JPH1093359A - 低雑音増幅器 - Google Patents

低雑音増幅器

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JPH1093359A
JPH1093359A JP24592996A JP24592996A JPH1093359A JP H1093359 A JPH1093359 A JP H1093359A JP 24592996 A JP24592996 A JP 24592996A JP 24592996 A JP24592996 A JP 24592996A JP H1093359 A JPH1093359 A JP H1093359A
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JP
Japan
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inductance
wiring metal
line width
matching circuit
wiring
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JP24592996A
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Hidekazu Hase
英一 長谷
Toru Fujioka
徹 藤岡
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 トランジスタによる高周波増幅器に係り、回
路形式とチップ・サイズを変更することなく、利得の向
上と雑音指数を低減しつつチップ・サイズを低減できる
低雑音増幅器を提供することにある。 【解決手段】 信号増幅用トランジスタ1にインダクタ
ンス2、3とコンデンサ4からなる整合回路を入力側に
接続し、インダクタンス5、6とコンデンサ7からなる
整合回路を出力側に接続し、インダクタンス8による直
列帰還回路を接地との間に接続したものである。さら
に、インダクタンス2、あるいは、インダクタンス3の
配線金属の線幅をインダクタンス5、6、8の線幅より
広くすることにより達成される。または、インダクタン
ス2、あるいは、インダクタンス3の配線金属の膜厚を
インダクタンス5、6、8の膜厚より厚くすることによ
り達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トランジスタによ
る高周波増幅器に係り、回路形式とチップ・サイズを変
更することなく利得の向上と雑音指数を低減し、小型化
する場合も、利得の向上と雑音指数を低減しつつチップ
・サイズを低減する低雑音増幅器の回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の高周波増幅器として、図8に示し
た回路が知られている。図8において、11は信号増幅
用トランジスタ、12は入力整合のためのインダクタン
ス、13は入力整合と前記信号増幅用トランジスタ11
に直流電圧を印加することを兼ねるためのインダクタン
ス、14は入力整合と直流阻止を兼ねるためのコンデン
サ、15は出力整合のためのインダクタンス、16は出
力整合と前記信号増幅用トランジスタ11に直流電圧を
印加することを兼ねるためのインダクタンス、17は出
力整合と直流阻止を兼ねるためのコンデンサである。1
8は直列帰還回路用のインダクタンスで、前記信号増幅
用トランジスタ11と接地間に接続することによりイン
ピーダンスを変化させ、入力側と出力側の整合条件を緩
和し、利得を最大にする整合条件と雑音指数を最小にす
る整合条件を近づける。入力側はインダクタンス12、
13とコンデンサ14により整合回路を構成し、出力側
はインダクタンス15、16とコンデンサ17により整
合回路を構成している。
【0003】図9は、図8に示した従来の高周波増幅器
をIC化した場合のチップ平面図の概略を示したもので
あり,11は信号増幅用トランジスタ、12は入力整合
のためのインダクタンス、13は入力整合と前記信号増
幅用トランジスタ11に直流電圧を印加するためのイン
ダクタンス、14は入力整合と直流阻止を兼ねたコンデ
ンサ、15は出力整合のためのインダクタンス、16は
出力整合と前記信号増幅用トランジスタ11に直流電圧
を印加するためのインダクタンス、17は出力整合と直
流阻止を兼ねたコンデンサ、18は直列帰還回路用のイ
ンダクタンスである。入力側はインダクタンス12、1
3とコンデンサ14により整合回路を構成し、出力側は
インダクタンス15、16とコンデンサ17により整合
回路を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、低雑
音指数の高周波増幅器を構成するためによく用いられて
いるが、配線の線幅を狭くして小型化する場合について
高周波増幅器の雑音指数の劣化量の大きさについて配慮
がされておらず、入力整合回路と出力整合回路と直列帰
還回路の寄生抵抗が増加して、入力整合回路の整合条件
と出力整合回路の整合条件と直列帰還回路の整合条件の
変化が少なくても帯域内の雑音指数の劣化量が大きくな
るという問題があった。さらに、高周波増幅器の雑音指
数を低減するには、信号増幅用トランジスタ11の寸法
を最適化してトランジスタ単体の雑音指数を低減すれば
可能であるが、トランジスタ単体の雑音指数の低減には
限界があり、配線の線幅を狭くすることによる雑音指数
の劣化量が大きく、高周波増幅器としての雑音指数を低
減できないという問題があった。
【0005】本発明の目的は、トランジスタ単体の寸法
を変更することなく、また、回路形式を変更することな
く利得を向上、雑音指数を低減しつつ小型化を可能にし
た低雑音増幅器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、インダクタンス12、13とコンデンサ14からな
る入力整合回路において、インダクタンス12を形成す
る配線の線幅をインダクタンス15、16とコンデンサ
17からなる出力整合回路、インダクタンス18からな
る直列帰還回路を形成する配線の線幅より広くして入力
整合回路の寄生抵抗を低減しつつ小型化する。あるい
は、インダクタンス12、13とコンデンサ14からな
る入力整合回路において、インダクタンス13を形成す
る配線の線幅をインダクタンス15、16とコンデンサ
17からなる出力整合回路、インダクタンス18からな
る直列帰還回路を形成する配線の線幅より広くして入力
整合回路の寄生抵抗を低減しつつ小型化する。あるい
は、インダクタンス12、13とコンデンサ14からな
る入力整合回路において、インダクタンス12を形成す
る配線の膜厚をインダクタンス15、16とコンデンサ
17からなる出力整合回路、インダクタンス18からな
る直列帰還回路を形成する配線の膜厚より厚くして入力
整合回路の寄生抵抗を低減する。あるいは、インダクタ
ンス12、13とコンデンサ14からなる入力整合回路
において、インダクタンス13を形成する配線の膜厚を
インダクタンス15、16とコンデンサ17からなる出
力整合回路、インダクタンス18からなる直列帰還回路
を形成する配線の配線の膜厚より厚くして入力整合回路
の寄生抵抗を低減する。
【0007】高周波増幅器の整合回路素子として用いら
れる前記入力整合回路のインダクタンス12、13、前
記出力整合回路のインダクタンス15、16、前記直列
帰還回路を形成するインダクタンス18は、配線を矩形
のスパイラル状、あるいは、円形のスパイラル状、ある
いは、多角形のスパイラル状にして形成する。このスパ
イラル状インダクタンスの寄生抵抗は、同一インダクタ
ンスを得るのに配線の線幅を広くすると小さくなること
が知られている。図10に、矩形のスパイラル状インダ
クタンスを半絶縁性GaAs基板上に形成し、配線の線
幅と間隔を同一にした場合の配線の線幅と寄生抵抗の関
係を示す。図10において、配線金属はAuで、膜厚が
約4μmである。曲線aはインダクタンス値を約10n
H、曲線bはインダクタンス値を約15nHにした場合
の配線の線幅と寄生抵抗の関係を示したもので、配線の
線幅24μmの寄生抵抗は配線の線幅4μmの寄生抵抗
の約1/2である。このように、配線の線幅を広くする
と比例的に寄生抵抗は減少する。また、このスパイラル
状インダクタンスの寄生抵抗は、同一インダクタンスを
得るのに配線の膜厚を厚くすると小さくなることが知ら
れている。図11に、矩形のスパイラル状インダクタン
スを半絶縁性GaAs基板上に形成し、配線の線幅と間
隔を同一にした場合の配線の膜厚と寄生抵抗の関係を示
す。図11において、配線金属はAuで、配線の線幅と
間隔は4μmである。曲線aはインダクタンス値を約1
0nH、曲線bはインダクタンス値を約15nHにした
場合の配線の膜厚と寄生抵抗の関係を示したもので、配
線の膜厚が8μmの寄生抵抗は配線の膜厚が4μmの寄
生抵抗の1/2である。このように、配線の膜厚を厚く
すると比例的に寄生抵抗は減少する。
【0008】図12は、図8に示した従来の高周波増幅
器において、12の入力整合のためのインダクタンス、
13の入力整合と前記信号増幅用トランジスタ11に直
流電圧を印加するためのインダクタンス、15の出力整
合のためのインダクタンス、16の出力整合と前記信号
増幅用トランジスタ11に直流電圧を印加するためのイ
ンダクタンス、18の直列帰還回路用のインダクタンス
の各配線金属の線幅をそれぞれ独立に変化させたときの
周波数1.5GHzにおける利得と雑音指数の変化を示
す。図8に示した従来の高周波増幅器の回路定数、トラ
ンジスタの大きさは、トランジスタ11のゲート長が
0.4μm、ゲート幅が300μm、インダクタンス1
2が9.8nH、インダクタンス13が34.7nH、
コンデンサ14が1.3pF、インダクタンス15が2
6.2nH、インダクタンス16が11.5nH、コン
デンサ17が1.2pF、インダクタンス18が6.2
nH、配線金属の線幅と間隔が4μm、入力側と出力側
に接続するインピーダンスが50Ω、ドレイン電圧がV
d=3V、ドレイン電流がId=2mA、ゲート電圧は
Vgs=−0.7〜−0.9Vである。図12におい
て、配線金属はAuで、膜厚が約4μmである。曲線a
は配線金属の線幅と間隔を4μmから2μmに変えた場
合、曲線bは配線金属の線幅と間隔を4μmから8μm
に変えた場合、曲線cは配線金属の線幅と間隔を4μm
から12μmに変えた場合の周波数1.5GHzにおけ
る利得の変化を示す。図8に示した従来の高周波増幅器
において、12の入力整合のためのインダクタンス、あ
るいは、13の入力整合と前記信号増幅用トランジスタ
11に直流電圧を印加するためのインダクタンスを形成
する配線金属の線幅を15の出力整合のためのインダク
タンス、16の出力整合と前記信号増幅用トランジスタ
11に直流電圧を印加するためのインダクタンス、18
の直列帰還回路用のインダクタンスの各配線金属の線幅
より広くすると、利得の向上に効果がある。また、曲線
dは配線金属の線幅と間隔を4μmから2μmに変えた
場合、曲線eは配線金属の線幅と間隔を4μmから8μ
mに変えた場合、曲線fは配線金属の線幅と間隔を4μ
mから12μmに変えた場合の周波数1.5GHzにお
ける雑音指数の変化を示す。図8に示した従来の高周波
増幅器において、12の入力整合のためのインダクタン
ス、あるいは、13の入力整合と前記信号増幅用トラン
ジスタ11に直流電圧を印加するためのインダクタンス
を形成する配線金属の線幅を15の出力整合のためのイ
ンダクタンス、16の出力整合と前記信号増幅用トラン
ジスタ11に直流電圧を印加するためのインダクタン
ス、18の直列帰還回路用のインダクタンスの各配線金
属の線幅より広くすると、雑音指数の低減に効果があ
り、周波数が変化しても同様の効果がある、図13は、
図8に示した従来の高周波増幅器において、13の入力
整合と前記信号増幅用トランジスタ11に直流電圧を印
加するためのインダクタンスを形成する配線金属の線幅
と間隔を、12の入力整合のためのインダクタンス、1
5の出力整合のためのインダクタンス、16の出力整合
と前記信号増幅用トランジスタ11に直流電圧を印加す
るためのインダクタンス、18の直列帰還回路用のイン
ダクタンスを形成する配線金属の線幅と間隔よりも広く
した場合の、線幅の比率と周波数1.5GHzにおける
利得の変化を示す。図13において、配線金属はAu
で、膜厚は約4μmである。曲線aはインダクタンス1
2、15、16、18の配線金属の線幅と間隔を全て4
μmに固定した場合、曲線bはインダクタンス12の配
線金属の線幅と間隔を8μmとしインダクタンス15、
16、18の配線金属の線幅と間隔を4μmに固定した
場合、曲線cはインダクタンス15の配線金属の線幅と
間隔を8μmとしインダクタンス12、16、18の配
線金属の線幅と間隔を4μmに固定した場合、曲線dは
インダクタンス16の配線金属の線幅と間隔を8μmと
しインダクタンス12、15、18の配線金属の線幅と
間隔を4μmに固定した場合、曲線eはインダクタンス
18の配線金属の線幅と間隔を8μmとしインダクタン
ス12、15、16の配線金属の線幅と間隔を4μmに
固定した場合のインダクタンス13の配線金属の線幅と
他のインダクタンスの配線金属の最小線幅の比率と周波
数1.5GHzにおける利得の変化を示す。図13の曲
線a、曲線b、曲線c、曲線d、曲線eからインダクタ
ンス13の配線金属の線幅と他のインダクタンスの配線
金属の最小線幅の比率が1〜20の範囲において利得は
向上する。
【0009】図14は、図8に示した従来の高周波増幅
器において、13の入力整合と前記信号増幅用トランジ
スタ11に直流電圧を印加するためのインダクタンスを
形成する配線金属の線幅と間隔を、12の入力整合のた
めのインダクタンス、15の出力整合のためのインダク
タンス、16の出力整合と前記信号増幅用トランジスタ
11に直流電圧を印加するためのインダクタンス、18
の直列帰還回路用のインダクタンスを形成する配線金属
の線幅と間隔よりも広くした場合の、線幅の比率と周波
数1.5GHzにおける雑音指数の変化を示す。図14
において、配線金属はAuで、膜厚は約4μmである。
曲線aはインダクタンス12、15、16、18の配線
金属の線幅と間隔を全て4μmに固定した場合、曲線b
はインダクタンス12の配線金属の線幅と間隔を8μm
としインダクタンス15、16、18の配線金属の線幅
と間隔を4μmに固定した場合、曲線cはインダクタン
ス15の配線金属の線幅と間隔を8μmとしインダクタ
ンス12、16、18の配線金属の線幅と間隔を4μm
に固定した場合、曲線dはインダクタンス16の配線金
属の線幅と間隔を8μmとしインダクタンス12、1
5、18の配線金属の線幅と間隔を4μmに固定した場
合、曲線eはインダクタンス18の配線金属の線幅と間
隔を8μmとしインダクタンス12、15、16の配線
金属の線幅と間隔を4μmに固定した場合のインダクタ
ンス13の配線金属の線幅と他のインダクタンスの配線
金属の最小線幅の比率と周波数1.5GHzにおける雑
音指数の変化を示す。図14の曲線a、曲線b、曲線
c、曲線d、曲線eからインダクタンス13の配線金属
の線幅と他のインダクタンスの配線金属の最小線幅の比
率が1〜20の範囲において雑音指数は低減する。
【0010】図15は、図8に示した従来の高周波増幅
器において、12の入力整合のためのインダクタンスを
形成する配線金属の線幅と間隔を、13の入力整合と前
記信号増幅用トランジスタ11に直流電圧を印加するた
めのインダクタンス、15の出力整合のためのインダク
タンス、16の出力整合と前記信号増幅用トランジスタ
11に直流電圧を印加するためのインダクタンス、18
の直列帰還回路用のインダクタンスを形成する配線金属
の線幅と間隔よりも広くした場合の、線幅の比率と周波
数1.5GHzにおける利得の変化を示す。図15にお
いて、配線金属はAuで、膜厚は約4μmである。曲線
aはインダクタンス13、15、16、18の配線金属
の線幅と間隔を全て4μmに固定した場合、曲線bはイ
ンダクタンス13の配線金属の線幅と間隔を8μmとし
インダクタンス15、16、18の配線金属の線幅と間
隔を4μmに固定した場合、曲線cはインダクタンス1
5の配線金属の線幅と間隔を8μmとしインダクタンス
13、16、18の配線金属の線幅と間隔を4μmに固
定した場合、曲線dはインダクタンス16の配線金属の
線幅と間隔を8μmとしインダクタンス13、15、1
8の配線金属の線幅と間隔を4μmに固定した場合、曲
線eはインダクタンス18の配線金属の線幅と間隔を8
μmとしインダクタンス13、15、16の配線金属の
線幅と間隔を4μmに固定した場合のインダクタンス1
2の配線金属の線幅と他のインダクタンスの配線金属の
最小線幅の比率と周波数1.5GHzにおける利得の変
化を示す。図15の曲線a、曲線b、曲線c、曲線d、
曲線eからインダクタンス13の配線金属の線幅と他の
インダクタンスの配線金属の最小線幅の比率が1〜5の
範囲において利得は向上する。
【0011】図16は、図8に示した従来の高周波増幅
器において、12の入力整合のためのインダクタンスを
形成する配線金属の線幅と間隔を、13の入力整合と前
記信号増幅用トランジスタ11に直流電圧を印加するた
めのインダクタンス、15の出力整合のためのインダク
タンス、16の出力整合と前記信号増幅用トランジスタ
11に直流電圧を印加するためのインダクタンス、18
の直列帰還回路用のインダクタンスを形成する配線金属
の線幅と間隔よりも広くした場合の、線幅の比率と周波
数1.5GHzにおける雑音指数の変化を示す。図16
において、配線金属はAuで、膜厚は約4μmである。
曲線aはインダクタンス13、15、16、18の配線
金属の線幅と間隔を全て4μmに固定した場合、曲線b
はインダクタンス13の配線金属の線幅と間隔を8μm
としインダクタンス15、16、18の配線金属の線幅
と間隔を4μmに固定した場合、曲線cはインダクタン
ス15の配線金属の線幅と間隔を8μmとしインダクタ
ンス13、16、18の配線金属の線幅と間隔を4μm
に固定した場合、曲線dはインダクタンス16の配線金
属の線幅と間隔を8μmとしインダクタンス13、1
5、18の配線金属の線幅と間隔を4μmに固定した場
合、曲線eはインダクタンス18の配線金属の線幅と間
隔を8μmとしインダクタンス13、15、16の配線
金属の線幅と間隔を4μmに固定した場合のインダクタ
ンス12の配線金属の線幅と他のインダクタンスの配線
金属の最小線幅の比率と周波数1.5GHzにおける雑
音指数の変化を示す。図16の曲線a、曲線b、曲線
c、曲線d、曲線eからインダクタンス13の配線金属
の線幅と他のインダクタンスの配線金属の最小線幅の比
率が1〜20の範囲において雑音指数は低減する。
【0012】図17は、図8に示した従来の高周波増幅
器において、12の入力整合のためのインダクタンス、
13の入力整合と前記信号増幅用トランジスタ11に直
流電圧を印加するためのインダクタンス、15の出力整
合のためのインダクタンス、16の出力整合と前記信号
増幅用トランジスタ11に直流電圧を印加するためのイ
ンダクタンス、18の直列帰還回路用のインダクタンス
の各配線金属の膜厚をそれぞれ独立に変化させたときの
周波数1.5GHzにおける利得と雑音指数の変化を示
す。図17において、配線金属はAuで、線幅と間隔は
4μmである。曲線aは配線金属の膜厚を4μmから2
μmに変えた場合、曲線bは配線金属の膜厚を4μmか
ら8μmに変えた場合、曲線aは配線金属の膜厚を4μ
mから12μmに変えた場合の周波数1.5GHzにお
ける利得の変化を示す。図8に示した従来の高周波増幅
器において、12の入力整合のためのインダクタンス、
あるいは、13の入力整合と前記信号増幅用トランジス
タ11に直流電圧を印加するためのインダクタンスを形
成する配線金属の膜厚を15の出力整合のためのインダ
クタンス、16の出力整合と前記信号増幅用トランジス
タ11に直流電圧を印加するためのインダクタンス、1
8の直列帰還回路用のインダクタンスの各配線金属の厚
みより厚くすると、利得の向上に効果がある。また、曲
線dは配線金属の膜厚を4μmから2μmに変えた場
合、曲線eは配線金属の膜厚を4μmから8μmに変え
た場合、曲線fは配線金属の膜厚を4μmから12μm
に変えた場合の周波数1.5GHzにおける雑音指数の
変化を示す。図8に示した従来の高周波増幅器におい
て、12の入力整合のためのインダクタンス、あるい
は、13の入力整合と前記信号増幅用トランジスタ11
に直流電圧を印加するためのインダクタンスを形成する
配線金属の厚みを15の出力整合のためのインダクタン
ス、16の出力整合と前記信号増幅用トランジスタ11
に直流電圧を印加するためのインダクタンス、18の直
列帰還回路用のインダクタンスの各配線金属の膜厚より
厚くすると、雑音指数の低減に効果がある。
【0013】図8に示した従来の高周波増幅器におい
て、12の入力整合のためのインダクタンス、13の入
力整合と前記信号増幅用トランジスタ11に直流電圧を
印加するためのインダクタンス、15の出力整合のため
のインダクタンス、16の出力整合と前記信号増幅用ト
ランジスタ11に直流電圧を印加するためのインダクタ
ンス、18の直列帰還回路用のインダクタンスの各配線
金属の膜厚は、選択メッキにより任意に調整できる。
【0014】図18は、図8に示した従来の高周波増幅
器において、13の入力整合と前記信号増幅用トランジ
スタ11に直流電圧を印加するためのインダクタンスを
形成する配線金属の線幅と間隔を、12の入力整合のた
めのインダクタンス、15の出力整合のためのインダク
タンス、16の出力整合と前記信号増幅用トランジスタ
11に直流電圧を印加するためのインダクタンス、18
の直列帰還回路用のインダクタンスを形成する配線金属
の膜厚よりも厚くした場合の、膜厚の比率と周波数1.
5GHzにおける利得の変化を示す。図18において、
配線金属はAuで、線幅と間隔は4μmである。曲線a
はインダクタンス12、15、16、18の配線金属の
膜厚を全て4μmに固定した場合、曲線bはインダクタ
ンス12の配線金属の膜厚を8μmとしインダクタンス
15、16、18の配線金属の膜厚を4μmに固定した
場合、曲線cはインダクタンス15の配線金属の膜厚を
8μmとしインダクタンス12、16、18の配線金属
の膜厚を4μmに固定した場合、曲線dはインダクタン
ス16の配線金属の膜厚を8μmとしインダクタンス1
2、15、18の配線金属の膜厚を4μmに固定した場
合、曲線eはインダクタンス18の配線金属の膜厚を8
μmとしインダクタンス12、15、16の配線金属の
膜厚を4μmに固定した場合のインダクタンス13の配
線金属の膜厚と他のインダクタンスの配線金属の最小膜
厚の比率と周波数1.5GHzにおける利得の変化を示
す。図18の曲線a、曲線b、曲線c、曲線d、曲線e
からインダクタンス13の配線金属の膜厚と他のインダ
クタンスの配線金属の最小膜厚の比率が1〜20の範囲
において利得は向上する。
【0015】図19は、図8に示した従来の高周波増幅
器において、13の入力整合と前記信号増幅用トランジ
スタ11に直流電圧を印加するためのインダクタンスを
形成する配線金属の膜厚を、12の入力整合のためのイ
ンダクタンス、15の出力整合のためのインダクタン
ス、16の出力整合と前記信号増幅用トランジスタ11
に直流電圧を印加するためのインダクタンス、18の直
列帰還回路用のインダクタンスを形成する配線金属の膜
厚よりも広くした場合の、各膜厚の比率と周波数1.5
GHzにおける雑音指数の変化を示す。図19におい
て、配線金属はAuで、線幅と間隔は4μmである。曲
線aはインダクタンス12、15、16、18の配線金
属の膜厚を全て4μmに固定した場合、曲線bはインダ
クタンス12の配線金属の膜厚を8μmとしインダクタ
ンス15、16、18の配線金属の膜厚を4μmに固定
した場合、曲線cはインダクタンス15の配線金属の膜
厚を8μmとしインダクタンス12、16、18の配線
金属の膜厚を4μmに固定した場合、曲線dはインダク
タンス16の配線金属の膜厚を8μmとしインダクタン
ス12、15、18の配線金属の膜厚を4μmに固定し
た場合、曲線eはインダクタンス18の配線金属の膜厚
を8μmとしインダクタンス12、15、16の配線金
属の膜厚を4μmに固定した場合のインダクタンス13
の配線金属の膜厚と他のインダクタンスの配線金属の最
小膜厚の比率と周波数1.5GHzにおける雑音指数の
変化を示す。図19の曲線a、曲線b、曲線c、曲線
d、曲線eからインダクタンス13の配線金属の膜厚と
他のインダクタンスの配線金属の最小膜厚の比率が1〜
20の範囲において雑音指数は低減する。
【0016】図20は、図8に示した従来の高周波増幅
器において、12の入力整合のためのインダクタンスを
形成する配線金属の膜厚を、13の入力整合と前記信号
増幅用トランジスタ11に直流電圧を印加するためのイ
ンダクタンス、15の出力整合のためのインダクタン
ス、16の出力整合と前記信号増幅用トランジスタ11
に直流電圧を印加するためのインダクタンス、18の直
列帰還回路用のインダクタンスを形成する配線金属の膜
厚よりも厚くした場合の、各膜厚の比率と周波数1.5
GHzにおける利得の変化を示す。図20において、配
線金属はAuで、線幅と間隔は4μmである。曲線aは
インダクタンス13、15、16、18の配線金属の膜
厚を全て4μmに固定した場合、曲線bはインダクタン
ス13の配線金属の膜厚を8μmとしインダクタンス1
5、16、18の配線金属の膜厚を4μmに固定した場
合、曲線cはインダクタンス15の配線金属の膜厚を8
μmとしインダクタンス13、16、18の配線金属の
膜厚を4μmに固定した場合、曲線dはインダクタンス
16の配線金属の膜厚を8μmとしインダクタンス1
3、15、18の配線金属の膜厚を4μmに固定した場
合、曲線eはインダクタンス18の配線金属の膜厚を8
μmとしインダクタンス13、15、16の配線金属の
膜厚を4μmに固定した場合のインダクタンス12の配
線金属の膜厚と他のインダクタンスの配線金属の最小膜
厚の比率と周波数1.5GHzにおける利得の変化を示
す。図20の曲線a、曲線b、曲線c、曲線d、曲線e
からインダクタンス13の配線金属の膜厚と他のインダ
クタンスの配線金属の最小膜厚の比率が1〜20の範囲
において利得は向上する。
【0017】図21は、図8に示した従来の高周波増幅
器において、12の入力整合のためのインダクタンスを
形成する配線金属の膜厚を、13の入力整合と前記信号
増幅用トランジスタ11に直流電圧を印加するためのイ
ンダクタンス、15の出力整合のためのインダクタン
ス、16の出力整合と前記信号増幅用トランジスタ11
に直流電圧を印加するためのインダクタンス、18の直
列帰還回路用のインダクタンスを形成する配線金属の膜
厚よりも厚くした場合の、各膜厚の比率と周波数1.5
GHzにおける雑音指数の変化を示す。図21におい
て、配線金属はAuで、線幅と間隔は4μmである。曲
線aはインダクタンス13、15、16、18の配線金
属の膜厚を全て4μmに固定した場合、曲線bはインダ
クタンス13の配線金属の膜厚を8μmとしインダクタ
ンス15、16、18の配線金属の膜厚を4μmに固定
した場合、曲線cはインダクタンス15の配線金属の膜
厚を8μmとしインダクタンス13、16、18の配線
金属の膜厚を4μmに固定した場合、曲線dはインダク
タンス16の配線金属の膜厚を8μmとしインダクタン
ス13、15、18の配線金属の膜厚を4μmに固定し
た場合、曲線eはインダクタンス18の配線金属の膜厚
を8μmとしインダクタンス13、15、16の配線金
属の膜厚を4μmに固定した場合のインダクタンス12
の配線金属の膜厚と他のインダクタンスの配線金属の最
小膜厚の比率と周波数1.5GHzにおける雑音指数の
変化を示す。図21の曲線a、曲線b、曲線c、曲線
d、曲線eからインダクタンス13の配線金属の膜厚と
他のインダクタンスの配線金属の最小膜厚の比率が1〜
20の範囲において雑音指数は低減する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施例を図
1により説明する。図1において、1は信号増幅用トラ
ンジスタ、2は入力整合のためのインダクタンス、3は
入力整合と前記信号増幅用トランジスタ1に直流電圧を
印加することを兼ねるためのインダクタンス、4は入力
整合と直流阻止を兼ねたコンデンサ、5は出力整合のた
めのインダクタンス、6は出力整合と前記信号増幅用ト
ランジスタ1に直流電圧を印加することを兼ねるための
インダクタンス、7は出力整合と直流阻止を兼ねたコン
デンサ、8は直列帰還回路用のインダクタンスである。
入力側はインダクタンス2、3とコンデンサ4により整
合回路を構成し、出力側はインダクタンス5、6とコン
デンサ7により整合回路を構成している。
【0019】図1に示した本発明の第一の実施例である
低雑音増幅器の回路定数、トランジスタの大きさは、ト
ランジスタ1のゲート長が0.4μm、ゲート幅が30
0μm、インダクタンス2が9.8nH(配線金属の線
幅と間隔が共に4μm)、インダクタンス3が34.7
nH(配線金属の線幅と間隔が共に8μm)、コンデン
サ4が1.3pF、インダクタンス5が26.2nH
(配線金属の線幅と間隔が共に4μm)、インダクタン
ス6が11.5nH(配線金属の線幅と間隔が共に4μ
m)、コンデンサ7が1.2pF、インダクタンス8が
6.2nH(配線金属の線幅と間隔が共に4μm)、入
力側と出力側に接続するインピーダンスが50Ω、ドレ
イン電圧がVd=3V、ドレイン電流がId=2mA、
ゲート電圧はVgs=−0.7〜−0.9Vである。
【0020】図2は、図1に示した低雑音増幅器の第一
の実施例をIC化した場合のチップ平面図の概略を示し
たものである。図2において、1は信号増幅用トランジ
スタ、2は入力整合のためのインダクタンス、3は入力
整合と前記信号増幅用トランジスタ1に直流電圧を印加
するためのインダクタンス、4は入力整合と直流阻止を
兼ねたコンデンサ、5は出力整合のためのインダクタン
ス、6は出力整合と前記信号増幅用トランジスタ1に直
流電圧を印加するためのインダクタンス、7は出力整合
と直流阻止を兼ねたコンデンサ、8は直列帰還回路用の
インダクタンスである。入力側はインダクタンス2、3
とコンデンサ4により整合回路を構成し、出力側はイン
ダクタンス5、6とコンデンサ7により整合回路を構成
している。図2では、3の入力整合と前記信号増幅用ト
ランジスタ1に直流電圧を印加するためのインダクタン
スの配線金属の線幅を他の線幅より広くしている。
【0021】図3は、図2に示した低雑音増幅器の第一
の実施例による利得の周波数特性を示したものである。
図3において、曲線aは本発明の利得の周波数特性を示
したもので、1.4GHzから1.6GHzまで11.
9〜10.6dBの利得を示している。曲線bは、図8
に示した従来の高周波増幅器の利得の周波数特性を示し
たもので、曲線aは曲線bに比べて周波数1.5GHz
での利得が約0.25dB向上している。図4は、図2
に示した低雑音増幅器の第一の実施例による雑音指数の
周波数特性を示したものである。図4において、曲線a
は本発明の雑音指数の周波数特性を示したもので、1.
4GHzから1.6GHzまで2.4dB以下の雑音指
数を示している。曲線bは、図8に示した従来の高周波
増幅器の雑音指数の周波数特性を示したもので、曲線a
は曲線bに比べて周波数1.5GHzでの雑音指数が約
0.2dB低減している。
【0022】図5は、本発明の第二の実施例の低雑音増
幅器をIC化した場合のチップ平面図の概略を示したも
のである。図5において、1は信号増幅用トランジス
タ、2は入力整合のためのインダクタンス、3は入力整
合と前記信号増幅用トランジスタ1に直流電圧を印加す
るためのインダクタンス、4は入力整合と直流阻止を兼
ねたコンデンサ、5は出力整合のためのインダクタン
ス、6は出力整合と前記信号増幅用トランジスタ1に直
流電圧を印加するためのインダクタンス、7は出力整合
と直流阻止を兼ねたコンデンサ、8は直列帰還回路用の
インダクタンスである。入力側はインダクタンス2、3
とコンデンサ4により整合回路を構成し、出力側はイン
ダクタンス5、6とコンデンサ7により整合回路を構成
している。図5では、3の入力整合と前記信号増幅用ト
ランジスタ1に直流電圧を印加するためのインダクタン
スの配線金属の膜厚を他の膜厚(4μm)より厚く(8
μm)している。
【0023】図6は、図5に示した低雑音増幅器の第二
の実施例による利得の周波数特性を示したものである。
図6において、曲線aは本発明の利得の周波数特性を示
したもので、1.4GHzから1.6GHzまで12.
0〜10.7dBの利得を示している。曲線bは、図8
に示した従来の高周波増幅器の利得の周波数特性を示し
たもので、曲線aは曲線bに比べて周波数1.5GHz
での利得が約0.2dB向上している。図7は、図5に
示した低雑音増幅器の第二の実施例による雑音指数の周
波数特性を示したものである。図5において、曲線bは
本発明の雑音指数の周波数特性を示したもので、1.4
GHzから1.6GHzまで2.3dB以下の雑音指数
を示している。曲線bは、図8に示した従来の高周波増
幅器の雑音指数の周波数特性を示したもので、曲線aは
曲線bに比べて周波数1.5GHzでの雑音指数が約
0.25dB低減している。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、入力整合回路と出力整
合回路を有するトランジスタによる高周波増幅器におい
て、入力整合回路を形成する配線金属の少なくとも1ヶ
所以上の線幅を出力整合回路を形成する配線金属の線幅
より広くすることにより、前記入力整合回路の寄生抵抗
を低減できるので、前記入力整合回路の損失が少なくな
り、高周波帯の利得を向上させ、雑音指数を低減する効
果がある。図1に示した本発明の第一の実施例による
と、インダクタンス3を形成する配線金属の線幅だけを
8μmと広くし、他の配線金属の線幅を4μmとするこ
とにより、すべての配線金属の線幅が4μmの場合に比
べて、周波数1.5GHzにおける利得は0.25dB
向上、雑音指数は0.24dB低減している。また、前
記入力整合回路を形成する配線金属の線幅を高周波増幅
器のチップ・サイズを考慮した最大寸法まで出力整合回
路を形成する配線金属の線幅より広くし、出力整合回路
を形成する配線金属の線幅を狭くすることにより、周波
数帯域の変化と利得の低下が少なく、雑音指数とチップ
・サイズを低減できる効果がある。
【0025】本発明によれば、入力整合回路と出力整合
回路を有するトランジスタによる高周波増幅器におい
て、入力整合回路を形成する配線金属の少なくとも1ヶ
所以上の膜厚を出力整合回路を形成する配線金属の膜厚
より厚くすることにより、前記入力整合回路の寄生抵抗
を低減できるので、前記入力整合回路の損失が少なくな
り、高周波帯域の利得を向上させ、雑音指数を低減する
効果がある。図1に示した本発明の第一の実施例による
と、インダクタンス3を形成する配線金属の膜厚だけを
8μmと広くし、他の配線金属の膜厚を4μmとするこ
とにより、すべての配線金属の膜厚が4μmの場合に比
べて、周波数1.5GHzにおける利得は0.2dB向
上、雑音指数は0.23dB低減している。また、前記
入力整合回路を形成する配線金属の膜厚を高周波増幅器
の加工プロセスを考慮した最大寸法まで出力整合回路を
形成する配線金属の膜厚より厚くし、出力整合回路を形
成する配線金属の膜厚を薄くすることにより、周波数帯
域の変化と利得の低下が少なく、回路形式を変更せずに
雑音指数を低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す低雑音増幅器の回
路図である。
【図2】本発明の第一の実施例を示す低雑音増幅器をI
C化した場合のチップ平面図の概略を示したものであ
る。
【図3】本発明の第一の実施例を示す低雑音増幅器の利
得の周波数特性である。
【図4】本発明の第一の実施例を示す低雑音増幅器の雑
音指数の周波数特性である。
【図5】本発明の第二の実施例を示す低雑音増幅器をI
C化した場合のチップ平面図の概略を示したものであ
る。
【図6】本発明の第二の実施例を示す低雑音増幅器の利
得の周波数特性である。
【図7】本発明の第二の実施例を示す低雑音増幅器の雑
音指数の周波数特性である。
【図8】従来の高周波増幅器の回路図である。
【図9】従来の高周波増幅器をIC化した場合のチップ
平面図の概略を示したものである。
【図10】半絶縁性GaAs基板上に形成した矩形スパ
イラル状インダクタンスの配線金属の線幅と寄生抵抗の
関係を示したものである。
【図11】半絶縁性GaAs基板上に形成した矩形スパ
イラル状インダクタンスの配線金属の膜厚と寄生抵抗の
関係を示したものである。
【図12】従来の高周波増幅器における整合回路の配線
金属の線幅と利得,雑音指数の関係を示したものであ
る。
【図13】高周波増幅器における入力整合回路の一部の
配線金属の線幅と他の配線金属の線幅との比率と利得の
関係を示したものである。
【図14】高周波増幅器における入力整合回路の一部の
配線金属の線幅と他の配線金属の線幅との比率と雑音指
数の関係を示したものである。
【図15】高周波増幅器における入力整合回路の一部の
配線金属の線幅と他の配線金属の線幅との比率と利得の
関係を示したものである。
【図16】高周波増幅器における入力整合回路の一部の
配線金属の線幅と他の配線金属の線幅との比率と雑音指
数の関係を示したものである。
【図17】従来の高周波増幅器における整合回路の配線
金属の膜厚と利得,雑音指数の関係を示したものであ
る。
【図18】高周波増幅器における入力整合回路の一部の
配線金属の膜厚と他の配線金属の線幅との比率と利得の
関係を示したものである。
【図19】高周波増幅器における入力整合回路の一部の
配線金属の膜厚と他の配線金属の線幅との比率と雑音指
数の関係を示したものである。
【図20】高周波増幅器における入力整合回路の一部の
配線金属の膜厚と他の配線金属の線幅との比率と利得の
関係を示したものである。
【図21】高周波増幅器における入力整合回路の一部の
配線金属の膜厚と他の配線金属の線幅との比率と雑音指
数の関係を示したものである。
【符号の説明】
1…トランジスタ、2…インダクタンス、3…インダク
タンス、4…コンデンサ、5…インダクタンス、6…イ
ンダクタンス、7…コンデンサ、8…インダクタンス。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力整合回路と出力整合回路を有するトラ
    ンジスタによる高周波増幅器において、入力整合回路を
    形成する配線の少なくとも1ヶ所以上の線幅を出力整合
    回路を形成する配線の線幅より1〜20倍の範囲で広く
    し、前記入力整合回路の寄生抵抗を低減したことを特徴
    とする低雑音増幅器。
  2. 【請求項2】入力整合回路と出力整合回路を有するトラ
    ンジスタによる高周波増幅器において、入力整合回路を
    形成する配線の少なくとも1ヶ所以上の膜厚を出力整合
    回路を形成する配線の膜厚より1〜20倍の範囲で厚く
    し、前記入力整合回路の寄生抵抗を低減したことを特徴
    とする低雑音増幅器。
  3. 【請求項3】入力整合回路と出力整合回路と帰還回路を
    有するトランジスタによる高周波増幅器において、入力
    整合回路を形成する配線の少なくとも1ヶ所以上の線
    幅、あるいは、帰還回路を形成する配線の少なくとも1
    ヶ所以上の線幅を出力整合回路を形成する配線の線幅よ
    り1〜20倍の範囲で広くし、前記入力整合回路、ある
    いは、前記帰還回路の寄生抵抗を低減したことを特徴と
    する低雑音増幅器。
  4. 【請求項4】入力整合回路と出力整合回路と帰還回路を
    有するトランジスタによる高周波増幅器において、入力
    整合回路を形成する配線の少なくとも1ヶ所以上の膜
    厚、あるいは、帰還回路を形成する配線の少なくとも1
    ヶ所以上の膜厚を出力整合回路を形成する配線の膜厚よ
    り1〜20倍の範囲で厚くし、前記入力整合回路、ある
    いは、前記帰還回路の寄生抵抗を低減したことを特徴と
    する低雑音増幅器。
  5. 【請求項5】請求項1〜4に記載の低雑音増幅器を用い
    たモノリシック増幅器或いは高周波装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100437603B1 (ko) * 2001-06-30 2004-06-26 주식회사 하이닉스반도체 반도체 메모리 장치의 신호 증폭 회로 및 그 제조 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100437603B1 (ko) * 2001-06-30 2004-06-26 주식회사 하이닉스반도체 반도체 메모리 장치의 신호 증폭 회로 및 그 제조 방법

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