JPH10947A - 運搬車 - Google Patents
運搬車Info
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- JPH10947A JPH10947A JP15252996A JP15252996A JPH10947A JP H10947 A JPH10947 A JP H10947A JP 15252996 A JP15252996 A JP 15252996A JP 15252996 A JP15252996 A JP 15252996A JP H10947 A JPH10947 A JP H10947A
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- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Abstract
走行装置を走行駆動する運搬車において、従来、エンジ
ンと減速機を前後に配設していたことにより、減速機が
上下方向に長く配設されて、ギア軸に高低差が生じ、ブ
レーキ等のメンテナンスがやりづらかったり、また、機
体の片側でしか乗降できなかったという不具合を解消す
る。 【解決手段】 エンジンEと減速機Gを左右に配設し、
減速機Gは、前後に長く略水平方向に配設し、エンジン
Eの上方にはエンジンカバー6を、減速機Gの上方には
コントロールパネル7を配設し、該コントロールパネル
7の側方に運転席12を配設して、該エンジンカバー6
及びコントロールパネル7の前方には、運転席12下方
のステップ板9に連通する通路板8を設けた。
Description
に、前部を動力部、後部を荷箱搭載部とする本体部を配
設してなり、エンジンよりHST、減速機を介して履帯
式走行装置の駆動軸に動力伝達する構成の運搬車におけ
る動力部関連部品のレイアウト構成に関する。
部、後部を荷箱搭載部とする本体部を配設し、エンジン
よりHST、減速機を介して履帯式走行装置の駆動軸に
動力伝達してなる運搬車は公知となっている。この公知
例を、図19乃至図21より説明する。図19は従来の
運搬車の側面図、図20は同じく平面図、図21は同じ
く正面図である。まず、履帯式走行装置上に配設される
本体部は、本体フレーム47より形成され、該本体フレ
ーム47の前部は、動力部を形成する動力フレーム部4
7aとなっている。動力フレーム部47aの前端には、
ヘッドランプ49やフロントグリル50等を具備するフ
ロントフレーム48を配し、その後方にエンジンカバー
51を配設し、更にその後方に、各種コントロール装置
を具備するコントロールパネル52(コントロール部)
を配している。また、コントロールパネル52の側方
(本実施例では左側)に運転席53を配している。この
ように形成された動力部の後方に、荷箱54が上下回動
可能に搭載されている。
として、エンジン(エンジン)が内設されており、その
後部にHSTを形成するHSTポンプ及びHSTモータ
ーを連設し、該HSTモーターに連接して、コントロー
ルパネル52の下方位置にて減速機が配設されている。
(減速機の入力軸は、HSTモーターのモーター軸であ
る。)該減速機から左右に出力軸が延設され、履帯式走
行装置の前端の駆動スプロケット55に付設される終末
減速機に動力伝達される。
搬車では、動力部の上部において、エンジンカバー51
とコントロールパネル52が前後に配設されている。従
って、運転席53への乗降は、反対側からは、エンジン
カバー51及びコントロールパネル52を跨ぐので、困
難或いは不可能であり、実際上、運転席53の配設側か
らしかできない。これでは、運搬車の停止位置によって
は、乗降が非常に不便になる。
に減速機を配設する関係上、減速機は上下方向に長く配
設する必要がある。減速機には、操向用(或いは停止
用)に左右各車軸(減速機の出力軸)を制動するブレー
キクラッチ機構や、HSTモーター軸自体を制動するブ
レーキ機構等が設けられているが、これが上下に配設さ
れると、特に下方に位置する機構のメンテナンス作業が
やりづらくなる。
状態で、かなり前後に重心が移動するが、以上のよう
に、エンジン、減速機を前後方向に配設すると、重心は
前後方向に一層移動しやすくなり、操作がしづらくなっ
たり、操向や走行操作が不安定になったりする。
置上に、前部を動力部、後部を荷箱搭載部とする本体フ
レームを配設してなり、該動力部上に運転部を配し、エ
ンジンより、HST、減速機を介して、履帯式走行装置
の駆動軸に動力伝達する駆動構成の運搬車において、以
上のような課題を解決するため、次のような手段を用い
る。まず、該動力部にて、エンジンと減速機を左右に並
設し、該減速機は前後方向に長く、略水平に配設する。
となる該減速機の前端内側面にHSTモーターを配設す
る。
右の履帯との間に、動力部前端より荷箱の支柱まで延設
される側板フレームを配設する。
設し、該HSTポンプを、荷箱搭載部における荷箱下方
位置に配設する。
ジンカバーを、減速機上方にコントロールパネルを配設
し、その側方に運転席を並設し、該エンジンカバー及び
コントロール部を介して、荷箱と反対側に、該運転席へ
の左右方向の通路を設ける。
該エンジンの下部前方に配設する。
を懸架する前後2個のイコライザーを支持する構成にお
いて、荷箱が空の状態の時も積載状態の時も、本体部全
体の重心が、前後のイコライザーの両支点間に位置する
よう設定する。
の図面より説明する。図1は本発明の運搬車の左側面
図、図2は同じく部分右側面図、図3は同じく正面図、
図4は同じく平面図、図5は動力部の各部品の配置構成
を示す平面図、図6は同じく左側面図、図7は同じく正
面図、図8は減速機Gの内部平面図、図9は本体フレー
ム1及び前部フレーム2よりなる運搬車のフレーム構造
を示す平面図、図10は同じく左側面図、図11は本体
フレーム1の左側面図、図12は同じく右側面図、図1
3は同じく正面図、図14は同じく後面図、図15はコ
ントロールパネル7におけるレバー類の配置構成を示す
左側面図、図16は同じく正面図、図17はアクセルペ
ダル及びブレーキペダルの配置構成を示す左側面図、図
18は同じく平面図である。
9乃至図14より説明する。本体フレーム1は、前端に
左右方向の前板フレーム1aを配し、該前板フレーム1
aより、前後方向の平行な縦板状の左側板フレーム1b
・右側板フレーム1cを配しており、また、両側板フレ
ーム1b・1cの更に各外側には、サイドフレーム1d
・1eを配している。この前板フレーム1a、両サイド
フレーム1d・1eにて囲まれる部分を動力部Aとして
いる。また、両サイドフレーム1d・1eより後方にク
ローラフレーム1f・1fを延設しており、両クローラ
フレーム1f・1fの途中部間に左右方向の連結フレー
ム1gを、後端間に後端フレーム1hを横設している。
c間には、後記の如く、エンジンEや減速機G、また、
HST等の油圧系統部材が配設される。クローラフレー
ム1f・1fは、両側板フレーム1b・1cよりも外側
に位置しており、後記のように、クローラフレーム1f
に支持される車輪やスプロケットにクローラ29を巻装
した場合に、クローラ29にて巻き上げられる土砂は、
両側板フレーム1b・1cにて遮断されて、両側板フレ
ーム1b・1c間のエンジンE、減速機G、油圧系統部
材等の配設部分には侵入しないのである。
ン支持フレーム1iが形成されている。即ち、該エンジ
ン支持フレーム1iは、動力部Aにおいて右寄りに位置
しており、更に、前板フレーム1aとの間に距離をおい
て後方寄りに位置している。また、両側板フレーム1b
・1cは、動力部A後端(サイドフレーム1c・1d後
端)より後方に延出して、その後端を、該連結フレーム
1gに立設された荷箱受け支柱1j・1jに連結してい
る。該側板フレーム1b・1cは、荷箱受け支柱1j・
1jの補強材ともなるので、その分、荷箱受け支柱1j
・1jを小型軽量化できる。後端フレーム1h上には、
荷箱昇降シリンダー23を枢支するためのシリンダーブ
ラケット1kと、荷箱22を枢支するための荷箱ブラケ
ット1m・1mを立設している。
かけての上方部分は、荷箱搭載部Bとなっている。即
ち、荷箱ブラケット1m・1mに荷箱22の後端を枢支
し、シリンダーブラケット1kには、荷箱昇降シリンダ
ー23の基端を枢支し、該荷箱昇降シリンダー23のピ
ストンロッド先端を荷箱22の底部の略中央部に枢結す
る。荷箱22は、通常の下降位置においては、前端部分
が該荷箱受け支柱1j・1j上に載置された状態となっ
ており、荷箱昇降シリンダー23が伸長駆動すると上方
に回動するのである。
び図10のように、前部フレーム2を固設している。前
部フレーム2内には、左右にヘッドランプ支持用ブラケ
ット2a・2aが配設されており、この中に、ヘッドラ
ンプ3・3を嵌入配設する。また、該前部フレーム2の
前部には、バンパ4を付設することができ、その上部に
は、フロントコラム5を搭載するものとなっている。
係る運搬車の動力部Aの内部構成について、図5乃至図
8より説明する。本体フレーム1の両側板フレーム1b
・1c間において、前記エンジン支持フレーム1i(右
側板フレーム1c寄り)は、図5や図7のように、エン
ジンEの下端に垂設されるオイルパンEaを囲って、エ
ンジンEを下方より支持するものとなっている。該エン
ジンEの後端は出力側で、フライホイルハウジングEb
を介して油圧ポンプPを連接している。該油圧ポンプP
は、動力部Aの後端よりも後方に延出して、荷箱搭載部
Bに配されている。この上方には、荷箱22が搭載され
るものである。該油圧ポンプPは、前部にHSTポンプ
Paを、後部に作業用ポンプPb(後記サイドクラッチ
アクチュエーター43及び荷箱昇降シリンダー23の制
御用圧油を吐出)、及びブーストポンプPc(HSTポ
ンプの吐出圧を補填)を連接してなっている。
ーム1b寄りの部分には、前後方向に長く、略水平に減
速機Gを配設している。該減速機Gの前端には、HST
モーターMを左右方向に取り付けている。前記の如く、
エンジン支持フレーム1iは後方寄りになっていて、こ
れにて支持するエンジンEの前端と前板フレーム1aと
の間には一定の空間を有している。この空間部分に該H
STモーターMが配設されているのである。この位置
は、エンジン前部に配設されるラジエータRの前方位置
に当たるので、HSTモーターMに配管する油圧管を含
め、該ラジエータRに対峙することで、作動油の冷却効
果を得ることができる。
明する。HSTモーターMは、HSTポンプPより圧油
供給されて、そのモーター軸を減速機G内の入力軸30
として入軸しており、該入力軸30の左端寄り位置には
サービスブレーキ31が環設されている。該サービスブ
レーキ31のサービスブレーキアーム31aが、減速機
Gの左側に突設されている。該サービスブレーキアーム
31aは、運転部における後記のブレーキペダル18ま
たはパーキングブレーキレバー16の操作にて回動し、
サービスブレーキ31を圧接して入力軸30を制動し、
左右両クローラ走行装置の駆動スプロケット21・21
を制動するものである。
支されていて、入力軸30とギア噛合しており、該カウ
ンター軸32の後方には、サイドクラッチ軸33が軸支
されている。サイドクラッチ軸33付設の伝動ギア33
aは、カウンター軸32付設のカウンターギア32aに
ギア噛合するとともに、該サイドクラッチ軸33上に摺
動可能に外嵌されたサイドクラッチギア34L・34R
と嵌合可能となっている。サイドクラッチギア34L・
34Rは、減速機Gの上部に枢支されたサイドクラッチ
アーム36L・36Rの回動にて摺動する構成となって
いて、この摺動により、伝動ギア33aに係合・離脱す
る。また、左右の各サイドクラッチギア34L・34R
の外側には、サイドブレーキ35L・35Rが各々設け
られており、サイドクラッチギア34(34L・34
R)が伝動ギア33aと離脱して外側に一定以上摺動す
ると、サイドブレーキ35(35L・35R)が圧接さ
れ、サイドクラッチギア34が制動される。
ステアリング用ブラケット41が本体フレーム1の前板
フレーム1aに固設されていて、サイドクラッチアクチ
ュエーターケース42が搭載されている。該サイドクラ
ッチアクチュエーターケース42には、左右二個の油圧
駆動式サイドクラッチアクチュエーター43L・43R
を後方に突設して、各サイドクラッチアーム36L・3
6Rに枢結している。サイドクラッチアーム36(36
L・36R)は、サイドクラッチアクチュエーター43
(43L・43R)の伸縮駆動にて回動するものであ
る。例えば前方直進から右旋回する時には、サイドクラ
ッチアクチュエーター43Lを作動して、サイドクラッ
チアーム36Lを制動側に回動し、左サイドクラッチギ
ア34Lを離脱させ、更には左サイドブレーキ35Lを
制動状態にするのである。
の後方には、左右の出力軸37L・37R(総称して出
力軸37)を軸支しており、各出力軸37に付設する出
力ギア37La・37Raにそれぞれサイドクラッチギ
ア34L・34Rを噛合させている。各出力軸37L・
37Rは、減速機Gの左右側より左右方向に突設されて
おり、右出力軸37Rには、継手37Rbを連結・延長
して、エンジンE下部のオイルパンEa前方を通過して
いる。従来、減速機の出力軸は、オイルパンよりも下方
に配設していたので、エンジンの取付高さを高くしなけ
ればならなかったが、図13のように、正面視で出力軸
37(継手37Rb)とオイルパンEaとが重合するほ
どにエンジンEの取付高さが低くなっている。これは、
後記の運転席12から右側への視界向上に貢献する他、
機体の重心位置が低くなり、安定性を向上するという効
果も奏する。一方、両サイドフレーム1d・1eの下側
にて、各クローラフレーム1f・1fの前端に、終末減
速機FG・FGを固設しており、各終末減速機FGから
は外側に駆動スプロケット24を突設、軸支している。
各駆動スプロケット24の後方位置にて、各終末減速機
FG・FGより内側に突設する入力軸FGa・FGa
に、出力軸37L・継手37Rbの各外端を連結してい
る。なお、各入力軸FGaへの連結部分や、右出力軸3
7Rと継手37Rbとの連結部分には、ジョイント部材
37aを介設している。こうして、出力軸37の回転
が、終末減速機FG内のギア機構を介して駆動スプロケ
ット24に伝動されるものである。
り後方には、芯地旋回(スピンターン)用のギア機構が
内設されている。即ち、後端に芯地旋回クラッチ軸39
を軸支しており、これには、二連の逆転用ギア39a・
39bが環設されている。逆転用ギア39aは、該芯地
旋回クラッチ軸39に固設されている。一方、逆転用ギ
ア39bは、芯地旋回クラッチ40を介して芯地旋回ク
ラッチ軸34に係合・離脱可能となっている。逆転用ギ
ア39aと右出力軸37Rの出力ギア37Raとの間に
は、カウンター軸38付設のカウンターギア38aが介
装・噛合されている。一方、逆転用ギア39bは直接左
出力軸37Lに噛合している。通常は、芯地旋回クラッ
チ40が切られていて、右出力軸37Rからギア37R
a・38a・39aを介しての芯地旋回クラッチ軸39
への伝動と、左出力軸37Lの出力ギア37Laから逆
転用ギア39bへの伝動は独立している。そして、例え
ば右側に芯地旋回すべく、左サイドクラッチギア34L
を離脱状態とした上で、芯地旋回クラッチ40を係合す
ると、係合状態の右サイドクラッチギア34Rにギア噛
合する右出力軸37Rから芯地旋回用ギア機構を介し
て、離脱状態の左サイドクラッチギア34Lにギア噛合
する左出力軸37Lへと伝動され、該左出力軸37Lを
右出力軸37Rの回転方向と逆に回転させるのである。
サイドブレーキ35の摩擦板、或いは出力軸37等の各
軸は、時としてメンテナンス作業を必要とするが、従来
は減速機が縦方向、即ち、上下に長く配設されていて、
各軸に高低差があり、低い方に位置する軸に関しては、
例えばブレーキの摩擦板の交換等のメンテナンス作業を
施すのが困難であった。しかし、本実施例では減速機G
は前後に長く、略水平方向に配設され、入力軸30、サ
イドクラッチ軸33、出力軸37等は、略一定の高さで
前後方向に配設されるので、いずれにも容易にメンテナ
ンス作業を施すことができるようになっている。
いる。この構造について、図1乃至図4より説明する。
前記の如く、動力部Aにおいては、エンジンE、HST
ポンプP、HSTモーターM、及び減速機Gを前記の如
く配設したことに基づき、エンジンカバー6、コントロ
ールパネル7(コントロール部)が図3のように配設さ
れている。つまり、エンジンカバー6とコントロールパ
ネル7が、左右に配列されている。エンジンカバー6
は、図16のように、右端を回動軸として上方に回動可
能な蓋体6aを上面に取り付けている。そして、該コン
トロールパネル7の更に左側に、運転席12が配設され
ている。運転席12は、運転席上台11に一体状に取り
付けられており、該運転席上台11は、運転席下台10
に対して、回転可能に取り付けられていて、該運転席1
2を前後に反転することができる。運転席12の後方に
は安全フレーム13が立設されていて、その上部に、後
方を照射するランプ14を付設しており、夜間に荷箱2
2の積荷を視認できるようにしている。
ルは前後に配設されていたので、運転席をそれらの左右
いずれかに配設すれば、その反対側からの乗降ができな
いという不具合があったが、エンジンEと減速機Gとが
左右に配設された関係で、エンジンカバー6とコントロ
ールパネル7とが左右に配設され、更にエンジンEの後
部に連接するHSTポンプPは、荷箱搭載部Bに配設さ
れているので、エンジンカバー6及びコントロールパネ
ル7と、前部フレーム2上に搭載したフロントコラム5
との間には空間ができ、ここに通路板8を貼設して、運
転席下台10の周囲に貼設するステップ板9に連結して
いる。こうして、通路板8を介して、車体の右側、即
ち、運転席12の配設側の反対側からの乗降もできるよ
うになったのである。
位置(オイルパンEaの前方)により、エンジンEの取
付高さが低くなっているので、エンジンカバー6自体も
低くなっており、従って、その左側に配設される運転席
12から右側への視界が向上しているのである。
16の如く、前記のサイドクラッチアクチュエーター4
3操作用の操向レバー15(その頭頂部には芯地旋回設
定スイッチ16)、HSTポンプPの作動油吐出方向を
切り換える前後進切換レバー17、及び荷箱昇降シリン
ダー23を油圧制御操作する荷箱昇降レバー18を配設
している。操向レバー15は、運転席12を前後どちら
に向けていても同様の操作感覚で操作できるよう、左側
面視において、図15の如く、運転席上台11の回転中
心軸、即ち運転席下台10の垂直中心軸SL上に配置し
ている。図15及び図16において、操向レバー15基
端のステアリングスイッチ44L・44Rは操向レバー
15の左右傾倒によってON・OFFするサイドクラッ
チアクチュエーター43制御用油圧バルブの電磁ソレノ
イドのスイッチであり、芯地旋回スイッチ45は、操向
レバー15がストロークエンドの時にONし、芯地旋回
設定スイッチ16もONの時に、前記芯地旋回クラッチ
40が入って、芯地旋回するものである。更に、前後進
切換レバー17基端の前後進切換スイッチ46F・46
Rは、HSTポンプPaの可動斜板の傾きの切換用スイ
ッチである。
び図18の如く、座席12を前後いずれに反転しても操
作できるように、エンジン回転数操作をするアクセルペ
ダル20F・20R(総称して20)、前記のサービス
ブレーキアーム31aの操作を行うブレーキペダル21
F・21R(総称して21)を配設し、また、座席上台
11には、同じくサービスブレーキアーム31aを操作
するパーキングブレーキレバー19を配設している。
1、図6等より説明しておく。左右のクローラ走行装置
はそれぞれ、前記の如く、クローラフレーム1fの前端
に終末減速機FGが付設されていて、駆動スプロケット
24を軸支しており、クローラフレーム1fの後端に
は、前後摺動可能にアイドラ28を支持している。クロ
ーラフレーム1fの下方には、前後6個の転輪25が支
持されているが、最前及び最後の転輪25を除いて、イ
コライザー26F・26Rにて支持されている。また、
クローラフレーム1fの上部には、テンションローラー
27が軸支されており、これらにクローラ29を巻装し
て、クローラ走行装置を形成している。
後に配設された場合には、重心が前後に移動しやすい。
運搬車は、荷箱6が空の状態と積載状態では、重心位置
が前後にかなり移動し、ダンプ作業や走行時の不安定さ
に繋がる。しかし、この点で本実施例では、エンジンE
と減速機Gとを左右に配設しているので、重心は横方向
に分散され、前後方向への重心の移動が低減される。重
心は、図1の如く、前後のイコライザー26F・26R
のクローラフレーム1fへの枢支点26Fa・26Ra
間を移動範囲Lとするように設定されている。
のような効果を奏する。まず、請求項1の如く構成した
ので、減速機に軸支する各軸が前後に略一定高さで配列
されることとなる。つまり、従来、減速機の各軸に高低
差があり、低い位置の軸に関しては、ブレーキの摩擦板
の交換等のメンテナンス作業がやりづらかったが、この
ように各軸が一定高さで前後に並べられれば、各軸に容
易に均等なメンテナンス作業を施すことができるのであ
る。
関しては、エンジンの前方に位置することで、作動油の
冷却効果を増すという効果を得ることができる。
の履帯にて巻き上げる土砂が、側板フレームにて遮断さ
れて、エンジンや減速機等の配設部分に侵入せず、これ
らの動力機関関連部品を長時間良好な状態に保持するの
である。
Tポンプが荷箱搭載部に位置する分だけ、動力部の自由
スペースの拡大に繋がり、次の請求項4による効果を得
るのに貢献する。
ンジンカバーとコントロール部は、後方に寄せて、前方
に空間を空けることができ、該コントロール部の片側に
運転席を配設した状態において、この空間を利用して、
該運転席配設側の反対側に連通する左右方向の通路を確
保することができる。従って、機体の片側に運転席を配
設した状態でも、エンジンカバー等を跨ぐことなく、通
路を介して、その反対側における乗降が可能となるので
ある。
機の出力軸とエンジンの下部とが前後に配設される(正
面視では重合する)分だけ、エンジンの取付高さを低く
することができる。これは、前記の如く、機体の片側に
運転席を配設した場合に、側方のエンジンカバー上端の
高さを低くすることに繋がるので、運転席からその配設
側の反対側への視界が向上するのである。また、エンジ
ンの取付高さを低くする分だけ、重心が低下して、機体
の安定度が増す。
の空の時と積載時とで、機体の重心があまり前後に移動
せず、安定性が向上するのである。
る。
搬車のフレーム構造を示す平面図である。
置構成を示す左側面図である。
成を示す左側面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 履帯式走行装置上に、前部を動力部、後
部を荷箱搭載部とする本体フレームを配設してなり、該
動力部上に運転部を配し、エンジンより、HST、減速
機を介して、履帯式走行装置の駆動軸に動力伝達する駆
動構成の運搬車において、該動力部にて、エンジンと減
速機を左右に並設し、該減速機は前後方向に長く、略水
平に配設したことを特徴とする運搬車。 - 【請求項2】 請求項1記載の運搬車において、該動力
部における該エンジンの前方となる該減速機の前端内側
面にHSTモーターを配設したことを特徴とする運搬
車。 - 【請求項3】 請求項1記載の運搬車において、エンジ
ン、減速機の配設空間と、左右の履帯との間に、動力部
前端より荷箱の支柱まで延設される側板フレームを配設
したことを設けたことを特徴とする運搬車。 - 【請求項4】 請求項1記載の運搬車において、エンジ
ンの後部にHSTポンプを連設し、該HSTポンプを、
荷箱搭載部における荷箱下方位置に配設したことを特徴
とする運搬車。 - 【請求項5】 請求項1記載の運搬車において、該運転
部にて、エンジン上方にエンジンカバーを、減速機上方
にコントロール部を配設し、その側方に運転席を並設
し、該エンジンカバー及びコントロール部を介して、荷
箱と反対側に、該運転席への左右方向の通路を設けたこ
とを特徴とする運搬車。 - 【請求項6】 請求項1記載の運搬車において、該動力
部にて、該減速機の出力軸を、該エンジンの下部前方に
配設したことを特徴とする運搬車。 - 【請求項7】 請求項1記載の運搬車で、左右の各履帯
式走行装置には、転輪を懸架する前後2個のイコライザ
ーを支持するものにおいて、荷箱が空の状態の時も積載
状態の時も、本体部全体の重心が、前後のイコライザー
の両支点間に位置するよう設定したことを特徴とする運
搬車。
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