JPH1099029A - 加工食品の天日干し器及びその補助枠 - Google Patents

加工食品の天日干し器及びその補助枠

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JPH1099029A
JPH1099029A JP25450296A JP25450296A JPH1099029A JP H1099029 A JPH1099029 A JP H1099029A JP 25450296 A JP25450296 A JP 25450296A JP 25450296 A JP25450296 A JP 25450296A JP H1099029 A JPH1099029 A JP H1099029A
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JP
Japan
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basket
sun
auxiliary frame
drying
dried
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JP25450296A
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English (en)
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Junjiro Egawa
順次郎 江川
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KINAN DAN BOARD KK
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KINAN DAN BOARD KK
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/90Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in food processing or handling, e.g. food conservation

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  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Meat, Egg Or Seafood Products (AREA)
  • Storage Of Fruits Or Vegetables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 梅干しなどの加工食品の天日干しに際し、干
し籠上に並べた食品の上下反転作業を能率的に行うこと
を目的とする。 【解決手段】 偏平な干し籠1、補助枠2及びクッショ
ンシート3からなり、上記の干し籠1は所要の間隙をお
いて上下2段に積み重ね可能であり、上記補助枠2を下
段の干し籠1の側壁内面に着脱自在に嵌合すると共に、
その上端縁に上段の干し籠1’の底周補強リブ9に対す
る嵌合部13を有し、上記補助枠2を嵌めた下段の干し
籠1上に梅を並べて天日干しを行ったのち、その上にク
ッションシート3を介して上段の干し籠1’を積み重
ね、全体を上下反転し、上位になった下段干し籠1を取
外して引き続き天日干しを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、梅干し、干し魚
等の加工食品を天日干しする際に用いられる天日干し器
とその補助枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術と解決すべき課題】梅干しや干し魚等の加
工食品の製造工程においてこれらを天日に干す際は、そ
の食品を途中で上下或は表裏を反転させ、万遍無く天日
にさらす必要がある。そのような必要のため、及び食品
を傷めないようにするため、従来は作業者が1つずつ手
で反転させていたので、著しく非能率であった。
【0003】そこで、この発明は天日干しの途中で多量
の食品を能率よく反転することができる天日干し器及び
それに用いる補助枠を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段とその作用】上記の目的を
達成するために、この発明に係る天日干し器は、干し
籠、補助枠及びクッションシートからなり、上記の干し
籠は天日干しの対象となる食品の高さより若干大きい間
隙をおいて同種の他の干し籠と上下2段に積み重ね可能
であり、上記補助枠は、下段の干し籠の側壁内面に沿っ
て着脱自在に嵌合されると共にその上端縁に上段の干し
籠の底面外周縁に対する嵌合部を有し、上記クッション
シートは下段の干し籠に並べた上記食品と上段の干し籠
底面との間隙に介在される所要の厚さを有してなる構成
としたものである。
【0005】上記の天日干し器は、下段の干し籠に補助
枠を嵌めた状態で、天日干し対象となる食品を干し籠の
底面上に上下の重なり無く並べて、所要時間天日干しを
行う。次に食品上にクッションシートを被せたのち、上
段の干し籠を積み重ねて上下の干し籠を同時に反転す
る。この反転の際、食品はクッションシートを介して上
下の干し籠の底面間で挟まれているので、移動すること
がない。
【0006】反転後上位になった当初下段の干し籠を外
すと、反転後下位になった当初上段の干し籠の底下面上
にクッションシートを介して食品が上下反転して並べら
れた状態となり、この状態で食品の反対面の天日干しを
行う。このとき、補助枠は食品が地上に落下することを
防止する。
【0007】天日干し器の他の構成として、干し籠及び
クッションシートから成り、上記干し籠は天日干しの対
象となる食品の高さより若干大きい間隙をおいて同様の
他の干し籠と上下2段に積み重ね可能であり、かつ上記
干し籠の底面外周縁に下段の干し籠の側壁内面に沿って
嵌合される底面外周壁が一体に形成され、上記クッショ
ンシートは下段の干し籠に並べた上記食品と上段の干し
籠底面との間隙に介在される所要厚さを有してなる構成
を採用することができる。
【0008】この場合も、前記と同様に下段の干し籠に
食品を並べて天日干しを行ったのち、その食品の上にク
ッションシートを被せたのち上段の干し籠を積み重ね
る。そのうえで、全体を上下反転し、反転後上位となっ
た当初下段の干し籠を外すと、反転後下位となった当初
上段の干し籠の底下面上にクッションシートを介して食
品が上下反転して並べられた状態となる。また底周壁に
より食品の落下が防止される。
【0009】なお、前記の補助枠は、所要数の分割体の
組合せにより構成してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1から図3に示した第1実施形
態の天日干し器は、梅干し加工の天日干し工程で用いら
れるものであり、基本的な構成部材は、扁平な干し籠
1、補助枠2及びクッションシート3である。
【0011】干し籠1は、プラスチックの一体成形品で
なり、正方形の籠目状の底面4の四辺に同じく籠目状の
側壁5を形成し、その側壁5の上端につば6を形成して
いる。上記底面4には、格子状の底面補強リブ7が形成
されると共に、外周縁に底周縁補強リブ9が形成され
る。また、側壁5の外側面とつば6の下面の間に側壁補
強リブ11が形成される。
【0012】上記の干し籠1は、後述のように梅A(図
2参照)を反転する際に、他の同種同一サイズの干し籠
1’を上段に積み重ねるが、積み重ねた際に、上段の干
し籠1’の側壁補強リブ11が下段の干し籠1のつば6
上に載る。また、干し籠1、1’の側壁5は若干外方へ
傾斜しているので、上段の干し籠1’の底周縁補強リブ
9の部分が側壁5の内側へ若干のすき間をもって嵌合さ
れる。上段の干し籠1’の底周縁補強リブ9及び底面補
強リブ7と、下段の干し籠1の底面4との間隙Gは、梅
Aの高さより若干大きくなるように嵌合深さが設定さ
れ、梅Aを押し潰すことがないようにしている。
【0013】補助枠2は、プラスチック又は金属により
形成され、上記干し籠1の四辺の側壁5内面に沿って着
脱自在に嵌合される四角形の枠体12により形成され、
その枠体12の上端に内向きL形の断面形状の嵌合部1
3が一体に形成される。この嵌合部13は、その水平部
分で上段干し籠1’の底周縁補強リブ9を受けると共
に、その垂直部分が上段干し籠1’の底周縁補強リブ9
と下段干し籠1の側壁5上部との間の間隙に入り込むよ
うに形成される。
【0014】前記のクッションシート3は、上記補助枠
2の内側に嵌入しうる大きさに形成され、その厚さは梅
Aと上段干し籠1’の底面との間隙に介在しうる厚さに
設定される。このクッションシート3は、スポンジ、発
泡体、不織布等により形成される。
【0015】第1実施形態は以上のごときものであり、
梅の量に応じた所要数の干し籠1、1’が用意されると
共に、その数に応じた補助枠2及びクッションシート3
が用意される。これらを用いて梅Aを天日干しする要領
を図3に基づいて説明する。
【0016】まず、1つの干し籠1に補助枠2を嵌め
(a図)、その干し籠1により塩水浸漬槽中の梅を掬い
上げ、水を切って上下に重ならないように並べる(b
図)。b図の状態で所要時間天日干しを行う。次に、ク
ッションシート3を梅Aの上に被せ、更にその上に同種
同一サイズの他の干し籠1’を積み重ねる(c図)。上
下に積み重ねた状態で、上段の干し籠1’は、その底周
縁補強リブ9が補助枠2の嵌合部13に嵌まると共に、
底面補強リブ7がクッションシート3を押さえ、梅Aと
のすき間を無くする。梅Aの大きさの相違はクッション
シート3の弾性変形により吸収される。
【0017】次に、c図の状態から作業者が下段の干し
籠1及び上段の干し籠1’を合わせ持って上下を反転さ
せる(d図)。このとき、梅Aはクッションシート3に
より押されているので、位置ずれを起こすことはない。
【0018】上下の反転により、下段の干し籠1と上段
の干し籠1’の上下関係が逆になるが、反転により上位
となった干し籠1を取り外すと、e図に示すように、干
し籠1’の底下面上にクッションシート3を介して梅A
が上下反転して並べられた状態となる。補助枠2はその
まま残しておき、梅Aが干し籠1’上から落下するのを
防止する。
【0019】上記の補助枠2は、図4及び図5に示すよ
うな分割体10の組合せにより構成してもよい。図示の
場合は4等分したものであり、各分割体10は同一形状
であり、一端にコーナ部14を有し、そのコーナ部14
の一端が長く延びて辺部15を構成している。そして、
コーナ部14側の端部と辺部15側の端部にそれぞれ嵌
脱自在の相補形状の継手16、16’が設けられる。図
示の場合、一方の継手16は外側面側が一段凹入してい
るのに対し、他方の継手16’は内側面側が一段凹入し
ているために段差なく突き合わされる。また、一方の継
手16の面に一つの突起17と穴18が形成されると共
に、他方の継手16’の面にこれらに対向した穴18’
と突起17’が形成され、相互に嵌合できるようになっ
ている(図5参照)。これらの継手16、16’を嵌合
することにより、枠体12’及び嵌合部13’を有する
四角形の補助枠2’が構成される。
【0020】このような分割体10でなる補助枠2’を
用いると、成形金型は一種類の分割体10を成形するも
のだけを用意すればよく、しかも小形化されるので、金
型のコストが安くなる利点がある。
【0021】図6に示した第2実施形態は、各干し籠
1、1’の底周縁補強リブ9に前記の補助枠2の嵌合部
13を嵌め、補助枠2を強制嵌合、接着又は溶着、ネジ
止め等より干し籠1、1’に一体化したものである。
【0022】この場合は、図6の下段の干し籠1のよう
に、補助枠2の入っていない状態で梅Aを浸漬槽から掬
って並べ、その後クッションシート3を被せたのち上段
の干し籠1’を積み重ねる。このとき、下段の干し籠1
の側壁5に接近した位置にある梅Aを作業者の手で若干
内方へ移動させておき、上段の干し籠1’の補助枠2で
梅Aを傷付けないようにする。以後の作業は前述の図4
のd図、e図の順に行う。
【0023】図7に示した第3実施形態は補助枠を用い
ることなく、干し籠1、1’の底面外周縁に、同種の他
の干し籠1、1’の側壁5の内面に沿って嵌合される底
面外周壁19を一体成形により設けたものである。その
他の構成は前述の第1実施形態と同じである。
【0024】この場合の天日干しの要領は補助枠を用い
ない点を除いて、第1実施形態の場合と同様である。即
ち、下段の干し籠1で梅Aを掬い上げて並べ、天日干し
を行い、次にクッションシート3を被せて上段の干し籠
1’を積み重ねる。このとき上段の干し籠1’の底面外
周壁19で梅Aを傷付けないように配慮することは第2
実施形態の場合と同様である。また、反転の要領及び反
転後の天日干しの要領は、第1実施形態の場合と同様で
ある。
【0025】なお、以上の各実施形態は梅干しの天日干
しに使用する場合に用いたが、天日干しの際に上下反転
させる必要のある干し魚などの各種加工食品の場合に使
用することができる。
【0026】また、「天日干し」には、天然の太陽光に
さらす場合と、人工の太陽光(赤外線ヒータなど)にさ
らす場合とがある。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明は干し籠に並べ
た食品の上下を反転する際に一斉に反転することができ
るので、作業能率が著しく向上する効果がある。また、
クッションシートを用いるので、反転の際に食品が位置
ずれを起こすことがない。更に、補助枠を用いたり、干
し籠に底面外周壁を設けたりすることにより、反転後の
食品が干し籠から落下する不都合を無くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の分解斜視図
【図2】図上の使用状態の一部拡大断面図
【図3】(a)〜(e)は同上の使用による天日干しの
工程順を示す断面図
【図4】同上の補助枠の他の例の分解斜視図
【図5】図4の継手部分の拡大断面図
【図6】第2実施形態の使用状態の断面図
【図7】(a) 第3実施形態の干し籠の一部を示す斜
視図 (b) 同上の使用状態の一部を示す拡大断面図
【符号の説明】
1、1’ 干し籠 2、2’ 補助枠 3 クッションシート 4 底面 5 側壁 6 つば 7 底面補強リブ 9 底周縁補強リブ 10 分割体 11 側壁補強リブ 12、12’ 枠体 13、13’ 嵌合部 14 コーナ部 15 辺部 16、16’ 継手 17、17’ 突起 18、18’ 穴 19 底面外周壁

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 干し籠、補助枠及びクッションシートか
    らなり、上記の干し籠は天日干しの対象となる食品の高
    さより若干大きい間隙をおいて同種の他の干し籠と上下
    2段に積み重ね可能であり、上記補助枠は、下段の干し
    籠の側壁内面に沿って着脱自在に嵌合されると共にその
    上端縁に上段の干し籠の底面外周縁に対する嵌合部を有
    し、上記クッションシートは下段の干し籠に並べた上記
    食品と上段の干し籠底面との間隙に介在される所要の厚
    さを有してなる加工食品の天日干し器。
  2. 【請求項2】 上記の補助枠の嵌合部を上段の干し籠の
    底面外周縁に嵌合一体化してなる請求項1に記載の加工
    食品の天日干し器。
  3. 【請求項3】 干し籠及びクッションシートから成り、
    上記干し籠は天日干しの対象となる食品の高さより若干
    大きい間隙をおいて同様の他の干し籠と上下2段に積み
    重ね可能であり、かつ上記干し籠の底面外周縁に下段の
    干し籠の側壁内面に沿って嵌合される底面外周壁が一体
    に形成され、上記クッションシートは下段の干し籠に並
    べた上記食品と上段の干し籠底面との間隙に介在される
    所要厚さを有してなる加工食品の天日干し器。
  4. 【請求項4】 干し籠の側壁内面に沿う形状を有すると
    共に、該側壁と同様度の高さを有する枠体で成り、その
    枠体の上端縁に、上記と同種の他の干し籠の底面外周縁
    に対する嵌合部を形成してなる加工食品の天日干し器用
    補助枠。
  5. 【請求項5】 上記補助枠を所要数の分割体の組合せに
    より構成してなる請求項4に記載の加工食品の天日干し
    器用補助枠。
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