JPH11102076A - アブレーション型画像形成材料及びそれを用いる画像形成方法 - Google Patents

アブレーション型画像形成材料及びそれを用いる画像形成方法

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JPH11102076A
JPH11102076A JP9261921A JP26192197A JPH11102076A JP H11102076 A JPH11102076 A JP H11102076A JP 9261921 A JP9261921 A JP 9261921A JP 26192197 A JP26192197 A JP 26192197A JP H11102076 A JPH11102076 A JP H11102076A
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laser beam
image forming
laser light
image
laser
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JP9261921A
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Toshihisa Takeyama
敏久 竹山
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度でかつエッジ部の切れが良好なアブ
レーション型画像形成材料及びそれを用いる画像形成方
法を提供する。 【解決手段】 レーザー光を照射して画像形成を行なう
際、集光したレーザー光の最大強度をI、I/2になる
レーザースポット径をL、画像形成に係る層の厚みをD
として、4≦L/D≦15の関係を満たすアブレーショ
ン型画像形成材料、レーザー光を照射して画像形成を行
なう際、集光したレーザー光の最大強度をI、I/2に
なるレーザー光集光面積をS、画像形成に係る層の厚み
をDとして、12≦S/D≦125の関係を満たすアブ
レーション型画像形成材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高解像度でエッジ
部の切れの良好なアブレーション型画像形成材料及びそ
れを用いる画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、レーザー光線等の光エネルギ
ーを集束させ記録材料に照射して、材料の一部を融解変
形させたり、飛散、燃焼或いは蒸発除去する(以下アブ
レーションとも称する)記録方法が知られている。これ
らは、薬品等の処理液を必要しない乾式処理であり、か
つ光照射部のみを融解変形、飛散又は蒸発除去すること
から高コントラストが得られる、と言う利点を有してお
り、レジスト材料、光ディスク等の光学的記録材料、印
刷版作成時の透過原稿等に利用されている。
【0003】例えば、特表平4−506709号、特開
平6−43635号等には、レーザー光を吸収して熱エ
ネルギーに変換する光熱変換物質と熱により分解し得る
バインダー樹脂を必須成分とする画像形成層を備えた画
像形成材料が、特開昭64−56591号、特開平1−
99887号、同6−40163号等には、光熱変換に
より着色バインダー層を除去して情報記録するための材
料が、更には米国特許第4,245,003号等にはグ
ラファイト又はカーボンブラックを含有する画像形成層
を有する画像形成材料が、それぞれ記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記記載の画像形成材
料では、十分な解像度が得られなかったり、画像露光部
の汚れが出る場合が有った。その様な点を解決するため
に、特開平8−310124号、同8−334894
号、同8−337053号、同8−337054号、同
8−337055号、同9−15849号等には、色材
として強磁性粉末を用いた画像形成材料が提案されてお
り、これらの画像形成材料を用いることにより、汚れの
少ない高解像度の画像が得ることできる。
【0005】しかしながら、これらの画像形成材料を印
刷版作成時の透過原稿等に用いる場合においては、形成
された画像のエッジ部の切れが直線的ではなく、不規則
になる場合が有った。
【0006】本発明は上記の事情によって為されたもの
であり、その目的は、高解像度でかつエッジ部の切れが
良好なアブレーション型画像形成材料及びそれを用いる
画像形成方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、 レーザー光を照射して画像形成を行なう際、集光し
たレーザー光の最大強度をI、I/2になるレーザース
ポット径をL、画像形成に係る層の厚みをDとして、4
≦L/D≦15の関係を満たすアブレーション型画像形
成材料、 レーザー光を照射して画像形成を行なう際、集光し
たレーザー光の最大強度をI、I/2になるレーザー光
集光面積をS、画像形成に係る層の厚みをDとして、1
2≦S/D≦125の関係を満たすアブレーション型画
像形成材料、 及びにおいて、画像形成に係る層が2層以上で
構成され、その少なくとも1層がレーザー光を吸収する
物質を含有すること、該レーザー光を吸収する物質を含
有する層の厚みをdとした際に、5≦L/d≦17の関
係を満たすこと、前記レーザー光を吸収する物質を含有
する層の厚みdについて、15≦S/d≦170の関係
を満たすこと、レーザー光を吸収する物質が粒子である
こと、該レーザー光を吸収する粒子が、平均粒子径或い
は平均長軸径の異なる2種以上からなること、レーザー
光を吸収する物質が色素であること、レーザー光を吸収
する粒子が磁性粉末であること、 レーザー光を照射して画像形成を行なう際、画像形
成に係る層が2層以上で構成され、その中の少なくとも
1層がレーザー光を吸収する物質及び平均粒子径或いは
平均長軸径がRの粒子を含有し、集光したレーザー光の
最大強度をI、I/2になるレーザースポット径をLと
して、10≦L/R≦125の関係を満たすアブレーシ
ョン型画像形成材料、 レーザー光を照射して画像形成を行なう際、画像形
成に係る層が2層以上で構成され、その中の少なくとも
1層がレーザー光を吸収する物質及び平均粒子径或いは
平均長軸径がRの粒子を含有し、集光したレーザー光の
最大強度をI、I/2になるレーザー光集光面積をSと
して、30≦S/R≦1250の関係を満たすアブレー
ション型画像形成材料、 及びにおいて、前記粒子がレーザー光を吸収す
ること、該レーザー光を吸収する粒子が、平均粒子径或
いは平均長軸径の異なる2種以上の粒子からなること、
レーザー光を吸収する物質が色素であること、レーザー
光を吸収する粒子が磁性粉末であること、 〜において、透明支持体の片面にレーザー光を
吸収する物質を含有する層を有すること、透明支持体の
片面にレーザー光を吸収する物質を含有する層及びレー
ザー光を吸収する物質を含有しない層をこの順に有する
こと、透明支持体上のレーザー光を吸収する物質を含有
する層側に剥離シートを有すること、 の画像形成材料の透明支持体側から集光させたレ
ーザー光を照射する画像形成方法、透明支持体側から集
光させたレーザー光を照射し、剥離シートを剥離するこ
と、透明支持体とレーザー光を吸収する物質を含有する
層との界面でレーザースポット径がLになるようにレー
ザー光を集光すること、透明支持体とレーザー光を吸収
する物質を含有する層との界面でレーザー光集光面積が
Sになるようにレーザー光を集光すること、集光させた
レーザー光を走査して画像露光すること、により達成さ
れる。
【0008】以下、本発明について詳述する。
【0009】〈画像形成材料〉本発明は、画像形成に係
る層の厚み、レーザー光を吸収する物質を含む層の厚
み、或いは該層に粒子を含有する場合の粒子の平均粒子
径又は平均長軸径を、集光したレーザー光の最大強度を
Iとした場合のI/2になるレーザースポット径Lやレ
ーザー光集光面積Sに適合させることを特徴とする。
【0010】本発明の代表的な画像形成材料は、支持体
上の片面に画像形成に係る層が積層されたもので、以下
順を追って説明する。
【0011】本発明においては、画像形成に係る層が後
述するレーザー光を吸収する物質を含有する層を含む場
合と、含まない場合とがある。このうち、画像形成した
ものをそのまま印刷版作成時の透過原稿に使用する場合
は、アブレーションが生じた部分の残存濃度を少なくす
る方が好ましいことから、レーザー光を吸収する物質を
含有する層ごとアブレーションを生ぜしめるのが好まし
い。又、カラ−プルーフのようにアブレーションにより
除去した側を用いる場合は、反対にレーザー光を吸収す
る物質を含有する層を残してアブレーションを生ぜしめ
るのが色濁りが起きないことから好ましい。
【0012】ここでは前者の様な画像形成したものをそ
のまま印刷版作成時の透過原稿に使用する場合に用いる
好適な材料について詳述する。
【0013】この場合、支持体としては、アクリル酸エ
ステル、メタクリル酸エステル、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナ
フタレート、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリ
塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチ
レン、ナイロン、芳香族ポリアミド、ポリエーテルエー
テルケトン、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポ
リイミド、ポリエーテルイミド等の各樹脂フィルム、更
には前記樹脂を2層以上積層してなる樹脂フィルム等を
挙げることができる。
【0014】本発明において支持体は、フィルム状に延
伸しヒートセットしたものが寸法安定性の点で好まし
い。又、本発明では、後述の画像形成方法を行う際に、
集光したレーザー光を支持体側から像様に露光すること
から、該レーザー光の有効波長に対して透過率の高いも
のが好ましく、通常50%以上、更には80%以上の透
過率の支持体を用いることが好ましい。尚、本発明の効
果を阻害しない範囲で酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリ
ウム、炭酸カルシウム等のフィラーを添加してもよい。
支持体の厚みは、10〜500μm程度、好ましくは2
5〜250μmである。
【0015】本発明の画像形成材料においては、集光さ
せたレーザー光を効率的に吸収してアブレーションを生
ぜしめるために、レーザー光の波長域に吸収のある物質
を含有させるのが好ましく、後述の画像形成方法で詳述
するが、レーザー光の波長としては、エネルギー印加面
積が絞り込める電磁波、特に波長が600〜1200n
mのレーザー光を用いるのが、光エネルギーを熱エネル
ギーに変換でき効率的にアブレーションを生ぜしめるこ
とができることから好ましい。
【0016】レーザー光の波長域に吸収のある物質とし
ては、具体的には、シアニン色素、ローダシアニン色
素、オキソノール色素、カルボシアニン色素、ジカルボ
シアニン色素、トリカルボシアニン色素、テトラカルボ
シアニン色素、ペンタカルボシアニン色素、スチリル色
素、ピリリウム染料、フタロシアニン染料、含金染料等
の有機化合物、グラファイト、カーボンブラック、金属
窒化物、金属炭化物、金属ホウ化物、四三酸化コバル
ト、酸化鉄、酸化クロム、酸化銅、チタンブラック、磁
性粉末等の無機化合物を挙げることができる。これらの
中で、色調が許容されれば、色材と光熱変換物質を兼ね
るものを用いる方が、より効率的で好ましい。
【0017】前記のレーザー光の波長域に吸収のある物
質の中で、例えば、印刷版作成時の透過原稿や医療の診
断画像の様に黒色の画像を作成するには、グラファイ
ト、カーボンブラック、金属窒化物、金属炭化物、金属
ホウ化物、磁性粉末等の600〜1200nmの波長域
だけではなく、400〜600nmの波長域にも吸収の
ある粒子を用いるのが好ましく、特に、画像解像度やア
ブレーション部分の残存濃度の点から、磁性粉末を用い
るのが好ましい。この様な磁性粉末としては、強磁性酸
化鉄粉末、強磁性金属粉末、立方晶板状粉末等が挙げら
れ、中でも、強磁性金属粉末を好適に用いることができ
る。
【0018】強磁性金属粉末としては、Fe、Coを始
め、Fe−Al系、Fe−Al−Ni系、Fe−Al−
Zn系、Fe−Al−Co系、Fe−Al−Ca系、F
e−Ni系、Fe−Ni−Al系、Fe−Ni−Co
系、Fe−Ni−Zn系、Fe−Ni−Mn系、Fe−
Ni−Si系、Fe−Ni−Si−Al−Mn系、Fe
−Ni−Si−Al−Zn系、Fe−Ni−Si−Al
−Co系、Fe−Al−Si系、Fe−Al−Zn系、
Fe−Co−Ni−P系、Fe−Co−Al−Ca系、
Ni−Co系、Fe、Ni、Co等を主成分とするメタ
ル磁性粉末等の強磁性金属粉末が挙げられ、中でもFe
系金属粉末が好ましい。
【0019】尚、強磁性金属粉末の形状は、集光したレ
ーザー光のスポット径や集光面積により異なるが、長軸
径が0.05〜1.00μm、好ましくは0.08〜
0.80μmの針状の物が好ましく、この様な強磁性金
属粉末を用いることによりエッジ部の切れを向上させる
ことができる。
【0020】又、本発明においては、大きさの異なる2
種以上の粒子を用いたり、レーザー光の有効波長に対し
て吸収の大きな色素を粒子と併用することにより、より
効率的にレーザー光を吸収させることができる。
【0021】レーザー光を吸収する物質を含有する層に
含有される該物質の含有量は、層形成成分の50〜99
重量%程度、好ましくは60〜95重量%である。
【0022】レーザー光を吸収する物質を含有する層
は、該物質を保持するためにバインダー樹脂を含有し、
この様なバインダー樹脂としては、ポリウレタン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリビニ
ルアセタール系樹脂、セルロース系樹脂、アクリル系樹
脂、フェノキシ樹脂、ポリカーボネート、ポリアミド系
樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹脂等を挙げることが
でき、バインダー樹脂中には、−SO3M、−OSO
3M、−COOM及び−PO(OM12[ここに、Mは
水素原子又はアルカリ金属を、M1は水素原子、アルカ
リ金属又はアルキル基を表す。]から選ばれる少なくと
も1種の極性基を有するのが、粒子の分散性を向上させ
ることができて好ましい。バインダー樹脂の含有量は、
レーザー光を吸収する物質を含有する層形成成分の1〜
50重量%程度、好ましくは5〜60重量%である。
【0023】更に、画像形成に係る層には上述のレーザ
ー光を吸収する物質やバインダー樹脂以外に、本発明の
効果を阻害しない範囲で、バインダー樹脂を硬化するた
めの硬化剤、充填剤、潤滑剤、分散剤、帯電防止剤等の
添加剤を含有せしめてもよい。
【0024】硬化剤としては、イソシアネート系、カル
ボジイミド系硬化剤等を挙げることができ、充填剤とし
ては、SiO2、TiO2、BaSO4、ZnS、MgC
3、CaCO3、ZnO、CuO、CaO、WS2、M
oS2、MgO、SnO2、Al23、α−Fe23、α
−FeO2H、SiC、CeO2、MoC、BC、WC、
BN、SiN、チタンカーバイド、コランダム、人造ダ
イアモンド、ザクロ石、ガーネット、ケイ石、トリボ
リ、ケイソウ土、ドロマイト等の無機化合物、ポリエチ
レン樹脂粒子、フッ素樹脂粒子、グアナミン樹脂粒子、
アクリル樹脂粒子、シリコン樹脂粒子、メラミン樹脂粒
子等の有機化合物を挙げることができる。尚、これらの
充填剤は、レーザー光を吸収する物質の場合と同様に集
光したレーザー光のスポット径や集光面積により異なる
が、エッジ部の切れを良好にするためには、平均粒子径
が0.005〜1.00μm、好ましくは0.01〜
0.80μmの範囲の物である。
【0025】潤滑剤としては、脂肪酸、脂肪酸エステ
ル、脂肪酸アミド、(変性)シリコーンオイル、(変
性)シリコーン樹脂、フッ素樹脂、フッ化カーボン、ワ
ックス等を挙げることができ、分散剤としては、ラウリ
ル酸やステアリン酸等の炭素原子数12〜18の脂肪酸
やそれらのアミド、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩;ポリアルキレンオキサイドアルキルリン酸塩、レシ
チン、トリアルキルポリオレフィンオキシ第4級アンモ
ニウム塩;カルボキシル基及びスルホン基を有するアゾ
系化合物等を挙げることができる。帯電防止剤として
は、カチオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤、非
イオン性界面活性剤、高分子帯電防止剤、導電性微粒子
等、を挙げることができる。
【0026】これら添加剤の添加量は、レーザー光を吸
収する物質を含有する層形成成分の0〜20重量%程
度、好ましくは0〜15重量%である。
【0027】レーザー光を吸収する物質を含有する層の
厚みは、レーザー光のスポット径や集光面積により異な
るが、0.05〜5.0μm程度、好ましくは0.1〜
3.0μmの範囲で、又、該層は単層で構成しても組成
の異なる多層で構成してもよい。
【0028】本発明では、形成された画像の耐久性を向
上させるためには、レーザー光を吸収する物質を含有す
る層の上に保護層を積層するのが好ましく、この様な保
護層は、バインダー樹脂及び必要に応じて添加される各
種添加剤から構成することができる。
【0029】保護層のバインダー樹脂としては、ポリウ
レタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹
脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリビニルアセタール系樹
脂、セルロース系樹脂、スチレン系樹脂、アクリル系樹
脂、ポリアミド系樹脂、フェノール樹脂、エポキシ樹
脂、フェノキシ樹脂、ポリビニルアルコール、ゼラチン
等を適時選択して用いることができ、1種単独でも2種
以上を組み合わせて用いてもよい。保護層中のバインダ
ー樹脂の含有率は、保護層形成成分の10〜100重量
%程度、好ましくは40〜100重量%である。また保
護層の耐久性を高めるために、分子内に活性水素基を有
するバインダー樹脂を用いる場合には、レーザー光吸収
物質含有層同様にイソシアネート系化合物やカルボジイ
ミド系化合物等を、分子内にエポキシ基を有するバイン
ダー樹脂を用いる場合はアミン系化合物等の熱硬化剤を
添加することが好ましい。
【0030】保護層には、本発明の効果を阻害しない範
囲で、レーザー光を吸収する物質、充填剤、潤滑剤、分
散剤、帯電防止剤等の添加剤を含有せしめてもよい。こ
れらのレーザー光を吸収する物質、充填剤、潤滑剤、分
散剤、帯電防止剤は前述のレーザー光を吸収する物質を
含有する層形成成分から適時選択して用いることができ
る。尚、添加剤の添加量は、保護層形成成分の0〜90
重量%程度、好ましくは0〜60重量%である。
【0031】保護層の厚みは、レーザー光のスポット径
や集光面積により異なるが0.03〜2.0μm程度、
好ましくは0.05〜1.0μmであり、保護層は単層
で構成しても組成の異なる多層で構成してもよい。
【0032】画像形成材料の支持体裏面側には、帯電防
止、搬送性、複数枚給紙防止を目的とする、厚さ0.0
01〜10μm程度のバッキング層を有してもよい。
【0033】後述する画像形成方法において、レーザー
光照射後に剥離して画像を引き抜くために設ける剥離シ
ートは、ヒートシール性の有る樹脂シートを剥離シート
としたり、上記の様な支持体として用いられる樹脂フィ
ルム上に接着層を設けて形成したものでもよい。接着層
は、それ自身常温で接着性を有するもの、熱や圧力を掛
けることにより接着性を発現するもののいずれでもよ
く、例えば、低軟化点の樹脂、接着性付与剤、熱溶剤、
フィラー等を適宜選択することにより形成することがで
きる。
【0034】低軟化点の樹脂としては、ポリスチレン系
樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポ
リビニルエーテル系樹脂、アクリル系樹脂、アイオノマ
ー樹脂、セルロース系樹脂、エポキシ系樹脂、塩化ビニ
ル系樹脂、ウレタン系樹脂等が挙げられ、接着性付与剤
としては、ロジン、水添ロジン、ロジンマレイン酸、重
合ロジン及びロジンフェノール等の未変性若しくは変性
物、テルペン並びに石油樹脂及びそれらの変性物等が挙
げられる。又、熱溶剤としては、公知の常温で固体であ
り、加熱時に可逆的に液化又は軟化する化合物を適時選
択して用いることができる。又、フィラーは上述のレー
ザー光吸収物質含有層に用いられるものを適時選択して
用いることができる。
【0035】剥離シートの厚みは6〜100μm程度、
好ましくは10〜50μmであり、接着層の厚みは0.
05〜30μm程度、好ましくは0.1〜20μmであ
る。
【0036】支持体上にレーザー光を吸収する物質を含
有する層を塗工するに当たり、直接塗工しても良いし、
支持体との接着力や塗布性を改善するために、必要に応
じて支持体表面をコロナ放電処理、アンカーコート処理
等の公知の表面改質技術を用いて改質しても良い。
【0037】上述したレーザー光を吸収する物質を含有
する層及び保護層は、公知の塗布工法を用いることによ
り支持体上に形成することができ、それぞれのレーザー
光吸収物質含有層形成成分及び保護層形成成分を、溶媒
に溶解若しくは混練分散して塗工液を調整することがで
きる。
【0038】溶媒としては、有機合成化学協会編の“溶
剤ポケットブック”等に示されている溶解度パラメータ
ーの値が6.0〜15.0の範囲のものであればよく、
水、エタノールやプロパノール等のアルコール類、メチ
ルセロソルブやエチルセロソルブ等のセロソルブ類、ト
ルエンやキシレン等の芳香族類、メチルエチルケトンや
シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチルや酢酸ブチ
ル等のエステル類、ジオキサランやジオキサン等のエー
テル類、クロロホルムやジクロルベンゼン等のハロゲン
系溶剤、ジメチルホルムアミドやN−メチルピロリドン
等の含窒素系溶剤、ジメチルスルホキシド等を含硫黄系
溶剤、等を用いることができる。
【0039】レーザー光を吸収する物質として粒子を用
いる場合等の混練分散には、二本ロールミル、三本ロー
ルミル、ボールミル、ペブルミル、コボルミル、トロン
ミル、サンドミル、サンドグラインダー、Sqegva
riアトライター、高速インペラー分散機、高速ストー
ンミル、高速度衝撃ミル、ディスパー、高速ミキサー、
ホモジナイザー、超音波分散機、オープンニーダー、連
続ニーダー等を用いることができる。
【0040】上述のようにして調整した、レーザー光を
吸収する物質を含有する層形成成分、保護層形成成分を
溶解及び/又は分散させた塗工液を塗工するには、エク
ストルージョン方式の押し出しコーター、リバースロー
ルコーター、グラビアロールコーター、エアドクターコ
ーター、ブレードコーター、エアナイフコーター、スク
イズコーター、含浸コーター、バーコーター、トランス
ファロールコーター、キスコーター、キャストコータ
ー、スプレーコーター等の、公知の各種コーターステー
ションを適時選択して用いることができる。これらのコ
ーターの中で、レーザー光を吸収する物質を含有する層
を塗工する場合には、該層の厚みムラを無くすために、
エクストルージョン方式の押し出しコーターやリバース
ロールコーター等のロールコーターを用いることが好ま
しい。又、保護層を塗工するには、レーザー光を吸収す
る物質を含有する層がダメージを受けないものであれば
特に制限はないが、保護層の膜厚が薄いことから、上述
した中で薄層塗工に適したものが好ましく、エクストル
ージョン方式の押し出しコーター、グラビアロールコー
ター、バーコーター等を使用することができる。尚、こ
れらの中でグラビアロールコーター、バーコーター等レ
ーザー光を吸収する物質を含有する層と接触する塗工方
法を用いる場合には、搬送方向に対して、グラビアロー
ルやバーの回転方向は順転でもリバースでも良く、また
順転の場合には等速でも、周速差を設けても良い。更
に、接触する塗工方法を用いる場合には、レーザー光を
吸収する物質を含有する層塗工後カレンダー処理等の平
滑化処理を行ったり、レーザー光を吸収する物質を含有
する層塗工後、エージングして熱硬化させたものを用い
るのが好ましく、更にレーザー光を吸収する物質を含有
する層形成組成物に、レーザー光を吸収する物質とは異
なる充填剤を含有させた組成物を用いるのが、削れを少
なくすることができることから、好適である。
【0041】尚、カレンダー処理とはレーザー光を吸収
する物質を含有する層を支持体上に積層したのちに、通
常直径1cm〜100cmの平滑性の高い金属のニップ
ローラーとそれに対面する加熱可能なローラーの間を温
度と圧力をかけて処理することで、レーザー光を吸収す
る物質を含有する層の塗工液の塗布、乾燥工程等で生じ
る該層の空隙を減少させ、層自体の充填率を高める工程
をいう。カレンダー処理する際の条件としては、層の充
填率を高める為には通常線圧として2〜500kg/c
m程度、好ましくは5〜300kg/cmのニップ圧を
掛けて処理することが好ましく、加熱温度としては、通
常40℃〜200℃、好ましくは50℃〜120℃であ
るが、最適な加熱温度は搬送速度によって異なるため、
通常はカレンダー処理時に層が昇温する最大瞬間温度が
30℃〜100℃程度になるのを目安に設定される。
又、搬送速度は通常10〜800m/分、好ましくは3
0〜200m/分である。
【0042】レーザー光を吸収する物質を含有する層を
エージングする場合は、使用する硬化剤の種類、使用す
る支持体の熱収縮にもよるが、熱硬化剤を使用する場合
における加温温度は通常30〜65℃、好ましくは45
〜60℃であり、加温時間は通常24〜240時間、好
ましくは48〜168時間である。
【0043】又、複数種の、レーザー光を吸収する物質
を含有する層を設ける場合には、各層毎に塗布乾燥を繰
り返してもよいが、ウェット−オン−ウェット方式で重
層塗布して乾燥させてもよい。その場合、リバースロー
ルコーター、グラビアロールコーター、エアドクターコ
ーター、ブレードコーター、エアナイフコーター、スク
イズコーター、含浸コーター、バーコーター、トランス
ファロールコーター、キスコーター、キャストコータ
ー、スプレーコーター等とエクストルージョン方式の押
し出しコータとの組み合わせにより塗布することがで
き、この様なウェット−オン−ウェット方式における重
層塗布においては、下側の層が湿潤状態になったままで
上側の層を塗布するので、上下層間の接着性が向上す
る。
【0044】剥離シートを予めレーザー光を吸収する物
質を含有する層或いは保護層上に設けておく場合は、レ
ーザー光を吸収する物質を含有する層或いは保護層と、
剥離シートを貼合させることによって形成することがで
きる。レーザー光を吸収する物質を含有する層或いは保
護層と剥離シートを貼合させる方法としては、支持体に
用いられる様な樹脂フィルムを剥離シートとして用いる
場合には、ポリエチレンやポリプロピレン等の様なヒー
トシール性を有するフィルムであれば、レーザー光を吸
収する物質を含有する層或いは保護層面とフィルムとを
積層してヒートロールやホットスタンプを用いて加熱加
圧処理することにより貼合することができる。支持体に
用いられる様な樹脂フィルム上に接着層を設けた剥離シ
ートを用いる場合は、レーザー光を吸収する物質を含有
する層或いは保護層面と接着層面とを積層してヒートロ
ールやホットスタンプを用いて加熱加圧処理することに
より貼合することができる。加熱加圧処理するための条
件としては、ヒートロールを用いる場合は、加温温度と
しては通常室温〜180℃、好ましくは30〜160℃
であり、通常線圧としては0.1〜20kg/cm、好
ましくは0.5〜10kg/cmであり、搬送速度は通
常1〜1000mm/秒、好ましくは5〜500mm/
秒である。又、ホットスタンプを用いる場合の加熱温度
は室温〜180℃、好ましくは30〜150℃であり、
圧力は通常0.05〜10kg/cm2、好ましくは
0.5〜5kg/cm2であり、加熱加圧時間は通常
0.1〜50秒、好ましくは0.5〜20秒である。
【0045】〈画像形成方法〉本発明においては、上述
の画像形成材料の画像形成に係る層の厚みをD、レーザ
ー光を吸収する物質を含有する層の厚みをd、或いは粒
子を含むレーザー光を吸収する物質を含む層に含有され
る粒子の平均粒子径或いは平均長軸径をRとして、集光
したレーザー光の最大強度をIとした場合のI/2にな
るレーザースポット径をL、レーザー光集光面積をSと
すると、4≦L/D≦15、12≦S/D≦125、5
≦L/d≦17、15≦S/d≦170、10≦L/R
≦125或いは30≦S/R≦1250の関係を満たす
様に、レーザースポット径或いはレーザー光集光面積を
調整することにより、エッジ部の切れを向上させること
ができる。
【0046】又、前述の範囲に種々設定することによ
り、得られる画像は線幅として元画像に対して0.9〜
1.1の範囲に、網点画像の場合は元画像に対して±2
%の範囲にすることができ、更には同一画像パターン内
の濃度変化率が0.1以下、全面露光パターンの場合の
残存濃度が0.1以下、及び全面露光パターン内の濃度
変化率を0.05以下に押えることができる。
【0047】以下に本発明に係る画像形成方法を図で説
明する。
【0048】図1は画像露光するために集光したレーザ
ー光のスポット径L1の変化の概略を示す図であり、図
2は透明支持体側から露光した場合のレーザー光のスポ
ット径L1の変化の概略を示す。又、図3は、図2の場
合の集光したレーザー光のスポット径L1と画像形成に
係る層との関係を表わしている。
【0049】本発明では、図3に示す様に、レーザー光
をレーザー光を吸収する物質を含有する層2と透明支持
体1との界面に集光させ、集光したエネルギーが最も高
くなる様に、レーザースポット径が最小となるLに集光
させて画像露光を行うのが好ましい。この様に最もスポ
ット径が小さくなるよう焦点距離調整することによりエ
ネルギー分布がシャープになり、ピントを透明支持体1
側或いはレーザー光を吸収する物質を含有する層2側に
ずらした場合に比べ、よりエッジ部の切れが良好にな
る。尚、本発明で用いる1パルスのレーザー光のエネル
ギー分布は、図4の様なガウシアン分布を持ったレーザ
ーでも、図6の様な走査方向に対して矩形分布のレーザ
ーでも用途に応じて選択することができる。
【0050】ここで、集光したレーザー光の最大強度を
Iとした場合のI/2になるレーザースポット径をLと
は、1パルスのエネルギー分布がガウシアンであるレー
ザーでは、図4(a)で示すものを指し、スポット面積
Sとは図4(b)で示したものである。又、1パルスの
エネルギー分布が走査方向に対して矩形分布のレーザー
では、図6(a)で示すものを指し、スポット面積Sと
は図6(b)で示したものである。
【0051】又、走査露光した場合のレーザー光により
画像露光される部分の面積S1は、図5(a)で示され
る1パルスのエネルギー分布がガウシアンであるレーザ
ーでは、図5(b)で示す様になり、図7(a)で示さ
れる1パルスのエネルギー分布が走査方向に対して矩形
分布のレーザーでは、図7(b)で示す様になる。
【0052】本発明の第1の態様は、4≦L/D≦15
の範囲にすることで、エッジ部の切れをよりシャープに
し、且つ形成された画像の幅が、集光したLに近い画像
を形成するものである。
【0053】第2の態様は、12≦S/D≦125の範
囲にすることで、エッジ部の切れをよりシャープにし、
且つ形成されたドット画像の面積が、集光したSに近い
画像を形成するものである。
【0054】第3の態様として、5≦L/d≦17の範
囲にすることが好ましく、エッジ部の切れをよりシャー
プにし、且つ形成された画像の幅を集光したLに近くす
ることができ、更に形成された画像のアブレーション部
分の濃度を均一にすることができる。
【0055】第4の態様として、15≦S/d≦170
の範囲にすることが好ましく、エッジ部の切れをよりシ
ャープにし、且つ形成されたドット画像の面積を集光し
たSに近くすることができ、更に形成されたドット画像
のアブレーション部分の濃度を均一にすることができ
る。
【0056】第5の態様は、10≦L/R≦125の範
囲にすることで、エッジ部の切れをよりシャープにし、
且つ形成された画像の幅を集光したLに近くし、更に形
成された画像のアブレーション部分の濃度を低くするも
のである。
【0057】第6の態様は、30≦S/R≦1250の
範囲にすることで、エッジ部の切れをよりシャープに
し、且つ形成されたドット画像の面積を集光したSに近
くし、更に形成されたドット画像のアブレーション部分
の濃度を低くするものである。
【0058】前述の画像形成材料で画像形成を行うに
は、支持体1上にレーザー光吸収物質を含有する層2、
保護層3が順次積層された画像形成材料4を用いて、支
持体1側からレーザー光による画像露光を行い、露光さ
れた部分のレーザー光吸収物質を含有する層2にアブレ
ーションを生ぜしめ{図8(a)}、該画像形成材料4
の保護層面と、図9に示す様な支持体1′上に接着層5
を有する剥離シート6の接着層面とを対面させ、加圧若
しくは加熱加圧処理して貼合させ{図8(b)}、次い
で、画像形成材料4と剥離シート6とを剥離することに
より、露光部分を剥離シート6に転写して画像形成を行
うことができる{図8(c)}。
【0059】尚、ここで言うアブレーションは、物理的
或いは化学的変化によりレーザー光吸収物質を含有する
層2と保護層3が完全に飛散する、レーザー光吸収物質
を含有する層2と保護層3の一部が破壊される及び/又
は飛散する、レーザー光吸収物質を含有する層2のみが
破壊される、レーザー光吸収物質を含有する層2の支持
体1の界面近傍のみに物理的或いは化学的変化が起こる
現象を含む。
【0060】レーザー光による画像露光では、光をビー
ム状に集光して画像データに応じた走査露光を行うこと
が可能であり、更に、レーザーを光源として用いると、
露光面積を微小サイズに絞ることが容易で高解像度の画
像形成が可能となる。用いられるレーザー光源として
は、一般によく知られている、ルビーレーザー、YAG
レーザー、ガラスレーザー等の固体レーザー;He−N
eレーザー、Arイオンレーザー、Krイオンレーザ
ー、CO2レーザー、COレーザー、He−Cdレーザ
ー、N2レーザー、エキシマーレーザー等の気体レーザ
ー;InGaPレーザー、AlGaAsレーザー、Ga
AsPレーザー、InGaAsレーザー、InAsPレ
ーザー、CdSnP2レーザー、GaSbレーザー等の
半導体レーザー;化学レーザー、色素レーザー等を挙げ
ることができ、これらの中でも効率的にアブレーション
を起こさせるためには、波長が600〜1200nmの
レーザーを用いるのが、光エネルギーを熱エネルギーに
変換できることから、感度の面で好ましい。又、支持体
とレーザー光吸収物質を含有する層の界面のみでアブレ
ーションを起こさせる様に画像露光するのが、ゴミ等が
画像露光中に飛散せず、均一に画像露光部分を転写でき
ることから好ましい。
【0061】剥離シート6としては、市販されている剥
離シート、ヒートシール材或いはラミネート材等をその
まま使用することもできるし、上述した接着層を付した
剥離層を剥離シートとして使用することもできる。
【0062】画像形成材料と剥離シートとを対面させて
加圧又は加熱加圧処理するには、密着性が稼げて気泡等
が混入せずに加圧又は加熱加圧処理できるものであれば
特に制限なく用いることができ、加圧する場合には圧力
ロールやスタンパー等を、加熱加圧処理する場合にはサ
ーマルヘッド、ヒートロール、ホットスタンプ等を用い
ることができる。
【0063】圧力ロールを用いる場合の圧力は、通常
0.1〜20kg/cmが好ましく、更に好ましくは
0.5〜10kg/cmであり、又搬送速度は、通常
0.1〜1000mm/秒が好ましく、更に好ましくは
0.5〜500mm/秒であり、スタンパーを用いる場
合の圧力としては、通常0.05〜10kg/cm2
好ましく、更に好ましくは0.5〜5kg/cm2、又
加圧時間は、通常0.1〜50秒が好ましく、更に好ま
しくは0.5〜20秒である。ヒートロールを用いる場
合の加熱温度は、通常60〜200℃が好ましく、更に
好ましくは80〜180℃の範囲であり、圧力は、通常
0.1〜20kg/cmが好ましく、更に好ましくは
0.5〜10kg/cmであり、又搬送速度は、通常
0.1〜1000mm/秒が好ましく、更に好ましくは
0.5〜500mm/秒であり、更に、ホットスタンプ
を用いる場合の加熱温度は、通常60〜200℃が好ま
しく、更に好ましくは80〜150℃の範囲、圧力とし
ては、通常0.05〜10kg/cm2が好ましく、更
に好ましくは0.5〜5kg/cm2、又加熱時間は、
通常0.1〜50秒が好ましく、更に好ましくは0.5
〜20秒である。
【0064】引き剥がす際の方法としては、剥離板、剥
離ロールによる剥離角度固定方法、手で剥離シートと画
像形成材料を固定せずに引き剥がす手剥離方法等、画像
形成に影響を与えなければ種々の剥離方法を用いること
ができる。
【0065】本発明においては、画像形成材料4に形成
された画像でも、剥離シート6に転写された画像でも、
用途に応じて画像として用いることができるが、高濃度
及び/又は耐傷性等を考慮する場合には、支持体1の未
露光部を画像として用いるのが好ましく、印刷版作成時
の透過原稿やOHP、医療画像等として使用する場合、
傷等が付きにくいことから好ましい。
【0066】本発明に係る他の画像形成方法について以
下に述べる。
【0067】図10(a)に示す予め剥離シート6を密
着させた画像形成材料4を用いて、画像形成材料4の支
持体1側からレーザー光による画像露光を行い、レーザ
ー光吸収物質含有層2の露光部分の支持体1と画像形成
層間の結合力を低下せしめ{図10(b)}、剥離シー
ト6を剥離することにより、露光部のレーザー光吸収物
質を含有する層2と保護層3を剥離シート6側に転写し
て画像形成を行う{図10(c)}。
【0068】この方法では、前述の画像形成方法の場合
には、レーザー光による画像露光時に、露光条件によっ
ては画像形成層の飛散等を起こす場合があったが、本方
法では、画像形成材料の画像形成層上に剥離層が設けら
れていることから、そのような飛散は生じることがなく
画像形成を行うことができる。
【0069】この場合、画像形成材料4と剥離シート6
とが単に密着して重ね合わされている状態でも、画像形
成材料4と剥離シート6とが貼合により一体化されたも
のでも適宜選択して用いることができる。前者の様な、
単に密着させただけの画像形成材料4と剥離シート6を
用いる場合には、レーザー光による画像露光後に、加熱
加圧処理し、次いで剥離シート6を剥離することにより
画像を形成することができる。また後者の場合は、予め
貼合されていることから、単に剥離するだけで画像が形
成され、画像形成プロセスが簡単になり、加熱加圧装置
も必要がないことから、装置がコンパクトにでき、より
好ましい。
【0070】尚、画像形成材料4と剥離シート6とが密
着された材料を用いる画像形成方法に用いられるレーザ
ー光の光源や、加圧又は加熱加圧処理方法及び装置、及
び画像形成材料4と剥離シート6との剥離方法は、前述
の画像形成方法に用いられる方法や装置等を適時選択し
て用いることができる。
【0071】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。尚、以下に
おいて「部」は特に断りがない限り「有効成分としての
重量部」を表す。
【0072】実施例1 下記のレーザー光吸収物質含有層形成組成物をヘンシェ
ルミキサー、サンドミルを用いて混練分散し、次いでポ
リイソシアネート化合物〔日本ポリウレタン工業(株)
製、コロネート3041;有効成分50%〕を5.90
部添加した後、ディゾルバーで撹拌してレーザー光吸収
物質含有層形成塗工液を調製した。
【0073】該塗工液を、超音波分散後、エクストルー
ジョン方式の押し出し塗布で、厚み100μmの片面を
コロナ放電処理した透明ポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム〔東レ(株)製、ルミラーT60〕
支持体上に付き量を変化させて塗布し、乾燥後、ヒート
ロールを用いて温度90℃、線圧150kg/cm、搬
送速度50m/秒でカレンダー処理を行い、更に、60
℃で72時間エージングを行って、表1に示す厚さD1
のレーザー光吸収物質を含有する層を形成した。
【0074】 〈レーザー光吸収物質含有層形成組成物〉 Fe−Al系強磁性金属粉末〔Fe:Al原子数比=100:4、 平均長軸径:0.14μm〕 100部 塩化ビニル系樹脂〔日本ゼオン(株)製、MR−110〕 10.0部 ポリウレタン樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロンUR−8200〕 5.0部 リン酸エステル〔東邦化学工業(株)製、フォスファノールRE610〕 3.0部 メチルエチルケトン 105.0部 トルエン 105.0部 シクロヘキサノン 90.0部。
【0075】次いで、下記の組成の保護層形成塗工液を
調整し、超音波分散後、エクストルージョン方式の押し
出し塗布で、上記レーザー光吸収物質を含有する層上に
付き量を変化させて塗布し、乾燥後、更に60℃で72
時間エージングを行って、表1に示す厚さD2の保護層
を形成した。
【0076】 〈保護層形成塗工液〉 アクリル樹脂〔三菱レイヨン(株)製、ダイアナールBR77〕8.4部 シリカゾル(平均粒子径=0.025μm)〔日本触媒(株)製、 オルガノシリカゾルCX−SZ〕 0.5部 ポリエチレンワックス分散物(有効成分15重量%) 〔興洋化学(株)製、ミクロフラットCE−155〕 2.0部 カルボジイミド基含有化合物(有効成分40重量%) 〔日本触媒(株)製、カルボジライトV−03〕 2.0部 トルエン 80.0部 シクロヘキサノン 7.1部。
【0077】次いで、各画像形成材料に、半導体レーザ
ー〔シャープ社製LT090MD、主波長830nm〕
を用い、レーザー光吸収物質含有層と透明支持体との界
面に焦点を合わせ、支持体側から走査露光することによ
り画像露光し、次いで画像形成材料のレーザー光吸収物
質含有層側表面と粘着テープ〔3M社製、スコッチN
o.845ブックテープ〕の粘着層面とを対面させて、
気泡の入らないように加圧処理〔圧力ロール、搬送速
度;30mm/秒、圧力3.0kg/cm〕して密着さ
せ、画像形成材料を平板に固定し、粘着テープを剥離
〔剥離角度90度、剥離速度40mm/秒〕することに
より画像露光部分を粘着テープ側に引き抜いて画像形成
を行った。
【0078】支持体側に形成した画像のエッジ部のシャ
ープネスと、レーザー集光径Lに対する再現性を下記の
基準で評価した。
【0079】〈エッジ部のシャープネス:ΔM〉集光レ
ーザービーム径6.35μm、走査ピッチ12.7μ
m、露光エネルギーは300mJ/cm2で走査露光を
行い、形成した画像を顕微鏡観察し、図11の様にして
エッジ部の最大誤差幅ΔMを測定評価した。
【0080】〈レーザー集光径幅再現性:N、ΔN〉集
光レーザービーム径6.35μm、走査ピッチ6.35
μm、露光エネルギーは300mJ/cm2で幅19.
05μm、長さ約100mmのライン画像を形成する走
査露光を行い、任意に100点抽出して形成した画像を
顕微鏡観察し、図12の様にして画像の幅の平均値N、
及び最大幅と最小幅の差ΔNを測定した。
【0081】以上の結果を表1に示す。
【0082】
【表1】
【0083】実施例2 下記のレーザー光吸収物質含有層形成組成物をヘンシェ
ルミキサー、サンドミルを用いて混練分散し、次いでポ
リイソシアネート化合物〔日本ポリウレタン工業(株)
製、コロネートHX;有効成分100%〕を1.61部
添加した後、ディゾルバーで撹拌してレーザー光吸収物
質含有層形成塗工液を調製した。
【0084】該塗工液を超音波分散後、エクストルージ
ョン方式の押し出し塗布で、厚み100μmの片面をコ
ロナ放電処理した透明PETフィルム〔同前〕支持体上
に付き量を変化させて塗布し、乾燥後ヒートロールを用
い、温度100℃、線圧150kg/cm、搬送速度6
0m/秒でカレンダー処理を行い、更に、60℃で16
8時間エージングを行って、表2に示す厚さD1のレー
ザー光吸収物質を含有する層を形成した。
【0085】 〈レーザー光吸収物質含有層形成組成物〉 Fe−Al系強磁性金属粉末〔Fe:Al原子数比=100:3、 平均長軸径:0.16μm〕 100部 ポリウレタン樹脂〔同前〕 10.0部 ポリエステル樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロン200〕 5.0部 窒化ケイ素(平均粒子径:0.30μm)〔不二見研磨材工業(株)製、 GC−5A〕 5.0部 リン酸エステル〔同前〕 3.0部 メチルエチルケトン 105.0部 トルエン 105.0部 シクロヘキサノン 90.0部。
【0086】次いで、下記の組成の保護層形成塗工液を
調整し、超音波分散後、順転のグラビア塗布で、上記レ
ーザー光吸収物質を含有する層上に付き量を変化させて
塗布し、乾燥後更に60℃で72時間エージングを行っ
て、表2に示す厚さD2の保護層を形成した。
【0087】 〈保護層形成塗工液〉 フェノキシ樹脂〔フェノキシアソシエート社製、PKHH〕 7.30部 シリカ(平均粒子径=0.3μm)〔アドマテックス(株)製、 アドマファインSO−C1(シリコーン系化合物で表面処理)〕 0.20部 ポリエチレンワックス分散物〔同前〕 3.33部 ポリイソシアネート化合物〔同前〕 2.00部 トルエン 112.30部 シクロヘキサノン 74.87部。
【0088】別途、厚さ38μmの片面易接処理した透
明PETフィルム〔ダイヤホイルヘキスト(株)製、T
100E〕の易接面に、トルエン/メチルエチルケトン
/シクロヘキサノン=4/4/2の混合溶剤に溶解した
固形分5%のポリウレタン樹脂〔日本ポリウレタン工業
(株)製、ニッポラン3116〕をバーコータで、塗布
乾燥し膜厚0.55μmの接着層を設け、剥離シートを
作成した。
【0089】次いで、上述の画像形成材料の保護層面
と、剥離シートの接着層面を対面させ、加熱加圧処理
〔ロール温度;85℃、搬送速度;100mm/秒、圧
力6.0kg/cm〕し、剥離シートが貼合された一体
型画像形成材料を作成した。
【0090】上述の一体型画像形成材料を、半導体レー
ザー〔同前〕を用い、レーザー光吸収物質含有層と透明
支持体との界面に焦点を合わせ、支持体側から走査露光
することにより画像露光した。
【0091】次いで、支持体を平板に固定し、剥離シー
トを剥離〔剥離角度180度、剥離速度40mm/秒〕
することにより露光部分を剥離シート側に引き抜いて画
像形成を行った。支持体側に形成した画像のエッジ部の
ジャープネスと、レーザー集光面積Sに対する再現性を
下記の基準で評価した。
【0092】〈エッジ部のジャープネス:ΔM〉エネル
ギー分布がガウシアンのレーザービームを、レーザービ
ーム径6.35μm、集光面積31.67μm2で、走
査ピッチ6.35μm、露光エネルギーは280mJ/
cm2で175線95%の、角度0°網点形状がスクウ
ェアーの網点画像を走査露光で形成し、形成した画像を
顕微鏡観察し、図13の様にしてエッジ部の最大誤差幅
ΔMを測定評価した。尚、ここで言う網点%は100%
から露光部の%を引いた値である。
【0093】〈レーザー集光面積再現性:T、ΔT〉エ
ネルギー分布がガウシアンのレーザービームを、レーザ
ービーム径6.35μm、集光面積31.67μm
2で、走査ピッチ6.35μm、又は、レーザービーム
径5.0μm、集光面積19.63μm2、走査ピッチ
5.0μmで露光エネルギーは280mJ/cm2で、
100×100mmの面積で175線の、角度45°網
点形状がラウンドの50%の網点画像を走査露光で形成
し、任意に100点抽出して、形成した網点画像の透過
濃度を濃度計〔X−rite社製:X−rite 31
0TR〕のビジュアル濃度を用いて測定し、未露光部の
画像形成材料の濃度と、透明支持体の透過濃度から平均
網点%T、及び測定網点%中の最大値と最小値の差ΔT
を求めた。
【0094】以上の結果を表2に示す。
【0095】
【表2】
【0096】実施例3 下記のレーザー光吸収物質含有層形成組成物A、Bをヘ
ンシェルミキサー、サンドミルを用いて別々に混練分散
して、次いで前記A液、B液及びポリイソシアネート化
合物〔同前〕を重量比で100:2.39:0.37に
混合し、ディゾルバーで撹拌してレーザー光吸収物質含
有層形成塗工液を調製した。
【0097】該塗工液を、超音波分散後、エクストルー
ジョン方式の押し出し塗布で、厚み100μmの片面を
コロナ放電処理した透明PETフィルム〔同前〕上に付
き量を変化させて塗布し、乾燥後ヒートロールを用い、
温度100℃、線圧150kg/cm、搬送速度60m
/秒でカレンダー処理を行い、更に、60℃で168時
間エージングを行って、表3に示す厚さdのレーザー光
吸収物質を含有する層を形成した。
【0098】 〈レーザー光吸収物質含有層形成組成物〉 A液 Fe−Al系強磁性金属粉末〔同前〕 100部 ポリウレタン樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロンUR−8200〕 10.0部 ポリエステル樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロン280〕 5.0部 リン酸エステル〔同前〕 3.0部 メチルエチルケトン 105.0部 トルエン 105.0部 シクロヘキサノン 90.0部 B液 α−アルミナ(平均粒子径:0.18μm) 〔住友化学(株)製、高純度アルミナHIT60G〕 100部 ポリウレタン樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロンUR−8700〕15部 リン酸エステル〔同前〕 3.0部 メチルエチルケトン 41.3部 トルエン 41.3部 シクロヘキサノン 35.4部。
【0099】次いで、トルエン/シクロヘキサノン=6
/4の混合溶剤に溶解した固形分2.5%のフェノキシ
樹脂〔同前〕を、リバースのバーコータ塗布で、上記レ
ーザー光吸収物質を含有する層上に付き量を変えて塗布
・乾燥してから、更に60℃で72時間エージングを行
って、厚み表3に示す厚みD2の保護層を形成した。
【0100】別途、厚さ24μmの片面易接処理した透
明PETフィルム〔ダイヤホイルヘキスト(株)製、T
100E〕の易接面に、下記の組成の接着層組成物をバ
ーコータで塗布、乾燥し膜厚0.40μmの接着層を設
け剥離シートを作成した。
【0101】 〈接着層組成物〉 ウレタン樹脂〔日本ポリウレタン工業(株)製、ニッポラン3109〕 4.90部 シリコーン樹脂粒子〔東芝シリコーン(株)製、トスパール105〕 0.10部 トルエン 42.75部 メチルエチルケトン 42.75部 シクロヘキサノン 9.50部。
【0102】次いで、上述の画像形成材料の保護層面
と、剥離シートの接着層面を対面させ、加熱加圧処理
〔ロール温度;70℃、搬送速度;80mm/秒、圧力
6.0kg/cm〕し、剥離シートが貼合された一体型
画像形成材料を作成し、半導体レーザー〔同前〕を用
い、レーザー光吸収物質含有層と透明支持体との界面に
焦点を合わせ、支持体側から走査露光することにより画
像露光した。
【0103】次いで、支持体を平板に固定し、剥離シー
トを剥離〔剥離角度180度、剥離速度50mm/秒〕
することにより露光部分を剥離シート側に引き抜いて画
像形成を行った。
【0104】支持体側に形成した画像のエッジ部のジャ
ープネスと、レーザー集光径Lに対する再現性、及び画
像露光部の濃度の均一性ΔODを下記の基準で評価し
た。
【0105】〈エッジ部のジャープネス:ΔM〉露光エ
ネルギーを290mJ/cm2とした以外は実施例1と
同様にして測定評価した。
【0106】〈レーザー集光径幅再現性:N、ΔN〉露
光エネルギーを290mJ/cm2とし、形成するライ
ン画像の幅を12.7μmとした以外は実施例1と同様
にして測定した。
【0107】〈濃度の均一性:ΔOD〉ビーム径6.3
5μm、走査ピッチ6.35μm、露光エネルギー29
0mJ/cm2で100mm×100mmのベタ画像が
形成されるように走査露光を行い、形成された画像の任
意に100点を抽出して透過濃度を、濃度計〔X−ri
te社製:X−rite 310TR〕のビジュアル濃
度を用いて測定し、測定点中の濃度のバラツキ(ΔO
D)を(測定点中の最大濃度−測定点中の最低濃度の
値)で評価した。
【0108】実施例4 実施例3−3のレーザー光吸収物質含有層形成組成物A
にレーザー光吸収色素〔日本化薬(製)、CY−10〕
を10部添加した以外は実施例2と同様にして、剥離シ
ートが貼合された一体型画像形成材料を作成、実施例3
と同様に画像を作成し、実施例3と同じ基準で評価し
た。
【0109】以上の結果を表3に示す。
【0110】
【表3】
【0111】実施例5 下記のレーザー光吸収物質含有層形成組成物をヘンシェ
ルミキサー、サンドミルを用いて混練分散し、次いでポ
リイソシアネート化合物〔同前〕を1.55部添加した
後、ディゾルバーで撹拌してレーザー光吸収物質含有層
形成塗工液を調製した。
【0112】該塗工液を、超音波分散後、エクストルー
ジョン方式の押し出し塗布で、厚み100μmの片面を
コロナ放電処理した透明PETフィルム〔同前〕支持体
上に付き量を変えて塗布し、乾燥後ヒートロールを用
い、温度100℃、線圧150kg/cm、搬送速度4
0m/秒でカレンダー処理を行い、更に、60℃で72
時間エージングを行って、表4に示す厚さdのレーザー
光吸収物質を含有する層を形成した。
【0113】 〈レーザー光吸収物質含有層形成組成物〉 Fe−Si−Al−Ni−Co系強磁性金属粉末 〔Fe:Si:Al:Ni:Co原子数比=100:1:4:3:5、 平均長軸径:0.14μm〕 100部 ポリウレタン樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロンUR−8200〕 15.0部 酸化クロム(平均粒子径:0.13μm) 〔日本化学工業(株)製、U−1〕 5.0部 リン酸エステル〔同前〕 3.0部 メチルエチルケトン 105.0部 トルエン 105.0部 シクロヘキサノン 90.0部。
【0114】次いで、下記組成の保護層形成塗工液を調
整し、超音波分散後、リバースのグラビア塗布で、上記
レーザー光吸収物質を含有する層上に付き量を変えて塗
布・乾燥してから、更に60℃で72時間エージングを
行って、表4に示す厚さD2の保護層を形成した。
【0115】 〈保護層形成塗工液〉 ポリビニルアセタール樹脂〔積水化学工業(株)製、エスレックBX−55〕 4.75部 シリカ(平均粒子径=0.3μm)〔同前〕 0.25部 エタノール 100.0部 トルエン 95.0部。
【0116】別途、25μmの片面易接処理した透明P
ETフィルム〔ダイヤホイルヘキスト(株)製、T10
0E〕の易接面に、トルエン/メチルエチルケトン/シ
クロヘキサノン=4/4/2の混合溶剤に溶解した固形
分5%のウレタン樹脂〔同前〕をバーコータで、塗布乾
燥し膜厚0.40μmの接着層を設け、剥離シートを作
成した。
【0117】次いで、上述の画像形成材料の保護層面
と、剥離シートの接着層面を対面させ、加熱加圧処理
〔ロール温度;75℃、搬送速度;80mm/秒、圧力
6.0kg/cm〕し、剥離シートが貼合された一体型
画像形成材料を作成し、半導体レーザー〔同前〕を用
い、レーザー光吸収物質を含有する層と透明支持体との
界面に焦点を合わせ、支持体側から走査露光することに
より画像露光し、支持体側に形成した画像のエッジ部の
ジャープネスとレーザー集光面積Sに対する再現性、及
び画像露光部の濃度の均一性ΔODを下記の基準で評価
した。
【0118】〈エッジ部のジャープネス:ΔM〉レーザ
ービーム径5.0μm、集光面積19.63μm2、走
査ピッチ5.0μm、又はレーザービーム径7.5μ
m、集光面積44.16μm2、走査ピッチ7.5μm
で、露光エネルギー270mJ/cm2とした以外は実
施例2と同様にして測定評価した。
【0119】〈レーザー集光面積再現性:T、ΔT〉レ
ーザービーム径5.0μm、集光面積19.63μ
2、走査ピッチ5.0μm、又はレーザービーム径
7.5μm、集光面積44.16μm2、走査ピッチ
7.5μmで、露光エネルギーは270mJ/cm
2で、100×100mmの面積で250線の、角度4
5°網点形状がラウンドの50%の網点画像を走査露光
で形成した以外は実施例2と同様にして測定した。
【0120】〈濃度の均一性:ΔOD〉エネルギー分布
がガウシアンのレーザービームを、レーザービーム径
5.0μm、集光面積19.63μm2、走査ピッチ
5.0μm、又はレーザービーム径7.5μm、集光面
積44.16μm2で、走査ピッチ7.5μmで、露光
エネルギーは270mJ/cm2で100mm×100
mmの角度45°網点形状がラウンドの0%の網点画像
が形成されるように走査露光を行い、形成された画像の
任意に100点抽出して透過濃度を、濃度計〔同前〕の
ビジュアル濃度を用いて測定し、測定点中の濃度のバラ
ツキ(ΔOD)を実施例3と同様にして評価した。
【0121】以上の結果を表4に示す。
【0122】
【表4】
【0123】実施例6 下記のレーザー光吸収物質含有層形成組成物A、Bをヘ
ンシェルミキサー、サンドミルを用いて別々に混練分散
して、次いで前記A液、B液及びポリイソシアネート化
合物〔同前〕を重量比で100:2.39:0.37に
混合し、ディゾルバーで撹拌してレーザー光吸収物質含
有層形成塗工液を調製した。
【0124】該塗工液を、超音波分散後、エクストルー
ジョン方式の押し出し塗布で、厚み100μmの片面を
コロナ放電処理した透明PETフィルム〔同前〕支持体
上に塗布・乾燥し、次いでヒートロールを用い、温度1
00℃、線圧150kg/cmので搬送速度60m/秒
でカレンダー処理を行い、更に、60℃で72時間エー
ジングを行って、厚さ0.80μmのレーザー光吸収物
質を含有する層を形成した。A液とB液を調整した際に
用いたFe−Al系強磁性金属粉末の平均長軸径R1と
B液に含まれるα−アルミナの平均粒子径R2を表5に
示した。
【0125】 〈レーザー光吸収物質含有層形成組成物〉 A液 Fe−Al系強磁性金属粉末〔Fe:Al原子数比=100:3〕 100部 ポリウレタン樹脂〔同前〕 10.0部 ポリエステル樹脂〔同前〕 5.0部 リン酸エステル〔同前〕 3.0部 メチルエチルケトン 105.0部 トルエン 105.0部 シクロヘキサノン 90.0部 B液 α−アルミナ 100部 ポリウレタン樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロンUR−8700〕 15部 リン酸エステル〔同前〕 3.0部 メチルエチルケトン 41.3部 トルエン 41.3部 シクロヘキサノン 35.4部。
【0126】次いで、下記組成の保護層形成塗工液を調
整し、超音波分散後、リバースのバーコータ塗布で、上
記レーザー光吸収物質を含有する層上に塗布・乾燥して
から、更に60℃で72時間エージングを行って、厚み
0.15μmの保護層を形成した。
【0127】 〈保護層形成塗工液〉 フェノキシ樹脂〔同前〕 7.65部 ポリエチレンワックス分散物〔同前〕 0.35部 ポリイソシアネート化合物〔同前〕 2.0部 トルエン 120.0部 シクロヘキサノン 80.0部。
【0128】別途、厚さ38μmの片面易接処理した透
明PETフィルム〔ダイヤホイルヘキスト(株)製、T
100E〕の易接面に、下記組成の接着層組成物をバー
コータで塗布、乾燥し膜厚1.30μmの接着層を設け
剥離シートを作成した。
【0129】 〈接着層組成物〉 ウレタン樹脂〔同前〕 4.90部 シリコーン樹脂粒子〔東芝シリコーン(株)製、トスパール120〕 0.10部 トルエン 42.75部 メチルエチルケトン 42.75部 シクロヘキサノン 9.50部。
【0130】次いで、上述の画像形成材料の保護層面
と、剥離シートの接着層面を対面させ、実施例3と同様
にして加熱加圧処理し、剥離シートが貼合された一体型
画像形成材料を作成し、YAGレーザー〔アドラス社製
DPY521C−NP、出力4000mW、主波長10
64nm〕を用い、レーザー光吸収物質を含有する層と
透明支持体との界面に焦点を合わせ、支持体側から走査
露光することにより画像露光した。
【0131】次いで、支持体を平板に固定し、剥離シー
トを実施例3と同様にして剥離することにより露光部分
を剥離シート側に引き抜いて画像形成を行った。
【0132】支持体側に形成した画像のエッジ部のジャ
ープネスとレーザー集光径Lに対する再現性、及び画像
露光部の濃度Dを下記の基準で評価した。
【0133】〈エッジ部のシャープネス:ΔM〉エネル
ギー分布がガウシアンのレーザービームで、ビーム径1
0.0μm、走査ピッチ30.0μm、露光エネルギー
230mJ/cm2で走査露光を行い、実施例1と同様
にして測定評価した。
【0134】〈レーザー集光径幅再現性:N、ΔN〉エ
ネルギー分布がガウシアンのレーザービームで、ビーム
径10μm、走査ピッチ10μm、露光エネルギー23
0mJ/cm2で幅30μm、長さ100mmのライン
画像を形成する様に走査露光を行い、実施例1と同様に
して測定した。
【0135】〈露光部の濃度:OD、ΔODmin〉エ
ネルギー分布がガウシアンのレーザービームで、ビーム
径10μm、走査ピッチ10μm、露光エネルギー23
0mJ/cm2で100mm×100mmのベタ画像を
形成する走査露光を行い、形成した画像から任意に10
0点抽出して透過濃度を、濃度計〔同前〕のビジュアル
濃度を用いて測定し、平均値ODと測定点中の最大濃度
と最小濃度の差ΔODminを測定した。尚、ここでの
平均値ODは実測透過濃度から支持体の透過濃度を引い
た値の平均濃度である。
【0136】実施例7 実施例6−7のレーザー光吸収物質含有層形成組成物A
にレーザー光吸収色素〔日本化薬(製)、IRG−02
2〕を5部添加した以外は実施例4と同様にして、剥離
シートが貼合された一体型画像形成材料を作成して画像
を形成し、実施例6と同様にして評価した評価した。
【0137】以上の結果を表5に示す。
【0138】
【表5】
【0139】実施例8 下記のレーザー光吸収物質含有層形成組成物A、Bをヘ
ンシェルミキサー、サンドミルを用いて別々に混練分散
して、次いで前記A液、B液及びポリイソシアネート化
合物〔同前〕を重量比で100:2.39:0.37に
混合し、ディゾルバーで撹拌してレーザー光吸収物質含
有層形成塗工液を調製した。
【0140】該塗工液を、超音波分散後、エクストルー
ジョン方式の押し出し塗布で、厚み100μmの片面を
コロナ放電処理した透明PETフィルム〔同前〕上に塗
布・乾燥し、次いでヒートロールを用い、温度100
℃、線圧150kg/cmので搬送速度60m/秒でカ
レンダー処理を行い、更に、60℃で72時間エージン
グを行って、レーザー光吸収物質を含有する層を形成し
た。A液とB液を調整した際に用いたFe−Al系強磁
性金属粉末の平均長軸径R1とB液に含まれるα−アル
ミナの平均粒子径R2を表6に示した。
【0141】 〈レーザー光吸収物質含有層形成組成物〉 A液 Fe−Al系強磁性金属粉末〔Fe:Al原子数比=100:3〕 100部 ポリウレタン樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロンUR−8200〕 10.0部 ポリエステル樹脂〔同前〕 5.0部 リン酸エステル〔同前〕 3.0部 メチルエチルケトン 105.0部 トルエン 105.0部 シクロヘキサノン 90.0部 B液 α−アルミナ 100部 ポリウレタン樹脂〔東洋紡績(株)製、バイロンUR−8700〕 15部 リン酸エステル〔同前〕 3.0部 メチルエチルケトン 41.3部 トルエン 41.3部 シクロヘキサノン 35.4部 次いで、下記組成の保護層形成塗工液を調整し、超音波
分散後、リバースのバーコータ塗布で、上記レーザー光
吸収物質を含有する層上に塗布・乾燥してから、更に6
0℃で72時間エージングを行って、厚み0.20μm
の保護層を形成した。
【0142】 〈保護層形成塗工液〉 フェノキシ樹脂〔同前〕 1.80部 ポリエチレンワックス分散物〔同前〕 0.315部 ポリイソシアネート化合物〔同前〕 0.48部 ロジン変性エステル〔荒川化学工業(株)製、スーパーエステルA−100〕 0.60部 フッ素系化合物(有効成分45重量%) 〔旭硝子(株)製、サーフロンS−383〕 0.033部 トルエン 58.062部 シクロヘキサノン 38.71部 別途、厚さ38μmの片面易接処理した透明PETフィ
ルム〔ダイヤホイルヘキスト(株)製、T100E〕の
易接面に、下記組成の接着層組成物をバーコータで塗
布、乾燥し膜厚1.30μmの接着層を設け、剥離シー
トを作成した。
【0143】 〈接着層組成物〉 ウレタン樹脂〔同前〕 4.90部 シリコーン樹脂粒子〔同前〕 0.10部 トルエン 42.75部 メチルエチルケトン 42.75部 シクロヘキサノン 9.50部 次いで、上述の画像形成材料の保護層面と、剥離シート
の接着層面を対面させ、実施例3と同様にして加熱加圧
処理し、剥離シートが貼合された一体型画像形成材料を
作成し、YAGレーザー〔同前〕を用い、レーザー光吸
収物質を含有する層と透明支持体との界面に焦点を合わ
せ、支持体側から走査露光することにより画像露光し
た。
【0144】次いで、支持体を平板に固定し、剥離シー
トを実施例3と同様にして剥離することにより露光部分
を剥離シート側に引き抜いて画像形成を行った。
【0145】支持体側に形成した画像のエッジ部のジャ
ープネスと、形成された画像のレーザー集光面積再現性
及び画像露光部の濃度Dを下記の基準で評価した。
【0146】〈エッジ部のジャープネス:ΔM〉レーザ
ービーム径5.0μm、集光面積19.63μm2、走
査ピッチ15.0μm、又はレーザービーム径10.0
μm、集光面積78.54μm2、走査ピッチ30.0
μmで、露光エネルギー190mJ/cm2で走査露光
を行い、実施例2と同様にして測定評価した。
【0147】〈レーザー集光径面積再現性:T、ΔT〉
レーザービーム径5.0μm、集光面積19.63μm
2、走査ピッチ5.0μm、又はレーザービーム径1
0.0μm、集光面積78.54μm2、走査ピッチ1
0.0μmで、露光エネルギーは190mJ/cm
2で、100×100mmの面積で175線の、角度4
5°網点形状がラウンドの50%の網点画像を走査露光
で形成し、実施例2と同様にして測定した。
【0148】〈露光部の濃度:OD、ΔODmin〉エ
ネルギー分布がガウシアンのレーザービームを、レーザ
ービーム径5.0μm、集光面積19.63μm2、走
査ピッチ5.0μm、又はレーザービーム径10μm、
集光面積78.54μm2、走査ピッチ10μmで、露
光エネルギー200mJ/cm2で100mm×100
mmの0%の網点画像が形成されるように走査露光を行
い、形成した画像から任意に100点抽出して透過濃度
を、濃度計〔同前〕のビジュアル濃度を用いて測定し、
平均値ODと測定点中の最大濃度と最小濃度の差ΔOD
minを測定した。
【0149】結果を表6に示す。
【0150】
【表6】
【0151】実施例9 実施例1−5の画像形成材料を用いて、半導体レーザー
〔同前〕を用い、レーザー光吸収物質を含有する層と透
明支持体との界面に焦点が合うように、レーザースポッ
ト径Lの異なるレーザービームを支持体側から走査露光
することにより画像露光し、実施例1と同様の方法で画
像を形成した。支持体側に形成した画像のエッジ部のジ
ャープネスとレーザー集光径Lに対する再現性を下記の
基準で評価した。
【0152】〈エッジ部のジャープネス:ΔM〉エネル
ギー分布がガウシアンのレーザービームで、集光レーザ
ービーム径Lμm、走査ピッチL×2μm、露光エネル
ギー250mJ/cm2で走査露光を行い、形成した画
像を顕微鏡観察し、エッジ部の最大誤差幅ΔMを測定評
価した。
【0153】〈レーザー集光径幅再現性:N、ΔN〉エ
ネルギー分布がガウシアンのレーザービームで、集光レ
ーザービーム径Lμm、走査ピッチLμm、露光エネル
ギー250mJ/cm2で幅L×3μm、長さ100m
mのライン画像を形成する様に走査露光を行い、任意に
100点抽出して顕微鏡観察し、画像の幅の平均値N、
及び最大幅と最小幅の差ΔNを測定した。
【0154】以上の結果を表7に示す。
【0155】
【表7】
【0156】実施例10 実施例2−5の画像形成材料を用いて、半導体レーザー
〔同前〕を用い、レーザー光吸収物質を含有する層と透
明支持体との界面に焦点が合うように、レーザー集光面
積Sの異なるレーザービームを支持体側から走査露光す
ることにより画像露光し、実施例2と同様の方法で画像
を形成した。支持体側に形成した画像のエッジ部のジャ
ープネスレーザー集光面積Sに対する再現性を下記の基
準で評価した。
【0157】〈エッジ部のジャープネス:ΔM〉エネル
ギー分布がガウシアンでかつ走査方向に対して矩形のレ
ーザービームを、レーザービーム径Lμm、集光面積S
μm2で、走査ピッチLμm、露光エネルギーは250
mJ/cm2で175線95%の、角度0°網点形状が
スクウェアーの網点画像を走査露光で形成し、顕微鏡観
察してエッジ部の最大誤差幅ΔMを測定評価した。
【0158】〈レーザー集光面積再現性:T、ΔT〉エ
ネルギー分布がガウシアンでかつ走査方向に対して矩形
のレーザービームを、レーザービーム径Lμm、集光面
積Sμm2で、走査ピッチLμm、露光エネルギーは2
50mJ/cm2で、100×100mmの面積で17
5線の、角度45°網点形状がラウンドの50%の網点
画像を走査露光で形成し、任意に100点抽出して形成
した網点画像の平均網点%T、及び測定網点%中の最大
値と最小値の差ΔTを濃度計で測定した。
【0159】以上の結果を表8に示す。
【0160】
【表8】
【0161】実施例11 実施例3−5を用いて、半導体レーザー〔同前〕を用
い、レーザー光吸収物質を含有する層と透明支持体との
界面に焦点が合うように、レーザー集光径Lの異なるレ
ーザービームを支持体側から走査露光することにより画
像露光し、実施例3と同様の方法で画像を形成した。支
持体側に形成した画像のエッジ部のジャープネスとレー
ザー集光径Lに対する再現性、及び画像露光部の濃度の
均一性ΔDを下記の基準で評価した。
【0162】〈エッジ部のジャープネス〉エネルギー分
布がガウシアンのレーザービームで、集光レーザービー
ム径Lμm、走査ピッチL×2μm、露光エネルギー2
80mJ/cm2で走査露光を行い、形成した画像を顕
微鏡観察し、エッジ部の最大誤差幅ΔMを測定評価し
た。
【0163】〈レーザー集光径幅再現性:N〉エネルギ
ー分布がガウシアンのレーザービームで、集光レーザー
ビーム径Lμm、走査ピッチLμm、露光エネルギー2
80mJ/cm2で幅L×2μm、長さ10cm程度の
ライン画像が形成されるように走査露光を行い、任意に
100点抽出して顕微鏡観察し、画像の幅の平均値N、
及び最大幅と最小幅の差ΔNを測定した。
【0164】〈濃度の均一性:ΔD〉エネルギー分布が
ガウシアンのレーザービームで、集光レーザービーム径
Lμm、走査ピッチLμm、露光エネルギー280mJ
/cm2で10cm×10cm程度のベタ画像が形成さ
れるように走査露光を行い、形成された画像の任意に1
00点抽出して透過濃度を濃度計を用いて測定し、測定
点中の濃度のバラツキ(ΔD)を評価した。
【0165】以上の結果を表9に示す。
【0166】
【表9】
【0167】実施例12 実施例5−5の画像形成材料を用いて、半導体レーザー
〔同前〕を用い、レーザー光吸収物質を含有する層と透
明支持体との界面に焦点が合う様に、レーザー集光面積
Sの異なるレーザービームを支持体側から走査露光する
ことにより画像露光し、実施例5と同様の方法で画像を
形成した。支持体側に形成した画像のエッジ部のジャー
プネスとレーザー集光面積Sに対する再現性、及び画像
露光部の濃度の均一性ΔDを下記の基準で評価した。
【0168】〈エッジ部のジャープネス:ΔM〉エネル
ギー分布がガウシアンでかつ走査方向に対して矩形のレ
ーザービームで、レーザービーム径Lμm、集光面積S
μm2で、走査ピッチLμm、露光エネルギーは300
mJ/cm2で175線95%の、角度0°網点形状が
スクウェアーの網点画像を走査露光で形成して顕微鏡観
察し、エッジ部の最大誤差幅ΔMを測定評価した。
【0169】〈レーザー集光面積再現性:T、ΔT〉エ
ネルギー分布がガウシアンでかつ走査方向に対して矩形
のレーザービームで、レーザービーム径Lμm、集光面
積Sμm2で、走査ピッチLμm、露光エネルギー30
0mJ/cm2で、100×100mmの面積で250
線の、角度45°網点形状がラウンドの50%の網点画
像を走査露光で形成し、任意に100点抽出して形成さ
れた網点画像の平均網点%T、及びΔTを濃度計で測定
した。
【0170】〈濃度の均一性:ΔD〉エネルギー分布が
ガウシアンでかつ走査方向に対して矩形のレーザービー
ムで、レーザービーム径Lμm、集光面積Sμm2で、
走査ピッチLμm、露光エネルギー300mJ/cm2
で100mm×100mmの角度45°網点形状がラウ
ンドの0%の網点画像を形成する様に走査露光を行い、
任意に100点抽出して、透過濃度を濃度計を用いて測
定し測定点中の濃度のバラツキ(ΔD)を評価した。
【0171】以上の結果を表10に示す。
【0172】
【表10】
【0173】実施例13 実施例6−3又は実施例6−8の画像形成材料を用い
て、YAGレーザー〔同前〕を用い、レーザー光吸収物
質含有層と透明支持体との界面に焦点を合わせ、レーザ
ー集光径Lの異なるレーザービームを支持体側から走査
露光することにより画像露光し、実施例6と同様の方法
で画像を形成した。支持体側に形成した画像のエッジ部
のジャープネスとレーザー集光径Lに対する再現性及び
画像露光部の濃度Dを下記の基準で評価した。
【0174】〈エッジ部のジャープネス:ΔM〉エネル
ギー分布がガウシアンでのレーザービームで、レーザー
ビーム径Lμm、走査ピッチL×2μm、露光エネルギ
ー200mJ/cm2で走査露光を行い、形成した画像
を顕微鏡観察し、エッジ部の最大誤差幅ΔMを測定評価
した。
【0175】〈レーザー集光径幅再現性:N、ΔN〉エ
ネルギー分布がガウシアンのレーザービームで、レーザ
ービーム径Lμm、走査ピッチLμm、露光エネルギー
200mJ/cm2で幅L×3μm、長さ10cm程度
のライン画像を形成する様に走査露光を行い、任意に1
00点抽出して顕微鏡観察し、画像の幅の平均値N、最
大幅と最小幅の差ΔNを測定した。
【0176】〈露光部の濃度:D、ΔDmin〉エネル
ギー分布がガウシアンのレーザービームで、レーザービ
ーム径Lμm、走査ピッチLμm、露光エネルギー20
0mJ/cm2で10cm×10cm程度のベタ画像を
形成する様に走査露光を行い、任意に100点抽出して
透過濃度を、濃度計のビジュアル濃度を用いて測定し、
平均値Dと測定点中の最大濃度と最小濃度の差ΔDmi
nを測定した。
【0177】以上の結果を表11に示す。
【0178】
【表11】
【0179】実施例14 実施例8−2又は実施例8−5の画像形成材料を用い
て、YAGレーザー〔同前〕を用い、レーザー光吸収物
質含有層と透明支持体との界面に焦点を合わせ、レーザ
ー集光径Lの異なるレーザービームを支持体側から走査
露光することにより画像露光し、実施例6と同様の方法
で画像を形成した。支持体側に形成した画像のエッジ部
のジャープネスとレーザー集光面積再現性及び画像露光
部の濃度Dを下記の基準で評価した。
【0180】〈エッジ部のジャープネス:ΔM〉エネル
ギー分布がガウシアンでかつ走査方向に対して矩形のレ
ーザービームで、レーザービーム径Lμm、集光面積S
μm2で、走査ピッチLμm、露光エネルギー210m
J/cm2で175線95%の、角度0°網点形状がス
クウェアーの網点画像を走査露光で形成して顕微鏡観察
し、エッジ部の最大誤差幅ΔMを測定評価した。
【0181】〈レーザー集光面積再現性:T、ΔT〉エ
ネルギー分布がガウシアンでかつ走査方向に対して矩形
のレーザービームで、レーザービーム径Lμm、集光面
積Sμm2で、走査ピッチLμm、露光エネルギー21
0mJ/cm2で、約10cm×100cm程度の面積
で175線の、角度45°網点形状がラウンドの50%
の網点画像を走査露光で形成し、任意に100点抽出し
て平均網点%T、及び測定網点%中の最大値と最小値の
差ΔTを濃度計で測定した。
【0182】〈露光部の濃度:D、ΔDmin〉エネル
ギー分布がガウシアンでかつ走査方向に対して矩形のレ
ーザービームで、レーザービーム径Lμm、集光面積S
μm2で、走査ピッチLμm、露光エネルギー210m
J/cm2で約10cm×10cmの角度45°網点形
状がラウンドの0%の網点画像を形成する様に走査露光
を行い、任意に100点抽出して透過濃度を、濃度計の
ビジュアル濃度を用いて測定し、平均値Dと測定点中の
最大濃度と最小濃度の差ΔDminを測定した。
【0183】以上の結果を表12に示す。
【0184】
【表12】
【0185】
【発明の効果】実施例で実証した如く、本発明によれ
ば、解像度に優れ、エッジ部の切れが良好な画像形成材
料を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】集光したレーザー光のスポット径の変化の概略
を示す図。
【図2】透明支持体側から露光した場合のレーザー光の
スポット径の変化の概略を示す図。
【図3】集光したレーザー光のスポット径と画像形成に
係る層との関係を表わす図。
【図4】1パルスのレーザー光のエネルギー分布の例を
示す図。
【図5】1パルスのエネルギー分布がガウシアンである
レーザーで走査露光した場合のレーザー光により画像露
光される部分の面積を説明する図。
【図6】1パルスのレーザー光のエネルギー分布の他の
例を示す図。
【図7】1パルスのエネルギー分布が走査方向に対して
矩形分布のレーザーで走査露光した場合のレーザー光に
より画像露光される部分の面積を説明する図。
【図8】本発明に係る画像形成方法を示す図。
【図9】剥離シートを示す図。
【図10】本発明に係る他の画像形成方法を示す図。
【図11】実施例1のエッジ部の最大誤差幅ΔMの測定
評価方法を示す図。
【図12】実施例1の画像の幅の平均値N、及び最大幅
と最小幅の差ΔNの測定方法を示す図。
【図13】実施例2のエッジ部の最大誤差幅ΔMの測定
評価方法を示す図。
【符号の説明】
1,1′ 支持体 2 レーザー光吸収物質を含有する層 3 保護層 4 画像形成材料 5 接着層 6 剥離シート

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザー光を照射して画像形成を行なう
    際、集光したレーザー光の最大強度をI、I/2になる
    レーザースポット径をL、画像形成に係る層の厚みをD
    として、4≦L/D≦15の関係を満たすことを特徴と
    するアブレーション型画像形成材料。
  2. 【請求項2】 レーザー光を照射して画像形成を行なう
    際、集光したレーザー光の最大強度をI、I/2になる
    レーザー光集光面積をS、画像形成に係る層の厚みをD
    として、12≦S/D≦125の関係を満たすことを特
    徴とするアブレーション型画像形成材料。
  3. 【請求項3】 前記画像形成に係る層が2層以上で構成
    され、その少なくとも1層がレーザー光を吸収する物質
    を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載のア
    ブレーション型画像形成材料。
  4. 【請求項4】 前記レーザー光を吸収する物質を含有す
    る層の厚みをdとした際に、5≦L/d≦17の関係を
    満たすことを特徴とする請求項3に記載のアブレーショ
    ン型画像形成材料。
  5. 【請求項5】 前記レーザー光を吸収する物質を含有す
    る層の厚みdについて、15≦S/d≦170の関係を
    満たすことを特徴とする請求項3に記載のアブレーショ
    ン型画像形成材料。
  6. 【請求項6】 前記レーザー光を吸収する物質が粒子で
    あることを特徴とする請求項3、4又は5に記載のアブ
    レーション型画像形成材料。
  7. 【請求項7】 前記レーザー光を吸収する粒子が、平均
    粒子径或いは平均長軸径の異なる2種以上からなること
    を特徴とする請求項6に記載のアブレーション型画像形
    成材料。
  8. 【請求項8】 前記レーザー光を吸収する物質が色素で
    あることを特徴とする請求項3、4又は5に記載のアブ
    レーション型画像形成材料。
  9. 【請求項9】 レーザー光を照射して画像形成を行なう
    際、画像形成に係る層が2層以上で構成され、その中の
    少なくとも1層がレーザー光を吸収する物質及び平均粒
    子径或いは平均長軸径がRの粒子を含有し、集光したレ
    ーザー光の最大強度をI、I/2になるレーザースポッ
    ト径をLとして、10≦L/R≦125の関係を満たす
    ことを特徴とするアブレーション型画像形成材料。
  10. 【請求項10】 レーザー光を照射して画像形成を行な
    う際、画像形成に係る層が2層以上で構成され、その中
    の少なくとも1層がレーザー光を吸収する物質及び平均
    粒子径或いは平均長軸径がRの粒子を含有し、集光した
    レーザー光の最大強度をI、I/2になるレーザー光集
    光面積をSとして、30≦S/R≦1250の関係を満
    たすことを特徴とするアブレーション型画像形成材料。
  11. 【請求項11】 前記粒子がレーザー光を吸収すること
    を特徴とする請求項9又は10に記載のアブレーション
    型画像形成材料。
  12. 【請求項12】 前記レーザー光を吸収する粒子が、平
    均粒子径或いは平均長軸径の異なる2種以上の粒子から
    なることを特徴とする請求項11に記載のアブレーショ
    ン型画像形成材料。
  13. 【請求項13】 前記レーザー光を吸収する物質が色素
    であることを特徴とする請求項9又は10に記載のアブ
    レーション型画像形成材料。
  14. 【請求項14】 前記レーザー光を吸収する粒子が磁性
    粉末であることを特徴とする請求項6、7、11又は1
    2に記載のアブレーション型画像形成材料。
  15. 【請求項15】 透明支持体の片面にレーザー光を吸収
    する物質を含有する層を有することを特徴とする請求項
    3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13
    又は14に記載のアブレーション型画像形成材料。
  16. 【請求項16】 透明支持体の片面にレーザー光を吸収
    する物質を含有する層及びレーザー光を吸収する物質を
    含有しない層をこの順に有することを特徴とする請求項
    15に記載のアブレーション型画像形成材料。
  17. 【請求項17】 前記透明支持体上のレーザー光を吸収
    する物質を含有する層側に剥離シートを有することを特
    徴とする請求項15又は16に記載のアブレーション型
    画像形成材料。
  18. 【請求項18】 請求項15乃至17に記載の画像形成
    材料の透明支持体側から集光させたレーザー光を照射す
    ることを特徴とする画像形成方法。
  19. 【請求項19】 請求項17に記載の画像形成材料の透
    明支持体側から集光させたレーザー光を照射し、剥離シ
    ートを剥離することを特徴とする画像形成方法。
  20. 【請求項20】 透明支持体とレーザー光を吸収する物
    質を含有する層との界面でレーザースポット径がLにな
    るようにレーザー光を集光することを特徴とする請求項
    18又は19に記載の画像形成方法。
  21. 【請求項21】 透明支持体とレーザー光を吸収する物
    質を含有する層との界面でレーザー光集光面積がSにな
    るようにレーザー光を集光することを特徴とする請求項
    18又は19に記載の画像形成方法。
  22. 【請求項22】 集光させたレーザー光を走査して画像
    露光することを特徴とする請求項18、19、20又は
    21に記載の画像形成方法。
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