JPH11100022A - 紙製引起し箱 - Google Patents

紙製引起し箱

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JPH11100022A
JPH11100022A JP10062219A JP6221998A JPH11100022A JP H11100022 A JPH11100022 A JP H11100022A JP 10062219 A JP10062219 A JP 10062219A JP 6221998 A JP6221998 A JP 6221998A JP H11100022 A JPH11100022 A JP H11100022A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送や保管時は偏平に形成し、使用時に、接
着剤を主体として用いることなく組み立て可能な紙製引
起し箱を提供する。 【解決手段】 箱底部11の周囲に連結される外壁部A
1〜D1と、外壁部A1〜D1にそれぞれ連結される内
壁部A2〜D2の折り曲げが、それぞれ二重線折り目a
1〜d1及びa2〜d2を介して連接して組み立てた外
壁部A1〜D1と内壁部A2〜D2との間に隙間を形成
し、しかも、内壁部A2、C2の両側部に設けられた突
出部A15、A16及びC15、C16が、内壁部B
2、D2の両端部にそれぞれ形成される掛合穴B5、B
6及びD5、D6に嵌入して止まるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、平面状に折り畳ん
で搬送や保管をすることができ、使用にあっては簡単な
操作で全体を組み立てることができる箱本体(即ち、下
箱)及びこれに被せる上箱(蓋箱)に適用できる紙製引
起し箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、菓子箱は箱本体とその上に被せる
上箱とからなって、立体的であるので、保管及び搬送の
場合に嵩張るという問題があった。そこで、本出願人
は、先に実開昭64−35820号公報の記載におい
て、四角形の箱底の周辺に折り曲げ可能な内壁部と外壁
部とからなる側壁を設けると共に、隣り合う外壁部を折
り曲げ可能な側板連結片で連結し、更に、対向する内壁
部の両側に三角状の折り曲げ部を設けると共に、その内
側を外壁部に接合した紙製引起し箱を提案した。この紙
製引起し箱を使用することによって、紙製引起し箱を平
面状に折り畳めて保管、搬送ができ、更に使用する場合
には、簡単な操作で周囲の内壁部及び外壁部を引き起こ
して、箱として使用できるようになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
報記載の紙製引起し箱においては、最終の組立の段階
で、側板連結片をそれぞれ対向する内壁部と外壁部の間
に挟んで、内壁部の両側の三角状の折り曲げ部を固定す
るのに、感圧式接着剤を使用していたので、感圧式接着
剤が新しいうちは支障がないが、古くなると接着剤が働
かず、組立ができない場合があるという問題があった。
【0004】ここで、両面テープを使用することも考え
られるが、接合する折り曲げ部は裏側であるので、組立
時に保護テープを剥がすのが面倒であり、更には不用意
に接着剤を働かせると、組み立てた紙製引起し箱が歪む
という問題があった。
【0005】また、前記公報記載の紙製引起し箱におい
ては、箱底の周辺に折り曲げ可能に連結されている外壁
部及びその外側に連結されている内壁部の連結折り曲げ
線は一本であったので、使用する紙が薄い場合には良い
が、少し厚くなると折り曲げ難く、更には、接着剤を使
用しないで組み立てる場合には、最終的に内壁部の折り
曲げ部分を掛止する必要があるが、外壁部と内壁部との
間に隙間がないので、処置に困るという問題が発生し
た。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、搬送
や保管時は偏平に形成し、使用時に、接着剤等を主体と
して用いることなく組立が可能な紙製引起し箱を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の紙製引起し箱は、4辺A〜Dを備える四角形の箱
底部11と、前記4辺A〜Dに二重線折り目a1〜d1
を介してそれぞれ連接され、組立状態では箱の外側壁と
なる外壁部A1〜D1と、前記外壁部A1〜D1の外辺
に二重線折り目a2〜d2を介してそれぞれ連結され
て、組立状態で箱の内側壁となる内壁部A2〜D2と、
隣り合う前記外壁部A1〜D1の側端に折り目12、1
3を介して連結され、前記箱底部11の角部a〜dに基
端を発する内折り目14がそれぞれ設けられ、組立状態
では、前記外壁部A1と内壁部A2との間、及び前記外
壁部C1と内壁部C2との間に折り込まれる側板連結片
E1〜H1と、前記内壁部A2、C2の外側に更に折り
目a3、c3を介して連結され、しかも中央部に左右対
称に均等配置された切り目a4、a5及びc4、c5に
よって分離された箱底当接片A5、A6及びC5、C6
と、前記内壁部B2、D2の両側にそれぞれ折り目b3
及びd3を介して連結され、組立状態では前記外壁部A
1と内壁部A2との間、及び前記外壁部C1と内壁部C
2との間に折り込まれる折り込み片B3、B4及びD
3、D4とを展開状態で備え、しかも、前記内壁部A
2、C2の横幅は前記辺A、Cより僅少の範囲で狭くな
って、その中央部には、前記切り目a4、a5及びc
4、c5が更に内側まで延長され、表面側は前記外壁部
A1、C1に接合される接合部A7、C7がそれぞれ形
成されていると共に、前記内壁部A2、C2には、前記
外壁部A1、C1の連結部分の両端部a9、a10及び
c9、c10から、前記折り目a3、c3と前記切り目
a4、a5及びc4、c5との各交点a11、a12及
びc11、c12に向かい、組立状態では平面状となる
折り目a13、a14及びc13、c14が形成され、
また、前記内壁部A2、C2の両側部には突出部A1
5、A16及びC15、C16をそれぞれ備えると共
に、組立時の前記内壁部B2、D2の両端部に、該突出
部A15、A16及びC15、C16がそれぞれ嵌入し
て止まる掛合穴B5、B6及びD5、D6を設け、更
に、前記内壁部B2、D2を前記箱底部11に当接した
平面状態から、全部の前記外壁部A1〜D1及び前記内
壁部A2〜D2を引き起し、前記突出部A15、A16
及びC15、C16をそれぞれ前記掛合穴B5、B6及
びD5、D6に嵌入させて組み立てている。
【0007】また、請求項2記載の紙製引起し箱は、請
求項1記載の紙製引起し箱において、前記内壁部B2、
D2の更に外側には、箱底当接片B7、D7を折り目b
8、d8を介して設け、しかも、該箱底当接片B7、D
7と前記箱底当接片A5、A6及びC5、C6の幅は±
10%の範囲で略同一となっている。
【0008】請求項3記載の紙製引起し箱は、請求項1
又は2記載の紙製引起し箱において、前記突出部A1
5、A16及びC15、C16の突出長は紙厚の1〜4
倍程度であって、前記掛合穴B5、B6及びD5、D6
は、前記内壁部B2、D2の両端から、前記突出部A1
5、A16及びC15、C16の紙厚の程度の幅で切り
込みb9、b10及びd9、d10を入れると共に、そ
の端部を前記折り目b3、d3に向かう短い切り込みb
11、b12及びd11、d12を入れて形成されてい
る。
【0009】請求項4記載の紙製引起し箱は、請求項3
記載の紙製引起し箱において、前記突出部A15、A1
6及びC15、C16は、それぞれ前記内壁部A2、C
2の展開状態の外側両端部にそれぞれ設けられ、前記切
り込みb9、b10及びd9、d10は、前記内壁部B
2、D2の展開状態の外側両端部に設けられている。
【0010】請求項5記載の紙製引起し箱は、請求項1
〜4のいずれか1項に記載の紙製引起し箱において、前
記接合部A7、C7の幅は、前記内壁部A2、C2の幅
の1/5以下で1/10以上となっている。
【0011】請求項6記載の紙製引起し箱は、請求項1
〜5のいずれか1項に記載の紙製引起し箱において、前
記接合部A7、C7は、前記内壁部A2、C2に折り目
a17、a18及びc17、c18を介して連結されて
いる。
【0012】請求項7記載の紙製引起し箱は、4辺A2
0〜D20を備える四角形の箱底部21と、前記4辺A
20〜D20に二重線折り目a21〜d21を介してそ
れぞれ連接され、組立状態では箱の外側壁となる外壁部
A21〜D21と、前記外壁部A21〜D21の外辺に
二重線折り目a22〜d22を介してそれぞれ連結され
て、組立状態で箱の内側壁となる内壁部A22〜D22
と、隣り合う前記外壁部A21〜D21の側端に折り目
22、23を介して連結され、前記箱底部21の角部a
20〜d20に基端を発する内折り目24がそれぞれ設
けられ、組立状態では、前記外壁部A21と内壁部A2
2との間、及び前記外壁部C21と内壁部C22との間
に折り込まれる側板連結片E2〜H2と、前記内壁部A
22、C22の外側に更に折り目a23、c23を介し
て連結され、しかも中央部に左右対称に均等配置された
切り目a24、a25及びc24、c25によって分離
された箱底当接片A24、A25及びC24、C25
と、前記内壁部B22、D22の両側にそれぞれ折り目
b23、b24及びd23、d24を介して連結され、
組立状態では前記外壁部A21と内壁部A22との間、
及び前記外壁部C21と内壁部C22との間に折り込ま
れる折り込み片B23、B24及びD23、D24とを
展開状態で備え、前記内壁部B22、D22の中央部に
は、切り目b25、b26及びd25、d26が左右対
称に設けられ、該切り目b25、b26間及びd25、
d26間には、それぞれ接合部B25、D25が形成さ
れ、しかも、前記内壁部A22、C22の横幅は前記辺
A20、C20より僅少の範囲で狭くなって、その中央
部には、前記切り目a24、a25及びc24、c25
が更に内側まで延長され、先端部の表面側には前記箱底
部21の周辺部に接合される接合部A26、C26がそ
れぞれ形成されていると共に、前記内壁部A22、C2
2には、前記外壁部A21、C21の連結部分の両端部
a26、a27及びc26、c27から、前記折り目a
23、c23と前記切り目a24、a25及びc24、
c25との各交点a28、a29及びc28、c29に
向かい、組立状態では平面状となる折り目a30、a3
1及びc30、c31が形成され、また、前記内壁部A
22、C22と前記箱底当接片A24、A25、C2
4、C25の両側部には突出部A27、A28及びC2
7、C28をそれぞれ備えると共に、組立時の前記内壁
部B22、D22の両端部に、該突出部A27、A28
及びC27、C28がそれぞれ嵌入して止まる掛合穴B
26、B27及びD26、D27を設け、更に、前記内
壁部B22、D22を前記箱底部21に当接した平面状
態から、全部の前記外壁部A21〜D21及び前記内壁
部A22〜D22を引き起し、前記突出部A27、A2
8及びC27、C28をそれぞれ前記掛合穴B26、B
27及びD26、D27に嵌入させて組み立てる。
【0013】請求項8記載の紙製引起し箱は、請求項7
記載の紙製引起し箱において、前記内壁部B22、D2
2の外側に箱底当接片B28、D28が折り目b27、
d27を介して連接され、かつ、該折り目b27、d2
7の両端にそれぞれ、切り目b28、b29及びd2
8、d29が設けられている。
【0014】請求項9記載の紙製引起し箱は、請求項7
又は8記載の紙製引起し箱において、前記箱底当接片A
24、A25及びC24、C25の先部にそれぞれ摘ま
み片A29、A30及びC29、C30が取付けられて
いる。
【0015】請求項10記載の紙製引起し箱は、請求項
1〜9のいずれか1項に記載の紙製引起し箱において、
使用した紙材は厚紙からなるボール紙、又は段ボール紙
からなっている。
【0016】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。
【0017】(第1の実施の形態)まず、図1を参照し
て、展開状態の本発明の第1の実施の形態に係る紙製引
起し箱について説明する。なお、本実施の形態に係る紙
製引起し箱は手で組み立てるの適した構造を有する。第
1の実施の形態に係る紙製引起し箱10は、紙の厚みが
0.3〜1.2mmの表面が化粧用の薄紙で覆われたボ
ール紙(コートボール)からなり、4辺A〜Dを備える
四角形の箱底部11と、4辺A〜Dに二重線折り目a1
〜d1を介してそれぞれ連接される外壁部A1〜D1
と、外壁部A1〜D1の外辺に二重線折り目a2〜d2
を介してそれぞれ連結される内壁部A2〜D2と、内壁
部A2、C2の外側に更に折り目a3、c3を介して連
結される箱底当接片A5、A6、C5、C6とから主と
して構成されていて、それぞれの外壁部A1〜D1と内
壁部A2〜D2とにより二重の側壁を形成するようにな
っている。以下、詳細に説明する。なお、図中の破線は
折り目を、外形線以外の実線は切り目又は切り込みを表
すものとする。
【0018】箱底部11は紙製引起し箱10の底部を構
成する4辺A〜Dを備える四角形状(長方形又は正方
形)としている。外壁部A1〜D1は箱底部11の4辺
A〜Dに、幅が1.5〜2.5mm(この実施の形態で
は2mm)の二重線折り目a1〜d1を介してそれぞれ
連接され、組立状態では箱の外側壁となる。外壁部A1
〜D1の外辺には、幅が1.5〜2.5mm(この実施
の形態では2mm)の二重線折り目a2〜d2を介し
て、それぞれ組立状態で箱の内側壁となる内壁部A2〜
D2が連結されている。また、隣り合う外壁部A1〜D
1の側端には折り目12、13を介して側板連結片E1
〜H1が連結されている。側板連結片E1〜H1には、
箱底部11の角部a〜dに基端を発する内折り目14が
それぞれ設けられており、組立状態では、側板連結片E
1〜H1は外壁部A1と内壁部A2との間、及び外壁部
C1と内壁部C2との間に折り込まれるようになってい
る。
【0019】内壁部A2、C2は長方形状からなり、外
壁部A1、C1の外側に二重線折り目a2、c2を介し
て連結され、しかも外側中央部には左右対称に均等配置
された切り目a4、a5及びc4、c5によって分離さ
れた箱底当接片A5、A6、C5、C6が連結されてい
る。しかも、内壁部A2、C2の横幅は辺A、Cより僅
少の範囲で狭くなっており、その中央部には、切り目a
4、a5及びc4、c5が更に内側まで延長され、その
表面側は、組立て時に、外壁部A1、C1に接着剤(例
えば、感圧式接着剤)、両面テープが塗布又は設けられ
ている接合部A7、C7がそれぞれ形成されている。接
合部A7、C7は、内壁部A2、C2に折り目a17、
a18及びc17、c18を介して連結されていて、接
合部A7、C7の幅は、内壁部A2、C2の幅の1/5
以下で1/10以上となっている。この幅が1/5を超
えると内壁部A2、C2の折り畳みが困難となり、一
方、1/10未満では所定の接合力が得られない。ま
た、接合部A7、C7は、内壁部A2、C2に折り目a
17、a18及びc17、c18を介して連結されてい
るので、その製作が容易となる他、隙間を有して設けら
れた外壁部A1、C1に無理なく接合することができ
る。
【0020】また、内壁部A2、C2には、外壁部A
1、C1の連結部分の両端部a9、a10及びc9、c
10から、折り目a3、c3と切り目a4、a5及びc
4、c5との各交点a11、a12及びc11、c12
に向かっている折り目a13、a14及びc13、c1
4が形成されていて、折り目a13、a14及びc1
3、c14は組立状態では平面状となるようになってい
る。さらに、内壁部A2、C2の外側両側部にはそれぞ
れ小さな四角形状の突出部A15、A16及びC15、
C16が備えられており、突出部A15、A16及びC
15、C16の突出長は紙厚の1〜4倍程度である。こ
の突出長の範囲で、突出部A15、A16及びC15、
C16を、掛合穴B5、B6、D5、D6に容易かつ確
実に掛合できるからである。内壁部B2、D2は長方形
状からなり、展開状態では外壁部B1、D1の外側にそ
れぞれ二重線折り目b2、d2を介して連結されてお
り、内壁部B2、D2の両側には折り目b3、d3を介
して略三角形状の折り込み片B3、B4及びD3、D4
が連結されていて、折り込み片B3、B4及びD3、D
4は組立状態では外壁部A1と内壁部A2との間、及び
外壁部C1と内壁部C2との間に折り込まれるようにな
っている。
【0021】箱底部11の4辺A〜Dに二重線折り目a
1〜d1を介して外壁部A1〜D1が、また外壁部A1
〜D1に二重線折り目a2〜d2を介して内壁部A2〜
D2がそれぞれ連接されているので、折り畳まれた外壁
部A1〜D1と内壁部A2〜D2との間に隙間が形成さ
れる。内壁部B2、D2の両端部には、組立時に突出部
A15、A16及びC15、C16がそれぞれ嵌入して
止まる掛合穴B5、B6及びD5、D6が形成されてい
て、掛合穴B5、B6及びD5、D6は、内壁部B2、
D2の外側両端から、突出部A15、A16及びC1
5、C16の紙厚の程度の幅で切り込みb9、b10及
びd9、d10が形成されると共に、その端部が折り目
b3、d3に向かう短い切り込みb11、b12及びd
11、d12が形成されている。
【0022】箱底当接片A5、A6、C5、C6は内壁
部A2、C2の外側に折り目a3、c3を介して連結さ
れており、組立時に箱底部11に当接するようになって
いる。また、前記内壁部B2、D2の更に外側に、箱底
当接片B7、D7が折り目b8、d8を介して設けられ
ている。この箱底当接片B7、D7の幅は、前記した箱
底当接片A5、A6、C5、C6の幅と略同一となって
いる。
【0023】展開状態で以上の構成となった紙製引起し
箱10の工場での一次組立の方法の一例について、図1
〜図3を参照しながら説明する。それぞれの箱底当接片
B7、D7が外側に設けられている内壁部B2、D2を
二重線折り目b2、d2を介して内側に180度折り曲
げて、外壁部B1、D1に重ねる。この場合、内壁部B
2、D2の両側に設けられている折り込み片B3、B
4、D3、D4は、側板連結片E1〜H1に重なること
になる。次に、外壁部B1、D1を二重線折り目b1、
d1を介して内側に180度折り曲げる。
【0024】この状態で、内壁部A2、C2を二重線折
り目a2、c2を介して内側に180度曲げて、接合部
A7、C7を外壁部A1、C1の内側に接合する。この
場合、内壁部A2、C2と、外壁部A1、C1が平行に
なるように、折り目a17、a18、c17、c18を
利用して、接合部A7、C7の接合位置を二重線折り目
a2、c2側にする。図2にこの状態を示しており、紙
製引起し箱10は平面状に保持されるので、嵩張らず、
搬送が容易であるという特徴がある。
【0025】なお、紙製引起し箱10を円滑に組み立て
る必要性から、折り目a13、a14、及びc13、c
14については、外側に十分な折り目癖を付けておく
か、180度折り返しておくのが好ましい。図3は、理
解を容易にするため、外壁部B1、D1を90度曲げた
状態で、外壁部C1、内壁部C2を開いた状態の紙製引
起し箱10を示している。
【0026】この平面状に折り畳まれた紙製引起し箱1
0を使用状態の箱に組み立てる手順について、図4及び
図5を参照して説明する。図4(a)の状態にある紙製
引起し箱10において、対となる外壁部B1、D1を、
図4(b)及び図5に示すように、矢印P、Qのように
徐々に引き起こすと、側板連結片E1〜H1が、外壁部
A1、C1と内壁部A2、C2の間に折り込まれている
ので、外壁部A1、C1が連動して起き上がる。この場
合、内壁部A2、C2の左右対称に形成された斜めの折
り目a13、a14、c13、c14によって、内壁部
A2、C2の両側部A17、A18、C17、C18が
図5に示すように、上方に折れ曲がり、この状態で、外
壁部A1、C1を箱底部11に対して直角状態に立て
る。これによって、側板連結片E1〜H1及び折り込み
片B3、B4、D3、D4は、外壁部A1、C1に当接
状態で外壁部A1、C1と内壁部A2、C2の間に折り
込まれることになる。
【0027】その後、図4(c)に示すように、両方の
手の平で、外壁部A1、C1を挟んで、立ち上がるまで
押し立てる。ここで、折り込み片B3、B4、D3、D
4が内壁部B2、D2に対して直角に曲がると、切り込
みb9、b10、d9、d10と、短い切り込みb1
1、b12、d11、d12によって形成される突出短
片も、折り込み片B3、B4、D3、D4と同時に曲が
り、内壁部B2、D2のこの部分に、掛合穴B5、B
6、D5、D6が形成されることになる。なお、図6の
左上に示す詳細図には、内壁部A2の一部を切り欠いた
状態の矢印Sから見た状態の掛合穴D6を示している。
【0028】以上のようにして紙製引起し箱10を、略
組み立てた状態で、図4(d)に示すように、押し立て
た手を、そのまま、親指で手前の内壁部A2、C2につ
けて、押し曲げられた両側部A17、C18の突出部A
15、C16を内壁部D2の掛合穴D6、D5に嵌合す
る。次に、図4(e)に示すように、残された反対側の
押し曲げられた両側部A18、C17の突出部A16、
C15を内壁部B2の掛合穴B5、B6に嵌合し、組立
が完成する。
【0029】ここで、外壁部B1、D1と内壁部B2、
D2は二重線折り目b1、b2、d1、d2を介して折
り曲げられているので、それぞれの外壁部B1、D1と
内壁部B2、D2との間に隙間を有し、これによって、
掛合穴B5、B6、D5、D6の深さが紙厚より十分深
くなって、それぞれに対応する突出部A15、A16、
C15、C16が十分に嵌入する深さを備えている。更
には、図5のように、一旦組み立てた紙製引起し箱10
を、突出部A15、A16、C15、C16の掛合状態
を外して平面状にすることもできる。
【0030】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態に係る紙製引起し箱20を図7、図8を参
照しながら説明する。なお、前記第1の実施の形態に係
る紙製引起し箱10と基本的に同一の構成要素について
は同一の番号を付してその詳しい説明を省略し、少し異
なる構成要素については、第1の実施の形態に係る紙製
引起し箱10の符号に更に「′」を付けて説明する。
【0031】この紙製引起し箱20においては、厚みが
約1.6mmの段ボール紙を使用している。二重線折り
目a1′〜d1′の幅は2.5〜4mm(この実施の形
態では3mm)となっており、二重線折り目a2′〜d
2′の幅が5〜8mm(この実施の形態では6mm)と
なっている。これによって、内壁部B2、D2と外壁部
B1、D1の間に十分な隙間を形成して、突出部A1
5、A16、C15、C16が十分に嵌入できる掛合穴
B5、B6、D5、D6を形成できる。また、第2の実
施の形態に係る紙製引起し箱20においては、内壁部B
2、D2の更に外側に設けた箱底当接片B7、D7は省
略されているが、設けることは自由である。このよう
に、比較的厚みを有する段ボール紙を用いて、工場での
組立にあっても平面状となし、使用するときに簡便に箱
に組み立てることが可能な紙製引起し箱を提供できる。
【0032】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態に係る紙製引起し箱30を図9〜図12を
参照しながら説明する。本実施の形態に係る紙製引起し
箱30は、上記した第1及び第2の実施の形態に係る紙
製引起し箱10、20と異なり、図示しない箱自動組み
立て装置を用いて、展開状態の紙製引起し箱30を平面
状に折り畳まれた状態に組み立て可能な構成を有するこ
とを特徴とする。なお、本実施の形態は、紙製引起し箱
30を厚肉の段ボール紙を用いて製造する場合である。
【0033】図9の展開図において、四角形の箱底部2
1の4辺A20〜D20には、二重線折り目a21〜d
21を介して、組立状態では箱の外側壁となる外壁部A
21〜D21が連接されている。外壁部A21〜D21
の外辺には、二重線折り目a22〜d22を介して、組
立状態で箱の内側壁となる内壁部A22〜D22がそれ
ぞれ連接されている。隣り合う外壁部A21〜D21の
側端は折り目22、23を具備する側板連結片E2〜H
2を介して連結され、側板連結片E2〜H2の中央部分
には箱底部21の角部a20〜d20に基端を発する内
折り目24がそれぞれ設けられている。そして、箱の組
立状態では、側板連結片E2〜H2は、外壁部A21と
内壁部A22との間、及び外壁部C21と内壁部C22
との間に折り込まれる。
【0034】内壁部A22、C22の外側に更に折り目
a23、c23を介して箱底当接片A24、A25及び
C24、C25が連結されており、これらの箱底当接片
A24、A25及びC24、C25は、中央部に左右対
称に均等配置された切り目a24、a25及びc24、
c25によって分離されている。内壁部B22、D22
の両側には、それぞれ折り目b23、b24及びd2
3、d24を介して折り込み片B23、B24及びD2
3、D24が連結されており、これらの折り込み片B2
3、B24及びD23、D24は、組立状態では外壁部
A21と内壁部A22との間、及び外壁部C21と内壁
部C22との間に折り込まれる。内壁部B22、D22
の中央部には、切り目b25、b26及びd25、d2
6が左右対称に設けられ、切り目b25、b26間及び
d25、d26間には、それぞれ接合部B25、D25
が形成されている。
【0035】内壁部A22、C22の横幅は辺A20、
C20より僅少の範囲で狭くなって、その中央部には、
切り目a24、a25及びc24、c25が更に内側ま
で延長され、先端部の表面側には、箱底部21の周辺部
に接合される接合部A26、C26がそれぞれ形成され
ている。内壁部A22、C22には、外壁部A21、C
21の連結部分の両端部a26、a27及びc26、c
27から、折り目a23、c23と切り目a24、a2
5及びc24、c25との各交点a28、a29及びc
28、c29に向かい、組立状態では平面状となる折り
目a30、a31及びc30、c31が形成されてい
る。内壁部A22、C22と箱底当接片A24、A2
5、C24、C25の両側部には突出部A27、A28
及びC27、C28をそれぞれ連接されており、一方、
内壁部B22、D22の両端部には、箱の組立て時に、
これらの突出部A27、A28及びC27、C28がそ
れぞれ嵌入して止まる掛合穴B26、B27及びD2
6、D27が設けられている。
【0036】上記した構成において、本実施の形態は、
内壁部B22、D22の中央部にも接合部B25、D2
5を形成し、この接合部B25、D25を外壁部B2
1、D21の内面下部に接合又は接着したことを特徴と
する。即ち、後述するように、箱自動組み立て装置を用
いて、紙製引起し箱30を組み立てるに際しては、折り
曲げ機を用いて内壁部B22、D22を二重線折り目b
22、d22を介して内側に折り曲げて、次の工程へ進
む際、紙の保有する反発力でせっかく折り曲げた内壁部
B22、D22を元の状態に復帰しようとする。しか
し、本実施の形態では、内壁部B22、D22の中央部
にも接合部B25、D25を形成し、この接合部B2
5、D25によって内壁部B22、D22を外壁部B2
1、D21に強力に接合することができるので、このよ
うな心配がなく、スムーズに次の工程に進むことができ
る。
【0037】内壁部A22、C22の中央部において切
り目a24、a25及びc24、c25間に形成される
部分の先端部に接合部A26、C26が形成されてお
り、この接合部A26、C26は十分な幅を有すると共
に箱底当接片A24、A25及びC24、C25の外周
縁より突出しており、十分な面積を有している。従っ
て、接合部A26、C26を箱底部21の周辺部に接合
することによって十分な接合力を確保できる。
【0038】図9に示すように、箱底当接片A24、A
25及びC24、C25の先部に、それぞれ、摘まみ片
A29、A30及びC29、C30が取付けられてい
る。この摘まみ片A29、A30及びC29、C30に
よって、後述するように、使用後不要となった紙製引起
し箱30を、容易に、再び平板状に折り畳むことができ
るので嵩張らず、コンパクトな形態で再使用のために保
管したり、あるいは、再生資源として新聞紙等と共に廃
棄可能とすることができる。
【0039】第1の実施の形態では、折り込み片B3、
B4、D3、D4は45°の直角三角形状となってい
る。従って、紙製引起し箱30を展開状態から平板状に
組み立てる際に(一次組立)、一部の紙製引起し箱30
について、折り込み片B3、B4、D3、D4を45°
まで折り畳んだ際に、それらの1辺が平行直角に外壁部
A21、C21に当たり、折り畳みが不可能となるおそ
れがある。そこで、本実施の形態では、図9に示すよう
に、折り込み片B23、B24、D23、D24の1辺
を円弧状に形成することによって、抵抗なく折り畳める
ようにしている。
【0040】また、図9に示すように、突出部A27、
A28及びC27、C28は内壁部A22、C22のみ
ならず箱底当接片A24、A25、C24、C25の両
側部にも連接されており、これらの突出部A27、A2
8及びC27、C28は、箱の組立て時に、掛合穴B2
6、B27及びD26、D27が嵌入して掛合可能に構
成されている。従って、掛合穴B26、B27及びD2
6、D27の嵌入後の掛合をより確実なものとすること
ができる。
【0041】次に、展開状態で図9及び図10(a)に
示す構成を有する紙製引起し箱30の工場での一次組立
の方法の一例について、図10を参照しながら説明す
る。図10(b)に示すように、内壁部B22、D22
を、それぞれ、図示しない折り曲げ機を用いて、二重線
折り目b22、d22を介して内側に180度折り曲げ
て、外壁部B21、D21に重ねると共に、接合部B2
5、D25を外壁部B21、D21の内面に接着する。
この場合、内壁部B22、D22の両側に設けられてい
る折り込み片B23、B24、D23、D24は、側板
連結片E2〜H2に重なることになる。
【0042】その後、図10(c)に示すように、図示
しない折り曲げ機を用いて、外壁部B21、D21と内
壁部B22、D22からなる二重側壁を二重線折り目b
21、d21を介して内側に180°折り曲げる。この
状態を保持しながら、図10(d)に示すように、図示
しない折り曲げ機を用いて、内壁部A22、C22を二
重線折り目a22、c22を介して内側に180度曲げ
て、接合部A26、C27を箱底部21の周辺部に接合
する。
【0043】また、この平面状に折り畳まれた紙製引起
し箱30は、第1の実施の形態に係る紙製引起し箱10
と同様にして使用状態の箱に組み立てられる(二次組
立)ことになり、図11に組み立て後の紙製引起し箱3
0を示す。
【0044】図12に使用状態に組み立てられた紙製引
起し箱30を平板状の折り畳まれた状態に戻す手順を示
す。この手順について簡単に説明すると、図12(a)
に示すように、摘まみ片A29、A30、C29、C3
0を摘んで、突出部A27、A28及びC27、C28
を掛合穴B26、B27及びD26、D27から引き抜
くことによって、掛合を容易に解除することができる。
次に、図12(b)に示すように、外壁部B21、D2
1と内壁部B22、D22からなる二重側壁を二重線折
り目b21、d21を介して内側に90°折り曲げた
後、外壁部A21、C21と内壁部C22、C22から
なる二重側壁を二重線折り目a21、c21に介して外
側に90°折り曲げる。その後、図12(c)に示すよ
うに、外壁部A21、C21と内壁部C22、C22か
らなる二重側壁に上方から押圧力をかけて、図12
(d)に示すように保管及び廃棄に便利なコンパクトな
形態にする。
【0045】(第4の実施の形態)次に、本発明の第4
の実施の形態に係る紙製引起し箱40を図13を参照し
ながら説明する。本実施の形態に係る紙製引起し箱40
は、上記した第3の実施の形態に係る紙製引起し箱30
と、以下の構成を除いて、実質的に同一の構成を有する
ものであり、紙製引起し箱30と同様に、図示しない箱
自動組み立て装置を用いて、展開状態の紙製引起し箱4
0を平面状に折り畳まれた状態に組み立て可能な構成を
有することを特徴とする。従って、紙製引起し箱30と
同一の構成要素は同一の符号で示す。なお、本実施の形
態は、紙製引起し箱40をボール紙(コートボール)を
用いて製造する場合である。
【0046】図13に示すように、内壁部B22、D2
2の更に外側には、箱底当接片B28、D28が折り目
b27、d27を介して連接されている。また、箱底当
接片B28、D28の両側には折り目b27、d27と
直交する方向に伸延する切り目b28、b29、d2
8、d29が設けられている。また、箱底当接片B2
8、D28の両側端と切り目b28、b29、d28、
d29の間には折り目b30〜b33、d30〜33が
設けられており、折り目b30、b32及びd30、d
32の外側には接合部B29、B30、D29、D30
が設けられており、これらの接合部B29、B30、D
29、D30は箱底部21の周辺部に接着される。かか
る箱底当接片28、D28によって、箱底部21の周囲
を補強できると共に、内壁部A22〜D22と箱底部2
1の繋がり状態の外観性を向上することができる。
【0047】
【発明の効果】請求項1〜6及びこれらに従属する請求
項10記載の紙製引起し箱は、最終的な組立の段階で接
着剤を使用することがなく、内壁部A2、C2の両側部
に設けられた突出部A15、A16及びC15、C16
を、内壁部B2、D2の両端部にそれぞれ形成される掛
合穴B5、B6及びD5、D6に嵌入して止めるように
なっているので、組立が極めて簡単である。
【0048】そして、箱底部11の周囲に連結される外
壁部A1〜D1と、外壁部A1〜D1にそれぞれ連結さ
れる内壁部A2〜D2の曲げが、それぞれ二重線折り目
a1〜d1及びa2〜d2を介して連接されているの
で、組み立てた外壁部A1〜D1と内壁部A2〜D2と
の間に隙間が形成される。これによって、掛合穴B5、
B6及びD5、D6に深さが形成されるので、突出部A
15、A16及びC15、C16を十分に長くして、突
出部A15、A16及びC15、C16の掛かり状態を
向上させて、丈夫な紙製引起し箱を提供できる。更に
は、従来の紙製引起し箱では困難であった、一旦組み立
てた後の紙製引起し箱を更に元の状態の平面状にするこ
とも簡便にできるので、一旦使用された紙製引起し箱の
再使用も可能となった。
【0049】特に、請求項2記載の紙製引起し箱は、内
壁部B2、D2の更に外側には、箱底当接片B7、D7
を折り目b8、d8を介して設け、しかも、箱底当接片
B7、D7と箱底当接片A5、A6、C5、C6の幅は
±10%の範囲で略同一としているので、箱底部11の
周囲が補強されると共に、内壁部A2〜D2と箱底部1
1の繋がり状態の外観性を良くする効果を有する。
【0050】請求項3記載の紙製引起し箱においては、
突出部A15、A16及びC15、C16の突出長は紙
厚の1〜4倍程度であって、掛合穴B5、B6及びD
5、D6は、内壁部B2、D2の両端から、突出部A1
5、A16及びC15、C16の紙厚の程度の幅で切り
込みb9、b10及びd9、d10を入れると共に、そ
の端部を折り目b3、d3に向かう短い切り込みb1
1、b12及びd11、d12を入れて形成されている
ので、その製作が容易である。
【0051】請求項4記載の紙製引起し箱においては、
突出部A15、A16及びC15、C16は、それぞれ
内壁部A2、C2の展開状態の外側両端部にそれぞれ設
けられ、切り込みb9、b10及びd9、d10は、内
壁部B2、D2の展開状態の外側両端部に設けられてい
るので、内側の側板連結片E1、F1、G1、H1をよ
り大きな力で固定できる。
【0052】請求項5記載の紙製引起し箱においては、
接合部A7、C7の幅は、内壁部A2、C2の幅の1/
5以下で1/10以上となっているので、接合部A7、
C7の十分な幅を確保して、平面(折り畳み)時及び組
立時の十分な強度を確保できる紙製引起し箱となる。
【0053】請求項6記載の紙製引起し箱においては、
接合部A7、C7は、内壁部A2、C2に折り目a1
7、a18及びc17、c18を介して連結されている
ので、その製作が容易となる他、隙間を有して設けられ
た外壁部A1、C1に接合部A7、C7を無理なく接合
することができる。
【0054】請求項7〜9及びこれらに従属する請求項
10記載の紙製引起し箱においては、内壁部B22、D
22の中央部には、切り目b25、b26及びd25、
d26が左右対称に設けられ、切り目b25、b26間
及びd25、d26間には、それぞれ接合部B25、D
25が形成されているので、平面状に折り畳まれた紙製
引起し箱を使用状態の箱に組み立てるに際して、内壁部
B22、D22を外壁部B21、D21に強力に一体化
することができるので、この組み立て作業の自動化を図
ることができる。
【0055】請求項8記載の紙製引起し箱においては、
内壁部B22、D22の外側に連接した箱底当接片B2
8、D28によって箱底部21の周囲を補強できると共
に、内壁部A22〜D22と箱底部21の繋がり状態の
外観性を向上することができる。
【0056】請求項9記載の紙製引起し箱においては、
箱底当接片A24、A25及びC24、C25の先部に
それぞれ摘まみ片A29、A30及びC29、C30を
取付けたので、摘まみ片A29、A30、D29、D3
0を摘んで、突出部A27、A28及びC27、C28
を掛合穴B26、B27及びD26、D27から引き抜
くことによって、掛合を容易に解除することができ、箱
状から平面状に容易に折り畳むことができ、紙製引起し
箱の保管や廃棄に便利なコンパクトな形態にすることが
できる。
【0057】請求項10記載の紙製引起し箱において
は、使用した紙材は厚紙からなるボール紙、又は段ボー
ル紙からなっているので、十分な強度及び厚みを有する
紙材によって構成し、丈夫な紙製引起し箱を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る紙製引起し箱
の展開図である。
【図2】同紙製引起し箱の出荷状態の斜視図である。
【図3】同紙製引起し箱の組立説明図である。
【図4】同紙製引起し箱の組立手順の説明図である。
【図5】同紙製引起し箱の組立手順の拡大説明図であ
る。
【図6】同紙製引起し箱を組立てた状態の斜視図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る紙製引起し箱
の展開図である。
【図8】同紙製引起し箱の組立説明図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る紙製引起し箱
の展開図である。
【図10】同紙製引起し箱の組立手順の説明図である。
【図11】同紙製引起し箱の組立てた状態の説明図であ
る。
【図12】同紙製引起し箱の折り畳み手順の説明図であ
る。
【図13】本発明の第4の実施の形態に係る紙製引起し
箱の展開図である。
【符号の説明】
10 紙製引起し箱 11 箱底部 12 折り目 13 折り目 14 内折り目 20 紙製引起
し箱 21 箱底部 22 折り目 23 折り目 24 内折り目 30 紙製引起し箱 40 紙製引起
し箱 A〜D 辺 A1〜D1 外
壁部 A2〜D2 内壁部 A5、A6、
箱底当接片 A7 接合部 A15、A16
突出部 A17、A18 側部 A20 辺 A21 外壁部 A22 内壁部 A24 箱底当接片 A25 箱底当
接片 A26 接合部 A27 突出部 A28 突出部 A29 摘まみ
片 A30 摘まみ片 a〜d 角部 a1〜d1 二重線折り目 a1′〜d1′
二重線折り目 a2〜d2 二重線折り目 a2′〜d2′
二重線折り目 a3 折り目 a4、a5 切
り目 a9、a10 端部 a11、a12
交点 a13、a14 折り目 a17、a18
折り目 a20 角部 a21 二重線
折り目 a22 二重線折り目 a23 折り目 a24 切り目 a25 切り目 a26 端部 a27 端部 a28 交点 a29 交点 a30 折り目 a31 折り目 B3、B4 折り込み片 B5、B6 掛
合穴 B7 箱底当接片 B20 辺 B21 外壁部 B22 内壁部 B23 折り込み片 B24 折り込
み片 B25 接合部 B26 掛合穴 B27 掛合穴 B28 箱底当
接片 B29 接合部 B30 接合部 b3、b8 折り目 b9〜b12
切り込み b20 角部 b21 二重線
折り目 b22 二重線折り目 b23 折り目 b24 折り目 b25 切り目 b26 切り目 b27 折り目 b28 切り目 b29 切り目 b30 折り目 b31 折り目 b32 折り目 b33 折り目 C5、C6 箱底当接片 C7 接合部 C15、C16 突出部 C17、C18
側部 C20 辺 C21 外壁部 C22 内壁部 C24 箱底当
接片 C25 箱底当接片 C26 接合部 C27 突出部 C28 突出部 C29 摘まみ片 C30 摘まみ
片 c3 折り目 c4、c5 切
り目 c9、c10 端部 c11、c12
交点 c13、c14 折り目 c17、c18
折り目 c20 角部 c21 二重線
折り目 c22 二重線折り目 c23 折り目 c24 切り目 c25 切り目 c26 端部 c27 端部 c28 交点 c29 交点 c30 折り目 c31 折り目 D3、D4 折り込み片 D5、D6 掛
合穴 D7 箱底当接片 D20 辺 D21 外壁部 D22 内壁部 D23 折り込み片 D24 折り込
み片 D25 接合部 D26 掛合穴 D27 掛合穴 D28 箱底当
接片 D29 接合部 D30 接合部 d3、d8 折り目 d9〜d12
切り込み d20 角部 d21 二重線
折り目 d22 二重線折り目 d23 折り目 d24 折り目 d25 切り目 d26 切り目 d27 折り目 d28 切り目 d29 切り目 d30 折り目 d31 折り目 d32 折り目 d33 折り目 E1〜H1 側板連結片 E2〜H2 側
板連結片

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4辺A〜Dを備える四角形の箱底部11
    と、 前記4辺A〜Dに二重線折り目a1〜d1を介してそれ
    ぞれ連接され、組立状態では箱の外側壁となる外壁部A
    1〜D1と、 前記外壁部A1〜D1の外辺に二重線折り目a2〜d2
    を介してそれぞれ連結されて、組立状態で箱の内側壁と
    なる内壁部A2〜D2と、 隣り合う前記外壁部A1〜D1の側端に折り目12、1
    3を介して連結され、前記箱底部11の角部a〜dに基
    端を発する内折り目14がそれぞれ設けられ、組立状態
    では、前記外壁部A1と内壁部A2との間、及び前記外
    壁部C1と内壁部C2との間に折り込まれる側板連結片
    E1〜H1と、 前記内壁部A2、C2の外側に更に折り目a3、c3を
    介して連結され、しかも中央部に左右対称に均等配置さ
    れた切り目a4、a5及びc4、c5によって分離され
    た箱底当接片A5、A6及びC5、C6と、 前記内壁部B2、D2の両側にそれぞれ折り目b3及び
    d3を介して連結され、組立状態では前記外壁部A1と
    内壁部A2との間、及び前記外壁部C1と内壁部C2と
    の間に折り込まれる折り込み片B3、B4及びD3、D
    4とを展開状態で備え、 しかも、前記内壁部A2、C2の横幅は前記辺A、Cよ
    り僅少の範囲で狭くなって、その中央部には、前記切り
    目a4、a5及びc4、c5が更に内側まで延長され、
    表面側は前記外壁部A1、C1に接合される接合部A
    7、C7がそれぞれ形成されていると共に、前記内壁部
    A2、C2には、前記外壁部A1、C1の連結部分の両
    端部a9、a10及びc9、c10から、前記折り目a
    3、c3と前記切り目a4、a5及びc4、c5との各
    交点a11、a12及びc11、c12に向かい、組立
    状態では平面状となる折り目a13、a14及びc1
    3、c14が形成され、 また、前記内壁部A2、C2の両側部には突出部A1
    5、A16及びC15、C16をそれぞれ備えると共
    に、組立時の前記内壁部B2、D2の両端部に、該突出
    部A15、A16及びC15、C16がそれぞれ嵌入し
    て止まる掛合穴B5、B6及びD5、D6を設け、 更に、前記内壁部B2、D2を前記箱底部11に当接し
    た平面状態から、全部の前記外壁部A1〜D1及び前記
    内壁部A2〜D2を引き起し、前記突出部A15、A1
    6及びC15、C16をそれぞれ前記掛合穴B5、B6
    及びD5、D6に嵌入させて組み立てることを特徴とす
    る紙製引起し箱。
  2. 【請求項2】 前記内壁部B2、D2の更に外側には、
    箱底当接片B7、D7を折り目b8、d8を介して設
    け、しかも、該箱底当接片B7、D7と前記箱底当接片
    A5、A6及びC5、C6の幅は±10%の範囲で略同
    一である請求項1記載の紙製引起し箱。
  3. 【請求項3】 前記突出部A15、A16及びC15、
    C16の突出長は紙厚の1〜4倍程度であって、前記掛
    合穴B5、B6及びD5、D6は、前記内壁部B2、D
    2の両端から、前記突出部A15、A16及びC15、
    C16の紙厚の程度の幅で切り込みb9、b10及びd
    9、d10を入れると共に、その端部を折り目b3、d
    3に向かう短い切り込みb11、b12及びd11、d
    12を入れて形成されている請求項1又は2記載の紙製
    引起し箱。
  4. 【請求項4】 前記突出部A15、A16及びC15、
    C16は、それぞれ前記内壁部A2、C2の展開状態の
    外側両端部にそれぞれ設けられ、前記切り込みb9、b
    10及びd9、d10は、前記内壁部B2、D2の展開
    状態の外側両端部に設けられている請求項3記載の紙製
    引起し箱。
  5. 【請求項5】 前記接合部A7、C7の幅は、前記内壁
    部A2、C2の幅の1/5以下で1/10以上となって
    いる請求項1〜4のいずれか1項に記載の紙製引起し
    箱。
  6. 【請求項6】 前記接合部A7、C7は、前記内壁部A
    2、C2に折り目a17、a18及びc17、c18を
    介して連結されている請求項1〜5のいずれか1項に記
    載の紙製引起し箱。
  7. 【請求項7】 4辺A20〜D20を備える四角形の箱
    底部21と、 前記4辺A20〜D20に二重線折り目a21〜d21
    を介してそれぞれ連接され、組立状態では箱の外側壁と
    なる外壁部A21〜D21と、 前記外壁部A21〜D21の外辺に二重線折り目a22
    〜d22を介してそれぞれ連結されて、組立状態で箱の
    内側壁となる内壁部A22〜D22と、 隣り合う前記外壁部A21〜D21の側端に折り目2
    2、23を介して連結され、前記箱底部21の角部a2
    0〜d20に基端を発する内折り目24がそれぞれ設け
    られ、組立状態では、前記外壁部A21と内壁部A22
    との間、及び前記外壁部C21と内壁部C22との間に
    折り込まれる側板連結片E2〜H2と、 前記内壁部A22、C22の外側に更に折り目a23、
    c23を介して連結され、しかも中央部に左右対称に均
    等配置された切り目a24、a25及びc24、c25
    によって分離された箱底当接片A24、A25及びC2
    4、C25と、 前記内壁部B22、D22の両側にそれぞれ折り目b2
    3、b24及びd23、d24を介して連結され、組立
    状態では前記外壁部A21と内壁部A22との間、及び
    前記外壁部C21と内壁部C22との間に折り込まれる
    折り込み片B23、B24及びD23、D24とを展開
    状態で備え、 前記内壁部B22、D22の中央部には、切り目b2
    5、b26及びd25、d26が左右対称に設けられ、
    該切り目b25、b26間及びd25、d26間には、
    それぞれ接合部B25、D25が形成され、 しかも、前記内壁部A22、C22の横幅は前記辺A2
    0、C20より僅少の範囲で狭くなって、その中央部に
    は、前記切り目a24、a25及びc24、c25が更
    に内側まで延長され、先端部の表面側には前記箱底部2
    1の周辺部に接合される接合部A26、C26がそれぞ
    れ形成されていると共に、前記内壁部A22、C22に
    は、前記外壁部A21、C21の連結部分の両端部a2
    6、a27及びc26、c27から、前記折り目a2
    3、c23と前記切り目a24、a25及びc24、c
    25との各交点a28、a29及びc28、c29に向
    かい、組立状態では平面状となる折り目a30、a31
    及びc30、c31が形成され、 また、前記内壁部A22、C22と前記箱底当接片A2
    4、A25、C24、C25の両側部には突出部A2
    7、A28及びC27、C28をそれぞれ備えると共
    に、組立時の前記内壁部B22、D22の両端部に、該
    突出部A27、A28及びC27、C28がそれぞれ嵌
    入して止まる掛合穴B26、B27及びD26、D27
    を設け、 更に、前記内壁部B22、D22を前記箱底部21に当
    接した平面状態から、全部の前記外壁部A21〜D21
    及び前記内壁部A22〜D22を引き起し、前記突出部
    A27、A28及びC27、C28をそれぞれ前記掛合
    穴B26、B27及びD26、D27に嵌入させて組み
    立てることを特徴とする紙製引起し箱。
  8. 【請求項8】 前記内壁部B22、D22の外側に箱底
    当接片B28、D28が折り目b27、d27を介して
    連接され、かつ、該折り目b27、d27の両端にそれ
    ぞれ、切り目b28、b29及びd28、d29が設け
    られていることを特徴とする請求項7記載の紙製引起し
    箱。
  9. 【請求項9】 前記箱底当接片A24、A25及びC2
    4、C25の先部にそれぞれ摘まみ片A29、A30及
    びC29、C30が取付けられていることを特徴とする
    請求項7又は8記載の紙製引起し箱。
  10. 【請求項10】 使用した紙材は厚紙からなるボール
    紙、又は段ボール紙からなっている請求項1〜9のいず
    れか1項に記載の紙製引起し箱。
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