頭研削盤の場合がある。
【0012】本出願にかかる第6の発明の研削盤は、第
5の発明において、前記制御装置が加工送りの送り量ま
たは/及び送り速度を少なくとも一回切り替えて制御す
る。
【0013】本出願にかかる第7の発明の研削システム
は、薄板状ワークを研削する研削盤と; 前記ワークを
格納する格納装置と; 加工前の前記ワークの厚さ又は
高さを計測する計測器と; 研削加工後の前記ワークを
洗浄する洗浄装置と; 加工前の前記ワークを格納装置
から研削盤の搬入出位置に搬入し、加工後の前記ワーク
を前記搬入出位置から洗浄装置を経由して格納装置に搬
出する搬入出ロボットとを備え; 研削盤が前記ワーク
の表面を研削する砥石を回転させながらワークに向かっ
て送り移動させる送り装置を有し、さらに、計測された
前記厚さ又は高さに基づいて加工時間が最小となるよう
砥石の早送り及び加工送りの送り切替位置を決定し、早
送りから加工送りへの切り替えを砥石がワークに接触す
る前に行って前記送り装置を制御する制御装置を有する
ことを特徴とする。
【0014】本出願にかかる第8の発明の研削システム
は、少なくともノッチ又はオリフラを有する薄板状ワー
クを研削する研削盤と; 前記ワークを格納する格納装
置と; 加工前の前記ワークの厚さ又は高さを計測する
計測器と、前記ワークのノッチまたはオリフラの角度位
置を検出する角度検出器とを有し; 前記角度位置を検
出するに際し、前記厚さ又は高さを計測し、検出された
前記角度位置に基づいて前記角度位置を所定の位置に合
わせる角度合わせ機と; 研削加工後の前記ワークを洗
浄する洗浄装置と; 加工前の前記ワークを格納装置か
ら角度合わせ機を経由して研削盤の搬入出位置に搬入
し、加工後の前記ワークを前記搬入出位置から洗浄装置
を経由して格納装置に搬出する搬入出ロボットとを備
え; 研削盤が前記ワークの表面を研削する砥石を回転
させながらワークに向かって送り移動させる送り装置を
有し、さらに、計測された前記厚さ又は高さに基づいて
加工時間が最小となるよう砥石の早送り及び加工送りの
送り切替位置を決定し、早送りから加工送りへの切り替
えを砥石がワークに接触する前に行って前記送り装置を
制御する制御装置を有することを特徴とする研削システ
ム。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の研削システム
の第一の実施の形態を、図1から図9をもとに説明す
る。図1を参照して研削システムの構成を説明する。こ
の実施の形態の研削シテムは両頭平面研削盤1(図1
で、二点鎖線にて示す)、ワークである研削加工前の半
導体用のウエハ2を単品ごとに桟体で仕切って図1にお
いて上下方向(図1の紙面垂直方向)に集積格納してい
る格納装置3a、カセット3b、ウエハ2に加工された
オリフラ2aやノッチ2b(図1で省略、図3(A)参
照)の位置を合わせるためのオリフラ合わせ機4、ウエ
ハ2を格納装置3aから取り出し、オリフラ合わせ機4
を経由して、両頭平面研削盤1の搬入出位置である受け
渡し位置5aまで運搬する搬入ロボット6a、研削加工
後のウエハ2を洗浄する洗浄機7、ウエハ2を受け渡し
位置5aから洗浄機7の受け渡し位置8を経由して格納
装置3cのカセット3dへ運搬する搬出ロボット6b、
両頭平面研削盤1と全体のシステムを制御する制御装置
9、研削システム全体を操作する操作盤10から構成さ
れる。搬入ロボット6aと搬出ロボット6bを制御する
ロボット制御装置81(図6に破線にて図示)、オリフ
ラ合わせ機を制御するオリフラ合わせ機制御装置(図1
では図示せず)はそれぞれロボット66a、6b及びオ
リフラ合わせ機4の下に収納されている。ここで搬入ロ
ボット6a、搬出ロボット6bの搬出、搬入は両頭平面
研削盤1から見たロボットの動作を表している。
【0016】図2(A)に搬入ロボット6aと搬出ロボ
ット6bを示す。両者は構造が全く同じロボット6であ
る。ロボット本体11は、下側が開放され上下方向に移
動が可能である上部円筒体11aに覆われており、上部
円筒体11aの上面中心部に一端が結合され結合部を中
心に水平面内で旋回可能に取り付けられた第一アーム1
2と、第一アーム12の他端に一端が結合され結合部を
中心に水平面内で旋回可能に取り付けられた第二アーム
13と、第二アーム13の他端に一端が結合され結合部
を中心に水平面内で旋回可能に取り付けられたフィンガ
ー14とから構成される。図2(B)に示すようにフィ
ンガー14は対称軸15を有する対称形状で、フィンガ
ー14のU字部の各先端にはワーク2を吸着する吸着パ
ッド14aが取り付けられている。吸着パッドは真空ラ
イン80(図2(B)に破線にて示す)に接続され、真
空ライン80はロボット本体11に内蔵されている真空
ポンプ(図示せず)に接続される。ロボット6はロボッ
ト本体11の下部に収納されたロボット制御装置81
(図6参照)を有する。
【0019】図4(A)及び(B)にオリフラ合わせ機
4を示す。オリフラ合わせ機4はオリフラ合わせ機本体
21と、オリフラ合わせ機本体21の上平面に配置さ
れ、ウエハ2を載置して回転する回転盤22と、オリフ
ラ合わせ機本体21の上部に突出して配置され、オリフ
ラ2aの位置を角度として検出する長方形のオリフラ検
出部23と、ウエハ2の中心点とその円周上の一点を結
ぶ線の部分を検出対象とし、ウエハ2の最大厚さ又は最
大高さを検出する厚さ検出ラインセンサー24を有す
る。図4(B)において回転盤22の回転軸とオリフラ
検出部23の直方体部の垂直方向の中心線と交わる水平
線をオリフラ合わせ機4の中心軸25とする。
【0020】図5を参照して洗浄機7を説明する。本研
削システムは洗浄機7を周辺機器として、ウエハ2を受
け渡し位置8で受け取り、ウエハ2を保持する保持具7
1と、ウエハ2を保持した保治具71を水平方向すなわ
ち矢印AA方向に移動させる移動装置72とを有する。
洗浄機7は、上下二段に水平かつ平行であって移動装置
72の移動方向に対して直角に配置され、モータ73b
により回転駆動される散水ブラシ73を有する。移動装
置72は保治具71を矢印AAで示す水平方向に移動さ
せて、保持されたウエハ2を二本の散水ブラシ73間を
通過させて洗浄する。洗浄機7は散水ブラシ73に洗浄
水を供給する図示していない給水装置を有する。
【0023】図6に両頭平面研削盤1を示す。図6に示
すように、両頭平面研削盤1は、下部フレーム31を備
え、その下部フレーム31の上には、中間フレーム32
が固定され、さらに中間フレーム32の上には上部フレ
ーム33が固定されている。図7に示すように、下部フ
レーム31には下部砥石回転昇降機構34、及びワーク
保持機構51が装設され、図8に示すように、上部フレ
ーム33には上部砥石回転昇降機構35が装設されてい
る。両砥石回転昇降機構34、35には砥石36、37
が配設され、それらの砥石36、37のそれぞれ上部端
面と下部端面には作用面36a、37aが互いに平行で
あって、砥石36、37の回転軸が一直線上に配置され
るように対向配置されている。そして、ウエハ2がワー
ク保持機構51に支持された状態で、砥石36、37の
間に挿入配置され、それらの砥石36、37の作用面3
6a、37aによりウエハ2の両面が同時に研削される
ようになっている。
【0022】図7に示すように、回転軸39は加工用モ
ータ38により回転され、下部フレーム31に固定した
ガイド40(図8参照)を介して水平方向に移動可能な
砥石台41に取り付けられた軸支筒42によって回転可
能に支持される。回転軸39の上端には砥石台43を介
して砥石36が装着されている。
【0023】図8に示すように、上部砥石回転昇降機構
35の軸支筒47は上部フレーム33上にガイド44を
介して、砥石37の回転軸方向へ昇降可能に支持されて
いる。砥石37の送り手段の駆動原としての昇降用モー
タ45が上部フレーム33の側部に配設され、この昇降
用モータ45の回転により、ボールねじ46を介して軸
支筒47が昇降される。
【0024】回転軸48が、軸支筒47内にラジアル軸
受63、スラスト軸受64を介して回転可能に支持さ
れ、その下端には砥石台49を介して砥石37が装着さ
れている。加工用モータ50が軸支筒47の内部に配設
され、研削加工に際して、この加工用モータ50の回転
により、回転軸48を介して砥石37が回転される。回
転軸48にはスラスト支持のためフランジ部65が一体
形成されている。軸支筒47の内部には軸受メタル63
a、64a、64bが固定され、軸受メタル63aの内
周面には回転軸48の外周を支承する静圧ラジアル軸受
部63が形成され、軸受メタル64a、64bの間には
フランジ部65の上下面を支承するスラスト軸受部64
が形成される。ラジアル軸受63、スラスト軸受部64
には圧力流体、例えば作動油が供給され、スラスト軸受
部64の上下面に供給される流体の圧力差を変化させる
ことにより回転軸48は軸方向に微小に上下させること
ができる。このようにして、回転軸48は、砥石の軸線
回りに回転自在にかつ軸線方向に微小移動可能に軸支さ
れている。本両頭平面研削盤1は図示しない圧力流体の
供給装置を有する。
【0023】図7及び図9に示すように、ワーク保持機
構51の支持台52が両砥石回転昇降機構34、35間
において、下部フレーム31上に配設されている。移動
枠53が支持台52上に一対のガイドレール54を介し
て水平横方向に移動可能に支持されている。移動用モー
タ55は支持台上に配設され、この移動用モータ55の
回転により、ボールねじ56を介して移動枠53が移動
される。
【0024】円環状の回転枠57が移動枠53内に3個
のガイドローラ58を介して回転可能に支持され、その
下部外周にはギヤ59が形成されている。ワーク支持板
60は回転枠57の下面に張設され、その中央にはウエ
ハ2をセットするためのセット孔60aが形成されてい
る。セット孔60aには、ウエハ2の研削加工時にオリ
フラ2aが係合するセット孔突起60bが形成されてい
る。
【0025】支持台52にはガイドローラ58の内側に
ガイドレール54に平行に一対のワークガイドレール6
6が固定されている。ワークガイドレール66の各上部
面には多数の空気吹出孔(図示せず)が加工されて一直
線上に配置され、空気を吹き出しているのでセット孔6
0にセットされたウエハ2は空気を介してワークガイド
レール66の上で浮上する。移動枠53がガイドレール
54上を移動するとウエハ2はワークガイドレール66
上を浮上しながら移動する。前述のようにウエハ2は空
気を介してワークガイドレール66の上部面に直接接触
せずスムーズに移動し、移動枠53の移動によって、ウ
エハ2は受け渡し位置5aと研削加工位置5bの間を往
復移動することになる。なお、ワークガイドレール66
の上面は下部砥石36の作用面36aよりわずか下方に
位置するため、研削加工位置5bにおいて、ワークガイ
ドレール66の空気吹き出しを止めると、ウエハ2は下
部砥石36の作用面36aの上に載置される。
【0026】回転用モータ61が移動枠53上に配設さ
れ、そのモータ軸には回転枠57のギヤ59に噛合する
ギヤ62が固定されている。そして、研削加工時にこの
回転用モータ61の回転により、ギヤ62、59を介し
て回転枠57が回転する。図9に破線にて上部砥石37
の作用面37aの研削加工時のウエハ2に対する位置を
表す。作用面37aの直径はウエハ2の半径より僅かに
大きく、作用面37aの内側にウエハ2の中心点及び外
周部の一部が位置している。
【0027】次に研削システムの作用について説明す
る。操作盤10にて研削システムの構成機器を起動させ
て研削システムを運転が可能な状態にしてから、操作盤
10にて研削システムの運転を開始する。
【0028】図1及び図2に示すように、研削システム
の運転開始により、搬入ロボット6aが第一アーム12
を旋回させ、フィンガー14を格納装置3aのカセット
3bに格納されているウエハ2の方向に向かせ、フィン
ガー14をその対称軸15がウエハ2の中心とロボット
本体の中心を結んだ線と重なる位置で停止させる。必要
に応じて、第二アーム13を第一アーム12に対して旋
回(以下単に第二アームの旋回という。)、フィンガー
14を第二アーム13に対して旋回(以下単にフィンガ
ー14の旋回という。)させる。
【0029】次に、フィンガー14がウエハ2に向かっ
て真っ直ぐ前進するように第一アーム12、第二アーム
13、フィンガー14を旋回させる。図2(B)に示す
ように、フィンガー14がカセット3bに格納されてい
る一番上のウエハ2の真上に位置したところで、停止さ
せる。このときフィンガー14のU字部の先端に取り付
けられた吸着パッド14aを結んだ線の中心点がウエハ
2の中心の真上に位置している。以下、フィンガー14
がウエハ2を吸着するために前進したときにフィンガー
14が停止する位置は、前記のこの位置である。
【0030】次に、搬入ロボット6aは上部円筒体11
aを下降させるので、フィンガー14も下降し、ウエハ
2の上面に接触する。これにより吸着パッド14aがウ
エハ2の上面に接触し、ウエハ2はフィンガー14に吸
着される。ロボット6はウエハ有無センサ(図示せず)
を内蔵しており、ウエハ2の吸着後ウエハ有無センサよ
り吸着確認信号が出される。ウエハ2の吸着の確認後、
上部円筒体11aが所定距離上昇するので、ウエハ2を
吸着したフィンガー14は同様に上昇する。次にフィン
ガー14が格納装置3aより後退するように、第一アー
ム12、第二アーム13、フィンガー14を旋回させ
る。フィンガー14は所定距離後退した所で停止する。
【0031】次に、搬入ロボット6aが第一アーム12
を旋回させ、フィンガー14の対称軸15が図4bのオ
リフラ合わせ機4の中心軸25に一致する位置で停止さ
せる。必要に応じて、第二アーム13、フィンガー14
も旋回させる。次にフィンガー14が中心軸25の延長
線上を前進するように、第一アーム12、第二アーム1
3、フィンガー14を旋回させる。フィンガー14はフ
ィンガー14に吸着されているウエハ2の中心が回転盤
22の中心の真上に来たところで前進を停止する。
【0032】次に、搬入ロボット6aは上部円筒体11
aを下降させるので、フィンガー14も下降し、ウエハ
2が回転盤22の上面に載置される。そして、搬入ロボ
ット6aは上部円筒体11aを下降した距離と同じ距離
だけ上昇させるので、フィンガー14も同様に上昇す
る。そして、フィンガー14が格納装置3aより後退す
るように、第一アーム12、第二アーム13、フィンガ
ー14を旋回させ、フィンガー14は所定距離後退した
所で停止する。
【0033】次に、オリフラ合わせ機4は回転盤22を
回転させ、ウエハ2を少なくとも360度回転させる。
このとき、オリフラ検出部23はウエハ2の表面を画像
処理することによりオリフラ2aの角度位置を検出す
る。次に回転盤22を回転させ、図9に示すように、ウ
エハ2が両頭平面研削盤1の受け渡し位置5aに載置さ
れたときに、オリフラ2aが両頭平面研削盤1のワーク
支持板60のセット孔60aに対して所定の角度で載置
され、ワーク支持板60のセット孔60aのセット孔突
起60bがオリフラ2aに対峠するような角度位置に来
たところで回転盤22の回転を停止させる。
【0034】なお、図9は、ウエハ2にオリフラ2aが
加工してある場合のみ示し、図3(b)に示すようなノ
ッチ2bが加工されているウエハ2については省略して
あるが、この場合セット穴60aの突起60bの形状が
異なるだけで研削システムの作用は前述のオリフラ2a
が加工されている場合と同様である。また、以下の説明
においてもウエハ2にオリフラ2aが加工されている場
合についてのみ示す。ウエハ2を最初に少なくとも36
0度回転させたときに、厚さ検出ラインセンサー24に
てウエハ2の最大厚さ又は最大高さを同時に検出する。
検出されたウエハ2の最大厚さ又は最大高さの信号は両
頭平面研削盤1の制御装置に送られる。
【0035】次に、フィンガー14は前述と同様にオリ
フラ合わせ機4の回転盤22上のウエハ2に向かって前
進し、停止後下降し、ウエハ2を吸着して上昇し、所定
の距離後退する。次に、フィンガー14はその対称軸の
延長線が両頭平面研削盤1のウエハ2の受け渡し位置5
aにあるワーク支持板60のセット孔60aの中心を通
る位置に来るように回転する。そして、ウエハ2の中心
がセット孔60aの中心の真上に来るまで前進し、停止
後ウエハ2の下面が両頭平面研削盤1のワークガイドレ
ール66の上面に接触する直前まで下降し、ワーク支持
板60の予め位置が割り出されたセット孔60aに嵌合
した後、上昇し所定距離後退する。このとき、オリフラ
合わせ機4によってウエハ2のオリフラ2aの角度位置
を調整しているので、オリフラ2aがセット孔突起60
bに係合するようにウエハ2がワークガイドレール66
上に載置される。
【0036】次に、両頭平面研削盤1によるウエハ2の
研削加工段階に移行するが、搬入ロボット6aは次のウ
エハ2を搬入するために、前述のようにフィンガー14
を格納装置3aの方向を向くように旋回し、格納装置3
aのカセット3bへ向かって前進し、以下同様の手順を
繰り返す。両頭平面研削盤1において、まず初めに移動
枠53がガイドレール54上を水平横方向に移動するの
で、ウエハ2がワークガイドレール66上を受け渡し位
置5aから研削加工位置5bへ滑動する。ワークガイド
レール66の空気吹出孔からは空気が吹き出しているの
で、ウエハ2はワークガイドレール66上をスムーズに
滑動する。移動枠53はウエハ2が加工位置5bに来た
ところで移動を停止する。
【0037】ここでワークガイドレール66の空気吹出
孔への空気の供給を停止するので、ウエハ2は下部砥石
36の作用面36a上に直接載置される。次に、図1
0、11に示す様に上部砥石37がウエハ2に向かって
下側に早送りされ、前述の早送りを加工送りに切り替え
る位置で停止する。次に、モータ61を駆動することに
より回転枠57が回転を開始し、これによりワーク支持
板60にセットされたウエハ2がセット穴突起60bに
係合した状態で回転する。次に上下砥石36、37が回
転を開始し上部砥石37が加工送りを開始する。荒研削
送りによって所定の厚さ研削された後で、仕上げ送りに
切り替えられ仕上げ研削される。早送りと荒研削送りは
昇降用モータ45の回転をボールねじ46を介して軸支
筒47を移動させることにより行われる。微小な送りの
仕上げ送りはスラスト軸受部64のフランジ部65の上
下両面に供給される圧力流体の圧力差をコントロールす
ることにより行われる。
【0038】研削加工の終了後、回転枠57及び上、下
砥石36、37が回転を停止し、そして昇降用モータ4
5を逆転させるとボールねじ46は逆転し、砥石37は
上方へ移動する。次に、移動枠53が水平横方向に移動
し、ウエハ2は研削加工位置5bから受け渡し位置5a
まで移動する。この様に図11に示す様にウエハの厚み
を予想した場合、早送りは予想速度切替点Nで加工送り
に切替り、図11の破線P、Q、Rをたどるが実際に計
測した計測速度切替点Mで早送りが加工送りに切替わる
場合は実線X、Y、Zをたどり無駄時間Δtの節約が可
能となる。
【0041】搬出ロボット6bが搬入ロボット6aと同
様に動作し、両頭平面研削盤1の受け渡し位置5aから
研削加工後のウエハ2を、洗浄機7の受け渡し位置8ま
で搬送し、ウエハ2は保持具71上に保持される。次
に、ウエハ2を保持した保持具71は移動装置72によ
って水平方向(図5の矢印AA方向、図5上では上下方
向)に移動させられ上下二段に水平に配置された二本の
散水ブラシ73の間を通過し、所定距離移動したところ
で停止し、逆方向に戻り再び散水ブラシ73間を通過し
元の受け渡し位置8まで来たところで停止する。これで
ウエハ2の洗浄工程は終了するが、必要に応じて前述の
往復を何回か繰り返してもよい。
【0042】次に洗浄されたウエハ2は搬出ロボット6
bによって、受け渡し位置8から格納装置3cのカセッ
ト3dまで運搬され、カセット3dにカセット3bと同
じ姿勢で上下方向に集積されて格納される。ウエハ2が
搬出ロボット6bによって受け渡し位置5aから搬出さ
れた直後に、次のウエハ2が搬入ロボット6aによって
受け渡し位置5aに搬入され、前述のごとく研削加工を
受ける。
【0043】前述の実施の形態は縦型の両頭平面研削盤
を用いているが、当然に縦型の単頭平面研削盤を採用す
ることができ、さらに縦型だけでなく横型の研削盤を用
いることができる。ウエハはオリフラの代わりにノッチ
を有する場合であってもよい。この場合オリフラ合わせ
機は、ノッチの角度位置を検出し、角度位置合わせを行
う。また、オリフラ及びノッチを有しないウエハの場合
は、オリフラ検出部がなくそれ以外はオリフラ合わせ機
とほぼ同様な構造を有するワーク最大厚さ又は最大高さ
測定機が、オリフラ合わせ機に代えて用いられる。
【0042】
【発明の効果】請求項1の研削加工方法によれば、ワー
クの測定された厚さ又は高さに対応させて砥石の送りを
早送りから加工送りに切り替える位置を決定することが
できるので、加工送りによるエアーカット量を小さくす
ることができ、これにより研削加工時間を短縮すること
ができ、研削加工効率を改善することができる。
【0043】請求項2の研削加工方法によれば、研削加
工の送りが送り量、送り速度を変えて少なくとも二段階
に分けて行われるので、目的の厚さに研削加工する、目
的の仕上げ精度に研削加工するなど、それぞれの段階の
研削加工の目的に応じて送り量、送り速度を決定するこ
とができるので、さらに確実にワークの加工品質を維持
し、研削加工時間を短縮することができ、研削加工効率
を改善することができる。
【0044】請求項3の研削加工方法によれば、格納さ
れたワークの研削加工前に厚さ又は高さを測定するの
で、研削加工に際し、ワークの測定された厚さ又は高さ
に対応させて砥石の送りを早送りから加工送りに切り替
える位置を決定することができる。このため、加工送り
によるエアーカット量を小さくすることができ、これに
より研削加工時間を短縮することができ、研削加工効率
を改善することができる。
【0046】請求項4の研削加工方法によれば、ワーク
が少なくともノッチ又はオリフラを有する薄板状の場合
に、ノッチ又はオリフラの角度位置合わせ工程において
角度位置検出するに際し、ワークの厚さ又は高さを測定
するので、研削加工全体に要する時間をさらに短縮する
ことができ、研削加工の作業効率をさらに改善すること
ができる。
【0047】請求項5の研削盤によれば、計測器によっ
てワークの厚さ又は高さを測定し、測定された厚さ又は
高さに対応させて砥石の送り装置の送りを早送りから加
工送りに切り替える位置を決定して制御することができ
るので、加工送りによるエアーカット量を小さくするこ
とができ、これにより研削加工時間を短縮することがで
き、研削加工効率を改善することができる。
【0048】請求項6の研削盤によれば、送り装置の送
り量、送り速度を少なくとも一回変えるので、研削加工
を二以上の段階に分けて、目的の厚さに研削加工する、
目的の仕上げ精度に研削加工するなど、それぞれの段階
の研削加工の目的に応じて送り量、送り速度を決定して
制御することができるので、さらに確実にワークの加工
品質を維持し、研削加工時間を短縮することができ、研
削加工効率を改善することができる。
【0049】請求項7の研削システムによれば、自動化
された研削作業において、研削加工前に計測器によって
ワークの厚さ又は高さを測定するので、研削加工に際
し、測定された厚さ又は高さに対応させて砥石の送り装
置の送りを早送りから加工送りに切り替える位置を決定
して制御することができる。このため、加工送りによる
エアーカット量を小さくすることができ、これにより研
削加工全体時間を、自動化による時間短縮に加えてさら
に短縮することができ、研削加工の作業効率を改善する
ことができる。
【0050】請求項8の研削システムによれば、ワーク
が少なくともノッチ又はオリフラを有する薄板状の場合
に、ワークのノッチ又はオリフラの角度位置検出すると
同時に、ワークの厚さ又は高さを測定することができる
ので、研削加工全体に要する時間をさらに短縮すること
ができ、研削加工の作業効率をさらに改善することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の研削システムの実施の形態の構成を示
す概略平面図である。
【図2】(A)は図1の研削システムを構成するロボッ
トの立体説明図である。(B)は吸着時のカセット内の
ウエハとフィンガーの位置関係を示す説明図である。
【図3】(A)は図1の研削システムによって加工され
るオリフラ付きのウエハの平面図である。(B)は図1
の研削システムによって加工されるノッチ付きのウエハ
の平面図である。
【図4】(A)は図1の研削システムを構成するオリフ
ラ合わせ機の正面図である。(B)は同平面図である。
【図5】図1の研削システムを構成する洗浄機の平面図
である。
【図6】図1の研削システムを構成する両頭平面研削盤
の正面図である。
【図7】図6の両頭平面研削盤の下部フレーム部分の要
部縦断面図である。
【図8】図6の両頭平面研削盤の上部フレーム部分の要
部縦断面図である。
【図9】図6の両頭平面研削盤の移動枠の平面図であ
る。
【図10】 本発明の研削システムによる研削過程を示
す説明図であり、砥石の送り速度と時間の関係とを示す
【図11】 本発明の研削システムによる研削過程を示
す説明図であり、砥石のストロークと時間との関係とを
示す図
【図12】 従来の研削盤により研削されたウエハの断
面図
【符号の説明】
1 両頭平面研削盤 2 ウエハ 2a オリフラ 2b ノッチ 3a 格納装置 3b カセット 3c 格納装置 3d カセット 4 オリフラ合わせ機 5a 受け渡し位置 5b 研削加工
位置 6 ロボット 6a 搬出ロボット 6b 搬入ロボット 7 洗浄機 8 受け渡し位置 9 制御装置 10 操作盤 10a 全体制
御盤 11 ロボット本体 12 第一アーム 13 第二アーム 14 フィンガー 14a 吸着パ
ッド 15 対称軸 21 オリフラ合わせ機本体 22 回転盤 23 オリフラ検出部 24 厚さ検出ラインセンサー 25 中心軸 31 下部フレーム 32 中間フレーム 33 上部フレーム 34 下部砥石回転昇降機構 35 上部砥石回転昇降機構 36 砥石 36a 作用面 37 砥石 37a 作用面 38 加工用モータ 39 回転軸 40 ガイド 41 砥石台 42 軸支筒 43 砥石台 44 ガイド 45 昇降用モータ 46 ボールねじ 47 軸支筒 48 回転軸 49 砥石台 50 加工用モータ 51 ワーク保持機構 52 支持台 53 移動枠 54 ガイドレール 55 移動用モータ 56 ボールねじ 57 回転枠 58 ガイドローラ 59 ギヤ 60 ワーク支持板 60a セット
孔 60b セット孔突起 61 回転用モータ 62 ギヤ 63 ラジアル軸受部 63a 軸受メ
タル 64 スラスト軸受部 64a 軸受メ
タル 64b 軸受メタル 65 フランジ部 66 ワークガイドレール 71 保持具 72 移動装置 73 散水ブラシ 73b モータ 74 ワーク保持機構 80 真空ライン 81 ロボット制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村井 史朗 富山県東砺波郡福野町100番地 株式会社 日平トヤマ富山工場内 (72)発明者 和田 豊尚 富山県東砺波郡福野町100番地 株式会社 日平トヤマ富山工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】砥石を回転させながらワークに向かって送
    り移動させて、そのワークの表面を研削するにあたり、
    研削加工前にワークの厚さ又は高さを計測し、計測され
    た前記厚さ又は高さに基づいて加工時間が最小となるよ
    う砥石の早送り及び加工送りの送り切替位置の決定を行
    い、早送りから加工送りへの切り替えを砥石がワークに
    接触する前に行うことを特徴とする研削加工方法。に記
    載の研削加工方法。
  2. 【請求項2】砥石の加工送りが、送り量を変えて少なく
    とも二段階に分けて行われる請求項1に記載の研削加工
    方法。
  3. 【請求項3】格納されたワークを搬出する搬出工程と、 搬出されたワークの厚さ又は高さを測定する測定工程
    と、 計測された前記厚さ又は高さに基づいて加工時間が最小
    となるよう砥石の早送り及び加工送りの送り切替位置の
    決定を行い、早送りから加工送りへの切り替えを砥石が
    ワークに接触する前に行ってワークを研削する研削工程
    と、 研削されたワークを洗浄するする洗浄工程と、 洗浄されたワークを格納する格納工程と、 からなることを特徴とする研削加工方法。
  4. 【請求項4】少なくともノッチ又はオリエンテーション
    フラットを有する薄板状のワークを加工の対象とし、前
    記測定工程が、搬入された前記ワークのノッチまたはオ
    リエンテーションフラットの角度位置を検出し、前記角
    度位置を所定の位置に合わせる角度位置合わせ工程を伴
    う請求項3に記載の研削加工方法。
  5. 【請求項5】ワークの表面を研削する砥石を回転させな
    がらワークに向かって送り移動させる送り装置と、 加工前のワークの厚さ又は高さを計測する計測器と、 計測された前記厚さ又は高さに基づいて砥石の早送り及
    び加工送りの送り切替位置を決定し、早送りから加工送
    りへの切り替えを砥石がワークに接触する前に行って前
    記送り装置を制御する制御装置とを備えたことを特徴と
    する研削盤。
  6. 【請求項6】前記制御装置が加工送りの送り量または/
    及び送り速度を少なくとも一回切り替えて制御する請求
    項5に記載の研削盤。
  7. 【請求項7】薄板状ワークを研削する研削盤と;前記ワ
    ークを格納する格納装置と;加工前の前記ワークの厚さ
    又は高さを計測する計測器と;研削加工後の前記ワーク
    を洗浄する洗浄装置と;加工前の前記ワークを格納装置
    から研削盤の搬入出位置に搬入し、加工後の前記ワーク
    を前記搬入出位置から洗浄装置を経由して格納装置に搬
    出する搬入出ロボットとを備え;研削盤が前記ワークの
    表面を研削する砥石を回転させながらワークに向かって
    送り移動させる送り装置を有し、さらに、計測された前
    記厚さ又は高さに基づいて加工時間が最小となるよう砥
    石の早送り及び加工送りの送り切替位置を決定し、早送
    りから加工送りへの切り替えを砥石がワークに接触する
    前に行って前記送り装置を制御する制御装置を有するこ
    とを特徴とする研削システム。
  8. 【請求項8】少なくともノッチ又はオリエンテーション
    フラットを有する薄板状ワークを研削する研削盤と;前
    記ワークを格納する格納装置と;加工前の前記ワークの
    厚さ又は高さを計測する計測器と、前記ワークのノッチ
    またはオリエンテーションフラットの角度位置を検出す
    る角度検出器とを有し、前記角度位置を検出するに際
    し、前記厚さ又は高さを計測し、検出された前記角度位
    置に基づいて前記角度位置を所定の位置に合わせる角度
    合わせ機と;研削加工後の前記ワークを洗浄する洗浄装
    置と;加工前の前記ワークを格納装置からから角度合わ
    せ機を経由して研削盤の搬入出位置に搬入し、加工後の
    前記ワークを前記搬入出位置から洗浄装置を経由して格
    納装置に搬出する搬入出ロボットとを備え;研削盤が前
    記ワークの表面を研削する砥石を回転させながらワーク
    に向かって送り移動させる送り装置を有し、さらに、計
    測された前記厚さ又は高さに基づいて加工時間が最小と
    なるよう砥石の早送り及び加工送りの送り切替位置を決
    定し、早送りから加工送りへの切り替えを砥石がワーク
    に接触する前に行って前記送り装置を制御する制御装置
    を有することを特徴とする研削システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007167971A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Denso Corp 研削装置
JP2009160705A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Disco Abrasive Syst Ltd ウェーハの研削方法および研削加工装置
CN107756233A (zh) * 2017-11-10 2018-03-06 唐山万士和电子有限公司 用于石英晶振片生产加工的研磨装置

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