JPH1044794A - 走行車輌の動力伝達装置 - Google Patents
走行車輌の動力伝達装置Info
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- JPH1044794A JPH1044794A JP20458796A JP20458796A JPH1044794A JP H1044794 A JPH1044794 A JP H1044794A JP 20458796 A JP20458796 A JP 20458796A JP 20458796 A JP20458796 A JP 20458796A JP H1044794 A JPH1044794 A JP H1044794A
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Landscapes
- Non-Deflectable Wheels, Steering Of Trailers, Or Other Steering (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 左右に配設する履帯式走行装置を操向駆動し
て走行車輌の旋回と芯地旋回と制動操作を可能にするバ
ランスの良い減速機の構成にする。 【解決手段】 エンジンEの動力を減速機Gの入力軸6
0に入力し、減速機の出力軸68を左右側方に突出し
て、出力軸を履帯式走行装置の終末減速機FGに連結
し、終末減速機より側方に突出するスプロケット軸3を
減速回動し、側面視において減速機の入力軸60と出力
軸68の間位置下方にスプロケット軸3を配置し、履帯
式走行装置の上下高さ内に各軸を三角形状に配置し、ま
た、前記減速機の前後略中央部に出力軸を配置し、該出
力軸の前方に操向を行うサイドクラッチギア65、更に
前方にブレーキ機構61を配置する一方、出力軸の後方
に芯地旋回用の芯地旋回クラッチ軸70を配置した。
て走行車輌の旋回と芯地旋回と制動操作を可能にするバ
ランスの良い減速機の構成にする。 【解決手段】 エンジンEの動力を減速機Gの入力軸6
0に入力し、減速機の出力軸68を左右側方に突出し
て、出力軸を履帯式走行装置の終末減速機FGに連結
し、終末減速機より側方に突出するスプロケット軸3を
減速回動し、側面視において減速機の入力軸60と出力
軸68の間位置下方にスプロケット軸3を配置し、履帯
式走行装置の上下高さ内に各軸を三角形状に配置し、ま
た、前記減速機の前後略中央部に出力軸を配置し、該出
力軸の前方に操向を行うサイドクラッチギア65、更に
前方にブレーキ機構61を配置する一方、出力軸の後方
に芯地旋回用の芯地旋回クラッチ軸70を配置した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、左右に配設する履
帯式走行装置を操向操作して走行車輌の旋回と芯地旋回
と制動操作を可能にする減速機の構成に関する。
帯式走行装置を操向操作して走行車輌の旋回と芯地旋回
と制動操作を可能にする減速機の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、履帯式走行装置上に、前部を動力
部及び運転部とし、後部を荷箱搭載部とする本体部を配
設し、エンジンよりHST変速装置、減速機を介して履
帯式走行装置の駆動軸に動力伝達してなる運搬車は公知
となっている。この公知例を説明する。まず、左右のク
ローラ(履帯式)走行装置上に配設される本体部は本体
フレームより形成され、該本体フレームの前部は、動力
部を支持するとともに、その上部においては、前端にヘ
ッドランプ等を具備するフロントコラムを搭載し、ま
た、その後方にエンジンカバーを搭載し、更にその後方
に、各種コントロール装置を具備するコントロールパネ
ルを配している。また、コントロールパネルの側方に座
席を配している。このように、動力部の上方には運転部
が形成されており、その後方に荷箱が上下回動可能に搭
載されている。
部及び運転部とし、後部を荷箱搭載部とする本体部を配
設し、エンジンよりHST変速装置、減速機を介して履
帯式走行装置の駆動軸に動力伝達してなる運搬車は公知
となっている。この公知例を説明する。まず、左右のク
ローラ(履帯式)走行装置上に配設される本体部は本体
フレームより形成され、該本体フレームの前部は、動力
部を支持するとともに、その上部においては、前端にヘ
ッドランプ等を具備するフロントコラムを搭載し、ま
た、その後方にエンジンカバーを搭載し、更にその後方
に、各種コントロール装置を具備するコントロールパネ
ルを配している。また、コントロールパネルの側方に座
席を配している。このように、動力部の上方には運転部
が形成されており、その後方に荷箱が上下回動可能に搭
載されている。
【0003】また、前記エンジン後部にHST変速装置
を形成するHSTポンプ及びHSTモーターを連設し、
該HSTモーターに連設して、コントロールパネルの下
方位置にて減速機が配設されている。(減速機の入力軸
は、HSTモーターのモーター軸である。)該減速機か
ら左右に出力軸が延設され、履帯式走行装置の前端の駆
動スプロケットに付設される終末減速機に動力伝達され
る。前記減速機には、操向用(或いは停止用)に左右各
車軸(減速機の出力軸)を制動するブレーキクラッチ機
構や、HSTモーター軸自体を制動するブレーキ機構等
が設けられており、運転席に搭乗するオペレーターの操
縦によって走行車輌を旋回させたり停止する操作をおこ
なっていた。
を形成するHSTポンプ及びHSTモーターを連設し、
該HSTモーターに連設して、コントロールパネルの下
方位置にて減速機が配設されている。(減速機の入力軸
は、HSTモーターのモーター軸である。)該減速機か
ら左右に出力軸が延設され、履帯式走行装置の前端の駆
動スプロケットに付設される終末減速機に動力伝達され
る。前記減速機には、操向用(或いは停止用)に左右各
車軸(減速機の出力軸)を制動するブレーキクラッチ機
構や、HSTモーター軸自体を制動するブレーキ機構等
が設けられており、運転席に搭乗するオペレーターの操
縦によって走行車輌を旋回させたり停止する操作をおこ
なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の構造に
おいて、減速機の上方にコントロールパネルを配置し、
該コントロールパネルをエンジンカバーの後部に配置し
ており、運転部における側方視界を悪くする配置構成と
なっていた。その為に操作性に優れた運転部を構成する
には、減速機の配置と形状を変更して車体フレーム内に
収納する必要があり、これらを車体フレームに収納する
ために減速機の形状を水平状に長く形成することにより
実現されるが、減速機の内部構成は、操向操作を行うサ
イドクラッチギアや芯地旋回を行うギア機構等を複数の
ギア機構が組み込まれており、これらのギア機構をバラ
ンスのよい配置にすることが望まれてきている。
おいて、減速機の上方にコントロールパネルを配置し、
該コントロールパネルをエンジンカバーの後部に配置し
ており、運転部における側方視界を悪くする配置構成と
なっていた。その為に操作性に優れた運転部を構成する
には、減速機の配置と形状を変更して車体フレーム内に
収納する必要があり、これらを車体フレームに収納する
ために減速機の形状を水平状に長く形成することにより
実現されるが、減速機の内部構成は、操向操作を行うサ
イドクラッチギアや芯地旋回を行うギア機構等を複数の
ギア機構が組み込まれており、これらのギア機構をバラ
ンスのよい配置にすることが望まれてきている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
課題を解決するため、次のような手段を用いる。まずエ
ンジンの動力をHST式変速装置を介して減速機の入力
軸に入力し、減速機より履帯式走行装置に動力を伝達し
て駆動する走行車輌において、側面視で減速機の入力軸
の後方に出力軸を配置し、該入力軸と出力軸の間位置下
方にスプロケット軸を配置して三角形状の配置とし、各
軸を履帯式走行装置の上下高さ内に配置したものであ
る。
課題を解決するため、次のような手段を用いる。まずエ
ンジンの動力をHST式変速装置を介して減速機の入力
軸に入力し、減速機より履帯式走行装置に動力を伝達し
て駆動する走行車輌において、側面視で減速機の入力軸
の後方に出力軸を配置し、該入力軸と出力軸の間位置下
方にスプロケット軸を配置して三角形状の配置とし、各
軸を履帯式走行装置の上下高さ内に配置したものであ
る。
【0006】また、エンジンの動力をHST式変速装置
を介して減速機の入力軸に入力し、減速機より履帯式走
行装置に動力を伝達して駆動する走行車輌において、減
速機の前後略中央部に出力軸を配置し、該出力軸の前方
に操向を行うサイドクラッチ、及び、ブレーキ機構を配
置する一方、出力軸の後方に芯地旋回用の旋回クラッチ
を配置したものである。
を介して減速機の入力軸に入力し、減速機より履帯式走
行装置に動力を伝達して駆動する走行車輌において、減
速機の前後略中央部に出力軸を配置し、該出力軸の前方
に操向を行うサイドクラッチ、及び、ブレーキ機構を配
置する一方、出力軸の後方に芯地旋回用の旋回クラッチ
を配置したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について添付
の図面より説明する。図1は本発明に係る運搬車の左側
面図、図2は同じく部分右側面図、図3は同じく平面
図、図4は同じく正面図、図5は本体フレーム1及び前
部フレーム2よりなる運搬車のフレーム構造を示す平面
図、図6は運搬車の動力部配置構造を示す側面図、図7
は同じく平面図、図8は同じく正面図、図9は減速機G
の内部平面図、図10は運搬車の油圧系統図、図11は
運転部に配設するレバー類のリンク機構を示す側面図、
図12は運搬車の運転部における操作ペダルの配設構造
を示す左側面図である。
の図面より説明する。図1は本発明に係る運搬車の左側
面図、図2は同じく部分右側面図、図3は同じく平面
図、図4は同じく正面図、図5は本体フレーム1及び前
部フレーム2よりなる運搬車のフレーム構造を示す平面
図、図6は運搬車の動力部配置構造を示す側面図、図7
は同じく平面図、図8は同じく正面図、図9は減速機G
の内部平面図、図10は運搬車の油圧系統図、図11は
運転部に配設するレバー類のリンク機構を示す側面図、
図12は運搬車の運転部における操作ペダルの配設構造
を示す左側面図である。
【0008】まず、本発明を適用した運搬車の概略構成
を図1〜図4より説明する。本体フレーム1の左右に履
帯走行装置を支持しており、本体フレーム1の前端に
は、前部フレーム2が付設されていて、該前部フレーム
2上にはフロントコラム5を立設し、その後方におい
て、本体フレーム1上には、エンジンカバー6を搭載
し、その右上部にはコントロールパネル7を形成してい
る。該エンジンカバー6の右方には、前後反転可能な運
転席12が搭載されている。このように、エンジンカバ
ー6や運転席12を搭載する運転部の後方において、本
体フレーム1上には、昇降可能に荷箱22が搭載されて
いる。
を図1〜図4より説明する。本体フレーム1の左右に履
帯走行装置を支持しており、本体フレーム1の前端に
は、前部フレーム2が付設されていて、該前部フレーム
2上にはフロントコラム5を立設し、その後方におい
て、本体フレーム1上には、エンジンカバー6を搭載
し、その右上部にはコントロールパネル7を形成してい
る。該エンジンカバー6の右方には、前後反転可能な運
転席12が搭載されている。このように、エンジンカバ
ー6や運転席12を搭載する運転部の後方において、本
体フレーム1上には、昇降可能に荷箱22が搭載されて
いる。
【0009】前記本体フレーム1は、図5に示すよう
に、前端に左右方向の前板フレーム1aを配し、該前板
フレーム1aより、前後方向の平行な左側板フレーム1
b・右側板フレーム1cを配し、また、両側板フレーム
1b・1cの更に各外側には、サイドフレーム1d・1
eを配している。この前板フレーム1a、両サイドフレ
ーム1d・1eにて囲まれる部分を動力部としており、
動力機関の関連部品が配設される。また、両サイドフレ
ーム1d・1eより後方にクローラフレーム1f・1f
を延設しており、両クローラフレーム1f・1fの途中
部間に左右方向の連結フレーム1gを、後端間に後端フ
レーム1hを横設している。
に、前端に左右方向の前板フレーム1aを配し、該前板
フレーム1aより、前後方向の平行な左側板フレーム1
b・右側板フレーム1cを配し、また、両側板フレーム
1b・1cの更に各外側には、サイドフレーム1d・1
eを配している。この前板フレーム1a、両サイドフレ
ーム1d・1eにて囲まれる部分を動力部としており、
動力機関の関連部品が配設される。また、両サイドフレ
ーム1d・1eより後方にクローラフレーム1f・1f
を延設しており、両クローラフレーム1f・1fの途中
部間に左右方向の連結フレーム1gを、後端間に後端フ
レーム1hを横設している。
【0010】また、両側板フレーム1b・1cは、サイ
ドフレーム1c・1d後端より後方に延出して、その後
端を、該連結フレーム1gに立設された荷箱受け支柱1
j・1jに連結している。後端フレーム1h上には、荷
箱昇降シリンダー23を枢支するためのシリンダーブラ
ケット1kと、荷箱22を枢支するための荷箱ブラケッ
ト1m・1mを立設している。
ドフレーム1c・1d後端より後方に延出して、その後
端を、該連結フレーム1gに立設された荷箱受け支柱1
j・1jに連結している。後端フレーム1h上には、荷
箱昇降シリンダー23を枢支するためのシリンダーブラ
ケット1kと、荷箱22を枢支するための荷箱ブラケッ
ト1m・1mを立設している。
【0011】連結フレーム1gより後端フレーム1hに
かけての上方部分は、荷箱搭載部となっている。即ち、
荷箱ブラケット1m・1mに荷箱22の後端を枢支し、
シリンダーブラケット1kには、荷箱昇降シリンダー2
3の基端を枢支し、該荷箱昇降シリンダー23のピスト
ンロッド先端を、荷箱22の底部の略中央部に枢結す
る。荷箱22は、通常の下降位置においては、前端部分
が該荷箱受け支柱1j・1j上に載置された状態となっ
ており、荷箱昇降シリンダー23が伸長駆動すると上方
に回動するのである。
かけての上方部分は、荷箱搭載部となっている。即ち、
荷箱ブラケット1m・1mに荷箱22の後端を枢支し、
シリンダーブラケット1kには、荷箱昇降シリンダー2
3の基端を枢支し、該荷箱昇降シリンダー23のピスト
ンロッド先端を、荷箱22の底部の略中央部に枢結す
る。荷箱22は、通常の下降位置においては、前端部分
が該荷箱受け支柱1j・1j上に載置された状態となっ
ており、荷箱昇降シリンダー23が伸長駆動すると上方
に回動するのである。
【0012】本体フレーム1の前端には、前部フレーム
2を固設している。前部フレーム2内には、ヘッドラン
プを配設している。また、該前部フレーム2の前部に
は、バンパ4を付設し、その上部には、フロントコラム
5を搭載するものとなっている。
2を固設している。前部フレーム2内には、ヘッドラン
プを配設している。また、該前部フレーム2の前部に
は、バンパ4を付設し、その上部には、フロントコラム
5を搭載するものとなっている。
【0013】このようなフレーム構成を基に、運搬車の
動力部構造について、図6〜図8より説明する。前記動
力部Aにおける両側板フレーム1b・1c間には、エン
ジンEや減速機G、また、HST変速装置等の油圧系統
部材が配設される。即ち、右の側板フレーム1cの内側
には、エンジン支持フレーム1iが形成され、該エンジ
ン支持フレーム1iは、動力部Aにおいて右寄りに位置
しており、更に、前板フレーム1aとの間に距離をおい
て後方寄りに位置している。
動力部構造について、図6〜図8より説明する。前記動
力部Aにおける両側板フレーム1b・1c間には、エン
ジンEや減速機G、また、HST変速装置等の油圧系統
部材が配設される。即ち、右の側板フレーム1cの内側
には、エンジン支持フレーム1iが形成され、該エンジ
ン支持フレーム1iは、動力部Aにおいて右寄りに位置
しており、更に、前板フレーム1aとの間に距離をおい
て後方寄りに位置している。
【0014】前記のエンジン支持フレーム1i(右側板
フレーム1c寄り)は、エンジンEの下端に垂設される
オイルパンEaを囲い、エンジンEを下方より支持する
ものとなっている。該エンジンEの後端は、出力側であ
って、フライホイルハウジングEbを介して油圧ポンプ
Pが連設されている。該油圧ポンプPは、動力部の後端
よりも後方に延出して、荷箱搭載部に配されている。こ
の上方には荷箱22が搭載されるものである。また、前
記エンジンEの前部にラジエーターRを配設し、前板フ
レーム1aより後方に一定の空間を開け、この空間部分
にHSTモーターMを配設している。
フレーム1c寄り)は、エンジンEの下端に垂設される
オイルパンEaを囲い、エンジンEを下方より支持する
ものとなっている。該エンジンEの後端は、出力側であ
って、フライホイルハウジングEbを介して油圧ポンプ
Pが連設されている。該油圧ポンプPは、動力部の後端
よりも後方に延出して、荷箱搭載部に配されている。こ
の上方には荷箱22が搭載されるものである。また、前
記エンジンEの前部にラジエーターRを配設し、前板フ
レーム1aより後方に一定の空間を開け、この空間部分
にHSTモーターMを配設している。
【0015】また、該エンジンEの左側方で、左側板フ
レーム1b寄りの部分には、前後方向に長く、略水平に
減速機Gを配設している。該減速機Gの前端には、HS
TモーターMを左右方向に取り付けている。これらのH
STモーターMと減速機Gと油圧ポンプPは平面視でエ
ンジンEをコ字状に囲み、側面視においてその上端は略
平坦として配置されており、本体フレーム1の上端より
上方に突出することのないように配設して、出来るだけ
低く配置して、側方の視界を良好としている。また、前
記HSTモーターMとHSTポンプPaとを連結する油
圧配管は図7に示す平面視の如くに、減速機Gと前後方
向のシャーシ即ち、左側板フレーム1bとの間の空間に
配設しており、この両者の間を通して配管するので、油
圧配管を保護することができる。また、前記HSTモー
ターMとHSTポンプPaとは略同一水平面上に配した
ことにより、送油される圧油の高さが略同じとなり、油
圧損失を少なくできる配管構成としている。更に、前記
HSTモーターMは、ラジエータRの前方に配置される
ので、HSTモーターMに配管する油圧管を含め、該ラ
ジエータRに対峙することで、作動油が冷却されて冷却
効果を高めることができる。
レーム1b寄りの部分には、前後方向に長く、略水平に
減速機Gを配設している。該減速機Gの前端には、HS
TモーターMを左右方向に取り付けている。これらのH
STモーターMと減速機Gと油圧ポンプPは平面視でエ
ンジンEをコ字状に囲み、側面視においてその上端は略
平坦として配置されており、本体フレーム1の上端より
上方に突出することのないように配設して、出来るだけ
低く配置して、側方の視界を良好としている。また、前
記HSTモーターMとHSTポンプPaとを連結する油
圧配管は図7に示す平面視の如くに、減速機Gと前後方
向のシャーシ即ち、左側板フレーム1bとの間の空間に
配設しており、この両者の間を通して配管するので、油
圧配管を保護することができる。また、前記HSTモー
ターMとHSTポンプPaとは略同一水平面上に配した
ことにより、送油される圧油の高さが略同じとなり、油
圧損失を少なくできる配管構成としている。更に、前記
HSTモーターMは、ラジエータRの前方に配置される
ので、HSTモーターMに配管する油圧管を含め、該ラ
ジエータRに対峙することで、作動油が冷却されて冷却
効果を高めることができる。
【0016】前記動力部Aの上部は、運転部となってお
り、エンジンEと運転席12が並設されている。エンジ
ンカバー6、コントロールパネル7が図3のように左右
に配置し、左右側板フレーム1b・1cの上部の運転部
の配置空間を広くしている。また、前部フレーム2上に
搭載したフロントコラム5とエンジンEとの間に設けた
空間には、前述したHSTモーターMを配置し、この空
間の上方のフロントコラム5とエンジンカバー6の間に
は、ステップ9の高さに合わせて通路板8を配置してH
STモーターMを被装し、その上方の左右側方は開放さ
れた床面としている。そして、該通路板8は前部若しく
は後部が枢支されて、該通路板8は上方に回動可能に構
成して、床面を上方に開放状態にすることによって、H
STモーターMのメンテナンスを容易にしている。更
に、前記コントロールパネル7の左側に、ステップ板9
を貼設し、該ステップ板9はコントロールパネル7の左
側方においてフロントコラム5の後部より後方に水平状
に延出し、エンジンEと並設した減速機Gの上方を被装
している。
り、エンジンEと運転席12が並設されている。エンジ
ンカバー6、コントロールパネル7が図3のように左右
に配置し、左右側板フレーム1b・1cの上部の運転部
の配置空間を広くしている。また、前部フレーム2上に
搭載したフロントコラム5とエンジンEとの間に設けた
空間には、前述したHSTモーターMを配置し、この空
間の上方のフロントコラム5とエンジンカバー6の間に
は、ステップ9の高さに合わせて通路板8を配置してH
STモーターMを被装し、その上方の左右側方は開放さ
れた床面としている。そして、該通路板8は前部若しく
は後部が枢支されて、該通路板8は上方に回動可能に構
成して、床面を上方に開放状態にすることによって、H
STモーターMのメンテナンスを容易にしている。更
に、前記コントロールパネル7の左側に、ステップ板9
を貼設し、該ステップ板9はコントロールパネル7の左
側方においてフロントコラム5の後部より後方に水平状
に延出し、エンジンEと並設した減速機Gの上方を被装
している。
【0017】更に、前記ステップ板9上に運転席12を
配置している。該運転席12は、ステップ板9上より運
転席下台10を突出し、該運転席下台10に回転可能に
運転席上台11を取り付け、運転席上台11の上部に運
転席12の下面を固設しており、該運転席12を前後に
反転できるようにしている。該運転席12の回動支点で
ある運転席下台10と運転席上台11をステップ板9の
前後中央部に配置しており、運転席12を反転させた場
合に、前向き操作と後ろ向き操作に係わりなく同じ平坦
面上の操作空間を設けている。前記回動支点は後述する
減速機Gの出力軸68Rの略上方位置となっており、ク
ローラ走行装置の前後長さ内に収められており、旋回操
作をする際に、運転席12に搭乗するオペレーターが旋
回方向と逆方向に振られることがないようにしている。
配置している。該運転席12は、ステップ板9上より運
転席下台10を突出し、該運転席下台10に回転可能に
運転席上台11を取り付け、運転席上台11の上部に運
転席12の下面を固設しており、該運転席12を前後に
反転できるようにしている。該運転席12の回動支点で
ある運転席下台10と運転席上台11をステップ板9の
前後中央部に配置しており、運転席12を反転させた場
合に、前向き操作と後ろ向き操作に係わりなく同じ平坦
面上の操作空間を設けている。前記回動支点は後述する
減速機Gの出力軸68Rの略上方位置となっており、ク
ローラ走行装置の前後長さ内に収められており、旋回操
作をする際に、運転席12に搭乗するオペレーターが旋
回方向と逆方向に振られることがないようにしている。
【0018】次に、前記減速機Gの内部構成を図9を用
いて説明する。HSTモーターMは、HSTポンプPa
より圧油供給されて、そのモーター軸を減速機G内の入
力軸60としており、該入力軸60の左端寄り位置には
サービスブレーキ61が環設されている。該サービスブ
レーキ61のサービスブレーキアーム62が減速機Gの
左側に突設されており、該サービスブレーキアーム62
は、運転部における後記のブレーキペダル21またはパ
ーキングブレーキレバー19の操作にて回動し、サービ
スブレーキ61を圧接して入力軸60を制動し、減速機
Gの左右側面より側方に突出する出力軸68L・68R
を介して左右両クローラ走行装置の駆動スプロケット2
4・24を制動するものである。
いて説明する。HSTモーターMは、HSTポンプPa
より圧油供給されて、そのモーター軸を減速機G内の入
力軸60としており、該入力軸60の左端寄り位置には
サービスブレーキ61が環設されている。該サービスブ
レーキ61のサービスブレーキアーム62が減速機Gの
左側に突設されており、該サービスブレーキアーム62
は、運転部における後記のブレーキペダル21またはパ
ーキングブレーキレバー19の操作にて回動し、サービ
スブレーキ61を圧接して入力軸60を制動し、減速機
Gの左右側面より側方に突出する出力軸68L・68R
を介して左右両クローラ走行装置の駆動スプロケット2
4・24を制動するものである。
【0019】入力軸60の後方には、カウンター軸6
3、サイドクラッチ軸64、出力軸68L・68R、カ
ウンター軸69、芯地旋回クラッチ軸70が平行に軸支
されている。前記入力軸60上にはギア60aが刻設さ
れ、カウンター軸63上に固設した歯車63aとギア噛
合しており、該カウンター軸63に固設した歯車63b
はサイドクラッチ軸64上に固設した伝動ギア64aと
ギア噛合するとともに、伝動ギア64aの両側には歯部
を設けて、該サイドクラッチ軸64上に摺動可能に外嵌
されたサイドクラッチギア65L・65Rの内側面に設
けた歯部と噛合可能となっている。サイドクラッチギア
65L・65Rは、減速機Gの上部に枢支されたサイド
クラッチアーム67L・67Rの回動にて摺動する構成
となっていて、この摺動により、伝動ギア64aに係合
・離脱する。また、左右の各サイドクラッチギア65L
・65Rの外側には、サイドブレーキ66L・66Rが
各々設けられており、サイドクラッチギア65(65L
・65R)が伝動ギア64aと離脱して外側に一定以上
摺動すると、サイドブレーキ66(66L・66R)の
摩擦板が圧接されて制動される。
3、サイドクラッチ軸64、出力軸68L・68R、カ
ウンター軸69、芯地旋回クラッチ軸70が平行に軸支
されている。前記入力軸60上にはギア60aが刻設さ
れ、カウンター軸63上に固設した歯車63aとギア噛
合しており、該カウンター軸63に固設した歯車63b
はサイドクラッチ軸64上に固設した伝動ギア64aと
ギア噛合するとともに、伝動ギア64aの両側には歯部
を設けて、該サイドクラッチ軸64上に摺動可能に外嵌
されたサイドクラッチギア65L・65Rの内側面に設
けた歯部と噛合可能となっている。サイドクラッチギア
65L・65Rは、減速機Gの上部に枢支されたサイド
クラッチアーム67L・67Rの回動にて摺動する構成
となっていて、この摺動により、伝動ギア64aに係合
・離脱する。また、左右の各サイドクラッチギア65L
・65Rの外側には、サイドブレーキ66L・66Rが
各々設けられており、サイドクラッチギア65(65L
・65R)が伝動ギア64aと離脱して外側に一定以上
摺動すると、サイドブレーキ66(66L・66R)の
摩擦板が圧接されて制動される。
【0020】サイドクラッチ軸64の後方に、左右の出
力軸68L・68Rを軸支し、各出力軸68に付設する
出力ギア68La・68Raがそれぞれサイドクラッチ
ギア65L・65Rと噛合させている。各出力軸68L
・68Rは、減速機Gの左右より左右方向に突設されて
おり、また、減速機Gは機体左寄りに位置しているた
め、右出力軸68Rには継手68Rbを連結して延長し
ている。該右出力軸68R及び継手68Rbは、エンジ
ンE下部のオイルパンEa前方を通過している。一方、
両サイドフレーム1d・1eの下側で、各クローラフレ
ーム1f・1fの前端に、終末減速機FG・FGを固設
しており、各終末減速機FGからは外側に駆動スプロケ
ット24を軸支している。各駆動スプロケット24の後
上方位置にて、出力軸68L及び継手68Rbの各外端
が、各終末減速機FGの入力軸FGaに連結されてお
り、出力軸68(68L・68R)の回転が、終末減速
機FG内のギア機構を介して駆動スプロケット24に伝
動されるものである。なお、右出力軸68Rと継手68
Rbとの連結部分、また、左右終末減速機FGの各入力
軸FGaへの左出力軸68L及び継手68Rbの連結部
分には、各々、ジョイント部材68aを介装している。
そして、機器間を連結して動力を伝達する駆動軸である
各入力軸60、出力軸68、スプロケット軸3は図6に
示すように、側面視において略逆三角形状に配置され、
車軸となるスプロケット軸3の前後両側に変速部が配置
されて前後重量バランスが向上される。これらの入力軸
60、出力軸68、スプロケット軸3はクローラ走行装
置の間位置に配置され、クローラ走行装置の上端よりも
下方に位置させて、重心を低くして安定性を保つ配置構
成としている。
力軸68L・68Rを軸支し、各出力軸68に付設する
出力ギア68La・68Raがそれぞれサイドクラッチ
ギア65L・65Rと噛合させている。各出力軸68L
・68Rは、減速機Gの左右より左右方向に突設されて
おり、また、減速機Gは機体左寄りに位置しているた
め、右出力軸68Rには継手68Rbを連結して延長し
ている。該右出力軸68R及び継手68Rbは、エンジ
ンE下部のオイルパンEa前方を通過している。一方、
両サイドフレーム1d・1eの下側で、各クローラフレ
ーム1f・1fの前端に、終末減速機FG・FGを固設
しており、各終末減速機FGからは外側に駆動スプロケ
ット24を軸支している。各駆動スプロケット24の後
上方位置にて、出力軸68L及び継手68Rbの各外端
が、各終末減速機FGの入力軸FGaに連結されてお
り、出力軸68(68L・68R)の回転が、終末減速
機FG内のギア機構を介して駆動スプロケット24に伝
動されるものである。なお、右出力軸68Rと継手68
Rbとの連結部分、また、左右終末減速機FGの各入力
軸FGaへの左出力軸68L及び継手68Rbの連結部
分には、各々、ジョイント部材68aを介装している。
そして、機器間を連結して動力を伝達する駆動軸である
各入力軸60、出力軸68、スプロケット軸3は図6に
示すように、側面視において略逆三角形状に配置され、
車軸となるスプロケット軸3の前後両側に変速部が配置
されて前後重量バランスが向上される。これらの入力軸
60、出力軸68、スプロケット軸3はクローラ走行装
置の間位置に配置され、クローラ走行装置の上端よりも
下方に位置させて、重心を低くして安定性を保つ配置構
成としている。
【0021】また、減速機G内において、出力軸68L
・68Rの軸支部分より後方には、芯地旋回(スピンタ
ーン)用のギア機構が内設されている。即ち、後端に芯
地旋回クラッチ軸70を軸支しており、これには、二連
の逆転用ギア70a・70bが環設されている。逆転用
ギア70aは、該芯地旋回クラッチ軸70に固設されて
いる。一方、逆転用ギア70bは、芯地旋回クラッチ7
1を介して、芯地旋回クラッチ軸70に係合・離脱可能
となっている。逆転用ギア70aと右出力軸68Rの出
力ギア68Raとの間には、カウンター軸69付設のカ
ウンターギア69aが介装・噛合されている。一方、逆
転用ギア70bは直接左出力軸68L上の出力ギア68
Laに噛合している。通常は芯地旋回クラッチ71が切
られていて、右出力軸68Rからギア68Ra・69a
・70aを介しての芯地旋回クラッチ軸70への伝動
と、左出力軸68Lの出力ギア68Laから逆転用ギア
70bへの伝動は独立している。そして、例えば右側に
芯地旋回すべく、左サイドクラッチギア65Lを離脱状
態とした上で、芯地旋回クラッチ71を係合すると、係
合状態の右サイドクラッチギア65Rにギア噛合する右
伝動軸68Rから、芯地旋回用ギア機構を介して、離脱
状態の左サイドクラッチギア65Lにギア噛合する左出
力軸68Lへと伝動されて、左出力軸68Lを右出力軸
68Rの回転方向と逆に回転させるのである。
・68Rの軸支部分より後方には、芯地旋回(スピンタ
ーン)用のギア機構が内設されている。即ち、後端に芯
地旋回クラッチ軸70を軸支しており、これには、二連
の逆転用ギア70a・70bが環設されている。逆転用
ギア70aは、該芯地旋回クラッチ軸70に固設されて
いる。一方、逆転用ギア70bは、芯地旋回クラッチ7
1を介して、芯地旋回クラッチ軸70に係合・離脱可能
となっている。逆転用ギア70aと右出力軸68Rの出
力ギア68Raとの間には、カウンター軸69付設のカ
ウンターギア69aが介装・噛合されている。一方、逆
転用ギア70bは直接左出力軸68L上の出力ギア68
Laに噛合している。通常は芯地旋回クラッチ71が切
られていて、右出力軸68Rからギア68Ra・69a
・70aを介しての芯地旋回クラッチ軸70への伝動
と、左出力軸68Lの出力ギア68Laから逆転用ギア
70bへの伝動は独立している。そして、例えば右側に
芯地旋回すべく、左サイドクラッチギア65Lを離脱状
態とした上で、芯地旋回クラッチ71を係合すると、係
合状態の右サイドクラッチギア65Rにギア噛合する右
伝動軸68Rから、芯地旋回用ギア機構を介して、離脱
状態の左サイドクラッチギア65Lにギア噛合する左出
力軸68Lへと伝動されて、左出力軸68Lを右出力軸
68Rの回転方向と逆に回転させるのである。
【0022】この様に、前記減速機Gは、サイドクラッ
チ、サイドブレーキ等を用いた旋回機構と、芯地旋回用
のギア機構とを有する構成となっており、出力軸68に
対して前方位置に旋回機構を配置し、出力軸68の後方
位置に芯地旋回用のギア機構を配置して、水平前後方向
に重量バランスの優れた配置とした減速機Gとなってい
る。また、この減速機Gは、左右の出力軸68L・68
Rの回転の係合・離脱と回転方向を切り換える操向機構
を行う構成とし、出力軸68L・68Rの回転数はHS
TポンプPaとHSTモーターHによる圧油の送油量の
調整により無段階に変速するシンプルな変速機構を構成
している。また、変速機構を減速機Gから分離して、減
速機G上の操作リンクを減らしており、サイドクラッチ
ギア65の操作リンクを余裕を持たせて配置している。
チ、サイドブレーキ等を用いた旋回機構と、芯地旋回用
のギア機構とを有する構成となっており、出力軸68に
対して前方位置に旋回機構を配置し、出力軸68の後方
位置に芯地旋回用のギア機構を配置して、水平前後方向
に重量バランスの優れた配置とした減速機Gとなってい
る。また、この減速機Gは、左右の出力軸68L・68
Rの回転の係合・離脱と回転方向を切り換える操向機構
を行う構成とし、出力軸68L・68Rの回転数はHS
TポンプPaとHSTモーターHによる圧油の送油量の
調整により無段階に変速するシンプルな変速機構を構成
している。また、変速機構を減速機Gから分離して、減
速機G上の操作リンクを減らしており、サイドクラッチ
ギア65の操作リンクを余裕を持たせて配置している。
【0023】また、図6に示すように、減速機Gの上方
には、ステアリングバルブブラケット72が本体フレー
ム1の前板フレーム1aに固設されていて、ステアリン
グバルブケース73が搭載されている。該ステアリング
バルブケース73には、左右二個の油圧駆動式サイドク
ラッチアクチュエーター74L・74Rを後方に突設し
て、各サイドクラッチアーム67L・67Rに枢結して
いる。サイドクラッチアーム67(67L・67R)
は、サイドクラッチアクチュエーター74(74L・7
4R)の伸縮駆動にて回動するものである。例えば前方
直進から左旋回する時には、左側のサイドクラッチアク
チュエーター74Lを作動して、左サイドクラッチアー
ム67Lを制動側に回動し、左サイドクラッチギア65
Lを離脱させ、更には左サイドブレーキ66Lを制動状
態にするのである。
には、ステアリングバルブブラケット72が本体フレー
ム1の前板フレーム1aに固設されていて、ステアリン
グバルブケース73が搭載されている。該ステアリング
バルブケース73には、左右二個の油圧駆動式サイドク
ラッチアクチュエーター74L・74Rを後方に突設し
て、各サイドクラッチアーム67L・67Rに枢結して
いる。サイドクラッチアーム67(67L・67R)
は、サイドクラッチアクチュエーター74(74L・7
4R)の伸縮駆動にて回動するものである。例えば前方
直進から左旋回する時には、左側のサイドクラッチアク
チュエーター74Lを作動して、左サイドクラッチアー
ム67Lを制動側に回動し、左サイドクラッチギア65
Lを離脱させ、更には左サイドブレーキ66Lを制動状
態にするのである。
【0024】なお、ステアリングバルブケース73に
は、サイドクラッチアクチュエーター74からのリリー
フ圧を制御する可変リリーフバルブ75を内設してお
り、また該サイドクラッチアクチュエーター74に圧油
の供給制御をするための電磁パイロット油圧弁であるス
テアリングバルブ76を付設している。ステアリングバ
ルブ76は、後記の操向レバー15の操作によって、中
立、左旋回、右旋回の三位置に切換制御され、例えば左
旋回時には、左旋回位置にセットされ、左サイドクラッ
チアクチュエーター74Lを作動させることとなる。ま
た、可変リリーフバルブ75は、後記の操向レバー15
の傾倒角度に比例して開弁度(即ちリリーフ圧)が変わ
り、ステアリングバルブ76のセットによって作動して
いるサイドクラッチアクチュエーター74の伸縮量を、
操向レバー15の傾倒角度に比例させる機能を有する。
は、サイドクラッチアクチュエーター74からのリリー
フ圧を制御する可変リリーフバルブ75を内設してお
り、また該サイドクラッチアクチュエーター74に圧油
の供給制御をするための電磁パイロット油圧弁であるス
テアリングバルブ76を付設している。ステアリングバ
ルブ76は、後記の操向レバー15の操作によって、中
立、左旋回、右旋回の三位置に切換制御され、例えば左
旋回時には、左旋回位置にセットされ、左サイドクラッ
チアクチュエーター74Lを作動させることとなる。ま
た、可変リリーフバルブ75は、後記の操向レバー15
の傾倒角度に比例して開弁度(即ちリリーフ圧)が変わ
り、ステアリングバルブ76のセットによって作動して
いるサイドクラッチアクチュエーター74の伸縮量を、
操向レバー15の傾倒角度に比例させる機能を有する。
【0025】更に、ステアリングバルブケース73内に
は、電磁パイロット油圧弁である芯地旋回バルブ77が
内設されている。芯地旋回バルブ77は、後記のスイッ
チ機構(図20乃至図23参照)に基づき、芯地旋回設
定されて、パイロット電圧がON(芯地旋回バルブソレ
ノイド77aが作動)すると、後記の油圧の芯地旋回ク
ラッチ71を係合させ(芯地旋回バルブ77のパイロッ
ト電圧がOFFの場合は、離脱状態である。)、左右の
出力軸68L・68Rを相互に逆回転させるものであ
る。
は、電磁パイロット油圧弁である芯地旋回バルブ77が
内設されている。芯地旋回バルブ77は、後記のスイッ
チ機構(図20乃至図23参照)に基づき、芯地旋回設
定されて、パイロット電圧がON(芯地旋回バルブソレ
ノイド77aが作動)すると、後記の油圧の芯地旋回ク
ラッチ71を係合させ(芯地旋回バルブ77のパイロッ
ト電圧がOFFの場合は、離脱状態である。)、左右の
出力軸68L・68Rを相互に逆回転させるものであ
る。
【0026】ここで、油圧系統について図10より説明
する。油圧ポンプPのHSTポンプPaからは、HST
モーターMに対して、作動油管78・79を配管して閉
回路を構成している。該HSTポンプPaは可動斜板を
有しており、後記前後進切換レバー15にて、電磁パイ
ロット弁である斜板制御弁80を三段に切り換え、これ
に基づき、油圧の斜板制御アクチュエーター81を三つ
の状態に切り換えて、可動斜板を中立位置、前進位置、
及び後進位置の三位置に切り換えることができる。HS
TモーターMは可変容量モーターとなっていて、モータ
ー軸を変速可能となっている。また、HSTポンプPa
を中立にして(斜板制御アクチュエーター40を中立位
置にして)作動油管78・79の作動油流通を停止した
時には、自動的にモーター軸が制動されるよう油圧機構
を設けている。
する。油圧ポンプPのHSTポンプPaからは、HST
モーターMに対して、作動油管78・79を配管して閉
回路を構成している。該HSTポンプPaは可動斜板を
有しており、後記前後進切換レバー15にて、電磁パイ
ロット弁である斜板制御弁80を三段に切り換え、これ
に基づき、油圧の斜板制御アクチュエーター81を三つ
の状態に切り換えて、可動斜板を中立位置、前進位置、
及び後進位置の三位置に切り換えることができる。HS
TモーターMは可変容量モーターとなっていて、モータ
ー軸を変速可能となっている。また、HSTポンプPa
を中立にして(斜板制御アクチュエーター40を中立位
置にして)作動油管78・79の作動油流通を停止した
時には、自動的にモーター軸が制動されるよう油圧機構
を設けている。
【0027】ところで斜板制御弁80から斜板制御アク
チュエーター81への供給圧油は、油圧ポンプPにおい
て、エンジンEの出力軸をポンプ軸とする固定容量型の
ブーストポンプPcより(ラインフィルターLFを介し
て)HSTポンプPa内の各作動油管78・79への連
通油路R1・R2に作動油を補填する油路R3から、イ
ンチングバルブ82を介して抽出する。インチングバル
ブ82を通過することで、流量が調整され、エンジン回
転数の変動にかかわらず一定の流量で圧油が斜板制御ア
クチュエーター81へと供給されるので、エンジン回転
数の変動にかかわらず、前後進切換レバー15の操作に
よる前後進切換や停車の反応速度が一定になる。
チュエーター81への供給圧油は、油圧ポンプPにおい
て、エンジンEの出力軸をポンプ軸とする固定容量型の
ブーストポンプPcより(ラインフィルターLFを介し
て)HSTポンプPa内の各作動油管78・79への連
通油路R1・R2に作動油を補填する油路R3から、イ
ンチングバルブ82を介して抽出する。インチングバル
ブ82を通過することで、流量が調整され、エンジン回
転数の変動にかかわらず一定の流量で圧油が斜板制御ア
クチュエーター81へと供給されるので、エンジン回転
数の変動にかかわらず、前後進切換レバー15の操作に
よる前後進切換や停車の反応速度が一定になる。
【0028】また、インチングバルブ82は、後記ブレ
ーキペダル21の踏み操作によって前記サービスブレー
キ61を圧接(入力軸60を制動)する際に、油路R3
から斜板制御弁39への油路を閉弁し、油戻しする状態
となる。これにより、斜板制御弁39がどの位置にセッ
トされているかに関わらず、斜板制御アクチュエーター
81への圧油供給が停止し、該斜板制御アクチュエータ
ー81は、戻しバネの力で中立状態に復帰する。これに
より、HSTポンプPaは中立となって、作動油管78
・79の作動油流通は停止し、HSTモーターMのモー
ター軸駆動も停止する。このように、モーター軸及びそ
れに連接される入力軸60が駆動停止した状態で、サー
ビスブレーキ61が制動状態になるのである。
ーキペダル21の踏み操作によって前記サービスブレー
キ61を圧接(入力軸60を制動)する際に、油路R3
から斜板制御弁39への油路を閉弁し、油戻しする状態
となる。これにより、斜板制御弁39がどの位置にセッ
トされているかに関わらず、斜板制御アクチュエーター
81への圧油供給が停止し、該斜板制御アクチュエータ
ー81は、戻しバネの力で中立状態に復帰する。これに
より、HSTポンプPaは中立となって、作動油管78
・79の作動油流通は停止し、HSTモーターMのモー
ター軸駆動も停止する。このように、モーター軸及びそ
れに連接される入力軸60が駆動停止した状態で、サー
ビスブレーキ61が制動状態になるのである。
【0029】HSTモーターM以外の油圧駆動装置とし
て、本実施例の運搬車は、前記のサイドクラッチアクチ
ュエーター74と、荷箱昇降シリンダー23を有してい
る。前記の如く、ステアリングバルブケース73内に
は、ステアリングバルブ76を内設しており、また、荷
箱昇降シリンダー23に対して、荷箱昇降制御弁84を
備えている。油圧ポンプPにおいて、同じくエンジン出
力軸をポンプ軸とする固定容量ポンプの作業用ポンプP
bが設けられており、該作業用ポンプPbからの吐出油
路は、フローディバイダー83を介して、ステアリング
バルブ76への油路と荷箱昇降制御弁84への油路とに
分岐される。フローディバイダー83内には、各分岐油
路に流量調整用の絞り弁を設けており、いずれへの分岐
油路にも一定の流量で圧油供給するようにしており、前
記ステアリングバルブ76への圧油は、操向性を一定に
保持することが重要なことから、流量を一定にするため
に、このステアリングバルブ76への分岐油路にリリー
フ弁83aを接続し、ステアリングバルブ76への余剰
油を荷箱昇降制御弁84へ送油する構成としている。
て、本実施例の運搬車は、前記のサイドクラッチアクチ
ュエーター74と、荷箱昇降シリンダー23を有してい
る。前記の如く、ステアリングバルブケース73内に
は、ステアリングバルブ76を内設しており、また、荷
箱昇降シリンダー23に対して、荷箱昇降制御弁84を
備えている。油圧ポンプPにおいて、同じくエンジン出
力軸をポンプ軸とする固定容量ポンプの作業用ポンプP
bが設けられており、該作業用ポンプPbからの吐出油
路は、フローディバイダー83を介して、ステアリング
バルブ76への油路と荷箱昇降制御弁84への油路とに
分岐される。フローディバイダー83内には、各分岐油
路に流量調整用の絞り弁を設けており、いずれへの分岐
油路にも一定の流量で圧油供給するようにしており、前
記ステアリングバルブ76への圧油は、操向性を一定に
保持することが重要なことから、流量を一定にするため
に、このステアリングバルブ76への分岐油路にリリー
フ弁83aを接続し、ステアリングバルブ76への余剰
油を荷箱昇降制御弁84へ送油する構成としている。
【0030】次に、運転部に配置した各操作レバーにつ
いて図3を用いて説明する。前記コントロールパネル7
には、サイドクラッチ操作用の操向レバー15や、前後
進切換レバー17、荷箱昇降レバー18が配設され、更
に、座席上台11には、パーキングブレーキレバー19
が配設されている。図11において、前記操向レバー1
5は、運転席12を前後どちらに向けても同様の操作間
隔で操作できるよう、左側面視で、座席下台10の垂直
中心線SL上に配置している。前記操向レバー15基端
のステアリングスイッチ44・44は操向レバー15の
左右傾倒によってON・OFFするサイドクラッチアク
チュエーター43制御用油圧バルブの電磁ソレノイドの
スイッチであり、芯地旋回スイッチ45は、操向レバー
15がストロークエンドの時にONし、芯地旋回設定ス
イッチ16もONの時に、前記芯地旋回クラッチ40が
はいって、芯地旋回するものである。更に前後進切換レ
バー17基端の前後進切換スイッチ46F・46Rは、
HSTポンプPaの可動斜板の傾きの切換用スイッチで
ある。
いて図3を用いて説明する。前記コントロールパネル7
には、サイドクラッチ操作用の操向レバー15や、前後
進切換レバー17、荷箱昇降レバー18が配設され、更
に、座席上台11には、パーキングブレーキレバー19
が配設されている。図11において、前記操向レバー1
5は、運転席12を前後どちらに向けても同様の操作間
隔で操作できるよう、左側面視で、座席下台10の垂直
中心線SL上に配置している。前記操向レバー15基端
のステアリングスイッチ44・44は操向レバー15の
左右傾倒によってON・OFFするサイドクラッチアク
チュエーター43制御用油圧バルブの電磁ソレノイドの
スイッチであり、芯地旋回スイッチ45は、操向レバー
15がストロークエンドの時にONし、芯地旋回設定ス
イッチ16もONの時に、前記芯地旋回クラッチ40が
はいって、芯地旋回するものである。更に前後進切換レ
バー17基端の前後進切換スイッチ46F・46Rは、
HSTポンプPaの可動斜板の傾きの切換用スイッチで
ある。
【0031】前記ステップ板9における前後には、図1
2の如く、座席12を前向きにした状態と後向きにした
状態の両方の状態で、足元にて変速操作とブレーキ操作
ができるように、座席12の前方には前アクセルペダル
20F・前ブレーキペダル21Fを、また、後方には後
アクセルペダル20R・後ブレーキペダル21Rを配設
している。アクセルペダル20(20F・20R)は、
その踏み代に比例してエンジン回転数を制御し、HST
機構及び減速機G(更に終末減速機FG)を介してエン
ジン出力軸より伝動される駆動スプロケット24の回転
数を制御する。また、ブレーキペダル21(21R・2
1R)は、前記の如く、サービスブレーキ61を作動し
て減速機Gの入力軸60を制動するとともに、インチン
グバルブ82を切り換えて、HSTポンプPaを中立に
し、HSTモーターMのモーター軸の回転を停止するも
のである。また、運転席上台11には、同じくサービス
ブレーキアーム31aを操作するパーキングブレーキレ
バー19を配設している。
2の如く、座席12を前向きにした状態と後向きにした
状態の両方の状態で、足元にて変速操作とブレーキ操作
ができるように、座席12の前方には前アクセルペダル
20F・前ブレーキペダル21Fを、また、後方には後
アクセルペダル20R・後ブレーキペダル21Rを配設
している。アクセルペダル20(20F・20R)は、
その踏み代に比例してエンジン回転数を制御し、HST
機構及び減速機G(更に終末減速機FG)を介してエン
ジン出力軸より伝動される駆動スプロケット24の回転
数を制御する。また、ブレーキペダル21(21R・2
1R)は、前記の如く、サービスブレーキ61を作動し
て減速機Gの入力軸60を制動するとともに、インチン
グバルブ82を切り換えて、HSTポンプPaを中立に
し、HSTモーターMのモーター軸の回転を停止するも
のである。また、運転席上台11には、同じくサービス
ブレーキアーム31aを操作するパーキングブレーキレ
バー19を配設している。
【0032】最後に、クローラ走行装置について、図
1、図2、図6等より説明しておく。左右のクローラ走
行装置は、それぞれ、前記の如く、クローラフレーム1
fの前端に終末減速機FGが付設されていて、駆動スプ
ロケット24を軸支しており、クローラフレーム1fの
後端には、前後摺動可能にアイドラ28を支持してい
る。クローラフレーム1fの下方には、前後6個の転輪
25が支持されているが、最前及び最後の転輪25を除
いて、イコライザー26F・26Rにて支持されてい
る。また、クローラフレーム1fの上部には、テンショ
ンローラー27が軸支されており、これらにクローラ2
9を巻装して、クローラ走行装置を形成している。
1、図2、図6等より説明しておく。左右のクローラ走
行装置は、それぞれ、前記の如く、クローラフレーム1
fの前端に終末減速機FGが付設されていて、駆動スプ
ロケット24を軸支しており、クローラフレーム1fの
後端には、前後摺動可能にアイドラ28を支持してい
る。クローラフレーム1fの下方には、前後6個の転輪
25が支持されているが、最前及び最後の転輪25を除
いて、イコライザー26F・26Rにて支持されてい
る。また、クローラフレーム1fの上部には、テンショ
ンローラー27が軸支されており、これらにクローラ2
9を巻装して、クローラ走行装置を形成している。
【0033】
【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、次
のような効果を奏する。まず、請求項1の如く、駆動軸
である入力軸、出力軸、スプロケット軸を側面視におい
て三角形状に配置したので、各軸の回転による反力を互
いに打ち消し合うように配置でき、減速機に発生する振
動を抑えることができ、前後の重量バランスがよくな
る。また、前記減速機は機体の前部に配置しているが、
これらの軸をクローラ走行装置の高さより低い位置に配
置して、重心を低くしておりバランスの良い配置構成と
なっており、傾斜地や凹凸面を走行する場合にも安定し
て走行することができ、走行車両を様々な場所に使用す
ることができる。
のような効果を奏する。まず、請求項1の如く、駆動軸
である入力軸、出力軸、スプロケット軸を側面視におい
て三角形状に配置したので、各軸の回転による反力を互
いに打ち消し合うように配置でき、減速機に発生する振
動を抑えることができ、前後の重量バランスがよくな
る。また、前記減速機は機体の前部に配置しているが、
これらの軸をクローラ走行装置の高さより低い位置に配
置して、重心を低くしておりバランスの良い配置構成と
なっており、傾斜地や凹凸面を走行する場合にも安定し
て走行することができ、走行車両を様々な場所に使用す
ることができる。
【0034】また、請求項2の如く構成したことによっ
て、減速機を水平状に高さの低い配置をすることでき、
重心を低く構成できる。また、減速機内に水平状に前後
に配置した各ギア機構やブレーキ機構を操作する操作リ
ンクを接触させることなく、一定の間隔を持って配置す
ることができ、操作リンクを安定した状態にて連結する
ことができ、メンテナンス作業を容易にしている。
て、減速機を水平状に高さの低い配置をすることでき、
重心を低く構成できる。また、減速機内に水平状に前後
に配置した各ギア機構やブレーキ機構を操作する操作リ
ンクを接触させることなく、一定の間隔を持って配置す
ることができ、操作リンクを安定した状態にて連結する
ことができ、メンテナンス作業を容易にしている。
【図1】本発明に係る運搬車の左側面図である。
【図2】同じく部分右側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく正面図である。
【図5】本体フレーム1及び前部フレーム2よりなる運
搬車のフレーム構造を示す平面図である。
搬車のフレーム構造を示す平面図である。
【図6】運搬車の動力部配置構造を示す側面図である。
【図7】同じく平面図である。
【図8】同じく正面図である。
【図9】減速機Gの内部平面図である。
【図10】運搬車の油圧系統図である。
【図11】運転部に配設するレバー類のリンク機構を示
す側面図である。
す側面図である。
【図12】運搬車の運転部における操作ペダルの配設構
造を示す左側面図である。
造を示す左側面図である。
A 動力部 E エンジン Pa HSTポンプ M HSTモーター G 減速機 FG 終末減速機 1 本体フレーム 3 スプロケット軸 60 入力軸 61 ブレーキ機構 65 サイドクラッチギア 68 出力軸 70 芯地旋回クラッチ軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂井 透 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 (72)発明者 永田 正夫 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内 (72)発明者 島添 秀雄 岡山市江並428番地 セイレイ工業株式会 社内
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンの動力をHST式変速装置を介
して減速機の入力軸に入力し、減速機より履帯式走行装
置に動力を伝達して駆動する走行車輌において、側面視
で減速機の入力軸の後方に出力軸を配置し、該入力軸と
出力軸の間位置下方にスプロケット軸を配置して三角形
状の配置とし、各軸を履帯式走行装置の上下高さ内に配
置したことを特徴とする走行車輌の動力伝達装置。 - 【請求項2】 エンジンの動力をHST式変速装置を介
して減速機の入力軸に入力し、減速機より履帯式走行装
置に動力を伝達して駆動する走行車輌において、減速機
の前後略中央部に出力軸を配置し、該出力軸の前方に操
向を行うサイドクラッチ、及び、ブレーキ機構を配置す
る一方、出力軸の後方に芯地旋回用の旋回クラッチを配
置したことを特徴とする走行車輌の動力伝達装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20458796A JPH1044794A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 走行車輌の動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20458796A JPH1044794A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 走行車輌の動力伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1044794A true JPH1044794A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16492940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20458796A Pending JPH1044794A (ja) | 1996-08-02 | 1996-08-02 | 走行車輌の動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1044794A (ja) |
-
1996
- 1996-08-02 JP JP20458796A patent/JPH1044794A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20050614 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050802 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20050928 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051025 |