JPH11101337A - 自動変速機の作動流体圧制御装置 - Google Patents

自動変速機の作動流体圧制御装置

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JPH11101337A
JPH11101337A JP9266920A JP26692097A JPH11101337A JP H11101337 A JPH11101337 A JP H11101337A JP 9266920 A JP9266920 A JP 9266920A JP 26692097 A JP26692097 A JP 26692097A JP H11101337 A JPH11101337 A JP H11101337A
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line pressure
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Abstract

(57)【要約】 【課題】作動流体温度の極低温時におけるライン圧の最
高値補正制御解除時のロックアップクラッチの引きずり
を回避する。 【解決手段】作動流体温度TMPが低温所定値TMPL0
未満のうちはライン圧P L を最高圧低温所定値PLL0MAX
に維持し、作動流体温度TMPが低温所定値TMPL0
上になったら、例えば短いサンプリング周期ΔT毎にラ
イン圧PL を微小減圧量ΔPLCHGずつ徐々に減圧するこ
とにより、ライン圧PL とほぼ同時に減圧するリリース
側トルコン圧PT/C-R とそれに遅れて減圧するアプライ
側トルコン圧PT/C-A との応答遅れから、相対的にアプ
ライ側トルコン圧PT/C-A がリリース側トルコン圧P
T/C-R より高くなるのを回避して、ロックアップクラッ
チのロックアップ化又は半クラッチ状態を回避して引き
ずりを抑制防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両に搭載される
自動変速機の流体圧制御装置に関するものであり、特に
アクチュエータとして作動する流体装置全体に対して供
給される,所謂ライン圧の制御に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】このようなライン圧の制御装置に関して
は例えば特開平2−190666号後方に記載されるも
のがある。この従来公報では、作動流体の温度が所定温
度以下の領域では当該作動流体の粘度が高くなりすぎて
必要な作動流体圧を得られなかったり応答遅れが生じた
りする場合があるとして、原則的に作動流体温度が所定
温度以下のときにはライン圧を最高値に設定するが、エ
ンジン(原動機)回転数が所定回転数以下の低回転領域
では、エンジンへの負荷が大きくなりすぎてしまうこと
から、エンジン回転数が所定回転数以下の低回転領域で
は前記低温時のライン圧補正を行わないようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したラ
イン圧の低温補正制御は、所謂閾値による切換え制御で
あり、例えばエンジン始動後に作動流体温度が次第に上
昇し、或る時刻でそれが前記所定温度以上になると、そ
れまで最高圧に設定されていたライン圧は、その時点で
必要なライン圧までステップ的に減圧される。
【0004】一方、昨今の自動変速機では、燃費向上の
ためにエンジン(原動機)と変速機以後の駆動系とを所
謂直結状態に締結する,所謂ロックアップクラッチ機構
付きのトルクコンバータが用いられる。ここで、トルク
コンバータ自体は入出力回転数差(比)に応じて自動的
にトルクを増幅するものであるから、その作動流体につ
いては特に制御する必要がないが、それに併設されたロ
ックアップクラッチについては変速機側(例えば変速機
コントロールユニット)で作動流体圧を制御しなければ
ならない。周知のように、このロックアップクラッチを
締結制御,つまりロックアップ状態にして燃費を向上さ
せたいのは、例えば高速走行中であり且つトルクを増幅
する必要の少ない状態,つまりスロットル開度が小さい
ような状態であるから、停車時を含む低速走行中にはロ
ックアップクラッチは開放制御,つまりアンロックアッ
プ状態とするのが一般的である。
【0005】このロックアップクラッチへの作動流体圧
(以下、これをトルコン圧とも記す)は、前述のように
アンロックアップ状態が通常の状態であることから、通
常時は当該ロックアップクラッチをアンロックアップ状
態とする側,所謂リリース側にトルコン圧が供給されて
おり、ロックアップ状態とするときには、それをロック
アップ状態とする側,所謂アプライ側に切り換えて供給
する。ちなみに、前記ロックアップクラッチのアンロッ
クアップ状態では、前記リリース側に供給されるトルコ
ン圧は、そのままアプライ側から回収される。また、ロ
ックアップクラッチのロックアップ状態では、アプライ
側に供給されるトルコン圧のドレン分だけがリリース側
から回収される。
【0006】前記ロックアップクラッチへのトルコン圧
もまた、前記ライン圧の分圧からなる。実際に制御され
るのは、前述のようにロックアップ−アンロックアップ
の切換え制御だけであり、トルコン圧は、所定圧以上を
リリーフしたライン圧そのものである。従って、ライン
圧が減圧されればトルコン圧も減圧され、前者が増圧さ
れれば後者も増圧される。そこで、前述の低温補正が終
了してライン圧がステップ的に減圧されるとトルコン圧
もステップ的に減圧されようとする。しかしながら、ロ
ックアップクラッチのアンロックアップ状態ではリリー
ス側に供給されるトルコン圧がアプライ側から回収され
るという構造上、アプライ側の減圧はリリース側のそれ
に対して応答が遅いという特徴がある。そのため、低温
補正終了時にライン圧がステップ的に減圧され、それに
伴ってロックアップクラッチのリリース側のトルコン圧
が減圧しても、それから遅れてしかアプライ側のトルコ
ン圧は減圧しないことから、相対的にアプライ側のトル
コン圧が高い状態が発生し、ロックアップクラッチが締
結状態又は半締結状態(所謂半クラッチ状態)となって
引きずり現象が起こる。
【0007】本発明はこれらの諸問題に鑑みて開発され
たものであり、特に低温補正終了時にロックアップクラ
ッチの引きずりを防止することができる自動変速機の作
動流体圧制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のうち請求項1に係る自動変速機の作動流体
圧制御装置は、非走行レンジが選択されていても原動機
と共に回転する軸上に当該原動機と駆動系とを締結開放
するための摩擦要素を備え、当該摩擦要素を締結したり
開放したりするための摩擦要素への作動流体圧は、自動
変速機内の流体装置全体に供給される作動流体圧と共に
増減されるように構成され、作動流体の温度が予め設定
された所定温度以下のときに前記流体装置全体に供給さ
れる作動流体圧を、予め設定された高い所定圧に設定す
る低温時流体圧増圧手段が備えられた自動変速機の作動
流体圧制御装置において、前記作動流体の温度が前記予
め設定された所定温度以下の状態から当該所定温度以上
となったことを検出する作動流体温度検出手段と、この
作動流体温度検出手段により作動流体の温度が前記所定
温度以上となったときに、前記流体装置全体に供給され
る作動流体圧を、そのときに必要な所定圧まで徐々に減
圧する低温解除時流体圧減圧手段を備えたことを特徴と
するものである。
【0009】ここで、原動機はエンジン,駆動系は変速
機以後の出力系を一般的に表す。また、両者を締結開放
するための摩擦要素とは、例えば前記トルクコンバータ
に併設されたロックアップクラッチ等を示す。また、自
動変速機内の流体装置全体に供給される作動流体圧とは
前記ライン圧等を、摩擦要素への作動流体圧とは前記ト
ルコン圧等を示す。
【0010】また、本発明のうち請求項2に係る自動変
速機の作動流体圧制御装置は、前記低温解除時流体圧減
圧手段は、前記流体装置全体に供給される作動流体圧
を、予め設定された傾き一様の直線に沿うように減圧す
るものであることを特徴とするものである。
【0011】また、本発明のうち請求項3に係る自動変
速機の作動流体圧制御装置は、前記予め設定された減圧
時の傾きは、前記摩擦要素を開放する側の作動流体圧
が、それを締結する側の作動流体圧より高くなるように
設定されたことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明のうち請求項4に係る自動変
速機の作動流体圧制御装置は、前記低温解除時流体圧減
圧手段は、前記流体装置全体に供給される作動流体圧
を、所定時間経過時に所定減圧量分だけステップ状に減
圧を繰返すものであることを特徴とするものである。
【0013】
【発明の実施形態】以下、本発明の自動変速機の作動流
体圧制御装置の第1実施形態を添付図面に基づいて説明
する。
【0014】図1は本発明の一実施形態を示す自動変速
機及びその制御装置の概略構成図である。本実施形態で
は、原動機であるエンジン1の出力はオートマチックト
ランスミッション2(自動変速機)を介して図示されな
い後左右の駆動輪に伝達される。このオートマチックト
ランスミッション2の下部には共通のバルブボディが取
付けられ、そのバルブボディに各種のバルブを取付けて
流体装置としてのアクチュエータユニット3が構成され
ている。また、前記エンジン1とオートマチックトラン
スミッション2との間に介装されたトルクコンバータ4
は、ロックアップ機構,つまりロックアップクラッチ付
きの既存のものであり、ロックアップフェーシングとト
ルコンカバーとの間にリリース側流体室が形成され、当
該ロックアップフェーシングの反対側がアプライ側流体
室になり、後述するロックアップコントロールバルブの
切換えにより、アプライ側流体室への作動流体圧が高ま
るとロックアップ、リリース側流体室へのそれが高まる
とアンロックアップ状態となる。
【0015】前記オートマチックトランスミッション2
内の構成並びに前記アクチュエータユニット3内の構成
は、前記特開平2−190666号公報に記載されるも
のと同様又は略同様であるから、本発明に関与する各種
のソレノイド類並びに制御バルブを除き、その詳細につ
いては当該公報を参照されるものとして詳細な説明を省
略する。なお、このオートマチックトランスミッション
2内の基本的な変速構造は既存の2列の遊星歯車機構か
らなり、各遊星歯車機構を構成するサンギヤ,ピニオ
ン,リングギヤの何れかを固定したり開放したりするこ
とで入出力回転数の比,即ち減速比を変更できるように
なっている。また、このオートマチックトランスミッシ
ョン2内で変速や前後進の切換え或いはロックアップ制
御等に関与する各種の摩擦要素について列記すると、ロ
ーアンドリバースブレーキ,各種ブレーキバンド,ハイ
クラッチの締結開放の選択を二つのシフトソレノイドA
21,B22からの作動流体圧により行うことで変速制
御がなされ、フォワードクラッチ,リバースクラッチの
何れか一方を締結し他方を開放することで前後進の切換
え制御がなされ、オーバランクラッチをオーバランクラ
ッチソレノイド23からの作動流体圧により締結開放制
御することでエンジンブレーキの効きの制御がなされ、
トルクコンバータ内のロックアップクラッチをロックア
ップソレノイド24からの作動流体圧により締結開放制
御することでロックアップ制御がなされる。
【0016】次に、前記アクチュエータユニット3内の
各ソレノイドやバルブのうち、本発明に関与するものと
してライン圧を制御するためのバルブ構成について図2
を用いて簡潔に説明する。図中の符号11が、後述する
オートマチックトランスミッションコントロールユニッ
ト(以下、単にA/Tコントロールユニットとも記す)
20からの駆動信号DPLによって駆動され、アクチュエ
ータユニット3全体に供給するライン圧PL を制御する
ためのライン圧制御用デューティバルブであり、これを
駆動するためのソレノイドがライン圧ソレノイド5にな
る。ポンプ12からの吐出圧であるポンプ圧PO/P の一
部は出力圧フィードバックタイプのパイロットバルブ1
3で各種制御用定圧,つまりパイロット圧PPLT とな
り、そのドレン量を前記ライン圧制御用デューティバル
ブ11で調整してスロットル圧PTH L を創成する。この
スロットル圧PTHL は、前記パイロット圧PPLT を分圧
する出力圧フィードバックタイプのプレッシャモディフ
ァイヤバルブ14のパイロット圧として作用し、プレッ
シャモディファイヤ圧PMDF を創成する。このプレッシ
ャモディファイヤ圧PMDF は、前記ポンプ圧PO/P から
ライン圧PL を分圧するためのライン圧コントロールバ
ルブ15のパイロット圧として作用し、当該ポンプ圧P
O/P を、主として上流側のライン圧PL と下流側のアキ
ュームピストンへの供給圧とに分圧する。従って、前記
ライン圧制御用デューティバルブ11のライン圧ソレノ
イド5へのデューティ比を制御すれば、間接的にではあ
るが、ライン圧PL を制御することができるのである。
これにより、本実施形態では、所定の不感帯領域を除
き、このライン圧ソレノイド5への制御信号又は駆動信
号のデューティ比D/TPLの増加(この場合はソレノイ
ドとしてのOFF状態の割合)に伴って(目標)ライン
圧PL(OR) はリニアに増圧するものとする。
【0017】次に前記トルコン圧を制御するためのバル
ブ構成について図3を用いて簡潔に説明する。図中に示
す符号PT/C が前記トルクコンバータ4のロックアップ
クラッチに供給されるトルコン圧であり、これは前記ラ
イン圧PL を、図示されない出力圧フィードバックタイ
プのトルクコンバータリリーフバルブに供給して得た当
該ライン圧PL の分圧であり、ライン圧PL が高ければ
トルコン圧PT/C も高く、ライン圧PL が低ければトル
コン圧PT/C も低くなる。そして、図中の符号16は前
記A/Tコントロールユニット20からの駆動信号D
L/U によって駆動され、前記トルクコンバータ4のロッ
クアップクラッチによるロックアップ/アンロックアッ
プを切換え制御するためのロックアップ制御用デューテ
ィバルブであり、これを駆動するためのソレノイドがロ
ックアップソレノイド24になる。前記パイロット圧P
PLT は、ロックアップコントロールバルブ17をアプラ
イ側に移動する(実際にはプラグ17aを介して)ため
のアプライ側パイロット圧と、絞りを介して当該ロック
アップコントロールバルブ17をリリース側に移動する
ためのリリース側パイロット圧とに分岐され、前記ロッ
クアップ制御用デューティバルブ17は、このリリース
側パイロット圧のドレン量を調整するためのものであ
る。
【0018】そして、このロックアップ制御用デューテ
ィバルブ16は、デューティ比の大きい制御信号でトル
クコンバータ4をロックアップし、デューティ比の小さ
い制御信号でアンロックアップするように作用する。即
ち、ロックアップソレノイド24へのデューティ比が小
さく、ロックアップ制御用デューティバルブ16がOF
F状態では、前記リリース側パイロット圧のドレン量が
少なく、従って受圧面積の関係からロックアップコント
ロールバルブ17がリリース側に移動されてトルコン圧
T/C はリリース側トルコン圧PT/C-R として作用する
ためにアンロックアップ状態が維持される。この状態か
ら、ロックアップソレノイド24へのデューティ比が大
きくなり、ロックアップ制御用デューティバルブ16が
ON状態となると、前記リリース側パイロット圧のドレ
ン量が多くなり、相対的にアプライ側パイロット圧が高
くなってロックアップコントロールバルブ17がアプラ
イ側に移動されてトルコン圧PT/C はアプライ側トルコ
ン圧PT/C-A として作用するためにロックアップ状態に
移行する。従って、前記ロックアップ制御用デューティ
バルブ16は、ロックアップクラッチのロックアップと
アンロックアップとを切換え制御するためのものである
が、前記ロックアップソレノイド24へのデューティ比
を徐々に変化させることにより、アプライ側トルコン圧
T/C-A がリリース側トルコン圧PT/C-R よりやや大き
い状態としてロックアップの半クラッチ状態を作出すこ
ともできる。なお、前述のように、リリース側トルコン
圧PT/ C-R はアプライ側を通って回収される。
【0019】一方、前記エンジン1の吸気管路には、運
転者によるアクセルペダルの踏込み量に応じて開閉する
スロットルバルブが配設されており、このスロットルバ
ルブには、その開度(以下、スロットル開度とも記す)
TVOを検出するスロットル開度センサ6が取付けられ
ている。また、エンジン1の出力軸には、その回転速度
(以下、エンジン回転数とも記す)NE を検出するエン
ジン回転数センサ7が取付けられている。なお、前記ス
ロットル開度センサ6で検出されるスロットル開度TV
Oの検出信号は、当該スロットル開度TVOが大でアク
セルペダルの踏込み量が大であることを示す。また、前
記エンジン回転数センサ7はエンジンのイグニッション
点火パルスからエンジン回転速度を検出するように構成
してもよい。
【0020】また、前記アクチュエータユニット3に
は、リザーバ内の作動流体の温度TMPを検出する作動
流体温度センサ9が設けられている。また、オートマチ
ックトランスミッション2のシフトポジションを選択す
るセレクトレバーには、選択されたシフトポジションを
検出し、それに応じたシフトレンジ信号SRANGE を出力
するインヒビタスイッチ(図ではSW)8が取付けられ
ている。ちなみに、このシフトレンジ信号SRANGE は、
実車のシフトポジションに合わせて、P,R,N,D,
2,Lに相当する信号になっている。また、このオート
マチックトランスミッション2の出力軸には、車速VSP
を検出する車速センサも取付けられている。
【0021】前記A/Tコントロールユニット20は、
例えば後述する図4の演算処理等を実行することで、前
記オートマチックトランスミッション2並びに前記アク
チュエータユニット3を制御するための制御信号を出力
する制御手段としてのマイクロコンピュータと、当該マ
イクロコンピュータから出力される制御信号を、実際の
アクチュエータ,即ち前記各ソレノイドに適合する駆動
信号に変換する駆動回路とを備えて構成される。このう
ち、マイクロコンピュータは、例えばA/D変換機能等
を有する入力インタフェース回路や、マイクロプロセサ
等の演算処理装置や、ROM,RAM等の記憶装置や、
例えばD/A変換機能を有する出力インタフェース回路
等を備えている。このマイクロコンピュータでは、例え
ば入力されるエンジントルクを伝達するための最適なラ
イン圧PL を求め、それを達成するために必要なライン
圧ソレノイド5のデューティ比D/TPLを算出し、その
ライン圧制御デューティ比D/TPLに応じたライン圧制
御信号SPLを出力したり、或いはトルクコンバータ4を
ロックアップ/アンロックアップ制御するのに最適なロ
ックアップソレノイド24のデューティ比D/TL/U
算出し、そのロックアップ制御デューティ比D/TL/U
に応じたロックアップ制御信号SL/U を出力したり、車
速VSPやスロットル開度TVOに応じた変速比変速比を
達成するために必要な前記二つのシフトソレノイドA2
1,B22の作動状態を求め、それを作動させるための
変速比制御信号SSFT1,SSFT2を出力したり、例えば2
レンジやLレンジといったエンジンブレーキレンジが選
択されたときにオーバランクラッチを締結するためのオ
ーバランクラッチソレノイド23の作動状態を求め、そ
れを達成するためにオーバランクラッチ締結制御信号S
CLを出力したりする。
【0022】また、前記各駆動回路は、前記マイクロコ
ンピュータから出力される各制御信号を対応するアクチ
ュエータの駆動に適した駆動信号に変換して出力するも
のである。なお、例えばデューティ比に応じた制御信号
やパルス制御信号の形態は、既に所望するデューティ比
やパルス数を満足しており、各駆動回路は、例えば単に
それを増幅するなどの電気的処理を施すだけで、信号の
形態そのものを処理するものではない。
【0023】次に、本実施形態の変速制御全体の概略構
成を、前記A/Tコントロールユニット20内のマイク
ロコンピュータで実行される図4に示すゼネラルフロー
の演算処理に従って説明する。この演算処理は、基本的
には、前記Dレンジが選択され且つエンジンコントロー
ルユニット側からの要求がない状態での変速制御を簡潔
に纏めたものであり、その詳細は前記特開平2−190
666号公報等を参照されるとして、ここではゼネラル
フローの概要を説明するに止める。この演算処理は、所
定サンプリング時間(例えば10msec)ΔT毎にタイマ
割込処理として実行される。なお、これ以後の演算処理
では、何れも特に通信のためのステップを設けていない
が、マイクロコンピュータ内の演算処理装置で必要なプ
ログラムやマップ、或いは必要なデータは随時記憶装置
から読込まれるし、逆に演算処理装置で算出されたデー
タは随時記憶装置に更新記憶されるものとする。
【0024】この演算処理では、まずステップS1で、
前記車速センサ10からの車速VSP,エンジン回転数セ
ンサ7からのエンジン回転数NE ,作動流体温度センサ
9からの作動流体温度TMP,スロットル開度センサ6
からのスロットル開度TVO,及びインヒビタスイッチ
8からのシフトレンジ信号SRANGE を読込む。
【0025】次にステップS2に移行して、後述する図
7の演算処理に従って、前記ライン圧PL の制御を行
う。次にステップS3に移行して、個別の演算処理に従
って、ロックアップ制御を行う。具体的には、例えば車
速VSP及びスロットル開度TVOに応じたロックアップ
車速VON及びアンロックアップ車速VOFF を設定し、原
則的に車速VSPがロックアップ車速VON以上ならロック
アップ,アンロックアップ車速VOFF 以下ならアンロッ
クアップとなるように前記制御信号SL/U を創成出力す
るが、特にロックアップ側に移行するときに、一時的に
半クラッチ状態とすることで、完全なロックアップ移行
時の衝撃を緩和する。
【0026】次にステップS4に移行して、制御マップ
検索等の個別の演算処理に従って、変速比制御を行う。
具体的には、例えば図5aに示すような制御マップから
車速VSP及びスロットル開度TVOとから適切な目標と
する変速比を設定し、図5bに示すテーブルから当該目
標とする変速比が達成されるための二つのシフトソレノ
イドA21,B22のON/OFF状態を求め、それが
達成されるように前記変速比制御信号SSFT1,SSFT2
創成出力する。
【0027】次にステップS5に移行して、個別の演算
処理に従って、オーバランクラッチ締結制御を行ってか
らメインプログラムに復帰する。具体的には、前記オー
バランクラッチは駆動輪からの逆駆動力をエンジン側に
伝達させるためのものであり、原則的にDレンジ以外の
2レンジ等のエンジンブレーキレンジが選択されている
ときに締結制御され、これにより効率よくエンジンブレ
ーキを作用させて減速効果を得るためのものであり、図
6に示すように車速が所定値以下でスロットル開度が閉
方向の所定値以下である場合に、オーバランクラッチを
締結させる前記オーバランクラッチ締結制御信号SCL
創成出力する。なお、Lレンジでは、あらゆるスロット
ル開度TVO領域でオーバランクラッチを締結させるよ
うにしている。
【0028】次に、本実施形態において前記図4の演算
処理のステップS2で実行されるライン圧制御のための
演算処理について図7を用いて説明する。この演算処理
では、まずステップS201で作動流体温度TMPが、
例えば−10℃程度の低温に予め設定された所定値TM
L0以上であるか否かを判定し、当該作動流体温度TM
Pが低温所定値TMPL0以上である場合にはステップS
202に移行し、そうでない場合にはステップS239
に移行する。
【0029】前記ステップS202では、個別の演算処
理に従って、シフトレンジ信号SRA NGE ,スロットル開
度TVOに応じた基本ライン圧PL0B を算出してから、
ステップS204に移行する。具体的には、例えば図8
aに示すようなスロットル開度TVO−ライン圧PL
線に従って、最も基本とするライン圧PL を基本ライン
圧PL0B とする。この基本ライン圧PL0B とは、原則と
してエンジン1からの入力トルクに対して、各クラッチ
等の摩擦要素が必要且つ十分に締結するための作動流体
圧であり、且つポンプ損失を最も少なくすることができ
る作動流体圧である。従って、例えばエンジントルクの
伝達方向が異なるRレンジとD,2,Lレンジとでは、
図8bに示すように必要とされる(基本)ライン圧P
L(0B) が異なる。
【0030】前記ステップS204では、前記基本ライ
ン圧PL0B に対して、変速や作動流体温度に伴う補正を
行って基準ライン圧PL0を算出してからステップS20
5に移行する。具体的には、例えば変速時における各ク
ラッチの切換え操作時,即ち前記シフトソレノイドA2
1,B22の切換え制御時に、変速ショックを低減する
などの変速フィーリングの向上のために、ライン圧を少
し低めに設定するなどといったようにエンジン駆動力に
見合った、その変速に最も適したライン圧を選択すると
か、低温時の作動流体の粘度の高まりによる変速ショッ
ク(変速フィーリング)悪化防止のために、ライン圧を
少し高めに設定するなどのライン圧補正を行い、それら
を反映して基準ライン圧PL0とする。
【0031】そして、前記ステップS205では、低温
制御フラグFが“1”のセット状態であるか否かを判定
し、当該低温制御フラグFがセット状態である場合には
ステップS206に移行し、そうでない場合にはステッ
プS207に移行する。
【0032】前記ステップS206では、後述する目標
ライン圧の前回値PL0R(n-1)から予め設定された低温解
除時減圧量ΔPLCHGを減じた値を低温解除時ライン圧P
LCHGに設定してからステップS236に移行する。
【0033】前記ステップS236では、前記算出され
た低温解除時ライン圧PLCHGが前記基準ライン圧PL0
上であるか否かを判定し、当該低温解除時ライン圧P
LCHGが基準ライン圧PL0以上である場合にはステップS
237に移行し、そうでない場合には前記ステップS2
07に移行する。
【0034】前記ステップS237では、前記低温解除
時ライン圧PLCHGを目標ライン圧P L0R に設定してから
ステップS241に移行する。一方、前記ステップS2
07では、前記低温制御フラグFを“0”にリセットし
てからステップS238に移行し、このステップS23
8では、前記基準ライン圧PL0を目標ライン圧PL0R
設定してから前記ステップS241に移行する。
【0035】また、前記ステップS239では、低温制
御フラグFを“1”にセットしてからステップS240
に移行し、このステップS240では、予め設定された
高圧(最高圧)の低温所定値PLL0MAXを目標ライン圧P
L0R に設定してから前記ステップS241に移行する。
【0036】そして、図示されない個別の制御マップ等
からこの目標ライン圧PL0R を達成するためのライン圧
制御デューティ比D/TPLを算出設定し、次いでステッ
プS242に移行して、個別の演算処理に従って、前記
ライン圧制御デューティ比D/TPLに応じたライン圧制
御信号SPLを創成出力してから、前記図3の演算処理の
ステップS9に移行する。なお、ライン圧制御デューテ
ィ比D/TPLの制御マップは、既存のデューティ比制御
を応用すればよいからその詳細な説明は省略する。ま
た、ライン圧制御デューティ比D/TPLに応じたライン
圧制御信号SPLを創成については、既存のPWM(Puls
e Width Modulation)制御を応用すればよいから、その
詳細な説明は省略する。
【0037】次に、本実施形態の作用について説明する
が、変速制御の概要は、前記特開平2−190666号
公報等に記載される従来のものと同様であるから、ここ
では省略し、特に図7の演算処理に伴うライン圧制御の
作用について詳述する。この演算処理では、この演算処
理が開始されたとき,つまりエンジンが始動されたとき
の作動流体温度TMPが前記−10℃程度の低温所定値
TMPL0未満である場合にはステップS201からステ
ップS239に移行して低温制御フラグFがセットさ
れ、次いでステップS240で(最)高圧低温所定値P
LL0MAXを目標ライン圧PL0R に設定するから、続くステ
ップS241,ステップS242ではこの目標ライン圧
L0R を達成するためのライン圧制御信号SPLが前記ラ
イン圧ソレノイド5に向けて出力され、少なくとも作動
流体温度TMPが前記低温所定値TMPL0以上となるま
でこのフローが繰返される。従って、このときには、ラ
イン圧PL は(最)高圧低温所定値PLL0MAXに維持され
ることになる。ちなみに、この間、トルクコンバータ4
がアンロックアップ状態のままであれば、この高いライ
ン圧PL の影響でリリース側トルコン圧PT/C-R も相応
に高い値に維持され、アプライ側トルコン圧PT/C-A
例えばそれより摩擦損失分だけ低い値に維持される。
【0038】やがてエンジン1内の燃焼に伴う発熱や各
種の回転要素の回転に伴う摩擦発熱によって作動流体温
度TMPが昇温し、それが前記低温所定値TMPL0以上
になると、図7の演算処理では、一旦ステップS202
及びステップS203で通常の状態に適用される基本ラ
イン圧PL0B 及びそれを補正した基準ライン圧PL0を算
出する。しかしながら、続くステップS205では、前
記低温制御フラグFがセットされたままであるからステ
ップS206に移行する。このステップS206では目
標ライン圧の前回値PL0R(n-1)から低温解除時減圧量Δ
LCHGを減じた値を低温解除時ライン圧PLCHGに設定
し、次いでステップS236でこの低温解除時ライン圧
LCHGが前記基準ライン圧PL0以上であれば、当該低温
解除時ライン圧PLCHGをそのまま目標ライン圧PL0R
設定することになるので、少なくとも毎回目標ライン圧
の前回値PL0R(n-1)から低温解除時減圧量ΔPLCHGを減
じて得られる低温解除時ライン圧PLCHGが前記基準ライ
ン圧PL0未満となるまでは、このフローが繰返される。
即ち、この間、ライン圧PL は前記(最)高圧低温所定
値PLL0MAXを初期値として、図7(図4)の演算処理が
実行されるサンプリング時間ΔT毎に、低温解除時減圧
量ΔPLCHGずつ減圧されてゆくことになる。従って、こ
の間、ライン圧PL はマクロ的には傾き一様で徐々に減
圧されることになるから、リリース側トルコン圧P
T/C-R もそれに伴って徐々に減圧され、本来ならリリー
ス側トルコン圧PT/C-R に対して応答遅れのあるアプラ
イ側トルコン圧PT/C-A も当該リリース側トルコン圧P
T/C-R とほぼ同じ傾きで徐々に減圧されることになる。
【0039】その後、減少され続ける低温解除時ライン
圧PLCHGが、例えば定常温度,Dレンジ,アクセルオフ
の停車時における最小基準ライン圧PL00 からなる基準
ライン圧PL0未満になるとステップS236からステッ
プS207に移行して低温制御フラグFをリセットした
後、ステップS238に移行してこの基準ライン圧P L0
を目標ライン圧PL0R に設定し、この後は低温制御フラ
グFがリセットされたままであるからステップS205
からステップS207を経てステップS238に移行す
るフローが繰返されることになる。従って、この後は、
基本的にエンジントルクとシフトレンジに応じ且つ走行
状態に応じた適切な補正が加えられた基準ライン圧PL0
がライン圧PL となる。なお、例えばエンジンを始動し
た時点での作動流体温度TMPが前記低温所定値TMP
L0以上であった場合には、原則としてエンジン回転中に
それが低温所定値TMPL0未満となることはないので、
低温制御フラグFはリセットされたままであり、従って
ステップS202,ステップS204で基本ライン圧P
L0B ,基準ライン圧PL0を算出したら、ステップS20
5からステップS207を経てステップS238で、こ
の基準ライン圧PL0を目標ライン圧PL0R に設定する,
所謂通常のルーチンが確保される。
【0040】この作用をタイミングチャートで表したの
が図9である。このようにライン圧PL を前記(最)高
圧低温所定値PLL0MAXから通常の基準ライン圧PL0まで
傾き一様で徐々に減圧することにより、リリース側トル
コン圧PT/C-R もアプライ側トルコン圧PT/C-A も同じ
ような傾きで徐々に減圧されるので、両者が接近する,
或いは相対的にアプライ側トルコン圧PT/C-A がリリー
ス側トルコン圧PT/C- R より高くなることもないから、
ロックアップクラッチがロックアップ状態又は半クラッ
チ状態となって引きずりがおきることもなく、勿論、停
車中にエンジンの回転数が低下するというような事態も
回避できる。逆に言えば、前記ライン圧PL の減圧傾き
は、リリース側トルコン圧PT/C-R がアプライ側トルコ
ン圧PT/ C-A より常に高くなるように設定すべきである
と言える。
【0041】一方、従来のライン圧制御の様子をタイミ
ングチャートで表したのが図10である。この従来のラ
イン圧制御は、前記図7の演算処理においてステップS
205乃至ステップS207及びステップS236,ス
テップS237がなく、ステップS204からステップ
S238に直接移行するようなものである。つまり、作
動流体温度TMPが前記低温所定値TMPL0以上になる
と、ライン圧PL は前記(最)高圧低温所定値PLL0MAX
から通常の基準ライン圧PL0まで一気にステップ的に減
圧される。すると、応答のよいリリース側トルコン圧P
T/C-R は比較的早期に減圧されるが、応答の遅いアプラ
イ側トルコン圧PT/C-A はそれより遅れて緩慢に減圧さ
れ、その間に両者が接近する,即ち相対的にアプライ側
トルコン圧PT/C-A がリリース側トルコン圧PT/C-R
り高くなるために、ロックアップクラッチがロックアッ
プ状態又は半クラッチ状態となって引きずりがおき、停
車中にあってはエンジン回転数が低下するという事態も
起こり得る。
【0042】以上より、この実施形態は本発明のうち請
求項1乃至3に係る自動変速機の作動流体圧制御装置を
実施化したものであり、前記トルクコンバータ2内のロ
ックアップクラッチが本発明の摩擦要素に相当し、以下
同様に前記図7の演算処理のステップS201,ステッ
プS239,ステップS240が低温時流体圧増圧手段
を構成し、前記作動流体温度センサ9及び図7の演算処
理のステップS201が作動流体温度検出手段を構成
し、図7の演算処理のステップS205,ステップS2
06,ステップS236,ステップS237が低温解除
時流体圧減圧手段を構成する。
【0043】次に本発明の自動変速機の作動流体圧制御
装置の第2実施形態について図11及び図12を用いて
説明する。この実施形態における車両の主要構成は前記
第1実施形態の図1のものと同様である。また、自動変
速機の主要制御は、前記第1実施形態の図4に示すゼネ
ラルフローと同様であり、またそれに用いられる各種の
制御マップも、前記第1実施形態の図5及び図6に示す
ものと同様である。一方、この図4のゼネラルフローの
ステップS2で実行される図7の演算処理の代わりに、
図11のフローチャートに示す演算処理が実行される。
但し、図11の演算処理は前記図7の演算処理に類似し
ており、中には同等のステップもある。そこで、同等の
ステップには同等の符号を附してそれらの詳細な説明は
省略する。そして、図7の演算処理と図11の演算処理
の相違について列挙すると、前記ステップS201とス
テップS239との間にステップS203が挿入され、
また前記ステップS206に代えてステップS208乃
至ステップS235が挿入されている。
【0044】具体的に前記ステップS203では、後述
する第1減圧設定フラグF1 ,第1減圧終了フラグ
1E,第2減圧設定フラグF2 ,第2減圧終了フラグF
2E,第3減圧設定フラグF3 ,第3減圧終了フラグF3E
の全てを“0”にリセットしてから前記ステップS23
9に移行する。
【0045】また、前記ステップS205で低温制御フ
ラグFがセット状態であるときに移行するステップS2
08では、第1減圧終了フラグF1Eが“0”のリセット
状態であるか否かを判定し、当該第1減圧終了フラグF
1Eがリセット状態である場合にはステップS209に移
行し、そうでない場合にはステップS210に移行す
る。
【0046】前記ステップS209では、第1減圧設定
フラグF1 が“0”のリセット状態であるか否かを判定
し、当該第1減圧設定フラグF1 がリセット状態である
場合にはステップS211に移行し、そうでない場合に
はステップS212に移行する。
【0047】前記ステップS211では、カウンタCN
Tの初期値を予め設定された短時間な第1減圧時間CN
1 に設定してからステップS213に移行し、ここで
第1減圧設定フラグF1 を“1”にセットしてから前記
ステップS212に移行する。
【0048】前記ステップS212では、前記カウンタ
CNTをデクリメントしてからステップS214に移行
し、ここでカウンタCNTが“0”以下であるか否かを
判定して、当該カウンタCNTが“0”以下である場合
にはステップS215に移行し、そうでない場合にはス
テップS216に移行する。
【0049】また、前記ステップS216では、予め設
定された前記(最)高圧低温所定値PLL0MAXより低圧の
第1減圧所定値PLCHG1 を前記低温解除時ライン圧P
LCHGに設定してから前記ステップS236に移行する。
【0050】また、前記ステップS215では、前記第
1減圧所定値PLCHG1 より更に低圧の第2減圧所定値P
LCHG2 を前記低温解除時ライン圧PLCHGに設定してから
ステップS217に移行し、ここで第1減圧終了フラグ
1Eを“1”にセットしてから前記ステップS236に
移行する。
【0051】一方、前記ステップS210では、第2減
圧終了フラグF2Eが“0”のリセット状態であるか否か
を判定し、当該第2減圧終了フラグF2Eがリセット状態
である場合にはステップS218に移行し、そうでない
場合にはステップS219に移行する。
【0052】前記ステップS218では、第2減圧設定
フラグF2 が“0”のリセット状態であるか否かを判定
し、当該第2減圧設定フラグF2 がリセット状態である
場合にはステップS220に移行し、そうでない場合に
はステップS221に移行する。
【0053】前記ステップS220では、カウンタCN
Tの初期値を、前記第1減圧時間CNT1 より長い第2
減圧時間CNT2 に設定してからステップS222に移
行し、ここで第2減圧設定フラグF2 を“1”にセット
してから前記ステップS221に移行する。
【0054】前記ステップS221では、前記カウンタ
CNTをデクリメントしてからステップS223に移行
し、ここでカウンタCNTが“0”以下であるか否かを
判定して、当該カウンタCNTが“0”以下である場合
にはステップS224に移行し、そうでない場合にはス
テップS225に移行する。
【0055】前記ステップS225では、前記第2減圧
所定値PLCHG2 を前記低温解除時ライン圧PLCHGに設定
してから前記ステップS236に移行する。また、前記
ステップS224では、前記第2減圧所定値PLCHG2
り更に低圧の第3減圧所定値PLCHG3 を前記低温解除時
ライン圧PLCHGに設定してからステップS226に移行
し、ここで第2減圧終了フラグF2Eを“1”にセットし
てから前記ステップS236に移行する。
【0056】そして、前記ステップS219では、第3
減圧終了フラグF3Eが“0”のリセット状態であるか否
かを判定し、当該第3減圧終了フラグF3Eがリセット状
態である場合にはステップS227に移行し、そうでな
い場合にはステップS228に移行する。
【0057】前記ステップS227では、第3減圧設定
フラグF3 が“0”のリセット状態であるか否かを判定
し、当該第3減圧設定フラグF3 がリセット状態である
場合にはステップS229に移行し、そうでない場合に
はステップS230に移行する。
【0058】前記ステップS229では、カウンタCN
Tの初期値を、前記第2減圧時間CNT2 より更に長い
第3減圧時間CNT3 に設定してからステップS231
に移行し、ここで第3減圧設定フラグF3 を“1”にセ
ットしてから前記ステップS230に移行する。
【0059】前記ステップS230では、前記カウンタ
CNTをデクリメントしてからステップS232に移行
し、ここでカウンタCNTが“0”以下であるか否かを
判定して、当該カウンタCNTが“0”以下である場合
にはステップS233に移行し、そうでない場合にはス
テップS234に移行する。
【0060】前記ステップS234では、前記第3減圧
所定値PLCHG3 を前記低温解除時ライン圧PLCHGに設定
してから前記ステップS236に移行する。また、前記
ステップS233では、前記第3減圧所定値PLCHG3
り更に低圧の前記定常温度,Dレンジ,アクセルオフの
停車時における最小基準ライン圧P L00 を前記低温解除
時ライン圧PLCHGに設定してからステップS235に移
行し、ここで第3減圧終了フラグF3Eを“1”にセット
してから前記ステップS236に移行する。
【0061】また、前記ステップS228では、前記最
小基準ライン圧PL00 を前記低温解除時ライン圧PLCHG
に設定してから前記ステップS236に移行する。従っ
て、このステップS208乃至ステップS235で設定
される低温解除時ライン圧PLCHGは、図12に太い実線
で示すように表れる。即ち、前記作動流体温度TMPが
前記低温所定値TMPL0未満の状態からそれ以上になる
と、既に低温制御フラグFがセットされているはずであ
るから、ステップS205からステップS208に移行
し、未だ第1減圧終了フラグF1Eはリセットされたまま
であるからステップS209以後に移行する。ここで、
未だ第1減圧設定フラグF1はリセットされたままであ
るからステップS211に移行してカウンタCNTを第
1減圧時間CNT1 に更新し、次いでステップS213
で第1減圧設定フラグF1 をセットしてしまうので、こ
れ以後は前記ステップS209から直接ステップS21
1に移行するフローが繰返される。そして、ステップS
212でデクリメントされるカウンタCNTが零以下と
ならない限り,つまり前記第1減圧時間CNT1 が経過
しない限り、ステップS216に移行して前記第1減圧
所定値P LCHG1 を低温解除時ライン圧PLCHGに設定し続
ける。そして、やがてカウンタCNTが零以下となって
前記第1減圧時間CNT1 が経過すると、ステップS2
15に移行して前記第2減圧所定値PLCHG2 を低温解除
時ライン圧PLCHGに設定し、次いでステップS217で
第1減圧終了フラグF1Eをセットしてしまうので、これ
以後は、前記ステップS208からステップS210以
後に強制的に移行することになる。つまり、この間、低
温解除時ライン圧PLCHGは、前記(最)高圧低温所定値
LL0MAXより低い程度で,しかしながら十分に高い第1
減圧所定値P LCHG1 に維持されるわけであるが、その維
持時間である前記第1減圧時間CNT 1 は短い。
【0062】次いでこの演算処理が実行されると、前述
のようにステップS208からステップS210を経て
ステップS218に移行し、ここで未だ第2減圧設定フ
ラグF2 はリセットされたままであるからステップS2
20に移行してカウンタCNTを第2減圧時間CNT2
に更新し、次いでステップS222で第2減圧設定フラ
グF2 をセットしてしまうので、これ以後は前記ステッ
プS218から直接ステップS221に移行するフロー
が繰返される。そして、ステップS221でデクリメン
トされるカウンタCNTが零以下とならない限り,つま
り前記第2減圧時間CNT2 が経過しない限り、ステッ
プS225に移行して前記第2減圧所定値PLCHG2 を低
温解除時ライン圧PLCHGに設定し続ける。そして、やが
てカウンタCNTが零以下となって前記第2減圧時間C
NT2 が経過すると、ステップS224に移行して前記
第3減圧所定値PLCHG3 を低温解除時ライン圧PLCHG
設定し、次いでステップS226で第2減圧終了フラグ
2Eをセットしてしまうので、これ以後は、前記ステッ
プS210からステップS219以後に強制的に移行す
ることになる。つまり、この間、低温解除時ライン圧P
LCHGは、前記第1減圧所定値PLCHG1 より低い第2減圧
所定値PLCHG2 に維持されるわけであるが、その維持時
間である前記第2減圧時間CNT2 は、前記第1減圧時
間CNT1 よりも長い。
【0063】次いでこの演算処理が実行されると、前述
のようにステップS210からステップS219を経て
ステップS227に移行し、ここで未だ第3減圧設定フ
ラグF3 はリセットされたままであるからステップS2
29に移行してカウンタCNTを第3減圧時間CNT3
に更新し、次いでステップS231で第3減圧設定フラ
グF3 をセットしてしまうので、これ以後は前記ステッ
プS227から直接ステップS230に移行するフロー
が繰返される。そして、ステップS230でデクリメン
トされるカウンタCNTが零以下とならない限り,つま
り前記第3減圧時間CNT3 が経過しない限り、ステッ
プS234に移行して前記第3減圧所定値PLCHG3 を低
温解除時ライン圧PLCHGに設定し続ける。そして、やが
てカウンタCNTが零以下となって前記第3減圧時間C
NT3 が経過すると、ステップS233に移行して前記
最小基準ライン圧PL00 を低温解除時ライン圧PLCHG
設定し、次いでステップS235で第3減圧終了フラグ
3Eをセットしてしまうので、これ以後は、前記ステッ
プS219からステップS228以後に強制的に移行す
ることになる。つまり、この間、低温解除時ライン圧P
LCHGは、前記第2減圧所定値PLCHG1 より低い第3減圧
所定値PLCHG3 に維持されるわけであるが、その維持時
間である前記第3減圧時間CNT3 は、前記第2減圧時
間CNT2 よりも更に長い。
【0064】そして、これ以後は、前記ステップS22
8で低温解除時ライン圧PLCHGは前記最小基準ライン圧
L00 に維持される。このように、本実施形態の低温解
除時ライン圧PLCHGは、必要なライン圧PLの減圧代を
何段階かに分け、所定時間経過する度に、夫々、予め設
定された減圧量分だけ減圧を行う。特に本実施形態で
は、図12に示すように、前記第1減圧所定値PLCHG1
は(最)高圧低温所定値PLL0MAXより低く、第2減圧所
定値PLC HG2 は第1減圧所定値PLCHG1 より低く、第3
減圧所定値PLCHG3 は第2減圧所定値PLCHG2 より低
く、最小基準ライン圧PL00 は第3減圧所定値PLCHG3
より低いが、第1減圧時間CNT1 は第2減圧時間CN
2 より短く、第2減圧時間CNT2 は第3減圧時間C
NT3 より短いことから、実際のライン圧PL は同図に
二点鎖線で示すように表れ、最終的な目標値,この場合
は前記最小基準ライン圧PL00 に漸近するようなものと
なる。
【0065】この作用をタイミングチャートで表したの
が図13である。このようにライン圧PL を前記(最)
高圧低温所定値PLL0MAXから通常の基準ライン圧P
L0(この場合は最小基準ライン圧PL00 )まで徐々に漸
近するように減圧することにより、リリース側トルコン
圧PT/C-R とアプライ側トルコン圧PT/C-A とが接近す
る,或いは相対的にアプライ側トルコン圧PT/C-A がリ
リース側トルコン圧PT/C- R より高くなることもないか
ら、ロックアップクラッチがロックアップ状態又は半ク
ラッチ状態となって引きずりがおきることもなく、勿
論、停車中にエンジンの回転数が低下するというような
事態も回避できる。つまり、相対的にアプライ側トルコ
ン圧PT/C-A がリリース側トルコン圧PT/C-R より高く
なって、ロックアップクラッチがロックアップ状態又は
半クラッチ状態となって引きずりがおきるのは、ライン
圧PL のステップ状の減圧一回当たりの減圧代が大き過
ぎることに起因しているので、少なくともこうした現象
が発生しないように、前記各所定時間経過時のライン圧
L の減圧代を設定すればよいのであって、そうするこ
とによって、本来ならば速やかに減圧したいライン圧P
L を不必要に高い状態に維持することなく、しかも最終
的には所望する目標ライン圧PL0に一致させることで違
和感を払拭することも可能となる。
【0066】以上より、この実施形態は本発明のうち請
求項1及び4に係る自動変速機の作動流体圧制御装置を
実施化したものであり、前記トルクコンバータ2内のロ
ックアップクラッチが本発明の摩擦要素に相当し、以下
同様に前記図11の演算処理のステップS201,ステ
ップS239,ステップS240が低温時流体圧増圧手
段を構成し、前記作動流体温度センサ9及び図11の演
算処理のステップS201が作動流体温度検出手段を構
成し、図11の演算処理のステップS205,ステップ
S208乃至ステップS237が低温解除時流体圧減圧
手段を構成する。
【0067】なお、前記実施形態において、Dレンジ等
の走行レンジが選択されている状態での停車中には、厳
密にはロックアップフェーシングがトルコンカバーに接
近しているため、前記リリース側トルコン圧とアプライ
側トルコン圧との差圧の僅かなバランスの崩れでロック
アップ状態又は半クラッチ状態となってしまう可能性が
高い。従って、必要に応じては、Dレンジ等の走行レン
ジが選択されているときにだけ、前述のような制御態様
を行うようにしてもよい。
【0068】また、前記実施形態で用いられた通常のセ
レクトレバー並びにインヒビタスイッチに代えて、所謂
マニュアルスイッチを併設したセレクトレバー並びにイ
ンヒビタスイッチを用いることも可能である。このマニ
ュアルスイッチを併設したセレクトレバーとは、例えば
Dレンジを選択した状態で、乗員によるアップシフト及
びダウンシフトの意図的な指令を与えることができるよ
うにしたものであり、インヒビタスイッチからの検出信
号は、前記に加えてアップシフト,ダウンシフトを指示
する信号が付加される。
【0069】また、前記実施形態では、各コントロール
ユニットをマイクロコンピュータで構築したものについ
てのみ詳述したが、これに限定されるものではなく、演
算回路等の電子回路を組み合わせて構成してもよいこと
は言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1に係る自動変速機の作動流体圧制御装置によれば、
作動流体の温度が予め設定された所定温度以下のときに
は、ライン圧等の流体装置全体に供給される作動流体圧
を高い所定圧に設定するが、この作動流体の温度が所定
温度以上となったときには、前記ライン圧等の流体装置
全体に供給される作動流体圧を、そのときに必要な所定
圧まで徐々に減圧するように構成したことにより、その
分圧からなるトルコン圧等の摩擦要素への作動流体圧の
減圧代を小さくすることで、応答遅れによって相対的に
当該摩擦要素を締結する側に作用する作動流体圧が、そ
れを開放する側に作用する作動流体圧より高くなる状態
を回避して、当該摩擦要素の締結又は半締結状態による
引きずりを抑制防止することができる。
【0071】また、本発明のうち請求項2に係る自動変
速機の作動流体圧制御装置によれば、前記ライン圧等の
流体装置全体に供給される作動流体圧を、予め設定され
た傾き一様の直線に沿うように減圧する構成としたこと
により、前記トルコン圧等の摩擦要素への作動流体圧の
減圧を一層滑らかなものとし、前記応答遅れによって相
対的に摩擦要素を締結する側に作用する作動流体圧が、
それを開放する側に作用する作動流体圧より高くなる状
態を確実に回避することができる。
【0072】また、本発明のうち請求項3に係る自動変
速機の作動流体圧制御装置によれば、摩擦要素を開放す
る側の作動流体圧が、それを締結する側の流体圧より高
くなるように、前記ライン圧等の流体装置全体に供給さ
れる作動流体圧の減圧傾きを設定することにより、効果
を確実なものとすることができる。
【0073】また、本発明のうち請求項4に係る自動変
速機の作動流体圧制御装置によれば、前記ライン圧等の
流体装置全体に供給される作動流体圧を、ステップ状に
繰返して減圧する構成としたために、このステップ状の
各減圧の所定減圧量と、その繰り返し所定時間とを適切
に設定することにより、ライン圧等の流体装置全体に供
給される作動流体圧の減圧の仕方を所望の形態にするこ
とができ、ここに、前記応答遅れによって発生する相対
的な摩擦要素を締結する側に作用する作動流体圧が、そ
れを開放する側に作用する作動流体圧より高くなる状態
を回避する要素を適切に反映することによって、それを
確実に回避しながら所望する作動流体圧変化に近づける
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動変速機及びその制御装置の一例を示す概略
構成図である。
【図2】ライン圧を制御するバルブの説明図である。
【図3】トルコン圧を制御するバルブの説明図である。
【図4】図1のコントロールユニットで実行される変速
制御のゼネラルフローを示すフローチャートである。
【図5】図4の演算処理に用いられる制御マップ並びに
テーブルの説明図である。
【図6】図4の演算処理に用いられる制御マップの説明
図である。
【図7】図4の演算処理のマイナプログラムとして実行
される本発明の第1実施形態を示すフローチャートであ
る。
【図8】図7の演算処理に用いられる制御マップの説明
図である。
【図9】図7の演算処理によるライン圧とトルコン圧と
に及ぼす作用の説明図である。
【図10】従来の作動流体圧制御によるライン圧とトル
コン圧との関係の説明図である。
【図11】図4の演算処理のマイナプログラムとして実
行される本発明の第2実施形態を示すフローチャートで
ある。
【図12】図11の演算処理で設定されるライン圧の説
明図である。
【図13】図11の演算処理によるライン圧とトルコン
圧とに及ぼす作用の説明図である。
【符号の説明】
1はエンジン 2はオートマチックトランスミッション 3はアクチュエータユニット 4はトルクコンバータ 5はライン圧ソレノイド 6はスロットルセンサ 7はエンジン回転数センサ 8はインヒビタスイッチ 9は温度センサ 10は車速センサ 11はライン圧制御用デューティバルブ 12はポンプ 13はパイロットバルブ 14はプレッシャモディファイヤバルブ 15はライン圧コントロールバルブ 16はロックアップ制御用デューティバルブ 17はロックアップコントロールバルブ 20はオートマチックトランスミッションコントロール
ユニット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非走行レンジが選択されていても原動機
    と共に回転する軸上に当該原動機と駆動系とを締結開放
    するための摩擦要素を備え、当該摩擦要素を締結したり
    開放したりするための摩擦要素への作動流体圧は、自動
    変速機内の流体装置全体に供給される作動流体圧と共に
    増減されるように構成され、作動流体の温度が予め設定
    された所定温度以下のときに前記流体装置全体に供給さ
    れる作動流体圧を、予め設定された高い所定圧に設定す
    る低温時流体圧増圧手段が備えられた自動変速機の作動
    流体圧制御装置において、前記作動流体の温度が前記予
    め設定された所定温度以下の状態から当該所定温度以上
    となったことを検出する作動流体温度検出手段と、この
    作動流体温度検出手段により作動流体の温度が前記所定
    温度以上となったときに、前記流体装置全体に供給され
    る作動流体圧を、そのときに必要な所定圧まで徐々に減
    圧する低温解除時流体圧減圧手段を備えたことを特徴と
    する自動変速機の作動流体圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記低温解除時流体圧減圧手段は、前記
    流体装置全体に供給される作動流体圧を、予め設定され
    た傾き一様の直線に沿うように減圧するものであること
    を特徴とする請求項1に記載の自動変速機の作動流体圧
    制御装置。
  3. 【請求項3】 前記予め設定された減圧時の傾きは、前
    記摩擦要素を開放する側の作動流体圧が、それを締結す
    る側の作動流体圧より高くなるように設定されたことを
    特徴とする請求項2に記載の自動変速機の作動流体圧制
    御装置。
  4. 【請求項4】 前記低温解除時流体圧減圧手段は、前記
    流体装置全体に供給される作動流体圧を、所定時間経過
    時に所定減圧量分だけステップ状に減圧を繰返すもので
    あることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の作
    動流体圧制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013002582A (ja) * 2011-06-20 2013-01-07 Jatco Ltd 自動変速機の制御装置
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