JPH11104481A - 熱硬化性粉体塗料用流動性改質剤及びそれを用いた熱硬化性粉体塗料の流動性向上方法 - Google Patents
熱硬化性粉体塗料用流動性改質剤及びそれを用いた熱硬化性粉体塗料の流動性向上方法Info
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Abstract
向上する熱硬化性粉体塗料用流動性改質剤及びそれを用
いた熱硬化性粉体塗料の流動性向上方法を提供する。 【解決手段】 平均粒径0.1〜20μm、融点100
℃以上の結晶性エポキシ樹脂と平均粒径5〜50nmの
球状微粒子とからなり、前記結晶性エポキシ樹脂と前記
球状微粒子との重量比が99:1〜20:80の範囲に
あることを特徴とする熱硬化性粉体塗料用流動性改質
剤。前記熱硬化性粉体塗料用流動性改質剤を熱硬化性粉
体塗料にドライブレンドすることを特徴とする熱硬化性
粉体塗料の流動性向上方法。
Description
の流動性を向上するために用いられる流動性改質剤及び
それを用いた熱硬化性粉体塗料の流動性向上方法に関す
るものである。
フリーフロー性ともいう)を向上するもの(以下、フリ
ーフロー改質剤ともいう)として、シリカ、アルミナ等
の無機球状微粒子を用いることが知られている。これら
のフリーフロー改質剤は、一般的に、粉体塗料にドライ
ブレンドすることにより用いられる。しかしながら、こ
れらのフリーフロー改質剤は、フリーフロー性向上には
有効であるが、粉体塗料の熱溶融時の流動性(以下、メ
ルトフロー性ともいう)向上には有効でなく、フリーフ
ロー改質剤の配合量が多くなるに従って、メルトフロー
性が悪くなる。粉体塗料のメルトフロー性を向上するも
の(以下、メルトフロー改質剤ともいう)として、TM
P等の結晶性化合物を用いるもの(特開平8−4138
5号公報参照)、脂肪酸等を用いるもの(特開平3−3
1318号公報参照)、一塩基酸化合物を用いるもの
(特開平8−3481号公報参照)が知られている。メ
ルトフロー改質剤は、粉体塗料製造時に粉体塗料構成成
分とともに粉体塗料中にメルトブレンドしたり、粉体塗
料にドライブレンドすることにより用いられる。メルト
フロー改質剤の粉体塗料に対する配合量は、粉体塗料本
来の特性を損なわない範囲で用いる必要があるが、粉体
塗料中に溶融混合するタイプのメルトフロー改質剤は、
少量添加では十分なメルトフロー性向上効果を得ること
が困難であり、粉体塗料にドライブレンドするタイプの
メルトフロー改質剤は、非結晶性物質であったり、粒径
が大きかったりすると、少量添加では十分なメルトフロ
ー性向上効果を得ることが困難である。メルトフロー改
質剤は、熱溶融時の粘度が低い方がそのメルトフロー性
向上効果が大きいことから、熱溶融時の粘度が低い結晶
性物質が好ましいが、メルトフロー改質剤が結晶性物質
であっても、その融点が低いと、ピンディスクタイプ、
ハンマークラッシャータイプ等の一般的な粉砕機では粉
砕時の発熱により、メルトフロー改質剤が熱溶融し易く
なり、所望の粒径に粉砕することが困難になる。また、
ナウターミキサー等の混合機でドライブレンドするとき
の摩擦熱でも熱溶融し易く、結晶性が損なわれ易く、粉
体塗料中で結晶構造を維持していないと、粉体塗料の熱
溶融時にメルトフロー改質剤が熱溶融し、低粘度化し、
メルトフロー性を向上させるという効果が得られない。
メルトフロー改質剤は、メルトフロー性向上には有効で
あるが、フリーフロー性向上には有効でなく、メルトフ
ロー改質剤の配合量が多くなるに従って、フリーフロー
性が悪くなる。
問題点を解決し、フリーフロー性及びメルトフロー性の
双方が向上する熱硬化性粉体塗料用流動性改質剤及びそ
れを用いた熱硬化性粉体塗料の流動性向上方法を提供す
ることをその課題とするものである。
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、平均粒径0.1〜2
0μm、融点100℃以上の結晶性エポキシ樹脂と平均
粒径5〜50nmの球状微粒子とからなり、前記結晶性
エポキシ樹脂と前記球状微粒子との重量比が99:1〜
20:80の範囲にあることを特徴とする熱硬化性粉体
塗料用流動性改質剤が提供される。また、本発明によれ
ば、前記熱硬化性粉体塗料用流動性改質剤を熱硬化性粉
体塗料にドライブレンドすることを特徴とする熱硬化性
粉体塗料の流動性向上方法が提供される。
は、グリシジルエーテル基の結合隣接位に立体障害基を
有する2価フェノールシグリシジルエーテル系結晶性エ
ポキシ樹脂、例えば、次の一般式(1)で表わされるも
のが包含される。
基又はハロゲン原子を示し、Gはグリシジル基を示し、
mは0〜3の数を示し、nは0又は1の数を示す。立体
障害基には、iso−プロピル基、iso−ブチル基、
iso−アミル基、iso−ヘキシル基、tert−ブ
チル基、tert−アミル基、tert−ヘキシル基等
の炭素数3〜6のiso−アルキル基や、炭素数4〜6
のtert−アルキル基等が包含される。低級アルキル
基としては、炭素数1〜6を有するアルキル基、例え
ば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、アミル、ヘキ
シル等が挙げられるが、この低級アルキル基は、前記立
体障害基であってもよい。ハロゲン原子としては、塩
素、臭素等が挙げられる。具体的には、2,5−ジ−t
−ブチルハイドロキノンジグリシジルエーテル(「エポ
トートYDC−1312」、東都化成社製、エポキシ当
量175、融点145℃)等が挙げられる。また、前記
結晶性エポキシ樹脂の他の例としては、次の一般式
(2)で表わされるものが包含される。
する) 具体的には、ビス(4−ヒドロキシ−2−メチル−5−
t−ブチルフェニル)チオ−エーテルジグリシジルエー
テル(「ESLV−120TE」、新日鉄化学社製、エ
ポキシ当量250、融点121℃)等が挙げられる。本
発明で用いる結晶性エポキシ樹脂の他の例として、テト
ラメチルビフェノールジグリシジルエーテル(「エピコ
ートYX−4000」、油化シェルエポキシ社製、エポ
キシ当量185、融点105℃)等が挙げられる。本発
明では、特に2,5−ジ−t−ブチルハイドロキノンジ
グリシジルエーテルの使用が好適である。
無機物でも良く、有機物としては、アクリル樹脂、ポリ
スチレン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等の有機球状微粒
子があり、無機物としては、シリカ、アルミナ等の無機
球状微粒子があるが、フリーフロー性向上効果の面か
ら、好ましくは、シリカ又はアルミナの無機球状微粒子
である。これらの球状微粒子は、表面処理されていても
よく、また、親水性であっても、疎水性であっても良
い。本発明で用いる結晶性エポキシ樹脂の平均粒径は、
0.1〜20μmである。平均粒径が20μmより大き
いと、結晶性エポキシ樹脂が熱溶融する温度範囲が広く
なり、また、結晶性エポキシ樹脂が熱硬化性粉体塗料表
面に均一に分散しなくなり、熱硬化性粉体塗料の熱溶融
時のメルトフロー性にバラツキが生じ易くなる。
は、100℃以上、好ましくは、100〜170℃、よ
り好ましくは、130〜170℃のものである。結晶性
エポキシ樹脂の融点が100℃未満であると、ピンディ
スクタイプ、ハンマークラッシャータイプ等の一般的な
粉砕機では、粉砕時の発熱により、樹脂が熱溶融し易く
なり、平均粒径20μm以下に粉砕することが困難にな
る。また、ナウターミキサー等の混合機でドライブレン
ドするときに発生する摩擦熱でも熱溶融し易く、一度、
熱溶融すると、常温では再結晶し難く、熱硬化性粉体塗
料が熱溶融するときに結晶性エポキシ樹脂が熱溶融し、
低粘度化し、メルトフロー性を向上するという本発明の
効果が得られなくなる。また、結晶性エポキシ樹脂の融
点は、熱硬化性粉体塗料の熱硬化温度より低い方が好ま
しく、高い場合には、熱硬化性粉体塗料の熱溶融時に結
晶性エポキシ樹脂の未溶融部分が多くなり、熱硬化性粉
体塗料が熱溶融するときに結晶性エポキシ樹脂が熱溶融
し、低粘度化し、メルトフロー性を向上するという本発
明の効果が十分に得られなくなるが、熱溶融時の熱硬化
性粉体塗料に対する結晶性エポキシ樹脂の相溶性が良好
な場合、結晶性エポキシ樹脂の融点降下が生じ、熱硬化
温度が結晶性エポキシ樹脂の融点より低くても、メルト
フロー性向上効果が得られるようになる。エポキシ樹脂
が結晶性でなく、非結晶性の場合、ピンディスクタイ
プ、ハンマークラッシャータイプ等の一般的な粉砕機で
は、粉砕時の発熱により、樹脂が軟らかくなり、20μ
m以下の平均粒径に粉砕することが困難であり、また、
非結晶性エポキシ樹脂は、熱溶融時の粘度が高く、熱硬
化性粉体塗料のメルトフロー性を十分に向上させること
ができない。
〜50nm、好ましくは5〜20nmを有するものであ
る。平均粒径が50nmより大きいと、少量でフリーフ
ロー性を向上させることが困難になる。
は、好ましくは、軟化点が40℃以上、熱硬化条件が1
00〜200℃、10〜120分程度のものであり、本
発明で用いる結晶性エポキシ樹脂と相溶性の高い粉体塗
料、例えば、エポキシ樹脂組成物粉体塗料、メラミン樹
脂組成物粉体塗料、ポリエステル樹脂組成物粉体塗料、
ポリウレタン樹脂組成物粉体塗料、ポリアミド樹脂組成
物粉体塗料等が挙げられ、より好ましくは、エポキシ樹
脂組成物粉体塗料である。
は、熱硬化性粉体塗料にドライブレンドできるので、熱
硬化性粉体塗料の表面に存在し、少量でも高い流動性向
上効果を得ることができる。ドライブレンドの方法とし
ては、ナウターミキサー等の混合機を用いて15〜30
分程度混合するのが好ましいが、熱硬化性粉体塗料の表
面に本発明の熱硬化性粉体塗料流動性改質剤が均一に付
着するような混合方法であれば、どのような方法でも良
い。
は、結晶性エポキシ樹脂と球状微粒子とからなるもので
あるが、熱硬化性粉体塗料にドライブレンドする場合、
両者をあらかじめ均一に混合したものを用いても良い
し、別々にドライブレンドしても良く、好ましくは、結
晶性エポキシ樹脂を熱硬化性粉体塗料に、ドライブレン
ドした後、球状微粒子をドライブレンドするのが良い。
そうすることで、球状微粒子が熱硬化性粉体塗料の最表
面に付着し、フリーフロー性を向上させ、熱硬化性粉体
塗料の熱溶融時に熱硬化性粉体塗料表面の結晶性エポキ
シ樹脂が熱溶融し、低粘度化し、メルトフロー性を向上
させ、フリーフロー性とメルトフロー性の双方を向上で
きる。本発明で用いる結晶性エポキシ樹脂は、融点10
0℃以上、好ましくは、100〜170℃、より好まし
くは、130〜170℃のものであり、2,5−ジ−t
−ブチルハイドロキノンジグリシジルエーテルを主成分
とするものが好適であるが、これに適量の硬化剤あるい
は硬化促進剤を添加しても良い。この場合、添加する硬
化剤あるいは硬化促進剤の種類を適宜選択することによ
り、熱硬化性粉体塗料の硬化を促進させることもでき、
また、結晶性エポキシ樹脂は、ドライブレンドされるた
め、熱硬化性粉体塗料のポットライフを低下させること
もない。
割合は、結晶性エポキシ樹脂Aと球状微粒子Bとの重量
比[A]/[B]で、99/1〜20/80、好ましく
は95/5〜50/50である。この重量比が前記範囲
を外れると、熱硬化性粉体塗料のフリーフロー性及びメ
ルトフロー性の双方をバランス良く向上させることがで
きなくなる等の問題を生じる。熱硬化性粉体塗料に対す
る結晶性エポキシ樹脂及び球状微粒子の添加量は特に制
約されないが、粉体塗料100重量部当り、結晶性エポ
キシ樹脂0.01〜10.0重量部、好ましくは0.0
5〜5.0重量部、より好ましくは0.1〜3.0重量
部であり、球状微粒子0.01〜2.0重量部、好まし
くは0.01〜1.0、より好ましくは0.01〜0.
5重量部の割合である。
剤は、熱硬化性粉体塗料にドライブレンドすることで、
熱硬化性粉体塗料のフリーフロー性及びメルトフロー性
の双方を向上できる。本発明の熱硬化性粉体塗料用流動
性改質剤は、容易に熱硬化性粉体塗料にドライブレンド
できることから、これまで廃棄せざるを得なかった硬化
物特性等には問題ないが、メルトフロー性が低下してし
まった熱硬化性粉体塗料のメルトフロー性を回復させ、
熱硬化性粉体塗料を再生することができる。本発明の熱
硬化性粉体塗料用流動性改質剤は、熱硬化性粉体塗料に
少量ドライブレンドすることで十分な効果が得られるこ
とから、熱硬化性粉体塗料の本来の特性を損なうことな
くその流動性を向上できる。本発明の熱硬化性粉体塗料
用流動性改質剤は、その配合量を任意に調整すること
で、熱硬化性粉体塗料の流動性をコントロールでき、特
に、結晶性エポキシ樹脂の配合量を任意に調整すること
で、メルトフロー性をコントロールできるので、用途等
に応じた種々の流動性の熱硬化性粉体塗料を調整でき
る。
明する。
塗料用流動性改質剤を表1に示す割合でホソカワミクロ
ン社製ナウターミキサーで30分間ドライブレンドし、
熱硬化性粉体塗料用改質剤配合エポキシ樹脂組成物粉体
塗料試料を得た。次に、それらの試料について、そのフ
リーフロー性、メルトフロー性を評価し、その結果を表
1に示す。次に、試料を加熱硬化した硬化物の表面平滑
性を評価し、その結果を表1に示す。また、結晶性エポ
キシ樹脂の粉砕性を評価し、その結果を表1に示す。な
お、各試験の評価は、下記に示すように行ったものであ
る。
ピコート1004(油化シェルエポキシ社製ビスフェノ
ールA型エポキシ樹脂、エポキシ当量900)100重
量部、2MZ−P(四国化成社製2−メチルイミダゾー
ル)0.5部をBuss社製エクストルーダーでメルト
ブレンドし、冷却・固化、粉砕して、平均粒径50μ
m、軟化点50℃、熱硬化条件110℃、70分のエポ
キシ樹脂組成物粉体塗料を調製した。 (1)粉砕性:結晶性エポキシ樹脂をピンディスクタイ
プ方式粉砕機を使用し、室温で粉砕し、以下のように評
価した。 ◎:平均粒径20μm以下まで容易に粉砕可能である。 ○:平均粒径20μm以下まで粉砕可能である。 ×:平均粒径20μm以下まで粉砕困難である。 (2)フリーフロー性:縦90mm、横200mm、高
さ130mmの流動浸漬槽に試料700gをはかり取
り、流動浸漬槽を振動器で振動させながら、乾燥空気を
6.8 l/minの割合で流動浸漬槽の底面の多孔質
板を通して流し、試料を流動化させ、その状態を目視
し、以下のように評価した。 ◎:静止状態の試料高さに比べ、流動時の試料高さが十
分に高く、また、流動状態もなめらかである。 ○:試料高さは十分であるが、流動状態に若干ムラがあ
る。 △:流動状態にややムラがあり、試料高さもやや低い。 ×:流動状態にムラがあり、試料高さも低い。 (3)メルトフロー性(溶融水平流れ率):試料1.0
±0.05gをはかり取り、錠剤成型用金型に入れ、7
5MPaで60秒間加圧成形し、直径16mmの錠剤を
作成し、真空用デシケータ内で1300Pa以下で15
分間減圧処理した。次に、減圧処理した錠剤を軟鋼板上
に置き、140℃で10分間加熱処理し、次式に従っ
て、溶融水平流れ率(%)を算出し、以下のように評価
した。 ◎:溶融水平流れ率(%)が45より大。 ○:溶融水平流れ率(%)が40〜45。 △:溶融水平流れ率(%)が30〜35。 ×:溶融水平流れ率(%)が30未満。 (4)表面平滑性:150℃に余熱した25×200×
8mmの鉄片に、塗膜の厚さが0.3mmとなるように
表1の試料を流動浸漬法で塗布し、110℃、70分間
加熱硬化した塗膜表面の外観を、75倍の顕微鏡で観察
し、以下のように評価した。 ○:塗膜表面に光沢があり、微細凹凸はほとんど認めら
れない。 △:塗膜表面に光沢はあるが、微細凹凸が若干認められ
る。 ×:塗膜表面にほとんど光沢がなく、微細凹凸が多数認
められる。
す。 YDC−1312:エポトートYDC−1312(商品
名)、東都化成社製、2,5−ジ−t−ブチルハイドロ
キノンジグリシジルエーテル(エポキシ当量175、融
点145℃)を平均粒径5μmに粉砕したもの YX−4000:エピコートYX−4000(商品
名)、油化シェルエポキシ社製、テトラメチレンビフェ
ノールジグリシジルエーテル(エポキシ当量185、融
点105℃)を平均粒径5μmに粉砕したもの ESLV−90CR:ESLV−90CR(商品名)、
新日鐵化学社製、ビス(4−ヒドロキシフェニル)エー
テルジグリシジルエーテル(エポキシ当量268、融点
89℃)、平均粒径50μm R−974:アエロジルR−974(商品名)、日本ア
エロジル社製表面疎水性処理微粉シリカ、平均粒径12
nm 300:アエロジル300(商品名)、日本アエロジル
社製微粉シリカ、平均粒径7nm、親水性 アルミナC:アエロジルA12O3C(商品名)、日本ア
エロジル社製微粉アルミナ、平均粒径13nm
Claims (4)
- 【請求項1】 平均粒径0.1〜20μm、融点100
℃以上の結晶性エポキシ樹脂と平均粒径5〜50nmの
球状微粒子とからなり、前記結晶性エポキシ樹脂と前記
球状微粒子との重量比が99:1〜20:80の範囲に
あることを特徴とする熱硬化性粉体塗料用流動性改質
剤。 - 【請求項2】 前記結晶性エポキシ樹脂が、次の一般式
(1) 【化1】 (式中、R1は立体障害基を示し、R2は低級アルキル基
又はハロゲン原子を示し、Gはグリシジル基を示し、m
は0〜3の数を示し、nは0又は1の数を示す)もの及
び/又は次の一般式(2) 【化2】 (式中、R1は立体障害基を示し、R2は低級アルキル基
又はハロゲン原子を示し、Gはグリシジル基を示し、m
は0〜3の数を示す)で表されるものである請求項1の
熱硬化性粉体塗料用流動性改質剤。 - 【請求項3】 前記球状微粒子がシリカ又はアルミナで
ある請求項1又は2の熱硬化性粉体塗料用流動性改質
剤。 - 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかの流動性改質
剤を熱硬化性粉体塗料にドライブレンドすることを特徴
とする熱硬化性粉体塗料の流動性向上方法。
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JP28299097A JP4007523B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | エポキシ樹脂組成物粉体塗料用流動性改質剤及びそれを用いたエポキシ樹脂組成物粉体塗料の流動性向上方法 |
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-
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- 1997-09-30 JP JP28299097A patent/JP4007523B2/ja not_active Expired - Fee Related
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