JPS584822Y2 - 固形洗剤用容器 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は固形洗剤を収納する容器の改良に関するもので
ある。

一般に固形洗剤は容器に収納したままの状態でスポンジ
束子や布などを摺りつけて使用するが、その都度容器が
移動しないように手で容器を押えていなければならず頗
る□不便であった。

本考案はこのような欠点をなくするために容器の側部に
吸着盤を取、：り付けた由形洗痢用容器を提供するもの
である。

゛ □本考案の実施例を図面によって説明すれば、
１は合成樹脂よりなる長方形横長に形威した薄肉の容器
本体で、横方向の一側部を開口部から下方に向って傾斜
させると共に開口部周縁を下方に折り返して補強リブ２
を形威しである。

３は前記の傾斜させた一側面における補強リブ２に外方
に向って一体的に連設した突舌部で該突舌部３に設けた
長孔４を介して吸着盤５を、その凹部６を下方に向けて
着脱自在に取り付けである。

７は吸着盤５の外面に突設した吸着盤離脱用の摘みであ
る。

突舌部３には巾方向に複数条の四突条８を設けて突舌部
３の巾方向の耐折力を増大するようにしである。

９は容器本体１に被嵌した合成樹脂よりなる薄肉の蓋体
で、その周縁部を下方に屈曲して容器本体１に安定した
状態で被嵌できるようにしである。

なお容器本体１はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニール、ポリスチレン、無公害樹脂等を用−い、
真空形成又は射出成形によって０．５ｍｍ程度の肉厚に
形成するものである。

又、上記実施例においては、吸着盤５を容器本体１の一
側部に設けたが、本考案はこれに限定されるものではな
く、容器本体１の大きさによって両側部又は周部の複数
ケ所に設けることもできる。

上記のように構成した実施例について、その使用の態様
を説明すれば、容器本体１に適宜の固形洗剤（図示せず
）を収納し、使用時に蓋体９を取り除いて容器本体１を
開口すると共に吸着盤５を床面Ｆに吸着させて容器本体
１を固定し使用後は摘み７をもって吸着盤５を床面Ｆよ
り離脱させるものである。

上述のように本考案は、容器本体１の側部に、吸着盤５
を、その凹部６を下方に向けて着脱自在に取り付けてな
る固形洗剤容器に係るものであるから、使用時に蓋体９
を取り除いて容器本体１を開口すると共に吸着盤５を床
面Ｆに吸着させるだけの簡単な操作で、容器本体１が確
実に床面Ｆに固定されるので、使用時に容器本体１を手
で押える必要がない。

又、吸着盤５を容器本体１に取り付けるようにしたので
構造が簡単になり安価に提供することができる。

又、吸着盤５を突舌部３を介して容器本体１に取り付け
たので吸着盤の吸着位置を容器本体に対しである程度自
由に選定することができ、さらに突舌部に複数条の凹突
条を設けたことにより突古部の巾方向の耐久力を増大す
ることができる等の特長を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の実施例を示すもので、第１図は縦断側面
図、第２図は容器本体の平面図、第３図は使用の態様を
示す要部の断面図である。 １・・・・・・容器本体、３・・・・・・突舌部、５・
・・・・・吸着盤、６・・・・・・凹所、９・・・・・
・蓋体。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １） 容器本体１の側部に、複数条の巾方向の凹突条８を有す
   る突−舌部３を一体的（こ設け、該突舌部３の先端部に
   設けた長孔４を介トた吸着盤５を、その凹部６を下方に
   向けて着脱）自在に取り付けたことを特徴とする固形洗
   剤容器器。