JPS5941831Y2

JPS5941831Y2 - スチ−ムアイロン

Info

Publication number: JPS5941831Y2
Application number: JP15962578U
Authority: JP
Inventors: 功佐藤; 広山本; 仁渡辺; 友則渡辺
Original assignee: 東芝電気器具株式会社
Priority date: 1978-11-20
Filing date: 1978-11-20
Publication date: 1984-12-04
Also published as: JPS5574599U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、スチームアイロンに係り、特に附属品として
有する注水コツプの形状に関する。

従来、この種スチームアイロンの注水コツプは使用後は
アイロンとともに収納箱等に入れて保管するわけである
が、アイロンを頻繁に使用する家庭ではその都度収納箱
等に収納する煩わしさを省くため、収納箱等に入れない
でおく場合が多い。

このため、注水コツプを紛失したりするおそれがあった
。

本考案は、このような点に鑑み、アイロン本体の把手部
の下方の空間部に注水コツプを着脱自在に嵌合可能とす
ることにより、使用後は注水コツプをアイロン本体の空
間部に嵌着でき、注水コツプを紛失したりすることのな
いスチームアイロンを提供するものである。

次に、本考案の一実施例を第１図乃至第３図について説
明する。

１はアイロン本体で、このアイロン本体１は、ヒーター
やスチーム噴出孔（図示せず）を有するベース２および
このベース２を覆うカバー３よりなるベース体４と、こ
のベース体４上に取付けられたハンドル体５とにて構成
されている。

また、前記ハンドル体５は断面略円形の把手部６を有し
かつこの把手部６の下方に空間部７が形成されている。

また、前記ハンドル体５の後部にはハンドルカバー８が
取付けられている。

次に、９はスチーム使用時に前記アイロン本体１に水を
注入するための注水コツプで、ポリエチレン樹脂等ある
程度の弾性を有する材料にて成形されている。

また、この注水コツプ９は前記アイロン本体１のハンド
ル体５の空間部１に嵌合可能な大きさで、かつその形状
は側壁の片面９ａの中央を前記把手部６の下部に沿った
円弧状にくぼませて前記把手部６の下部に嵌合する凹部
１０を形成し、また対向する側壁の他面９ｂは前記ハン
ドル体５の空間部７の下面１１の起伏形状に沿ったゆる
い円弧状をなし、さらに開口側一端部には側壁より傾斜
状に外方へ突出された注出口１２が一体に形成されてい
る。

そして、前記注水コツプ９は弾性を有するため前記ハン
ドル体５の空間部７に着脱自在となっている。

次に、この実施例の作用を説明する。

スチームアイロン使用時にはアイロン本体１から注水コ
ツプ９を外して使用するが、使用後は、注水コツプ９を
片面９ａの凹部１０を上方に他面９ｂを下方にしてアイ
ロン本体１のハンドル体５の空間部γに横方向から押し
込む。

注水コツプ９は弾性を有するので、第３図のように凹部
１０が把手部６に嵌合し、注水コツプ９はハンドル体５
に固定される。

そして、この状態で収納箱等に入れ保管する。

また、使用時には注水コツプ９をさらに横方向に押し出
せば弾性により容易にハンドル体５から外れる。

なお、前記実施例では、把手部６に嵌合する凹部１０を
注水コツプ９の片面９ａに設けたが、挿入時の方向性を
なくするため両面９ａ、９ｂに前記凹部１０を設けて
もよい。

また、前記凹部１０の形状は円弧状に限らず、把手部６
に固定されればどんな形状でもよい。

次に、他の実施例を第４図により説明する。

アイロン本体１のハンドル体５には把手部６の下方に空
間部７が形成され、このハンドル体５の前記空間部７の
下面１１には前記把手部６と対向して上方に突出した断
面略円弧状の凸部１３がハンドル体５に一体に形成され
ている。

また、注水コツプ１４はある程度の弾性を有する材料に
て成形され、前記ハンドル体５の空間部７に着脱自在に
嵌合可能な大きさでかつ側壁の片面１４ａの中央に前記
ハンドル体５の凸部１３と嵌合する円弧状の凹部１５が
一体的に形成されている。

そして、前記注水コツプ１４は弾性を有するため、アイ
ロン使用後は注水コツプ１４を凹部１５を有する片面１
４ａを下方にしてアイロン本体１の空間部７に押し込む
ことにより、凹部１５と凸部１３が嵌合し注水コツプ１
４はハンドル体５に固定される。

なお、ハンドル体５側に凸部１３を設は注水コツプ１４
側に凹部１５を設けた構造に限らず、ハンドル体５側に
凹部を設けこの凹部に嵌合する凸部を注水コツプ１４側
に設けた構造としてもよい。

次に、さらに他の実施例を第５図により説明する。

アイロン本体１のハンドル体５の空間部７の下面１１に
は把手部６と対向して上方へ突出した弾性体よりなる凸
部１６がハンドル体５上に突設され、また、注水コツプ
１７は前記ハンドル体５の空間部７に着脱自在に嵌合可
能な大きさでかつ側壁の片面、１７ａの中央に前記ハン
ドル体５の凸部１６と嵌合する凹部１８が一体的に形成
されている。

そして、アイロン使用後は注水コツプ１７を凹部１８を
有する片面１γａを下方にしてアイロン本体１の空間部
７に押込むと、この空間部７の下面１１に突出した凸部
１６は弾性を有するため、凹部１８と凸部１６が嵌合し
注水コツプ１７はハンドル体５に固定される。

本考案によれば、アイロン本体の把手部の下方に形成さ
れている空間部に注水コツプを着脱自在に嵌合可能とし
たので、使用後は注水コツプをアイロン本体の空間部に
嵌着でき、注水コツプを紛失したりすることがなく、ま
た保管に場所をとらない。

また、注水コツプにアイロン本体の把手部に嵌合する凹
部を形成しかつ弾性をもたせたり、また、アイロン本体
の空間部の一部に凸部または凹部を形成するとともに注
水コツプに前記凸部または凹部に嵌合する凹部または凸
部を形成しかつ弾性をもたせたり、また、アイロン本体
の空間部の一部に弾性体よりなる凸部を設けるとともに
注水コツプに前記凸部に嵌合する凹部を形成したりする
ことにより、注水コツプはアイロン本体の空間部に着脱
可能であり前記空間部に嵌合したときにはアイロン本体
に確実に固定される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案のスチームアイロンの一実施例を示すア
イロン本体の側面図、第２図は同上注水コツプの斜視図
、第３図はアイロン本体に注水コツプを嵌合したときの
断面図、第４図は他の実施例を示すアイロン本体に注水
コツプを嵌合したときの断面図、第５図はさらに他の実
施例を示すアイロン本体に注水コツプを嵌合したときの
断面図である。１・・・・・・アイロン本体、４・・・・・・ベース体
、５・・・・・・ハンドル体、６・・・・・・把手部、
７・・・・・・空間部、９・・・・・・注水コツプ、１
０・・・・・・凹部、１３・・・・・・凸部、１４・・
・・・・注水コツプ、１５・・・・・・凹部、１６・・
・・・・凸部、１７・・・・・・注水コツプ、１８・・
・・・・凹部。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）ベース体上に取付けられた把手部の下方に空
間部を有するアイロン本体と、このアイロン本体の前記
空間部に着脱自在に嵌合される注水コツプとを具備した
ことを特徴とするスチームアイロン。
（２）注水コツプは一側部にアイロン本体の空間部にて
アイロン本体の把手部の下部に嵌合する凹部を有する形
状でかつ弾性を有することを特徴とする実用新案登録請
求の範囲第１項記載のスチームアイロン。
（３）アイロン本体は空間部の一部に凸部または凹部を
有し、注水コツプは一側部に前記アイロン本体の空間部
にて前記凸部または凹部に嵌合する凹部または凸部を有
する形状でかつ弾性を有することを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第１項記載のスチームアイロン。
（４）アイロン本体は空間部の一部に弾性体よりなる凸
部を有し、注水コツプは一側部に前記アイロン本体の空
間部にて前記凸部に嵌合する凹部を有する形状であるこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載のス
チームアイロン。