JPH0243295Y2 - - Google Patents

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JPH0243295Y2
JPH0243295Y2 JP1986068814U JP6881486U JPH0243295Y2 JP H0243295 Y2 JPH0243295 Y2 JP H0243295Y2 JP 1986068814 U JP1986068814 U JP 1986068814U JP 6881486 U JP6881486 U JP 6881486U JP H0243295 Y2 JPH0243295 Y2 JP H0243295Y2
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lid
steamer
fitting
shows
bamboo
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【考案の詳細な説明】 [概要] 本考案は食物を蒸すために用いる「せいろ」の
構造に関するものである。従来、一般に用いられ
る「せいろ」としては和式のものと中国式のもの
があるが、前者においては、蒸気の抜けが良くな
いため、「せいろ」の中の食物が水つぽくなると
いう欠点があり、後者においては使用後の清掃が
困難であるなどの欠点があつた。本考案はこのよ
うな従来の欠点を解決するため、蒸気を適度に外
部に放散せしめる構造を有する蓋を有すると共に
清掃が容易に行なえる胴部から成り、かつ、経済
的に製作し得る「せいろ」の構造について開示し
ている。
[産業上の利用分野] 本考案は料理器具に関するものであつて、特に
食物を蒸すために用いる「せいろ」の構造に係
る。
[従来の技術] 第2図は従来の中国式「せいろ」の構造の例を
示す図であつてaは「せいろ」の全体の構造を示
しており、bは蓋の断面を、また、cは胴の断面
を示している。
第2図において、各部に付された数字符はそれ
ぞれ、51は蓋、52は蓋の網代部、53は把
手、54は胴、55は胴の簀子部、56は蓋と胴
との嵌合部を表している。
このような構造を有する中国式の「せいろ」は
通常水を満たして、熱源に乗せられた中国鍋に乗
せられて用いられる。そして、中国鍋の水が沸謄
して生じた蒸気が簀子部55の間隔を経て「せい
ろ」の胴54内に満たされ、その内部に置かれた
食物等を蒸すことができるが、このとき、蓋51
に設けられている網代部52を通じて余分な蒸気
が外部に放散される。
第3図は従来の和式の「せいろ」の構造の例を
示す図であつてaは「せいろ」の全体の構造を示
しており、bは蓋の断面を、またcは胴の断面を
示している。
第3図において、各部に符された数字符はそれ
ぞれ、57は蓋、58は把手、59は胴、60は
胴の袴部、61は簀子を表している。
このような構造を有する従来の和式の「せい
ろ」は通常水を満たして熱源に乗せられた釜に乗
せて用いられる。そして釜内の水が沸謄して生じ
た蒸気が簀子61の間隙から「せいろ」の胴59
内に満たされ、その内部に置かれた食物等を蒸す
ことができる。
[考案が解決しようとする問題点] 上述したような従来の「せいろ」においては、
これらを使つて料理を行なう場合あるいは使い勝
手の上において、それぞれ以下に述べるような問
題点があつた。
すなわち、従来の中国の「せいろ」の場合は、
第2図に示したように胴54の下面に固定された
簀子部55を有する構造を採つているので、残滓
などの付着し易い簀子部の清掃が困難であり、ま
た、そのため、不衛生になり易いという問題点を
有していた。
一方、従来の和式の「せいろ」においては、第
3図に示すように蓋27は木製で特に蒸気を抜く
ための構造を有していないので、胴59内に置い
た食物等が水つぽくなり易いという問題点があつ
た。
また、胴59の下部には袴部60が張り出して
いるため、ここに、塵埃が堆積し易いという問題
点があつた。
本考案は上述したような従来の問題点に鑑み、
食物を水つぽくすることなく適切に蒸すことが可
能であつて、かつ、清掃が容易で、構造上も張り
出し部分が存在せず、衛生的に取り扱うことので
きる「せいろ」を提供することを目的としてい
る。
[問題点を解決するための手段] 前記問題点を解決する手段は実用新案登録請求
の範囲に記載のとおり、上部に網代部2を有し下
部に胴部5の上端内側に嵌合する嵌合部4を有す
る蓋1と胴部5の内側下部に載置される簀子部7
とを有し、前記胴部5はその下端に他の胴部の上
端内側に嵌合可能は嵌合部6を有することを特徴
とするせいろである。
[実施例] 第1図は本考案の1実施例の構造を示す図であ
つて、aは全体の構造を、bは蓋の断面を、cは
胴の断面を示しており、1は蓋、2は蓋の網代
部、3は把手、4は蓋の嵌合部、5は胴、6は胴
の嵌合部、7は着脱が自由な簀子を表している。
第1図に示すように本実施例の「せいろ」にお
いては、蓋1の上面が網代2で形成されているの
で、使用に際して蒸気が適度に外部大気中に放散
されるから、従来の和式の「せいろ」の場合にあ
り勝ちな蒸した食物特有の水つぽさを生ずること
がない。そして、簀子7は胴5の下部に嵌合部6
を設けたことにより生ずる内部への張り出し部に
納置してあるだけなので、簡単に取り外せるか
ら、隅々まで充分な清掃を行なうことができる。
また、蓋の嵌合部4、胴の嵌合部6とも、図に
示すようにそれぞれ蓋1あるいは胴5の内部に絞
り込んだ形状としているので、外側に突出した部
分がないから、塵埃等が堆積することがない。そ
して、胴の上面端部の形状が単純であるから、従
来の同寸法の中国式の「せいろ」に比べて胴内部
の実質的な体積が増加したと等価な効用があり、
また、食物等の出し入れに際する使い勝手に勝れ
ている。
更に、本実施例においては必要に応じ胴5を複
数段重ねて使用することも可能である。
また、前述のように蓋の嵌合部4、胴の嵌合6
とも図に示すようにそれぞれ蓋1あるいは胴5の
内部に絞り込んだ形状としているので、これをア
ルミニユームなどの金属で製作する場合には加工
が容易であり、また、外側に張り出す場合に較べ
て、材料が少なくて済むから、製品としての経済
性に勝れている。
本実施例においては、蓋の上面が竹製の網代で
構成されているものを示しているが、これは竹製
の網代に限るものではなく、金属帯を網代状に編
んだもの、細かいメツシユの金網、多数の小孔を
有する金属板あるいはこれを複数枚重ねたものな
ど、適度に蒸気を放散することのできる構造のも
のであれば何でもよい。
また、簀子も図に示すように竹の細片を糸で綴
つたものの他、竹などで網代状に組んだものや、
金属板に多数の小孔を穿つたもの等を用いてもよ
い。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案による「せいろ」
によれば、従来の和式の「せいろ」の場合にあり
勝ちであつた蒸した食物等が水つぽくなる等の不
都合を生ずることがなく、また簀子が簡単に取り
外せるから、清掃が容易であり、そのため衛生的
な取り扱いができる利点がある。
また、蓋を胴に載せる場合の嵌合部や複数の胴
を重ねるための嵌合部はそれぞれ蓋あるいは胴の
下部に、それらの外壁より内側に段差を設けた構
造としているので、実質的な内容量が増す他、外
部に膨出した部分がないから、保管中に塵埃が堆
積したりして不衛生になるということも生じな
い。
更に、本考案の「せいろ」は胴部を上述のよう
に簡潔な形状としているので、その製品化に際し
て、使用する材料が少ないことと、加工の手間が
少なくて済むことから、製造費用を従来より低減
せしめることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例の構造を示す図、第
2図は従来の中国式の「せいろ」の構造の例を示
す図、第3図は従来の和式の「せいろ」の構造の
例を示す図である。 1……蓋、2……網代部、3……把手、4……蓋
の嵌合部、5……胴、6……胴の嵌合部、7……
簀子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋部1は上部に網代部2を有し下部に胴部5の
    上端内側に嵌合可能で蓋部外周より小径の嵌合部
    4を有し、胴部5はその上部が単一な筒状であり
    その内側下部に他の胴部の上端内側に嵌合可能で
    胴部外周より小径の嵌合部6を有し、簀子部7は
    嵌合部6の内側張り出し部上に取り出し自由に載
    置されることを特徴とするせいろ。
JP1986068814U 1986-05-09 1986-05-09 Expired JPH0243295Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986068814U JPH0243295Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

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JP1986068814U JPH0243295Y2 (ja) 1986-05-09 1986-05-09

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Publication Number Publication Date
JPS62182130U JPS62182130U (ja) 1987-11-19
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ID=30908974

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006296205A (ja) * 2005-04-15 2006-11-02 Hideyoshi Yamaguchi 野菜の栽培方法

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JPS5029640U (ja) * 1973-07-11 1975-04-03
JPS5916522B2 (ja) * 1979-12-14 1984-04-16 川崎製鉄株式会社 マンネスマンプラグミルにおけるプラグ循環送給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6029930Y2 (ja) * 1982-07-23 1985-09-09 株式会社中條軽銀製造所 せいろう

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JPS62182130U (ja) 1987-11-19

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