JP2001285900A

JP2001285900A - 視聴者嗜好番組の蓄積管理方法、その蓄積管理システム、インテリジェンス機能付き蓄積型ｔｖ、放送蓄積エージェント・システム、放送局向け番組放送システム、及び応答サーバ・システム

Info

Publication number: JP2001285900A
Application number: JP2000098097A
Authority: JP
Inventors: Junichi Okamura; 潤一岡村; Kenji Kobayashi; 健二小林; Isao Yamamoto; 庸山元; Motomu Otawa; 求大多和; Takeyuki Sakakura; 健之坂倉; Hiroshi Azuma; 啓史東; Hiromi Saito; 宏海斎藤
Original assignee: Toshiba Corp; RIC KK
Current assignee: Toshiba Corp; RIC KK
Priority date: 2000-03-31
Filing date: 2000-03-31
Publication date: 2001-10-12

Abstract

(57)【要約】【課題】嗜好性に合った番組を主番組を含めて見たいと
きにいつでも直ちに見ることができ、放送局側ではダイ
ジェスト放送を制作しないで済み、番組スポンサー等の
企業側では、視聴者の嗜好性番組の分析結果等を容易に
得る。【解決手段】嗜好番組の蓄積管理方法は、１）放送局Ｂ
１に置かれた番組放送システム１０により、番組スポン
サーＢ３からの番組制作依頼に基づく番組に、その番組
コンテンツに応じて予め業界団体Ｂ４で標準化された番
組カテゴリーコードを含む番組属性情報を付与して放送
する、２）一般家庭Ｃ１に置かれた蓄積型ＴＶ２０の処
理により、放送番組の中から一般家庭Ｃ１の視聴者の好
みに応じて予め登録された番組属性情報の付与された放
送番組のみを選別して蓄積する、３）応答サーバ会社Ｂ
２に置かれた応答サーバ・システム３０の処理により、
視聴者の好みに応じて予め登録された番組属性情報を顧
客情報に対応づけ可能な視聴者嗜好番組分析データとし
て収集し、番組スポンサーＢ３に提供可能に管理するも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、視聴者嗜好番組の
蓄積管理方法、その蓄積管理システム、インテリジェン
ス機能付き蓄積型ＴＶ、放送蓄積エージェント・システ
ム、放送局向け番組放送システム、及び応答サーバ・シ
ステムに関する。

【０００２】

【従来の技術】現在運用中のＣＳ（通信衛星）デジタル
放送のほか、２０００年末に実施予定のＢＳ（放送衛
星）デジタル放送や、その後に実施予定の地上波デジタ
ル放送等を加え、放送分野におけるデジタル化が急速に
進められている。

【０００３】このようなデジタル放送では、映像、音
声、及びデータの各情報が多重化されて視聴者側のＴＶ
（テレビ）に送られるが、この内、映像と音声の放送サ
ービス（主放送とも呼ぶ）では通常の番組（主番組）等
が放送され、データの放送サービス（データ放送とも呼
ぶ）では、その主番組の出演者に関する情報等を主放送
の放送中等に確認できたり、或いは主番組とは全然関係
のない気象情報やニュース等の情報配信用として利用し
たり、さらに放送局側との間で公衆回線に接続されデー
タ伝送可能な場合にはオンラインショッピング等のサー
ビス提供用として適用したりすることが可能となる。

【０００４】最近、こういったデータ放送を利用して視
聴者が放送時刻に縛られずに自分のペースで見たい番組
を観ることを目的とする蓄積型情報放送システム等が提
案されている（例えば、特開平１１−１９６３８５号公
報、特開平１１−１９６３８９号公報）。

【０００５】この蓄積型情報放送システムによれば、放
送局が主番組放送に多重化させるデータとしてタグ情報
と本体情報のコンテンツを含むダイジェストを放送し、
視聴者の受信端末側ではそのダイジェスト放送を予め設
定した優先度に応じて選択して記憶媒体に蓄積すること
で好きなときにいつでも放映させて楽しんだ入り、ある
いはダイジェストを元に主番組を放送局のデータベース
から入手したりすることが可能とされている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述で
提案されている蓄積型情報放送システムでは、視聴者の
受信端末側で蓄積される情報はダイジェストのみであ
り、しかもそのダイジェストは予め放送局側の意図によ
り制作されたものであり、必ずしも視聴者側の視点に立
ったものとは言えない。例えば、番組全体のダイジェス
トは制作できても、その番組の中で視聴者の好みとする
タレント等の出演者が出演している部分のみを抽出して
ダイジェストにしたり、さらにそのタレントの出演して
いる部分で別の好みのタレントも同時に出演している部
分のみを抽出してダイジェストにしたりする等は困難で
ある。

【０００７】また、上述の蓄積型情報放送システムで
は、あくまでダイジェストのみを蓄積し、主番組は放送
局側のデータベースから通信回線を介して入手するもの
であるため、主番組のアクセス（ダウンロード）にデー
タ容量や回線混雑状況等に応じた時間を要してしまう。
そうすると、ダイジェストに引き続き主番組を見ようと
思っても、なかなか見ることができず、その点において
は必ずしも使い勝手がよいとは言えない。しかも、回線
使用料等も別途にかかる場合もあり、コスト的にも不利
である。

【０００８】また、放送局側では、ダイジェスト放送を
制作することは必ずしも効率のよいものではなく、手間
がかかり人件費等コストの面で不利である。

【０００９】これとは別に、番組スポンサー等の企業側
では、視聴者の選択したダイジェスト等の情報を活用し
て、例えば、視聴者の嗜好性番組を分析してその後のマ
ーケティングに活かしたいといった要求もある。

【００１０】本発明は、このような従来の問題を背景に
なされたものであり、視聴者側では、嗜好性に合った番
組をダイジェストだけでなく主番組を含めて見たいとき
にいつでも直ちに見ることができ、放送局側ではダイジ
ェスト放送を制作しないで済み、番組スポンサー等の企
業側では、視聴者の嗜好性番組の分析結果等を容易に得
ることを、その目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１記載の発明に係る視聴者嗜好番組の蓄積管
理方法は、番組スポンサーとなる企業からの番組制作依
頼に基づく番組に、その番組コンテンツに応じて予め設
定（例えば、業界団体で標準化）された番組カテゴリー
コードを含む番組属性情報を付与して放送するステップ
と、ここで放送される放送番組の中から視聴者の好みに
応じて予め登録された番組属性情報の付与された放送番
組のみを選別して蓄積するステップと、前記視聴者の好
みに応じて予め登録された番組属性情報を、前記視聴者
の予め登録された顧客情報に基づく可能な視聴者嗜好番
組分析データとして収集しそのデータを前記企業に提供
可能に管理するステップと、を備えたことを特徴とす
る。

【００１２】請求項２記載の発明に係る視聴者嗜好番組
の蓄積管理システムは、番組スポンサーとなる企業から
の番組制作依頼に基づく番組に、その番組コンテンツに
応じて予め設定された番組カテゴリーコードを含む番組
属性情報を付与して放送する番組放送システムと、この
番組放送システムにより放送される放送番組の中から視
聴者の好みに応じて予め登録された番組属性情報の付与
された放送番組のみを選別して記録媒体に蓄積する蓄積
型ＴＶと、前記視聴者の好みに応じて予め登録された番
組属性情報を、前記視聴者の予め登録された顧客情報に
基づく可能な視聴者嗜好番組分析データとして収集しそ
のデータを前記企業に提供可能に管理する情報処理シス
テムと、を備えたことを特徴とする。

【００１３】請求項３記載の発明に係るインテリジェン
ス機能付き蓄積型ＴＶは、番組コンテンツに応じて予め
設定された番組カテゴリーコードを含む番組属性情報の
付与された放送番組を受信する受信系と、この受信系に
より受信される放送番組の中から視聴者の好みに応じて
予め登録された番組属性情報の付与された放送番組のみ
を選別して記録媒体に蓄積する放送蓄積エージェント・
システムと、この放送蓄積エージェント・システムによ
り記録媒体に蓄積された放送番組を表示する表示系と
を、備えたことを特徴とする。

【００１４】請求項４記載の発明では、請求項３記載の
発明において、前記放送蓄積エージェント・システムに
より予め登録された番組属性情報を、前記視聴者の顧客
情報に対応づけ可能な視聴者嗜好番組分析データとし
て、応答サーバシステムに送る通信系をさらに備えたこ
とを特徴とする。

【００１５】請求項５記載の発明に係る放送蓄積エージ
ェント・システムは、番組コンテンツに応じて予め設定
された番組カテゴリーコードを含む番組属性情報の付与
された放送番組を受信して表示するＴＶ用の構成であっ
て、視聴者の好みに応じた放送番組に関する番組属性情
報を予め登録する情報登録手段と、前記放送番組の中か
ら前記情報登録手段により登録された番組属性情報の付
与された放送番組のみを選別して記録媒体に表示可能に
蓄積する番組蓄積手段と、を備えたを特徴とする。

【００１６】請求項６記載の発明に係る放送局向け番組
放送システムは、番組スポンサーとなる企業からの番組
制作依頼に基づく番組にその番組コンテンツに応じて予
め業界団体で標準化された番組カテゴリーコードを含む
番組属性情報を付与する付与手段と、この付与手段によ
り番組属性情報の付与された番組を放送する送信系と、
を備えたことを特徴とする。

【００１７】請求項７記載の発明に係る応答サーバ・シ
ステムは、視聴者を顧客とする顧客情報を登録する登録
手段と、前記視聴者の好みに応じた放送番組を選別する
ために予め登録された番組属性情報を入力する入力手段
と、この入力手段により入力された前記番組属性情報お
よび前記登録手段により登録された顧客情報を視聴者嗜
好番組分析データとして企業に提供可能に管理するデー
タ管理手段と、を備えたことを特徴とする。

【００１８】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る視聴者嗜好番
組の蓄積管理方法、その蓄積管理システム、インテリジ
ェンス機能付き蓄積型ＴＶ、放送蓄積エージェント・シ
ステム、放送局向け番組放送システム、及び応答サーバ
・システムの実施形態を具体的に説明する。

【００１９】図１は、本例による視聴者嗜好番組の蓄積
管理システム１の全体像を説明するものである。この図
１に示すシステム１は、放送局Ｂ１に置かれた番組放送
システム１０と、一般家庭Ｃ１に置かれたインテリジェ
ンス機能付き蓄積型ＴＶ２０と、応答サーバ会社Ｂ２に
置かれた情報処理システム（応答サーバ・システム）３
０と、を備える。蓄積型ＴＶ２０と応答サーバ・システ
ム３０とは公衆回線等のネットワーク（通信回線）５０
を介して通信可能に接続される。

【００２０】番組放送システム１０は、番組スポンサー
となるメーカ等の各企業Ｂ３からの番組制作依頼に基づ
く番組に、その番組コンテンツに応じて予め放送業界等
の業界団体Ｂ４で標準化された番組カテゴリーコード
（カテゴリーインデックス）を含む番組属性情報を付与
して放送する。この放送には主放送及びデータ放送が含
まれる。主放送はアナログ放送及びデジタル放送のいず
れでも適用可能であるが、本例ではデジタル放送として
説明する。

【００２１】インテリジェンス機能付き蓄積型ＴＶ２０
は、番組放送システム１０により放送される放送番組の
中から視聴者の好みに応じて予めカテゴリー登録（エー
ジェント設定）された放送番組のみを選別して記録媒体
（本例ではハードディスク（ＨＤＤ））４１に蓄積する
放送蓄積エージェント・システム４０を一体に搭載して
いる。

【００２２】応答サーバ・システム３０は、視聴者の好
みに応じて予め登録された番組属性情報をネットワーク
を介して受信し、その番組属性情報を視聴者の予め登録
された顧客情報（本例では顧客データベース（ＤＢ））
に対応づけ可能な視聴者嗜好番組分析データとして収集
しその分析レポート等の情報を番組スポンサーとなる各
企業Ｂ３向けに提供可能に管理する。

【００２３】図２は、上記の番組放送システム１０、イ
ンテリジェンス機能付き蓄積型ＴＶ２０、及び応答サー
バ・システム３０の構成例を説明するものである。

【００２４】番組放送システム１０は、図２に示すよう
に機能上、主放送コンテンツ生成ユニット１１、データ
放送コンテンツ生成ユニット１２、符号化／多重化ユニ
ット１３、変調／送信系１４、その放送アンテナ１４ａ
のほか、番組カテゴリーコード等付与ユニット１５を備
える。これらの各要素の構成は、あくまで例示であり、
本発明の趣旨に逸脱しない範囲内で種々変形可能であ
る。

【００２５】上記構成により、本例の番組放送システム
１０は、各企業Ｂ３からの番組制作依頼に応じて主放送
コンテンツ生成ユニット１１にて生成された主放送コン
テンツ及びデータ放送コンテンツ生成ユニット１２にて
生成されたデータ放送コンテンツを、符号化／多重化ユ
ニット１３にて例えばＭＰＥＧ（ＭｏｖｉｎｇＰｉｃ
ｔｕｒｅＥｘｐｅｒｔｓＧｒｏｕｐ：動画像符号化
専門家会合）−２等の所定の動画像符号化規格に基づく
圧縮、映像符号化、音声符号化、多重化のアルゴリズム
に基づいて符号化／多重化する。

【００２６】このとき、符号化／多重化ユニット１３で
は、主放送コンテンツ及びデータ放送コンテンツに加
え、番組カテゴリーコード等付与ユニット１５にてその
各コンテンツに応じて予め業界団体Ｂ４で規格化された
番組カテゴリーコード等の番組属性情報（後述）が付与
される。このように番組属性情報の付与された主放送及
びデータ放送の各コンテンツの符号化／多重化データ
（「ビットストリーム」とも呼ぶ）は、変調／送信系１
４を介してその放送アンテナ１４ａから所定周波の電波
に乗せて放送される。

【００２７】インテリジェンス機能付き蓄積型ＴＶ２０
は、上述した放送蓄積エージェント・システム４０、番
組蓄積用ＨＤＤ４１のほか、図２に示すように放送電波
を受ける受信アンテナ２１ａを有する復調／受信系２
１、復号化／逆多重化ユニット２２、主放送コンテンツ
信号処理系２３、データ放送コンテンツ信号処理系２
４、画像合成２５、表示装置２６、ＴＶ全体動作コント
ローラ２７、視聴者の番組選定、音量等の各種調整等を
遠隔操作するためのリモコン２８、及びリモコンインタ
フェース２９を備える。

【００２８】これらの各要素の構成は、あくまで例示で
あり、本発明の趣旨に逸脱しない範囲内で種々変形可能
である。視聴者による番組選定等の操作手段に関して
は、本例ではリモコン２８以外は特に図示していない
が、例えばＴＶ本体に一体に内蔵され、又は別体で接続
されたキーボードやポインティングデバイス等の入力デ
バイスを直接操作することでも可能である。

【００２９】上記構成により、本例の蓄積型ＴＶ２０で
は、ＴＶ全体動作の制御中枢として機能するコントロー
ラ２７による制御の元で、受信アンテナ２１ａを経由し
て復調／受信系２１にて復調された受信信号を復号化／
逆多重化ユニット２２にて元の主放送及びデータ放送の
各コンテンツのデータに復号化、逆多重化され、その各
データが主放送コンテンツ信号処理系２３及びデータ放
送コンテンツ信号処理系２４、画像合成部２５を介して
表示装置２６上に映される。このとき、視聴者の操作に
よりリモコン２８からの遠隔操作信号がリモコン・イン
タフェース２９を介してコントローラ２７に入力され、
これにより、放送番組選択、切り換え等が制御される。

【００３０】一方、復号化／逆多重化ユニット２２で
は、主放送及びデータ放送の各コンテンツのデータのほ
か、受信信号から番組カテゴリーコード等（番組属性情
報）のデータも複合化、逆多重化され、そのデータは放
送蓄積ユニット４０に入力される。

【００３１】放送蓄積エージェント・システム４０は、
図２に示すように本例ではマイクロコンピュータを搭載
してなり、制御中枢を成すＣＰＵ４２、放送蓄積エージ
ェント・ソフトウェア（プログラム）を実行可能に内蔵
するＲＯＭ４３、ＲＡＭ４４、逆多重化された主放送コ
ンテンツ、データ放送コンテンツ、番組カテゴリーコー
ド等の各データ用のデータ入力インターフェース４５、
蓄積設定画面、蓄積画面選択画面、蓄積された番組等の
データ出力インターフェース４６、登録情報用の記録媒
体４７、番組蓄積ＨＤＤ用Ｉ／Ｏ４８、通信インターフ
ェース４９等を備える。これらの各要素は互いにバスを
介して通信可能に接続される。この内、通信インターフ
ェース４９は応答サーバ・システム３０側にネットワー
ク５０を介して接続される。これらの各要素の構成は、
あくまで例示であり、本発明の趣旨に逸脱しない範囲内
で種々変形可能である。例えば、各要素の処理に関係す
るプログラムやデータ用の記録媒体は、ＲＯＭやＨＤＤ
のほか、その他の半導体メモリ（可搬型のＩＣカード等
も含む）や、ディスク媒体（磁気ディスク、光磁気ディ
スク、ＣＤ系、ＤＶＤ系等）、テープ媒体等、いずれの
タイプのものでも適用可能である。

【００３２】上記構成により、本例の放送蓄積エージェ
ント・システム４０は、ＲＯＭ４３に内蔵された放送蓄
積エージェント・プログラムをＣＰＵ４２が実行するこ
とにより、視聴者の好みに応じた放送番組を設定するた
めの蓄積設定画面に応じたデータを画像合成部２５を介
して所定の表示フォーマット（後述参照）で表示装置２
６上の画面表示させ、この画面を見ながら視聴者による
リモコン２８等の操作で設定された番組属性情報を予め
記録媒体４７に登録し、これと同じ番組属性情報の付さ
れた放送番組のみを選定し、その選定コンテンツをＩ／
Ｏポート４８を介して番組ＨＤＤ４１内に蓄積する。

【００３３】また、この放送蓄積ユニット４０は、ＲＯ
Ｍ４３に内蔵された放送蓄積エージェント・プログラム
をＣＰＵ４２が実行することにより、蓄積番組選定画面
に応じたデータを画像合成部２５を介して所定の表示フ
ォーマット（後述参照）で表示装置２６上に画面表示さ
せ、この画面を見ながら視聴者によるリモコン２８等の
操作で選択された放送番組をＨＤＤ４１からＩ／Ｏ４
８、出力インタフェース４６、及び画像合成部２５を介
して表示装置２６上に表示する。

【００３４】応答サーバ・システム３０は、図２に示す
ようにＣＰＵ３１、ＲＯＭ等（ハードディスク等も含
む）のデータベース管理システムや顧客分析・マーケテ
ィングレポート作成等に関する所定のプログラムを記録
した記録媒体３２、及びＲＡＭ３３のほか、顧客データ
ベース（ＤＢ）３４、入力デバイス３５、表示装置３
６、及びプリンタ３７用の各種Ｉ／Ｏポート３４ａ〜３
７ａ、及び通信インターフェース３８を備える。これら
の各要素は互いにバスを介して通信可能に接続される。
この内、通信インタフェース３８はネットワーク５０を
介して蓄積型ＴＶ２０の放送蓄積エージェント・システ
ム４０に通信可能に接続される。これらの各構成は、あ
くまで例示であり、本発明の趣旨に逸脱しない範囲内で
種々変形可能である。

【００３５】上記構成により、この応答サーバ・システ
ム３０は、記録媒体３２のプログラムをＣＰＵ３１が実
行することにより、顧客データベース（ＤＢ）３４にて
視聴者を顧客とする顧客情報を管理すると共に、通信イ
ンターフェース３８を介して視聴者の好みに応じて登録
された顧客別の番組属性情報を入力し、これらの顧客情
報及び顧客別の番組属性情報を視聴者嗜好番組分析デー
タとして運用可能となっている。視聴者嗜好番組分析デ
ータは、マーケティングレポートとしてプリンタ３７で
印刷され、或いは電子データ（電子メールの添付ファイ
ル、ＴＣＰ／ＩＰプロトコルのＦＴＰサービスによるフ
ァイル配信等）のまま通信インタフェース３８からネッ
トワークを介してオンラインで番組スポンサーとなる企
業Ｂ３に提供可能となっている。

【００３６】図３は、嗜好番組蓄積管理システム１の利
用例（例えば、ビジネスモデルとしての利用例）に関す
る処理シーケンスの各手順を、各業界Ｂ１〜Ｂ４及び家
庭Ｃ１毎に説明するものである。

【００３７】１．放送業界（業界団体）放送業界Ｂ３では、図示のように番組コンテンツのカテ
ゴライズ化に関するカテゴリーコード標準化作業が行わ
れ（ステップＳ１１）、番組コンテンツとカテゴリーコ
ードとの対応づけが可能な番組コンテンツカテゴリー標
準コードマスタが作成される（ステップＳ１２）。番組
コンテンツカテゴリー標準コードマスタ（番組属性情
報）の設定例を図４〜図６に示す。図４は、番組コンテ
ンツＣ１〜Ｃｎ毎に割り当てられたカテゴリーコードＮ
ｃ１〜Ｎｃｎの一例、図５はタレントＴ１〜Ｔｎ毎に割
り当てられたタレントコードＮｔ１〜ｔｎの一例、図６
はキーワード毎に割り当てられたキーワードコードＮｋ
１〜Ｎｋ１の一例をそれぞれ示すが、これらの番組属性
情報は一義的に検索可能な形式のものであればいずれの
フォーマットであってもよい。

【００３８】２．番組スポンサー（各企業）番組スポンサーＢ３では、図示のように番組作成依頼を
放送局Ｂ１に出される（ステップＳ２１）。また、この
番組の放送後等、適宜な時期に後述のように応答サーバ
会社Ｂ２から視聴者嗜好番組分析レポート等のマーケテ
ィングレポートが送られる（ステップＳ２２）。

【００３９】３．放送局放送局Ｂ１では、番組スポンサーＢ３からの番組作成依
頼を元に番組が作成される（ステップＳ３１）。する
と、番組放送システム１０では、作成された番組のコン
テンツに応じて上記で標準化された番組カテゴリーコー
ド等の番組属性情報を付与し、決められた放送スケジュ
ールの時刻に放送する。図７は番組コンテンツＣ１〜Ｃ
ｎ毎に出演タレントＴ○〜Ｔ○及びキーワードＫ○〜Ｋ
○を関連づけて、番組コンテンツコードＮｃ１〜Ｎｃｎ
のほか、タレントコードＮｔ○〜Ｎｔ○及びキーワード
コードＮｋ○〜Ｎｋ○にコード化する場合の一例を示
す。

【００４０】この場合、放送される番組Ｃｎには番組属
性情報として番組コンテンツコードＮｃｎ、出演タレン
トに応じたタレント・コードＮｔｎ、キーワードコード
Ｎｋｎが含まれる。この番組Ｃｎの放送は、主放送およ
びデータ放送として各家庭Ｓ５１のＴＶ２０で視聴者の
好みに応じて視聴や録画等が行われる。

【００４１】４．家庭家庭Ｃ１では、インテリジェンス機能付き蓄積型ＴＶ２
０の処理により、放送局Ｂ１からのカテゴリーコード付
き番組放送を受信し、予め記録媒体４７に蓄積した番組
のカテゴリーコード等の番組属性情報の付与された番組
のみを選定して自動的にＨＤＤ４１に蓄積する（ステッ
プＳ５３〜Ｓ５５）。そして、ＨＤＤ４１に蓄積された
番組は、視聴者の選択により見たいときに視聴され、或
いはその後に削除等が行われる。また、視聴者により設
定された番組属性情報が顧客別設定情報として応答サー
バ会社Ｂ２に送られる。

【００４２】上記の具体例として、放送蓄積エージェン
ト・システム４０による処理例を図８〜図１４に基づい
て説明する。

【００４３】まず、視聴者の蓄積したい番組のカテゴリ
ーコード等の登録に関する処理を図８〜図１０に基づい
て説明する。

【００４４】図８は、上記ステップＳ５１の処理に対応
するもので、視聴者の蓄積したい番組を設定する場合の
放送蓄積エージェント・システム４０による処理例を示
す。この図８において、本システム４０のＣＰＵ４２が
ＲＯＭ４３に内蔵されているプログラムを実行すること
により、視聴者のリモコン操作等の操作信号を受けて、
番組したい番組を設定するための所定フォーマットの蓄
積設定画面が表示装置２６上で画面表示され（ステップ
Ｓ１０１）、画面モード、例えば本例ではカテゴリー登
録用画面モード及びタレント登録用画面モードの選定が
行われる（ステップＳ１０２）。

【００４５】この処理で、カテゴリー登録用画面モード
が選定された場合は、ステップＳ１０３〜ステップＳ１
０５の各処理に移行し、タレント登録用画面モードの選
定が行われた場合は、ステップＳ１０７〜Ｓ１１０の各
処理に移行する。

【００４６】例えば、カテゴリー登録用画面モードの場
合は、予め設定されたカテゴリー登録画面が表示される
（ステップＳ１０３）。このカテゴリー登録画面の一例
を図９に示す。図９の表示例では、視聴者が画面を見な
がらリモコン操作で容易に選択できるＧＵＩで構成さ
れ、カテゴリー（映画、アニメ、スポーツ、音楽、教
養、ドラマ等）毎にコンボボックスやプルダウンメニュ
ー等の選択画面で構成されたジャンル（例えば、スポー
ツの場合、サッカー、プロ野球、ゴルフ、テニス、プロ
レス等）、および番組（例えば、スポーツの場合、２週
間先までの放送予定のスポーツ番組）が表示される。こ
の画面は複数枚の場合、例えば画面上部に設定された
「前」ボタン及び「次」ボタンで押す操作で前画面又は
次画面を順次切り換えて表示可能となっている。

【００４７】次いで、このように表示されたカテゴリー
登録用画面を見ながら視聴者の操作により好きなカテゴ
リーがジャンルや番組毎に１つ又は複数選定され（ステ
ップＳ１０４）、その設定内容で間違いがない場合、視
聴者の操作（図９の例では画面下部に設定された「登録
する」ボタンを押す操作）により登録が行われる（ステ
ップＳ１０５）。これにより、選定されたカテゴリーに
対応した番組属性情報（カテゴリーコードＮｃｎ）が記
録媒体４７に登録される。

【００４８】このカテゴリー登録に引き続き、蓄積した
い番組のタレント登録を行う場合は、ステップＳ１０２
に戻って画面モードの選定が行われ、これにより予め設
定されたタレント登録画面が表示される（ステップＳ１
０７）。図９の例では、画面下部に設定された「タレン
ト登録に進む」ボタンを押す操作によりタレント登録画
面が表示される。タレント登録画面の表示例を図１０に
示す。図１０の場合は、好きなタレントの名前（例え
ば、中村雅俊）が予め「あ行」〜「わ行」毎にコンボボ
ックス等のメニュー式で選択可能に表示される。この画
面には、好きなキーボード（例えば、北海道）を入力又
は選択するキーワード入力欄も設定され、これによりキ
ーワード設定が可能となっている。その他の画面フォー
マットは図９の場合と同様である。

【００４９】そこで、このようなタレント登録画面を見
ながら視聴者の操作により好きなタレントが選定され
（ステップＳ１０８）、キーワードが入力されると（ス
テップＳ１０９）、その設定内容で間違いがない場合、
視聴者の操作（図１０の例では画面下部に設定された
「登録する」ボタンを押す操作）により登録が行われる
（ステップＳ１１１０）。これにより、選定されたタレ
ント及び入力されたキーワードに対応した番組属性情報
（タレントコードＮｔｎ、キーワードコードＮｋｎ）が
記録媒体４７に登録される。再度、カテゴリー登録を行
う場合は、図１０の例では「カテゴリ登録に戻る」ボタ
ンを押す操作により行われる。

【００５０】以上のカテゴリー登録及びタレント登録の
両処理は、設定終了（ステップＳ１０６）が行われるま
で繰り返し実行される。

【００５１】次いで、上記処理でカテゴリーコード等が
登録された番組を自動的に蓄積する場合の放送蓄積エー
ジェント・システム４０による処理例を図１１に基づい
て説明する。

【００５２】図１１において、放送蓄積エージェント・
システム４０は、ＣＰＵ４２がＲＯＭに内蔵されている
プログラムを実行することにより、データ入力インター
フェース４５を介してカテゴリーコード（Ｎｃｎ、Ｎｔ
ｎ、Ｎｋｎ）等の付与された番組（Ｃｎ）を入力すると
（ステップＳ１１１）、上記処理で記録媒体４７に登録
されたカテゴリーコード等（Ｎｃｎ、Ｎｔｎ、Ｎｋｎ）
を参照し（ステップＳ１１２）、その登録コードが入力
コード中に存在するか否かを判断する（ステップＳ１１
３）。

【００５３】この判断でＹＥＳ（コードあり）の場合
は、その対応する番組（Ｃｎ）を抽出してＨＤＤ４１に
自動蓄積させ（ステップＳ１１４〜Ｓ１１５）、ＮＯ
（コードなし）の場合は、上記ステップＳ１１１に戻り
同様の処理を繰り返し行う。

【００５４】次いで、上記処理で蓄積された番組を視聴
する場合及び削除する場合の放送蓄積エージェント・シ
ステム４０による処理例を図１２〜図１４に基づいて説
明する。

【００５５】図１２において、放送蓄積エージェント・
システム４０は、ＣＰＵ４２がＲＯＭに内蔵されている
プログラムを実行することにより、視聴者のリモコン操
作等の操作信号を受けて、蓄積した番組を選定するため
の所定の表示フォーマットの蓄積番組選択画面が表示装
置２６上で画面表示される（ステップＳ１２１）。この
蓄積番組選択画面の一例を図１３に示す。

【００５６】図１３に示す表示例では、図９及び図１０
と同様のＧＵＩで構成され、現在、ＨＤＤ４１に蓄積さ
れている番組の一覧が項目毎に視認可能となっている。
各項目には、番組名のほか、「見る」、「削除」ボタン
や、番組に応じて「シリーズ前回」、「前回あらすじ」
ボタン等が設定されている。図１３の例では、前述で設
定されたスポーツ、教養、タレント、キーワードの順に
各番組の一覧が表示されている。

【００５７】上記のように表示された蓄積番組選択画面
を見ながら視聴者のリモコン２８等の操作により視聴し
たい番組が選択される（ステップＳ１２２）。この番組
選択は、図１０の例では「見る」ボタンを押す操作によ
り実施される。これにより、視聴者の選択した番組がＨ
ＤＤ４１から表示装置２６上に表示され、視聴が可能と
なる（ステップＳ１２３）。この番組が終了すると、他
の番組を含めて最終的に視聴が終了するまで（ステップ
Ｓ１２４）、上記と同様の処理（ステップＳ１２１〜Ｓ
１２４）が繰り返される。

【００５８】一方、蓄積した番組を削除する場合、放送
蓄積エージェント・システム４０は、ＣＰＵ４２がＲＯ
Ｍに内蔵されているプログラムを実行することにより、
図１４に示すように上記と同様の蓄積番組選択画面を表
示させ（ステップＳ１３１）、その画面を見ながら視聴
者の操作（図１０の例では「削除」ボタンを押す操作）
により削除したい番組が選択されると（ステップＳ１３
２）、その選択された番組をＨＤＤ４１から削除し（ス
テップＳ１３３）、この一連の処理を削除したい全ての
番組が削除されるまで繰り返し実行する（ステップＳ１
３４）。

【００５９】５．応答サーバー会社応答サーバ会社Ｂ２では、図３に示すように応答サーバ
・システム３０の処理により、各家庭Ｃ１の蓄積型ＴＶ
２０からネットワーク５０を介して上記の視聴者の蓄積
したい番組の登録した番組カテゴリーコード等の番組属
性情報が入力されると、これと顧客データベース３４に
予め登録された顧客情報とからなる顧客別嗜好設定情報
が作成される（ステップＳ４１）。図１５は、顧客情報
の一例を、図１６は、顧客別嗜好設定情報の一例をそれ
ぞれ示す。図１５に示す顧客情報は、例えば顧客コード
Ｐ１〜Ｐｎ毎に氏名、住所、生年月日、性別、電話番号
等の連絡先、職業、その他必要事項が登録されている。
図１６に示す顧客別嗜好設定情報は、例えば顧客コード
Ｐ１〜Ｐｎ毎にカテゴリーコード等（Ｎｃ○、Ｎｔ○、
Ｎｋ○）の設定情報が作成されている。

【００６０】次いで、上記のように作成された顧客別嗜
好設定情報に基づいて顧客分析が行われ、例えば図１７
に示すように顧客の年代別、性別、地域別、その他（職
業別、世帯別等）毎に設定された各番組の集計（或いは
視聴率算出）やその他の統計手法による分析が行われ
（ステップＳ４２）、その分析結果に基づいて番組スポ
ンサーＢ３向けのマーケティングレポートが作成され
（ステップＳ４３）、適用な時期に番組スポンサーＢ３
に送られる。

【００６１】従って、本例によれば、視聴者側では、嗜
好性に合った番組をダイジェストだけでなく主番組を含
めて見たいときにいつでも直ちに見ることができ、放送
局側ではダイジェスト放送を制作しないで済み、番組ス
ポンサー等の企業側では、視聴者の嗜好性番組の分析結
果等を容易に得る。

【００６２】なお、放送業界等の業界団体による番組カ
テゴリーコードの標準化／コード化作業は、今後、行わ
れることを想定しており、現状では特に標準化された番
組カテゴリーコードが存在しない。従って、標準化やコ
ード化されるまでに時間がかかったり、或いは標準化が
困難な場合は、放送局やその関連会社等が独自に設定し
たコード等を適用することが望ましい。

【００６３】なお、本例では、今後実施予定のＢＳデジ
タル放送や地上波デジタル放送を意図した構成としたあ
るが、本発明はこれに限らず、現状の地上波アナログ放
送やＢＳアナログ放送においても適用可能である。

【００６４】本例では、放送蓄積エージェント・システ
ムは、蓄積型ＴＶに一体に搭載している例を示している
が、これとは別に専用チューナー等に内蔵したり、単体
のユニットとして構成したりすることももちろん可能で
ある。

【００６５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
嗜好性に合った番組をダイジェストだけでなく主番組を
含めて見たいときにいつでも直ちに見ることができ、放
送局側ではダイジェスト放送を制作しないで済み、番組
スポンサー等の企業側では、視聴者の嗜好性番組の分析
結果等を容易に得ることができる嗜好番組の蓄積管理方
法、その蓄積管理システム、インテリジェンス機能付き
蓄積型ＴＶ、放送蓄積エージェント・システム、放送局
向け番組放送システム、及び応答サーバ・システムを提
供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態による嗜好番組蓄積管理シス
テムの全体像を示す概念図。

【図２】嗜好番組蓄積管理システムの全体構成を示す概
略ブロック図。

【図３】嗜好番組蓄積管理システムの利用例を説明する
概要図。

【図４】番組コンテンツ情報の一例を説明する概要図。

【図５】タレント情報の一例を説明する概要図。

【図６】キーワード情報の一例を説明する概要図。

【図７】番組カテゴリーコード等の付与例を説明する概
要図。

【図８】放送蓄積エージェント・システムによる番組設
定時の処理例を示す概略フローチャート。

【図９】蓄積設定画面の内のカテゴリー登録画面の表示
例を示す図。

【図１０】蓄積設定画面の内のタレント登録画面の表示
例を示す図。

【図１１】放送蓄積エージェント・システムによる番組
蓄積時の処理例を示す概略フローチャート。

【図１２】放送蓄積エージェント・システムによる番組
視聴時の処理例を示す概略フローチャート。

【図１３】蓄積番組選択画面の表示例を示す図。

【図１４】放送蓄積エージェント・システムによる番組
削除時の処理例を示す概略フローチャート。

【図１５】顧客データベース情報の一例を説明する図。

【図１６】顧客別嗜好設定情報の一例を説明する図。

【図１７】顧客分析データの一例を説明する図。

【符号の説明】

１嗜好番組蓄積管理システム１０放送局向け番組放送システム１１主放送コンテンツ生成ユニット１２データ放送コンテンツ生成ユニット１３符号化／多重化ユニット１４変調／送信系１４ａ放送アンテナ２０インテリジェンス機能別蓄積型ＴＶ２１ａ受信アンテナ２２復号化／逆多重化ユニット２３主放送コンテンツ信号処理系２４データ放送コンテンツ信号処理系２５画像合成部２６表示装置２７ＴＶ全体動作コントローラ２８リモコン２９リモコンインターフェース３０応答サーバ・システム（情報処理システム）３１ＣＰＵ３２ＲＯＭ（所定プログラム内蔵）３３ＲＡＭ３４顧客データベース３５入力デバイス３６表示装置３７プリンタ３８通信インターフェース４０放送蓄積エージェント・システム４１番組蓄積用ハードディスク・ドライブ（ＨＤＤ）４２ＣＰＵ４３ＲＯＭ（放送蓄積エージェント・プログラム内
蔵）４４ＲＡＭ４５データ入力インターフェース４６データ出力インタフェース４７登録情報用の記録媒体４８Ｉ／Ｏポート４９通信インターフェース５０ネットワーク

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｎ 5/781 Ｈ０４Ｎ 7/08 Ｚ 7/08 7/081 (72)発明者小林健二東京都港区芝浦一丁目１番１号株式会社東芝本社事務所内 (72)発明者山元庸東京都府中市東芝町１番地株式会社東芝府中工場内 (72)発明者大多和求東京都府中市東芝町１番地株式会社東芝府中工場内 (72)発明者坂倉健之東京都港区海岸１丁目９番11号株式会社アール・アイ・シー (72)発明者東啓史東京都港区海岸１丁目９番11号株式会社アール・アイ・シー (72)発明者斎藤宏海東京都港区海岸１丁目９番11号株式会社アール・アイ・シーＦターム(参考） 5C025 AA28 BA25 BA27 BA28 BA30 CA09 CB09 CB10 DA01 DA04 DA05 DA10 5C061 BB03 5C063 AA20 AB03 AB07 AC01 AC05 AC10 CA11 CA23 CA29 CA36 (54)【発明の名称】視聴者嗜好番組の蓄積管理方法、その蓄積管理システム、インテリジェンス機能付き蓄積型ＴＶ、放送蓄積エージェント・システム、放送局向け番組放送システム、及び応答サーバ・システム

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】番組スポンサーとなる企業からの番組制
作依頼に基づく番組に、その番組コンテンツに応じて予
め設定された番組カテゴリーコードを含む番組属性情報
を付与して放送するステップと、前記放送される放送番組の中から視聴者の好みに応じて
予め登録された番組属性情報の付与された放送番組のみ
を選別して蓄積するステップと、前記視聴者の好みに応じて予め登録された番組属性情報
を、前記視聴者の予め登録された顧客情報に基づく視聴
者嗜好番組分析データとして収集しそのデータを前記企
業に提供可能に管理するステップと、を備えたことを特
徴とする視聴者嗜好番組の蓄積管理方法。
【請求項２】番組スポンサーとなる企業からの番組制
作依頼に基づく番組に、その番組コンテンツに応じて予
め設定された番組カテゴリーコードを含む番組属性情報
を付与して放送する番組放送システムと、前記番組放送システムにより放送される放送番組の中か
ら視聴者の好みに応じて予め登録された番組属性情報の
付与された放送番組のみを選別して記録媒体に蓄積する
蓄積型ＴＶと、前記視聴者の好みに応じて予め登録された番組属性情報
を、前記視聴者の予め登録された顧客情報に基づく視聴
者嗜好番組分析データとして収集しそのデータを前記企
業に提供可能に管理する情報処理システムと、を備えた
ことを特徴とする視聴者嗜好番組の蓄積管理システム。
【請求項３】番組コンテンツに応じて予め設定された
番組カテゴリーコードを含む番組属性情報の付与された
放送番組を受信する受信系と、この受信系により受信される放送番組の中から視聴者の
好みに応じて予め登録された番組属性情報の付与された
放送番組のみを選別して記録媒体に蓄積する放送蓄積エ
ージェント・システムと、前記放送蓄積エージェント・システムにより記録媒体に
蓄積された放送番組を表示する表示系とを、備えたこと
を特徴とするインテリジェンス機能付き蓄積型ＴＶ。
【請求項４】請求項３記載の発明において、前記放送
蓄積エージェント・システムにより予め登録された番組
属性情報を、前記視聴者の顧客情報に対応づけ可能な視
聴者嗜好番組分析データとして、応答サーバシステムに
送る通信系をさらに備えたことを特徴とするインテリジ
ェンス機能付き蓄積型ＴＶ。
【請求項５】番組コンテンツに応じて予め設定された
番組カテゴリーコードを含む番組属性情報の付与された
放送番組を受信して表示するＴＶ用の放送蓄積エージェ
ント・システムであって、視聴者の好みに応じた放送番組に関する番組属性情報を
予め登録する情報登録手段と、前記放送番組の中から前記情報登録手段により登録され
た番組属性情報の付与された放送番組のみを選別して記
録媒体に表示可能に蓄積する番組蓄積手段と、を備えた
を特徴とする放送蓄積エージェント・システム。
【請求項６】番組スポンサーとなる企業からの番組制
作依頼に基づく番組にその番組コンテンツに応じて予め
設定された番組カテゴリーコードを含む番組属性情報を
付与する付与手段と、この付与手段により番組属性情報
の付与された番組を放送する送信系と、を備えたことを
特徴とする放送局向け番組放送システム。
【請求項７】視聴者を顧客とする顧客情報を登録する
登録手段と、前記視聴者の好みに応じた放送番組を選別
するために予め登録された番組属性情報を入力する入力
手段と、この入力手段により入力された前記番組属性情
報および前記登録手段により登録された顧客情報を視聴
者嗜好番組分析データとして企業に提供可能に管理する
データ管理手段と、を備えたことを特徴とする応答サー
バ・システム。