JPH1096132A - 太細糸条 - Google Patents
太細糸条Info
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- JPH1096132A JPH1096132A JP25263696A JP25263696A JPH1096132A JP H1096132 A JPH1096132 A JP H1096132A JP 25263696 A JP25263696 A JP 25263696A JP 25263696 A JP25263696 A JP 25263696A JP H1096132 A JPH1096132 A JP H1096132A
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- thin yarn
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の太細糸条では達成することが困難であ
った、染色濃淡が明確でしかも風合の良好な織編物用太
細糸条を提供すること。 【解決手段】 ポリアミドによってポリエステルが並列
に複数個に分割された複合断面形状を有し、長さ方向に
太さ斑を有する複合繊維からなるU%3〜10%の太細
糸条であって、該複合繊維を構成する成分Aの複合割合
が20〜40重量%である太細糸条。
った、染色濃淡が明確でしかも風合の良好な織編物用太
細糸条を提供すること。 【解決手段】 ポリアミドによってポリエステルが並列
に複数個に分割された複合断面形状を有し、長さ方向に
太さ斑を有する複合繊維からなるU%3〜10%の太細
糸条であって、該複合繊維を構成する成分Aの複合割合
が20〜40重量%である太細糸条。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太細を有する複合繊維
からなる太細糸条に関する。
からなる太細糸条に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、繊維軸方向に沿って太径部分
と細径部分を有する太細糸条を用いて織編物にした場
合、染色の濃淡効果や風合効果を有することがよく知ら
れている。太細糸条の製造方法としては、紡糸後の延伸
工程で不均一延伸を施したり、延伸温度を変動させる方
法等が知られている。また、高速紡糸法による検討も進
められており、例えば、特開昭57−117610号公
報では直接紡糸延伸法で延伸ローラー温度と延伸倍率を
制御する方法が開示されている。しかしながら、工程調
子が悪い場合が多く、工程調子が良い場合でも得られる
太細糸条の杢ピッチが長く、十分に満足し得る染色濃淡
効果や風合効果が得られなかった。
と細径部分を有する太細糸条を用いて織編物にした場
合、染色の濃淡効果や風合効果を有することがよく知ら
れている。太細糸条の製造方法としては、紡糸後の延伸
工程で不均一延伸を施したり、延伸温度を変動させる方
法等が知られている。また、高速紡糸法による検討も進
められており、例えば、特開昭57−117610号公
報では直接紡糸延伸法で延伸ローラー温度と延伸倍率を
制御する方法が開示されている。しかしながら、工程調
子が悪い場合が多く、工程調子が良い場合でも得られる
太細糸条の杢ピッチが長く、十分に満足し得る染色濃淡
効果や風合効果が得られなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
の太細糸条では達成することが困難であった、染色濃淡
が明確でしかも風合の良好な織編物用太細糸条を提供す
ることである。
の太細糸条では達成することが困難であった、染色濃淡
が明確でしかも風合の良好な織編物用太細糸条を提供す
ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ポリアミド成
分Aによってポリエステル成分Bが並列に複数個に分割
された複合断面形状を有し、長さ方向に太さ斑を有する
複合繊維からなるU%3〜10%の太細糸条であって、
該複合繊維を構成する成分Aの複合割合が20〜40重
量%であることを特徴とする太細糸条である。
分Aによってポリエステル成分Bが並列に複数個に分割
された複合断面形状を有し、長さ方向に太さ斑を有する
複合繊維からなるU%3〜10%の太細糸条であって、
該複合繊維を構成する成分Aの複合割合が20〜40重
量%であることを特徴とする太細糸条である。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の太細糸条を構成する複合
繊維は、ポリアミド成分A(以下、単にA成分と略称す
ることもある)によってポリエステル成分B(以下、単
にB成分と略称することもある)が並列に複数個に分割
された繊維断面形状を有しており、分割数は特に限定さ
れるものではないが、本発明の目的を十分に達成する上
では成分Aと成分Bの積層数として7〜15程度が好ま
しい。
繊維は、ポリアミド成分A(以下、単にA成分と略称す
ることもある)によってポリエステル成分B(以下、単
にB成分と略称することもある)が並列に複数個に分割
された繊維断面形状を有しており、分割数は特に限定さ
れるものではないが、本発明の目的を十分に達成する上
では成分Aと成分Bの積層数として7〜15程度が好ま
しい。
【0006】ポリアミド成分Aとしては、例えば、ナイ
ロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン1
2、ナイロン11等のポリアミド及びそれらを主成分と
するコポリアミド等を代表例としてあげることができ
る。
ロン6、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン1
2、ナイロン11等のポリアミド及びそれらを主成分と
するコポリアミド等を代表例としてあげることができ
る。
【0007】一方、ポリエステル成分Bとしては、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等のポリエステル及びこれらを主成分とするコポリエス
テル等が好ましく使用され、例えば、ポリエステルとし
て、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタリン−2,5
−ジカルボン酸、α,β−(4−カルボキシフェノキ
シ)エタン、4,4′−ジカルボキシジフェニル、5−
スルホイソフタル酸のNa塩等の芳香族ジカルボン酸、
アジピン酸、セバシン酸、トリメトリット酸等の脂肪族
ジカルボン酸、ビスフェノールAのアルキレンオキサイ
ド付加物、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
ペンタエリスリトール、シクロヘキサン−1,4−ジメ
タノール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコール等の芳香族、脂肪族、脂環式多価アルコー
ル、ヒドロキシ安息香酸等のオキシカルボン酸などから
重合される繊維形成性ポリエステルを挙げることができ
る。
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート
等のポリエステル及びこれらを主成分とするコポリエス
テル等が好ましく使用され、例えば、ポリエステルとし
て、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタリン−2,5
−ジカルボン酸、α,β−(4−カルボキシフェノキ
シ)エタン、4,4′−ジカルボキシジフェニル、5−
スルホイソフタル酸のNa塩等の芳香族ジカルボン酸、
アジピン酸、セバシン酸、トリメトリット酸等の脂肪族
ジカルボン酸、ビスフェノールAのアルキレンオキサイ
ド付加物、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジエチレングリコール、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、
ペンタエリスリトール、シクロヘキサン−1,4−ジメ
タノール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレ
ングリコール等の芳香族、脂肪族、脂環式多価アルコー
ル、ヒドロキシ安息香酸等のオキシカルボン酸などから
重合される繊維形成性ポリエステルを挙げることができ
る。
【0008】またポリアミド、ポリエステル共に蛍光増
白剤、安定剤、その他機能性を有する薬剤等の添加剤を
紡糸性をそこなわない程度含んでいても良い。
白剤、安定剤、その他機能性を有する薬剤等の添加剤を
紡糸性をそこなわない程度含んでいても良い。
【0009】本発明において、A成分、すなわちポリア
ミド成分の複合割合が繊維全体の20〜40%であるこ
とが重要であり、単繊維の表面積においてポリアミドの
占める割合が小さいことが特徴である。ポリアミド成分
が繊維表面を大きく占めると、相手成分であるポリエス
テル成分の融点が高いことから、本来のポリアミド成分
の適性紡糸温度よりかなり高い温度の熱履歴を受け、そ
のためポリアミド成分が劣化しやすく、紡糸口金の吐出
孔付近に劣化物による汚れが付着したり、その汚れの蓄
積に起因して工程調子が不良になりやすい。
ミド成分の複合割合が繊維全体の20〜40%であるこ
とが重要であり、単繊維の表面積においてポリアミドの
占める割合が小さいことが特徴である。ポリアミド成分
が繊維表面を大きく占めると、相手成分であるポリエス
テル成分の融点が高いことから、本来のポリアミド成分
の適性紡糸温度よりかなり高い温度の熱履歴を受け、そ
のためポリアミド成分が劣化しやすく、紡糸口金の吐出
孔付近に劣化物による汚れが付着したり、その汚れの蓄
積に起因して工程調子が不良になりやすい。
【0010】また、この2成分がポリエステル成分とポ
リアミド成分以外の組合わせでは、例えば、成分間の融
点差から紡糸性が十分に得られなかったり、あるいは紡
糸性があり繊維化が可能な場合でも、染色性や風合の点
で問題がある。
リアミド成分以外の組合わせでは、例えば、成分間の融
点差から紡糸性が十分に得られなかったり、あるいは紡
糸性があり繊維化が可能な場合でも、染色性や風合の点
で問題がある。
【0011】本発明の太細糸条のU%は3〜15%、好
ましくは3〜10%である。U%が3%未満の場合、目
的とする杢調が得られず、15%を超えると織編物の引
裂き強度低下が大きく、杢調も品位の乏しいものとな
る。
ましくは3〜10%である。U%が3%未満の場合、目
的とする杢調が得られず、15%を超えると織編物の引
裂き強度低下が大きく、杢調も品位の乏しいものとな
る。
【0012】また、本発明の太細糸条を構成する複合繊
維の太部は、繊維の長さ方向にバラツイて存在している
ほうが好ましく、繊維長5cmあたり1ケ以上、更に好ま
しくは5cmあたり2ケ以上が良い。また太部の繊維全体
に対する長さの比率は10%以上、50%以下であるこ
とが望ましい。太部の出現頻度及び太部の長さ比率が前
述の範囲を満足しない場合、布帛の外観がものたりなか
ったり、風合が不十分となり商品価値の乏しいものとな
る場合がある。なお、本発明において複合繊維の太部と
は、細部から太部へとデニール変化する部分は除外し、
繊維を顕微鏡等で拡大観察して繊維の長さ方向で太い部
分がほぼ一定している部分を表し、その長さを測る。ま
た、太部と細部のデニールに関しては特に限定されない
が、デニール差が大きい程染色後の濃淡差は明瞭とな
る。但し、太部に対して細部が極端に細いと当該細部か
ら断糸することがあるので、複合繊維の最も細い部分の
繊維断面積が最も太い部分の繊維断面積の30%以上で
あることが望ましい。一方、デニール差が小さ過ぎると
染色後の濃淡差が現れにくいので、最も細い部分の繊維
断面積が最も太い部分の繊維断面積の80%以下である
ことが好ましい。
維の太部は、繊維の長さ方向にバラツイて存在している
ほうが好ましく、繊維長5cmあたり1ケ以上、更に好ま
しくは5cmあたり2ケ以上が良い。また太部の繊維全体
に対する長さの比率は10%以上、50%以下であるこ
とが望ましい。太部の出現頻度及び太部の長さ比率が前
述の範囲を満足しない場合、布帛の外観がものたりなか
ったり、風合が不十分となり商品価値の乏しいものとな
る場合がある。なお、本発明において複合繊維の太部と
は、細部から太部へとデニール変化する部分は除外し、
繊維を顕微鏡等で拡大観察して繊維の長さ方向で太い部
分がほぼ一定している部分を表し、その長さを測る。ま
た、太部と細部のデニールに関しては特に限定されない
が、デニール差が大きい程染色後の濃淡差は明瞭とな
る。但し、太部に対して細部が極端に細いと当該細部か
ら断糸することがあるので、複合繊維の最も細い部分の
繊維断面積が最も太い部分の繊維断面積の30%以上で
あることが望ましい。一方、デニール差が小さ過ぎると
染色後の濃淡差が現れにくいので、最も細い部分の繊維
断面積が最も太い部分の繊維断面積の80%以下である
ことが好ましい。
【0013】本発明の太細糸条の紡糸方法は、従来より
行われている複合繊維を製造する方法であれば特に限定
されず、紡糸後、所定時間放置し延伸する2step
(FOY)方式でもよいし、紡糸直結延伸の1step
(SDY)方式でも良い。しかしながら、延伸倍率とし
ては、破断伸度(延伸限界)の50〜58%という特定
範囲の倍率を採用することが本発明独自の太細構造を発
現させる上で重要である。
行われている複合繊維を製造する方法であれば特に限定
されず、紡糸後、所定時間放置し延伸する2step
(FOY)方式でもよいし、紡糸直結延伸の1step
(SDY)方式でも良い。しかしながら、延伸倍率とし
ては、破断伸度(延伸限界)の50〜58%という特定
範囲の倍率を採用することが本発明独自の太細構造を発
現させる上で重要である。
【0014】延伸後に得られた複合繊維は、生糸のまま
使用しても良いし、仮撚等の加工糸として使用しても良
い。織物に使用する場合、経糸、緯糸いずれに使用する
ことも可能であり、他糸との交織としても良い。更に織
物とした後、膨潤処理、減量処理を施すことにより濃淡
のめりはりを効かせることも可能である。染色は複合繊
維を形成する両成分を染色することも出来るし、いずれ
か一方の成分を染めることも出来る。用途に応じて使い
分けが必要である。
使用しても良いし、仮撚等の加工糸として使用しても良
い。織物に使用する場合、経糸、緯糸いずれに使用する
ことも可能であり、他糸との交織としても良い。更に織
物とした後、膨潤処理、減量処理を施すことにより濃淡
のめりはりを効かせることも可能である。染色は複合繊
維を形成する両成分を染色することも出来るし、いずれ
か一方の成分を染めることも出来る。用途に応じて使い
分けが必要である。
【0015】以下、実施例にて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に何等限定されるものでは
ない。尚、実施例中における測定法は以下の通りであ
る。
が、本発明はこれらの実施例に何等限定されるものでは
ない。尚、実施例中における測定法は以下の通りであ
る。
【0016】〈固有粘度〔η〕〉;溶剤としてフェノー
ルとテトラクロルエタン1:1の混合溶剤を用い30℃
の温度で測定。 〈U%〉糸条のU%;糸条のトータル繊度によって使用
する測定用スロットを選択し、糸速を100m/分とし
て仮撚機で約300rpmの回転を与えて仮撚しつつノ
ルマルテストにて測定する。斑曲線はチャート速度10
cm/分、レンジ±12.5%で描いた。U%は2.5
分間の糸斑として値を読み取る。また該値は2.5分間
の測定を1回として少なくとも2回同じ付近を測定し、
さらに全く異なる部分を3か所、少なくとも計6回の測
定を行って平均値で示した。
ルとテトラクロルエタン1:1の混合溶剤を用い30℃
の温度で測定。 〈U%〉糸条のU%;糸条のトータル繊度によって使用
する測定用スロットを選択し、糸速を100m/分とし
て仮撚機で約300rpmの回転を与えて仮撚しつつノ
ルマルテストにて測定する。斑曲線はチャート速度10
cm/分、レンジ±12.5%で描いた。U%は2.5
分間の糸斑として値を読み取る。また該値は2.5分間
の測定を1回として少なくとも2回同じ付近を測定し、
さらに全く異なる部分を3か所、少なくとも計6回の測
定を行って平均値で示した。
【0017】実施例1 〔η〕=0.65のポリエチレンテレフタレート(PE
T)と数平均分子量13000のナイロン6(Ny;宇
部興産製ナイロン1013BKI)とからなり、断面形
状が11層積層型の複合繊維を溶融紡糸するにあたり、
紡糸温度280℃、単孔吐出量0.91g/分(PET
/=2/1)の条件で紡糸し、延伸倍率2.3倍(延伸
限界の55%)にて延伸を施し、65d/24fのフィ
ラメントを得た。原糸U%は3.2%だった。この糸を
用いて平織物として通常の仕上げ加工を通し、分散染料
で染色を行った。その結果、複合繊維5cmあたり4〜
5カ所、1カ所につき2〜3mmの太部濃色部があり、
明瞭な杢調と従来にない良好な風合が得られた。このと
きの太部の長さ比率は20%、複合繊維の最も細い部分
の繊維断面積が最も太い部分の繊維断面積の45%であ
った。
T)と数平均分子量13000のナイロン6(Ny;宇
部興産製ナイロン1013BKI)とからなり、断面形
状が11層積層型の複合繊維を溶融紡糸するにあたり、
紡糸温度280℃、単孔吐出量0.91g/分(PET
/=2/1)の条件で紡糸し、延伸倍率2.3倍(延伸
限界の55%)にて延伸を施し、65d/24fのフィ
ラメントを得た。原糸U%は3.2%だった。この糸を
用いて平織物として通常の仕上げ加工を通し、分散染料
で染色を行った。その結果、複合繊維5cmあたり4〜
5カ所、1カ所につき2〜3mmの太部濃色部があり、
明瞭な杢調と従来にない良好な風合が得られた。このと
きの太部の長さ比率は20%、複合繊維の最も細い部分
の繊維断面積が最も太い部分の繊維断面積の45%であ
った。
【0018】実施例2 実施例1と同要領で原糸を採取するにあたり、PET/
Ny比を3/2とし65d/24fのフィラメントを得
た。得られた太細糸条のU%は4.1%であった。次い
で、この糸を用いて平織物として通常の仕上げ加工を施
し、分散染料で染色を行った。その結果5cmあたり6
〜7カ所、1カ所につき1〜2mmの太部濃色部があ
り、明瞭な杢調と良好な風合が得られた。このときの太
部の長さ比率は25%、複合繊維の最も細い部分の繊維
断面積が最も太い部分の繊維断面積の50%であった。
Ny比を3/2とし65d/24fのフィラメントを得
た。得られた太細糸条のU%は4.1%であった。次い
で、この糸を用いて平織物として通常の仕上げ加工を施
し、分散染料で染色を行った。その結果5cmあたり6
〜7カ所、1カ所につき1〜2mmの太部濃色部があ
り、明瞭な杢調と良好な風合が得られた。このときの太
部の長さ比率は25%、複合繊維の最も細い部分の繊維
断面積が最も太い部分の繊維断面積の50%であった。
【0019】比較例1 実施例1と同要領で原糸を採取するにあたり、延伸倍率
3.14倍(延伸限界の70%)として最終的に65d
/24fのフィラメント糸を得た。しかしU%は1%で
あり、織物評価をした結果、杢調は得られず、本発明の
良好な風合は得られなかった。このときの太部の長さ比
率はほぼ100%、複合繊維の最も細い部分の繊維断面
積が最も太い部分の繊維断面積の95%以上であった。
3.14倍(延伸限界の70%)として最終的に65d
/24fのフィラメント糸を得た。しかしU%は1%で
あり、織物評価をした結果、杢調は得られず、本発明の
良好な風合は得られなかった。このときの太部の長さ比
率はほぼ100%、複合繊維の最も細い部分の繊維断面
積が最も太い部分の繊維断面積の95%以上であった。
【0020】比較例2 実施例1と同要領で原糸を採取するにあたりPET/N
yの比を1/2とし紡糸を試みたが紡糸工程における工
程調子は著しく悪く、生産性に乏しかった。
yの比を1/2とし紡糸を試みたが紡糸工程における工
程調子は著しく悪く、生産性に乏しかった。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリアミド成分Aによってポリエステル
成分Bが並列に複数個に分割された複合断面形状を有
し、長さ方向に太さ斑を有する複合繊維からなるU%3
〜15%の太細糸条であって、該複合繊維を構成する成
分Aの複合割合が20〜40重量%であることを特徴と
する太細糸条。 - 【請求項2】 複合繊維の太部は、繊維長5cmあたり少
なくとも1ケ存在し、かつ太部の長さの比率が10〜5
0%である請求項1に記載の太細糸条。 - 【請求項3】 複合繊維の最も細い部分の繊維断面積が
最も太い部分の繊維断面積の30%以上である請求項1
又は2に記載の太細糸条。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25263696A JPH1096132A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 太細糸条 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25263696A JPH1096132A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 太細糸条 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1096132A true JPH1096132A (ja) | 1998-04-14 |
Family
ID=17240113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25263696A Pending JPH1096132A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 太細糸条 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1096132A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004083504A1 (ja) * | 2003-03-20 | 2004-09-30 | Teijin Fibers Limited | ポリエステル複合太細糸条、その製造方法及びその織編物 |
-
1996
- 1996-09-25 JP JP25263696A patent/JPH1096132A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004083504A1 (ja) * | 2003-03-20 | 2004-09-30 | Teijin Fibers Limited | ポリエステル複合太細糸条、その製造方法及びその織編物 |
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