JPH11104232A - ローリングジョイント及び血液回路 - Google Patents

ローリングジョイント及び血液回路

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JPH11104232A
JPH11104232A JP9288046A JP28804697A JPH11104232A JP H11104232 A JPH11104232 A JP H11104232A JP 9288046 A JP9288046 A JP 9288046A JP 28804697 A JP28804697 A JP 28804697A JP H11104232 A JPH11104232 A JP H11104232A
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JP
Japan
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tube
flow path
passage
rolling joint
blood
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Pending
Application number
JP9288046A
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English (en)
Inventor
Teruo Tsubuki
輝雄 妻夫木
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SB Kawasumi Laboratories Inc
Original Assignee
Kawasumi Laboratories Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 血液流路とヘパリンチューブ等の流体流路を
連通する通路に血液凝固が発生しないローリングジョイ
ントを提供すること。 【解決手段】 胴部2の前方にメインチューブの接続部
Aを形成するとともに胴部2の後方にポンプチューブの
接続部Bを形成し、前記接続部AとBの間にメインチュ
ーブ11の内径と略同一に形成された内径を有するスト
レートな管状部Cを形成し、前記ストレートな管状部C
の側部に分岐ラインまたはサンプリングポートの接続管
5を形成し、胴部2の内側の血液流路と分岐ラインまた
はサンプリングポートの流体流路を連通する通路7が、
前記ポンプチューブの接続部Bの内面テーパー部8に形
成されることなく、前記ストレートな管状部Cの側壁の
みに形成されているローリングジョイント1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は血液回路の動脈側回
路の途中に配置されるポンプチューブのローリングジョ
イントの改良に関するものである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】図10は
出願人が試作したローリングジョイント51の一部拡大
図である。ローリングジョイント51は胴部52の内側
の血液流路と分岐チューブ等の流体流路を連通する通路
57が内面テーパー部58に形成されている。血流は管
の細径部から大径部へ移行する際に流体圧が低下するの
で、血流の中から気泡が発生しやすくなる。このため図
10では大径部に相当する内面テーパー部58に気泡が
発生して付着しやすくなる。通常体外循環中は分岐チュ
ーブの途中をクランプCLしているが、血液の体外循環
中にクランプされた位置から通路57の間に事前に充填
されていた生理食塩水溶液が血液と置換される。このた
め通路57内に置換された血液が前記内面テーパー部に
付着した前記気泡と接触するため通路57付近に血液の
凝固等が発生しやすくなっていた。
【0003】また特開平8−57045号にはローリン
グジョイントに分岐チューブ等の接続管を平行に一体に
形成した発明が記載されている。しかしながらこれらの
ローリングジョイントも胴部の内側の血液流路と分岐チ
ューブ等の流体流路を連通する通路が内面テーパー部付
近に形成されているので前記ローリングジョイントと同
様の問題が発生するおそれがある。そこで本発明者は以
上の課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果次の発
明に到達した。
【0004】
【課題を解決するための手段】
[1]本発明は胴部2(2A)の前方にメインチューブ
の接続部Aを形成するとともに胴部2(2A)の後方に
ポンプチューブの接続部Bを形成し、前記接続部AとB
の間にメインチューブ11の内径と略同一に形成された
内径を有するストレートな管状部Cを形成し、前記スト
レートな管状部Cの側部に分岐ラインまたはサンプリン
グポートの接続管5を形成し、胴部2(2A)の内側の
血液流路と分岐ラインまたはサンプリングポートの流体
流路を連通する通路7が、前記ポンプチューブの接続部
Bの内面テーパー部8に形成されることなく、前記スト
レートな管状部Cの側壁のみに形成されているローリン
グジョイント1(1A)を提供する。 [2]本発明は胴部2Bの前方にメインチューブの接続
部Aを形成するとともに胴部2Bの後方にポンプチュー
ブの接続部Bを形成し、前記接続部AとBの間にメイン
チューブ11の内径と略同一に形成された内径を有する
ストレートな管状部Cを形成し、ストレートな管状部C
の両側部にヘパリンチューブ装着用の分岐管5Hと生理
食塩水チューブ装着用の分岐管5Sを形成し、胴部2B
の内側の血液流路と生理食塩水チューブの液体流路を連
通する通路7S並びに前記血液流路とヘパリンチューブ
の液体流路を連通する通路7Hはいずれもストレートな
管状部Cの側壁のみに形成されているローリングジョイ
ント1Bを提供する。 [3]本発明は前記[1]に記載のローリングジョイン
ト1を両側に接続したポンプチューブ9を有する血液回
路10を提供する。 [4]本発明は前記[1]または[2]に記載のローリ
ングジョイント1A(1B)を上流側に接続したポンプ
チューブ9を有する血液回路10Aを提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明のローリングジョイ
ント1の拡大断面図である。ローリングジョイント1は
胴部2の前方にメインチューブの接続部Aが形成される
とともに胴部2の後方にポンプチューブの接続部Bが形
成され、これら接続部AとBの間に前記接続部AとBの
間にメインチューブ11の内径と略同一に形成された内
径を有するストレートな管状部Cが形成されている。前
記管状部Cの側部には分岐チューブまたはサンプリング
ポートの接続管5が形成され、管状部Cの側壁には管状
部Cの内側の血液流路と前記分岐チューブ等の流体流路
を連通する通路7が形成される。以上のようにローリン
グジョイント1では、前記接続部AとBの間にポンプチ
ューブ9の内径と略同一に形成された内径を有するスト
レートな管状部Cの内壁面に分岐チューブとの通路7が
形成される。分岐チューブとの通路7付近には気泡が付
着しないので分岐チューブとの通路7に生理食塩水溶液
と置換された血液が気泡と接触して凝固することがな
い。このため分岐チューブとの通路7に血液の凝固が発
生することがない。
【0006】図1のローリングジョイント1では管状部
Cの側部に接続管5は一個形成されているが必要により
二個以上形成することができる。また図1のように前記
接続管5と前記通路7はポンプチューブ方向に所定の角
度をつけて管状部Cに形成しても良いし管状部Cに対し
て垂直に形成しても良い。
【0007】図2はローリングジョイント1をポンプチ
ューブ9の両側に接続したところの概略図である。図2
は一個の接続管5を管状部Cに形成したローリングジョ
イント1をポンプチューブ9の両側に接続したところの
実施例であるが、図3のローリングジョイント1Aや図
4(図5は図4の拡大断面図、図6は図4のA矢視図、
図7は図4のB矢視図)のローリングジョイント1Bの
ようにストレートな管状部Cに二個以上の分岐チューブ
またはサンプリングポートの分岐チューブの接続管5
(またはヘパリンチューブ装着用の分岐管5H、生理食
塩水チューブ装着用の分岐管5S)を形成しても良い。
【0008】図4のローリングジョイント1Bは、本発
明の最も望ましい実施例で、ストレートな管状部Cの両
側にヘパリンチューブ装着用の分岐管5Hと生理食塩水
チューブ装着用の分岐管5Sを一体に形成したものであ
る。大径の分岐管5Sが上流側に形成され小径の分岐管
5Hが下流側に形成されている。生理食塩水チューブの
接続管5Sとヘパリンチューブの接続管5Hはストレー
トな管状部Cに対して垂直に設けたほうが生理食塩水の
充填、ヘパリンの注入作業が実施しやすいが、生理食塩
水チューブの接続管5Sとヘパリンチューブの接続管5
Hは所定の角度をつけてストレートな管状部Cに形成し
ても良い。胴部2Bの内側の血液流路と生理食塩水チュ
ーブの液体流路を連通する通路7S並びに前記血液流路
とヘパリンチューブの液体流路を連通する通路7Hはい
ずれもストレートな管状部Cの側壁のみに形成されてい
る。
【0009】図8はポンブチューブ9の両側にローリン
グジョイント1を接続した血液回路10の概略図であ
る。また図3と図4のローリングジョイント1A、1B
のように管状部Cに二個以上の分岐チューブまたはサン
プリングポートの接続管5(または生理食塩水チューブ
の接続管5S、ヘパリンチューブの接続管5H)を形成
したローリングジョイント1B(または1A)を図9の
血液回路10Aのようにポンプチューブ9の上流側のみ
に接続する場合は、ポンプチューブ9の下流側には分岐
チューブの接続管5、生理食塩水チューブの接続管5
S、ヘパリンチューブの接続管5Hを形成していないロ
ーリングジョイント1Dを接続することができる。
【0010】血液回路10または血液回路10Aは途中
の分岐ラインチューブ等の接続管5または生理食塩水チ
ューブの接続管5S、ヘパリンチューブの接続管5Hを
ローリングジョイント1、1A、1Bに形成しているの
でメインチューブ11をつなぎ合せて組み立てる工程を
大幅に簡略化することができる。
【0011】
【発明の作用効果】本発明のローリングジョイント1、
1A、1B及びこれらを両側に装着したポンプチューブ
を有する血液回路10、10Aは、ローリングジョイン
ト1、1A、1Bのストレートな管状部Cの側壁のみに
前記分岐チューブまたはサンプリングポートとの通路
7、血液流路とヘパリンチューブの流体流路を連通する
通路7H、血液流路と生理食塩水チューブの流体流路を
連通する通路7Sが形成され、ポンプチューブの接続部
Bの内面テーパー部8には全く形成されないのであらか
じめ分岐チューブまたはサンプリングポートとの通路
7、血液流路とヘパリンチューブの流体流路を連通する
通路7H、血液流路と生理食塩水チューブの流体流路を
連通する通路7Sに充填されていた生理食塩水が体外循
環中に血液と置換されてもこの血液は気泡と接触しない
ので血液凝固となることがなく、血液の体外循環を安心
して効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローリングジョイントの拡大断面図
【図2】図1のローリングジョイントをポンプチューブ
に接続したところの概略図
【図3】本発明のローリングジョイントのその他の実施
例を示す拡大断面図
【図4】本発明のローリングジョイントのその他の実施
例を示す概略図
【図5】図4の拡大断面図
【図6】図4のA矢視図
【図7】図4のB矢視図
【図8】本発明の血液回路の概略図
【図9】本発明の血液回路の概略図
【図10】従来のローリングジョイントの拡大断面図
【符号の説明】 1、1A、1B ローリングジョイント 2、2B 胴部 A メインチューブの接続部 B ポンプチューブの接続部 C ストレートな管状部 3 ポンプチューブの装着溝 4 メインチューブの装着溝 5 分岐チューブの接続管 5S 生理食塩水チューブの接続管 5H ヘパリンチューブの接続管 6 分岐チューブの装着溝 7 分岐チューブとの通路 7S 血液流路と生理食塩水チューブの流体流路を連通
する通路 7H 血液流路とヘパリンチューブの流体流路を連通す
る通路 8 内面テーパー部 9 ポンプチューブ 10、10A 血液回路 11 メインチューブ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部2(2A)の前方にメインチューブの
    接続部Aを形成するとともに胴部2(2A)の後方にポ
    ンプチューブの接続部Bを形成し、 前記接続部AとBの間にメインチューブ11の内径と略
    同一に形成された内径を有するストレートな管状部Cを
    形成し、 前記ストレートな管状部Cの側部に分岐ラインまたはサ
    ンプリングポートの接続管5を形成し、 胴部2(2A)の内側の血液流路と分岐ラインまたはサ
    ンプリングポートの流体流路を連通する通路7が、前記
    ポンプチューブの接続部Bの内面テーパー部8に形成さ
    れることなく、前記ストレートな管状部Cの側壁のみに
    形成されていることを特徴とするローリングジョイント
    1(1A)。
  2. 【請求項2】胴部2Bの前方にメインチューブの接続部
    Aを形成するとともに胴部2Bの後方にポンプチューブ
    の接続部Bを形成し、 前記接続部AとBの間にメインチューブ11の内径と略
    同一に形成された内径を有するストレートな管状部Cを
    形成し、 ストレートな管状部Cの両側部にヘパリンチューブ装着
    用の分岐管5Hと生理食塩水チューブ装着用の分岐管5
    Sを形成し、 胴部2Bの内側の血液流路と生理食塩水チューブの液体
    流路を連通する通路7S並びに前記血液流路とヘパリン
    チューブの液体流路を連通する通路7Hはいずれもスト
    レートな管状部Cの側壁のみに形成されていることを特
    徴とするローリングジョイント1B。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のローリングジョイント1
    を両側に接続したポンプチューブ9を有することを特徴
    とする血液回路10。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載のローリン
    グジョイント1A(1B)を上流側に接続したポンプチ
    ューブ9を有することを特徴とする血液回路10A。
JP9288046A 1997-10-03 1997-10-03 ローリングジョイント及び血液回路 Pending JPH11104232A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011212174A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Toray Medical Co Ltd 血液浄化装置
JP2014008376A (ja) * 2012-07-03 2014-01-20 Nikkiso Co Ltd ポンプコネクタ
CN106286510A (zh) * 2016-08-26 2017-01-04 宁波东电电力设备制造有限公司 一种连接头
CN107174721A (zh) * 2017-07-03 2017-09-19 成都威力生生物科技有限公司 一种血液透析水管道及该管道上的管件

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