JPH0642641Y2 - 硬性内視鏡装置 - Google Patents

硬性内視鏡装置

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JPH0642641Y2
JPH0642641Y2 JP1988140740U JP14074088U JPH0642641Y2 JP H0642641 Y2 JPH0642641 Y2 JP H0642641Y2 JP 1988140740 U JP1988140740 U JP 1988140740U JP 14074088 U JP14074088 U JP 14074088U JP H0642641 Y2 JPH0642641 Y2 JP H0642641Y2
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JP
Japan
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sheath
scope
path
liquid supply
liquid
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JP1988140740U
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JPH0261301U (ja
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敏彦 橋口
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シースを二重管にするとこなく持続潅流を可
能にした硬性内視鏡装置に関する。
[従来の技術と考案が解決しようとする課題] 従来、硬性内視鏡装置において持続潅流式とするために
は、体腔内に挿入される細長のシースを二重管とし、こ
の二重管によって送液路と排液路とを区画していた。し
かしながら、この従来の構造では体腔内に挿入され、で
きる限り細径であることが望ましく、シースの外径が太
径化し、しかも構造が複雑になるといった不都合があっ
た。
これに対処するに、実開昭55−45363号公報に記載の硬
性内視鏡装置が提案されている。この先行技術例は、ス
コープの挿入部全長にわたり二本の凸条を設け、この二
本の凸条がシースとスコープとの間の流路を二つに仕切
り、仕切られた流路の一方が送液路となり、他方が排液
路となって、これら二つの流路により持続潅流を可能と
している。しかしながら、この先行技術例では、シース
とスコープとの接続部において、送液路と排液路とが短
絡していまい、その結果シース先端での送液、排液が少
なくなる。これは、シースとスコープとの接続をテーパ
の供給によって行なっているので、わずかな寸法の差で
シースとスコープとの前後への位置がずれて隙間ができ
ることがあり、この隙間は送液口、排液口に近いので、
前記短絡の経路となるからである。
又、この種先行技術例としては西独特許公報第3500444
号に記載のものが知られている。これは、シースの内側
に全長にわてって仕切り部材を二本設け、シースにスコ
ープを挿通すると、該シースとスコープとの間の空間は
前記仕切り部材により二つに分けられ、各々一方が送液
路、他方が排液路となる。しかしながら、この先行技術
例では、シースとスコープとの間の空間のうち相当部分
を仕切り部材が占めており、液の通路として利用できる
部分が狭いといった不都合がある。これは、スコープの
断面形状が円形であるため、スコープの位置決めを正確
にし、送路を二つ確保するためには、仕切り部材を大き
くしなければならないからである。
本考案は、これらの事情に鑑みてなされたもので、二重
管にして太径化することなく、しかも送液路と排液路と
を短絡化することなく形成でき、又シースの内部を送液
路と排液路との二分するための仕切り機能しかない部分
が存在しないので、必要な送液、排液量を確保しつつ限
られたシース断面積を、照明、観察、或は処置のために
最大限に有効に使うことができるようにした硬性内視鏡
を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段及びその作用] 前記目的を達成するため本考案による硬性内視鏡は、ス
コープ挿入部を、シース挿入部内周に少なくとも軸方向
二ヶ所で接するよう形成して、前記シース挿入部内周と
スコープ挿入部との間に、各々仕切られた送液路と排液
路とを形成可能にすると共に、前記シースの接続部内周
とスコープの接続部先端であってスコープ挿入部の基部
側外周に、前記送液路と排液路とを仕切るシール部材を
介装している。
この構成で、送液路と排液路とは完全に仕切られ短絡す
ることはない。
[実施例] 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。
第1図ないし第5図は本考案の第1実施例に係り、第1
図はスコープ挿入部基部側とシース本体側を示す拡大断
面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は第1
図のB−B線断面図、第4図は硬性内視鏡装置を示す要
部切欠側面図、第5図はシール部材を説明する説明図で
ある。
第4図に一例として示す硬性内視鏡装置は、シース2に
スコープ8を挿通し組付けて構成されるようになってい
る。そして、シース2は手元側に太径のシース本体3を
有し、このシース本体3の基部にスコープ接続部4を設
けて該スコープ接続部4にテーパ内面4aを形成している
と共に、シース本体3の前方に細長なシース挿入部5を
延設し、さらにシース本体3の前部に各々コック付きの
送液口金6と排液口金7とを略対称位置に突設し、送液
口金6の送液口6aと排液口金7の排液口7aとをシース挿
入部5の内周側に連通している。一方、スコープ8は細
長のスコープ挿入部9を手元側の太径に形成された操作
部10から前方に延設している一方、この操作部10の前部
に前記シース本体3のスコープ接続部4のテーパ内面4a
と合致して嵌入組付けられるテーパ外面11aを有するシ
ース接続部11を有し、又、操作部10の側部にライトガイ
ド口金12を突設し、さらに操作部10の側部から斜め後方
に接眼部13を分岐していると共に、シース2との接続時
にシース内と連通するチャンネル14を操作部10内の軸方
向に形成し、このチャンネル14の後端にコック付きのチ
ャンネル口金15を接続している。
前記スコープ8の挿入部9は、第2図及び第3図に示す
ように中央に配置したレンズ管9aと、このレンズ管9aの
両側下方に軸方向に配設した二ヶのライトガイド管9b,9
bとからなり、この挿入部9をシース1内に挿入組付け
たとき前記二ヶのライトガイド管9b,9bが仕切部材とし
て機能してシース1内周で軸方向に二ヶ所で接し、シー
ス1の内周とスコープ挿入部9との間に、各々仕切られ
た送液路16と排液路17とを形成するようになっている。
ところで、前記シース1は、シース挿入部5の内周から
シース本体3に設けたテーパ内面4a前方のシール部材介
装部内周にかけて同一内径に形成され、したがってこの
部位間のシース1内はスコープ挿入部9によって送液路
16と排液路17との仕切られている。そして、第1図に示
す如く前記送液路16と排液路17とに仕切られたシース本
体3において、送液口金6の送液口6aが送液路16に、排
液口金7の排液口7aが排液路17に各々連通している。
又、第1図に示すように前記シース本体3のテーパ内面
4前方の内周には、シース2のテーパ内面4aをスコープ
8のテーパ外面11aとの嵌合を確実にする逃げ溝18が周
回状に形成され、この溝18を介して送液路16と排液路17
とが短絡しないよう該逃げ溝18にゴム等の弾性を有し円
筒状に形成されたシール部材19が介装され、このシール
部材19の外周軸方向全長にわたって前記スコープ挿入部
9の仕切り部材として機能する二ヶのライトガイド管9
b,9bが接し、この部位でも送液路16と排液路17とを完全
に仕切るようになっている。さらに前記シール部材19
は、シース1とスコープ8とを組付けてシース本体3の
接続部4に形成したテーパ内面4aに、スコープ8の接続
部11に設けたテーパ外面11aを嵌入したとき、送液路16
及び排液路17内を流れる液の液密を図っている。
第5図に示すように前記シール部材19は、スコープ8を
シース1に組付ける前の状態では図の上半分に19aで示
す如く全長l1、内半径r1に設定されている。この設定に
より、スコープ挿入部9をシール部材19aの内径に容易
に挿通することができる。又、スコープ8をシース1に
組付けた後の状態では、第5図の下半分に19bで示す如
く圧縮され全長l1′に短くなり、内半径はr1′のように
小さくなる。このとき内半径r1′はシース挿入部9の内
半径rよりわずかに小さい。これによってシール部材19
bは、第2図に示すようにスコープ挿入部9のライトガ
イド管9b,9bに密着して潅流れの漏れを防止する。
このような構成では、シース挿入部5を例えば腎臓等の
観察処置対象臓器に挿入し、その後このシース1にスコ
ープ8を組付ける。そうすると、シール部材19はスコー
プ8の接続部11端面に接してシースを行うと共に、第1
図に示すようにスコープ挿入部9側面にも接してシース
を行う。又、スコープ8の挿入部9側面である二ケのラ
イトガイド管9b,9bがシース1内周に接し、シース1内
周とスコープ挿入部9との間に、二つに区分された送液
路と排液路17とが形成される。
前記状態で、臓器等には送液路16より潅流れが送り込ま
れて満されるが、処置に伴い出血や組織片或は結合の破
砕片等でにごりが生じ、スコープ8の視野が不明瞭にな
る。そこで、排液口金7のコックを開けて排液しつつ送
液口金6より新たな潅流液を送り込むことにより、スコ
ープ8の視野の明瞭さが回復される。この後は、送液口
金6と排液口金7のコックの開き具合を調整して送液量
と排液量とが等しくなるようにすることにより、常に視
野内に清浄な潅流液が流れ込むことになって明瞭な視野
が確保される。
第6図は本考案の第2実施例を示す説明断面図である。
前述した第1実施例ではシース1とスコープ8との接続
を各々に設けた雌雄のテーパ面4a,11aによっているが、
この実施例ではスコープ8の接続部11に円筒部材11bと
フランジ部11cを設け、シース1側には円筒内面4bと突
き当て面4cを設けている。この構成では、シース1とス
コープ8との軸方向の位置関係を、フランジ部11cを突
き当て面4cに当接することにより容易に正確にすること
ができる。
第7図は本考案の第3実施例を示す説明断面図である。
この実施例は、シール部材19がスコープ挿入部9と二ヶ
所で接するのではなく、チャンネル孔20を残して全周と
密着するようにしている。こうすることにより、密着部
分の面積が広くなり、シール効果が高まる。
第8図は本考案の第4実施例を示す説明断面図である。
第1実施例ではシール部材の内径部分は断面円形である
が、これを断面方形等任意の形状に形成するものであ
る。
第9図は本考案の第5実施例を示す説明図である。
この実施例は、第7図に示す第3実施例のシール部材19
をシース1ではなく、スコープ8の接続部11に接着して
一体化したものである。尚、シール部材19の形状は、第
1実施例や第4実施例のものでも同様に構成できる。
第10図は本考案の第6実施例を示す説明断面図である。
第2実施例(第6図)では第1実施例(第5図)と同じ
大きさのシール部材19を用いているが、この実施例は第
2実施例のような接続部形状として、テーパ形状とした
場合に比べて接続部11の端面の位置を正確に位置決めで
きることにより、シール部材19の厚さl2を小さくしたも
のである。これにより、シール部材19を型を用いた成型
ではなく、板材からの打ち抜きで作ることができる。
第11図は本考案の第7実施例を示す説明断面図である。
第1実施例ではスコープ挿入部9は三つの円が接した断
面形状であるが、シース挿入部5の内径に二ヶ所以上で
接する形状であれば、外の形状でも良い。したがって、
この実施例は図のような長円形としたものである。この
場合、スコープ挿入部9のうちレンズ管(光学系収納
管)9aの占める部分以外にはライトガイドを充填し照明
光の伝達に用いている。
第12図は本考案の第8実施例を示す説明断面図である。
第1実施例ではシース挿入部5の断面形状は円形である
が、この実施例はこれを長円形とし、且つスコープ挿入
部9の断面形状を同心円形とし、内側にレンズ管9aを、
外周側にライトガイド管9bを配置したものである。
第13図は本考案の第9実施例を示す説明断面図である。
この実施例は、第1実施例に似ているが、シース挿入部
5の内周とスコープ挿入部9とを三ヶ所で接するように
したものである。
三つの通路のうち二つを送液路16としているが、逆に送
液路一つと排液路二つとしてもよい。この実施例では、
二ヶ所で接している場合に比べて、スコープ挿入部9が
シース挿入部5の中でガタつかず安定する。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、二重管にして太径
化することなくて、しかも送液路と排液路とを短絡化す
ることなく形成でき、又シースの内部を送液路と排液路
とに二分するための仕切り機能しかない部分が存在しな
いので、必要な送液、排液量を確保しつつ、限られたシ
ース断面積を、照明、観察、或は処置のために最大限に
有効に使うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の第1実施例に係り、第1
図はスコープ挿入部基部側とシース本体側を示す拡大断
面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3図は第1
図のB−B線断面図、第4図は硬性内視鏡装置を示す要
部切欠側面図、第5図はシール部材を説明する説明図、
第6図は本考案の第2実施例を示す説明断面図、第7図
は本考案の第3実施例を示す説明断面図、第8図は本考
案の第4実施例を示す説明断面図、第9図は本考案の第
5実施例を示す説明図、第10図は本考案の第6実施例を
示す説明断面図、第11図は本考案の第7実施例を示す説
明断面図、第12図は本考案の第8実施例を示す説明断面
図、第13図は本考案の第9実施例を示す説明断面図であ
る。 1…シース、3…シース本体 5…シース挿入部、8…スコープ 9…スコープ挿入部、9a…レンズ管 9b,9b…ライトガイド管 16…送液路、17…排液路 19…シール部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シース内にスコープを挿通組込んで該シー
    ス内とスコープ挿入部との間に送液路及び排液路を形成
    するものにおいて、スコープ挿入部を、シース内周に少
    なくとも軸方向に二ヶ所で接するよう形成して、前記シ
    ース内周とスコープ挿入部との間に、各々仕切られた送
    液路と排液路とを形成可能にすると共に、前記シースの
    接続部内周とスコープの接続部先端であってスコープ挿
    入部の基部側外周との間に、前記送液路と排液路とを仕
    切るシール部材を介装したことを特徴とする硬性内視
    鏡。
JP1988140740U 1988-10-27 1988-10-27 硬性内視鏡装置 Expired - Lifetime JPH0642641Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022190296A1 (ja) * 2021-03-10 2022-09-15 オリンパス株式会社 手術システム、制御装置および手術システムの作動方法

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