JPH11103450A - ディジタル放送システムおよびディジタル放送受信装置 - Google Patents
ディジタル放送システムおよびディジタル放送受信装置Info
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- JPH11103450A JPH11103450A JP9263451A JP26345197A JPH11103450A JP H11103450 A JPH11103450 A JP H11103450A JP 9263451 A JP9263451 A JP 9263451A JP 26345197 A JP26345197 A JP 26345197A JP H11103450 A JPH11103450 A JP H11103450A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 衛星放送により配信されるデータをカテゴリ
ごとに更新可能でユーザ指示により選択可能なディジタ
ル放送システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 識別情報付加手段2は各情報1a,1
b,・・・,1nにその識別情報および更新情報と、階
層化されている場合にはそのカテゴリの識別情報および
更新情報を付加し、アップリンクセンタ3、衛星4を介
して送信する。ディジタル放送受信手段6では、情報リ
スト取得手段6aが情報のリストを取得し、受信情報設
定手段6bではあらかじめ入力されたユーザの属性およ
びリストから選択した選択情報をもとに受信すべき情報
を設定する。放送データ選択手段6cは受信すべき情報
の識別情報をもとに該当する識別情報を有する情報を選
択して情報記憶手段6dに保存する。このとき、受信/
保存情報の更新情報を検査し、受信情報の更新情報が新
しい場合のみ、保存処理を行うようにしている。
ごとに更新可能でユーザ指示により選択可能なディジタ
ル放送システムを提供することを目的とする。 【解決手段】 識別情報付加手段2は各情報1a,1
b,・・・,1nにその識別情報および更新情報と、階
層化されている場合にはそのカテゴリの識別情報および
更新情報を付加し、アップリンクセンタ3、衛星4を介
して送信する。ディジタル放送受信手段6では、情報リ
スト取得手段6aが情報のリストを取得し、受信情報設
定手段6bではあらかじめ入力されたユーザの属性およ
びリストから選択した選択情報をもとに受信すべき情報
を設定する。放送データ選択手段6cは受信すべき情報
の識別情報をもとに該当する識別情報を有する情報を選
択して情報記憶手段6dに保存する。このとき、受信/
保存情報の更新情報を検査し、受信情報の更新情報が新
しい場合のみ、保存処理を行うようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディジタル放送シス
テムに関し、特に衛星を利用して複数の情報を放送し、
視聴者は指示した情報のみを視聴できるようにしたディ
ジタル放送システムに関する。
テムに関し、特に衛星を利用して複数の情報を放送し、
視聴者は指示した情報のみを視聴できるようにしたディ
ジタル放送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種情報をユーザに提供する
情報提供システムの情報伝送形態としては、有線系と無
線系とがある。有線系は、インターネットや公衆回線網
などからなるネットワーク上に配信すべき情報を有する
サーバを持ち、ネットワークに接続されたそれぞれのデ
ータ受信端末が任意の時間にサーバにアクセスして必要
な情報を取得するようにしている。一方、無線系では、
テレビジョン放送の事業者などにより提供される情報を
テレビジョンの主番組と一緒にまたは単独にユーザに伝
送するようにしている。地上波テレビジョン放送では、
テレビジョン信号の垂直帰線期間にニュース、天気予
報、番組関連情報などの主番組と独立したデータを多重
化して放送し、ディジタル衛星放送では、衛星波の空き
容量を利用して、ニュースやパーソナルコンピュータの
ゲームソフトウェアなどのプログラムデータを放送す
る。ユーザはパーソナルコンピュータやテレビジョン受
像機などのデータ受信端末でそれらのデータを取得し、
利用する。
情報提供システムの情報伝送形態としては、有線系と無
線系とがある。有線系は、インターネットや公衆回線網
などからなるネットワーク上に配信すべき情報を有する
サーバを持ち、ネットワークに接続されたそれぞれのデ
ータ受信端末が任意の時間にサーバにアクセスして必要
な情報を取得するようにしている。一方、無線系では、
テレビジョン放送の事業者などにより提供される情報を
テレビジョンの主番組と一緒にまたは単独にユーザに伝
送するようにしている。地上波テレビジョン放送では、
テレビジョン信号の垂直帰線期間にニュース、天気予
報、番組関連情報などの主番組と独立したデータを多重
化して放送し、ディジタル衛星放送では、衛星波の空き
容量を利用して、ニュースやパーソナルコンピュータの
ゲームソフトウェアなどのプログラムデータを放送す
る。ユーザはパーソナルコンピュータやテレビジョン受
像機などのデータ受信端末でそれらのデータを取得し、
利用する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ネットワーク
経由で行うデータ配信では、ユーザの要求に応じてその
都度サーバが要求された情報を送信することになるた
め、サーバは同じ内容の情報を要求のあったデータ受信
端末の数だけネットワークを経由して何度も送信するこ
とになり、また、複数のユーザが同時にサーバにアクセ
スした場合は回線が混雑し、ネットワーク上のデータレ
ートを消費していた。
経由で行うデータ配信では、ユーザの要求に応じてその
都度サーバが要求された情報を送信することになるた
め、サーバは同じ内容の情報を要求のあったデータ受信
端末の数だけネットワークを経由して何度も送信するこ
とになり、また、複数のユーザが同時にサーバにアクセ
スした場合は回線が混雑し、ネットワーク上のデータレ
ートを消費していた。
【0004】一方、従来の文字放送などのデータ配信
は、一つのチャンネルのデータに対しデータ受信端末は
すべてのデータを受け取るだけであり、しかも、同一チ
ャンネルのデータが複数のカテゴリに分かれていたとし
ても、更新の場合はすべてのデータが同時に行われる。
しかし、たとえば、新聞記事のデータのように、すべて
のユーザはすべての記事を等しく必要としているわけで
はないので、データ一括受信には余分なデータ記憶領域
が必要になり、また、特定のカテゴリの記事だけが更新
されることはないので、たとえば気象情報に関する記事
の中で台風情報については時々刻々と内容が更新されて
欲しいという要求がある。
は、一つのチャンネルのデータに対しデータ受信端末は
すべてのデータを受け取るだけであり、しかも、同一チ
ャンネルのデータが複数のカテゴリに分かれていたとし
ても、更新の場合はすべてのデータが同時に行われる。
しかし、たとえば、新聞記事のデータのように、すべて
のユーザはすべての記事を等しく必要としているわけで
はないので、データ一括受信には余分なデータ記憶領域
が必要になり、また、特定のカテゴリの記事だけが更新
されることはないので、たとえば気象情報に関する記事
の中で台風情報については時々刻々と内容が更新されて
欲しいという要求がある。
【0005】また、従来のデータ放送では、受信するデ
ータをリストなどから特定して受信予約をするものであ
り、予約したすべてのデータを受信し、保存するように
しているが、受信予約に使われるリストには表題だけの
ように、必ずしもユーザが必要とする情報が含まれてい
ないことがあるため、必要としないデータを受信し、保
存する場合が生じてくる。しかも、データの記憶領域は
有限なため、必要なデータをすべて保存することはでき
ないという問題点があった。
ータをリストなどから特定して受信予約をするものであ
り、予約したすべてのデータを受信し、保存するように
しているが、受信予約に使われるリストには表題だけの
ように、必ずしもユーザが必要とする情報が含まれてい
ないことがあるため、必要としないデータを受信し、保
存する場合が生じてくる。しかも、データの記憶領域は
有限なため、必要なデータをすべて保存することはでき
ないという問題点があった。
【0006】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、衛星放送によるデータ配信の場合に、同一チ
ャンネルのデータをユーザ指示により選択可能であり、
配信される同一チャンネルのデータをカテゴリごとに更
新可能なディジタル放送システムを提供することを目的
とする。
のであり、衛星放送によるデータ配信の場合に、同一チ
ャンネルのデータをユーザ指示により選択可能であり、
配信される同一チャンネルのデータをカテゴリごとに更
新可能なディジタル放送システムを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、複数の
種別の情報を放送し、ユーザの指示に従って選択された
情報を受信するディジタル放送システムにおいて、前記
複数の種別の情報を各情報に固有の識別情報をヘッダ情
報に付加して送信する識別情報付加手段と、受信したい
情報の種別をユーザがあらかじめ設定する受信情報設定
手段と、受信した放送データから前記受信情報設定手段
に設定された種別の情報だけを選択する放送データ選択
手段と、選択された情報を保存する情報記憶手段と、を
備えていることを特徴とするディジタル放送システムが
提供される。
種別の情報を放送し、ユーザの指示に従って選択された
情報を受信するディジタル放送システムにおいて、前記
複数の種別の情報を各情報に固有の識別情報をヘッダ情
報に付加して送信する識別情報付加手段と、受信したい
情報の種別をユーザがあらかじめ設定する受信情報設定
手段と、受信した放送データから前記受信情報設定手段
に設定された種別の情報だけを選択する放送データ選択
手段と、選択された情報を保存する情報記憶手段と、を
備えていることを特徴とするディジタル放送システムが
提供される。
【0008】上記構成によれば、複数の種別の情報を送
信するとき、各情報に固有の識別情報を付加しており、
その情報を受信するときには、ユーザが受信情報設定手
段に設定した情報の種別と受信した情報の識別情報とを
もとに放送データ選択手段がユーザ指定の情報を選択
し、情報記憶手段に保存する。また、識別情報付加手段
が送信する情報の種別ごとに更新情報を付加すること
で、受信側で情報の更新を認識でき、同一種別の情報が
複数のカテゴリからなる場合は、カテゴリごとの更新を
認識することができる。
信するとき、各情報に固有の識別情報を付加しており、
その情報を受信するときには、ユーザが受信情報設定手
段に設定した情報の種別と受信した情報の識別情報とを
もとに放送データ選択手段がユーザ指定の情報を選択
し、情報記憶手段に保存する。また、識別情報付加手段
が送信する情報の種別ごとに更新情報を付加すること
で、受信側で情報の更新を認識でき、同一種別の情報が
複数のカテゴリからなる場合は、カテゴリごとの更新を
認識することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明のディジタル放送シ
ステムの原理構成を示した図である。図示のディジタル
放送システムによれば、受けた複数の種別の情報1a,
1b,・・・,1nに識別情報を付加する識別情報付加
手段2と、ディジタル放送の送り出しを行う地上のアッ
プリンクセンタ3と、衛星4と、衛星放送受信用のアン
テナ5と、ディジタル放送受信手段6と、受信した情報
を表示する表示手段7とから構成される。ディジタル放
送受信手段6は、放送データから放送中の情報のリスト
を取得する情報リスト取得手段6aと、ユーザからの入
力を受けて受信すべき情報の設定を行う受信情報設定手
段6bと、ユーザによって設定された情報を選択する放
送データ選択手段6cと、選択された情報を保存する情
報記憶手段6dと、ユーザからの表示指示に基づいて表
示手段7に表示する情報の順序を算出する表示順序算出
手段6eとを有している。
を参照して説明する。図1は本発明のディジタル放送シ
ステムの原理構成を示した図である。図示のディジタル
放送システムによれば、受けた複数の種別の情報1a,
1b,・・・,1nに識別情報を付加する識別情報付加
手段2と、ディジタル放送の送り出しを行う地上のアッ
プリンクセンタ3と、衛星4と、衛星放送受信用のアン
テナ5と、ディジタル放送受信手段6と、受信した情報
を表示する表示手段7とから構成される。ディジタル放
送受信手段6は、放送データから放送中の情報のリスト
を取得する情報リスト取得手段6aと、ユーザからの入
力を受けて受信すべき情報の設定を行う受信情報設定手
段6bと、ユーザによって設定された情報を選択する放
送データ選択手段6cと、選択された情報を保存する情
報記憶手段6dと、ユーザからの表示指示に基づいて表
示手段7に表示する情報の順序を算出する表示順序算出
手段6eとを有している。
【0010】情報1a,1b,・・・,1nは全体が送
信し終わったら再び先頭から送信を開始するよう周回的
に識別情報付加手段2に送られる。この識別情報付加手
段2は各情報1a,1b,・・・,1nに識別情報を付
加するが、それぞれに更新があったときに順次インクリ
メントされる更新情報も一緒に付加する。また、ある情
報が複数のカテゴリに分類されている場合には、そのカ
テゴリを識別する識別情報および更新情報も付加され
る。さらに、情報1a,1b,・・・,1nがデモンス
トレーションプログラムなどのプログラムデータの場合
には、自動ダウンロード可能なプログラムデータである
ことを示すインデックス情報が付加されることもある。
このように識別情報および更新情報、さらにはインデッ
クス情報が付加された情報はアップリンクセンタ3によ
り電波で衛星4に向けて送信される。衛星4は送られた
電波を再び地球に向けて送り返す。その電波はアンテナ
5にて受信され、ディジタル放送受信手段6に入力され
る。
信し終わったら再び先頭から送信を開始するよう周回的
に識別情報付加手段2に送られる。この識別情報付加手
段2は各情報1a,1b,・・・,1nに識別情報を付
加するが、それぞれに更新があったときに順次インクリ
メントされる更新情報も一緒に付加する。また、ある情
報が複数のカテゴリに分類されている場合には、そのカ
テゴリを識別する識別情報および更新情報も付加され
る。さらに、情報1a,1b,・・・,1nがデモンス
トレーションプログラムなどのプログラムデータの場合
には、自動ダウンロード可能なプログラムデータである
ことを示すインデックス情報が付加されることもある。
このように識別情報および更新情報、さらにはインデッ
クス情報が付加された情報はアップリンクセンタ3によ
り電波で衛星4に向けて送信される。衛星4は送られた
電波を再び地球に向けて送り返す。その電波はアンテナ
5にて受信され、ディジタル放送受信手段6に入力され
る。
【0011】ディジタル放送受信手段6では、受信した
放送データから情報リスト取得手段6aが放送中の情報
のリストを取得し受信情報設定手段6bに与える。受信
情報設定手段6bはあらかじめユーザにより入力された
性別・年齢などの属性およびリストから選ばれた選択情
報などをもとに、受信すべき情報を設定しておく。放送
データ選択手段6cは受信情報設定手段6bであらかじ
め設定された受信すべき情報の識別情報をもとに該当す
る識別情報を有する情報を選択して情報記憶手段6dに
保存する。このとき、放送データ選択手段6cは、情報
記憶手段6dに同じ識別情報を有する情報が保存されて
いる場合には、更新情報を検査し、受信された情報の更
新情報が新しい場合のみ、保存処理を行うようにしてい
る。
放送データから情報リスト取得手段6aが放送中の情報
のリストを取得し受信情報設定手段6bに与える。受信
情報設定手段6bはあらかじめユーザにより入力された
性別・年齢などの属性およびリストから選ばれた選択情
報などをもとに、受信すべき情報を設定しておく。放送
データ選択手段6cは受信情報設定手段6bであらかじ
め設定された受信すべき情報の識別情報をもとに該当す
る識別情報を有する情報を選択して情報記憶手段6dに
保存する。このとき、放送データ選択手段6cは、情報
記憶手段6dに同じ識別情報を有する情報が保存されて
いる場合には、更新情報を検査し、受信された情報の更
新情報が新しい場合のみ、保存処理を行うようにしてい
る。
【0012】また、放送データ選択手段6cは、受信し
た情報にインデックス情報が付加されている場合には、
自動ダウンロード可能なプログラムデータであると認識
し、この情報が受信情報設定手段6bに設定された付加
情報をもとに自動ダウンロードすべきかどうかを判断す
る。受信情報設定手段6bに設定される付加情報はユー
ザによって指定されたプログラムのジャンル、機能、タ
イトル、作者、作成日、サイズ、有効期限、他者の評価
などを含む。これにより、放送データ選択手段6cはユ
ーザにとって必要なプログラムデータのみを情報記憶手
段6dに保存することができる。
た情報にインデックス情報が付加されている場合には、
自動ダウンロード可能なプログラムデータであると認識
し、この情報が受信情報設定手段6bに設定された付加
情報をもとに自動ダウンロードすべきかどうかを判断す
る。受信情報設定手段6bに設定される付加情報はユー
ザによって指定されたプログラムのジャンル、機能、タ
イトル、作者、作成日、サイズ、有効期限、他者の評価
などを含む。これにより、放送データ選択手段6cはユ
ーザにとって必要なプログラムデータのみを情報記憶手
段6dに保存することができる。
【0013】また、受信情報設定手段6bには、情報記
憶手段6dにおける保存領域に、自動ダウンロード時に
プログラムデータを保存できる自動ダウンロードデータ
保存領域をユーザによって設定することができる。放送
データ選択手段6cが自動ダウンロード可能なプログラ
ムデータであると認識したとき、そのデータのサイズと
情報記憶手段6dの自動ダウンロードデータ保存領域の
空き容量とを比較し、十分な空き容量がある場合のみ、
自動ダウンロードを行う。
憶手段6dにおける保存領域に、自動ダウンロード時に
プログラムデータを保存できる自動ダウンロードデータ
保存領域をユーザによって設定することができる。放送
データ選択手段6cが自動ダウンロード可能なプログラ
ムデータであると認識したとき、そのデータのサイズと
情報記憶手段6dの自動ダウンロードデータ保存領域の
空き容量とを比較し、十分な空き容量がある場合のみ、
自動ダウンロードを行う。
【0014】さらに、情報記憶手段6dの自動ダウンロ
ードデータ保存領域の空き容量が不足したときのその領
域の使用方法をユーザによって受信情報設定手段6bに
設定することができる。その使用方法は、自動ダウンロ
ード可能な情報の受信順序、付加情報、サイズなどから
総合的に計算して決められる。ここで、情報記憶手段6
dにすでに保存されている情報の中で計算値が最も小さ
い情報は消去されて保存領域が確保される。
ードデータ保存領域の空き容量が不足したときのその領
域の使用方法をユーザによって受信情報設定手段6bに
設定することができる。その使用方法は、自動ダウンロ
ード可能な情報の受信順序、付加情報、サイズなどから
総合的に計算して決められる。ここで、情報記憶手段6
dにすでに保存されている情報の中で計算値が最も小さ
い情報は消去されて保存領域が確保される。
【0015】さらに、情報記憶手段6dに保存されてい
る情報を表示するとき、表示順序算出手段6eがユーザ
にとっての重要度を算出し、その重要度の高い情報から
先に表示するようにしている。このユーザにとっての重
要度はユーザがあらかじめ受信情報設定手段6bに設定
した保存すべき情報の個々の重要度とその情報の新しさ
を示す受信されてからの経過時間とから算出される。こ
れにより、ユーザにとって重要度の高い順番に保存情報
の表示を行うことができる。
る情報を表示するとき、表示順序算出手段6eがユーザ
にとっての重要度を算出し、その重要度の高い情報から
先に表示するようにしている。このユーザにとっての重
要度はユーザがあらかじめ受信情報設定手段6bに設定
した保存すべき情報の個々の重要度とその情報の新しさ
を示す受信されてからの経過時間とから算出される。こ
れにより、ユーザにとって重要度の高い順番に保存情報
の表示を行うことができる。
【0016】次に、新聞、雑誌、データ放送のリスト、
CD−ROM(コンパクトディスクを利用した読取り専
用メモリ)タイトルのデモンストレーションプログラム
などの情報を通信衛星を利用して配信するサービスを行
う放送システムの場合を例にして説明する。
CD−ROM(コンパクトディスクを利用した読取り専
用メモリ)タイトルのデモンストレーションプログラム
などの情報を通信衛星を利用して配信するサービスを行
う放送システムの場合を例にして説明する。
【0017】図2は本発明のディジタル放送システムの
全体構成を示す図である。図2において、データ放送の
サービスを提供するサービスプロバイダ11があり、こ
のサービスプロバイダ11には情報を提供するコンテン
ツプロバイダ12aが専用回線を通じて接続されてい
る。また、サービスプロバイダ11はインターネット1
3を通じて他のコンテンツプロバイダ12b,12cが
接続されている。サービスプロバイダ11の出力は衛星
15に向けて電波を送信するアップリンクセンタ14に
接続されている。衛星15からの電波を受信する端末1
6a,16b,16cはそれぞれアンテナ17a,17
b,17cを備えている。また、各端末16a,16
b,16cは公衆回線網18を経由してサービスプロバ
イダ11に接続されている。
全体構成を示す図である。図2において、データ放送の
サービスを提供するサービスプロバイダ11があり、こ
のサービスプロバイダ11には情報を提供するコンテン
ツプロバイダ12aが専用回線を通じて接続されてい
る。また、サービスプロバイダ11はインターネット1
3を通じて他のコンテンツプロバイダ12b,12cが
接続されている。サービスプロバイダ11の出力は衛星
15に向けて電波を送信するアップリンクセンタ14に
接続されている。衛星15からの電波を受信する端末1
6a,16b,16cはそれぞれアンテナ17a,17
b,17cを備えている。また、各端末16a,16
b,16cは公衆回線網18を経由してサービスプロバ
イダ11に接続されている。
【0018】衛星15はディジタル放送用の通信衛星で
ある。端末16a,16b,16cは、本放送システム
で行われるサービスをユーザに提供するもので、パーソ
ナルコンピュータやテレビジョン受像機で構成され、ア
ップリンクセンタ14から衛星15を介して送信された
データを受信し、ユーザに対して表示・印刷などの出力
を行う。また、端末16a,16b,16cは、公衆回
線網18による上りの回線を使ってサービスプロバイダ
11と接続されていることにより、サービスプロバイダ
11との双方向通信ができ、これをたとえばアンケー
ト、サービスプロバイダ11に対する要望、通信販売な
どの用途に利用される。
ある。端末16a,16b,16cは、本放送システム
で行われるサービスをユーザに提供するもので、パーソ
ナルコンピュータやテレビジョン受像機で構成され、ア
ップリンクセンタ14から衛星15を介して送信された
データを受信し、ユーザに対して表示・印刷などの出力
を行う。また、端末16a,16b,16cは、公衆回
線網18による上りの回線を使ってサービスプロバイダ
11と接続されていることにより、サービスプロバイダ
11との双方向通信ができ、これをたとえばアンケー
ト、サービスプロバイダ11に対する要望、通信販売な
どの用途に利用される。
【0019】コンテンツプロバイダ12a,12b,1
2cは、ユーザに対して放送・送信されるデータおよび
情報を保有し、内容が更新されるごとに直接またはイン
ターネット13を経由してサービスプロバイダ11に送
信する。インターネット13は、全体的なシステムを指
し、特定のハードウェア/ソフトウェアを意味しない。
アップリンクセンタ14は、通信衛星ディジタル放送の
送り出しセンタであり、サービスプロバイダ11から送
られたデータを多重化・変調して衛星15に対して送信
する。
2cは、ユーザに対して放送・送信されるデータおよび
情報を保有し、内容が更新されるごとに直接またはイン
ターネット13を経由してサービスプロバイダ11に送
信する。インターネット13は、全体的なシステムを指
し、特定のハードウェア/ソフトウェアを意味しない。
アップリンクセンタ14は、通信衛星ディジタル放送の
送り出しセンタであり、サービスプロバイダ11から送
られたデータを多重化・変調して衛星15に対して送信
する。
【0020】ここで、端末16a,16b,16cの構
成例について説明する。図3はディジタル放送を受信す
る端末の構成例を示すブロック図である。端末20はチ
ューナ21を有し、その入力には衛星15からの電波を
受信するアンテナが接続されている。チューナ21の出
力は内部バス22を介してプログラマブルディジタル信
号プロセッサ(DSP)23に接続されている。このプ
ログラマブルDSP23には、ランダムアクセスメモリ
(RAM)24と、キーボード、リモートコントロー
ラ、マウスなどの入力装置によりユーザ入力を受けるシ
リアルコントローラ25と、モニタに接続されるビデオ
エンコーダ26と、スピーカに接続されるオーディオA
D/DA(analog to digital/digital to analog 変
換)回路27とが接続されている。オーディオAD/D
A回路27はまた、電話回線に接続される回線コントロ
ーラ28に接続されている。また、内部バス22には、
たとえばSCSI(small computer system interface
)ボードなどのパラレルコントローラ29を介してハ
ードディスク30に接続されている。
成例について説明する。図3はディジタル放送を受信す
る端末の構成例を示すブロック図である。端末20はチ
ューナ21を有し、その入力には衛星15からの電波を
受信するアンテナが接続されている。チューナ21の出
力は内部バス22を介してプログラマブルディジタル信
号プロセッサ(DSP)23に接続されている。このプ
ログラマブルDSP23には、ランダムアクセスメモリ
(RAM)24と、キーボード、リモートコントロー
ラ、マウスなどの入力装置によりユーザ入力を受けるシ
リアルコントローラ25と、モニタに接続されるビデオ
エンコーダ26と、スピーカに接続されるオーディオA
D/DA(analog to digital/digital to analog 変
換)回路27とが接続されている。オーディオAD/D
A回路27はまた、電話回線に接続される回線コントロ
ーラ28に接続されている。また、内部バス22には、
たとえばSCSI(small computer system interface
)ボードなどのパラレルコントローラ29を介してハ
ードディスク30に接続されている。
【0021】チューナ21はディジタル衛星放送用のチ
ューナであり、外部のアンテナからの信号をダウンコン
バート/フィルタリングなどのフロントエンド処理を行
い、A/D(analog to digital )変換によりMPEG
2−TS(Moving Picture Experts Group phase 2 - T
ransport Stream )データにしてプログラマブルDSP
23に送る。
ューナであり、外部のアンテナからの信号をダウンコン
バート/フィルタリングなどのフロントエンド処理を行
い、A/D(analog to digital )変換によりMPEG
2−TS(Moving Picture Experts Group phase 2 - T
ransport Stream )データにしてプログラマブルDSP
23に送る。
【0022】プログラマブルDSP23は、MPEG2
−TSのデマルチプレクス/デコード/モデム機能/シ
ステム制御などを行うもので、RISC(reduced inst
ruction set computer)型CPU(central processing
unit )部とDSP部とからなり、CPU部およびDS
P制御部のプログラムは外部から変更可能である。シリ
アルコントローラ25は、ユーザが使用するキーボー
ド、リモートコントローラ、マウスなどの入力装置から
のデータ、すなわち、ユーザの性別、年齢などの属性、
受信したい情報を選択するための選択情報、受信したい
情報の重要度、自動ダウンロード可能なプログラムデー
タに対して希望するプログラムのジャンル、機能、タイ
トル、作者、作成日、サイズ、有効期限などの付加情
報、RAM24またはハードディスク30内に自動ダウ
ンロード可能なプログラムデータ用に割り当てる記憶領
域の容量の指定などのデータを受け取ってプログラマブ
ルDSP23に出力する。RAM24は、プログラマブ
ルDSP23が使用し、MPEG2−TSのバッファリ
ング、MPEGデコード時のバッファ、表示データの格
納、ユーザによって入力された受信条件・計算条件の保
存などに使用される。回線コントローラ28は、プログ
ラマブルDSP23の制御により外部の公衆電話回線に
接続され、サービスプロバイダのサーバに対してユーザ
からの要求などを送信する。
−TSのデマルチプレクス/デコード/モデム機能/シ
ステム制御などを行うもので、RISC(reduced inst
ruction set computer)型CPU(central processing
unit )部とDSP部とからなり、CPU部およびDS
P制御部のプログラムは外部から変更可能である。シリ
アルコントローラ25は、ユーザが使用するキーボー
ド、リモートコントローラ、マウスなどの入力装置から
のデータ、すなわち、ユーザの性別、年齢などの属性、
受信したい情報を選択するための選択情報、受信したい
情報の重要度、自動ダウンロード可能なプログラムデー
タに対して希望するプログラムのジャンル、機能、タイ
トル、作者、作成日、サイズ、有効期限などの付加情
報、RAM24またはハードディスク30内に自動ダウ
ンロード可能なプログラムデータ用に割り当てる記憶領
域の容量の指定などのデータを受け取ってプログラマブ
ルDSP23に出力する。RAM24は、プログラマブ
ルDSP23が使用し、MPEG2−TSのバッファリ
ング、MPEGデコード時のバッファ、表示データの格
納、ユーザによって入力された受信条件・計算条件の保
存などに使用される。回線コントローラ28は、プログ
ラマブルDSP23の制御により外部の公衆電話回線に
接続され、サービスプロバイダのサーバに対してユーザ
からの要求などを送信する。
【0023】オーディオAD/DA回路27は、プログ
ラマブルDSP23から出力されたオーディオデータを
D/A変換して外部のスピーカに出力するとともに、回
線コントローラ28を介して受けた音声信号をA/D変
換してプログラマブルDSP23に渡したり、プログラ
マブルDSP23のモデム機能からのデータをD/A変
換してその音声信号を回線コントローラ28に渡す。ビ
デオエンコーダ26は、プログラマブルDSP23から
出力された画像データをD/A変換して外部のモニタに
出力する。パラレルコントローラ29はユーザが指定し
た情報や自動ダウンロード可能なプログラムデータをハ
ードディスク30に記憶したり、ハードディスク30に
記憶された情報やデータを取り出してプログラマブルD
SP23に渡す。
ラマブルDSP23から出力されたオーディオデータを
D/A変換して外部のスピーカに出力するとともに、回
線コントローラ28を介して受けた音声信号をA/D変
換してプログラマブルDSP23に渡したり、プログラ
マブルDSP23のモデム機能からのデータをD/A変
換してその音声信号を回線コントローラ28に渡す。ビ
デオエンコーダ26は、プログラマブルDSP23から
出力された画像データをD/A変換して外部のモニタに
出力する。パラレルコントローラ29はユーザが指定し
た情報や自動ダウンロード可能なプログラムデータをハ
ードディスク30に記憶したり、ハードディスク30に
記憶された情報やデータを取り出してプログラマブルD
SP23に渡す。
【0024】次に、サービスプロバイダより出力される
データの構造について説明する。図4はディジタル放送
のデータ構造を説明する図である。サービスプロバイダ
はコンテンツプロバイダから提供を受けてそれぞれに固
有な識別子(ID)を付加して再構成する。ここで、各
データは2階層に分類されているものとする。たとえば
コンテンツが新聞の記事情報ならば、その中には、社
会、政治、経済などのカテゴリに分かれているものとす
る。
データの構造について説明する。図4はディジタル放送
のデータ構造を説明する図である。サービスプロバイダ
はコンテンツプロバイダから提供を受けてそれぞれに固
有な識別子(ID)を付加して再構成する。ここで、各
データは2階層に分類されているものとする。たとえば
コンテンツが新聞の記事情報ならば、その中には、社
会、政治、経済などのカテゴリに分かれているものとす
る。
【0025】サービスプロバイダで作成されるデータは
ヘッダ部とデータ部とから構成される。ヘッダ部は、シ
リーズID31と、シリーズのアップデートフラグ32
と、カテゴリ数33と、カテゴリID34と、カテゴリ
のアップデートフラグ35と、自動ダウンロードのイン
デックス36と、カテゴリデータへのポインタ37とか
らなり、これ以降、カテゴリID、カテゴリのアップデ
ートフラグ、自動ダウンロードのインデックスおよびカ
テゴリデータへのポインタがカテゴリ数だけ繰り返され
る。このヘッダ部に続くデータ部では、カテゴリ数だけ
カテゴリデータ38が続く。
ヘッダ部とデータ部とから構成される。ヘッダ部は、シ
リーズID31と、シリーズのアップデートフラグ32
と、カテゴリ数33と、カテゴリID34と、カテゴリ
のアップデートフラグ35と、自動ダウンロードのイン
デックス36と、カテゴリデータへのポインタ37とか
らなり、これ以降、カテゴリID、カテゴリのアップデ
ートフラグ、自動ダウンロードのインデックスおよびカ
テゴリデータへのポインタがカテゴリ数だけ繰り返され
る。このヘッダ部に続くデータ部では、カテゴリ数だけ
カテゴリデータ38が続く。
【0026】シリーズID31はヘッダ部およびデータ
部のデータのシリーズを表わす識別番号であって、たと
えばコンテンツプロバイダごとに割り当てられるユニー
クなIDであり、カテゴリID34はたとえば「政
治」、「経済」、「スポーツ」などデータのカテゴリご
とに割り当てられるユニークなIDを表わす。なお、シ
リーズIDがデータのカテゴリを表わし、カテゴリID
が個々の記事を表わしても同じであり、また、同一のコ
ンテンツプロバイダが複数の情報を提供する場合はその
情報ごとにシリーズIDが付加される。
部のデータのシリーズを表わす識別番号であって、たと
えばコンテンツプロバイダごとに割り当てられるユニー
クなIDであり、カテゴリID34はたとえば「政
治」、「経済」、「スポーツ」などデータのカテゴリご
とに割り当てられるユニークなIDを表わす。なお、シ
リーズIDがデータのカテゴリを表わし、カテゴリID
が個々の記事を表わしても同じであり、また、同一のコ
ンテンツプロバイダが複数の情報を提供する場合はその
情報ごとにシリーズIDが付加される。
【0027】シリーズのアップデートフラグ32は、シ
リーズ内に更新されたデータが存在する場合に変化し、
カテゴリのアップデートフラグ35が一つでも変化して
いる場合に更新される。カテゴリ数33はシリーズ内に
含まれるカテゴリ数を表わす。カテゴリID34は、シ
リーズ内に含まれるデータのカテゴリを表わす識別番号
である。カテゴリのアップデートフラグ35は、カテゴ
リ内に更新されたデータが存在する場合に変化する。自
動ダウンロードのインデックス36は、カテゴリデータ
が自動ダウンロード可能なプログラムデータであること
を示す。そして、カテゴリデータへのポインタ37は、
該当するカテゴリIDを持つデータ部への相対的な位置
情報であり、たとえばカテゴリデータへのポインタ37
のデータからのバイト数などで表わされる。
リーズ内に更新されたデータが存在する場合に変化し、
カテゴリのアップデートフラグ35が一つでも変化して
いる場合に更新される。カテゴリ数33はシリーズ内に
含まれるカテゴリ数を表わす。カテゴリID34は、シ
リーズ内に含まれるデータのカテゴリを表わす識別番号
である。カテゴリのアップデートフラグ35は、カテゴ
リ内に更新されたデータが存在する場合に変化する。自
動ダウンロードのインデックス36は、カテゴリデータ
が自動ダウンロード可能なプログラムデータであること
を示す。そして、カテゴリデータへのポインタ37は、
該当するカテゴリIDを持つデータ部への相対的な位置
情報であり、たとえばカテゴリデータへのポインタ37
のデータからのバイト数などで表わされる。
【0028】カテゴリデータ38は該当するカテゴリI
Dを持つデータそのものであり、このカテゴリデータと
しては、たとえばHTML(Hyper Text Mark-up Langu
age)形式で記述されたものであれば、文字、画像、音
声などのデータを含めることができる。
Dを持つデータそのものであり、このカテゴリデータと
しては、たとえばHTML(Hyper Text Mark-up Langu
age)形式で記述されたものであれば、文字、画像、音
声などのデータを含めることができる。
【0029】このようにして構成されたデータは、カテ
ゴリIDごとに独立に周回放送され、データの更新が行
われるが、次に、その周回放送およびデータ更新の様子
について説明する。
ゴリIDごとに独立に周回放送され、データの更新が行
われるが、次に、その周回放送およびデータ更新の様子
について説明する。
【0030】図5はカテゴリごとに更新可能なデータの
周回放送の様子を示す説明図である。この例では、カテ
ゴリ全体を表わすシリーズIDが振られており、カテゴ
リA/カテゴリB/カテゴリCの三つが独立に周回放送
の周期を持ちながら、独立に更新している(IDが変化
している)。「パケット」の欄に示されているのは、上
記の三つのカテゴリが同一のパケットストリームで送信
されるときのパケット分割の様子を表わしたものであ
る。
周回放送の様子を示す説明図である。この例では、カテ
ゴリ全体を表わすシリーズIDが振られており、カテゴ
リA/カテゴリB/カテゴリCの三つが独立に周回放送
の周期を持ちながら、独立に更新している(IDが変化
している)。「パケット」の欄に示されているのは、上
記の三つのカテゴリが同一のパケットストリームで送信
されるときのパケット分割の様子を表わしたものであ
る。
【0031】また、この例では、それぞれのカテゴリデ
ータは二つのパケットに分割されている。すなわち、そ
れぞれのカテゴリIDを持つデータは二つのパケットで
構成されている。
ータは二つのパケットに分割されている。すなわち、そ
れぞれのカテゴリIDを持つデータは二つのパケットで
構成されている。
【0032】最初に、カテゴリAのカテゴリIDはA
0、カテゴリBのカテゴリIDはB0、カテゴリCのカ
テゴリIDはC0であり、このときのシリーズIDはS
0である。それぞれのIDは、1桁目が識別子で2桁目
が更新番号となり、アップデートフラグとして作用す
る。すなわち、カテゴリIDがA0であるということ
は、識別子がAで更新番号が0ということになる。
0、カテゴリBのカテゴリIDはB0、カテゴリCのカ
テゴリIDはC0であり、このときのシリーズIDはS
0である。それぞれのIDは、1桁目が識別子で2桁目
が更新番号となり、アップデートフラグとして作用す
る。すなわち、カテゴリIDがA0であるということ
は、識別子がAで更新番号が0ということになる。
【0033】時刻t1では、カテゴリBのデータのみが
更新されている(データ更新点は黒三角で示してあ
る)。このときは、シリーズIDとカテゴリBのカテゴ
リIDとが変更される。カテゴリBの更新番号がB0か
らB1に変化し、これによリシリーズの更新番号もS0
からS1に変化する。
更新されている(データ更新点は黒三角で示してあ
る)。このときは、シリーズIDとカテゴリBのカテゴ
リIDとが変更される。カテゴリBの更新番号がB0か
らB1に変化し、これによリシリーズの更新番号もS0
からS1に変化する。
【0034】時刻t2では、カテゴリAのデータのみが
更新されている。このときは、シリーズIDとカテゴリ
AのカテゴリIDとが変更される。カテゴリAの更新番
号がA0からA1に変化し、これによリシリーズの更新
番号もS1からS2に変化する。
更新されている。このときは、シリーズIDとカテゴリ
AのカテゴリIDとが変更される。カテゴリAの更新番
号がA0からA1に変化し、これによリシリーズの更新
番号もS1からS2に変化する。
【0035】時刻t3では、カテゴリBのデータのみが
更新されている。このときは、シリーズIDとカテゴリ
BのカテゴリIDとが変更される。カテゴリBの更新番
号がB1からB2に変化し、これによりシリーズの更新
番号もS2からS3に変化する。
更新されている。このときは、シリーズIDとカテゴリ
BのカテゴリIDとが変更される。カテゴリBの更新番
号がB1からB2に変化し、これによりシリーズの更新
番号もS2からS3に変化する。
【0036】時刻t4では、カテゴリBのデータのみが
更新されている。このときは、シリーズIDとカテゴリ
BのカテゴリIDとが変更される。カテゴリBの更新番
号がB2からB3に変化し、これによりシリーズの更新
番号もS3からS4に変化する。
更新されている。このときは、シリーズIDとカテゴリ
BのカテゴリIDとが変更される。カテゴリBの更新番
号がB2からB3に変化し、これによりシリーズの更新
番号もS3からS4に変化する。
【0037】時刻t5では、カテゴリCのデータのみが
更新されている。このときは、シリーズIDとカテゴリ
CのカテゴリIDとが変更される。カテゴリCの更新番
号がC0からC1に変化し、これによリシリーズの更新
番号もS4からS5に変化する。
更新されている。このときは、シリーズIDとカテゴリ
CのカテゴリIDとが変更される。カテゴリCの更新番
号がC0からC1に変化し、これによリシリーズの更新
番号もS4からS5に変化する。
【0038】次に、コンテンツプロバイダからのデータ
を送信するまでのサービスプロバイダの動作について説
明する。図6はサービスプロバイダの動作の流れを示す
フローチャートである。まず、サービスプロバイダは、
コンテンツプロバイダから専用線またはインターネット
を介して送られたデータを受け取る(ステップS1)。
次に、サービスプロバイダは、受け取ったデータがどの
シリーズIDおよびカテゴリIDに該当するかを判別す
る(ステップS2)。データは更新されたときに、その
更新されたカテゴリデータだけが送られてくるので、サ
ービスプロバイダは、コンテンツプロバイダから受け取
ったデータを用いて該当するシリーズIDおよびカテゴ
リIDのカテゴリデータを更新するとともに、シリーズ
のアップデートフラグおよびカテゴリのアップデートフ
ラグを更新する(ステップS3)。そして、サービスプ
ロバイダは、更新されたデータをアップリンクセンタに
送信し、衛星を介して端末に放送する(ステップS
4)。
を送信するまでのサービスプロバイダの動作について説
明する。図6はサービスプロバイダの動作の流れを示す
フローチャートである。まず、サービスプロバイダは、
コンテンツプロバイダから専用線またはインターネット
を介して送られたデータを受け取る(ステップS1)。
次に、サービスプロバイダは、受け取ったデータがどの
シリーズIDおよびカテゴリIDに該当するかを判別す
る(ステップS2)。データは更新されたときに、その
更新されたカテゴリデータだけが送られてくるので、サ
ービスプロバイダは、コンテンツプロバイダから受け取
ったデータを用いて該当するシリーズIDおよびカテゴ
リIDのカテゴリデータを更新するとともに、シリーズ
のアップデートフラグおよびカテゴリのアップデートフ
ラグを更新する(ステップS3)。そして、サービスプ
ロバイダは、更新されたデータをアップリンクセンタに
送信し、衛星を介して端末に放送する(ステップS
4)。
【0039】このように、複数の種別のデータを放送す
る際に、データ種別ごとに他のデータとは独立に更新が
可能であり、また、このとき端末側で受信時に更新され
たデータの識別が容易なようにサービスプロバイダがあ
らかじめデータ部の更新状況を示すヘッダ部を付加する
ようにしている。
る際に、データ種別ごとに他のデータとは独立に更新が
可能であり、また、このとき端末側で受信時に更新され
たデータの識別が容易なようにサービスプロバイダがあ
らかじめデータ部の更新状況を示すヘッダ部を付加する
ようにしている。
【0040】次に、受信した放送データを選択的に保存
し、表示する端末側の動作について説明する。図7は端
末の全体的な動作の流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザはユーザの性別、年齢などの属性、あらか
じめ受信したリストをもとに受信したい情報を選択する
ための選択情報、受信したい情報のキーワード、受信し
たい情報についての重要度、自動ダウンロード可能なプ
ログラムデータに対するプログラムのジャンル・機能・
タイトル・作者・作成日・サイズ・有効期限・料金・他
者の評価などの付加情報、自動ダウンロード可能なプロ
グラムデータ用に割り当てるRAM24またはハードデ
ィスク30内の記憶領域の容量などを入力する(ステッ
プS11)。すなわち、プログラマブルDSP23は、
RAM24を用いて入力画面データを作成し、ビデオエ
ンコーダ26およびオーディオAD/DA回路27を介
して入力画面をユーザに表示し、性別/年齢などの属性
および受信したいデータのキーワードなどの入力を促
す。シリアルコントローラ25は、ユーザからの入力を
受けてプログラマブルDSP23に渡す。次に、プログ
ラマブルDSP23は、あらかじめ取得したリストか
ら、ユーザが入力した属性およびキーワードから受信す
るデータのカテゴリIDを得る(ステップS12)。リ
ストはコンテンツプロバイダからコンテンツの一つとし
て常に受信可能な属性を持った情報(自動ダウンロード
可能なプログラムデータであることを示すインデックス
を利用)とともに放送されたものであり、たとえばRA
M24に保存されている。次に、以上のようにして入力
された情報をもとに該当するカテゴリIDのデータを受
信する(ステップS13)。ここで、プログラマブルD
SP23は、チューナ21を介して受信するデータか
ら、該当するカテゴリIDを持つカテゴリデータのみを
RAM24に保存する。このデータはそのままRAM2
4に保存してもいいし、パケットにより分割して受信さ
れたデータがRAM24上で完成されたときにハードデ
ィスク30に転送してもいいし、あるいは受信されたデ
ータのサイズに応じてハードディスク30に転送しても
いい。データの保存後、ユーザの表示指示を受けると、
あらかじめ入力されたユーザの指示をもとにユーザにと
っての重要度の計算を行う(ステップS14)。そし
て、受信されたデータをユーザにとって重要度の高い情
報から順に表示する(ステップS15)。複数の情報が
同時に受信された場合は、たとえばそれらの表題を計算
された重要度に従って並べ替えて表示する。ユーザはそ
の順番に情報を表示させることにより、最も興味のある
順番に見ることが可能になる。
し、表示する端末側の動作について説明する。図7は端
末の全体的な動作の流れを示すフローチャートである。
まず、ユーザはユーザの性別、年齢などの属性、あらか
じめ受信したリストをもとに受信したい情報を選択する
ための選択情報、受信したい情報のキーワード、受信し
たい情報についての重要度、自動ダウンロード可能なプ
ログラムデータに対するプログラムのジャンル・機能・
タイトル・作者・作成日・サイズ・有効期限・料金・他
者の評価などの付加情報、自動ダウンロード可能なプロ
グラムデータ用に割り当てるRAM24またはハードデ
ィスク30内の記憶領域の容量などを入力する(ステッ
プS11)。すなわち、プログラマブルDSP23は、
RAM24を用いて入力画面データを作成し、ビデオエ
ンコーダ26およびオーディオAD/DA回路27を介
して入力画面をユーザに表示し、性別/年齢などの属性
および受信したいデータのキーワードなどの入力を促
す。シリアルコントローラ25は、ユーザからの入力を
受けてプログラマブルDSP23に渡す。次に、プログ
ラマブルDSP23は、あらかじめ取得したリストか
ら、ユーザが入力した属性およびキーワードから受信す
るデータのカテゴリIDを得る(ステップS12)。リ
ストはコンテンツプロバイダからコンテンツの一つとし
て常に受信可能な属性を持った情報(自動ダウンロード
可能なプログラムデータであることを示すインデックス
を利用)とともに放送されたものであり、たとえばRA
M24に保存されている。次に、以上のようにして入力
された情報をもとに該当するカテゴリIDのデータを受
信する(ステップS13)。ここで、プログラマブルD
SP23は、チューナ21を介して受信するデータか
ら、該当するカテゴリIDを持つカテゴリデータのみを
RAM24に保存する。このデータはそのままRAM2
4に保存してもいいし、パケットにより分割して受信さ
れたデータがRAM24上で完成されたときにハードデ
ィスク30に転送してもいいし、あるいは受信されたデ
ータのサイズに応じてハードディスク30に転送しても
いい。データの保存後、ユーザの表示指示を受けると、
あらかじめ入力されたユーザの指示をもとにユーザにと
っての重要度の計算を行う(ステップS14)。そし
て、受信されたデータをユーザにとって重要度の高い情
報から順に表示する(ステップS15)。複数の情報が
同時に受信された場合は、たとえばそれらの表題を計算
された重要度に従って並べ替えて表示する。ユーザはそ
の順番に情報を表示させることにより、最も興味のある
順番に見ることが可能になる。
【0041】次に、ユーザ入力の画面の例について説明
する。図8はユーザの属性情報の入力画面の例を示す図
である。ユーザの属性情報を入力する入力画面40によ
れば、性別、年齢、血液型、および誕生日を入力する欄
があり、性別および血液型についてはいずれかを選択
し、年齢および誕生日については数字を直接入力するよ
うにしている。このようにして入力された属性情報は何
らかの方法で対応表にてカテゴリの重要度と対応させら
れる。
する。図8はユーザの属性情報の入力画面の例を示す図
である。ユーザの属性情報を入力する入力画面40によ
れば、性別、年齢、血液型、および誕生日を入力する欄
があり、性別および血液型についてはいずれかを選択
し、年齢および誕生日については数字を直接入力するよ
うにしている。このようにして入力された属性情報は何
らかの方法で対応表にてカテゴリの重要度と対応させら
れる。
【0042】図9は受信したいデータの選択情報の入力
画面の例を示す図である。選択情報の入力画面41によ
れば、あらかじめリストから抽出したカテゴリ情報など
から選択項目が作成され、表示されている。ここでは、
たとえばある新聞の社会欄、政治欄、経済欄、国際欄、
芸能欄、スポーツ欄から選ぶような画面構成なってお
り、さらに、受信したいデータのキーワードを入力する
欄も設けられている。
画面の例を示す図である。選択情報の入力画面41によ
れば、あらかじめリストから抽出したカテゴリ情報など
から選択項目が作成され、表示されている。ここでは、
たとえばある新聞の社会欄、政治欄、経済欄、国際欄、
芸能欄、スポーツ欄から選ぶような画面構成なってお
り、さらに、受信したいデータのキーワードを入力する
欄も設けられている。
【0043】このようにして受信したいデータが選択さ
れ、キーワードが入力されると、次に、選択されたカテ
ゴリデータと、キーワードを含むカテゴリデータ、およ
びそれらのカテゴリデータを含むシリーズIDを持った
データに対してそれぞれユーザによる重要度の指定が行
われる。
れ、キーワードが入力されると、次に、選択されたカテ
ゴリデータと、キーワードを含むカテゴリデータ、およ
びそれらのカテゴリデータを含むシリーズIDを持った
データに対してそれぞれユーザによる重要度の指定が行
われる。
【0044】たとえば、図9の入力画面41でユーザが
「政治」を選択した場合には、カテゴリの重要度は10
0で、選択しない場合は0だとして、図8の入力画面4
0にてユーザが「性別/男」、「年齢/40代」を入力
したとすれば、重要度は30である、といった対応がな
される。
「政治」を選択した場合には、カテゴリの重要度は10
0で、選択しない場合は0だとして、図8の入力画面4
0にてユーザが「性別/男」、「年齢/40代」を入力
したとすれば、重要度は30である、といった対応がな
される。
【0045】ここで、ユーザが指定した重要度に従って
ユーザにとっての重要度の計算を行う計算例を以下に示
す。ユーザにとっての重要度の計算には、シリーズID
の重要度W0と、カテゴリIDの重要度W1と、情報の
新しさを示す時間係数W2とが用いられる。シリーズI
Dの重要度W0およびカテゴリIDの重要度W1はあら
かじめユーザによって入力されたたとえば0〜99の値
を有するデータにより決定され、時間係数W2はデータ
が受信された時間と表示する時間との差で、たとえば受
信時刻から表示時刻までの秒数の逆数のデータによって
決定される。したがって、ユーザにとっての重要度W
は、
ユーザにとっての重要度の計算を行う計算例を以下に示
す。ユーザにとっての重要度の計算には、シリーズID
の重要度W0と、カテゴリIDの重要度W1と、情報の
新しさを示す時間係数W2とが用いられる。シリーズI
Dの重要度W0およびカテゴリIDの重要度W1はあら
かじめユーザによって入力されたたとえば0〜99の値
を有するデータにより決定され、時間係数W2はデータ
が受信された時間と表示する時間との差で、たとえば受
信時刻から表示時刻までの秒数の逆数のデータによって
決定される。したがって、ユーザにとっての重要度W
は、
【0046】
【数1】W=(W0+W1)×W2 ・・・(1) によって表される。
【0047】図10は重要度の計算例を示す図であっ
て、(A)は設定値および受信時刻の例を示し、(B)
はその計算例を示している。たとえばデータA、データ
B、データCの三つのデータが選択された場合に、それ
らのシリーズIDの重要度W0およびカテゴリIDの重
要度W1は、データAがW0=80、W1=40であ
り、データBがW0=80、W1=80であり、データ
CがW0=40、W1=80であったとする。また、そ
れぞれの受信時刻は、データAが8:01:00であ
り、データBが8:00:00であり、データCが8:
00:20であったとする。
て、(A)は設定値および受信時刻の例を示し、(B)
はその計算例を示している。たとえばデータA、データ
B、データCの三つのデータが選択された場合に、それ
らのシリーズIDの重要度W0およびカテゴリIDの重
要度W1は、データAがW0=80、W1=40であ
り、データBがW0=80、W1=80であり、データ
CがW0=40、W1=80であったとする。また、そ
れぞれの受信時刻は、データAが8:01:00であ
り、データBが8:00:00であり、データCが8:
00:20であったとする。
【0048】ここで、式(1)に従って各データの重要
度を計算すると、データAの重要度Waは「2」、デー
タBの重要度Wbは「1.33....」、データCの重要
度Wcは「1.2」となる。したがって、この時のデー
タの表示順序は、データA、データB、データCの順に
なる。
度を計算すると、データAの重要度Waは「2」、デー
タBの重要度Wbは「1.33....」、データCの重要
度Wcは「1.2」となる。したがって、この時のデー
タの表示順序は、データA、データB、データCの順に
なる。
【0049】次に、図7のステップ14での受信処理の
詳細について説明する。図11は端末の受信処理の流れ
を示すフローチャートである。まず、プログラマブルD
SP23は、チューナ21を介して外部からデータを受
信する(ステップS21)。ここで、プログラマブルD
SP23は、受信したデータを検査し、あらかじめユー
ザからの入力およびプログラムからの指示などによって
指定されたシリーズIDを持つ保存すべきデータかどう
かを判断する(ステップS22)。この判断の結果、該
当するシリーズIDでない場合には、受信したデータを
破棄する。もし、受信したデータが該当するシリーズI
Dを有するデータであるならば、プログラマブルDSP
23は、受信したデータを検査し、シリーズ全体のアッ
プデートフラグ32から、既に受信済みのデータからア
ップデートされているかどうかが判断される(ステップ
S23)。データがアッブデートされておらず、新たに
データを保存する必要がない場合、受信したデータを破
棄する。データがアッブデートされていれば、プログラ
マブルDSP23は、受信したデータを検査し、シリー
ズ全体のカテゴリ数を取得する(ステップS24)。次
に、プログラマブルDSP23は、ステップS24で得
たカテゴリ数の回数だけカテゴリデータをチェック/保
存処理を行ったかどうかを判断する(ステップS2
5)。ここで、カテゴリ数だけの処理をした場合には、
受信処理を終了する。カテゴリ数だけの処理をしていな
い場合には、次に、プログラマブルDSP23は、受信
したデータを検査し、カテゴリのアップデートフラグ3
5から、すでに受信済みのデータからアップデートされ
ているかどうかを判断する(ステップS26)。ここ
で、データがアップデートされておらず、新たにデータ
を保存する必要がない場合には、受信したデータを破棄
し、ステップS25に戻る。カテゴリのアップデートフ
ラグ35がアップデートされている場合には、プログラ
マブルDSP23は、該当するカテゴリIDのデータを
RAM24に保存し、ユーザからの指示やプログラムに
従って自動的に、ビデオエンコーダ26やオーディオA
D/DA回路27などを介してユーザに視聴させる(ス
テップS27)。
詳細について説明する。図11は端末の受信処理の流れ
を示すフローチャートである。まず、プログラマブルD
SP23は、チューナ21を介して外部からデータを受
信する(ステップS21)。ここで、プログラマブルD
SP23は、受信したデータを検査し、あらかじめユー
ザからの入力およびプログラムからの指示などによって
指定されたシリーズIDを持つ保存すべきデータかどう
かを判断する(ステップS22)。この判断の結果、該
当するシリーズIDでない場合には、受信したデータを
破棄する。もし、受信したデータが該当するシリーズI
Dを有するデータであるならば、プログラマブルDSP
23は、受信したデータを検査し、シリーズ全体のアッ
プデートフラグ32から、既に受信済みのデータからア
ップデートされているかどうかが判断される(ステップ
S23)。データがアッブデートされておらず、新たに
データを保存する必要がない場合、受信したデータを破
棄する。データがアッブデートされていれば、プログラ
マブルDSP23は、受信したデータを検査し、シリー
ズ全体のカテゴリ数を取得する(ステップS24)。次
に、プログラマブルDSP23は、ステップS24で得
たカテゴリ数の回数だけカテゴリデータをチェック/保
存処理を行ったかどうかを判断する(ステップS2
5)。ここで、カテゴリ数だけの処理をした場合には、
受信処理を終了する。カテゴリ数だけの処理をしていな
い場合には、次に、プログラマブルDSP23は、受信
したデータを検査し、カテゴリのアップデートフラグ3
5から、すでに受信済みのデータからアップデートされ
ているかどうかを判断する(ステップS26)。ここ
で、データがアップデートされておらず、新たにデータ
を保存する必要がない場合には、受信したデータを破棄
し、ステップS25に戻る。カテゴリのアップデートフ
ラグ35がアップデートされている場合には、プログラ
マブルDSP23は、該当するカテゴリIDのデータを
RAM24に保存し、ユーザからの指示やプログラムに
従って自動的に、ビデオエンコーダ26やオーディオA
D/DA回路27などを介してユーザに視聴させる(ス
テップS27)。
【0050】このように、他のデータとは独立にアップ
デートされる複数の種別のデータを受信した際に、あら
かじめヘッダ部に付加されたアップデートフラグだけを
検査し、アップデートフラグが更新されている場合のみ
そのデータを保存するようにしている。
デートされる複数の種別のデータを受信した際に、あら
かじめヘッダ部に付加されたアップデートフラグだけを
検査し、アップデートフラグが更新されている場合のみ
そのデータを保存するようにしている。
【0051】次に、サービスプロバイダが自動ダウンロ
ード可能なプログラムデータを配信したときの端末の動
作について説明する。図12は端末における受信データ
の自動ダウンロード処理の流れを示すフローチャートで
ある。受信データの自動ダウンロードについては、ま
ず、ユーザにより受信条件が入力される(ステップS3
1)。外部の入力装置から自動ダウンロード可能なプロ
グラムのジャンル・機能・タイトル・作者・作成日・サ
イズ・有効期限・料金・他者の評価などの付加情報が入
力されると、シリアルコントローラ25はその付加情報
をプログラマブルDSP23に送信する。プログラマブ
ルDSP23はその付加情報を受けてRAM24に保存
する。次に、ユーザにより計算条件が入力される(ステ
ップS32)。外部の入力装置から、RAM24または
ハードディスク30の記憶領域の中で一般のデータを保
存する領域とは独立して自動ダウンロード可能なプログ
ラムデータを保存可能な自動ダウンロードデータ保存領
域のサイズ、その自動ダウンロードデータ保存領域に空
き容量がなくなった場合の受信順序・重要度・サイズな
どの条件の重み付け情報を受け付けたシリアルコントロ
ーラ25はその情報をプログラマブルDSP23に送信
する。プログラマブルDSP23はその情報をRAM4
に保存する。
ード可能なプログラムデータを配信したときの端末の動
作について説明する。図12は端末における受信データ
の自動ダウンロード処理の流れを示すフローチャートで
ある。受信データの自動ダウンロードについては、ま
ず、ユーザにより受信条件が入力される(ステップS3
1)。外部の入力装置から自動ダウンロード可能なプロ
グラムのジャンル・機能・タイトル・作者・作成日・サ
イズ・有効期限・料金・他者の評価などの付加情報が入
力されると、シリアルコントローラ25はその付加情報
をプログラマブルDSP23に送信する。プログラマブ
ルDSP23はその付加情報を受けてRAM24に保存
する。次に、ユーザにより計算条件が入力される(ステ
ップS32)。外部の入力装置から、RAM24または
ハードディスク30の記憶領域の中で一般のデータを保
存する領域とは独立して自動ダウンロード可能なプログ
ラムデータを保存可能な自動ダウンロードデータ保存領
域のサイズ、その自動ダウンロードデータ保存領域に空
き容量がなくなった場合の受信順序・重要度・サイズな
どの条件の重み付け情報を受け付けたシリアルコントロ
ーラ25はその情報をプログラマブルDSP23に送信
する。プログラマブルDSP23はその情報をRAM4
に保存する。
【0052】次に、プログラマブルDSP23は、外部
の衛星からチューナ21が受信したデータを検査し、そ
のヘッダ部にある自動ダウンロードのインデックス36
が自動ダウンロード可能なプログラムデータであること
を示しているデータを受信する(ステップS33)。プ
ログラマブルDSP23は、自動ダウンロード可能なプ
ログラムデータとして受信したデータが受信条件に合致
しているかどうかを判断する(ステップS34)。ここ
で、受信条件が合致していなければ、その受信データは
破棄され、次の自動ダウンロード可能なプログラムデー
タの受信のために、ステップS33に戻る。受信条件が
合致していれば、プログラマブルDSP23は、RAM
24またはハードディスク30の自動ダウンロードデー
タ保存領域に受信データを保存可能な空き領域があるか
どうかを判断する(ステップS35)。ここで、RAM
24またはハードディスク30に受信したデータを保存
するための空き領域がない場合には、プログラマブルD
SP23は、RAM24またはハードディスク30にす
でに保存されている自動ダウンロードされたデータと受
信したデータの保存順序を計算する(ステップS3
6)。保存順序は、受信順序・重要度・サイズなどのR
AM24に保存されている計算条件から総合的に計算さ
れる。受信順序は、FIFO/LIFO(先入れ先だし
/後入れ先だし)方式のいずれかがユーザによってステ
ップS32で指定される。重要度は、プログラムデータ
の付加情報でジャンル・機能・タイトル・作者・作成日
・サイズ・有効期限・料金・他者の評価などの項目に対
して、ステップS32でユーザによりあらかじめ付加さ
れている。また、サイズは、ステップS32においてユ
ーザによりあらかじめサイズの大小どちらから消すかが
指定されている。次に、プログラマブルDSP23によ
り、RAM24またはハードディスク30の自動ダウン
ロードデータ保存領域を保存順序に従い使用した時に、
格納することのできないデータを消去する(ステップS
37)。そして、ステップS35の判断で自動ダウンロ
ードデータ保存領域に空き容量がある場合、およびステ
ップS37で空き容量が確保された場合には、プログラ
マブルDSP23は、RAM24またはハードディスク
30の自動ダウンロードデータ保存領域に自動ダウンロ
ードデータを保存する(ステップS38)。
の衛星からチューナ21が受信したデータを検査し、そ
のヘッダ部にある自動ダウンロードのインデックス36
が自動ダウンロード可能なプログラムデータであること
を示しているデータを受信する(ステップS33)。プ
ログラマブルDSP23は、自動ダウンロード可能なプ
ログラムデータとして受信したデータが受信条件に合致
しているかどうかを判断する(ステップS34)。ここ
で、受信条件が合致していなければ、その受信データは
破棄され、次の自動ダウンロード可能なプログラムデー
タの受信のために、ステップS33に戻る。受信条件が
合致していれば、プログラマブルDSP23は、RAM
24またはハードディスク30の自動ダウンロードデー
タ保存領域に受信データを保存可能な空き領域があるか
どうかを判断する(ステップS35)。ここで、RAM
24またはハードディスク30に受信したデータを保存
するための空き領域がない場合には、プログラマブルD
SP23は、RAM24またはハードディスク30にす
でに保存されている自動ダウンロードされたデータと受
信したデータの保存順序を計算する(ステップS3
6)。保存順序は、受信順序・重要度・サイズなどのR
AM24に保存されている計算条件から総合的に計算さ
れる。受信順序は、FIFO/LIFO(先入れ先だし
/後入れ先だし)方式のいずれかがユーザによってステ
ップS32で指定される。重要度は、プログラムデータ
の付加情報でジャンル・機能・タイトル・作者・作成日
・サイズ・有効期限・料金・他者の評価などの項目に対
して、ステップS32でユーザによりあらかじめ付加さ
れている。また、サイズは、ステップS32においてユ
ーザによりあらかじめサイズの大小どちらから消すかが
指定されている。次に、プログラマブルDSP23によ
り、RAM24またはハードディスク30の自動ダウン
ロードデータ保存領域を保存順序に従い使用した時に、
格納することのできないデータを消去する(ステップS
37)。そして、ステップS35の判断で自動ダウンロ
ードデータ保存領域に空き容量がある場合、およびステ
ップS37で空き容量が確保された場合には、プログラ
マブルDSP23は、RAM24またはハードディスク
30の自動ダウンロードデータ保存領域に自動ダウンロ
ードデータを保存する(ステップS38)。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、情報の
種別ごとに独立なIDを設け、情報を受ける端末で情報
の種別ごとのIDと、ユーザから入力された性別・年齢
などの属性情報およびキーワード/ジャンルなどの選択
情報を対応させ、またこれをユーザの指示により表示さ
せるように構成にした。これにより、端末側で選択的に
情報を取得することができ、ユーザに必要な情報のみを
保存・表示することが可能となり、ユーザが視聴に要す
る時間を効果的に短縮することができるようになる。
種別ごとに独立なIDを設け、情報を受ける端末で情報
の種別ごとのIDと、ユーザから入力された性別・年齢
などの属性情報およびキーワード/ジャンルなどの選択
情報を対応させ、またこれをユーザの指示により表示さ
せるように構成にした。これにより、端末側で選択的に
情報を取得することができ、ユーザに必要な情報のみを
保存・表示することが可能となり、ユーザが視聴に要す
る時間を効果的に短縮することができるようになる。
【0054】また、情報の種別ごとに他の情報とは独立
にデータの更新を可能とすることによって、ある情報の
みが更新された際の送信側の処理が簡単になるととも
に、受信側で更新すべき情報を最小限にすることがで
き、情報全体および個々の情報ごとに更新状況が分かる
フラグを設けることによって、受信側で常時フラグのみ
を監視するだけで情報全体の更新状況を把握することが
可能なため、端末の処理能力を更新状況監視以外の仕事
に割り当てることが容易になる。
にデータの更新を可能とすることによって、ある情報の
みが更新された際の送信側の処理が簡単になるととも
に、受信側で更新すべき情報を最小限にすることがで
き、情報全体および個々の情報ごとに更新状況が分かる
フラグを設けることによって、受信側で常時フラグのみ
を監視するだけで情報全体の更新状況を把握することが
可能なため、端末の処理能力を更新状況監視以外の仕事
に割り当てることが容易になる。
【0055】情報を周回的に放送することによって受信
側がどの時点で起動しても常に最新の情報を受信・保存
可能にするとともに、更新状況を示すフラグを用いるこ
とで不要なデータ更新処理をせずに端末の処理能力を有
効に利用することが可能となる。また、情報の種別ごと
に独立に周回放送の周期を持つことが可能なため、情報
提供者が他の情報提供者のデータ更新状況から影響を受
けることのないシステムを構築することが可能となる。
側がどの時点で起動しても常に最新の情報を受信・保存
可能にするとともに、更新状況を示すフラグを用いるこ
とで不要なデータ更新処理をせずに端末の処理能力を有
効に利用することが可能となる。また、情報の種別ごと
に独立に周回放送の周期を持つことが可能なため、情報
提供者が他の情報提供者のデータ更新状況から影響を受
けることのないシステムを構築することが可能となる。
【0056】ユーザからの指示により情報を表示する際
に、あらかじめユーザから入力された情報の重要度とデ
ータが受信されてからの時間などを重み係数として重要
度の高いものから表示することで、ユーザは自分にとっ
て必要な情報から得ることが可能となる。しかも、情報
の重要度を送信側で付加するのではなく端末側で計算す
ることで、送信側の処理が簡単になる。
に、あらかじめユーザから入力された情報の重要度とデ
ータが受信されてからの時間などを重み係数として重要
度の高いものから表示することで、ユーザは自分にとっ
て必要な情報から得ることが可能となる。しかも、情報
の重要度を送信側で付加するのではなく端末側で計算す
ることで、送信側の処理が簡単になる。
【0057】データを自動ダウンロードすることによ
り、端末側からのデータ送信要求により放送する方式に
くらべて、プログラムデータの受信が自動化されている
ことでユーザの待ち時間がなくなるとともに、端末から
サーバへデータ送信要求を行う必要がないため通信料が
かからずに済み、自動ダウンロードデータを選択する際
の受信条件を端末側で入力することで、受信・保存する
プログラムを送信側で設定する方式に比べて、受信側で
ユーザの嗜好などにより受信するプログラムを任意に決
定できる。
り、端末側からのデータ送信要求により放送する方式に
くらべて、プログラムデータの受信が自動化されている
ことでユーザの待ち時間がなくなるとともに、端末から
サーバへデータ送信要求を行う必要がないため通信料が
かからずに済み、自動ダウンロードデータを選択する際
の受信条件を端末側で入力することで、受信・保存する
プログラムを送信側で設定する方式に比べて、受信側で
ユーザの嗜好などにより受信するプログラムを任意に決
定できる。
【0058】自動ダウンロードするデータのための保存
可能領域を端末側で入力することで、受信・保存するプ
ログラムのデータサイズに制限がない方式に比べて、ユ
ーザーの指定により自動データダウンロード以外に必要
な空き領域を確保することが可能となり、また、自動ダ
ウンロードするデータのための保存可能領域を使用する
際の計算順序を端末側で入力することで、ユーザの指定
により柔軟に自動ダウンロードの空き領域を使用するこ
とができる。
可能領域を端末側で入力することで、受信・保存するプ
ログラムのデータサイズに制限がない方式に比べて、ユ
ーザーの指定により自動データダウンロード以外に必要
な空き領域を確保することが可能となり、また、自動ダ
ウンロードするデータのための保存可能領域を使用する
際の計算順序を端末側で入力することで、ユーザの指定
により柔軟に自動ダウンロードの空き領域を使用するこ
とができる。
【図1】本発明のディジタル放送システムの原理構成を
示した図である。
示した図である。
【図2】本発明のディジタル放送システムの全体構成を
示す図である。
示す図である。
【図3】ディジタル放送を受信する端末の構成例を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図4】ディジタル放送のデータ構造を説明する図であ
る。
る。
【図5】カテゴリごとに更新可能なデータの周回放送の
様子を示す説明図である。
様子を示す説明図である。
【図6】サービスプロバイダの動作の流れを示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図7】端末の全体的な動作の流れを示すフローチャー
トである。
トである。
【図8】ユーザの属性情報の入力画面の例を示す図であ
る。
る。
【図9】受信したいデータの選択情報の入力画面の例を
示す図である。
示す図である。
【図10】重要度の計算例を示す図であって、(A)は
設定値および受信時刻の例を示し、(B)はその計算例
を示している。
設定値および受信時刻の例を示し、(B)はその計算例
を示している。
【図11】端末の受信処理の流れを示すフローチャート
である。
である。
【図12】端末における受信データの自動ダウンロード
処理の流れを示すフローチャートである。
処理の流れを示すフローチャートである。
1a,1b,・・・,1n……情報、2……識別情報付
加手段、3……アップリンクセンタ、4……衛星、5…
…アンテナ、6……ディジタル放送受信手段、6a……
情報リスト取得手段、6b……受信情報設定手段、6c
……放送データ選択手段、6d……情報記憶手段、6e
……表示順序算出手段、7……表示手段、11……サー
ビスプロバイダ、12a,12b,12c……コンテン
ツプロバイダ、13……インターネット、14……アッ
プリンクセンタ、15……衛星、16a,16b,16
c……端末、17a,17b,17c……アンテナ、1
8……公衆回線網。
加手段、3……アップリンクセンタ、4……衛星、5…
…アンテナ、6……ディジタル放送受信手段、6a……
情報リスト取得手段、6b……受信情報設定手段、6c
……放送データ選択手段、6d……情報記憶手段、6e
……表示順序算出手段、7……表示手段、11……サー
ビスプロバイダ、12a,12b,12c……コンテン
ツプロバイダ、13……インターネット、14……アッ
プリンクセンタ、15……衛星、16a,16b,16
c……端末、17a,17b,17c……アンテナ、1
8……公衆回線網。
Claims (19)
- 【請求項1】 複数の種別の情報を放送し、ユーザの指
示に従って選択された情報を受信するディジタル放送シ
ステムにおいて、 前記複数の種別の情報を各情報に固有の識別情報をヘッ
ダ情報に付加して送信する識別情報付加手段と、 受信したい情報の種別をユーザがあらかじめ設定する受
信情報設定手段と、 受信した放送データから前記受信情報設定手段に設定さ
れた種別の情報だけを選択する放送データ選択手段と、 選択された情報を保存する情報記憶手段と、 を備えていることを特徴とするディジタル放送システ
ム。 - 【請求項2】 前記識別情報付加手段は、さらに情報の
種別ごとの更新情報をヘッダ情報に付加することを特徴
とする請求項1記載のディジタル放送システム。 - 【請求項3】 前記放送データ選択手段は、前記情報記
憶手段に保存された情報の更新情報と異なる種別の情報
だけを選択するようにしたことを特徴とする請求項2記
載のディジタル放送システム。 - 【請求項4】 前記情報は、種別ごとに階層的に管理さ
れていて、階層ごとに識別情報および更新情報を有し、
下位のいずれかの情報が更新されてその更新情報が更新
されるとそれより上位の情報の更新情報も同時に更新さ
れるようにしたことを特徴とする請求項2記載のディジ
タル放送システム。 - 【請求項5】 前記情報は、パケット化され、時分割で
多重化されて送信され、情報全体を放送し終わったら再
び先頭から送信を開始する周回放送を行うことを特徴と
する請求項1記載のディジタル放送システム。 - 【請求項6】 前記識別情報付加手段は自動ダウンロー
ド可能なデータを含む情報に自動ダウンロードが可能で
あることを示すインデックス情報をヘッダ情報に付加
し、前記放送データ選択手段は前記インデックス情報を
もとに選択して前記情報記憶手段に保存するようにした
ことを特徴とする請求項1記載のディジタル放送システ
ム。 - 【請求項7】 放送された複数の種別の情報を受信する
ディジタル放送受信装置において、 受信したい情報の種別をユーザがあらかじめ設定する受
信情報設定手段と、 受信した放送データから前記受信情報設定手段に設定さ
れた種別の情報だけを選択する放送データ選択手段と、 選択された情報を保存する情報記憶手段と、 を備えていることを特徴とするディジタル放送受信装
置。 - 【請求項8】 放送されている複数の種別の情報のリス
トを取得して前記受信情報設定手段に受信可能情報とし
て与えるようにした情報リスト取得手段をさらに備えて
いることを特徴とする請求項7記載のディジタル放送受
信装置。 - 【請求項9】 前記複数の種別の情報のリストは、一つ
の種別の情報として放送されている放送データから取得
することを特徴とする請求項8記載のディジタル放送受
信装置。 - 【請求項10】 前記受信情報設定手段は、ユーザの個
別情報および任意のキーワードをもとに受信したい情報
の種別を決定することを特徴とする請求項7記載のディ
ジタル放送受信装置。 - 【請求項11】 前記放送データ選択手段は、前記受信
情報設定手段によって設定された周回放送の情報を受信
して、送信時にヘッダ情報に付加された更新情報に従っ
て前記情報記憶手段に記憶されている情報を更新するこ
とを特徴とする請求項7記載のディジタル放送受信装
置。 - 【請求項12】 前記放送データ選択手段は、ヘッダ情
報に自動ダウンロードが可能なデータであることを示す
インデックス情報が付加された情報を選択して前記情報
記憶手段に保存する自動ダウンロード手段を有している
ことを特徴とする請求項7記載のディジタル放送受信装
置。 - 【請求項13】 前記自動ダウンロード手段は、前記受
信情報設定手段によって自動ダウンロードが可能なデー
タを含む情報用に設定された付加情報をもとに自動ダウ
ンロードが可能な情報からユーザがダウンロードしたい
情報を決定することを特徴とする請求項12記載のディ
ジタル放送受信装置。 - 【請求項14】 前記自動ダウンロード手段は、ユーザ
がダウンロードしたい情報が受信されたときに、前記情
報記憶手段の空き容量を検査して空き容量の範囲内のサ
イズの情報のみを保存すべき情報として決定することを
特徴とする請求項13記載のディジタル放送受信装置。 - 【請求項15】 前記情報記憶手段の空き容量は、前記
受信情報設定手段によりユーザによってあらかじめ指定
された自動ダウンロードが可能なデータを含む情報の保
存用領域の中で空いている領域の容量であることを特徴
とする請求項14記載のディジタル放送受信装置。 - 【請求項16】 前記自動ダウンロード手段は、前記情
報記憶手段の空き容量が不足するとき、受信順序、前記
付加情報をもとに算出された重要度、データのサイズを
もとに保存順序を決定することを特徴とする請求項15
記載のディジタル放送受信装置。 - 【請求項17】 前記自動ダウンロード手段は、前記情
報記憶手段に保存されている情報を含めて前記保存順序
を決定し、保存順序の低い情報が既に保存されていると
き、当該情報を前記情報記憶手段から消去することを特
徴とする請求項16記載のディジタル放送受信装置。 - 【請求項18】 前記受信情報設定手段によりユーザに
よってあらかじめ指定された情報自体の重要度とその情
報が受信されてから表示するまでの時間の係数とからユ
ーザにとっての重要度を算出し、前記ユーザにとっての
重要度の高い情報から先に表示するようにした表示順序
算出手段をさらに備えていることを特徴とする請求項7
記載のディジタル放送受信装置。 - 【請求項19】 複数の種別の情報をディジタル衛星放
送を利用して配信する情報配信方法において、 前記複数の種別の情報を、各情報に固有の識別情報およ
び更新情報を付加して衛星に送信し、 前記衛星からの放送データを受信し、 ユーザによってあらかじめ設定された情報と識別情報が
同じ情報を前記放送データから選択し、 選択された情報の更新情報と同じ識別情報で保存されて
いる情報の更新情報とを検査し、 前記保存されている情報よりも前記選択された情報の更
新情報が新しい場合にのみ前記選択された情報を保存す
る、 ようにしたことを特徴とする情報配信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9263451A JPH11103450A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | ディジタル放送システムおよびディジタル放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9263451A JPH11103450A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | ディジタル放送システムおよびディジタル放送受信装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11103450A true JPH11103450A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17389702
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9263451A Pending JPH11103450A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | ディジタル放送システムおよびディジタル放送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11103450A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR100611464B1 (ko) | 2004-06-16 | 2006-08-10 | 주식회사 대우일렉트로닉스 | 디지털 데이터 방송의 선호 메뉴 실행 장치 및 방법 |
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-
1997
- 1997-09-29 JP JP9263451A patent/JPH11103450A/ja active Pending
Cited By (17)
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