JPH11101573A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JPH11101573A
JPH11101573A JP27979297A JP27979297A JPH11101573A JP H11101573 A JPH11101573 A JP H11101573A JP 27979297 A JP27979297 A JP 27979297A JP 27979297 A JP27979297 A JP 27979297A JP H11101573 A JPH11101573 A JP H11101573A
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和彦 近藤
Takashi Kato
隆 加藤
Osamu Mochizuki
修 望月
Yutaka Kakinuma
裕 柿沼
Motoyuki Murakoso
基幸 村社
Hiroshi Kibe
宏 木部
Hideo Shiraishi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内箱に取り付けられる仕切壁の取付作業性を
改善した冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 冷蔵庫は、外箱、内箱3間に発泡断熱材
を充填することにより断熱箱体を構成し、この断熱箱体
内を内箱3に取り付けられた仕切壁7にて複数室に区画
すると共に、仕切壁7内には発泡断熱材を一体に充填し
て成るものであって、仕切壁7の側面に形成された前後
流入孔133、134と、この後流入孔134の後部の
仕切壁側面に形成され、外方に突出した後、後方に延在
する爪136と、内箱3に形成された前後流出孔14
2、144とを備え、仕切壁7の爪136は内箱3の後
流出孔144に係合し、その状態で仕切壁7の前後流入
孔133、134は内箱3の前後流出孔142、144
にそれぞれ対応すると共に、前流出孔142は内箱3か
ら外箱側に張り出して形成された張出部143の壁面に
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断熱箱体内を内箱
に取り付けられた仕切壁にて複数室に区画して成る冷蔵
庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種冷蔵庫は、例えば実公平
6−12301号公報(F25D23/00)に示され
る如く断熱箱体内を仕切壁にて区画することにより、冷
凍室と冷蔵室などを構成している。この仕切壁は外箱と
内箱間に充填される発泡断熱材の充填前に内箱に取り付
けられ、発泡断熱材の一部は仕切壁内にも一体に充填さ
れる。
【0003】この場合、仕切壁の側面及び内箱には相互
に対応する透孔が前後に形成され、仕切壁が取り付けら
れた状態でこれら透孔は合致し、仕切壁内の空間と外
箱、内箱間の空間を連通する。そして、これら前後の各
透孔を通過して発泡断熱材は仕切壁内に充填されるもの
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
仕切壁を内箱に取り付ける際には、通常前方から仕切壁
を挿入するかたちとなる。また、仕切壁を一々ネジ止め
していたのでは作業性が悪化するため、通常その奥部は
仕切壁の側面に突出形成された爪を内箱に係合させて取
り付ける方式が採られる。
【0005】しかしながら、係る爪の係合にて取り付け
る場合、当該爪が係合する格別な孔を内箱に形成しなけ
ればならなくなると共に、前方から仕切壁を挿入する
際、内箱の前側の透孔に爪が係合してしまうため、一々
内箱を外側に拡開しながら仕切壁を挿入する必要があっ
た。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、内箱に取り付けられる仕
切壁の取付作業性を改善した冷蔵庫を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の冷蔵庫は、外
箱、内箱間に発泡断熱材を充填することにより断熱箱体
を構成し、この断熱箱体内を内箱に取り付けられた仕切
壁にて複数室に区画すると共に、仕切壁内には発泡断熱
材を一体に充填して成るものであって、仕切壁の側面に
形成された前後流入孔と、この後流入孔の後部の仕切壁
側面に形成され、外方に突出した後、後方に延在する爪
と、内箱に形成された前後流出孔とを備え、仕切壁の爪
は内箱の後流出孔に係合し、その状態で仕切壁の前後流
入孔は内箱の前後流出孔にそれぞれ対応すると共に、前
流出孔は内箱から外箱側に張り出して形成された張出部
の壁面に形成されているものである。
【0008】本発明によれば、外箱、内箱間に発泡断熱
材を充填することにより断熱箱体を構成し、この断熱箱
体内を内箱に取り付けられた仕切壁にて複数室に区画す
ると共に、仕切壁内には発泡断熱材を一体に充填して成
る冷蔵庫において、仕切壁の側面に前後流入孔とこの後
流入孔の後部から外方に突出した後、後方に延在する爪
を形成し、内箱には前後流出孔を形成すると共に、仕切
壁の爪を内箱の後流出孔に係合させ、その状態で仕切壁
の前後流入孔が内箱の前後流出孔にそれぞれ対応するよ
うに構成したので、発泡断熱材は連通した前後流出孔及
び前後流入孔を通過して仕切壁内に進入できると共に、
爪は後流出孔に係合するため、格別な係合孔を内箱に形
成する必要が無くなる。
【0009】従って、シール作業が簡素化されると共
に、前流出孔を内箱から外箱側に張り出して形成された
張出部の壁面に形成したので、仕切壁を内箱の前方から
挿入する際、爪が前流出孔に係合してしまうことが無く
なる。これにより、仕切壁の取付作業性が著しく改善さ
れるものである。
【0010】請求項2の発明の冷蔵庫は、上記において
仕切壁は、上板と下板とこれらの間に挿入された成形断
熱材とから成り、発泡断熱材は上板と成形断熱材間及び
下板と成形断熱材間に充填されるものである。
【0011】請求項2の発明によれば、上記に加えて仕
切壁を、上板と下板とこれらの間に挿入された成形断熱
材とから構成し、発泡断熱材を上板と成形断熱材間及び
下板と成形断熱材間に充填するようにしたので、発泡断
熱材の固化によって上板、下板及び成形断熱材の三者が
一体に固着されることになり、強度が向上され、各板の
所謂ベコ付きも防止できるようになるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の冷蔵庫の正面図、図2
は断熱扉を除く冷蔵庫の正面図、図3は容器などを取り
外した同じく断熱扉を除く冷蔵庫の正面図、図4は本発
明の冷蔵庫の縦断側面図、図5は冷蔵庫のもう一つの縦
断側面図、図6は冷蔵庫の更にもう一つの縦断側面図で
ある。
【0013】冷蔵庫1は鋼板製の外箱2と、ABSなど
の硬質樹脂製の内箱3間に発泡ポリウレタン等の断熱材
4を現場発泡方式にて充填して成る前面開口の断熱箱体
6から構成されている。この断熱箱体6の庫内は、それ
ぞれ内箱3に取り付けられた上仕切壁8、中仕切壁7及
び下仕切壁9によって上下四室に区画されており、上仕
切壁8の上方を冷蔵室11、下仕切壁9の下方を野菜室
12、上仕切壁8と中仕切壁7の間を氷温室10、中仕
切壁7と下仕切壁9の間を冷凍室13としている。ま
た、中仕切壁7と下仕切壁9の中間における開口縁には
仕切前部材15が取り付けられている。
【0014】そして、冷蔵室11の前面開口は観音開き
式の断熱扉14、14によって開閉自在に閉塞されると
共に、冷凍室13及び野菜室12は、上面開口の容器1
6A、17A、18Aを備えた引き出し式の断熱扉1
6、17(冷凍室13はこれら上下二段)、18により
それぞれ開閉自在に閉塞されている。また、氷温室10
も、上面開口の容器19Aを備えた引き出し式の断熱扉
19により開閉自在に閉塞されている。
【0015】また、冷凍室13の上左隅部には自動製氷
機21が設置されている。この自動製氷機21は図示し
ない製氷皿と、この製氷皿を回転させて捻る製氷機モー
タから構成されている。更に、冷凍室13の奥部は仕切
板22及び冷却器前板23にて前後に区画され、冷却器
前板23の後側に冷却室24が区画形成されており、こ
の冷却室24内に冷却器26が縦設されている。この冷
却器26の中央上方には送風機29が設けられており、
冷却器26の下方には除霜ヒータ31が設けられてい
る。
【0016】そして、仕切板22の上部及び中央部には
複数の冷凍室吐出口13A・・が形成されると共に、仕
切板22の下部左右には冷凍室吸込口13B、13B
が、また、これらの間の下部中央部にも冷凍室吸込口1
3C、13Cが隣接してそれぞれ形成されている。
【0017】一方、冷却器前板23は仕切板22の後側
に少許間隔を存して設けられており、その上部には送風
機29のファン32が臨むグリル23Aが形成されてい
る。ファン32の前側の仕切板22と冷却器前板23間
の空間は前記冷凍室13A・・・に連通している。ま
た、冷却器前板23の下部中央部には開口23Bが形成
され、前記冷凍室吸込口13C、13Cと冷却室24内
に連通している。また、冷凍室吸込口13B、13Bは
冷却器前板23の下端を経て冷却室24の最下部に連通
している。
【0018】ここで、前記冷却器26は、図11〜図1
3に示す如く所定間隔を存して複数枚設けられ、上下方
向に延在したアルミニウム薄板製のフィン27・・・
と、これらフィン27・・・を貫通する冷媒配管28か
ら成る所謂プレートフィン型の熱交換器であり、冷却器
26の下端部のフィン密度(ピッチ)は疎とされ、更
に、中央部を除く左右前後部のフィン密度も疎とされて
いる。
【0019】即ち、各フィン27・・・の上下寸法は、
二枚乃至三枚のフィン27・・が連続して短く、それら
を挟んだ左右のフィン27が長く構成され、中央部にお
いては短いフィン27の上下寸法が一枚置きに更に短く
なっている。また、左右に位置する各フィン27・・・
の前後幅も一枚置きに狭く構成されている。
【0020】これによって、冷却器26の下縁部にはフ
ィン密度疎の領域26Aが、また、中央部には領域26
Aから連続して立ち上がり、上下における中央部よりや
や下まで延びるフィン密度疎の領域26Bが、また、左
右の前後縁(冷気が流通する上下方向に延在するフィン
27の縁部が位置する冷却器26の外側部分)にもフィ
ン密度疎の領域26C・・・が構成されている。そし
て、領域26Bは前記送風機29の下方に対応すると共
に、前記開口23Bはこの領域26Bの前側に対応して
いる(図8)。
【0021】送風機29の上方には中仕切壁7内に挿入
された発泡スチロール製の後述する成形断熱材38の後
部を上下に貫通するかたちで案内ダクト39が形成され
ており、この案内ダクト39の下部はファン32前方の
空間に連通し、上部には成形断熱材41内に構成された
分岐ダクト42が連通接続されている。そして、この分
岐ダクト42は冷蔵室用バッフル43と氷温室用バッフ
ル44を備えたモータダンパー46を経て、一方は冷蔵
室背面ダクト47に、他方は氷温室ダクト48に連通さ
れている。そして、前記冷蔵室用バッフル43は冷蔵室
背面ダクト47の入口に、氷温室用バッフル44は氷温
室ダクト48の入口に位置している。
【0022】冷蔵室11の奥部には内箱3背面と間隔を
存して背面ダクト板49が取り付けられており、この背
面ダクト板49と内箱3間に上下に延在する前記冷蔵室
背面ダクト47が形成されている。背面ダクト板49の
前面には冷蔵室吐出口11Aが形成されている。また、
冷蔵室11内には棚51・・が複数段架設されている。
また、冷蔵室11背面の背面ダクト板49の右下隅部に
は冷蔵室後吸込口61が形成されており、この冷蔵室後
吸込口61は氷温室10の背面板62の後側の成形断熱
材38、41側方に形成された帰還ダクト63上部に連
通している。
【0023】更に、冷蔵室11の左下隅部には前記自動
製氷機21に給水するための給水タンク52が収納され
ている。この給水タンク52は、図17〜図19に示す
如く前後に細長く上面に開口したタンク本体53と、こ
のタンク本体53の上面開口を閉塞するカバー54と、
このカバー54に取り付けられた蓋部材56などから構
成されている。
【0024】この場合、カバー54の前部には矩形状の
凹陥部54Aが形成されており、この凹陥部54Aの底
面にはこれも矩形状の注入口57が形成されている。そ
して、前記蓋部材56は後縁両側のヒンジ部56A、5
6Aを、注入口57後方のカバー54に回動自在に枢支
されて当該注入口57を開閉自在に閉塞する。
【0025】この蓋部材56は凹陥部54Aの内面形状
に沿った凹陥形状を呈しており、それによって、蓋部材
56には充分に手指がかけられるように構成されてい
る。また、カバー54の後部には吸水筒部54Bがタン
ク本体53内に降下しており、この吸水筒部54Bはカ
バー54後端において後方に開口する連結部54Cに連
通している。
【0026】係る給水タンク52を設置する際には前方
から冷蔵室11内に挿入し、その奥部に設けられた給水
パイプ59に連結部54Cを着脱自在に連結させる。こ
の給水パイプ59は前記自動製氷機21に連通してお
り、タンク本体53内の水は吸水筒部54Bから吸い上
げられて連結部54C、給水パイプ59を経て自動製氷
機21の前記製氷皿に供給され、そこで製氷運転が行わ
れる。生成された氷は冷凍室13内に貯えられることに
なる。
【0027】係る製氷運転によってタンク本体53内の
水が無くなった場合には、給水タンク52を冷蔵室11
内から引き出すものであるが、この場合は凹陥した蓋部
材56内に手指を挿入して引っかけ、手前に引くことに
より、容易に給水タンク52を引き出すことができる。
【0028】そして、蓋部材56を手前から上に回動さ
せて注入口57を開放し、水をタンク本体53内に補充
するものであるが、この場合にも蓋部材56は容易に開
閉できるので、注入作業も容易となる。また、補充後は
蓋部材56を閉めて持ち運ぶことになるが、この場合、
蓋部材56はカバー54の凹陥部54Aの内面に沿って
位置しており、注入口57を閉塞しているので(図1
9)、注入口57から搬送時の揺れなどによって水が漏
れてしまうことも防止できる。
【0029】一方、前記上仕切壁8は図14、図15に
示す如く硬質樹脂製の上板66、下板67と、これら上
板66の下面に沿って設けられた成形断熱材68とから
構成されており、この成形断熱材68と下板67間に前
記氷温室ダクト48が構成されている。氷温室ダクト4
8は下板67上面に立設された袋小路状の隔壁69によ
り後部の入口48Aから前方に拡開するように構成され
ており、その中途部及び前部に位置する下板67には氷
温室吐出口71・・・が複数形成されている。
【0030】また、隔壁69の前方及び右方の下板67
には隔壁72〜74が立設されており、これらによって
氷温室ダクト48の外側の上仕切壁8内には、二条の冷
蔵室吸込ダクト77、78が左右に並んで構成されてい
る。そして、上板66の前部には左右に冷蔵室前吸込口
79、81が形成されており、左側の冷蔵室前吸込口7
9は左側の冷蔵室吸込ダクト77の入口部77Aに、ま
た、右側の冷蔵室前吸込口81は右側の冷蔵室吸込ダク
ト78の入口部78Aにそれぞれ連通している。また、
各冷蔵室吸込ダクト77、78の後端は前記帰還ダクト
63に連通している。
【0031】この場合、左側の冷蔵室吸込ダクト77の
通路断面積は右側の冷蔵室吸込ダクト78の通路断面積
よりも大きく形成されており、吸込部77Aも吸込部7
8Aよりも拡張されている(図15)。ここで、各冷蔵
室吸込ダクト77、78は氷温室ダクト48の前側から
右側に迂回して形成されているため、左側の冷蔵室吸込
ダクト77の通路長は右側の冷蔵室吸込ダクト78の通
路長よりも長くなっている。
【0032】また、隔壁72と隔壁69間には幅の狭い
連通路83が形成されており、この連通路83によって
氷温室ダクト48の前端と冷蔵室吸込ダクト77の吸込
部77Aとは連通されている。そして、氷温室10の背
面板62右側には氷温室吸込口84が形成され、帰還ダ
クト63に連通されている。
【0033】他方、成形断熱材38の右部には野菜室ダ
クト部材86の上端が連結され、冷却室24の右側を下
方に降下しており、その内部に野菜室ダクト87を構成
している。この野菜室ダクト87の上端は前記帰還ダク
ト63に連通すると共に、下端は野菜室12右奥上部の
野菜室吐出口88にて開口している。
【0034】下仕切壁9内には野菜室吸込ダクト91が
形成されており、この野菜室吸込ダクト91は野菜室1
2の奥部上面に開口した野菜室吸込口92にて開口し、
且つ、冷却室24の下端部に連通されている。
【0035】次ぎに、前記中仕切壁7は図21〜図24
に示す如く、硬質樹脂製の上板131及び下板132
と、これら上下板131、132間に挿入された前記成
形断熱材38から構成されている。この場合、成形断熱
材38は上下板131、132によって挟み込まれたか
たちとされており、中仕切壁7の左右側面には上下板1
31、132を切り欠くことによって前後流入孔13
3、134が形成されている。
【0036】また、後流入孔134の後縁に位置する下
板132には外方(左右方向)に突出した後、後方に延
在する爪136がそれぞれ一体に形成されている。ま
た、成形断熱材38の上下面には中央の隆起部38Aと
その左右の凹陥部38B、38Bが形成されており、前
記隆起部38Aは上下板131、132の内面に当接し
て間隔保持の役目を果たす。そして、これによって、隆
起部38Aの左右には空間Gが上下板131、132の
内側左右にそれぞれ形成され、これら空間G・・・は前
記前後流入孔133、134に連通している。
【0037】更に、上板131の内面には霜付き防止用
の電気ヒータ119が貼り付けられている。この場合、
電気ヒータ119は成形断熱材38の隆起部38Aに対
応する部分が特に密(図中119Aで示す)となるよう
に配設されている。
【0038】一方、内箱3の左右壁面には前後に渡るレ
ール部141が外箱2側に張り出して形成されており、
このレール部141の後部には後流出孔144が穿設さ
れている。また、レール部141の前部には外箱2側に
更に張り出した張出部143が一体に形成されており、
この張出部143の外端の壁面には前流出孔142が穿
設されている。
【0039】以上の構成で、中仕切壁7を内箱3に取り
付ける際には、中仕切壁7を内箱3のレール部141内
に対応させて内箱3の前方から挿入して行く。その際、
爪136は前流出孔142を通過しなければならない
が、前流出孔142は張出部143の壁面に形成されて
いるので、図23より明らかな如く爪136より外側に
ある。従って、係る中仕切壁7の挿入の際に爪136が
前流出孔142に係合してしまうことは無くなり、挿入
作業性が改善される。
【0040】中仕切壁7を更に挿入して行くと爪136
はやがて後流出孔144に達し、そこを通過して外箱2
側に突出する。そして、中仕切壁7を所定の位置まで挿
入すると、最終的に爪136は後流出孔144の後縁に
係合する。尚、図中146は各孔133、134、14
2、144の上下に位置して中仕切壁7と内箱3間に介
設されたシール材である。
【0041】この状態で、中仕切壁7は内箱3に固定さ
れると共に、前流入孔133は前流出孔142に、ま
た、後流入孔134は後流出孔144にそれぞれ対応
し、これによって、空間Gと内外両箱3、2間の空間は
連通される。そして、外箱2と内箱3間に発泡断熱材4
が充填されると、発泡断熱材4は前後流出孔142、1
44から出て前後流入孔133、134から空間G・・
・内に進入する。その後、発泡断熱材4は上板131と
成形断熱材38の間及び下板132と成形断熱材38の
間で固化し、それらに接着するので、三者は強固に固着
されることになる。
【0042】尚、以上の構成は形状の差こそあれ、下仕
切壁9も同様の構造とされているものとする。
【0043】次ぎに、前記仕切前部材15は図16に示
す如く硬質樹脂製の本体93と、この本体93内に設け
られた成形断熱材94と、鋼板製の前板96と、その裏
面に取り付けられた結露防止用の高温冷媒配管97から
構成されており、本体93の下壁は前部93Aが低く後
部93Bが段差状に高くなった形状を呈している。
【0044】また、この前部93Aの後端にはその下面
よりも少許上の位置に、後部93Bの下側に間隔を存し
て後方に突出する係合部93Cが一体に形成されてい
る。そして、この係合部93Cにはシール部材98の基
部98Aが後方から係合して取り付けられ、その軟質ヒ
レ片98Bは前下方に突出する。
【0045】このシール部材98の軟質ヒレ片98Bは
断熱扉17が閉じられた状態で、容器17Aの前縁後面
に密着してシールするものであるが、この場合、シール
部材98の基部98Aの下面は本体93の前部93Aの
下面と略面一とされている。即ち、シール部材98の基
部98A、或いは、その取付部分(仕切前部材15に形
成される)が下方に突出していないので、容器17Aが
引っかかることも無く、その分容器17Aの上下寸法を
拡大して有効容積を拡張することができるようになる。
【0046】尚、係る構造は他の仕切壁7、8、9にお
いても同様に形成されているものである。また、104
は冷蔵室11内の温度を検出する冷蔵室温度センサーで
あり、背面ダクト板49に取り付けられ、106は氷温
室10内の温度を検出する氷温室温度センサーであり、
下板67に取り付けられている。
【0047】更に、断熱箱体6の下部には機械室99が
構成されており、この機械室99内後部には前記冷却器
26と周知の冷凍サイクルを構成する圧縮機101や図
示しない凝縮器、機械室送風機などが設置されている。
また、断熱扉18の下側には機械室99の前端に位置し
てキックプレート102が取り付けられており、このキ
ックプレート102には機械室99内に通風するための
吸気口103が穿設されている。
【0048】次ぎに、図20は冷蔵庫1の制御装置10
8の電気回路のブロック図を示している。制御装置10
8は汎用のマイクロコンピュータ110にて構成されて
おり、このマイクロコンピュータ110には冷凍室13
内の温度を検出する冷凍室温度センサー109、前記冷
蔵室温度センサー104、前記氷温室温度センサー10
6、冷蔵庫1が設置された周囲の外気温度を検出する外
気温度センサー111、自動製氷機21の前記製氷皿の
温度を検出するICEセンサー112、温度設定用のボ
リュームなどから成る設定回路113、後述する各モー
タの通電電流を検出する電流検出回路114、及び、各
断熱扉14、14、16、17、18、19の開閉を検
出する複数のスイッチから成るドアスイッチ回路116
の出力が入力されている。
【0049】また、マイクロコンピュータ110の出力
には、圧縮機101を駆動するDCモータから成る圧縮
機モータ101Mがドライバ122を介して接続され、
送風機29を駆動するDCモータから成る送風機モータ
29Mがドライバ123を介して接続され、前記機械室
送風機を駆動するDCモータから成る機械室送風機モー
タ117がドライバ124を介して接続され、前記自動
製氷機21の製氷皿を回転させるDCモータから成る製
氷機モータ21Mがドライバ126を介して接続され、
前記給水タンク52から自動製氷機21の製氷皿に給水
するポンプを駆動するDCモータから成るポンプモータ
118がドライバ127を介して接続され、DCモータ
から成る前記モータダンパー46のダンパーモータ46
Mがドライバ128を介してそれぞれ接続されている。
【0050】また、マイクロコンピュータ110の出力
にはDC電源にて駆動されるリレー回路129が接続さ
れ、このリレー回路129には前記除霜ヒータ31、前
記中仕切壁7の電気ヒータ119や前記下仕切壁9内に
同様に設けられた霜付き防止用の電気ヒータ121がそ
れぞれ接続されている。
【0051】以上の構成で、動作を説明する。マイクロ
コンピュータ110は冷凍室温度センサー109の出力
に基づき、冷凍室13内の温度が所定の上限温度に達し
ている場合には圧縮機モータ101M、機械室送風機モ
ータ117、及び、送風機モータ29Mを駆動する。こ
れによって、圧縮機101、送風機29が運転される
と、冷却器26にて冷却された冷却室24内の冷気は送
風機29のファン32により上方に吸い上げられ、前方
の冷凍室吐出口13A・・より冷凍室13内に吹き出さ
れる。
【0052】そして、冷凍室13内の容器16A、17
A内を循環して冷却した後、冷気は下部の冷凍室吸込口
13B、13B、13C、13Cから冷却室24内に帰
還する。マイクロコンピュータ110は冷凍室13内の
温度が所定の下限温度に低下したら圧縮機モータ101
M、機械室送風機モータ117、送風機モータ29Mを
停止する。これによって、冷凍室13は設定温度(−2
0℃程)に維持される。
【0053】ここで、冷凍室吸込口13B、13Bから
流入した冷気は冷却器26の下端の領域26Aから冷却
器26内に流入し、各フィン27・・・間を上昇する
が、冷凍室吸込口13C、13Cから流入した冷気は冷
却器26の上下における中央部よりやや下側の領域26
Bから冷却器26内に流入する。
【0054】後述する如く野菜室吸込ダクト91からは
冷蔵室11、氷温室10及び野菜室12内を循環して来
た湿気の多い冷気が冷却器26の下端の領域26Aから
流入するため、冷却器26の領域26Aには多量の霜が
付着成長するが、冷凍室吸込口13C、13Cから流入
した冷気はその上方(下流側)から冷却器26のフィン
密度疎の領域26Bに流入し、その後フィン密度が密の
送風機29下方の領域に導入されるので、領域26Bか
ら流入する冷気は領域26Aに成長した霜によって流通
を阻害されることは無い。
【0055】また、冷却器26の左右の前後縁(冷気が
流通する上下方向に延在するフィン27の縁部が位置す
る冷却器26の外側部分)にもフィン密度疎の領域26
C・・・が構成されているので、仮に領域26Aが霜の
成長によって閉塞されてしまった場合にも、領域26C
が存在する分、霜閉塞は遅れる。
【0056】従って、係る場合にも領域26Cから冷気
を冷却器26内に導入し、熱交換させることができるよ
うになるので、総じてフィン27と流通冷気との熱交換
を維持し、冷却器26の冷却能力を著しく改善すること
ができるようになる。
【0057】また、送風機29に対応する冷却器26の
中央部以外の左右において領域26Cを構成しているの
で、冷却器26において冷気が最も流通する部分のフィ
ン密度が前述の如く密となる。従って、霜の無い、或い
は、少ない状態における熱交換効率を維持しつつ、霜が
成長して来た場合には、領域26Bや26Cから前述の
如く冷気の流通を維持し、熱交換を確保することができ
るようになる。
【0058】送風機29より吹き出された冷気の一部は
案内ダクト39に流入し、分岐ダクト42で二方向に分
流された後、一方はモータダンパー46の冷蔵室用バッ
フル43を経て冷蔵室背面ダクト47に流入する。冷蔵
室背面ダクト47に流入した冷気は冷蔵室吐出口11A
・・・から冷蔵室11内に吹き出され、内部を循環して
冷却した後、冷蔵室後吸込口61及び冷蔵室前吸込口7
9、81に流入する。
【0059】また、分岐ダクト42で分流された他方は
モータダンパー46の氷温室用バッフル44を経て氷温
室ダクト48に流入する。氷温室ダクト48に流入した
冷気は氷温室吐出口71・・から氷温室10内に吹き出
され、内部を循環して冷却した後、氷温室吸込口84に
流入する。
【0060】マイクロコンピュータ110はダンパーモ
ータ46Mを駆動制御し、冷蔵室温度センサー104と
氷温室温度センサー106がそれぞれ出力する冷蔵室1
1内の温度と氷温室10内の温度に基づいて、両バッフ
ル43、44を駆動することにより、開・開、開・閉、
閉・開、閉・閉の4種類の状態を作り出すものである。
【0061】即ち、マイクロコンピュータ110は冷蔵
室温度センサー104の出力に基づいてバッフル43を
開閉し、冷蔵室11内を設定回路113のRボリューム
にて設定された冷蔵室11の設定温度である+5℃程の
冷蔵温度に維持する。また、氷温室温度センサー106
の出力に基づいてバッフル44を開閉し、氷温室10内
の容器19A内を設定回路113のHボリュームにて設
定された氷温室10の設定温度である例えば0℃〜−3
℃程の氷温領域に維持する。
【0062】ここで図25を用いてマイクロコンピュー
タ110による中仕切壁7の電気ヒータ119の制御を
説明する。マイクロコンピュータ110はステップS1
で氷温室10の設定温度が変更され、前記Hボリューム
の変化があったか否か判断する。そして、変化がない場
合にはステップS8に進んで1サイクル時間をカウント
(減算)し、ステップS9で1サイクル時間が後述する
OFF時間より小さくなったか否か、即ち、カウントの
残り時間がOFF時間よりも小さくなったか否か判断す
る。
【0063】そして、NOであれば電気ヒータ119を
ON(通電)して発熱させ、ステップS12で1サイク
ル時間が0になったか否か判断し、NOであればステッ
プS1に戻ってこれを繰り返す。そして、ステップS9
で1サイクル時間がOFF時間よりも短くなり、YES
となるとステップS10に進んで電気ヒータ119をO
FF(非通電)してステップS12に進む。
【0064】そして、ステップS12で1サイクル時間
が0となると、ステップS13に進んで1サイクル時間
を設定し、ステップS1に戻りこれを繰り返す。即ち、
マイクロコンピュータ110は非常に短い1サイクル時
間の内、最初電気ヒータ119に通電し、残り時間がO
FF時間より短くなったら電気ヒータ119の通電を断
つ所謂デューティー制御を行うので、このOFF時間を
調整することによって、後述する如く電気ヒータ119
の発熱量を変化させることができるように構成されてい
る。
【0065】ここで、冷凍室13の温度は氷温室10よ
りも低いため、氷温室10は中仕切壁7を介して温度影
響を受け、上板131の上面には霜付きは生じる。ま
た、成形断熱材38は発泡断熱材4よりも断熱性能が劣
るため、成形断熱材38の隆起部38Aに対応する部分
の上板131の上面は他の部分よりも霜が発生し易くな
る。
【0066】前記電気ヒータ119は発熱して中仕切壁
7の上板131を加熱し、その上面に発生する上記霜付
きを解消する。特に、前述の如く電気ヒータ119は成
形断熱材38の隆起部38Aに対応する部分を他の部分
よりも密に設けているので、霜付きの生じ易い部分を重
点的に加熱して霜付きの発生を効果的に解消することが
できる。
【0067】一方、氷温室10の設定温度が変更され、
ステップS1にてHボリュームの変化があった場合は、
マイクロコンピュータ110はステップS2に進んでH
VOLをHボリューム−弱設定電圧(氷温室の弱設定)
とし、ステップS3でVOL範囲を強設定電圧−弱設定
電圧(氷温室の強設定と弱設定)とする。
【0068】次ぎに、ステップS4で前記外気温度セン
サー111の出力に基づき、冷蔵庫1が据え付けられた
周囲の外気温が高いか(例えば+33℃以上か)否か判
断する。今、外気温が低くNOであるものとすると、マ
イクロコンピュータ110はステップS6に進んでOF
F時を1サイクル時間×(HVOL/VOL範囲)と
し、ステップS7で1サイクル時間を設定してステップ
S9に進む。以下は前述と同様の動作を行う。
【0069】ここで、Hボリューム電圧が高くなると設
定温度は低くなり、Hボリューム電圧が低くなると設定
温度は高くなる。また、VOL範囲はこの場合定数であ
るので、OFF時間は設定温度が低くなると長くなり、
設定温度が高くなるとOFF時間は短くなる。
【0070】即ち、マイクロコンピュータ110は氷温
室10の設定温度が高くなり、冷凍室13との温度差が
広がると電気ヒータ119の発熱量を増大させ、氷温室
10の設定温度が低くなり、冷凍室13との温度差が縮
まるとマイクロコンピュータ110は電気ヒータ119
の発熱量を低減する。これにより、前者の状態における
中仕切壁7上面への霜付きを効果的に解消しつつ、後者
の状態における無駄な発熱を防止して、冷却効果への悪
影響を低減し、消費電力の削減を図ることができるよう
になる。
【0071】また、外気温が高く前記+33℃以上の場
合、マイクロコンピュータ110はステップS5に進ん
でVOL範囲を二分の一としてステップS6に進む。こ
れによりステップS6で算出されるOFF時間は二倍と
なる。即ち、外気温が高い場合には相対湿度も低く、中
仕切壁7上面へも霜が付き難くなるので、電気ヒータ1
19の発熱量を低減して消費電力を更に削減するもので
ある。
【0072】一方、前記冷蔵室後吸込口61と氷温室吸
込口84に流入した冷気は、そのまま帰還ダクト63内
に流入するが、冷蔵室前吸込口79と81から流入した
冷気は、冷蔵室吸込ダクト77と78内をそれぞれ通っ
て帰還ダクト63に流入する。また、氷温室ダクト48
内に流入した冷気の一部(少量)は、氷温室10内を通
ること無く、連通路83を通って直接冷蔵室吸込ダクト
77内に流入し、吸込口79からの冷気と合流して帰還
ダクト63に流入することになる。
【0073】ここで、前述の如く左側の冷蔵室吸込ダク
ト77の通路長は右側の冷蔵室吸込ダクト78の通路長
よりも長くなっている。従って、同一の通路断面積及び
吸込部面積では冷蔵室吸込ダクト77の流路抵抗が冷蔵
室吸込ダクト78の流路抵抗より大きくなるため、冷蔵
室前吸込口79から吸引される冷気量は冷蔵室前吸込口
81から吸引される冷気量よりも少なくなってしまう。
【0074】このような吸込冷気量が冷蔵室11の左と
右とで異なると、冷蔵室11内前部の冷却効果が左右で
偏ってしまい、実施例では右よりも左が冷えなくなって
しまうが、前述の如く左側の冷蔵室吸込ダクト77の通
路断面積を右側の冷蔵室吸込ダクト78の通路断面積よ
りも大きく形成し、吸込部77Aも吸込部78Aより拡
張して形成しているので、両ダクト77、78の流路抵
抗が略均一化されている。従って、係る冷蔵室前吸込口
79、81への冷気流入量が略均一化され、冷蔵室11
内を均一に冷却できるようになる。
【0075】次ぎに、帰還ダクト63内に流入した冷気
は、野菜室ダクト87に流入し、そこを降下して野菜室
吐出口88より野菜室12内に吐出される。そして、野
菜室12内を循環し、容器18A内を間接的に冷却した
後、野菜室92から吸い込まれ、下仕切壁9内に形成し
た野菜室吸込ダクト91内を経て冷却室24内の最下部
に帰還する。そして、前述の如く冷却器26の領域26
Aに再び流入する。
【0076】これによって、容器18A内の野菜は乾燥
が防がれた状態で+3℃〜+5℃程の温度に保冷される
ことになるが、前述の如く帰還ダクト63には連通路8
3からの冷気、即ち、氷温室10や冷蔵室11内を経て
いない低温の冷気(冷却器26にて冷却されたそのまま
の冷気)が流入しているので、仮に、冷蔵室11や氷温
室10内の負荷が大きくなり、冷気温度が上昇したよう
な場合にも、野菜室12内の冷却能力は確保されること
になる。
【0077】尚、実施例では前流出孔142を張出部1
43の外端の壁面に形成したが、それに限らず、張出部
143の前側の壁面や上下の壁面に形成しても良い。
【0078】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、外
箱、内箱間に発泡断熱材を充填することにより断熱箱体
を構成し、この断熱箱体内を内箱に取り付けられた仕切
壁にて複数室に区画すると共に、仕切壁内には発泡断熱
材を一体に充填して成る冷蔵庫において、仕切壁の側面
に前後流入孔とこの後流入孔の後部から外方に突出した
後、後方に延在する爪を形成し、内箱には前後流出孔を
形成すると共に、仕切壁の爪を内箱の後流出孔に係合さ
せ、その状態で仕切壁の前後流入孔が内箱の前後流出孔
にそれぞれ対応するように構成したので、発泡断熱材は
連通した前後流出孔及び前後流入孔を通過して仕切壁内
に進入できると共に、爪は後流出孔に係合するため、格
別な係合孔を内箱に形成する必要が無くなる。
【0079】従って、シール作業が簡素化されると共
に、前流出孔を内箱から外箱側に張り出して形成された
張出部の壁面に形成したので、仕切壁を内箱の前方から
挿入する際、爪が前流出孔に係合してしまうことが無く
なる。これにより、仕切壁の取付作業性が著しく改善さ
れるものである。
【0080】請求項2の発明によれば、上記に加えて仕
切壁を、上板と下板とこれらの間に挿入された成形断熱
材とから構成し、発泡断熱材を上板と成形断熱材間及び
下板と成形断熱材間に充填するようにしたので、発泡断
熱材の固化によって上板、下板及び成形断熱材の三者が
一体に固着されることになり、強度が向上され、各板の
所謂ベコ付きも防止できるようになるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫の正面図である。
【図2】断熱扉を除く本発明の冷蔵庫の正面図である。
【図3】容器などを取り外した同じく断熱扉を除く冷蔵
庫の正面図である。
【図4】本発明の冷蔵庫の縦断側面図である。
【図5】本発明の冷蔵庫のもう一つの縦断側面図であ
る。
【図6】本発明の冷蔵庫の更にもう一つの縦断側面図で
ある。
【図7】本発明の冷蔵庫の冷凍室の斜視図である。
【図8】本発明の冷蔵庫の冷凍室奥部の仕切板の透視正
面図である。
【図9】本発明の冷蔵庫の冷却器下部の拡大縦断側面図
である。
【図10】本発明の冷蔵庫の冷却器下部のもう一つの拡
大縦断側面図である。
【図11】本発明の冷蔵庫の冷却器の正面図である。
【図12】本発明の冷蔵庫の冷却器の平面図である。
【図13】本発明の冷蔵庫の冷却器の側面図である。
【図14】本発明の冷蔵庫の上仕切壁の分解斜視図であ
る。
【図15】本発明の冷蔵庫の上仕切壁部分の平断面図で
ある。
【図16】本発明の冷蔵庫の仕切前部材の縦断側面図で
ある。
【図17】本発明の冷蔵庫の自動製氷機用の給水タンク
の分解斜視図である。
【図18】本発明の冷蔵庫の自動製氷機用の給水タンク
の縦断側面図である。
【図19】本発明の冷蔵庫の自動製氷機用の給水タンク
の縦断正面図である。
【図20】本発明の冷蔵庫の制御装置の電気回路のブロ
ック図である。
【図21】本発明の冷蔵庫の中仕切壁の斜視図である。
【図22】本発明の冷蔵庫の中仕切壁の分解斜視図であ
る。
【図23】本発明の冷蔵庫の中仕切壁側部の拡大縦断正
面図である。
【図24】本発明の冷蔵庫の中仕切壁の内箱に取り付け
た状態を示す平面図である。
【図25】マイクロコンピュータのプログラムを示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 6 断熱箱体 7 中仕切壁 8 上仕切壁 9 下仕切壁 10 氷温室 11 冷蔵室 11A 冷蔵室吐出口 12 野菜室 13 冷凍室 13A 冷凍室吐出口 13B、13C 冷凍室吸込口 24 冷却室 26 冷却器 38 成形断熱材 46 モータダンパー 48 氷温室ダクト 63 帰還ダクト 77、78 冷蔵室吸込ダクト 79、81 冷蔵室前吸込口 87 野菜室ダクト 104 冷蔵室温度センサー 106 氷温室温度センサー 108 制御装置 110 マイクロコンピュータ 111 外気温度センサー 113 設定回路 119 電気ヒータ 131 上板 132 下板 133、134 前後流入孔 136 爪 142、144 前後流出孔 143 張出部
フロントページの続き (72)発明者 柿沼 裕 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 村社 基幸 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 木部 宏 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 白石 秀雄 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱、内箱間に発泡断熱材を充填するこ
    とにより断熱箱体を構成し、この断熱箱体内を前記内箱
    に取り付けられた仕切壁にて複数室に区画すると共に、
    前記仕切壁内には前記発泡断熱材を一体に充填して成る
    冷蔵庫において、 前記仕切壁の側面に形成された前後流入孔と、この後流
    入孔の後部の前記仕切壁側面に形成され、外方に突出し
    た後、後方に延在する爪と、前記内箱に形成された前後
    流出孔とを備え、前記仕切壁の爪は前記内箱の後流出孔
    に係合し、その状態で前記仕切壁の前後流入孔は前記内
    箱の前後流出孔にそれぞれ対応すると共に、前記前流出
    孔は前記内箱から外箱側に張り出して形成された張出部
    の壁面に形成されていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 仕切壁は、上板と下板とこれらの間に挿
    入された成形断熱材とから成り、発泡断熱材は前記上板
    と成形断熱材間及び下板と成形断熱材間に充填されるこ
    とを特徴とする請求項1の冷蔵庫。
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